JP2011185236A - 送風機及びヒートポンプ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】送風機1は、ファン4と、ファン4の外周を囲うベルマウス6とを備える。ベルマウス6は、内径が最小となる径最小部6aから気体を吸い込む吸い込み側へ向かって内径が回転軸8方向に拡大する第1拡大部6bを備える。第1拡大部6bは、回転軸8を含む任意の平面で切断した断面において、ベルマウス6の内側が凸状に湾曲した曲線に内径側が形成される。また、ベルマウス6は、第1拡大部6bから吸い込み側へ向かって内径が回転軸方向に拡大する第2拡大部6cを備える。第2拡大部6cは、前記断面において、ベルマウス6の内側が凹状に湾曲した曲線に内径側が形成される。
【選択図】図2
Description
特許文献1には、吹出し風速分布の均一化、つまり最大風速の低減による低騒音化をするために、翼を後傾翼とすることについての記載がある。
特許文献2には、ベルマウス内径が最小となる直管部から気流の上流側へ湾曲させてベルマウスの径を拡大し、さらにその端部から径方向外側へ直線部を設けたベルマウスについての記載がある。このベルマウスでは、直線部の口縁部で一旦気流に剥離を生じたとしても、気流が直線部に沿って流れる間に次第にその内面に再付着し、その後は滑らかな流れでベルマウス内に吸い込まれるようにして、送風音を低減するようにしている。
また、特許文献3には、ベルマウスの吸込側壁部を、吸込口の内周面から径方向外方に向かって略半円状に湾曲する断面形状としたベルマウスについての記載がある。このベルマウスでは、吸込口部分での気体の剥離を抑制して、ファン運転騒音を低減するようにしている。
回転軸に設けられたボス部と、前記ボス部の周囲に設けられた複数の翼とを有するプロペラファンと、
前記プロペラファンの外周を囲うベルマウスとを備え、
前記ベルマウスは、
内径が最小となる径最小部から気体を吸い込む吸い込み側へ向かって内径が回転軸方向に拡大する第1拡大部であって、前記回転軸を含む任意の平面で切断した断面において、ベルマウスの外側に曲率半径の中心がありベルマウスの内側が凸状に湾曲した第1曲線に内径側が形成された第1拡大部と、
前記第1拡大部から前記吸い込み側へ向かって内径が回転軸方向に拡大する第2拡大部であって、前記断面において、ベルマウスの内側に曲率半径の中心がありベルマウスの内側が凹状に湾曲した第2曲線に内径側が形成された第2拡大部とを有する
ことを特徴とする。
図1は、実施の形態1に係る送風機1を吸い込み側から見た正面図である。
実施の形態1に係る送風機1は、ファン4(プロペラファン)、ファンモータ5、ベルマウス6を備える。なお、図1では、ファンモータ5を省略している。ファン4は、ボス部2(ハブ)の周囲に複数の翼3を有するプロペラ型のファンである。ファンモータ5は、ファン4を駆動するモータである。ベルマウス6は、ファン4の外周を囲み風路を形成する。
また、図1における矢印7はファン4の回転方向を示す。
各翼3は、回転方向に向いた前縁3aと、前縁と対向する後縁3bと、ハブとの接合縁3cと、接合縁3cと対向し前縁3aと後縁3bとを繋ぐ外周側の縁である外周縁3dと、前縁3a、後縁3b、接合縁3c、及び外周縁3dで囲まれ3次元的にねじれた曲面から形成される。各翼3の曲面について、回転方向に向いた面を圧力面3eと呼び、圧力面3eの裏面を負圧面3fと呼ぶ。なお、図1では、負圧面3f側が見えており、圧力面3eが見えない状態である。
図1の点Pf1は、正面図における接合縁3cの二等分点である。また、Pf2は、正面図における外周縁3dの二等分点である。各翼3は、回転軸8と接合縁3cの二等分点Pf1とを結ぶ直線Lf1よりも、回転軸8と外周縁3dの二等分点Pf2とを結ぶ直線Lf2が回転方向前方にあるいわゆる前進翼である。
ファン4はファンモータ5側(図2の上方)の空間から気体を吸い込み、ファンモータ5とは逆側(図2の下方)の空間へ気体を吐き出す。そこで、回転軸8に沿った方向において、吸い込み側を上方、吐き出し側を下方と呼ぶ。
図2の点Pf3は、投影した接合縁3cの二等分点である。直線Lf3は、二等分点Pf3を通り、回転軸8に垂直な線である。点Pf4は、投影した外周縁3dの二等分点である。直線Lf4は、二等分点Pf4を通り、回転軸8に垂直な線である。各翼3は、接合縁3cの二等分点Pf3よりも外周縁3dの二等分点Pf4が下方にあるいわゆる後傾翼である。
図3の直線Lf5は、前縁3aと後縁3bとを結んだ弦線である。点Pf5は、負圧面(断面線)が弦線から最も離れる点であり、最大反り位置を示す。ここで、点Pf5は、弦線に対して回転方向(図3の矢印7の方向)の反対側にある。このように、点Pf5が弦線に対して回転方向の反対側にあることを、各翼3が回転方向に凹状になる反りを有すると言う。
図2に示すように、ファン4側を向いたベルマウス6の面において、点Pb2から点Pb3の間が内径が最も小さい径最小部6aとなる。径最小部6aの上方側の端点である点Pb3は、翼の外周縁の下方寄りに位置する。
点Pb3から点Pb3の上方に位置する点Pb4にかけては、径最小部6aから上方へ向かって内径が拡大する第1拡大部6bである。第1拡大部6bは、ベルマウス6の外側(図2においてファン4の逆側)に曲率半径の中心があり、ファン4側が凸状に湾曲した第1曲面(図2に示す断面図では曲線)で形成される。
点Pb4から点Pb4の上方に位置する点Pb5にかけては、さらに上方へ向かって内径が拡大する第2拡大部6cである。第2拡大部6cは、ベルマウス6の内側(図2においてファン4側)に曲率半径の中心があり、ファン4側が凹状に湾曲した第2曲面(図2に示す断面図では曲線)で形成される。
点Pb5から上方は、ベルマウス端部を越える空気の剥離を抑制するために、曲面状に形成される。
径最小部6aの下方側の端点Pb2から点Pb2の下方に位置する点Pb1にかけては、内径が拡大する。そして、ベルマウス6は、点Pb1で吸い込み側の空間と吐き出し側の空間とを隔離するバッフル板に繋がっている。
また、第2拡大部6cの下方側の端点Pb4は、図2に示す外周縁3dの二等分点Pf4よりも回転軸方向下方に位置する。また、第2拡大部6cの上方側の端点Pb5は、図2に示す接合縁3cの二等分点Pf3よりも回転軸方向上方に位置する。なお、図2に示す外周縁3dの二等分点Pf4は、翼3を回転軸8を含む平面(図1のA−A’断面)へ回転投影した場合における外周縁3dの二等分点である。同様に、図2に示す接合縁3cの二等分点Pf3は、翼3を回転軸8を含む平面(図1のA−A’断面)へ回転投影した場合における接合縁3cの二等分点である。
ファンモータ5の駆動力によりファン4が回転すると、ファン4の翼3が回転する領域(以下、ファン領域と呼ぶ)内の気体が吐き出し側の空間に押し出されるとともに、吸い込み側の空間の気体がファン領域に流入する。ファン4へは、翼3の前縁3aの回転軌跡からなる面や、翼3の外周縁3dの回転軌跡からなる面から気体が流入する。このようにして吸い込み側の空間から吐き出し側の空間へ向かう気流が生じる。
なお、図2において、矢印9は吸込み空間からファン領域へ流入する流れを模式的に示し、矢印10はファン領域から吹き出し空間へ吐き出される流れを模式的に示す。
ファン4へ流入した気体の一部は、図4に示すように圧力面3eからファン領域の外側へ漏れて、外周縁3dの外側を回り込むように再びファン領域内の負圧面3fへ流入する。この圧力面3eから負圧面3fへ巻き込む流れを基にして、負圧面3fの外周縁3d付近に沿う位置に翼端渦11と呼ぶ渦構造を持つ流れが生じる。
翼端渦11は、前縁3a側から後縁3b側へと移行するにともない渦径が大きくなる。翼端渦11の渦中心は前縁3a寄りでは負圧面の外周縁3d寄りに沿った位置にあるが、流れの転向が大きくなる外周縁3dの最大反り位置付近にて翼の外周縁3dから離脱する。外周縁3dから離脱した翼端渦11は渦としての構造を弱めながら、吸い込み側の空間から吐き出し側の空間への全体的な流れに押されて徐々に吐き出し側の空間へ向かい送風機1から放出される。
送風機1に必要な流量を生じさせるためには、吸い込み側の空間と吐き出し側の空間との間に流量に応じた圧力差を保つ必要がある。ここで、翼3とベルマウス6との間が最も狭くなる部分は、図2に示す点Pb2から点Pb3にかけての径最小部6aと、翼3の外周縁3dとの間である。なお、径最小部6aによって囲まれる翼3の外周縁3d部分は、外周縁3dの後縁3b付近である。翼3とベルマウス6との間が最も狭くなる部分における翼3とベルマウス6との間の距離(最小隙間距離)が広すぎると、送風機1の通風抵抗が大きい場合に必要な圧力差が得られず、必要な流量が得られなくなる。そのため、ここでは最小隙間距離を狭くしている。この最小隙間距離は翼3の外径(外周縁3dの回転円直径)の1〜3%程度が望ましい。
上述したように、翼3の外周縁3dの回転軌跡からなる面は、気流の流入面となる。広い面積から気流が流入することは、同一流量時における気流の速度が低減され、騒音を低減する効果を有する。この観点から、上方側、つまり気体の流入側におけるベルマウス6と翼3の外周縁3dとの距離を十分大きくすることが望ましい。
また、翼3の外周縁3dは、翼端渦11が発生し、成長し、さらには離脱する場所でもある。翼端渦11は、大きな乱れを有する流れであり、近くにベルマウス6などの壁面があると壁面上の圧力変動が大きくなり騒音要因となる。この観点からも上方側におけるベルマウス6と翼3の外周縁3dとの距離を十分大きくすることが望ましい。
図5は、送風機1が備える後傾翼と、従来一般的に使われている前傾翼との特徴の違いを説明するための比較図である。図5では、翼3については、回転軸8を含む平面へ回転投影した状態を示す。
後傾翼では、ファン領域の上方寄りの位置でボス部2から外周まで翼が存在する。例えば、二点破線Lf5で示した位置において後傾翼ではハブから外周まで翼が揃う。しかし、比較対象として示した前傾翼では外周側の一部しか翼が存在しない。
つまり、翼3として後傾翼を用いる場合、前傾翼を用いる場合よりも、翼3が存在する領域の上方からファン4の昇圧作用が発生する。そのため、ファン領域の気体を押し出す作用が上方から発生し、その反作用としてファン領域へ気体を吸い込み作用も高まる。すなわち、後傾翼においては外周縁3dからの気体の流入を増やすことができる。しかし、外周縁3dにベルマウス6の面が近接していると、抵抗が大きくなり気体の流入を十分に増やすことはできない。したがって、上方側におけるベルマウス6と翼3の外周縁3dとの距離を十分大きくし、上方側における外周縁3dの周囲の空間を確保することが必要となる。
また、上方からファンの昇圧作用が行われることから、圧力面3eと負圧面3fとの圧力差が開き易く、図4を用いて説明した翼端渦11が発生し易くなる。そのため、ベルマウス6などの壁面が近くにあるとその壁面の圧力変動も大きくなり、騒音増加の要因となる。ベルマウス6には気体の流入を均一化するという効果があるが、この効果が送風機1のとしての騒音性能に現れなくなってしまう虞がある。この観点からも上方側におけるベルマウス6と翼3の外周縁3dとの距離を十分大きくすることが望ましい。
送風機1では、ベルマウス6は、径最小部6aから上方へ内径を広げながらファン4側が凸状に湾曲した曲面で形成された第1拡大部6bと、第1拡大部6bに続き、上方へ径を広げながらファン4側が凹状に湾曲した曲面で形成された第2拡大部6cを有する。特に、第1拡大部6bの曲率半径は、第2拡大部6cの曲率半径よりも非常に小さい。そのため、従来一般的に用いられる径最小部6aから上方にファン4側が凸状に湾曲した湾曲断面12で上方側が拡大する形状よりも、送風機1におけるベルマウス6の方が、翼3の外周縁3dを囲みつつ、翼3の外周縁3dとの間の距離を大きくできる。
特に、送風機1では、後傾翼と上述した形状のベルマウス6とを合せて備える。そのため、翼3の外周縁3dから多くの気体を取り込むことができる。また、翼端渦11の乱れに起因するベルマウス6の圧力変動を抑制することができる。さらに、翼3の外周縁3d周囲の風路を周方向に均一化でき、翼3へ流入する気体の変動を抑制することが可能となり、送風機1としての騒音を小さくすることができる。
また、送風機1では、ベルマウス6は、第2拡大部6cの回転軸方向上方から径最小部6aの上方側端部Pb3までを滑らかに続く曲面形状である。そのため、気流の乱れを抑制する効果が高く、騒音を効率よく低減することができる。
送風機1では、ベルマウス6の第1拡大部6bから第2拡大部6cへの移行部である点Pb4が、外周縁3dの二等分点Pf4よりも回転軸方向下方に位置する。つまり、回転軸方向において、外周縁3dの二等分点Pf4は、第2拡大部6cの範囲に位置する。そのため、外周縁3dの二等分点Pf4付近における翼3の外周縁3dとベルマウス6との間の距離が大きい。したがって、ベルマウス6の壁面上の圧力変動を抑制することができる。
また、回転軸方向において、接合縁3cの二等分点Pf3から外周縁3dの二等分点Pf4にかけて、外周縁3dの回転軌跡が作る面からファン領域への気体の流入速度が速くなる。
送風機1では、ベルマウス6の第2拡大部6cの下方側の端点Pb4が、外周縁3dの二等分点Pf4よりも回転軸方向下方に位置する。また、ベルマウス6の第2拡大部6cの上方側の端点Pb5が、接合縁3cの二等分点Pf3よりも回転軸方向上方に位置する。そのため、接合縁3cの二等分点Pf3から外周縁3dの二等分点Pf4までの範囲における外周縁3dの周囲をベルマウス6で囲むとともに、外周縁3dとベルマウス6との間に十分に広い空間を確保できる。したがって、外周縁3dの回転軌跡が作る面からファン領域への気体の流入を妨げずに乱れを低減することができる。その結果、ファン領域へ流入する空気の乱れに起因する騒音を低減することができる。
また、送風機1は、ヒートポンプ装置に限らず、その他、送風機が設置される各種の装置(例えば、換気扇)や設備などに広く利用することができる。
Claims (9)
- 回転軸に設けられたボス部と、前記ボス部の周囲に設けられた複数の翼とを有するプロペラファンと、
前記プロペラファンの外周を囲うベルマウスとを備え、
前記ベルマウスは、
内径が最小となる径最小部から気体を吸い込む吸い込み側へ向かって内径が回転軸方向に拡大する第1拡大部であって、前記回転軸を含む任意の平面で切断した断面において、ベルマウスの外側に曲率半径の中心がありベルマウスの内側が凸状に湾曲した第1曲線に内径側が形成された第1拡大部と、
前記第1拡大部から前記吸い込み側へ向かって内径が回転軸方向に拡大する第2拡大部であって、前記断面において、ベルマウスの内側に曲率半径の中心がありベルマウスの内側が凹状に湾曲した第2曲線に内径側が形成された第2拡大部とを有する
ことを特徴とする送風機。 - 前記プロペラファンが有する前記複数の翼の各翼は、前縁と後縁とを繋ぐ外周側の縁である外周縁の二等分点であって、前記回転軸を含む平面に回転投影された場合における外周縁の二等分点が、前記平面によって切断されると出現する前記第1拡大部から前記第2拡大部への移行点よりも前記吸い込み側に位置する
ことを特徴とする請求項1に記載の送風機。 - 前記プロペラファンが有する前記複数の翼の各翼は、その翼と前記ボス部との接合部である接合縁の二等分点であって、前記回転軸を含む平面に回転投影された場合における接合縁の二等分点が、前記平面によって切断されると出現する前記第1拡大部から前記第2拡大部への移行点よりも前記吸い込み側に位置する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の送風機。 - 前記プロペラファンが有する前記複数の翼の各翼は、その翼と前記ボス部との接合部である接合縁の二等分点であって、前記回転軸を含む平面に回転投影された場合における接合縁の二等分点が、前縁と後縁とを繋ぐ外周側の縁である外周縁の二等分点であって、前記回転軸を含む平面に回転投影された場合における外周縁の二等分点よりも、前記吸い込み側に位置する
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の送風機。 - 前記プロペラファンが有する前記複数の翼の各翼は、前記回転軸を中心軸とする円筒により、その翼を切断してできる翼断面が回転方向へ凹となる反りを有する
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の送風機。 - 前記プロペラファンが有する前記複数の翼の各翼は、前縁と後縁とを繋ぐ外周側の縁である外周縁の二等分点であって、前記回転軸方向の所定側から見た場合における外周縁の二等分点と前記回転軸とを結ぶ線が、その翼と前記ボス部との接合部である接合縁の二等分点であって、前記回転軸方向の前記所定側から見た場合における二等分点と前記回転軸とを結ぶ線よりも、回転方向前方に位置する
ことを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の送風機。 - 前記第2拡大部は、前記吸い込み側寄りほど前記第2曲線の曲率半径が大きい
ことを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の送風機。 - 前記第2拡大部は、前記第1拡大部に連続した部分が前記第2曲線で形成され、前記吸い込み側寄りの所定の範囲は回転軸方向の断面が直線状に形成された
ことを特徴とする請求項7に記載の送風機。 - 圧縮機と、第1熱交換器と、膨張機構と、第2熱交換器とが配管により順次接続された冷媒回路と、前記冷媒回路に接続された前記第1熱交換器へ風を送る送風機とを備えるヒートポンプ装置であり、
前記送風機は、
回転軸に設けられたボス部と、前記ボス部の周囲に設けられた複数の翼とを有するプロペラファンと、
前記プロペラファンの外周を囲うベルマウスとを備え、
前記ベルマウスは、
内径が最小となる径最小部から気体を吸い込む吸い込み側へ向かって内径が回転軸方向に拡大する第1拡大部であって、前記回転軸を含む任意の平面で切断した断面において、ベルマウスの外側に曲率半径の中心がありベルマウスの内側が凸状に湾曲した第1曲線に内径側が形成された第1拡大部と、
前記第1拡大部から前記吸い込み側へ向かって内径が回転軸方向に拡大する第2拡大部であって、前記断面において、ベルマウスの内側に曲率半径の中心がありベルマウスの内側が凹状に湾曲した第2曲線に内径側が形成された第2拡大部とを有する
ことを特徴とするヒートポンプ装置。
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