JP2011172313A - Straight connection for power cable - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、互いに接続される2本の電力ケーブルのケーブル端部のケーブルシースの収縮防止を図った電力ケーブル用直線接続部に関するものである。 The present invention relates to a straight connection portion for a power cable in which a cable sheath at a cable end portion of two power cables connected to each other is prevented from contracting.
2本の電力ケーブルを直線的に接続する電力ケーブル用直線接続部におけるケーブルシースずれの防止の構造としては、従来から様々な提案がなされてきており、その一例としては、例えば電力ケーブルのケーブルシース(ケーブル防食層)外径に略等しい所望の内径で内側に逆爪状の突起部を有するリング状物をボルトで締付けてケーブルシースを固定することで、ケーブル端部のケーブルシースのずれを防止する構造がある(例えば、特許文献1参照)。 Various structures have been proposed for preventing the displacement of the cable sheath in the straight connection portion for a power cable that connects two power cables in a straight line. For example, for example, a cable sheath of a power cable is proposed. (Cable anti-corrosion layer) The cable sheath is fixed by tightening the ring-shaped object with a desired inner diameter approximately equal to the outer diameter and having a reverse claw-shaped protrusion on the inside with a bolt, thereby preventing the cable sheath from shifting at the cable end. (For example, refer to Patent Document 1).
また他の一例としては、ケーブルシース外周に鋼線を螺旋状に巻き付けることでケーブルシースをグリップしてケーブル端部のケーブルシースのずれを防止する構造がある(例えば、特許文献2参照)。 As another example, there is a structure in which the cable sheath is gripped by spirally winding a steel wire around the outer periphery of the cable sheath to prevent the cable sheath from being displaced at the end of the cable (see, for example, Patent Document 2).
更に他の一例としては、接続部保護管及びケーブルシース上に、接着層を有する熱収縮チューブを熱収縮させるとともにそれぞれに接着させることで、ケーブルシースを拘束してケーブル端部のケーブルシースのずれを防止する構造がある(例えば、特許文献3参照)。 As yet another example, a heat shrinkable tube having an adhesive layer is heat-shrinked and bonded to each of the connection portion protection tube and the cable sheath, thereby restraining the cable sheath and shifting the cable sheath at the cable end. There is a structure for preventing the above (for example, see Patent Document 3).
上記従来の電力ケーブル用直線接続部は、リング状物、螺旋状鋼線あるいは接続部保護管からなる特別な接続部材を必要とするので、電力ケーブル同士の接続作業が煩雑となるばかりでなく、接続構造が複雑になり施工工数が増加する。接続部材の部品点数が多くなり在庫管理が大変である。これらの接続部材が準備されていない場合は適用できない等の問題点があった。 The conventional straight connection portion for the power cable requires a special connection member made of a ring-shaped object, a helical steel wire or a connection portion protection tube, so that not only the connection work between the power cables becomes complicated, The connection structure becomes complicated and the construction man-hours increase. Inventory management is difficult because the number of parts of the connecting member increases. When these connecting members are not prepared, there is a problem that they cannot be applied.
本発明の目的は、特別な接続部材を用いることなく、構成部材の構造を改良することで直線接続部自体がケーブル端部のケーブルシースの収縮(ずれ)を防止することができる電力ケーブル用直線接続部を提供することにある。 An object of the present invention is to provide a straight line for a power cable in which the straight connection portion itself can prevent contraction (displacement) of the cable sheath at the cable end by improving the structure of the constituent member without using a special connection member. To provide a connection.
本発明は、上記目的を達成するため、電力ケーブルのケーブル絶縁体、外部半導電層を順次段剥ぎしてケーブル導体を露出したケーブル端部のケーブル導体同士を接続して形成されたケーブル導体接続部、及びそのケーブル導体接続部の両側に配設されたケーブルシースを有する前記ケーブル端部とに跨って設けられる収縮チューブを備えた電力ケーブル用直線接続部において、前記収縮チューブは、前記ケーブル端部のケーブルシース外周に直接50mm以上の接着長さで固着して設けられることを特徴とする電力ケーブル用直線接続部を提供する。 In order to achieve the above object, the present invention provides a cable conductor connection formed by connecting the cable conductors at the cable ends where the cable conductors are exposed by sequentially stripping the cable insulator and the outer semiconductive layer of the power cable. Section, and a cable cable linear connection part provided with a contraction tube provided across the cable end part having a cable sheath disposed on both sides of the cable conductor connection part, the contraction tube is connected to the cable end A straight line connecting portion for a power cable is provided, which is directly fixed to the outer periphery of the cable sheath with an adhesive length of 50 mm or more.
ケーブルシースとしては、熱可塑性樹脂のポリエチレン及びポリ塩化ビニルからなり、単位断面積あたりの収縮力が30g/mm2以下であり、収縮チューブのチューブ単位接着面積あたりの接着力としては、8g/mm2以上であることが好適である。 The cable sheath consists of polyethylene and polyvinyl chloride thermoplastic resin, and a shrinkage force per unit sectional area 30 g / mm 2 or less, as the adhesive force per tube unit bonding area shrinkable tube, 8 g / mm It is suitable that it is 2 or more.
本発明によれば、収縮チューブの接着力によりケーブル接続部から電力ケーブルのケーブルシースが遠ざかる方向への移動を阻止することができ、しかも簡単な構成をもって強固な電力ケーブル用直線接続部が得られる。 According to the present invention, it is possible to prevent the cable sheath of the power cable from moving away from the cable connection portion due to the adhesive force of the contraction tube, and to obtain a strong straight connection portion for the power cable with a simple configuration. .
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。 Preferred embodiments of the present invention will be specifically described below with reference to the accompanying drawings.
[第1の実施の形態]
(テープ式直線接続部の構成)
図1において、全体を示す符号1aは、2本の電力ケーブル2a,2b同士が互いに接続された紡錘形状のテープ式直線接続部を示している。電力ケーブル2a,2bのそれぞれのケーブル端部は、ケーブル導体3a,3b、ケーブル絶縁体4a,4b、外部半導電層5a,5b、遮蔽銅テープ6a,6bがケーブルシース7a,7bから段差状に露出するように順次剥ぎ取られて形成されている。
[First Embodiment]
(Configuration of tape-type straight connection part)
In FIG. 1, the code | symbol 1a which shows the whole has shown the spindle-shaped tape type linear connection part by which two electric power cables 2a and 2b were mutually connected. The cable ends of the power cables 2a and 2b are stepped from the
ケーブル導体3a,3bの先端部は、その端面が突き合わされて圧縮型銅スリーブ8を圧縮することにより相互に圧縮接続されてケーブル導体接続部3を形成している。圧縮型銅スリーブ8の両側の開口端部は、ケーブルシース7a,7b側へ向けて先細り状に傾斜した傾斜部8aが形成されている。自己融着性の絶縁テープからなる第1の自己融着テープ9は、圧縮型銅スリーブ8と、その両側のケーブル導体3a,3b及びケーブル絶縁体4a,4bとに跨って巻き付けられて第1絶縁層9を形成している。
The end portions of the
カーボンを含有した半導電性テープ10は、第1の自己融着テープ9の外周、その両側のケーブル絶縁体4a,4bの端部、及び外部半導電層5a,5bとに跨って巻き付けられて半導電層10を形成している。半導電性テープ10の外周には、1φの錫めっき軟銅線11と平編銅線12とが両側の遮蔽銅テープ6a,6bとに跨って接触するように施されている。第2の自己融着テープ13は、両側のケーブルシース7a,7bの端部外周までに跨るように平編銅線12の外周に巻き付けられて第2絶縁層13を形成している。第2の自己融着テープ13の外周には粘着性ポリエチレンテープ14が巻き付けられている。収縮チューブ15は、粘着性ポリエチレンテープ14の外周、及び両側のケーブルシース7a,7bの端部外周までに跨るよう密着しながら施されている。このとき収縮チューブ15は、その2つの端部15aがケーブル端部であるケーブルシース7a,7bの切断端部7a−1,7b−1の全外周面に直接接触させながら、50mm以上の接着長さLでもって収縮させ固着して設けられる。これにより、ケーブル導体接続部3、及びそのケーブル導体接続部3の両側に配設されたケーブルシース7a,7bの切断端部7a−1,7b−1とに跨って設けられた収縮チューブ15からなるテープ式直線接続部1aが得られる。
The
(収縮チューブの構成)
収縮チューブ15の内周には接着剤が予め塗布されている。この接着剤付きの収縮チューブ15としては、加熱により収縮・縮径する熱収縮チューブ、あるいは常温で収縮・縮径する常温収縮チューブであってもよい。
(Configuration of shrink tube)
An adhesive is applied in advance to the inner periphery of the
収縮チューブ15としては、例えば架橋ポリオレフィン、ポリ塩化ビニルなどの材料により形成することができる。一方の接着剤としては、例えば主成分
がエチレンビニルアセテート(EVA)のホットメルト接着剤やポリアミド系やエポキシ系などの各種の材料により構成することができる。
The
この接着剤付きの収縮チューブ15の端部15aは、ケーブルシース7a,7bのケーブル端部である切断端部7a−1,7b−1と直接接触するように粘着性ポリエチレンテープ14よりも長く延在するよう形成されている。収縮チューブ15の端部15aの接着長さとしては、収縮チューブの接着力がケーブルシースの収縮力よりも大きくなる関係を満足する長さLである50mm以上に設定することが肝要である。
The
図示例では、収縮チューブ15の端部15aは、ケーブルシース7a,7b
の切断端部7a−1,7b−1への接着長さLが50mm以上となるように形成して収縮チューブ15を収縮させている。この収縮チューブ15とケーブルシース7a,7bの切断端部7a−1,7b−1との接着長さLが17mm以上50mm未満であっても収縮チューブ15は、ケーブルシース7a,7bの収縮力よりも大きい接着力を有するが、好ましくは収縮チューブ接着長さLの値に安全率を見て、50mm以上に設定することが好適である。
In the illustrated example, the
The
更にこの収縮チューブ15は、その端部15aがケーブルシース7a,7bの切断端部7a−1,7b−1に接着してケーブルシース7a,7bの収縮力よりも大きい接着力を有していれば、内周全面に接着材を施す必要はなく、間欠的も設けてもよい。また収縮チューブ15がテープ式直線接続部1aの全長よりも短い場合は、テープ式直線接続部1aの途中で収縮チューブ15同士を重ねて接着させてもよい。
Further, the
この収縮チューブ15は更に、テープ式直線接続部1aの最外層に設ける必要はなく、両側のケーブルシース7a,7bの切断端部7a−1,7b−1に収縮チューブ15の端部15aが直接接触することが重要である。収縮チューブ15としては、ケーブルシース7a,7bの切断端部7a−1,7b−1における軸線方向(ケーブル長手方向)の収縮(ケーブルシースのずれ)を防止する機能を有するばかりでなく、絶縁補強、防水、防護、防食、あるいは遮水する保護部材として機能を兼用することができる。
Further, the
ケーブルシース7a,7bとして、熱可塑性樹脂のポリエチレン及びポリ塩化ビニルからなる場合は、その収縮力が単位断面積あたり30g/mm2以下であることが好ましい。また収縮チューブ15の収縮チューブ単位接着面積あたりの接着力を19g/mm2程度に設定することが好ましい。更に望ましくは、収縮チューブ単位接着面積あたりの接着力に安全率を見て、8g/mm2程度を収縮チューブ15に必要な50mm以上の接着長さLを求めるときのチューブ単位接着面積あたりの接着力とすることが好適である。
When the
テープ式直線接続部1aにおいてチューブ単位接着面積あたりの接着力が8g/mm2以上である収縮チューブ15を用いることで、収縮チューブ15の接着力を発揮させ、ケーブルシース7a,7bの切断端部7a−1,7b−1を互いに強く拘束する構成が効果的に得られる。
By using the
収縮チューブ15が電力ケーブル2a,2bの外周に挿着された後、収縮し固着されるから、ケーブルシース7a,7bに対して隙間なく密着することになる。よって収縮チューブ15がケーブルシース7a,7bから剥がされて隙間が発生したり、あるいは水が隙間から浸入して防水性能が損なわれたりすることのない構成が得られる。
上記のごとく構成されたテープ式直線接続部1aは、各種サイズ(例えば導体公称断面積が38mm2〜600mm2)の電力ケーブルに適用することができる。
After the
The tape-type linear connecting portion 1a configured as described above can be applied to power cables of various sizes (for example, the conductor nominal cross-sectional area is 38 mm 2 to 600 mm 2 ).
(収縮チューブ接着力、収縮チューブ接着長さ及びケーブルシース収縮力)
以下に、引っ張り試験機を用い、収縮チューブ15の接着力を測定した結果を説明する。測定条件としては、温度条件を−10℃、室温、40℃、及び60℃の4通りとし、収縮チューブ15のチューブ初期接着力、及びチューブ単位接着面積あたりの接着力のそれぞれの実測値を得た。その結果を下記の表1にまとめて示す。
(Shrinking tube adhesive force, shrinking tube adhesive length and cable sheath shrinking force)
Below, the result of having measured the adhesive force of the
ここで、ケーブルシースの熱可塑性樹脂の材料がポリエチレン及びポリ塩化ビニルからなり、ケーブルシース単位断面積あたりの収縮力が30g/mm2以下であり、ケーブルシース収縮(ずれ)が問題になる最小サイズに相当するケーブルシース外径33mm、導体公称断面積200mm2の電圧6kVケーブルを例に挙げて、必要とするチューブ単位接着面積あたりの接着力について説明する。なお、この30g/mm2という数値は、上記材料において一般的に適用されるケーブルシース単位断面積あたりの収縮力をいう。 Here, the thermoplastic resin material of the cable sheath is made of polyethylene and polyvinyl chloride, the shrinkage force per cable sheath unit cross-sectional area is 30 g / mm 2 or less, and the minimum size that causes cable sheath shrinkage (displacement) is a problem. An example of a voltage 6 kV cable having a cable sheath outer diameter of 33 mm and a conductor nominal cross-sectional area of 200 mm 2 corresponding to the above will be described for the required adhesive force per tube unit adhesive area. In addition, this numerical value of 30 g / mm 2 refers to the contraction force per unit cross-sectional area of the cable sheath that is generally applied to the above materials.
先ず、収縮チューブ接着面積の演算式(1)、収縮チューブ単位接着面積あたりの接着力の演算式(2)、及びケーブルシース収縮力の演算式(3)をまとめて示す。
収縮チューブ接着面積=円周率(3.14)×ケーブルシース外径×収縮チューブ接着長さ ……(1)
収縮チューブ単位接着面積あたりの接着力=収縮チューブ初期接着力/収縮チューブ接着面積 ……(2)
ケーブルシース収縮力=断面積×ケーブルシース単位断面積あたりの収縮力 ……(3)
First, the calculation formula (1) of the contraction tube bonding area, the calculation formula (2) of the adhesive force per contraction tube unit bonding area, and the calculation formula (3) of the cable sheath contraction force are shown together.
Shrinkage tube adhesion area = Circumference ratio (3.14) x Cable sheath outer diameter x Shrinkage tube adhesion length (1)
Adhesive force per shrinkable tube unit adhesive area = initial shrinkable tube adhesive force / shrinkable tube adhesive area (2)
Cable sheath shrinkage force = cross-sectional area x shrinkage force per cable sheath unit cross-sectional area (3)
上記式(1)により、ケーブルシース外径33mm、ケーブルシース厚さ4.5mmの6kV200mm2ケーブルに対して、収縮チューブ接着長さ100mmで収縮チューブ15を収縮させて固着したときの収縮チューブ接着面積は、3.14×33mm×100mm=10362mm2となる。この収縮チューブ接着面積、及び上記表1における収縮チューブ初期接着力の最小値を上記式(2)に代入して収縮チューブ単位接着面積あたりの接着力を求めると、収縮チューブ単位接着面積あたりの接着力は、193kg/10362mm2=約0.0186kg/mm2=約19g/mm2となる。
The shrinkable tube bonding area when the
次に、ケーブルシース収縮(ずれ)が問題になる最大サイズに相当するケーブルシース外径80mm、ケーブルシース厚さ4.5mmの33kV1600mm2ケーブルを例に挙げる。ケーブルシース外径、ケーブルシース厚さ、及びケーブルシース単位断面積あたりの収縮力のそれぞれの値を上記式(3)に代入してケーブルシース収縮力を求めると、ケーブルシース収縮力の最大値は、(3.14×80mm×4.5mm)×30g/mm2=33912g=約34kgとなる。 Next, a 33 kV 1600 mm 2 cable having a cable sheath outer diameter of 80 mm and a cable sheath thickness of 4.5 mm corresponding to the maximum size in which cable sheath contraction (displacement) is a problem will be described as an example. When the cable sheath outer diameter, the cable sheath thickness, and the contraction force per unit cross-sectional area of the cable sheath are substituted into the above equation (3) to obtain the cable sheath contraction force, the maximum value of the cable sheath contraction force is (3.14 × 80 mm × 4.5 mm) × 30 g / mm 2 = 33912 g = about 34 kg.
ここで、ケーブルシース単位断面積あたりの収縮力の値に安全率を見て、少なくとも8g/mm2を収縮チューブ15に必要な接着長さLを求めるときのチューブ単位接着面積あたりの接着力とすると、上記式(1)により、必要とする収縮チューブ接着長さLは、L=(34kg×1000)/(3.14×80mm×8g/mm2)=約17mmとなる。収縮チューブ接着長さLを約17mm以上とすれば、収縮チューブの接着力がケーブルシースの収縮力よりも大きくなる関係を満足することができる。
Here, in view of the safety factor in the value of the shrinkage force per unit cross-sectional area of the cable sheath, at least 8 g / mm 2 and the adhesion force per tube unit adhesion area when obtaining the adhesion length L required for the
ここで、収縮チューブ接着長さLの値に安全率を見て、収縮チューブ接着長さLを50mmとしたとき、上記式(2)により、3.14×80mm×50mm×8g/mm2=100480g=約100kgのチューブ初期接着力が得られる。ケーブルシースの最大収縮力34kgに対して十分に余裕があり、テープ式直線接続部1aの安全率を満足させることができる。 Here, considering the safety factor in the value of the shrinkable tube bonding length L, when the shrinkable tube bonding length L is 50 mm, according to the above formula (2), 3.14 × 80 mm × 50 mm × 8 g / mm 2 = A tube initial adhesive strength of 100480 g = about 100 kg is obtained. There is a sufficient margin for the maximum contraction force of 34 kg of the cable sheath, and the safety factor of the tape-type linear connection portion 1a can be satisfied.
以上より、ケーブルサイズに関係なく、収縮チューブ15とケーブルシース7a,7bとの接着長さLを少なくとも17mm以上、好ましくは50mm以上に設定すれば、収縮チューブ15の自己収縮力と自己接着力とによってケーブルシースの収縮を十分に防止することができる。このとき、収縮チューブ単位接着面積あたりの接着力が8g/mm2以上を有する収縮チューブ15を用いることで、テープ式直線接続部1aの安全率を十分に満足させることができる。
From the above, regardless of the cable size, if the adhesion length L between the
(第1の実施の形態の効果)
上記のように構成された第1の実施の形態に係るテープ式直線接続部1aによると、上記効果に加えて以下の効果が得られる。
(1)接着剤付きの収縮チューブ15の接着力をもって両側のケーブルシース7a,7bと50mm以上の接着長さで直接接触させながら収縮・固着させることから、2本の電力ケーブル2a,2bのケーブルシース7a,7bとの間で高い接着性及び密着性が得られ、ケーブル端部のケーブルシース7a,7bの収縮(ずれ)を防止することができる。
(2)ケーブルシース7a,7bの切断端部7a−1,7b−1が接着剤付きの収縮チューブ15の接着力によって互いに強く拘束されるので、ケーブル接続部1a自体でケーブルシース7a,7bの移動を防止することができる。
(3)接着剤付きの収縮チューブ15の50mm以上の接着長さでもって両側のケーブルシース7a,7bと直接接触させながら収縮・固着させることから、収縮チューブ15の接着力がケーブルシース7a,7bの収縮力よりも大きくすることができ、ケーブル端部のケーブルシース7a,7bの収縮(ずれ)を防止することができる。
(4)収縮チューブ15は、50mm以上の接着長さでもってケーブルシース7a,7bと直接接触させながら収縮・固着させ、かつチューブ単位接着面積あたりの接着力を8g/mm2以上としたことにより、その接着力100kgがケーブルシース7a,7bの収縮力34kgよりも大きくすることができ、ケーブル端部のケーブルシース7a,7bの収縮(ずれ)を防止することができる。
(5)接着剤付きの収縮チューブ15をテープ式直線接続部1a自体の機械的特性による防護あるいは防水などを目的として兼用させることが可能である。
(6)ケーブル接続部1a自体の構成部材によって構造を改良することで接続構造が簡単となり、かつ接続部材の部品点数も増えることがなく施工工数を抑えることができる。
(Effects of the first embodiment)
According to the tape type linear connection part 1a which concerns on 1st Embodiment comprised as mentioned above, in addition to the said effect, the following effects are acquired.
(1) The cable of the two power cables 2a and 2b because the
(2) Since the cut ends 7a-1 and 7b-1 of the
(3) Since the
(4) shrink
(5) The
(6) By improving the structure with the constituent members of the cable connecting portion 1a itself, the connecting structure is simplified, and the number of parts of the connecting member is not increased, and the number of construction steps can be suppressed.
[第2の実施の形態]
上記のごとく構成された接着剤付きの収縮チューブ15は、図2に示すように、電力ケーブル用差込式直線接続部1bに適用することができる。なお、図2において、上記第1の実施の形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号を付している。従って、上記第1の実施の形態と実質的に同じ部材に関する詳細な説明は省略する。
[Second Embodiment]
The
(差込式直線接続部の構成)
図2において、全体を示す符号1bは、互いに接続された2本の電力ケーブル2a,2bの差込式直線接続部を示している。電力ケーブル2a,2bのそれぞれのケーブル端部は、ケーブル導体3a,3b、ケーブル絶縁体4a,4b、遮蔽銅テープ6a,6bがケーブルシース7a,7bから段差状に露出するように順次剥ぎ取られて形成されている。このとき外部半導電層は全部剥ぎ取られる。ケーブル導体3a,3bの先端部は、その端面が突き合わされて圧縮型銅スリーブ8を圧縮することにより相互に圧縮接続されてケーブル導体接続部3を形成している。そのケーブル導体接続部3と圧縮型銅スリーブ8の外周には、半導電性ゴムからなるスリーブカバー16が跨るように配置されている。ケーブル導体3a,3bの端部とケーブル絶縁体4a,4bの外周には、絶縁ゴムからなるスペーサ17a,17bが跨るようにスリーブカバー16と同一軸線上に配置されている。
(Structure of plug-in type straight connection part)
In FIG. 2, the code | symbol 1b which shows the whole has shown the plug-in-type linear connection part of the two electric power cables 2a and 2b connected mutually. The cable ends of the power cables 2a and 2b are sequentially stripped so that the
スリーブカバー16とそのスリーブカバー16側のスペーサ17a,17b端部の周りには、絶縁筒18が跨って配置されている。これらのスペーサ17a,17bの開口端部は、両側のケーブルシース7a,7bに向けて先細り状に傾斜した傾斜テーパ面17a−1,17b−1が形成されている。両側のケーブル遮蔽銅テープ6a,6bからスペーサ17a,17b、及び絶縁筒18の両端部にかけて跨るように半導電性テープ10が巻き付けられて半導電層10を形成している。平編銅線12は半導電性テープ10及び絶縁筒18の外周にわたり接触するように巻き付けられている。平編銅線12の外周には、両側のケーブル遮蔽銅テープ6a,6bの端部外周までに跨るように自己融着テープ13が巻き付けられて第2絶縁層13を形成している。
An insulating
自己融着テープ13の外周には、両側のケーブルシース7a,7bの端部外周までに跨るよう接着剤付きの収縮チューブ15が密着しながら施されている。このとき収縮チューブ15は、その2つの端部15aがケーブル端部であるケーブルシース7a,7bの切断端部7a−1,7b−1の全外周面に直接接触させながら、50mm以上の接着長さLでもって収縮させ固着して設けられる。収縮チューブ15の外周、及び両側のケーブルシース7a,7bの切断端部7a−1,7b−1を越えた外周までに跨るように粘着性ポリエチレンテープ14が巻き付けられている。これにより、ケーブル導体接続部3、及びそのケーブル導体接続部3の両側に配設されたケーブルシース7a,7bの切断端部7a−1,7b−1とに跨って設けられた収縮チューブ15からなる差込式直線接続部1bが得られる。そして、この収縮チューブ15の存在により、ケーブルシース7a,7bの切断端部7a−1,7b−1は、収縮チューブ15の接着力により互いに強く拘束される。
上記のごとく構成された差込式直線接続部1bは、各種サイズ(例えば導体公称断面積が38mm2〜600mm2)の電力ケーブルに適用することができる。
A
The plug-in type linear connecting portion 1b configured as described above can be applied to power cables of various sizes (for example, the conductor nominal cross-sectional area is 38 mm 2 to 600 mm 2 ).
(第2の実施の形態の効果)
この第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態における効果を有する。
(Effect of the second embodiment)
According to the second embodiment, the effects of the first embodiment are obtained.
以上の説明から明らかなように、上記実施の形態及び図示例では直線接続部の典型的な一例を例示している。従って、本発明は、上記実施の形態及び図示例に限定されるものではなく、その実施の形態及び図示例から当業者が容易に変更可能な技術的範囲をも当然に包含するものである。 As is clear from the above description, in the above-described embodiment and illustrated example, a typical example of the straight connection portion is illustrated. Therefore, the present invention is not limited to the above-described embodiments and illustrated examples, and naturally includes a technical range that can be easily changed by those skilled in the art from the embodiments and illustrated examples.
1a テープ式直線接続部
1b 差込式直線接続部
2a,2b 電力ケーブル
3 ケーブル導体接続部
3a,3b ケーブル導体
4a,4b ケーブル絶縁体
5a,5b 外部半導電層
6a,6b 遮蔽銅テープ
7a,7b ケーブルシース
7a−1,7b−1 切断端部
8 圧縮型銅スリーブ
8a 傾斜部
9 自己融着テープ(第1絶縁層)
10 半導電性テープ(半導電層)
11 1φ錫めっき軟銅線
12 平編銅線
13 自己融着テープ(第2絶縁層)
14 粘着性ポリエチレンテープ
15 収縮チューブ
15a 端部
16 スリーブカバー
17a,17b スペーサ
17a−1,17b−1 傾斜テーパ面
18 絶縁筒
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1a Tape type linear connection part 1b Plug-in type linear connection part 2a, 2b Power cable 3 Cable
10 Semiconductive tape (semiconductive layer)
11 1φ tinned annealed
14
Claims (2)
前記収縮チューブは、前記ケーブル端部のケーブルシース外周に直接50mm以上の接着長さで固着して設けられることを特徴とする電力ケーブル用直線接続部。 The cable conductor connecting part formed by connecting the cable conductors at the cable end where the cable conductor is exposed by sequentially stripping the cable insulator of the power cable, the outer semiconductive layer, and both sides of the cable conductor connecting part In the straight connection portion for the power cable provided with a contraction tube provided across the cable end portion having the arranged cable sheath,
The shrinkable tube is provided by being directly attached to the outer periphery of the cable sheath at the end of the cable with an adhesive length of 50 mm or more.
前記収縮チューブのチューブ単位接着面積あたりの接着力は、8g/mm2以上であることを特徴とする請求項1記載の電力ケーブル用直線接続部。 The cable sheath is made of thermoplastic resins such as polyethylene and polyvinyl chloride, and the shrinkage force per unit cross-sectional area is 30 g / mm 2 or less,
The linear connection part for electric power cables of Claim 1 whose adhesive force per tube unit adhesion area of the said shrinkable tube is 8 g / mm < 2 > or more.
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