JP2011180331A - 表示装置及びその信号切替方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】信号が入力された入力端子に自動的に切り替える表示装置を提供する。
【解決手段】同期信号検出回路20は、入力端子(T1)11から入力端子(T5)15が入力する信号の有無を判別する。検出回路30は、入出力処理部50の処理により信号の有無を判別し、同期信号検出回路20に出力する。同期信号検出回路20は、入力端子の入力信号有無判別結果を、セレクター・マルチプレクサー40に出力する。セレクター・マルチプレクサー40が入力信号有無判別結果を入出力処理部50に出力すると、入力端子切替処理部50aは、入力端子の入力信号有無判別結果に基づいて入力端子の切り替え要求をセレクター・マルチプレクサー40に出力する。セレクター・マルチプレクサー40は、入力端子の切り替え要求に基づいて入力端子の選択を行い、選択した入力端子から信号を入力し、画像処理回路60とパネル制御回路70に出力する。
【選択図】図2
【解決手段】同期信号検出回路20は、入力端子(T1)11から入力端子(T5)15が入力する信号の有無を判別する。検出回路30は、入出力処理部50の処理により信号の有無を判別し、同期信号検出回路20に出力する。同期信号検出回路20は、入力端子の入力信号有無判別結果を、セレクター・マルチプレクサー40に出力する。セレクター・マルチプレクサー40が入力信号有無判別結果を入出力処理部50に出力すると、入力端子切替処理部50aは、入力端子の入力信号有無判別結果に基づいて入力端子の切り替え要求をセレクター・マルチプレクサー40に出力する。セレクター・マルチプレクサー40は、入力端子の切り替え要求に基づいて入力端子の選択を行い、選択した入力端子から信号を入力し、画像処理回路60とパネル制御回路70に出力する。
【選択図】図2
Description
本発明は、表示装置に係り、特に入力信号の有無を判別し、自動的に入力信号の切り替えを行う表示装置に関する。
近年、表示装置は、複数の入力端子が備えられ、これらの入力端子から出力される映像信号を選択し、表示することが可能となってきている。例えば、これらの入力端子に接続される外部装置としてコンポジットビデオ装置、S端子を備えるビデオ装置(以下、Sビデオ装置という)、アナログVGA端子を備えた装置(以下、アナログVGA装置)、アナログコンポーネント端子を備えた装置(以下、アナログコンポーネント装置という)、DVI−D端子を備えた装置(以下、DVI−D装置という)、HDMI端子を備えた装置(HDMI装置)、LAN、ワイヤレスLAN、USB−VGA端子を備えた変換装置(以下、USB−VGA変換装置という)、ワイヤレスUSB−VGA端子を備えた変換装置(以下、ワイヤレスUSB−VGA変換装置という)、USBメモリ及びSDカードなどがあるが、これらの外部装置から映像信号を入力することができる入力端子が設けられている。ユーザは、これらの外部装置から表示装置に映像信号の入力を行うときには、これらの外部装置とを接続するケーブルのコネクタを入力端子に挿入してから、入力端子の切替操作を行っていた。しかし、操作に不慣れなユーザは、入力端子の切替操作の手順がわからないことがあった。
このような入力端子の切り替え操作を解りやすく、操作性のよい切り替え方法を提供する技術として特開2005−252528号公報(特許文献1)を挙げることができる。特許文献1に開示の技術では、入力端子の抜き差しを検知した場合に、現在表示中の画像と共に入力端子の抜き差しに応じた新たな画像をマルチ画面で表示することでユーザに状況把握を容易に行わせる表示システムを提供している。入力端子の抜き差しに応じた新たな画像は、抜き差しによる接続状態を表示する画像や、新たに差し込まれた入力端子からの映像信号に基づく画像、又はそれらを組み合わせた画像などである。
しかしながら、特許文献1に開示の技術における表示システムは、ユーザに入力端子の抜き差しの状況を知らせることができるが、入力端子の切り替え操作はユーザ自身が行わなければならなかった。このため、操作に不慣れなユーザにとっては、入力端子の抜き差しによる状況が表示されてもどのように切り替え操作を行ってよいのかわからないことがあった。また、現在表示中の画像と共に入力端子の抜き差しによる新たな画像をマルチ画面で表示するためには、PinP回路が必要となるので、コストがかかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決できる表示装置及び表示装置の信号切替方法を提供することを目的とする。
本発明の表示装置は、複数の入力端子のいずれかに接続された装置からの信号を入力して画像を表示する表示装置において、前記入力端子の信号の有無を検出する信号検出手段と、前記複数の入力端子のうち入力端子を前記信号検出手段により信号有りが検出された入力端子に切り替える入力端子切替手段と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の表示装置は、当該表示装置に電源が入力されてからの経過時間が予め決められた設定時間以上のときに、前記入力端子切替手段が前記入力端子の切り替えを行うことを特徴としている。
また、本発明の表示装置は、当該表示装置に電源が入力されてからの経過時間が予め決められた設定時間以内のときに、前記入力端子切替手段が前記入力端子の切り替えを行うことを特徴としている。
また、本発明の表示装置は、当該表示装置の出荷後初めての起動時に、AC電源がオンされてから所定時間経過後に前記入力端子の切り替えを可能とする、またはAC電源がオンされてから所定時間内に前記入力端子の切り替えを可能とするのいずれかの起動設定選択項目を記憶する起動方法設定手段を備えることを特徴としている。
また、本発明の表示装置は、前記起動方法設定手段で設定された前記起動設定選択項目に基づいて前記入力端子切替手段が前記入力端子の信号の切り替えを行うことを特徴としている。
また、本発明の表示装置の前記起動方法設定手段は、当該表示装置に接続されているコンピュータにより前記起動設定選択項目を選択し設定することを特徴としている。
また、本発明の表示装置は、当該表示装置が出荷後初めての起動であるか否かの初回起動情報を記憶する記憶手段を備えていることを特徴としている。
また、本発明の表示装置は、プロジェクタ装置であることを特徴としている。
また、本発明の表示装置の前記入力端子切替手段は、前記入力端子の信号がノイズであるかを判別するノイズ判別手段とを備え、前記ノイズ判別手段により前記入力端子の信号がノイズでないと判別されたときに、前記入力端子に切り替えることを特徴としている。
本発明の表示装置の信号切替方法は、複数の入力端子のいずれかに接続された装置からの信号を入力して画像を表示する表示装置において、前記入力端子の信号の有無を検出する信号検出工程と、前記複数の入力端子のうち入力端子を前記信号検出工程により信号有りが検出された入力端子に切り替える入力端子切替工程と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の表示装置は、当該表示装置に電源が入力されてからの経過時間が予め決められた設定時間以上のときに、前記入力端子切替手段が前記入力端子の切り替えを行うことを特徴としている。
また、本発明の表示装置は、当該表示装置に電源が入力されてからの経過時間が予め決められた設定時間以内のときに、前記入力端子切替手段が前記入力端子の切り替えを行うことを特徴としている。
また、本発明の表示装置は、当該表示装置の出荷後初めての起動時に、AC電源がオンされてから所定時間経過後に前記入力端子の切り替えを可能とする、またはAC電源がオンされてから所定時間内に前記入力端子の切り替えを可能とするのいずれかの起動設定選択項目を記憶する起動方法設定手段を備えることを特徴としている。
また、本発明の表示装置は、前記起動方法設定手段で設定された前記起動設定選択項目に基づいて前記入力端子切替手段が前記入力端子の信号の切り替えを行うことを特徴としている。
また、本発明の表示装置の前記起動方法設定手段は、当該表示装置に接続されているコンピュータにより前記起動設定選択項目を選択し設定することを特徴としている。
また、本発明の表示装置は、当該表示装置が出荷後初めての起動であるか否かの初回起動情報を記憶する記憶手段を備えていることを特徴としている。
また、本発明の表示装置は、プロジェクタ装置であることを特徴としている。
また、本発明の表示装置の前記入力端子切替手段は、前記入力端子の信号がノイズであるかを判別するノイズ判別手段とを備え、前記ノイズ判別手段により前記入力端子の信号がノイズでないと判別されたときに、前記入力端子に切り替えることを特徴としている。
本発明の表示装置の信号切替方法は、複数の入力端子のいずれかに接続された装置からの信号を入力して画像を表示する表示装置において、前記入力端子の信号の有無を検出する信号検出工程と、前記複数の入力端子のうち入力端子を前記信号検出工程により信号有りが検出された入力端子に切り替える入力端子切替工程と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、ユーザが入力端子の切り替え操作を一切行うことなく、表示装置自体が自動的に入力端子の接続状態に合わせて、最適な切り替え操作を行う表示装置を提供することができる。また、入力端子の切り替え操作が不要となることで、GUI(Graphical User Interface)や操作ボタンなどを搭載するコストを抑え、更に操作パネルのスペースが削減されるのでサイズダウンとなる表示装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照して説明する。なお、本実施形態における信号は、映像信号であり、以下の点に特徴がある。
1.表示装置には複数の入力端子を備えており、全ての入力端子について、入力端子の自動判別の際には、信号入力の有無(同期信号の有無またはコネクション電圧の有無)を判別し、信号の入力がなかった入力端子に信号の入力が認められたら、信号の入力が認められた入力端子に自動的に切り替える。これにより、表示装置の入力端子の切り替えを入力端子のケーブル挿抜操作だけで行うことができる。
2.待機状態にある表示装置において上記1のように信号の入力がなかった入力端子に信号の入力認められたら、自動的に表示装置のランプを点灯し、信号の入力が認められた入力端子に自動的に切り替える。
3.上記1の動作は、映像が通常表示されている時にもリアルタイムに行われる。
4.電源が入力されたとき上記1または2の動作が勝手に行われないようにするため、電源が入力されてから決まった時間を経過するまでの間は上記1または2の動作は行わない(切替モード1とする)。
5.電源が入力されたとき上記1または2の動作が勝手に行われないようにするため、電源が入力されてから決まった時間を経過するまでの間だけ上記1または2の動作を行う(切替モード2とする)。
6.上記4、5のどちらの切替モードにするかは、ユーザが選択できる。
7.上記6の設定はユーザが表示装置を初めて使用したときに決定することができる。
8.上記手順またはユーザからの電源オンの要求に従って起動した表示装置について、全ての入力端子が無信号である状態が決まった時間続いたときに自動的に電源をオフすることができる。
上記特徴1から特徴8により、本発明はGUIを使用せずに、信号を出力する装置と入力端子を接続するケーブルの挿抜だけで表示装置の入力端子の切り替え操作を行うことができる。従って、特別なGUIや操作方法に対してユーザの習熟が必要でないので、誰でも入力端子の切り替えを行うことができる表示装置である。また、GUIや操作ボタンなどを搭載するコストを抑えることができる表示装置である。なお、上記特徴4の切替モード1は停電が発生した後に復電したとき(表示装置の電源が配電盤のブレーカーによりオフ、オンされたときや、雷などにより瞬時停電が発生したときなど)入力端子が勝手に切り替わるのを防止したいユーザにより選択されることを想定している。上記特徴5の切替モード2は、表示装置の動作中に勝手に入力端子が切り替わってしまうことを望まないユーザにより選択されることを想定している。
1.表示装置には複数の入力端子を備えており、全ての入力端子について、入力端子の自動判別の際には、信号入力の有無(同期信号の有無またはコネクション電圧の有無)を判別し、信号の入力がなかった入力端子に信号の入力が認められたら、信号の入力が認められた入力端子に自動的に切り替える。これにより、表示装置の入力端子の切り替えを入力端子のケーブル挿抜操作だけで行うことができる。
2.待機状態にある表示装置において上記1のように信号の入力がなかった入力端子に信号の入力認められたら、自動的に表示装置のランプを点灯し、信号の入力が認められた入力端子に自動的に切り替える。
3.上記1の動作は、映像が通常表示されている時にもリアルタイムに行われる。
4.電源が入力されたとき上記1または2の動作が勝手に行われないようにするため、電源が入力されてから決まった時間を経過するまでの間は上記1または2の動作は行わない(切替モード1とする)。
5.電源が入力されたとき上記1または2の動作が勝手に行われないようにするため、電源が入力されてから決まった時間を経過するまでの間だけ上記1または2の動作を行う(切替モード2とする)。
6.上記4、5のどちらの切替モードにするかは、ユーザが選択できる。
7.上記6の設定はユーザが表示装置を初めて使用したときに決定することができる。
8.上記手順またはユーザからの電源オンの要求に従って起動した表示装置について、全ての入力端子が無信号である状態が決まった時間続いたときに自動的に電源をオフすることができる。
上記特徴1から特徴8により、本発明はGUIを使用せずに、信号を出力する装置と入力端子を接続するケーブルの挿抜だけで表示装置の入力端子の切り替え操作を行うことができる。従って、特別なGUIや操作方法に対してユーザの習熟が必要でないので、誰でも入力端子の切り替えを行うことができる表示装置である。また、GUIや操作ボタンなどを搭載するコストを抑えることができる表示装置である。なお、上記特徴4の切替モード1は停電が発生した後に復電したとき(表示装置の電源が配電盤のブレーカーによりオフ、オンされたときや、雷などにより瞬時停電が発生したときなど)入力端子が勝手に切り替わるのを防止したいユーザにより選択されることを想定している。上記特徴5の切替モード2は、表示装置の動作中に勝手に入力端子が切り替わってしまうことを望まないユーザにより選択されることを想定している。
<実施形態1>
実施形態1は、入力端子の抜き差しが行われると差し込まれた入力端子に切り替える実施形態である。実施形態1では、1つの入力端子が差し込まれたときの切り替え手順の例を示している。また、実施形態1における表示装置100は、入力端子に入力される信号とノイズを判別し、ノイズでない信号が入力された入力端子に自動的に切り替えることができる。
実施形態1は、入力端子の抜き差しが行われると差し込まれた入力端子に切り替える実施形態である。実施形態1では、1つの入力端子が差し込まれたときの切り替え手順の例を示している。また、実施形態1における表示装置100は、入力端子に入力される信号とノイズを判別し、ノイズでない信号が入力された入力端子に自動的に切り替えることができる。
まず、図1に示す表示装置100の後面に設けられている入力端子について説明する。図1の表示装置100は、プロジェクター装置である。図示のように表示装置100の後面に、RS232C端子1、出力端子2、入力端子(T1)11、入力端子(T2)12、入力端子(T3)13、入力端子(T4)14及び入力端子(T5)15が設けられている。RS−232C端子1は、コンピュータから表示装置100の操作を行うために接続される端子である。出力端子2は、コンピュータのモニターと接続される端子である。入力端子(T1)11は、アナログコンポーネント装置と接続される端子である。入力端子(T2)12は、Sビデオ装置と接続される端子である。入力端子(T3)13は、コンポジットビデオ装置と接続される端子である。入力端子(T4)14は、DVI−D装置と接続される端子である。入力端子(T5)15は、LANと接続される端子である。
次に、図2に示す表示装置100の機能について説明する。図示のように表示装置100は、入力端子(T1)11、入力端子(T2)12、入力端子(T3)13、入力端子(T4)14、入力端子(T5)15、同期信号検出回路20、検出回路30、セレクター・マルチプレクサー40、入出力処理部50、EEPROM51、画像処理回路60、パネル制御回路70、パネル80、制御電源90、RS232C端子1及び出力端子2から構成されている。入出力処理部50には、入力端子切替処理部50aと起動方法設定処理部50bが設けられている。なお、入力端子切替処理部50aは後述の実施形態2でも用いられる部位である。また、起動方法設定処理部50bは、後述の実施形態3で用いられる部位である。図2の入力端子(T1)11〜(T5)15は、図1の入力端子(T1)11〜(T5)15に対応する。図2のRS232C端子1、出力端子2は、図1のRS232C端子1、出力端子2に対応する。
同期信号検出回路20は、入力端子(T1)11、入力端子(T2)12、入力端子(T3)13、入力端子(T4)14及び入力端子(T5)15が入力する信号の有無を判別する回路である。但し入力端子(T5)15については、検出回路30を介して入力信号の有無の判別結果が同期信号検出回路20に出力される。検出回路30は、入力端子(T5)15からの信号と、入出力処理部50が実行する処理に基づいて判定した結果を同期信号検出回路20に出力する。同期信号検出回路20は、各入力端子の入力信号有無判別結果を、セレクター・マルチプレクサー40に出力する。
同期信号検出回路20と検出回路30による、入力端子の信号有無判別方法について、表示装置100に接続される外部装置の種別に応じ(1)から(7)に分類して説明する。
(1) コンポジットビデオ装置またはSビデオ装置
コンポジットビデオ装置またはSビデオ装置の場合、表示装置100の入力端子に印加されるのはNTSC・PAL・SECAMなどのビデオ信号またはY/C分離されたSビデオ信号である。同期信号検出回路20は、NTSC・PAL・SECAMなどのビデオ信号またはY/C分離されたSビデオ信号の同期信号であるVsync=60Hz/50Hz、Hsync=15kHzを検出できたときに、入力端子に信号有りとする。入力端子(T2)12は、Sビデオ装置に接続されるので、当該(1)の方法で信号有無が判別される。また、入力端子(T3)13は、コンポジットビデオ装置に接続されるので、当該(1)の方法で信号有無が判別される。
(2) アナログVGA装置またはアナログコンポーネント装置
アナログVGA装置またはアナログコンポーネント装置の場合、表示装置100の入力端子に印加されるのはアナログVGA信号またはアナログコンポーネント信号である。同期信号検出回路20は、アナログVGA信号またはアナログコンポーネント信号の下記(a)から(d)のいずれかの同期信号を検出する。信号検出回路20が入力可能な周波数の同期信号を検出したときに、入力端子に信号有りとする。
(a)独立したHS/VS信号(独立した端子への波形)
(b)Composite-On-H(HS端子へのコンポジットHS/VS信号)
(c)Sync-On-Green(G端子の映像に重畳されたHS/VS信号)
(d)色差輝度信号に重畳されたHS/VS同期信号
アナログVGAを備えたPCについては、同期信号検出回路20が接続先のモニターの機種名や設定値をPCに伝えるディスプレイ独自のIDであるEDIDに対する印加電圧を検出できたときに、入力端子に信号有りとすることも可能である。入力端子(T1)11は、アナログコンポーネント装置に接続されるので、当該(2)の方法で信号有無が判別される。
(3) DVI−D装置
DVI−D装置の入力端子の場合、表示装置100の入力端子に+5Vの電圧が常に印加される。同期信号検出回路20は、+5Vの電圧を検出できたときに、入力端子に信号有りとする。
(4) HDMI装置
HDMI装置の場合、入力端子に+5Vの電圧が常に印加される。同期信号検出回路20は、+5Vの電圧を検出できたときに、入力端子に信号有りとする。但し、HDMI装置において、HDMIケーブルを介して制御信号を伝送して機器間の連携動作を実現する規格であるCECを備えていれば、同期信号検出回路20は、HDMI装置のCECによる入力切替のリクエストがあったとき(CECのIMAGE_VIEW_ON または TEXT_VIEW_ON受信)に、入力端子に信号有りとする。入力端子(T4)14は、DVI−D装置に接続されるので、当該(3)の方法で信号有無が判別される。
(5) LANまたはワイヤレスLAN
LANまたはワイヤレスLANの場合、信号ケーブルが常に接続される。このため、LANまたはワイヤレスLANの通信を受信したか否かは、TCP/IPまたはUDP/IPのアプリケーション・プロトコルにより通信を受信したか否かを検出することで行われる。この検出は、入出力処理部50によるTCP/IPまたはUDP/IPのアプリケーション・プロトコルの受信処理を監視することにより行われる。検出回路30が、入出力処理部50からTCP/IPまたはUDP/IPのアプリケーション・プロトコルの受信通知を入力したときに、入力端子に信号有りとする。入力端子(T5)15は、LANに接続されるので、当該(5)の方法で信号有無が判別される。
(6) USB−VGA変換装置またはワイヤレスUSB−VGA変換装置
USB−VGA変換装置またはワイヤレスUSB−VGA変換装置の場合、接続されている外部装置はUSBディスプレイアダプタとしての取り扱いとなる。このため、映像データが有るか否かは映像ケーブルの挿抜となり、映像ケーブルの挿抜はUSBの接続・切断を検出することで行われる。この検出は、入出力処理部50によるUSBの接続・切断処理を監視することにより行われる。検出回路30が、入出力処理部50から有線USBまたは無線USBとの接続によるコネクションの確立通知を入力したときに、入力端子に信号有りとする。
(7) USBメモリまたはSDカード
USBメモリまたはSDカードの場合、信号の有無はUSBメモリまたはSDカードと接続されているか否かで判別される。このため、USBメモリまたはSDカードと接続されているか否かは、USBホスト、SDカードリーダなどのホストインターフェースのストレージメディアとの接続を検出することで行われる。この検出は、入出力処理部50によるホストインターフェースのストレージメディアとの接続処理を監視することにより行われる。検出回路30が、入出力処理部50からストレージメディアの挿入通知を入力したときに、入力端子に信号有りとする。
(1) コンポジットビデオ装置またはSビデオ装置
コンポジットビデオ装置またはSビデオ装置の場合、表示装置100の入力端子に印加されるのはNTSC・PAL・SECAMなどのビデオ信号またはY/C分離されたSビデオ信号である。同期信号検出回路20は、NTSC・PAL・SECAMなどのビデオ信号またはY/C分離されたSビデオ信号の同期信号であるVsync=60Hz/50Hz、Hsync=15kHzを検出できたときに、入力端子に信号有りとする。入力端子(T2)12は、Sビデオ装置に接続されるので、当該(1)の方法で信号有無が判別される。また、入力端子(T3)13は、コンポジットビデオ装置に接続されるので、当該(1)の方法で信号有無が判別される。
(2) アナログVGA装置またはアナログコンポーネント装置
アナログVGA装置またはアナログコンポーネント装置の場合、表示装置100の入力端子に印加されるのはアナログVGA信号またはアナログコンポーネント信号である。同期信号検出回路20は、アナログVGA信号またはアナログコンポーネント信号の下記(a)から(d)のいずれかの同期信号を検出する。信号検出回路20が入力可能な周波数の同期信号を検出したときに、入力端子に信号有りとする。
(a)独立したHS/VS信号(独立した端子への波形)
(b)Composite-On-H(HS端子へのコンポジットHS/VS信号)
(c)Sync-On-Green(G端子の映像に重畳されたHS/VS信号)
(d)色差輝度信号に重畳されたHS/VS同期信号
アナログVGAを備えたPCについては、同期信号検出回路20が接続先のモニターの機種名や設定値をPCに伝えるディスプレイ独自のIDであるEDIDに対する印加電圧を検出できたときに、入力端子に信号有りとすることも可能である。入力端子(T1)11は、アナログコンポーネント装置に接続されるので、当該(2)の方法で信号有無が判別される。
(3) DVI−D装置
DVI−D装置の入力端子の場合、表示装置100の入力端子に+5Vの電圧が常に印加される。同期信号検出回路20は、+5Vの電圧を検出できたときに、入力端子に信号有りとする。
(4) HDMI装置
HDMI装置の場合、入力端子に+5Vの電圧が常に印加される。同期信号検出回路20は、+5Vの電圧を検出できたときに、入力端子に信号有りとする。但し、HDMI装置において、HDMIケーブルを介して制御信号を伝送して機器間の連携動作を実現する規格であるCECを備えていれば、同期信号検出回路20は、HDMI装置のCECによる入力切替のリクエストがあったとき(CECのIMAGE_VIEW_ON または TEXT_VIEW_ON受信)に、入力端子に信号有りとする。入力端子(T4)14は、DVI−D装置に接続されるので、当該(3)の方法で信号有無が判別される。
(5) LANまたはワイヤレスLAN
LANまたはワイヤレスLANの場合、信号ケーブルが常に接続される。このため、LANまたはワイヤレスLANの通信を受信したか否かは、TCP/IPまたはUDP/IPのアプリケーション・プロトコルにより通信を受信したか否かを検出することで行われる。この検出は、入出力処理部50によるTCP/IPまたはUDP/IPのアプリケーション・プロトコルの受信処理を監視することにより行われる。検出回路30が、入出力処理部50からTCP/IPまたはUDP/IPのアプリケーション・プロトコルの受信通知を入力したときに、入力端子に信号有りとする。入力端子(T5)15は、LANに接続されるので、当該(5)の方法で信号有無が判別される。
(6) USB−VGA変換装置またはワイヤレスUSB−VGA変換装置
USB−VGA変換装置またはワイヤレスUSB−VGA変換装置の場合、接続されている外部装置はUSBディスプレイアダプタとしての取り扱いとなる。このため、映像データが有るか否かは映像ケーブルの挿抜となり、映像ケーブルの挿抜はUSBの接続・切断を検出することで行われる。この検出は、入出力処理部50によるUSBの接続・切断処理を監視することにより行われる。検出回路30が、入出力処理部50から有線USBまたは無線USBとの接続によるコネクションの確立通知を入力したときに、入力端子に信号有りとする。
(7) USBメモリまたはSDカード
USBメモリまたはSDカードの場合、信号の有無はUSBメモリまたはSDカードと接続されているか否かで判別される。このため、USBメモリまたはSDカードと接続されているか否かは、USBホスト、SDカードリーダなどのホストインターフェースのストレージメディアとの接続を検出することで行われる。この検出は、入出力処理部50によるホストインターフェースのストレージメディアとの接続処理を監視することにより行われる。検出回路30が、入出力処理部50からストレージメディアの挿入通知を入力したときに、入力端子に信号有りとする。
セレクター・マルチプレクサー40は、同期信号検出回路20から入力端子の入力信号有無判別結果を入力すると、入出力処理部50に出力する。また、セレクター・マルチプレクサー40は、入出力処理部50から出力される入力端子の切り替え要求に基づいて入力端子の選択を行う。次に、セレクター・マルチプレクサー40は、選択した入力端子から信号を入力すると、画像処理回路60とパネル制御回路70に信号を出力する。
入出力処理部50は、上述した(5)のTCP/IPまたはUDP/IPのアプリケーション・プロトコルの受信処理、(6)のUSBの接続・切断処理、(7)のストレージメディアとの接続処理を行う部位である。また、入出力処理部50の入力端子切替処理部50aは、セレクター・マルチプレクサー40から出力される入力端子の入力信号有無判別結果に基づいて入力端子の切り替えを行う部位である。入出力処理部50は、表示装置装置100を統括的に制御するCPU(図示せず)により実行制御される。
EEPROM51は、入出力処理部50に接続されている書き替え可能な不揮発性メモリであり、入出力処理部50が実行するプログラムやデータ等を記憶する。
画像処理回路60は、セレクター・マルチプレクサー40から出力される信号の画像処理を行い、画像処理を行った画像データをパネル80に出力する。
パネル制御回路70は、パネル80の制御を行う回路でパネル80のランプを制御するランプバラスト回路などから構成されている。
パネル80は、画像処理回路60から出力される画像データを表示する。
制御電源90は、配電盤300のブレーカー310を経由して供給されるAC電源をDC電源に変換して表示装置100の各部へ供給する。制御電源90とブレーカー310の間には電源スイッチ91が設けられている。
RS232C端子1は、表示装置100の操作を行うパソコン装置200のパソコン装置本体210と接続される。出力端子2は表示装置100の操作メニューが表示されるパソコン装置200のモニター220と接続される。
次に、表示装置100の入力端子切替処理部50aが実行する入力端子切替処理の手順について説明する。入力端子切替処理部50aは、入力端子に入力される信号がノイズであるかを判別し、ノイズであるときには入力端子の切り替えを行わないようにすることができる。図3(1)は、入力端子切替処理の手順を示すフローチャートである。図3(2)は、入力端子切替処理から呼び出される信号有無判別サブルーチン処理S40の手順を示すフローチャートである。図3(1)に示す入力端子切替処理と図3(2)に示す信号有無判別サブルーチン処理(S40)におけるX(X=1〜5)は、入力端子を示すためのインデックス番号である。入力端子(TX)(X=1〜5)は、図1及び図2のT1〜T5に対応している。C1〜C5は、信号有りの回数をカウントする信号有カウンタで、T1〜T5に対応している。C1〜C5は、信号無しのときに初期化される。Z1〜Z5は、信号無しの回数をカウントする信号無カウンタで、T1〜T5に対応している。Z1〜Z5は、入力端子(TX)を切り替え後に初期化される。また、N1は信号有カウンタCX(X=1〜5)について予め決められた信号有りとする回数であり、N2は信号無カウンタZX(X=1〜5)について予め決められた信号無しとする回数である。つまり、CXがN1以上であるか判定し、更にZXがN2より小さいかを判定し、そしてCXがN1以上かつZXがN2より小さいときに該当する入力端子(TX)の切り替えを行う。
まず、図3(1)に示す入力端子切替処理についてステップ順に説明し、次に図3(2)に示す信号有無判別サブルーチン処理(S40)についてステップ順に説明する。ユーザにより表示装置100の電源が投入されたとき、またはユーザにより待機状態の表示装置100が起動されたときに入力端子切替処理部50aが入力端子切替処理を開始する。
(ステップS10)
まず、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)(X=1〜5)の信号有カウンタCX=0(X=1〜5)の初期化を行う。
まず、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)(X=1〜5)の信号有カウンタCX=0(X=1〜5)の初期化を行う。
(ステップS20)
次に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)(X=1〜5)の信号無カウンタZX=0(X=1〜5)の初期化を行う。
次に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)(X=1〜5)の信号無カウンタZX=0(X=1〜5)の初期化を行う。
(ステップS30)
次に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行う。
次に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行う。
(ステップS40)
次に、入力端子切替処理部50aは、図3(2)に示す信号有無判別サブルーチン処理(S40)を呼び出して入力端子(TX)の信号有無の判別を行う。信号が有るときは、対応する入力端子(TX)の信号有カウンタCXがインクリメントされて更新される。また、信号が無いときは、対応する入力端子(TX)の信号無カウンタZXがインクリメントされて更新される。信号有無判別サブルーチン処理(S40)の手順については、後述する。
次に、入力端子切替処理部50aは、図3(2)に示す信号有無判別サブルーチン処理(S40)を呼び出して入力端子(TX)の信号有無の判別を行う。信号が有るときは、対応する入力端子(TX)の信号有カウンタCXがインクリメントされて更新される。また、信号が無いときは、対応する入力端子(TX)の信号無カウンタZXがインクリメントされて更新される。信号有無判別サブルーチン処理(S40)の手順については、後述する。
(ステップS50)
次に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)のインデックス番号(X)をインクリメントして更新(X=X+1)する。
次に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)のインデックス番号(X)をインクリメントして更新(X=X+1)する。
(ステップS60)
次に、入力端子切替処理部50aは、全ての入力端子(TX)について信号有無の判別を行ったか(X>5)を判定する。全ての入力端子(TX)について信号有無の判別を行ったとき(ステップS60のYes)は、N1以上である信号有カウンタCXがあるかを判定するステップS70に進む。また、全ての入力端子(TX)について信号有無の判別を行っていないとき(ステップS60のNo)は、次の入力端子(TX)について信号有無の判別を行うために信号有無判別サブルーチン処理S40を呼び出すステップS40に戻る。
次に、入力端子切替処理部50aは、全ての入力端子(TX)について信号有無の判別を行ったか(X>5)を判定する。全ての入力端子(TX)について信号有無の判別を行ったとき(ステップS60のYes)は、N1以上である信号有カウンタCXがあるかを判定するステップS70に進む。また、全ての入力端子(TX)について信号有無の判別を行っていないとき(ステップS60のNo)は、次の入力端子(TX)について信号有無の判別を行うために信号有無判別サブルーチン処理S40を呼び出すステップS40に戻る。
(ステップS70)
ステップS60がYesのときに入力端子切替処理部50aは、全ての信号有カウンタCXについてチェックを行い、N1以上である信号有カウンタCXがあるかを判定する。例えば、実施形態1の表示装置100では5つの入力端子(TX)が設けられているので、入力端子T1〜T5に対応する信号有カウンタC1〜C5について、N1以上であるかを判定する。信号有カウンタCXの中にN1以上の信号有カウンタCXがあるとき(ステップS70のYes)は、CXに対応する信号無カウンタZXがN2以上であるかを判定するステップS80に進む。また、信号有カウンタCXの中にN1以上の信号有カウンタCXがないとき(ステップS70のNo)は、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(I=1)を行うステップS30に戻る。
ステップS60がYesのときに入力端子切替処理部50aは、全ての信号有カウンタCXについてチェックを行い、N1以上である信号有カウンタCXがあるかを判定する。例えば、実施形態1の表示装置100では5つの入力端子(TX)が設けられているので、入力端子T1〜T5に対応する信号有カウンタC1〜C5について、N1以上であるかを判定する。信号有カウンタCXの中にN1以上の信号有カウンタCXがあるとき(ステップS70のYes)は、CXに対応する信号無カウンタZXがN2以上であるかを判定するステップS80に進む。また、信号有カウンタCXの中にN1以上の信号有カウンタCXがないとき(ステップS70のNo)は、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(I=1)を行うステップS30に戻る。
(ステップS80)
ステップS70がYesのときに入力端子切替処理部50aは、N1以上であるCXに対応する信号無カウンタZXが、N2以上であるかを判定する。N1以上であるCXに対応する信号無カウンタZXが、N2以上であるとき(ステップS80のYes)は、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行うステップS30に戻る。N1以上であるCXに対応する信号無カウンタZXがN2以上でないとき(ステップS80のNo)は、N1以上であるCXに対応する入力端子(TX)に切り替えるステップS90に進む。
ステップS70がYesのときに入力端子切替処理部50aは、N1以上であるCXに対応する信号無カウンタZXが、N2以上であるかを判定する。N1以上であるCXに対応する信号無カウンタZXが、N2以上であるとき(ステップS80のYes)は、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行うステップS30に戻る。N1以上であるCXに対応する信号無カウンタZXがN2以上でないとき(ステップS80のNo)は、N1以上であるCXに対応する入力端子(TX)に切り替えるステップS90に進む。
(ステップS90)
ステップS80がNoのときに入力端子切替処理部50aは、N1以上であるCXに対応する入力端子(TX)に切り替える要求をセレクター・マルチプレクサー40に出力する。セレクター・マルチプレクサー40は、入力端子(TX)の切り替え要求を入力すると、その切り替え要求に基づいて入力端子(TX)の選択を行う。
ステップS80がNoのときに入力端子切替処理部50aは、N1以上であるCXに対応する入力端子(TX)に切り替える要求をセレクター・マルチプレクサー40に出力する。セレクター・マルチプレクサー40は、入力端子(TX)の切り替え要求を入力すると、その切り替え要求に基づいて入力端子(TX)の選択を行う。
(ステップS100)
次に、入力端子切替処理部50aは、信号無カウンタZ1〜Znの初期化(ZX=0、X=1〜5)を行い、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行うステップS30に戻る。
次に、入力端子切替処理部50aは、信号無カウンタZ1〜Znの初期化(ZX=0、X=1〜5)を行い、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行うステップS30に戻る。
次に、図3(2)に示す信号有無判別サブルーチン処理(S40)についてステップ順に説明する。信号有無判別サブルーチン処理(S40)は、図3(1)の入力端子切替処理のステップS40において、入力端子切替処理部50aから呼び出されると処理が開始される。
(ステップS41)
まず、入力端子切替処理部50aは、セレクター・マルチプレクサー40から出力される入力信号有無判別結果から入力端子(TX)に対応する信号有無を取り出す。
まず、入力端子切替処理部50aは、セレクター・マルチプレクサー40から出力される入力信号有無判別結果から入力端子(TX)に対応する信号有無を取り出す。
(ステップS42)
次に、入力端子切替処理部50aは、ステップS41で取り出した入力端子(TX)に対応する信号有無から入力端子(TX)に信号入力が有るかを判定する。入力端子(TX)の信号入力が有るときは、入力端子(TX)に対応する信号有カウンタCXをインクリメントして更新(CX=CX+1)するステップS43に進む。また、入力端子(TX)の信号が無いときは、入力端子(TX)に対応する信号有カウンタCXを初期化(CX=0)するステップS44に進む。
次に、入力端子切替処理部50aは、ステップS41で取り出した入力端子(TX)に対応する信号有無から入力端子(TX)に信号入力が有るかを判定する。入力端子(TX)の信号入力が有るときは、入力端子(TX)に対応する信号有カウンタCXをインクリメントして更新(CX=CX+1)するステップS43に進む。また、入力端子(TX)の信号が無いときは、入力端子(TX)に対応する信号有カウンタCXを初期化(CX=0)するステップS44に進む。
(ステップS43)
ステップS42がYesのときに入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)に対応する信号有カウンタCXをインクリメントして更新(CX=CX+1)する。入力端子切替処理部50aは、図3(1)に示す入力端子切替処理のステップS50に戻る。
ステップS42がYesのときに入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)に対応する信号有カウンタCXをインクリメントして更新(CX=CX+1)する。入力端子切替処理部50aは、図3(1)に示す入力端子切替処理のステップS50に戻る。
(ステップS44)
ステップS42がNoのときに入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)に対応する信号有カウンタCXを初期化(CX=0)する。このように、信号が入力されなくなったときに信号有カウンタCXを初期化することで、連続してN1以上信号有りとなったとき以外はノイズと判別される。
ステップS42がNoのときに入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)に対応する信号有カウンタCXを初期化(CX=0)する。このように、信号が入力されなくなったときに信号有カウンタCXを初期化することで、連続してN1以上信号有りとなったとき以外はノイズと判別される。
(ステップS45)
次に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)に対応する信号無カウンタZXをインクリメントして更新(ZX=ZX+1)する。入力端子切替処理部50aは、図3(1)に示す入力端子切替処理のステップS50に戻る。
次に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)に対応する信号無カウンタZXをインクリメントして更新(ZX=ZX+1)する。入力端子切替処理部50aは、図3(1)に示す入力端子切替処理のステップS50に戻る。
以上のような実施形態1の入力端子切替処理によれば、ユーザが入力端子の切り替え操作を一切行うことなく、表示装置自体が入力端子の接続状態に合わせて、自動的に入力端子の切り替えることができる。また、入力端子に入力される信号とノイズを判別(ノイズ判別手段)し、ノイズのときには入力端子の切り替えは行われないようにすることができる。
<実施形態2>
実施形態2における表示装置100は、入力端子の抜き差しが行われたときに、表示装置100に制御電源90を接続してからの経過時間(以下、単に「経過時間」という)による切替条件に基づいて、差し込まれた入力端子の切り替えを行うかを判定することができるようにしたものである。実施形態2では、実施形態1と同様に1つの入力端子が差し込まれたときの切り替え手順の例を示している。制御電源90から電源が入力されたとき、勝手に入力端子の切り替えが行われないようにするため、経過時間(以下、TIME1という)までの間は入力端子の切り替えは行わない。例えば、ユーザが表示装置100の電源スイッチ91をオンした状態において配電盤300のブレーカー310をオフ、オンしたときに勝手に入力端子の切り替えが行われないようにするため、所定時間(以下、TIME2)が経過するまでの間だけ入力端子の切り替えが可能とする。また、実施形態2についても、実施形態1と同様に入力端子に入力される信号がノイズか否かを判別し、ノイズでない信号が入力された入力端子に自動的に切り替えることができる。
実施形態2における表示装置100は、入力端子の抜き差しが行われたときに、表示装置100に制御電源90を接続してからの経過時間(以下、単に「経過時間」という)による切替条件に基づいて、差し込まれた入力端子の切り替えを行うかを判定することができるようにしたものである。実施形態2では、実施形態1と同様に1つの入力端子が差し込まれたときの切り替え手順の例を示している。制御電源90から電源が入力されたとき、勝手に入力端子の切り替えが行われないようにするため、経過時間(以下、TIME1という)までの間は入力端子の切り替えは行わない。例えば、ユーザが表示装置100の電源スイッチ91をオンした状態において配電盤300のブレーカー310をオフ、オンしたときに勝手に入力端子の切り替えが行われないようにするため、所定時間(以下、TIME2)が経過するまでの間だけ入力端子の切り替えが可能とする。また、実施形態2についても、実施形態1と同様に入力端子に入力される信号がノイズか否かを判別し、ノイズでない信号が入力された入力端子に自動的に切り替えることができる。
本実施形態2に係る表示装置100は、図1及び図2に示した実施形態1の表示装置100に同じである。なお、EEPROM51には、経過時間が第1の所定時間であるTIME1以上のときに切り替える(切替モード1)、または経過時間が第2の所定時間であるTIME2以内のときに切り替える(切替モード2)のいずれかの切替モードが選択された切替モード選択情報が記憶される。
次に、実施形態2に係る表示装置100の入力端子切替処理部50aが実行する入力端子切替処理の手順について説明する。入力端子切替処理部50aは、入力端子に入力される信号がノイズであるかを判別し、ノイズであるときには入力端子の切り替えを行わないようにすることができる。図4は、入力端子切替処理の手順を示すフローチャートである。図4の入力端子切替処理の手順については、ステップS21、ステップS22、ステップS81、ステップS82及びステップ83が追加され、ステップS80が変更されている以外は、図3(1)に示す入力端子切替処理のフローチャートに同じである。また、図4のステップS40で呼び出される信号有無判別サブルーチン処理S40については、実施形態1の図3(2)に示す信号有無判別サブルーチン処理(S40)に同じである。
まず、図4示す入力端子切替処理についてステップ順に説明する。ユーザにより表示装置100の電源が投入されたとき、またはユーザにより待機状態の表示装置100が起動されたときに入力端子切替処理部50aが入力端子切替処理を開始する。
(ステップS10)
最初に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)(X=1〜5)の信号有カウンタCX=0(X=1〜5)の初期化を行う。
最初に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)(X=1〜5)の信号有カウンタCX=0(X=1〜5)の初期化を行う。
(ステップS20)
次に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)(X=1〜5)の信号無カウンタZX=0(X=1〜5)の初期化を行う。
次に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)(X=1〜5)の信号無カウンタZX=0(X=1〜5)の初期化を行う。
(ステップS21)
次に、入力端子切替処理部50aは、EEPROM51から切替モード選択情報を取り出す。
次に、入力端子切替処理部50aは、EEPROM51から切替モード選択情報を取り出す。
(ステップS22)
次に、入力端子切替処理部50aは、時間のカウントを開始する。
次に、入力端子切替処理部50aは、時間のカウントを開始する。
(ステップS30)
次に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行う。
次に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行う。
(ステップS40)
次に、入力端子切替処理部50aは、図3(2)に示す信号有無判別サブルーチン処理(S40)を呼び出して入力端子(TX)の信号有無の判別を行う。信号が有るときは、対応する入力端子(TX)の信号有カウンタCXがインクリメントされて更新される。また、信号が無いときは、対応する入力端子(TX)の信号無カウンタZXがインクリメントされて更新される。信号有無判別サブルーチン処理(S40)の手順については、後述する。
次に、入力端子切替処理部50aは、図3(2)に示す信号有無判別サブルーチン処理(S40)を呼び出して入力端子(TX)の信号有無の判別を行う。信号が有るときは、対応する入力端子(TX)の信号有カウンタCXがインクリメントされて更新される。また、信号が無いときは、対応する入力端子(TX)の信号無カウンタZXがインクリメントされて更新される。信号有無判別サブルーチン処理(S40)の手順については、後述する。
(ステップS50)
次に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)のインデックス番号(X)をインクリメントして更新(X=X+1)する。
次に、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)のインデックス番号(X)をインクリメントして更新(X=X+1)する。
(ステップS60)
次に、入力端子切替処理部50aは、全ての入力端子(TX)について信号有無の判別を行ったか(X>5)を判定する。全ての入力端子(TX)について信号有無の判別を行ったとき(ステップS60のYes)は、N1以上である信号有カウンタCXがあるかを判定するステップS70に進む。また、全ての入力端子(TX)について信号有無の判別を行っていないとき(ステップS60のNo)は、次の入力端子(TX)について信号有無の判別を行うために信号有無判別サブルーチン処理S40を呼び出すステップS40に戻る。
次に、入力端子切替処理部50aは、全ての入力端子(TX)について信号有無の判別を行ったか(X>5)を判定する。全ての入力端子(TX)について信号有無の判別を行ったとき(ステップS60のYes)は、N1以上である信号有カウンタCXがあるかを判定するステップS70に進む。また、全ての入力端子(TX)について信号有無の判別を行っていないとき(ステップS60のNo)は、次の入力端子(TX)について信号有無の判別を行うために信号有無判別サブルーチン処理S40を呼び出すステップS40に戻る。
(ステップS70)
ステップS60がYesのときに入力端子切替処理部50aは、全ての信号有カウンタCXについてチェックを行い、N1以上である信号有カウンタCXがあるかを判定する。例えば、実施形態2の表示装置100では5つの入力端子(TX)が設けられているので、入力端子T1〜T5に対応する信号有カウンタC1〜C5について、N1以上であるかを判定する。信号有カウンタCXの中にN1以上の信号有カウンタCXがあるとき(ステップS70のYes)は、CXに対応する信号無カウンタZXがN2以上であるかを判定するステップS80に進む。また、信号有カウンタCXの中にN1以上の信号有カウンタCXがないとき(ステップS70のNo)は、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(I=1)を行うステップS30に戻る。
ステップS60がYesのときに入力端子切替処理部50aは、全ての信号有カウンタCXについてチェックを行い、N1以上である信号有カウンタCXがあるかを判定する。例えば、実施形態2の表示装置100では5つの入力端子(TX)が設けられているので、入力端子T1〜T5に対応する信号有カウンタC1〜C5について、N1以上であるかを判定する。信号有カウンタCXの中にN1以上の信号有カウンタCXがあるとき(ステップS70のYes)は、CXに対応する信号無カウンタZXがN2以上であるかを判定するステップS80に進む。また、信号有カウンタCXの中にN1以上の信号有カウンタCXがないとき(ステップS70のNo)は、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(I=1)を行うステップS30に戻る。
(ステップS80)
ステップS70がYesのときに入力端子切替処理部50aは、N1以上であるCXに対応する信号無カウンタZXが、N2以上であるかを判定する。N1以上であるCXに対応する信号無カウンタZXが、N2以上であるとき(ステップS80のYes)は、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行うステップS30に戻る。N1以上であるCXに対応する信号無カウンタZXがN2以上でないとき(ステップS80のNo)は、切替モード選択情報が切替モード1であるかを判定するステップS81に進む。
ステップS70がYesのときに入力端子切替処理部50aは、N1以上であるCXに対応する信号無カウンタZXが、N2以上であるかを判定する。N1以上であるCXに対応する信号無カウンタZXが、N2以上であるとき(ステップS80のYes)は、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行うステップS30に戻る。N1以上であるCXに対応する信号無カウンタZXがN2以上でないとき(ステップS80のNo)は、切替モード選択情報が切替モード1であるかを判定するステップS81に進む。
(ステップS81)
ステップS80がNoのときに入力端子切替処理部50aは、EEPROM51から取り出した切替モード選択情報が切替モード1であるかを判定する。切替モード1であるとき(ステップS81のYes)は、経過時間がTIME1以上であるかを判定するステップS82に進む。切替モード1でないとき(ステップS81のNo)は、経過時間がTIME2以内であるかを判定するステップS83に進む。
ステップS80がNoのときに入力端子切替処理部50aは、EEPROM51から取り出した切替モード選択情報が切替モード1であるかを判定する。切替モード1であるとき(ステップS81のYes)は、経過時間がTIME1以上であるかを判定するステップS82に進む。切替モード1でないとき(ステップS81のNo)は、経過時間がTIME2以内であるかを判定するステップS83に進む。
(ステップS82)
ステップS81がYesのときに入力端子切替処理部50aは、ステップS22でカウントを開始した経過時間が予め決められたTIME1以上であるかを判定する。TIME1以上であるとき(ステップS82のYes)は、N1以上であるCXに対応する入力端子(TX)に切り替えるステップS90に進む。TIME1以上でないとき(ステップS82のNo)は、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行うステップS30に戻る。
ステップS81がYesのときに入力端子切替処理部50aは、ステップS22でカウントを開始した経過時間が予め決められたTIME1以上であるかを判定する。TIME1以上であるとき(ステップS82のYes)は、N1以上であるCXに対応する入力端子(TX)に切り替えるステップS90に進む。TIME1以上でないとき(ステップS82のNo)は、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行うステップS30に戻る。
(ステップS83)
ステップS81がNoのときに入力端子切替処理部50aは、ステップS22でカウントを開始した経過時間が予め決められたTIME2以内であるかを判定する。TIME2以内であるとき(ステップS83のYes)は、N1以上であるCXに対応する入力端子(TX)に切り替えるステップS90に進む。TIME2以内でないとき(ステップS83のNo)は、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行うステップS30に戻る。
ステップS81がNoのときに入力端子切替処理部50aは、ステップS22でカウントを開始した経過時間が予め決められたTIME2以内であるかを判定する。TIME2以内であるとき(ステップS83のYes)は、N1以上であるCXに対応する入力端子(TX)に切り替えるステップS90に進む。TIME2以内でないとき(ステップS83のNo)は、入力端子切替処理部50aは、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行うステップS30に戻る。
(ステップS90)
ステップS80がNoのときに入力端子切替処理部50aは、N1以上であるCXに対応する入力端子(TX)に切り替える要求をセレクター・マルチプレクサー40に出力する。セレクター・マルチプレクサー40は、入力端子(TX)の切り替え要求を入力すると、この入力端子(TX)の切り替え要求に基づいて入力端子(TX)の選択を行う。
ステップS80がNoのときに入力端子切替処理部50aは、N1以上であるCXに対応する入力端子(TX)に切り替える要求をセレクター・マルチプレクサー40に出力する。セレクター・マルチプレクサー40は、入力端子(TX)の切り替え要求を入力すると、この入力端子(TX)の切り替え要求に基づいて入力端子(TX)の選択を行う。
(ステップS100)
次に、入力端子切替処理部50aは、信号無カウンタZX=0(X=1〜5)を行い、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行うステップS30に戻る。
次に、入力端子切替処理部50aは、信号無カウンタZX=0(X=1〜5)を行い、入力端子(TX)のインデックス番号(X)の初期化(X=1)を行うステップS30に戻る。
以上のような実施形態2の入力端子切替処理によれば、ユーザが入力端子の切り替え操作を一切行うことなく、経過時間による切替条件に基づいて表示装置自体が入力端子の接続状態に合わせて、自動的に入力端子の切り替えることができる。このように経過時間による切替条件に基づいて入力端子の接続切替を行うことで、ユーザの意図しない入力端子の切り替えを防止できる。また、入力端子に入力される信号とノイズを判別(ノイズ判別手段)し、ノイズのときには入力端子の切り替えは行われないようにすることができる。
<実施形態3>
実施形態3は、表示装置を起動するときに切替モード1または切替モード2のどちらかを選択でき、選択した切替モードで表示装置の入力端子の切替処理が行われる実施形態である。
実施形態3は、表示装置を起動するときに切替モード1または切替モード2のどちらかを選択でき、選択した切替モードで表示装置の入力端子の切替処理が行われる実施形態である。
本実施形態3に係る表示装置100は、図1及び図2に示した実施形態1の表示装置100に同じである。なお、入出力処理部50の起動方法設定処理部50bは、表示装置100の出荷後初めて起動するときに「切替モード1」または「切替モード2」のどちらの切替モード(以下、起動設定選択項目という)を選択するかをEEPROM51に記憶する。また、EEPROM51には、出荷後初めての起動か否かを判別できる初回起動情報が記憶される。
次に、本実施形態に係る表示装置100の起動方法設定処理部50bが実行する起動方法設定処理の手順について説明する。図5は、起動方法設定処理の手順を示すフローチャートである。図5に示す起動方法設定処理について、ステップ順に説明する。図5は、出荷後に初めて起動したときに、切替モードがユーザにより設定されるときのフローチャートである。まず、図2に示すRS232C端子1にパソコン装置200のパソコン装置本体210を接続し、出力端子2にパソコン装置200のモニター220を接続する。そして、ユーザが表示装置100の電源スイッチ91をオンすると起動方法設定処理部50bが起動方法設定処理を開始する。表示装置100に操作パネルなどの設定手段を備えているときには、パソコン装置200と接続せずに、表示装置100本体から直接設定することも可能である。
(ステップS210)
まず、起動方法設定処理部50bは、EEPROM51から初回起動情報を取り出す。
まず、起動方法設定処理部50bは、EEPROM51から初回起動情報を取り出す。
(ステップS220)
次に、起動方法設定処理部50bは、EEPROM51から取り出した初回起動情報から出荷後初めての起動かを判定する。出荷後初めての起動のとき(ステップS220のYes)は、起動設定選択項目をパソコン装置200のモニター220に表示するステップS230に進む。出荷後初めての起動でないとき(ステップS220のNo)は、起動方法設定処理部50bが起動方法設定処理を終了する。
次に、起動方法設定処理部50bは、EEPROM51から取り出した初回起動情報から出荷後初めての起動かを判定する。出荷後初めての起動のとき(ステップS220のYes)は、起動設定選択項目をパソコン装置200のモニター220に表示するステップS230に進む。出荷後初めての起動でないとき(ステップS220のNo)は、起動方法設定処理部50bが起動方法設定処理を終了する。
(ステップS230)
次に、起動方法設定処理部50bは、起動設定選択項目をパソコン装置200のモニター220に表示するために、起動設定選択項目の画像データを出力端子2に出力する。モニター220に「切替モード1で入力端子の切り替えを行う」または「切替モード2で入力端子の切り替えを行う」を選択するための画像が表示される。
次に、起動方法設定処理部50bは、起動設定選択項目をパソコン装置200のモニター220に表示するために、起動設定選択項目の画像データを出力端子2に出力する。モニター220に「切替モード1で入力端子の切り替えを行う」または「切替モード2で入力端子の切り替えを行う」を選択するための画像が表示される。
(ステップS240)
次に、ユーザが「切替モード1で入力端子の切り替えを行う」または「切替モード2で入力端子の切り替えを行う」のどちらかをパソコン装置本体210からの操作により選択すると、RS232C端子1に選択された起動設定選択項目が出力される。起動方法設定処理部50bは、RS232C端子1から選択された起動設定選択項目を入力する。
次に、ユーザが「切替モード1で入力端子の切り替えを行う」または「切替モード2で入力端子の切り替えを行う」のどちらかをパソコン装置本体210からの操作により選択すると、RS232C端子1に選択された起動設定選択項目が出力される。起動方法設定処理部50bは、RS232C端子1から選択された起動設定選択項目を入力する。
(ステップS250)
次に、起動方法設定処理部50bは、「切替モード1で入力端子の切り替えを行う」が選択されたかを判定する。「切替モード1で入力端子の切り替えを行う」が選択されたとき(ステップS250のYes)は、「切替モード1で入力端子の切り替えを行う」とするの設定項目をEEPROM51に記憶するステップS260に進む。また、「切替モード2で入力端子の切り替えを行う」が選択されたとき(ステップS250のNo)は、「切替モード2で入力端子の切り替えを行う」とする設定項目をEEPROM51に記憶するステップS270に進む。
次に、起動方法設定処理部50bは、「切替モード1で入力端子の切り替えを行う」が選択されたかを判定する。「切替モード1で入力端子の切り替えを行う」が選択されたとき(ステップS250のYes)は、「切替モード1で入力端子の切り替えを行う」とするの設定項目をEEPROM51に記憶するステップS260に進む。また、「切替モード2で入力端子の切り替えを行う」が選択されたとき(ステップS250のNo)は、「切替モード2で入力端子の切り替えを行う」とする設定項目をEEPROM51に記憶するステップS270に進む。
(ステップS260)
次に、起動方法設定処理部50bは、「切替モード1で入力端子の切り替えを行う」とする設定項目をEEPROM51に記憶する。
次に、起動方法設定処理部50bは、「切替モード1で入力端子の切り替えを行う」とする設定項目をEEPROM51に記憶する。
(ステップS270)
次に、起動方法設定処理部50bは、「切替モード2で入力端子の切り替えを行う」とする設定項目をEEPROM51に記憶する。
次に、起動方法設定処理部50bは、「切替モード2で入力端子の切り替えを行う」とする設定項目をEEPROM51に記憶する。
(ステップS280)
次に、起動方法設定処理部50bは、初回起動情報を「初回起動済み」に更新し、EEPROM51に記憶し、起動方法設定処理を終了する。
次に、起動方法設定処理部50bは、初回起動情報を「初回起動済み」に更新し、EEPROM51に記憶し、起動方法設定処理を終了する。
以上のような実施形態3の起動方法設定処理によれば、「切替モード1で入力端子の切り替えを行う」が選択されたときには、表示装置100に制御電源90を接続し、表示装置100の電源スイッチ91がオンされると、所定時間後の表示装置100の入力端子切替処理部50aが入力端子切替処理を自動的に実行する。従って、表示装置100を使用する場所で表示装置100の電源スイッチ91により制御電源90の投入を行うと、信号が入力される入力端子に自動的に切り替えられる。また、「切替モード2で入力端子の切り替えを行う」が選択されたときには、表示装置100の電源スイッチ91がオンの状態で停電が起こり、その後復電したとき(配電盤300のブレーカー310をオフ、オンされたときや、瞬時停電が起こったときなど)に、所定時間内において表示装置100のブレーカー310が投入されると、表示装置100の入力端子切替処理部50aが入力端子切替処理を自動的に実行する。従って、ユーザが容易に操作できない高い位置に表示装置100が固定されているときにブレーカー310の投入を行うと、信号が入力されている入力端子に自動的に切り替えられる。なお、「切替モード1で入力端子の切り替えを行う」が設定されたときには、停電によりブレーカー310から電源の供給が停止され、その後復電(瞬時停電など)により自動的にブレーカー310から電源の供給が開始された場合でも、入力端子の切り替えは行われないので、意図しない入力端子の切り替えを防止できる。
なお、本実施形態では、5つの入力端子が設けられている表示装置100について説明したが、入力端子の個数はこれに限定されない。また、1つの入力端子が表示装置100に接続される場合の実施例について説明したが、後着優先で入力端子を選択することで、既に接続されている入力端子からケーブルを抜くことなく、新たにケーブルを接続した入力端子に切り替えることも可能である。また、入力端子と接続するケーブルをワイヤレスとすることも可能である。また、全ての入力端子からの信号が一定時間無いときには、自動的に表示装置100の電源をオフすることも可能である。更に、ランプを備えた表示装置100において、待機状態から一定時間信号の入力がなかった入力端子に信号入力が認められたときに、自動的に表示装置100のランプを点灯させることも可能である。
ユーザは入力操作や表示されるピクチャーに基づいた入力操作を行うことなく、外部装置のケーブルを表示装置100の入力端子に接続し(ワイヤレスではケーブルの接続は不要、またケーブルを接続したままの状態としているのであればケーブルの接続は不要)、外部装置の電源を投入することで信号が出力されるので、信号の切り替えを行うことができる。このように、実施形態1と実施形態2によれば「入力切替ボタン」が不要となり、また実施形態3により「表示装置の電源スイッチ」が不要となるので、電源スイッチのスペースを削減できる。このような効果により、本発明は操作パネルやリモコン受信部を持つスペースがない超小型プロジェクタ装置に適用できる。従って、表示装置のサイズダウンを可能とし、この結果、表示装置のコストを下げることができる。
以上、具体的な実施の形態により本発明を説明したが、上記実施の形態は本発明の例示であり、この実施の形態に限定されないことは言うまでもない。
本発明は、表示装置に好適であるが、表示装置に限られるものではなく、複数の入力端子を備え入力端子からの信号を入力する装置一般に適用可能である。
1・・・・・・・・・RS232C端子
2・・・・・・・・・出力端子
11・・・・・・・・・入力端子(T1)
12・・・・・・・・・入力端子(T2)
13・・・・・・・・・入力端子(T3)
14・・・・・・・・・入力端子(T4)
15・・・・・・・・・入力端子(T5)
20・・・・・・・・・同期信号検出回路
30・・・・・・・・・検出回路
40・・・・・・・・・セレクター・マルチプレクサー
50・・・・・・・・・入出力処理部
50a・・・・・・・・入力端子切替処理部
50b・・・・・・・・起動方法設定処理部
51・・・・・・・・・EEPROM
60・・・・・・・・・画像処理回路
70・・・・・・・・・パネル制御回路
80・・・・・・・・・パネル
90・・・・・・・・・制御電源
91・・・・・・・・・電源スイッチ
100・・・・・・・・・表示装置
200・・・・・・・・・パソコン装置
210・・・・・・・・・パソコン装置本体
220・・・・・・・・・モニター
300・・・・・・・・・配電盤
310・・・・・・・・・ブレーカー
2・・・・・・・・・出力端子
11・・・・・・・・・入力端子(T1)
12・・・・・・・・・入力端子(T2)
13・・・・・・・・・入力端子(T3)
14・・・・・・・・・入力端子(T4)
15・・・・・・・・・入力端子(T5)
20・・・・・・・・・同期信号検出回路
30・・・・・・・・・検出回路
40・・・・・・・・・セレクター・マルチプレクサー
50・・・・・・・・・入出力処理部
50a・・・・・・・・入力端子切替処理部
50b・・・・・・・・起動方法設定処理部
51・・・・・・・・・EEPROM
60・・・・・・・・・画像処理回路
70・・・・・・・・・パネル制御回路
80・・・・・・・・・パネル
90・・・・・・・・・制御電源
91・・・・・・・・・電源スイッチ
100・・・・・・・・・表示装置
200・・・・・・・・・パソコン装置
210・・・・・・・・・パソコン装置本体
220・・・・・・・・・モニター
300・・・・・・・・・配電盤
310・・・・・・・・・ブレーカー
Claims (10)
- 複数の入力端子のいずれかに接続された装置からの信号を入力して画像を表示する表示装置において、
前記入力端子の信号の有無を検出する信号検出手段と、
前記複数の入力端子のうち入力端子を前記信号検出手段により信号有りが検出された
入力端子に切り替える入力端子切替手段と、
を備えたことを特徴とする表示装置。 - 当該表示装置に電源が入力されてからの経過時間が予め決められた設定時間以上のときに、前記入力端子切替手段が前記入力端子の切り替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 当該表示装置に電源が入力されてからの経過時間が予め決められた設定時間以内のときに、前記入力端子切替手段が前記入力端子の切り替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 当該表示装置の出荷後初めての起動時に、電源がオンされてから所定時間経過後に前記入力端子の切り替えを可能とする、または電源がオンされてから所定時間内に前記入力端子の切り替えを可能とするのいずれかの起動設定選択項目を記憶する起動方法設定手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
- 当該表示装置は、前記起動方法設定手段で設定された前記起動設定選択項目に基づいて前記入力端子切替手段が前記入力端子の信号の切り替えを行うことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
- 前記起動方法設定手段は、当該表示装置に接続されているコンピュータにより前記起動設定選択項目を選択し設定することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
- 当該表示装置が出荷後初めての起動であるか否かの初回起動情報を記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の表示装置。
- 当該表示装置は、プロジェクタ装置であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記入力端子切替手段は、前記入力端子の信号がノイズであるかを判別するノイズ判別手段とを備え、
前記ノイズ判別手段により前記入力端子の信号がノイズでないと判別されたときに、前記入力端子に切り替えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の表示装置。 - 複数の入力端子のいずれかに接続された装置からの信号を入力して画像を表示する表示装置において、
前記入力端子の信号の有無を検出する信号検出工程と、
前記複数の入力端子のうち入力端子を前記信号検出工程により信号有りが検出された
入力端子に切り替える入力端子切替工程と、
を備えたことを特徴とする表示装置の信号切替方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010043903A JP2011180331A (ja) | 2010-03-01 | 2010-03-01 | 表示装置及びその信号切替方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010043903A JP2011180331A (ja) | 2010-03-01 | 2010-03-01 | 表示装置及びその信号切替方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 2010-03-01 JP JP2010043903A patent/JP2011180331A/ja active Pending
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