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JP2011182262A - 通信方法、コンテンツ送信装置及びコンテンツダウンロード装置 - Google Patents

通信方法、コンテンツ送信装置及びコンテンツダウンロード装置 Download PDF

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JP2011182262A
JP2011182262A JP2010045793A JP2010045793A JP2011182262A JP 2011182262 A JP2011182262 A JP 2011182262A JP 2010045793 A JP2010045793 A JP 2010045793A JP 2010045793 A JP2010045793 A JP 2010045793A JP 2011182262 A JP2011182262 A JP 2011182262A
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Abstract

【課題】ダウンロードの中断後の再開を簡単にし、中断が繰り返されても大容量のコンテンツのダウンロードの完了を可能にする。
【解決手段】コンテンツ送信サーバ(110)が、再接続用アドレス(RBD)をコンテンツダウンロード端末(230)に通知し、コンテンツ情報のダウンロードの中断後の再開時に端末(230)が、再接続用アドレスを用いてサーバ(110)を指定するともに、進捗情報を通知する。サーバ(110)では、進捗情報を用いて認証を行う。
【選択図】図4

Description

この発明は、通信方法、コンテンツ送信装置及びコンテンツダウンロード装置に関し、特に、コンテンツ情報のダウンロードが中断された場合に適した通信方法、コンテンツ送信装置及びコンテンツダウンロード装置に関する。
通信端末とデータサーバが、無線LAN(Local Area Network)、携帯電話網、有線LANなどのネットワークを介して通信を行っている場合において、なんらかの原因で、ネットワークを構成する通信回線が一時的に切断されると、通常、タイムアウト時間内に再度通信回線が接続されれば、これらは通信を継続して行うことができる。しかし、タイムアウト時間を超えても、なお通信回線が切断されたままであると、通信端末及びデータサーバは、通信異常として、通信を強制的に終了してしまう。
通信端末とデータサーバの間の通信が強制的に終了された後に、通信端末がデータサーバとの間で通信を再開する場合には、通信端末とデータサーバは、新たな通信を開始することとなるため、ネットワーク認証やデータ転送を初めからやり直さなければならない。
特に、通信端末が移動体の端末である場合には、通信端末が移動することにより、通信回線の接続と切断が繰り返される。このような通信端末が、データサーバから楽曲や動画などの大きいデータサイズのコンテンツ情報をダウンロードする場合には、ネットワーク認証とデータ転送の再開が繰り返されてしまうため、ダウンロードを完了させることが困難であった。また、通信端末が、データサーバから有料コンテンツのコンテンツ情報をダウンロードするような場合では、通信端末とデータサーバとの間の通信が途中で終了されてしまうと、通信端末とデータサーバとは、通信を再開する際に、ユーザの認証処理、コンテンツの選択処理、ユーザが課金を承諾するか否かを確認する課金処理等を最初から行わなければならず、ダウンロードを再開するまでに長い時間がかかる。
このため、例えば、特許文献1に記載の発明は、データのダウンロードを行う際の中断再開タイマー値を可変とし、データのダウンロードを実行中の平均スループットをパラメータとして中断再開タイマー値(タイムアウト時間)を制御することで、一時的に通信回線の障害が発生した場合でも、タイムアウトをなるべく発生させないようにしている。
特開2002−32284号公報(段落0017〜0029、図1)
しかしながら、通信端末が車載用の端末である場合などには、通信端末が回線切断の後に次に通信回線に接続できるようになるまでに中断再開タイマー値よりも長い時間がかかるときがあり、タイムアウトにより通信が終了してしまう。このようなときには、通信端末は、ダウンロードが中断されたコンテンツ情報を最初からダウンロードしなければならず、通信の無駄が多かった。
そこで、本発明は、ダウンロードが中断された情報の続きを容易にダウンロードすることのできる技術を提供することを目的とする。
本発明は、
コンテンツ送信装置と、ネットワークを介して、前記コンテンツ送信装置からコンテンツ情報をダウンロードするコンテンツダウンロード装置とを有するコンテンツ通信システムが行う通信方法であって、
前記コンテンツダウンロード装置によるダウンロードのため、前記コンテンツ情報を複数の送信パケットに分割して前記コンテンツダウンロード装置に送信するコンテンツ送信処理ステップと、
前記コンテンツ送信装置が、前記コンテンツダウンロード装置に、前記ダウンロードの中断後の再開の際に前記コンテンツ送信装置を指定するために用いられる再接続用アドレスを通知するアドレス通知ステップと、
前記コンテンツ送信装置が、前記ダウンロードの進捗度を表す進捗情報をユーザ管理情報記憶部に記憶させる送信側進捗情報記憶ステップと、
前記コンテンツダウンロード装置が、前記ダウンロードの中断後に、前記再接続用アドレスを用いて前記コンテンツ送信装置に接続し、前記コンテンツダウンロード装置で生成した、ダウンロードの進捗度を表す進捗情報を前記コンテンツ送信装置に通知する再接続ステップと、
前記コンテンツ送信装置が、前記ユーザ管理情報記憶部に記憶されている前記進捗情報と、前記コンテンツダウンロード装置より通知された前記進捗情報とを比較し、該比較結果が所定の条件を満たすか否かを判断する再開認証ステップと、
前記再開認証ステップにおいて、前記比較の結果が前記所定の条件を満たすと判断されたことを条件として、前記コンテンツ送信装置が、前記ダウンロードが中断された前記コンテンツ情報の続きを、前記コンテンツダウンロード装置に送信させる送信再開処理ステップと
を有することを特徴とする。
本発明によれば、ダウンロードが中断された情報の続きを容易にダウンロードすることができる。
実施の形態1に係るコンテンツ通信システムの概略的な構成図である。 実施の形態1におけるコンテンツ送信装置として用いられるサーバの構成例を示すブロック図である。 実施の形態1におけるコンテンツダウンロード装置として用いられる端末の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1におけるサーバ及び端末の機能ブロックを示す概略的な構成図である。 実施の形態1において、サーバがコンテンツ情報を送信する送信処理を示すフローチャートである。 実施の形態1において、端末がコンテンツ情報をダウンロードするダウンロード処理を示すフローチャートである。 実施の形態1において、端末がサーバからコンテンツ情報をダウンロードする際の処理を示すシーケンス図である。 実施の形態1において、サーバが再接続の上でコンテンツ情報の送信を続行する再接続送信処理を示すフローチャートである。 実施の形態1において、端末が再接続の上でコンテンツ情報のダウンロードを続行する再接続ダウンロード処理を示すフローチャートである。 実施の形態1において、再接続の上で端末がサーバからコンテンツ情報のダウンロードを続行する処理を示すシーケンス図である。 実施の形態1におけるTCPパケットの概略図である。 実施の形態1におけるCGIを利用する場合の再接続用アドレスの一例を示す概略図である。
実施の形態1.
図1は、本発明における実施の形態1に係るコンテンツ通信システム100を示す。図示のコンテンツ通信システム100は、コンテンツ送信装置として用いられているサーバ110及びコンテンツダウンロード装置として用いられている端末230を有する。端末230は、例えば車載用のマルチメディアシステムで使用される移動体端末である。サーバ110及び端末230は、ネットワーク150を介して、相互に情報を送受信することができる。端末230は、無線ネットワークアクセスポイント151A,151B,・・・を介して、ネットワーク150に接続される。
以下の説明及び図面においては、無線ネットワークアクセスポイントをAPと略し、また、各々のAP151A,151B,・・・を特に区別する必要のないときは、AP151と略す。
サーバ110は、端末230からコンテンツのダウンロード要求があった場合に、ユーザの認証処理等を実行した後に、コンテンツ情報を送信する。
AP151は複数あり、複数のAP151の各々の設置場所は、他のAP151の設置場所から離れており、通信エリアが連続していない場所があるものとする。
例えば、一つのAP151Aと別のAP151Bの通信エリアが連続しておらず、この場合、端末230がAP151Aの通信エリアからAP151Bの通信エリアに移動するときに、端末230は、AP151Aへの接続が切断され、いずれのAP151にも接続ができない状況になり、AP151Bの通信エリアに入ることで、AP151Bに接続ができるようになる。
図2は、サーバ110の構成例を示す。図示のサーバ110は、CPU111、ROM112、RAM113、NIM(Network Interface Module)114、書込/読出部115、コマンド入力部116、コンテンツ情報記録ディスク117及びユーザ管理情報記録ディスク118を備える。
CPU111は、サーバ110で行う処理を実行又は制御する。CPU111は、プログラムをRAM113にロードして、ロードしたプログラムを実行することにより、各種処理を実行又は制御する。
ROM112は、サーバ110で行う処理を実行又は制御するためのプログラム、及びサーバ110を起動するために必要で、かつ変更不要な設定を格納する。
RAM113は、CPU111において実行されるプログラムやデータを一時的に保持する。
NIM114は、ネットワーク150に接続するためのインタフェースである。
コンテンツ情報記録ディスク117は、動画や楽曲などのコンテンツ情報CDを記録している。
ユーザ管理情報記録ディスク118は、認証情報VR及び再開情報SDを記録する。
書込/読出部115は、コンテンツ情報記録ディスク117又はユーザ管理情報記録ディスク118に対して情報を書込み、これらのディスクから情報を読み出す。
コマンド入力部116は、サーバ110の管理者から操作コマンドの入力を受け付ける。
図3は、端末230の構成例を示す。端末230は、CPU231、ROM232、RAM233、不揮発性記憶媒体234、NIM235、書込/読出部236、コマンド入力部237、デコーダ238及び映像/音声出力部239を備える。
CPU231は、端末230で行う処理を実行又は制御する。CPU231は、プログラムをRAM233にロードして、ロードしたプログラムを実行することにより、各種処理を実行又は制御する。
ROM232は、端末230で行う処理を実行又は制御するためのプログラム、及び端末230を起動するために必要で、かつ変更不要な設定を格納する。
RAM233は、CPU231において実行されるプログラムやデータを一時的に保持する。
不揮発性記憶媒体234は、ダウンロードしたコンテンツを記憶し、またコンテンツのダウンロードする際や、コンテンツを再生する際に参照される情報を記憶する。例えば、不揮発性記憶媒体234は、ハードディスクやメモリーカード等により構成される。
NIM235は、ネットワーク150に接続するためのインタフェースである。
書込/読出部236は、不揮発性記憶媒体234に対して情報を書込み、不揮発性記憶媒体234から情報を読み出す。
コマンド入力部237は、端末230のユーザから操作コマンドの入力を受け付ける。
デコーダ238は、動画や楽曲などのコンテンツ情報CDをデコードして、音声信号や映像信号を生成する。
映像/音声出力部239は、デコーダ238で生成された音声信号や映像信号に対応する音声や映像を出力し、また、CPU231から送られてきた画像情報に対応する画像を出力する。
図4は、サーバ110及び端末230の機能ブロックを示す。
サーバ110は、認証部120、コンテンツ送信処理部121、送信監視部122、再開情報通知部123、再開認証部124、送信再開処理部125、コンテンツ記憶部126、一時記憶部127及びユーザ管理情報記憶部128を備える。
認証部120、コンテンツ送信処理部121、送信監視部122、再開情報通知部123、再開認証部124及び送信再開処理部125は、CPU111がROM112等に格納されているプログラムをRAM113にロードして実行することにより実現される機能であり、コンテンツ記憶部126は、書込/読出部115及びコンテンツ情報記録ディスク117で実現される機能であり、一時記憶部127は、RAM113により実現される機能である。
ユーザ管理情報記憶部128は、書込/読出部115及びユーザ管理情報記録ディスク118で実現される機能である。
コンテンツ記憶部126は、複数のコンテンツのコンテンツ情報CDを記録している。
一時記憶部127は、サーバ110の動作に際して生成される種々の情報を一時的に記憶する。
ユーザ管理情報記憶部128は、認証情報VR及び再開情報SDを記録する。
認証部120は、端末230からのダウンロード開始要求(接続要求)QCCに対して、該開始要求を認めるか否かの判定を行い、認める場合には、認証成功通知SIを出力する。この認証には、ユーザ管理情報記憶部128に記憶されている認証情報VRが用いられる。認証情報VRは、端末230のユーザを識別するためのユーザ識別情報UID、及び当該ユーザのパスワードを示すパスワード情報PADを含む。
コンテンツ送信処理部121は、認証部120から出力された認証成功通知SIに応じて、コンテンツ情報を複数のパケット(送信パケット)SPに分割して送信する。コンテンツ送信処理部121はまた、コンテンツ情報の送信に先立ち、コンテンツの選択処理、選択されたコンテンツが有料のコンテンツの場合には課金処理を行う。
コンテンツ送信処理部121はまた、コンテンツ情報の送信に先立ち、送信監視指示WC及び再開情報通知指示RCを出力する。
送信監視指示WCは、開始しようとする(開始が決定された)ダウンロードを識別するためのダウンロード識別情報DIDと、ダウンロードを行うユーザを識別する情報UIDを含む。
再開情報通知指示RCは、開始しようとするダウンロードを識別するためのダウンロード識別情報DIDを含む。
送信監視部122は、サーバ110と端末230の接続が維持されているかどうかの監視、即ちパケットの送受信が行なわれているかどうかの監視を行なう。この監視は、送信監視指示WCに基づいて行なわれる。
再開情報通知部123は、各コンテンツのダウンロードの開始に当たり、再開情報SDを端末230に通知する。再開情報SDの通知は、再開情報通知指示RCに従って行なわれる。
再開情報SDは、開始しようとするダウンロードを識別するためのダウンロード識別情報DID、ダウンロードの対象となるコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報CID、並びに当該ダウンロードに中断が発生した場合に、その後の再開の際に端末230からサーバ110を指定するために使用される再接続アドレスRBDを含む。
再開認証部124は、ダウンロードの中断後の端末230からの再開要求に際して、ダウンロードの再開を許可するか否かの判定を行い、許可する場合には、認証が成功したとの通知RSIを送信再開部125に伝える。
送信再開処理部125は、再開認証部124での認証成功を条件として、ダウンロードを再開する。即ち、中断されたコンテンツ情報の続きを端末に送信させる。
端末230は、ダウンロード開始処理部240、ダウンロード処理部241、ダウンロード監視部242、再開情報処理部243、ダウンロート再開部244、進捗情報付加部245、表示部246、コンテンツ記憶部247、管理情報記憶部248、一時記憶部249及び入力部250を備える。
ダウンロード開始処理部240、ダウンロード処理部241、ダウンロード監視部242、再開情報処理部243、ダウンロート再開部244及び進捗情報付加部245は、CPU231がROM232等に格納されているプログラムをRAM233にロードして実行することにより実現される機能であり、表示部246は、映像/音声出力部239により実現される機能であり、コンテンツ記憶部247及び管理情報記憶部248はともに、書込/読出部236及び不揮発性記憶媒体234で実現される機能であり、一時記憶部249は、RAM233により実現される機能であり、入力部250は、コマンド入力部237により実現される機能である。
コンテンツ記憶部247は、ダウンロードしたコンテンツを記憶する。
管理情報記憶部248は、コンテンツをダウンロードする際や、コンテンツを再生する際に参照される情報、例えば後述の再接続用情報RADを記憶する。
一時記憶部249は、端末の動作において生成される種々の情報を一時的に記憶する。
入力部250は、端末230のユーザから操作コマンドの入力を受け付ける。この操作コマンドには、サーバに対する接続指示(ダウンロード開始指示)CC、ダウンロードのキャンセル指示CC、及び再接続指示(ダウンロード再開指示)RDC2が含まれる。
ダウンロード開始処理部240は、入力部250を介して受け付けたサーバに対する接続指示CCに応じてサーバ110に接続要求QCCを送信したり、サーバ110における認証に必要な情報をユーザに入力させて、サーバ110に送信する。
ダウンロード処理部241は、サーバ110から送信されたコンテンツ情報をダウンロードする処理、即ちコンテンツ記憶部247に記憶させる処理などを行なう。
ダウンロード監視部242は、サーバ110と端末230の接続が維持されているかどうかを監視する。
例えば、ダウンロード監視部242は、ダウンロード処理部241での処理を監視し、ダウンロード処理部241が、コンテンツ情報CDを格納した送信パケットSPを受信してから、あらかじめ定められた時間内に、コンテンツ情報CDを格納した別の送信パケットSPを受信しない場合には、通信回線が切断されたものと判断する。
ダウンロード監視部242は、通信回線が切断されたと判断した場合には、進捗情報付加部245に回線切断通知NDIを与える。
ダウンロード監視部242はまた、入力部250よりダウンロードのキャンセル指示CACを受けると、サーバ110にキャンセル要求CADを送信し、再開情報処理部243及び進捗情報付加部245にキャンセル通知CAIを与える。
なお、端末230の電源が切られる際、例えば、端末230が車載用の端末である場合に、搭載された自動車のエンジンが切られる際には、入力部250からのキャンセル指示CACと同様のキャンセル指示がダウンロード監視部242に自動的に与えられるようにしておくのが望ましい。
ダウンロード監視部242はさらに、通信回線が切断された後、通信回線が再度接続された(接続が回復した)場合には、ダウンロード再開処理部244にダウンロードの再開を指示するダウンロード再開指示RDC1を与える。
再開情報処理部243は、ダウンロードの中断後の再開に必要な情報の生成、更新を行なう。即ち、サーバ110から送信された再開情報SDから再接続用アドレスRBDを抽出して、一時記憶部249に記憶させたり、進捗情報付加部245で生成され、或いは更新された再接続用情報RADを管理情報記憶部248に記憶させたりする。
ダウンロード再開部244は、ダウンロードの中断後に再開するための処理(ダウンロード再開処理)を行う。この再開処理は、ダウンロード監視部242からダウンロード再開指示RDC1を受けた場合、或いは入力部250からダウンロード再開指示RDC2を受けた場合に行なわれる。ダウンロードの再開に当たり、ダウンロード再開部244は、再接続用情報RADを指定してサーバ110に接続する(サーバ110及び再開しようとするダウンロードの指定に再接続用情報RADを用いる)ことにより、ダウンロード再開要求を行い、進捗情報GDをサーバ110に通知する。
進捗情報付加部245は、ダウンロードの進捗度を示す進捗情報GD、例えばダウンロード済みのデータサイズを示す情報を生成して再接続用アドレスRBD(サーバ110から送信された再開情報SDに含まれる)に付加することで、再接続用情報RADを生成し、或いは、それ以前に生成された再接続用情報RADに含まれている進捗情報GDを更新することで、再接続用情報RADを更新する。生成され或いは更新された再接続用情報RADは、管理情報記憶部248に記憶される。
表示部246は、ダウンロードしたコンテンツの映像表示や、端末230の操作のための案内画面、特にユーザ識別情報やパスワードなどの入力を促すための案内画面の表示に用いられる。
図5は、サーバ110がコンテンツ情報CDを送信する送信処理を示す。
図5は、端末230のユーザがコンテンツを購入して、購入したコンテンツのコンテンツ情報CDをサーバ110からダウンロードし、該コンテンツ情報CDをコンテンツ記憶部247に保存する場合における処理を示す。
以下では、端末230が移動体、例えば自動車に搭載されたものであり、端末230が移動するため、同じAP151に継続して接続できず、頻繁に通信回線の接続と切断が繰り返される場合を想定している。また、ユーザが自動車のエンジンのスイッチを切ることにより、この自動車に搭載された端末230の電源も切られる場合があるため、駐車中の時間等、ダウンロードの中断から再開までの時間が長くなっても、ダウンロードの再開を煩雑な操作なしで自動的に開始できるようにした場合を想定している。
まず、サーバ110の認証部120及びコンテンツ送信処理部121は、ユーザの認証処理や、購入するコンテンツの選択処理を含むダウンロード開始処理を行う(S10)。このステップS10での処理は、図7を用いて後に説明する。
ステップS10でダウンロード開始処理が完了すると、コンテンツ情報CDを送る前に、再開情報通知部123は、再接続用アドレスRBDを含む再開情報SDを端末230に送信する(S11)。再接続用アドレスRBDは、後述のように、ダウンロードの中断後の再開に際して利用されるものである。以下に詳しく述べるように、本実施の形態では、再接続用アドレスRBDに、ダウンロードの進捗情報として、ダウンロード済みのデータサイズを示す情報を付加し、ダウンロード中断後の再接続の際に使用する。
再接続用アドレスRBDは、ステップS10のダウンロード開始の際にサーバ110を指定するために用いられた接続用アドレスとは異なるものであり、サーバ110は、再接続用アドレスRBDを受信したときは、端末230のユーザが、新規にコンテンツのダウンロードを要求しているのではなく、中断後のダウンロード再開を要求していることを認識することができる。
ステップS11の次に、ステップS12に進み、送信監視部122は、端末230のユーザによりダウンロードがキャンセルされたか否かを判断する。キャンセルがされたか否かは、端末230からのキャンセル要求CADをサーバ110が受信したか否かで判断することができる。
ダウンロードがキャンセルされた場合(ステップS12でYes)には、送信監視部122は、一時記憶部127に記憶されている送信済みのデータサイズを示す情報ZT(c)を、保存用の送信済みのデータサイズ情報ZT(h)としてユーザ管理情報記憶部128に記憶させ(ステップS13)、ダウンロード処理を終了する。
なお、符号「ZT」に付された括弧内の「c」、「h」は、記憶されている記憶部の違いを示すためのものであり、特に区別する必要がないとき、或いは一般化して説明する場合には付されない。他の記号についても同様である。
このように、ダウンロードがキャンセルされた場合(ステップS12でYes)や、後述するように、端末230から確認応答RPが返されなくなった場合(後述のステップS15でNo)にのみ、ユーザ管理情報記憶部128への送信済みのデータサイズZT(h)の書き込み、或いは書き換え(更新)が行なわれるので、頻繁にデータサイズZT(h)を書き換えなくてもよくなり、書き込み、書き換えの際のシステム負荷を軽減できる。
次に、ダウンロードがキャンセルされずに継続される場合(ステップS12でNo)には、コンテンツ送信処理部121は、端末230にコンテンツ情報CDを送信する(ステップS14)。
コンテンツ情報CDの送信中に通信回線が切断される場合があるため、送信監視部122は、端末230との接続が継続しているかどうかを監視する(ステップS15)。この監視は、例えば、コンテンツ情報を格納した送信パケットSPを送信してから、それに対する確認応答(応答パケット)RPが所定時間内に受信されたか否かによって行なわれる。
送信監視部122は、接続が継続していないと判断したとき(ステップS15でNo)には、ステップS13に進む。
一方、送信監視部122は、接続が継続していると判断したとき(ステップS15でYes)には、送信監視部122は、端末230からの応答パケットRPを受信する毎に、送信済みのデータサイズZTを算出して、一時記憶部127に記憶されている更新情報RDに含まれる送信済みのデータサイズZT(c)を更新する(S16)。
そして、送信監視部122は、最後までコンテンツ情報CDを送信したか否かを判断する(S17)。最後までコンテンツ情報CDを送信していない場合(ステップS17でNo)にはステップS12に戻り、最後までコンテンツ情報CDを送信した場合(ステップS17でYes)には、ステップS18に進む。
ステップS18では、送信監視部122は、ステップS11で送信した再接続用アドレスRBDを無効にする処理を行う。無効にするための処理においては、例えば、再接続用アドレスRBDに含まれるダウンロード識別情報DIDがユーザ管理情報記憶部128から削除される。
図6は、端末230がコンテンツ情報CDをダウンロードするダウンロード処理を示す。
まず、ダウンロード開始処理部240及びダウンロード処理部241は、サーバ110にアクセスしてセッションを開始するとともに、ユーザの認証処理、購入するコンテンツの選択処理を含むダウンロード開始処理を行う(S20)。このステップS20での処理は、図7を用いて後に説明する。
ダウンロード開始処理が終わり、通信(セッション)が確立すると、再開情報処理部243は、ダウンロードを中断した後に再接続する際に指定する再接続用アドレスRBDを含む再開情報SDを、サーバ110から受信する(S21)。
再開情報処理部243は、(図5のステップS11の処理でサーバ110から送信された)再開情報SDから再接続用アドレスRBDを取得して、一時記憶部249に記憶させる。
次に、ダウンロード監視部242は、ユーザが意図的にダウンロードをキャンセルするか否かを判断する(S22)。なお、ユーザが意図的にダウンロードをキャンセルするか否かは、ダウンロード監視部242が、入力部250よりダウンロードのキャンセル指示CACを受けたか否かで判断することができる。
ユーザが意図的にダウンロードをキャンセルする場合(ステップS22でYes)には、進捗情報付加部245が、コンテンツ記憶部247に記憶されているコンテンツ情報CDmのデータサイズを取得して、取得したデータサイズZD(m)を、一時記憶部249に記憶されている再接続用アドレスRBDに付加して、再接続用情報RADを生成し、再開情報処理部243が、再接続用情報RADを管理情報記憶部248に記憶させる(S30)。
そして、ダウンロード監視部242は、ステップS20で確立したセッションを終了する処理を行い、通信回線を切断する(S31)。
一方、ユーザが意図的にダウンロードをキャンセルせずにダウンロードを継続する場合(ステップS22でNo)には、ステップS23に進み、サーバ110からの送信パケットSP(図5のステップS14でサーバ110から送信されたもの)を受信したか否かの判断を行う。受信していなければ(ステップS23でNo)、ステップS25に進む。
受信した場合には(ステップS23でYes)受信処理を行なう(S24)。この受信処理においては、受信した送信パケットSPに含まれ、正常に受信できたデータを、コンテンツ記憶部247に記憶させ、応答パケットRPをサーバ110に送信する。応答パケットRPには、それまでに受信したデータのサイズ(当該コンテンツのダウンロードのために送信パケットSPで送信され、正常に受信されたデータ量の累積値)を示す情報を「送信済みのデータサイズZT」として含ませる。なおサーバ110からの送信パケットSPに含まれる複数のバイトの中に「抜け」がある場合には、抜けの直前までを「送信済みのデータサイズZT」とする。端末230からの応答パケットRPは、サーバ110において図5のステップS15における判定に利用され、ステップS16で処理される。
ステップS24の後、ステップS25に進む。
ステップS25では、ダウンロード監視部242は、通信回線が切断されているか否かを判断する。例えば、ダウンロード監視部242は、サーバ110からのパケットSPがあらかじめ定められた時間受信されなかった場合に、通信回線が切断されていると判断する。
例えば、端末230が、ダウンロード中に無線ネットワークのサービスエリアから外れた場合、端末230がトンネルに入った場合などの何らかのトラブルが発生したときには、通信回線が切断される。
そして、ダウンロード監視部242は、通信回線が切断されていないと判断した場合(ステップS25でNo)には、ステップS26に進み、通信回線が切断されていると判断した場合(ステップS25でYes)には、ステップS27に進む。
ステップS26では、ダウンロード監視部242は、コンテンツ情報CDを最後まで受信したか否かを判断し、最後まで受信したと判断した場合(ステップS26でYes)には、ステップS31に進み、最後まで受信していないと判断した場合(ステップS26でNo)には、ステップS22に進む。
ステップS27では、進捗情報付加部245が、一時記憶部249に記憶されている
た再接続用アドレスRBDに基づき再接続用情報RADを生成する。
即ち、進捗情報付加部245は、コンテンツ記憶部247に記憶されているコンテンツ情報CDmのデータサイズを取得して、取得したデータサイズZD(m)を、一時記憶部249に記憶されている再接続用アドレスRBDに付加することで、再接続用情報RADを生成し、生成した再接続用情報RADを管理情報記憶部248に記憶させる。
その後、ダウンロード監視部242は、通信回線の接続が回復するのを待つ(S28)。ここで、通信回線が接続される場合として、例えば、端末230が、いずれかのAP151の通信エリアに入った場合(いずれかのAP151からのビーコン信号の受信強度があらかじめ定められた閾値以上となった場合)がある。
通信回線が接続された場合(ステップS28でYes)には、ダウンロード再開部244は、ダウンロードを再開する再接続ダウンロード処理を行う(S29)。このステップS29での処理については、図9を用いて後に説明する。
図7は、端末230が、サーバ110からコンテンツ情報CDをダウンロードする際の処理を示す。
ここで、図5のステップS10及び図6のステップS20で行われるダウンロード開始処理は、ステップS40〜S48において、各々の装置が行う処理に対応する。
まず、端末230が、ネットワーク150を介して、サーバ110に接続要求を行うことにより、セッションが開始される(S40)。例えば、端末230は、あらかじめ定められた接続用アドレス(URL)を指定して、サーバ110に接続要求を行う(接続用アドレス(URL)でサーバ110を指定して、接続要求を行なう)。
サーバ110の認証部120は、端末230にユーザ識別情報UIDの送信を要求する(S41)。この要求は、案内画面を表示することで行われる。以下のステップS43、S45及びS47も同様である。
ダウンロード開始処理部240は、入力部250を介して、ユーザよりユーザ識別情報UIDの入力を受け付けて、入力されたユーザ識別情報UIDを応答としてサーバ110に送る(S42)。
次に、サーバ110の認証部120は端末230にパスワードの送信を要求する(S43)。
端末230は、入力部250を介して、ユーザよりパスワードの入力を受け付けて、入力されたパスワードを示すパスワード情報PADを応答としてサーバ110に送信する(S44)。
サーバ110の認証部120が、ユーザ管理情報記憶部128に記憶されている認証情報VRを参照して、ステップS42で受信されたユーザ識別情報UID及びステップS44で受信されたパスワード情報PADの組み合わせが正しいと判断すると、サーバ110のコンテンツ送信処理部121は、コンテンツ選択要求を端末230に送る(S45)。
端末230は、入力部250を介して、ユーザよりダウンロードするコンテンツの選択を受け付け、選択されたコンテンツを示すコンテンツ識別情報CIDを応答としてサーバ110に送る(S46)。ステップS46により、端末230のユーザは、購入するコンテンツを選ぶことができる。
サーバ110のコンテンツ送信処理部121は、ステップS46で選択されたコンテンツが有料コンテンツである場合には、端末230に課金通知を行う(S47)。
端末230のダウンロード処理部241は、入力部250を介して、ユーザより課金に承諾するか否かの入力を受け付け、課金に承諾することを示す情報又は課金に承諾しないことを示す情報を応答としてサーバ110に送信する(S48)。端末230のユーザは、課金に承諾した場合には、選択したコンテンツのコンテンツ情報CDをダウンロードする権利を獲得する。
ここで、コンテンツ送信処理部121は、開始しようとするダウンロードを識別するダウンロード識別情報DIDを送信監視部122に通知する。
送信監視部122は、通知されたダウンロード識別情報DIDをユーザ管理情報記憶部128に記憶させる。
コンテンツ情報CDが大容量のデータである場合は、ダウンロードに長い時間を要するので、ダウンロードが完了するまでの間に、ユーザの意図によらずに通信回線が切断されたり、ユーザが意図的にダウンロードをキャンセルしたりする場合がある。
そのため、端末230のユーザがダウンロードの権利を獲得した直後に、サーバ110の再開情報通知部123は、再接続用アドレスRBDを含む再開情報SDを、端末230に送信する(S49)。
再開情報SDを受信した端末230では、再開情報処理部243が、再開情報SDから再接続用アドレスRBDを抽出して、一時記憶部249に記憶させる。
再接続用アドレスRBDを通知した後、サーバ110のコンテンツ送信処理部121は、ステップS46で選択されたコンテンツのコンテンツ情報CDを1パケット分ずつコンテンツ記憶部126から読み出して、順次端末230に送信する(S50)。
端末230は、コンテンツ情報CDを最後まで受信すると、コンテンツ情報ダウンロード完了通知をサーバ110に返信する(S51)。
このような通知を受けたサーバ110では、認証部120がセッションを終了する(S52)。
図8は、サーバ110が再接続の上で送信をコンテンツ情報CDの送信を続行する処理(再接続送信処理)を示す。図8は、コンテンツ情報CDのダウンロードが中断された後に、端末230がサーバ110に再度接続して、送信を続行するときのサーバ110での処理を示す。図8において、図5と同様のステップは、図5と同じ符号が付されている。
まず、端末230が後述のように、ダウンロード済みのデータサイズZD(m)(を示す情報)を含む再接続用情報RADを指定してサーバ110に再接続すると、再開認証部124は、再開認証を行う(S60)。
例えば、まず、再開認証部124は、再接続用情報RADで通知されるダウンロード識別情報DID(再接続用情報RADに含まれるダウンロード識別情報DID)が、ユーザ管理情報記憶部128に記憶されていない場合には、認証が失敗したものとする。
また、再開認証部124は、再接続用情報RADで通知されるダウンロード識別情報DIDが、ユーザ管理情報記憶部128に記憶されている(記憶されているものと一致する)場合には、このようなダウンロード識別情報DIDに対応する送信済みのデータサイズZT(h)をユーザ管理情報記憶部128より取得する。そして、再開認証部124は、取得した送信済みのデータサイズZT(h)と、再接続用情報RADで通知されるダウンロード済みのデータサイズZD(m)の差分値があらかじめ定められた閾値の範囲内(差分値の絶対値が閾値以下)である場合には、認証が成功したものとし、この差分値が、この閾値の範囲を超えている場合には、認証が失敗したものとする。この閾値は、例えば、1パケットで送信できるデータ量の最大値とする。
このように、再開認証部124は、端末230から送信されたダウンロード識別情報DID及びダウンロード済みのデータサイズZD(m)を、サーバ110が記憶しているダウンロード識別情報DID及び送信済みのデータサイズZT(h)と比較することによって、少ないステップ数で不正なダウンロード要求であるかどうかを判断することが可能となり、認証処理を簡易化することができ、端末230から認証のためのパスワードの入力も省くことができる。このため、本発明は、図7に示すようなステップ数の多いダウンロード開始処理を省略することができるため、短い時間で、ダウンロードの再開を行わせることができ、コンテンツのダウンロードを効率良く行うことができる。
再開認証が成功した場合(ステップS60でYes)には、ステップS12に進み、再開認証が失敗した場合(ステップS60でNo)には、ステップS18に進む。
再開認証が成功しなかった(失敗した)場合(ステップS60でNo)には、不正なダウンロード要求とみなして、コンテンツ情報CDの送信の再開を行わずに、送信監視部122は、ステップS18で再接続用情報RADを無効とする。
ステップS60で再開認証が成功した場合には、送信監視部122は、端末230のユーザによる操作でダウンロードがキャンセルされたか否かを判断する(S12)。
ユーザによる操作でキャンセルされた場合(ステップS12でYes)には、送信監視部122は、ユーザ管理情報記憶部128に記憶されている送信済みのデータサイズZT(h,old)を消去して、代わりに、一時記憶部127に記憶されている新たな送信済みのデータサイズZT(c)を新たな保存用の送信済みのデータサイズ情報ZT(h,new)としてユーザ管理情報記憶部128に記憶させて(ステップS61)、ダウンロード処理を終了する。
なお、符号「ZT」に付された括弧内の「old」、「new」は、更新前の情報と更新後の情報の区別のためのものであり、特に区別する必要がないとき、或いは一般化して説明する場合には付されない。他の記号についても同様である。
ここで、ダウンロードの中断後における送信済みのデータサイズは、ダウンロード中断前に送信したデータサイズと、中断後に送信したデータのサイズの合計である。
次に、ダウンロードがキャンセルされずに継続される場合(ステップS12でNo)には、コンテンツ送信処理部121は、端末230にコンテンツ情報CDを送信する(ステップS62)。
ここで、コンテンツ送信処理部121は、ステップS60で指定された再接続用情報RADにより通知されるデータサイズを元に算出されるデータ位置から、コンテンツ情報CDを送信する。この「データ位置」を示す情報は、コンテンツ記憶部126に記憶されているコンテンツ情報CD内のどの部分までダウンロード済みであるか、或いは次にどの部分から送信を開始すべきであるかを示す。
コンテンツ情報CDの送信中に通信回線が切断される場合があるため、送信監視部122は、端末230との接続が継続しているかどうかを監視する(ステップS15)。
そして、端末230との接続が継続していないと判断した場合(ステップS15でNo)には、送信監視部122は、上述したステップS61に進む。
一方、端末230との接続が継続していると判断した場合(ステップS15でYes)には、送信監視部122は、端末230からの応答パケットRPを受信する毎に、送信済みのデータサイズZTを算出して、一時記憶部127に記憶されている更新情報RDに含まれる送信済みのデータサイズZT(c)を更新する(S63)。
ダウンロードの中断後の「送信済みのデータサイズ」は、ダウンロードが中断される前に送信したデータサイズと中断後に送信したデータサイズの合計である。
送信監視部122は、最後までコンテンツ情報CDを送信したか否かを判断する(S17)。最後までコンテンツ情報CDを送信していない場合(ステップS17でNo)にはステップS12に戻り、最後までコンテンツ情報CDを送信した場合(ステップS17でYes)には、ステップS18に進む。
ステップS18では、送信監視部122は、端末230に送信した再接続用アドレスRBD(図5のステップS11)を無効にする処理を行う。
図9は、端末230が再接続の上でコンテンツ情報CDのダウンロードを続行する処理(再接続ダウンロード処理)を示す。
図9は、コンテンツ情報CDのダウンロードが中断された後に、端末230がサーバ110に再度接続して、ダウンロードを続行する際の端末230での処理を示す。ここで、図9のフローチャートの処理は、図6のステップS29に示されるように切断された通信回線が再び接続された場合、又は端末230のユーザが、入力部250を介して、ダウンロード再開指示RDC2の入力を行った場合に開始される。図9において、図6と同様のステップは、図6と同じ符号が付されている。
まず、ダウンロード再開部244は、一時記憶部249又は管理情報記憶部248に記憶されている再接続用情報RADを指定してサーバ110に接続する(S70)。即ち、接続先としてのサーバ110及び再開しようとするダウンロードを特定する再接続用情報RADを含むパケットを送信することで、サーバ110との接続が行なわれる。
この再接続用情報RADには、管理情報記憶部248に記憶されているダウンロード済みのデータサイズを示す情報ZD(m)が含まれる。
先に説明した図8のステップS60では、この情報ZD(m)が認証に利用される。
次に、ダウンロード監視部242は、ユーザが意図的にダウンロードをキャンセルするか否かを判断する(S22)。
ユーザが意図的にダウンロードをキャンセルする場合(ステップS22でYes)には、進捗情報付加部245が、一時記憶部249に記憶された再接続用情報RADを更新してから、再開情報処理部243が、更新後の再接続用情報RADを管理情報記憶部248に記憶させる(S71)。
例えば、進捗情報付加部245は、コンテンツ記憶部247に記憶されているコンテンツ情報CDmのデータサイズZD(m)を取得して、取得したデータサイズZD(m)を、一時記憶部249に記憶されている再接続用情報RAD(old)に付加されているデータサイズZD(m,old)と入れ替えることにより、更新後の再接続用情報RAD(new)とする。
そして、ダウンロード監視部242は、ステップS70で確立したセッションを終了する処理を行い、通信回線を切断する(S31)。
一方、ユーザが意図的にダウンロードをキャンセルせずにダウンロードを継続する場合(ステップS22でNo)には、ステップS23に進み、サーバ110からの送信パケットSPを受信した否かの判断を行う。受信していなければ(ステップS23でNo)、ステップS25に進む。
受信した場合には(ステップS23でYes)受信処理を行ない(S24)、ステップS24の後、ステップS25に進む。
ステップS25で通信回線が切断されていないと判断された場合には、ステップS26に進み、ステップS25で通信回線が切断されていると判断された場合(ステップS25でYes)には、ステップS72に進む。
ステップS26で最後まで受信したと判断された場合には、ステップS31に進み、最後まで受信していないと判断された場合には、ステップS22に進む。
ステップS72では、進捗情報付加部245が、一時記憶部249に記憶されている再接続用情報RADを更新する。
即ち、進捗情報付加部245は、コンテンツ記憶部247に記憶されているコンテンツ情報CDmのデータサイズを取得して、取得したデータサイズZD(m,new)を、一時記憶部249に記憶されている再接続用情報RAD(old)に付加されているデータサイズZD(m,old)に入れ替えることにより、更新後の再接続用情報RAD(new)とし、管理情報記憶部248に記憶させる。
その後、ダウンロード監視部242は、通信回線の接続が回復されれば(S28でYes)、ステップS70に戻る。
図10は、再接続の上で端末230がサーバ110からコンテンツ情報CDのダウンロードを続行する処理を示す。
まず、端末230のダウンロード再開部244が、再接続用情報RADを指定してサーバ110に接続することにより、ダウンロード再開要求を行う(S80)。
サーバ110の再開認証部124は、再接続用情報RADにより通知されるダウンロード識別情報DID及びデータサイズZD(m)を利用した再接続認証を行い、認証が成功した場合には、コンテンツ送信処理部121は、再接続用情報RADにより通知されるデータサイズに基づいて算出されるデータ位置(中断前のダウンロードの続きの位置)から、コンテンツ情報CDの送信を再開する(S81)。
端末230は、コンテンツ情報CDを最後まで受信すると、コンテンツ情報ダウンロード完了通知をサーバ110に返信する(S82)。このような通知を受けたサーバ110では、認証部120がセッションを終了する(S83)。
以上説明した例では、ダウンロードの中断の際に、それまでに送信済みのデータサイズをサーバ110に保持しておき、ダウンロードの中断後の再開の際に端末230がサーバ110を指定するのに用いる再接続用アドレスにダウンロード済みのデータサイズを付加してサーバ110に通知し、サーバ110において、通知されたダウンロード済みのデータサイズと、サーバ110に保持されている送信済みのデータサイズとを比較し、比較結果に基づいて、再開を認めるか否かを判断しているが、データサイズの代わりに、データサイズに対応する、コンテンツ情報内のデータ位置を示す情報を用いて認証を行なうこととしても良い。データサイズに対応するデータ位置は、データサイズと等価であるとも言え、いずれにしてもダウンロードの進捗度を示す進捗情報である。
また、サーバ110と端末230との送受信のためのパケットとしては、TCPパケットを用いることができる。さらに、再接続用情報RADとしてCGI(Common Gateway Interface)を利用したものを用いることができる。
以下、データ位置を示す情報をダウンロード再開時の認証に用い、送受信のためのパケットとしてTCPパケットを用い、再接続用情報RADとしてCGIを利用したものを用いる場合について説明する。
図11は、TCPパケットTPの概略図である。TCPパケットTPは、送信するデータを格納する“データ”領域DARと、TCPヘッダTHとを備える。
TCPヘッダTHは、“SRC PORT”フィールド(“送信元ポート番号”フィールドともいう)TH1、“DEST PORT”フィールド(“送信元ポート番号”フィールドともいう)TH2、“SEQ”フィールド(“送信用シーケンス番号”フィールドともいう)TH3、“ACK”フィールド(“応答確認番号”フィールドとも言う)TH4、“HLEN”フィールド(“ヘッダ長”フィールドともいう)TH5、“Reserved”フィールドTH6、“Code Bit”フィールド(“コードビット”フィールドともいう)TH7、“Window”フィールド(“ウインドウ”フィールドともいう)TH8、“Checksum”フィールド(“チェックサム”フィールドともいう)TH9、“Urgent Pointer”フィールド(“緊急ポインタ”フィールドともいう)TH10及び“Option”フィールド(“オプション”フィールドともいう)TH11を備える。
“SRC PORT”フィールドTH1は、TCPパケットTPの送信元となるアプリケーションを識別するための送信元ポート番号を格納する。
“DEST PORT”フィールドTH2は、TCPパケットTPの送信先(あて先)となるアプリケーションが用意しているあて先ポート番号を格納する。
“送信用シーケンス番号”フィールドTH3は、“データ”領域DARに格納して送信するデータ(当該パケットで送信する部分)の先頭位置を示すシーケンス番号SEQを格納する。
シーケンス番号SEQは、サーバ110のコンテンツ記憶部126内に保存されているコンテンツ情報CDの先頭位置(1回目の送信パケットで送信する際の先頭位置)に対応する初期値SEQ(I)に、“データ”領域DARに格納してそれまでに送信されたデータのバイト数を加算した値を有する。
“応答確認番号”フィールドTH4は、受信したデータのデータ位置(バイト位置)を示す応答確認番号ACKを格納する。応答確認番号ACKは、受信したデータのシーケンス番号SEQに、各送信パケットSPで受信したデータのデータサイズ(バイト数)を加算した値となり、受信したデータの後端位置或いは次に送信すべきデータの先頭位置を示す。また、途中に「抜け」がある場合には「抜け」の前のバイト数までを加算する。なお、サーバ110は、応答確認番号ACKより、コンテンツ情報CDの先頭位置(1回目の送信パケットで送信する際の先頭位置)に対応する初期値SEQ(I)を減算することで、ダウンロード済みのデータサイズを認識することができる。
“HLEN”フィールドTH5は、TCPヘッダTHのサイズを示すヘッダ長を格納する。
“Reserved”フィールドTH6は、予備の領域であり、本発明では使用されないため、全て「0」の値を格納する。
“Code Bit”フィールドTH7は、制御用の6種類のフラグの値を格納する。この中には、当該パケットが送信パケットSPとして用いられているか、応答パケットRPとして用いられているかを示すフラグが含まれる。
“Window”フィールドTH8は、受信側のウィンドウサイズを示す情報を格納する。
“Checksum”フィールドTH9は、TCPパケットTPのエラーを検査するための検査用データを格納する。
“Urgent Pointer”フィールドTH10は、緊急のデータを示すURGフラグがオンになっている場合に、データのどこまでが緊急のデータなのかを示す値を格納する。
“Option”フィールドTH11は、TCP接続における各種の特性を設定するために利用され、例えば、最大セグメントサイズ(MSS)等を格納する。
なお、TCPパケットで応答パケットRPを構成する場合には、図11のうちのヘッダTHの部分のみで応答パケットRPを構成することとしても良い。
図12は、CGIを利用する場合の再接続用情報RADの一例を示す概略図である。再接続用情報RADは、
「サーバ名/CGIパス/CGI名?第1のパラメータ&第2のパラメータ」
の形式で生成される。
サーバ名は、サーバ110のサーバ名である。
CGIパスは、サーバ110におけるCGI実行プログラム又はスクリプトへのパスである。
CGI名は、サーバ110のCGI実行プログラム又はスクリプトのファイル名である。
CGI名で示されるCGI実行プログラム又はスクリプトに渡すパラメータは、複数指定することができる。ここでは、第1のパラメータとしてダウンロード識別情報DIDが格納され、第2のパラメータとしてサーバ110のコンテンツ記憶部126内のコンテンツ情報CDのダウンロード再開位置を示す情報(データ位置情報)DPが格納される。
図12に示す再接続用情報RADのうち、第1のパラメータDIDまでの部分で再接続用アドレスRBDが構成される。即ち、再接続用アドレスRBDは、再接続用アドレスRADの一部を成すものであり、再接続用アドレスRBDにデータ位置情報DPを付加することで再接続用情報RADが生成される。このため、再接続用情報RADをも再接続用アドレスと呼ぶことがある。両者の区別のため、再接続用アドレスRBDを「補完前再接続アドレス」と呼び、再接続用情報RADを「補完後再接続用情報」と呼ぶこともある。
上記のTCPパケット及びCGIを利用した再接続用情報RADを用いる場合の処理は、図5などを参照した上記の説明した処理と概して同じである。但し、「データサイズ」を「データ位置」と読み替える必要がある。また、以下の点でも異なる。
ステップS10で用いられる、再接続用アドレスRBDは、図12に示す再接続用情報RADのうちの第1のパラメータDIDまでの部分から成るものであり、コンテンツ送信処理部121は、開始しようとするダウンロードを識別するダウンロード識別情報DIDを生成して、送信監視部122に通知し、送信監視部122が、通知されたダウンロード識別情報DIDをユーザ管理情報記憶部128に記憶させる。
ステップS15における、端末230との接続が継続しているかどうかの判断は次のように行う。
TCPを利用してコンテンツ情報CDに抜けがないように通信する場合、サーバ110が、あるデータ量のデータを格納したTCPパケットを送信すると、このようなTCPパケットを受信した端末230からの確認応答としての応答パケットRPが返されるが、応答パケットRPの応答確認番号ACKからどの送信パケットSPに対する応答であるかを確認することができ、応答パケットRPに含まれる応答確認番号ACKを利用することで、正常に受信されたデータの後端位置或いは次に送信すべきデータの先頭位置を、サーバ110は認識することができる。
ステップS16においては、データサイズの更新の代わりに、データ位置の更新を行なう。
この場合、送信監視部122は、応答パケットRPに含まれる応答確認番号ACKをデータ位置を表すものして扱い、一時記憶部127に記憶されている更新情報RDに含まれる送信済みのデータ位置DPcを更新する(S16)。
例えば、応答確認番号ACKは、それ自体次に送信すべきデータの先頭位置を示すものとして扱い、応答確認番号ACKから「1」を引くことで、送信済みのデータの最後の位置(を表す値)を求めることができる。
ステップS30では、進捗情報付加部245が、コンテンツ記憶部247に記憶されているコンテンツ情報CDmのデータサイズを取得して、取得したデータサイズに基づいてデータ位置情報DPを生成し(即ち、データサイズを、シーケンス番号の初期値SEQ(I)に加算することでデータ位置情報DPを生成し、一時記憶部249に記憶されている再接続用アドレスRBDに付加して、再接続用情報RADを生成し、再開情報処理部243が、再接続用情報RADを管理情報記憶部248に記憶させる(S30)。
ステップS27で、再接続用情報RADを生成する場合には、進捗情報付加部245は、コンテンツ記憶部247に記憶されているコンテンツ情報CDmのデータサイズを取得して、取得したデータサイズZD(m)に基づいてデータ位置情報DP(m)を生成し、一時記憶部249に記憶されている再接続用アドレスRBDに付加することで、再接続用情報RADを生成し、生成した再接続用情報RADを管理情報記憶部248に記憶させる。
図7のステップS49では、再開情報通知部123は、CGIを利用した再接続用アドレスRBDを生成し、生成した再接続用アドレスRBDを含む再開情報SDを端末230に送信する。再接続用アドレスRBDの生成は、あらかじめ定められている「サーバ名/CGIパス/CGI名?」の部分に、コンテンツ送信処理部121から再開情報通知指示RCに含まれるダウンロード識別情報DIDを付加することで行なわれる。
ステップS60では、端末230がダウンロード識別情報DID及びデータ位置情報DP(m)を含む再接続用情報RADを指定してサーバ110に再接続し、再開認証部124は、再接続用情報RADで通知されるダウンロード識別情報DIDが、ユーザ管理情報記憶部128に記憶されている(記憶されているものと一致する)ことを確認した上で、ダウンロード識別情報DIDに対応するデータ位置情報DP(h)をユーザ管理情報記憶部128より取得し、取得したデータ位置情報DP(h)と、再接続用情報RADで通知されるデータ位置情報DP(m)との差分値があらかじめ定められた閾値の範囲内(差分値の絶対値が閾値以下)である場合には、認証が成功したものとし、この差分値が、この閾値の範囲を超えている場合には、認証が失敗したものとする。この閾値は、例えば、1パケットで送信できるデータ量の最大値とする。
再接続用情報RADがCGIを利用したものである場合、端末230が図12に示す再接続用情報RADを指定してサーバ110に接続すると、サーバ110はダウンロードを再開するプログラムdlcontを実行する。実行されたプログラムdlcontで実現される再開認証部124及びコンテンツ送信処理部125は、dlid=xx・・・xで示されるダウンロード識別情報DIDと、pos=yy・・・yで示されるデータ位置情報DPとを取得する。
ステップS61では、送信監視部122は、ユーザ管理情報記憶部128に記憶されているデータ位置情報DP(h,old)を消去して、代わりに、一時記憶部127に記憶されている新たなデータ位置情報DP(c)を保存用のデータ位置情報DP(h,new)として記憶させて(ステップS61)、ダウンロード処理を終了する。
ステップS62では、コンテンツ送信処理部121は、ステップS60で指定された再接続用情報RADにより通知されるデータ位置情報DP(m)で表されるデータ位置から(該データ位置を先頭位置として)コンテンツ情報CDを送信する。
ステップS63では、送信監視部122は、端末230からの応答パケットRPを受信する毎に、応答確認番号ACKをデータ位置情報DPとして取得して、一時記憶部127に記憶されている更新情報RDに含まれるデータ位置情報DP(c)を更新する。
図9のステップS71で、一時記憶部249に記憶された再接続用情報RADを更新する際は、進捗情報付加部245が、コンテンツ記憶部247に記憶されているコンテンツ情報CDmのデータサイズZD(m)を取得して、取得したデータサイズZD(m)に基づいてデータ位置情報DP(m)を生成し、一時記憶部249に記憶されている再接続用情報RAD(old)に付加されているデータ位置情報DP(m,old)と入れ替えることにより、更新後の再接続用情報RAD(new)とする。
ステップS72で進捗情報付加部245が一時記憶部249に記憶された再接続用情報RADを更新する際にも同様に、コンテンツ記憶部247に記憶されているコンテンツ情報CDmのデータサイズZD(m)を取得して、取得したデータサイズZD(m)に基づいてデータ位置情報DPを生成し、一時記憶部249に記憶されている再接続用情報RAD(old)に付加されているデータ位置情報DP(m,old)に入れ替えることにより、更新後の再接続用情報RAD(new)とし、管理情報記憶部248に記憶させる。
図10のステップS80では、サーバ110の再開認証部124は、再接続用情報RADにより通知されるダウンロード識別情報DID及びデータ位置情報ZD(m)を利用した再開認証を行い、認証が成功した場合には、コンテンツ送信処理部121は、再接続用情報RADにより通知されるデータ位置からコンテンツ情報CDの送信を再開する(S81)。
以上のように、本発明では、ダウンロードの再開の際に、データサイズ又はデータ位置を表す情報をダウンロードの進捗度を表す進捗情報を用いて認証を行なっている。即ち、図9のステップS70は、一般化して言えば、再接続用アドレスでサーバ110を指定するとともに進捗情報を通知する処理であり、図8のステップS60は、進捗情報を用いた認証を含み、図5のステップS13や図8のステップS61は、サーバ110(送信側)において進捗情報を保存する処理を含むので送信側進捗情報記憶ステップとも呼ばれるものであり、図6のステップS27や図9のステップ72は、端末230(受信側)において、進捗情報を用いて再接続用情報RADを生成し、或いは更新する処理を含む。
以上のように、本実施の形態によれば、中断したダウンロードを再開する際に、端末230が、既にダウンロードしたデータに続くデータのみを追加でダウンロードできるため、ダウンロード中に中断が繰り返され、中断相互間の接続時間が短い場合でも、コンテンツ情報のダウンロードを完了することができる。また、サーバ110は、中断されたダウンロードを再開する際には、ダウンロード途中のデータサイズ、又はデータ位置などの進捗情報を認証に用いているため、他の端末230のユーザが、再接続用アドレスRBDを不正に入手したとしても、容易にコンテンツ情報CDをダウンロードすることはできない。従って、簡単な認証であるにもかかわらずセキュリティ性を高くすることができ、不正アクセスを排除することができる。
なお、図11を参照してコンテンツ情報CDのダウンロードに、TCPのプロトコルを利用する場合について説明したが、本発明はこのようなプロトコルに限定されるものではない。例えば、サーバ110と端末230は、コンテンツ情報のダウンロードに、RTP(Real−time Transport Protocol)のプロトコルを利用することができ、その場合には、RTCP(Real−Time Transport Control Protocol)のパケットに送信バイト数、送信パケット数、ロスパケット数などの情報が含まれるため、サーバ110は、これらの情報よりデータ送信が成功したか失敗したかを認識でき、これらの情報を進捗情報として利用することができる。
また、図12を参照して、サーバ110の再開情報通知部123が、CGIを利用して「サーバ名/CGIパス/CGI名?第1のパラメータ(ダウンロード識別情報DID)」の部分で再接続用アドレスRBDを生成し、このような再接続用アドレスRBDを含む再開情報SDを生成して、端末230に送信する場合について説明したが、再開情報通知部123が生成する情報は、このような情報に限定されない。例えば、再開情報通知部123が、「サーバ名/CGIパス/CGI名?第1のパラメータ(ダウンロード識別情報DID)&第2のパラメータ(データ位置)」により再接続用情報RADを生成するようにしてもよい。このようにするときには、再開情報通知部123は、「第2のパラメータ(データ位置)」の部分には、初期値(例えば、「0」)を格納すればよい。
さらにまた、図12を参照して再接続用アドレスとしてCGIを利用したものを用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、再接続用アドレスを、CGIを利用しないURLにより形成し、端末230が、この再接続用アドレスを指定してサーバ110に接続した後に、サーバ110にダウンロード識別情報DID及びダウンロード済みのデータサイズZD又はデータ位置DPを表す情報などの進捗情報GDを通知するようにしてもよい。
実施の形態2.
上記の実施の形態1では、送信監視部122が、ユーザ管理情報記憶部128に記憶されている進捗情報GT(h)、例えば送信済みのデータサイズZT(h)又はデータ位置DP(h)を書き換えるタイミングは、端末230がダウンロードをキャンセルした時点、又は端末230からの応答パケットRPがサーバ110に返らなくなった時点としていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、送信監視部122は、端末230より応答パケットRPを受信した時点で(即ち、受信する度に)、ユーザ管理情報記憶部128に記憶されている進捗情報GT(h)、例えば送信済みのデータサイズZT(h)又はデータ位置DP(h)を書き換えてもよい。
こうすることで、サーバ110は、ダウンロードのキャンセルやダウンロード中断のタイムアウトを待つ必要がなく常に最新の情報を得ることができる。
実施の形態3.
上記の実施の形態1では、サーバ110の再開認証部124が、ダウンロードを再開する際の再開認証として、再接続用情報RADに含まれる進捗情報GD(m)で表される進捗度(例えば、ダウンロード済みのデータサイズZD(m)又はデータ位置DP(m)と、サーバ110に記憶されている進捗情報GT(h)で表される進捗度(例えば、送信済みのデータサイズZT(h)又はデータ位置DP(h))との差分値があらかじめ設定された閾値よりも大きい場合には、不正なダウンロード要求と判断することとしているが、このような判断とともに、又はこのような判断に代えて、サーバ110が記憶している進捗情報GT(t)で表される進捗度(例えば、送信済みのデータサイズZT(h)又はデータ位置DP(h))よりも、再接続用情報RADに含まれる進捗情報GD(m)で表される進捗度(例えば、ダウンロード済みのデータサイズZD(m)又はデータ位置DP(m))が大きい場合には、不正なダウンロード要求と判断して、ダウンロードを再開させないようにすることもできる。
そして、サーバ110の再開認証部124は、不正なダウンロード要求と判断したときには、このようなダウンロード要求で使用された再接続用情報RADに含まれるダウンロード識別情報DIDをユーザ管理情報記憶部128から消去して、それ以降このような再接続用情報RADを指定して端末230がサーバ110に接続できないようにすることができる。
これにより、サーバ110は、端末230がダウンロードしたデータに余計なデータが混在することによってコンテンツ情報CDが壊れていることを検出でき、また、不正なダウンロード要求を拒否することができる。
実施の形態4.
サーバ110及び端末230は、ダウンロードの再開にタイムアウト時間(以下、再開タイムアウト時間)を設定してもよい。端末230が車載用の端末である場合のように、ネットワーク150への接続が連続していない(ネットワーク150への接続と切断とが繰り返される)環境では、ダウンロードが中断されてから、ダウンロードが再開されるまでに、長い時間(例えば、1日以上の時間)がかかることはあまりない。このため、サーバ110及び端末230は、再開タイムアウト時間をあらかじめ定められた時間、例えば、1日等の日単位で定めておくことができる。
なお、このタイムアウト時間を計測する始期については、例えば、図5又は図8のステップS12又はS15により、ダウンロードが中断されたと判断された時とするのが望ましい。
そして、このような再開タイムアウト時間が経過した場合には、サーバ110では、例えば、送信監視部122が、タイムアウト時間が経過した再接続用情報RADに含まれているダウンロード識別情報DIDをユーザ管理情報記憶部128から消去するようにしてもよい。また、端末230では、例えば、再開情報処理部243が、タイムアウト時間が経過した再接続用情報RADを管理情報記憶部248及び一時記憶部249から消去するようにしてもよい。
再開タイムアウト時間は、使用する端末230の種類、ネットワークの接続状況、ダウンロードサービスを利用するユーザ数によって、例えば、サーバ110の送信監視部122又は端末230の再開情報処理部243が決定するようにしてもよい。ユーザが多い場合には、再開タイムアウト時間が短くなるように設定するのが望ましい。
このようにすることで、古いデータ(ダウンロード識別情報DID)をサーバ110に長期間貯めておく必要がなくなるので、データ格納領域の削減ができる。
実施の形態5.
実施の形態1は、サーバ110は、端末230からの応答パケットRPに格納されている進捗情報(ダウンロード済みのデータサイズ又は対応するデータ位置などの進捗度を表す)により、コンテンツ情報CDのうちのどの部分まで正常に送信できたか(正しく受信されたか)を知ることとしており、サーバ110のユーザ管理情報記憶部128で記憶している進捗情報GThは、最後に受信した応答パケットRPに含まれる進捗情報である。一方、端末230は、受信し、コンテンツ記憶部247に記憶されているデータのサイズをコンテンツ記憶部247から取得して、ダウンロード済みのデータサイズZDとし、該データサイズ、又はこれに基づいて算出したデータ位置を示す情報を進捗情報GDとして、再接続の際にサーバ110に通知している。
端末230がデータを受信し、コンテンツ記憶部247に記憶させたにも拘わらず、確認応答RPを送る前に通信回線が切断された場合には、端末230はデータを正常に受信したにも拘わらず、切断前に正常に受信したデータのサイズを反映した情報がサーバ110に伝わらなくなり、サーバ110では、通信回線の切断前に最後に受信した応答パケットRPに格納された進捗情報をユーザ管理情報記憶部128に保持することとなる。その結果、再接続の際に端末230から通知される進捗情報度GDで表される進捗度と、サーバ110のユーザ管理情報記憶部128で保持している進捗情報GTで表される進捗度
との差がかなり大きな値となる(進捗度がデータサイズ又はデータ位置である場合、最大で、1パケットで送信可能な最大バイト数となる)ことがある。
実施の形態5では、このような場合を考慮して、ダウンロードの中断前にサーバ110に最後に送信した応答パケットRPに格納した進捗情報を、端末230内に、例えば管理情報記憶部248に保持し、端末230が再接続を要求する際に、(コンテンツ記憶部247に記憶されているデータのサイズ又はこれに対応するデータ位置等の進捗度を表す進捗情報GD(m)ではなく、)前記管理情報記憶部248に保持されている進捗情報GD(n)をサーバ110に通知することとする。
なお、進捗情報GD(n)は、進捗情報GD(m)と同様に生成されるものであるが、その生成のタイミングが異なるので、区別してある。
このようにすることで、(中断前の最後の応答パケットRPが正しくサーバ110に受信されたのであれば、)再接続の際に再接続用情報で通知される進捗情報GD(n)と、サーバ110のユーザ管理情報記憶部128に記憶されている進捗情報GT(h)とは同じ進捗度を表すはずであり、従って、サーバ110の再開認証部124は、ユーザ管理情報記憶部128に記憶されている進捗情報GT(h)と、端末230から通知される進捗情報GD(n)とを比較し、これらが一致するか否かにより(それらの差が所定の閾値以下か否かによりではなく)、再開認証を行うことができる。このため、不正アクセスを一層確実に排除することができる。
なお、このような処理をする結果、端末230は、認証のためにサーバ110に知らせた進捗情報GD(n)で表される進捗度(ダウンロード済みのデータサイズZD(n)又はデータ位置DP(n))よりも、実際の進捗度(コンテンツ記憶部247に記憶されているデータのサイズZD(m)又はこれに対応するデータ位置DP(m)が大きくなることがある。その場合には超過分を消去乃至無視し、ダウンロード再開後同じデータを再度送信することになる。
100:コンテンツ通信システム、 110:コンテンツ送信装置(サーバ)、 111:CPU、 112:ROM、 113:RAM、 114:NIM、 115:書込/読出部、 116:コマンド入力部、 117:コンテンツ情報記録ディスク、 118:ユーザ管理情報記録ディスク、 120:認証部、 121:コンテンツ送信処理部、 122:送信監視部、 123:再開情報通知部、 124:再開認証部、 125:送信再開処理部、 126:コンテンツ記憶部、 127:一時記憶部、 128:ユーザ管理情報記憶部、 230:コンテンツダウンロード装置(端末)、 231:CPU、 232:ROM、 233:RAM、 234:不揮発性記憶媒体、 235:NIM、 236:書込/読出部、 237:コマンド入力部、 238:デコーダ、 239:映像/音声出力部、 240:ダウンロード開始処理部、 241:ダウンロード処理部、 242:ダウンロード監視部、 243:再開情報処理部、 244:ダウンロート再開部、 245:進捗情報付加部、 246:表示部、 247:コンテンツ記憶部、 248:管理情報記憶部、 249:一時記憶部、 250:入力部、 150:ネットワーク、 151:AP。

Claims (24)

  1. コンテンツ送信装置と、ネットワークを介して、前記コンテンツ送信装置からコンテンツ情報をダウンロードするコンテンツダウンロード装置とを有するコンテンツ通信システムが行う通信方法であって、
    前記コンテンツダウンロード装置によるダウンロードのため、前記コンテンツ情報を複数の送信パケットに分割して前記コンテンツダウンロード装置に送信するコンテンツ送信処理ステップと、
    前記コンテンツ送信装置が、前記コンテンツダウンロード装置に、前記ダウンロードの中断後の再開の際に前記コンテンツ送信装置を指定するために用いられる再接続用アドレスを通知するアドレス通知ステップと、
    前記コンテンツ送信装置が、前記ダウンロードの進捗度を表す進捗情報をユーザ管理情報記憶部に記憶させる送信側進捗情報記憶ステップと、
    前記コンテンツダウンロード装置が、前記ダウンロードの中断後に、前記再接続用アドレスを用いて前記コンテンツ送信装置に接続し、前記コンテンツダウンロード装置で生成した、ダウンロードの進捗度を表す進捗情報を前記コンテンツ送信装置に通知する再接続ステップと、
    前記コンテンツ送信装置が、前記ユーザ管理情報記憶部に記憶されている前記進捗情報と、前記コンテンツダウンロード装置より通知された前記進捗情報とを比較し、該比較結果が所定の条件を満たすか否かを判断する再開認証ステップと、
    前記再開認証ステップにおいて、前記比較の結果が前記所定の条件を満たすと判断されたことを条件として、前記コンテンツ送信装置が、前記ダウンロードが中断された前記コンテンツ情報の続きを、前記コンテンツダウンロード装置に送信させる送信再開処理ステップと
    を有することを特徴とする通信方法。
  2. 前記進捗情報で表される進捗度がダウンロード済みのデータサイズ又は該データサイズに対応する、コンテンツ情報内のデータ位置であることを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記送信側進捗情報記憶ステップは、
    前記コンテンツ送信装置が、前記コンテンツダウンロード装置に前記コンテンツ情報を送信し、前記コンテンツダウンロード装置における受信を確認できたデータのサイズ又はこれに対応する、前記コンテンツ情報内のデータ位置を示す情報を前記進捗情報としてユーザ管理情報記憶部に記憶させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信方法。
  4. 前記コンテンツダウンロード装置は、
    前記コンテンツ送信装置からの送信パケットで受信し、内部のコンテンツ記憶部に記憶されているデータのサイズ又はこれに対応する、前記コンテンツ情報内のデータ位置を示す情報を、前記進捗情報として格納した応答パケットを前記コンテンツ送信装置に送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信方法。
  5. 再開認証ステップは、前記所定の条件を満たすか否かの判断として、
    前記コンテンツ送信装置が、前記コンテンツ送信装置内に記憶されている前記進捗情報で表される進捗度と、前記コンテンツダウンロード装置より通知された前記進捗情報で表される進捗度との差分値が、あらかじめ定められた閾値の範囲内であるか否かの判断を行なう
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の通信方法。
  6. 前記コンテンツ送信装置は、前記ダウンロードが中断されたと判断したときに、前記ユーザ管理情報記憶部に前記進捗情報を記憶させる処理を行うこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の通信方法。
  7. 前記コンテンツ送信装置は、あらかじめ定められた時間を超えて、前記コンテンツダウンロード装置からの確認応答が受信されない場合に、前記コンテンツ情報のダウンロードが中断されたと判断すること
    を特徴とする請求項6に記載の通信方法。
  8. 前記コンテンツダウンロード装置は、
    前記ダウンロードの中断前の最後の応答パケットに格納した前記進捗情報を前記管理情報記憶部に保持し、
    前記再接続ステップにおいて、前記保持されている進捗情報を前記コンテンツ送信装置に通知し、
    前記コンテンツ送信装置は、前記再開認証ステップにおいて、前記あらかじめ定められた閾値を0とすること
    を特徴とする請求項4に記載の通信方法。
  9. 前記コンテンツ送信装置が、
    開始したダウンロードを識別するためのダウンロード識別情報を前記ユーザ管理情報記憶部に記憶させるダウンロード識別情報記憶ステップを更に有し、
    前記コンテンツダウンロード装置は、前記再接続ステップにおいて、中断されたダウンロードのダウンロード識別情報を前記コンテンツ送信装置に通知し、
    前記コンテンツ送信装置は、
    前記再開認証ステップにおいて、前記再接続ステップで通知されたダウンロード識別情報が、前記ユーザ管理情報記憶部に記憶されているか否かを判断し、
    前記コンテンツ送信装置のコンテンツ送信処理部は、前記比較結果が前記所定の条件を満たし、かつ、前記再接続ステップで通知されたダウンロード識別情報が、前記ユーザ管理情報記憶部に記憶されている場合に、前記コンテンツ情報の続きを送信させること
    を特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の通信方法。
  10. 前記コンテンツ送信装置は、前記ダウンロードが中断されてから、あらかじめ定められたタイムアウト時間が経過した場合には、前記中断されたダウンロードのダウンロード識別情報を前記ユーザ管理情報記憶部から消去すること
    を特徴とする請求項9に記載の通信方法。
  11. 前記再開認証ステップは、前記所定の条件を満たすか否かの判断として、
    前記コンテンツ送信装置が、前記コンテンツ送信装置内に記憶されている前記進捗情報で表される進捗度が、前記コンテンツダウンロード装置より通知された前記進捗情報で表される進捗度以上であるか否かの判断を行なうこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の通信方法。
  12. ネットワークを介して、コンテンツ情報をコンテンツダウンロード装置に送信するコンテンツ送信装置であって、
    前記コンテンツダウンロード装置によるダウンロードのため、前記コンテンツ情報を複数の送信パケットに分割して前記コンテンツダウンロード装置に送信するコンテンツ送信処理部と、
    前記コンテンツダウンロード装置に、前記ダウンロードの中断後の再開の際に前記コンテンツ送信装置を指定するために用いられる再接続用アドレスを通知する再開情報通知部と、
    ユーザ管理情報記憶部と、
    前記ダウンロードの進捗度を表す進捗情報を前記ユーザ管理情報記憶部に記憶させる送信監視部と、
    前記コンテンツダウンロード装置が、前記ダウンロードの中断後に、前記再接続用アドレスを用いて前記コンテンツ送信装置に接続し、前記コンテンツダウンロード装置で生成した、ダウンロードの進捗度を表す進捗情報を通知した場合に、前記ユーザ管理情報記憶部に記憶されている前記進捗情報と、前記コンテンツダウンロード装置が通知した前記進捗情報とを比較し、該比較結果が所定の条件を満たすか否かを判断する再開認証部と、
    前記再開認証部が、前記比較結果が前記所定の条件を満たすと判断したことを条件として、前記コンテンツ送信処理部に、前記ダウンロードが中断された前記コンテンツ情報の続きを、前記コンテンツダウンロード装置に送信させる送信再開処理部と
    を有することを特徴とするコンテンツ送信装置。
  13. 前記進捗情報で表される進捗度がダウンロード済みのデータサイズ又は該データサイズに対応する、コンテンツ情報内のデータ位置であることを特徴とする請求項12に記載のコンテンツ送信装置。
  14. 前記送信監視部は、
    前記コンテンツ送信装置が、前記コンテンツダウンロード装置に前記コンテンツ情報を送信し、前記コンテンツダウンロード装置における受信を確認できたデータのサイズ又はこれに対応する、前記コンテンツ情報内のデータ位置を示す情報を前記進捗情報としてユーザ管理情報記憶部に記憶させる
    ことを特徴とする請求項13に記載のコンテンツ送信装置。
  15. 前記再開認証部は、前記所定の条件を満たすか否かの判断として、前記ユーザ管理情報記憶部に記憶されている前記進捗情報で表される進捗度と、前記コンテンツダウンロード装置が通知した前記進捗情報で表される進捗度との差分値が、あらかじめ定められた閾値の範囲内であるか否かの判断を行なう
    ことを特徴とする請求項12から14のいずれか一項に記載のコンテンツ送信装置。
  16. 前記送信監視部は、前記ダウンロードが中断されたと判断したときに、前記ユーザ管理情報記憶部に前記進捗情報を記憶させること
    を特徴とする請求項12又は13に記載のコンテンツ送信装置。
  17. 前記送信監視部は、あらかじめ定められた時間を超えて、前記コンテンツダウンロード装置からの確認応答が受信されない場合に、前記コンテンツ情報のダウンロードが中断されたと判断すること
    を特徴とする請求項16に記載のコンテンツ送信装置。
  18. 前記送信監視部が、開始したダウンロードを識別するためのダウンロード識別情報を前記ユーザ管理情報記憶部に記憶させ、
    前記コンテンツダウンロード装置が、ダウンロードの再開のため、中断されたダウンロードのダウンロード識別情報を前記コンテンツ送信装置に通知したときに、前記再開認証部は、前記コンテンツダウンロード装置より通知されたダウンロード識別情報が、前記ユーザ管理情報記憶部に記憶されているか否かを判断し、
    前記コンテンツ送信処理部は、前記比較結果が前記所定の条件を満たし、かつ、前記コンテンツダウンロード装置から通知されたダウンロード識別情報が、前記ユーザ管理情報記憶部に記憶されている場合に、前記コンテンツ情報の続きを送信させること
    を特徴とする請求項12から17の何れか一項に記載のコンテンツ送信装置。
  19. 前記再開認証部は、前記コンテンツ情報のダウンロードが中断されてから、あらかじめ定められたタイムアウト時間が経過した場合には、前記中断されたダウンロードのダウンロード識別情報を前記ユーザ管理情報記憶部から消去すること
    を特徴とする請求項18に記載のコンテンツ送信装置。
  20. 前記再開認証部は、前記所定の条件を満たすか否かの判断として、
    前記ユーザ管理情報記憶部に記憶されている前記進捗情報で表される進捗度が、前記コンテンツダウンロード装置より通知された前記進捗情報で表される進捗度以上であるか否かの判断を行なう
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載のコンテンツ送信装置。
  21. ネットワークを介して、コンテンツ送信装置から送信されるコンテンツ情報をダウンロードするコンテンツダウンロード装置であって、
    コンテンツ記憶部と、
    前記コンテンツ送信装置から、複数の送信パケットに分割して送信されるコンテンツ情報を受信して、前記コンテンツ記憶部に記憶させるダウンロード処理部と、
    前記ダウンロードの中断後の再開の際に前記コンテンツ送信装置を指定するために用いられる再接続用アドレスが前記コンテンツ送信装置から送信されたときに、該再接続用アドレスを受信する再開情報処理部と、
    前記コンテンツ情報のダウンロードの中断後の再開の際に、前記再接続用アドレスを用いて前記コンテンツ送信装置に接続し、前記ダウンロードの進捗度を表す進捗情報を前記コンテンツ送信装置に通知するダウンロード再開部と、
    前記コンテンツ送信装置において記憶されている前記ダウンロードの進捗度を表す進捗情報と、前記コンテンツダウンロード装置から前記コンテンツ送信装置に通知した前記進捗情報との比較結果が所定の条件を満たすと判断されたことを条件として、前記コンテンツ送信装置より、ダウンロードが中断された前記コンテンツ情報の続きを受信するダウンロード処理部と
    を有することを特徴とするコンテンツダウンロード装置。
  22. 前記進捗情報で表される進捗度がダウンロード済みのデータサイズ又は該データサイズに対応する、コンテンツ情報内のデータ位置であることを特徴とする請求項21に記載のコンテンツダウンロード装置。
  23. 前記コンテンツ送信装置からの送信パケットで受信し、内部のコンテンツ記憶部に記憶されているデータのサイズ又はこれに対応する、前記コンテンツ情報内のデータ位置を示す情報を、前記進捗情報として格納した応答パケットを前記コンテンツ送信装置に送信するダウンロード監視部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項21又は22に記載のコンテンツダウンロード装置。
  24. 前記管理情報記憶部が、前記ダウンロードの中断前の最後の応答パケットに格納した前記進捗情報を保持し、
    前記ダウンロードの中断後の再開の際に、前記保持されている進捗情報を前記コンテンツ送信装置に通知し、
    通知した進捗情報を、前記コンテンツ送信装置における認証に利用させること
    を特徴とする請求項23に記載のコンテンツダウンロード装置。
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