JP2011164384A - Concentration distribution mask and designing device of the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、撮像デバイスに利用されるマイクロレンズアレイの製造に用いる濃度分布マスクに関する。 The present invention relates to a density distribution mask used for manufacturing a microlens array used for an imaging device.
ビデオカメラ、ディジタルカメラ、カメラ付き携帯電話などに用いられる撮像デバイスは高画素化が求められている。画素が微細化すると、画素を構成するCCD(Charge Coupled Device: 電荷結合素子)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor: 相補型金属酸化膜半導体)等からなる受光素子も微細化する。微細な受光素子への集光効率を高めるため、受光素子の光が入射する面側にマイクロレンズを形成する方法が広く利用されている。これは、画素への入射光を効率よくマイクロレンズにて集光して、受光素子に入射させ、受光感度を向上させるためである。 Imaging devices used for video cameras, digital cameras, camera-equipped mobile phones, and the like are required to have high pixels. When a pixel is miniaturized, a light receiving element composed of a CCD (Charge Coupled Device), a CMOS (Complementary Metal Oxide Semiconductor), or the like constituting the pixel is also miniaturized. In order to increase the light collection efficiency to a fine light receiving element, a method of forming a microlens on the side of the light receiving element on which light enters is widely used. This is because the incident light to the pixel is efficiently condensed by the microlens and incident on the light receiving element to improve the light receiving sensitivity.
このマイクロレンズは、特許文献1や特許文献2では、隣接するマイクロレンズ同士を互いに重複させた曲面を形成するために、濃度分布マスクのパターンを感光性材料層へ露光し現像する工程によって3次元の表面形状をもつ物品を製造する方法が提案されていた。この濃度分布マスクを用いる方法によれば、隣接するマイクロレンズ同士を接して形成することが可能になるためマイクロレンズで画素領域を覆う割合を大きくでき、集光性を良くできる効果がある。
In
特許文献1では、単位レンズをX方向及びY方向に等ピッチで配列したマイクロレンズアレイが濃度分布マスクを用いて製造されるが、このマイクロレンズアレイの単位レンズのピッチが1μm以下で配列される場合、顕著に不具合を生じることがわかった。それは、円形の等濃度線を持つ濃度分布マスクを用いて撮像デバイスの上の感光性材料層に露光すると、光の干渉効果により、撮像デバイス上のポジ型の感光性材料層に露光される光の光量の等高線が円形で無く、菱形に近い等高線になってしまうことがわかった。そのような光密度で露光してマイクロレンズアレイを製造すると、そのマイクロレンズアレイの単位レンズは球面では無くなる歪みを生じ、その単位レンズの集光能力が低下し、性能が悪化する問題があった。
In
この現象が発生するのは、例えば、凸レンズ状の単位レンズをX方向及びY方向に等ピッチで配列するマイクロレンズアレイを形成する場合であって、ポジ型の感光性材料層に濃度分布マスクのパターンを露光する場合に以下の現象が発生する。すなわち、ポジ型の感光性材料層を露光して凸レンズを形成する場合の結像パターンは、凸レンズの単位レンズの底面まで感光性材料層を掘り込むための露光強度を強くするために、単位レンズの四隅の位置に光量の高い部分があり、その部分に集中した光が、光の干渉効果によりその部分の外側に広がることにより、濃度分布マスクが投影する露光の結像パターンが歪む。 This phenomenon occurs when, for example, a microlens array is formed in which convex lens-shaped unit lenses are arranged at equal pitches in the X and Y directions, and the density distribution mask is formed on the positive photosensitive material layer. The following phenomenon occurs when a pattern is exposed. That is, the imaging pattern in the case of forming a convex lens by exposing a positive photosensitive material layer is a unit lens in order to increase the exposure intensity for digging the photosensitive material layer to the bottom surface of the unit lens of the convex lens. There is a portion with a high amount of light at the four corner positions, and the light concentrated on the portion spreads outside the portion due to the interference effect of the light, so that the exposure image pattern projected by the density distribution mask is distorted.
そのため、本発明は、撮像デバイスの基板上にレンズのピッチが1μm以下のマイクロレンズアレイを、濃度分布マスクを用いて形成する際に、光の干渉効果による光の結像パ
ターンの歪みを補正した露光をする濃度分布マスクを得ることを課題とする。
Therefore, according to the present invention, when a microlens array having a lens pitch of 1 μm or less is formed on a substrate of an imaging device using a density distribution mask, the distortion of the light image formation pattern due to the light interference effect is corrected. An object is to obtain a density distribution mask to be exposed.
本発明の請求項1にかかる発明は、上記課題を解決するために、凸レンズ状の単位レンズを配列させたマイクロレンズアレイを露光・現像して形成するための濃度分布マスクであって、前記濃度分布マスクの遮光パターンの等濃度線が、1より小さいスーパー楕円のパラメータkとVW軸切片パラメータrを用いるスーパー楕円式、(V/r)k +(W/r)k =1のVW座標で表される形状を45度回転させた上で、X方向及びY方向に拡大し、凸レンズ状の単位レンズの底面の等濃度線の対角方向に突出した四隅を囲む矩形のX方向の長さを前記マイクロレンズアレイのX方向のピッチにし、また、その矩形のY方向の長さを前記マイクロレンズアレイのY方向のピッチに等しくした等濃度線を有することを特徴とする濃度分布マスクである。
The invention according to
また、本発明の請求項2にかかる発明は、立体形状の高さZの等高線を、1より小さいスーパー楕円のパラメータkとVW軸切片パラメータrを用いるスーパー楕円式、(V/r)k +(W/r)k =1のVW座標で表される形状を45度回転させた上で、X方向及びY方向に拡大し、凸レンズ状の単位レンズの底面の等濃度線の対角方向に突出した四隅を囲む矩形のX方向の長さを前記マイクロレンズアレイのX方向のピッチにし、また、その矩形のY方向の長さを前記マイクロレンズアレイのY方向のピッチに等しくした等高線であらわし、前記立体形状を設計する濃度分布マスクの透過率計算手段と、前記濃度分布マスクの遮光パターンの直径計算手段と、前記濃度分布マスクの描画データ計算手段とを有することを特徴とする濃度分布マスクの設計装置である。
In the invention according to
単位レンズをXY方向に1μm以下のピッチdで格子状に配列したマイクロレンズアレイを形成するために、濃度分布マスクのパターンを波長λが365nmの光でポジ型の感光性材料層に露光すると、光の干渉効果により結像パターンに歪みを生じる。本発明の濃度分布マスクは、1より小さいスーパー楕円のパラメータkを用いるスーパー楕円式のVW座標で表される形状を45度回転させた上で、X方向及びY方向に拡大し、凸レンズ状の単位レンズの底面の等濃度線の対角方向に突出した四隅を囲む矩形のX方向の長さを前記マイクロレンズアレイのX方向のピッチにし、また、その矩形のY方向の長さを前記マイクロレンズアレイのY方向のピッチに等しくした等濃度線を有するパターンの濃度分布マスクを製造して用いる。その濃度分布マスクのパターンを感光性材料層に投影することで、1μm以下のピッチdで格子状に配列したマイクロレンズアレイを、波長λの光の干渉効果による結像パターンの歪みを少なくして製造できる効果がある。 In order to form a microlens array in which unit lenses are arranged in a lattice shape with a pitch d of 1 μm or less in the XY direction, when a pattern of a density distribution mask is exposed to a positive photosensitive material layer with light having a wavelength λ of 365 nm, The image formation pattern is distorted by the interference effect of light. The density distribution mask of the present invention is rotated by 45 degrees on the shape represented by the super elliptical VW coordinate using the super elliptical parameter k smaller than 1, and then expanded in the X and Y directions to form a convex lens shape. The length in the X direction of the rectangle surrounding the four corners of the bottom surface of the unit lens protruding in the diagonal direction is set to the pitch in the X direction of the micro lens array, and the length in the Y direction of the rectangle is set in the micro direction. A pattern density distribution mask having an equal density line equal to the pitch in the Y direction of the lens array is manufactured and used. By projecting the pattern of the density distribution mask onto the photosensitive material layer, the microlens array arranged in a lattice pattern with a pitch d of 1 μm or less reduces distortion of the imaging pattern due to the interference effect of light of wavelength λ. There is an effect that can be manufactured.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1(a)は、本発明のマイクロレンズアレイ1の凸レンズ状の単位レンズの領域における濃度分布マスク2の光透過率P毎の等濃度線をあらわす。ここで、濃度分布マスク2のパターンの寸法
は、単位レンズのピッチdのn倍に形成し、その濃度分布マスク2のパターンをn分の1に縮小投影してマイクロレンズアレイ1を形成する。図1(b)は、濃度分布マスク2のX方向の光透過率Pの分布を示す。図2(a)は、濃度分布マスク2の平面図(XY平面)を示し、図2(b)は、その濃度分布マスク2を用いて撮像デバイス上の感光性材料層を露光することで得られるマイクロレンズアレイ1の断面形状を示す。濃度分布マスク2は、図2(a)に示すように、単位レンズの濃度分布パターンをX方向にレンズピッチdに対応するd×nのピッチで配列し、Y方向にd×b×nのピッチで配列したパターンを有する。濃度分布マスク2のパターンは、マイクロレンズアレイ1を形成する半導体基板11上の感光性材料層に投影する寸法が露光に用いる光の波長λの解像度以下の微細な寸法の遮光パターン3の集合で形成する。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1A shows an isodensity line for each light transmittance P of the
ここで、本発明の特徴は、マイクロレンズを作成するための濃度分布マスク2の光透過率Pが等しい等濃度線の形状をスーパー楕円式(式1)から(式3)によって定義する点にある。
(式1) (V/r)k +(W/r)k =1
(式2) V≡(X+Y/b)/2
(式3) W≡(X−Y/b)/2
(式4) 等濃度線のX方向の半径(Xr)=2r/2(1/k)
ここで、(V,W)座標系を原点を中心にして45度回転させた座標系をX’Y’座標系にし、そのX’座標系でのX’座標値を√2倍にしてX座標値にし、Y’座標値をb√2倍にしてY座標値にする。その(X,Y)座標が、濃度分布マスク2での単位レンズの領域の位置座標を、単位レンズの中心を原点にしてXY座標であらわす。また、等濃度線がV座標軸(あるいはW座標軸)と交わる点の座標の値がV軸切片パラメータrと等しい。
Here, the feature of the present invention is that the shape of the isodensity line having the same light transmittance P of the
(Formula 1) (V / r) k + (W / r) k = 1
(Formula 2) V≡ (X + Y / b) / 2
(Formula 3) W≡ (XY / b) / 2
(Expression 4) X-direction radius (X r ) = 2r / 2 (1 / k) of isoconcentration lines
Here, a coordinate system obtained by rotating the (V, W) coordinate system by 45 degrees around the origin is defined as an X′Y ′ coordinate system, and the X ′ coordinate value in the X ′ coordinate system is multiplied by √2 to obtain X The coordinate value is set, and the Y ′ coordinate value is multiplied by b√2 to obtain the Y coordinate value. The (X, Y) coordinates represent the position coordinates of the unit lens area in the
XY座標系でY=0となるX座標軸は、VW座標系では、V=Wとなる直線になる。式1は、斜め方向の座標系VWを基準にしたスーパー楕円式であり、スーパー楕円のパラメータkは1より小さくする。図1(a)は、スーパー楕円のパラメータkの値が0.925の式1のスーパー楕円式であらわされる濃度分布マスク2の光透過率P毎のXY面(基板面)の等濃度線の形状をあらわす。スーパー楕円のパラメータkが1よりも小さいため、等濃度線の形状は、正方形の四隅が対角方向に突出した形状になる。スーパー楕円のパラメータkが1以下の値で1に近づくと等濃度線は正方形に近づく。kが1より更に小さくなると、正方形の対角方向への四隅の突出の割合が大きくなる。等濃度線のX方向の半径Xrは式4であらわされる。濃度分布マスク2は、レンズの配列のピッチd(例えば0.7μmから1μm)のn倍を凸レンズ状の単位レンズ底面のVW軸切片パラメータr0の2倍と等しくし、その2×r0のピッチでX方向に単位レンズのパターンを配列する。また、等濃度線の寸法を与える式2及び式3のY方向の縮尺パラメータbに応じて、単位レンズのパターンをY方向に2b×r0のピッチで配列する。それにより、濃度分布マスク2で単位レンズ底面をあらわす等濃度線の対角方向に突出した四隅を囲む矩形のX方向の長さが単位レンズをX方向に配列するピッチに等しくなり、また、その矩形のY方向の長さが単位レンズをY方向に配列するピッチに等しくなる。
The X coordinate axis where Y = 0 in the XY coordinate system is a straight line where V = W in the VW coordinate system.
なお、図1(a)では、単位レンズ底面のVW軸切片パラメータr0の長さの単位を1として等濃度線をあらわす。濃度分布マスク2のパターンは撮像デバイス10の感光性材料層に縮小、投影されてマイクロレンズアレイ1を製造するので、マイクロレンズアレイ1と濃度分布マスク2の縮尺は異なる。そのため、以降では、説明を簡単にするため、濃度分布マスク2の寸法は、マイクロレンズ1を形成するために縮小投影する寸法に換算して説明する。
In FIG. 1A, the unit of length of the VW axis intercept parameter r 0 on the bottom surface of the unit lens is set to 1, and an isodensity line is represented. Since the pattern of the
この濃度分布マスク2の等濃度線のVW軸切片パラメータrに関する光透過率Pは、以下の式5で定める値にする。
(式5)
P=P1+(P0−P1){r1−(r1 2−r2)1/2}/{r1−(r1 2−r0 2)1/2}
ここで、P0は凸レンズ状の単位レンズの底面の高さを与える濃度分布マスク2の光透過率であり、P1は単位レンズの頂点の高さを与える濃度分布マスク2の光透過率であり、r1は単位レンズの曲率半径にかかわるパラメータである。光透過率PがP0となる単位レンズの底面の高さを与える等濃度線は、単位レンズ底面のVW軸切片パラメータr0に関する等濃度線であり、その等濃度線のX方向の半径Xrは2r0/2(1/k)になる。
The light transmittance P related to the VW axis intercept parameter r of the isodensity line of the
(Formula 5)
P = P 1 + (P 0 −P 1 ) {r 1 − (r 1 2 −r 2 ) 1/2 } / {r 1 − (r 1 2 −r 0 2 ) 1/2 }
Here, P 0 is the light transmittance of the
図1(b)は、式5であらわした濃度分布マスク2の光透過率Pを縦軸にし、横軸をX座標XであらわしたX軸上の透過率Pのグラフである。この光透過率Pの分布は、ポジ型の感光性材料層に露光してレンズを形成するため、単位レンズの立体形状の高さを逆さにした形状になる。図1(b)のように、単位レンズの底面の高さを与える光透過率P0の場合には、等濃度線のX方向の半径Xrは0.94であり、単位レンズの頂点の高さを与える光透過率P1の等濃度線のX方向の半径Xrは0である。また、図1(a)で光透過率P0の等濃度線より外側の単位レンズの領域の濃度分布マスク2の光透過率PはP0にする。ただし、光透過率P0の等濃度線より外側の単位レンズの領域の光透過率Pも式5で計算した値を用いる設計をしても良い。
FIG. 1B is a graph of the transmittance P on the X axis where the light transmittance P of the
(濃度分布マスクの設計装置)
図1(a)では、等濃度線の形状は、正方形の四隅が対角方向に突出した形状である。濃度分布マスクの設計装置が、濃度分布マスクの透過率計算手段により、濃度分布マスク2上の格子点の(Xm,Yp)座標毎に、スーパー楕円式(式1から式3)を用いて、単位レンズのスーパー楕円のVW軸切片パラメータrを計算する。次に、そのVW軸切片パラメータrの値を式5に代入して光透過率値P=Pmpを計算し、その光透過率値Pmpの分布を与えるm×p個の配列データを記憶手段に記憶する。次に、濃度分布マスクの遮光パターンの直径計算手段が、光透過率値Pmp毎に、予め記憶手段に記憶させた、透過率毎の遮光パターンの直径換算データを用いて、濃度分布マスク2の遮光パターンの直径Dmpを計算し、X座標XmとY座標Ypと遮光パターンの直径Dmpのリストから成るデータ構造のm×n個の配列から成る遮光パターンの寸法データを作成し、記憶手段に記憶させる。次に、濃度分布マスクの描画データ計算手段が、濃度分布マスクパターン描画装置に、各格子点(Xm,Yp)毎に、指定された直径Dmpの遮光パターンの描画を指令する濃度分布マスク描画データを作成する。その濃度分布マスク描画データにより、濃度分布マスクパターン描画装置を用いて、図2(a)のようなパターンを描画した濃度分布マスク2を製作する。
(Density distribution mask design device)
In FIG. 1A, the isoconcentration line has a shape in which four corners of a square protrude diagonally. The density distribution mask design apparatus uses the super elliptic equation (
その濃度分布マスク2を用いて以下の製造方法により感光性材料層に露光して現像することで、図2(b)のような撮像デバイス10のマイクロレンズアレイ1を製造する。すなわち、半導体基板11の受光素子12の上の平坦化層13の上のカラーフィルタ層14の上に、受光素子12毎に単位レンズを形成したマイクロレンズアレイ1を形成する。
The
(マイクロレンズアレイの製造方法)
この濃度分布マスク2を用いて、図2(b)のような、カラー撮像デバイス10にマイクロレンズアレイ1を製造する。例えば、受光素子12の配列から成り、個々の受光素子12に対応する各画素のサイズは、正方形で寸法が略0.5μm〜略100μmの範囲であり、ほぼ0.8μm〜略1μmの画素の複数のCMOSの撮像デバイス10が形成された半導体基板11を用いる。その半導体基板11の表面に熱硬化型のアクリル系樹脂により略0.1μmの厚さの平坦化層13を形成する。次に、平坦化層13の上に、個々の受光素子12に対応した個々の画素で、厚さが略1μmの緑,青,そして赤の3色の画素か
ら成るカラーフィルタ層14を形成する。次に、カラーフィルタ層14上にアクリル系樹脂やフェノール系樹脂やスチレン系樹脂を主体とするポジ型の感光性材料層を略0.7〜1μmの厚さに形成する。次に、その感光性材料層に、紫外線域の365nmの波長λの光を用いて、5倍レチクル(n=5)の濃度分布マスク2のパターンをステッパーで縮小投影する。そのように露光した感光性材料層を現像することでマイクロレンズアレイ1を形成する。最後に、200℃程度の加熱処理でベークすることで、図2(b)に示すマイクロレンズアレイ1を硬化させる。このようにして、半導体基板11において、複数の受光素子12上に平坦化層13を介し、各々の受光素子12に対応して形成されたカラーフィルタ層14の各画素上に、頂点の高さが0.6〜1μmのマイクロレンズアレイ1を形成する。
(Manufacturing method of microlens array)
The
ここで、撮像デバイスの基板上でレンズのピッチdが1μm以下で配列されるマイクロレンズアレイのパターンを有する濃度分布マスク2を、波長λが365nmの光で感光性材料層に縮小投影する際の光の干渉により投影する光量分布に不具合が生じる。その不具合を、スーパー楕円式(式1)であらわされる等濃度線を有する濃度分布マスクによりどの程度補正できるかをシミュレーションで調べた。シミュレーションの条件は、マイクロレンズアレイ1をn=5倍に拡大したパターンの濃度分布マスク2を用い、式1から式5で与えられる光透過率Pの分布を有する濃度分布マスク2のパターンを、通常の5分の1縮小投影ステッパーのコヒーレンズファクタσの値0.6で、投影レンズのNAが0.63のステッパーを用いて、波長λが365nmの光で感光性材料層に露光する。そして、レンズの配列のピッチdが0.8μmのマイクロレンズアレイ1のパターンを投影する場合をシミュレーションした。その結果、以下の表1の結果を得た。
(表1)
(条件) (露光パターンの形状)
(条件1)k<0.91 菱形状に歪み
(条件2)0.91≦k≦0.94 露光パターンは良好な円形状
(条件3)k>0.94 正方形状に歪み
すなわち、スーパー楕円のパラメータkが0.91以上で0.94以下の場合は、その濃度分布マスク2を用いて露光すると、感光性材料層に良好に光の干渉効果を補正した光量分布の露光光が投影され、マイクロレンズアレイ1の単位レンズの表面が球面から歪まずに形成できることが分かった。kが0.94より大きい場合は、マイクロレンズアレイ1は菱形状に歪み、kが0.91より小さい場合は、マイクロレンズアレイ1が正方形状に歪む。
Here, when the
(Table 1)
(Conditions) (Shape of exposure pattern)
(Condition 1) k <0.91 Strained into a diamond shape (Condition 2) 0.91 ≦ k ≦ 0.94 The exposure pattern was a good circular shape (Condition 3) k> 0.94 Strained into a square shape That is, a super ellipse When the parameter k is 0.91 or more and 0.94 or less, exposure using the
以上で説明したように、単位レンズをXY方向に1μm以下のピッチdで格子状に配列したマイクロレンズアレイを形成するために、濃度分布マスク2のパターンを波長λが365nmの光でポジ型の感光性材料層に露光すると、光の干渉効果により結像パターンに歪みを生じる。それに対して、本実施形態の濃度分布マスクは、その等濃度線の形が式1から式5で与えられる、1より小さいスーパー楕円のパラメータkのスーパー楕円式(式1)のVW座標で表される形状を45度回転させた上で、X方向及びY方向に拡大した等濃度線を作成する。そして、凸レンズ状の単位レンズの底面の等濃度線の対角方向に突出した四隅を囲む矩形のX方向の長さを単位レンズをX方向に配列するピッチにし、また、その矩形のY方向の長さを単位レンズをY方向に配列するピッチに等しくした等濃度線を有する濃度分布マスク2を製造する。その濃度分布マスク2をステッパーで縮小投影することで、波長λの光の干渉効果による結像パターンの歪みを少なくして1μm以下のピッチの単位レンズを製造できる効果がある。
As described above, in order to form a microlens array in which unit lenses are arranged in a lattice pattern with a pitch d of 1 μm or less in the XY direction, the pattern of the
1・・・マイクロレンズアレイ
2・・・濃度分布マスク
3・・・遮光パターン
10・・・撮像デバイス
11・・・半導体基板
12・・・受光素子
13・・・平坦化層
14・・・カラーフィルタ層
P・・・濃度分布マスクの光透過率
P0・・・単位レンズの底面の高さを与える光透過率
P1・・・単位レンズの頂点の高さを与える光透過率
b・・・Y方向の縮尺パラメータ
d・・・レンズのピッチ
n・・・濃度分布マスクのパターンのマイクロレンズアレイに対する倍率
r、r0・・・VW軸切片パラメータ
DESCRIPTION OF
Claims (2)
(V/r)k +(W/r)k =1
のVW座標で表される形状を45度回転させた上で、X方向及びY方向に拡大し、凸レンズ状の単位レンズの底面の等濃度線の対角方向に突出した四隅を囲む矩形のX方向の長さを前記マイクロレンズアレイのX方向のピッチにし、また、その矩形のY方向の長さを前記マイクロレンズアレイのY方向のピッチに等しくした等濃度線を有することを特徴とする濃度分布マスク。 A density distribution mask for forming a microlens array in which convex lens-shaped unit lenses are arranged by exposure and development, wherein the isodensity line of the light shielding pattern of the density distribution mask is a super ellipse parameter k smaller than 1. And a super elliptical equation using the VW axis intercept parameter r,
(V / r) k + (W / r) k = 1
After rotating the shape represented by the VW coordinates of 45 degrees in the X direction and the Y direction, the rectangular X surrounding the four corners protruding in the diagonal direction of the isodensity line on the bottom surface of the convex lens unit lens A density having an isodensity line having a length in the direction equal to the pitch in the X direction of the microlens array and a length in the Y direction of the rectangle equal to the pitch in the Y direction of the microlens array. Distribution mask.
(V/r)k +(W/r)k =1
のVW座標で表される形状を45度回転させた上で、X方向及びY方向に拡大し、凸レンズ状の単位レンズの底面の等濃度線の対角方向に突出した四隅を囲む矩形のX方向の長さを前記マイクロレンズアレイのX方向のピッチにし、また、その矩形のY方向の長さを前記マイクロレンズアレイのY方向のピッチに等しくした等高線であらわし、前記立体形状を設計する濃度分布マスクの透過率計算手段と、前記濃度分布マスクの遮光パターンの直径計算手段と、前記濃度分布マスクの描画データ計算手段とを有することを特徴とする濃度分布マスクの設計装置。 A super-elliptic formula using a contour ellipse of height Z of the three-dimensional shape using a super-ellipse parameter k smaller than 1 and a VW-axis intercept parameter r;
(V / r) k + (W / r) k = 1
After rotating the shape represented by the VW coordinates of 45 degrees in the X direction and the Y direction, the rectangular X surrounding the four corners protruding in the diagonal direction of the isodensity line on the bottom surface of the convex lens unit lens The density for designing the three-dimensional shape is represented by contour lines in which the length in the direction is the pitch in the X direction of the microlens array, and the length in the Y direction of the rectangle is equal to the pitch in the Y direction of the microlens array. A density distribution mask design apparatus, comprising: a distribution mask transmittance calculation unit; a light shielding pattern diameter calculation unit of the density distribution mask; and a drawing data calculation unit of the density distribution mask.
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