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JP2011163813A - センサ - Google Patents

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JP2011163813A JP2010024391A JP2010024391A JP2011163813A JP 2011163813 A JP2011163813 A JP 2011163813A JP 2010024391 A JP2010024391 A JP 2010024391A JP 2010024391 A JP2010024391 A JP 2010024391A JP 2011163813 A JP2011163813 A JP 2011163813A
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Abstract

【課題】簡易な構成で多種類の運動パラメータを検出することが可能なセンサを提供する。
【解決手段】一対のポリマーセンサ素子11,12の一端をそれぞれ、固定用部材13によって互いに電気的に絶縁しつつ固定する。算出部16は、ポリマーセンサ素子11において得られる電圧V1と、ポリマーセンサ素子12において得られる電圧V2とに基づいて、加速度aおよび角加速度αを検出する。具体的には、加速度aが生じている場合と角加速度αが生じている場合とで、発生する電圧V1,V2の極性の組み合わせが異なることを利用して検出を行う。従来のような複雑な構造を用いることなく、加速度aおよび角加速度αをそれぞれ区別して検出することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、ポリマーセンサ素子を用いて加速度等の運動パラメータの検出を行うセンサに関する。
従来より、例えば携帯電話やゲーム機器などの様々な電子機器において、加速度センサや角加速度センサ等のセンサ(運動センサ)が用いられている。また、このような運動センサとしても、種々の方式のものが提案されている。具体的には、例えば、錘に加えられた加速度によって力を発生させてその力を圧電体等の電圧素子で検出する方式や、発生した力によって弾性体を変形させ、その弾性体の変形を静電容量の変化として、あるいは歪みゲージを用いて検出する方式のもの等が挙げられる。
また、例えば特許文献1には、圧電体を用いたセンサ素子を十字構造とすることにより、2軸方向の加速度および3軸方向の角加速度をそれぞれ検出できるようにした運動センサが提案されている。他方、例えば特許文献2,3には、ポリマーセンサ素子を用いた曲げセンサ(変位センサ)を、加速度センサ等に適用するようにしたものが提案されている。
特許第4004129号公報 特開2005−39995号公報 特開2008−304390号公報
ところが、上記特許文献1の運動センサでは、複数の材料を用いて微細なパターンを形成する必要があるため、複雑な構造となっており製造するのが難しいという問題があった。これは、加工しにくい圧電体(セラミック)を用いていることから、そのような構造を形成するのを一層困難としている。なお、セラミックは、衝撃が加わったときに脆いという難点もある。また、検出可能な軸数を増やした場合には構造が更に複雑化してしまい、特に回転運動による角加速度については、検出の際にセンサ素子の振動動作を停止させる必要があることから、より一層構成(回路構成)が複雑となってしまう。
また、上記特許文献2,3における構造のポリマーセンサ素子からなる変位センサでは、原理上、直線運動と回転運動とを判別することができないため、加速度および角加速度の双方を区別して検出することができないという問題があった。
これらのことから、簡易な構成で多種類の運動パラメータ(例えば、加速度および角加速度の双方)を検出することが可能なセンサ(運動センサ)の提案が望まれていた。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡易な構成で多種類の運動パラメータを検出することが可能なセンサを提供することにある。
本発明のセンサは、変形に応じた電圧を発生する第1および第2のポリマーセンサ素子と、これらの第1および第2のポリマーセンサ素子の一端をそれぞれ、互いに電気的に絶縁しつつ固定する固定用部材と、第1のポリマーセンサ素子において得られる第1電圧と、第2のポリマーセンサ素子において得られる第2電圧とに基づいて、加速度および角加速度を検出する検出部とを備えたものである。
本発明のセンサでは、第1および第2のポリマーセンサ素子の一端がそれぞれ、互いに電気的に絶縁しつつ固定されている。これにより、センサ自身のある軸方向に沿った直線運動による加速度が生じている場合には、第1および第2のポリマーセンサ素子がそれぞれ同方向に変形するため、各々から互いに同極性の電圧が発生する。一方、センサ自身のある軸方向を中心とする回転運動による角加速度が生じている場合には、第1および第2のポリマーセンサ素子が互いに反対方向に変形するため、各々から互いに異なる極性の電圧が発生する。したがって、加速度が生じている場合と角加速度が生じている場合とで発生する電圧の極性の組み合わせが異なることを利用して、第1のポリマーセンサ素子において得られる第1電圧と、第2のポリマーセンサ素子において得られる第2電圧とに基づいて、加速度および角加速度の双方を区別して検出することが可能となる。
本発明のセンサによれば、第1および第2のポリマーセンサ素子の一端をそれぞれ互いに電気的に絶縁しつつ固定すると共に、第1のポリマーセンサ素子において得られる第1電圧と第2のポリマーセンサ素子において得られる第2電圧とに基づいて、加速度および角加速度を検出するようにしたので、従来のような複雑な構造を用いることなく、加速度および角加速度をそれぞれ区別して検出することができる。よって、簡易な構成で多種類の運動パラメータを検出することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る運動センサの概略構成を表す模式図である。 図1に示した運動センサの一部を拡大して表した斜視図である。 図1および図2に示したポリマーセンサ素子の詳細構成を表す断面図である。 図1および図2に示した固定用部材付近の詳細構成を表す断面図である。 ポリマーセンサ素子の基本動作について説明するための断面模式図である。 図1に示した運動センサの動作について説明するための模式図である。 加速度および角加速度とポリマーセンサ素子において発生する電圧との関係を説明するための特性図である。 本発明の変形例1に係る運動センサにおける主要部の概略構成を表す斜視図および平面図である。 本発明の変形例2に係る運動センサにおける主要部の概略構成を表す斜視図および平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.実施の形態(1対のポリマーセンサ素子で1軸の加速度・角加速度を検出する例)
2.変形例
変形例1(4対のポリマーセンサ素子で3軸の加速度・角加速度を検出する例)
変形例2(2対のポリマーセンサ素子で3軸の加速度・角加速度を検出する例)
<実施の形態>
[運動センサ1の構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係るセンサ(運動センサ1)の概略構成を模式的に表したものであり、図2は、この運動センサ1の一部を拡大して斜視図で表したものである。運動センサ1は、後述するように、1軸(Y軸)方向に沿った直線運動による加速度aと、1軸(Z軸)を中心とする回転運動(X−Y平面内の回転運動)による角加速度αとの双方を検出することが可能なセンサである。この運動センサ1は、1対のポリマーセンサ素子11,12と、固定用部材13と、1対の錘(重り)141,142と、1対の電圧検出部151,152と、算出部16とを備えている。これらのうち、電圧検出部151,152および算出部16が、本発明における「検出部」の一具体例に対応している。
ポリマーセンサ素子11,12はそれぞれ、運動センサ1自身の運動(直線運動または回転運動)による加速度aまたは角加速度αに起因した変形(湾曲;変形量および変形方向)に応じて、電圧(起電力)V1,V2を発生するものである。ポリマーセンサ素子11,12はそれぞれ、例えば図2に示したように帯状(矩形状)の薄膜構造となっている。なお、これらのポリマーセンサ素子11,12の詳細構成については後述する(図3,図4)。
固定用部材13は、ポリマーセンサ素子11,12の一端をそれぞれ、互いに電気的に絶縁しつつ固定するための部材であり、ここでは、この固定用部材13を中心としてX軸上の双方向にポリマーセンサ素子11,12がそれぞれ突出するように固定されている。この固定用部材13は、絶縁部130A,130Bと、固定電極131A,131Bと、固定電極132A,132Bとから構成されている。固定電極131Aは、ポリマーセンサ素子11の裏面(Y軸上の負方向側の面)に接続された電極であり、固定電極131Bは、ポリマーセンサ素子11の表面(Y軸上の正方向側の面)に接続された電極である。一方、固定電極132Aは、ポリマーセンサ素子12の裏面(Y軸上の負方向側の面)に接続された電極であり、固定電極132Bは、ポリマーセンサ素子12の表面(Y軸上の正方向側の面)に接続された電極である。また、絶縁部130Aは、固定電極131A,132Aの間に設けられており、これらの間を電気的に絶縁するためのものである。同様に、絶縁部130Bは、固定電極131B,132Bの間に設けられており、これらの間を電気的に絶縁するためのものである。なお、固定電極131A,131B,132A,132Bはそれぞれ、例えば金メッキされたSUS(ステンレス鋼)等の金属材料により構成されている。また、絶縁部130A,130Bはそれぞれ、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、アクリル、PC(ポリカーボネート)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PS(ポリスチレン)、POM(ポリアセタール)、ナイロン、PBT(プリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンスルファイド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の絶縁材料により構成されている。
錘141は、ポリマーセンサ素子11の他端に取り付けられている一方、錘142は、ポリマーセンサ素子12の他端に取り付けられている。これらの錘141,142はそれぞれ、例えば、鉄(Fe)、鉛(Pb)、銀(Ag)、銅(Cu)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)等の重金属もしくはそれらを含有した樹脂材料からなり、前述した運動センサ1自身の直線運動または回転運動によりポリマーセンサ素子11,12に加わる力(慣性モーメント)を増加させるためのものである。
電圧検出部151は、ポリマーセンサ素子11において発生した電圧V1(第1電圧)を、固定電極131A,131Bおよび配線L1A,L1Bを介して検出するものである。この電圧検出部151は、一端側が配線L1Aを介して固定電極131Aに接続され、他端側が配線L1Bを介して固定電極131Bに接続されている。一方、電圧検出部152は、ポリマーセンサ素子12において発生した電圧V2(第2電圧)を、固定電極132A,132Bおよび配線L2A,L2Bを介して検出するものである。この電圧検出部152は、一端側が配線L2Aを介して固定電極132Aに接続され、他端側が配線L2Bを介して固定電極132Bに接続されている。
算出部16は、電圧検出部151において検出した電圧V1と、電圧検出部151において検出した電圧V2とに基づいて、前述した加速度aおよび角加速度αをそれぞれ求め(算出し)、検出データDoutとして外部に出力するものである。具体的には、詳細は後述するが、算出部16は、電圧V1と電圧V2との和(V1+V2)に基づいて加速度aを検出する一方、電圧V1と電圧V2との差(V1−V2)に基づいて角加速度αを検出するようになっている。
(ポリマーセンサ素子11,12の詳細構成)
ここで、図3〜図5を参照して、上記したポリマーセンサ素子11,12の詳細構成について説明する。図3は、これらのポリマーセンサ素子11,12の断面構成を表したものであり、図4は、このポリマーセンサ素子11,12の断面構成を、固定用部材13の断面構成と共に表したものである。
ポリマーセンサ素子11,12はそれぞれ、図3に示したように、イオン導電性高分子化合物膜41(以下、単に高分子化合物膜41という。)の両面に一対の電極膜42A,42Bが接着された積層構造を有している。換言すると、ポリマーセンサ素子11,12はそれぞれ、一対の電極膜42A,42Bと、これらの電極膜42A,42Bの間に挿設された高分子化合物膜41とを有している。ここで、図4に示したように、ポリマーセンサ素子11では、電極膜42Aが固定用部材13における固定電極131Aと電気的に接続され、電極膜42Bが固定電極131Bと電気的に接続されている。一方、ポリマーセンサ素子12では、電極膜42Aが固定電極132Aと電気的に接続され、電極膜42Bが固定電極132Bと電気的に接続されている。
高分子化合物膜41は、陽イオンで置換されているか、あるいは陽イオン物質が含浸されたものである。ここでの「陽イオン物質」とは、陽イオンと極性溶媒とを含むもの、あるいは液状の陽イオンを含むものを意味する。陽イオンと極性溶媒とを含むものとしては、例えば、陽イオンに極性溶媒が溶媒和したものが挙げられる。また、液状の陽イオンとしては、例えば、イオン液体を構成する陽イオンが挙げられ、液状の陽イオンを含むものとしては、例えばイオン液体が挙げられる。
高分子化合物膜41を構成する材料としては、例えばフッ素樹脂あるいは炭化水素系などを骨格としたイオン交換樹脂が挙げられる。このイオン交換樹脂としては、例えば、陰イオン交換樹脂、陽イオン交換樹脂あるいは両イオン交換樹脂が挙げられ、中でも、陽イオン交換樹脂が好ましい。
陽イオン交換樹脂としては、例えば、スルホン酸基あるいはカルボキシル基などの酸性基が導入されたものが挙げられる。具体的には、酸性基を有するポリエチレン、酸性基を有するポリスチレンあるいは酸性基を有するフッ素樹脂などである。中でも、陽イオン交換樹脂としては、スルホン酸基あるいはカルボン酸基を有するフッ素樹脂が好ましく、特にナフィオン(デュポン株式会社製)が好ましい。
高分子化合物膜41に置換されている陽イオンは、金属イオンまたは有機陽イオンであることが好ましい。また、高分子化化合物膜41に含浸されている陽イオン物質は、金属イオンと水とを含むもの、有機陽イオンと水とを含むもの、あるいはイオン液体であることが好ましい。金属イオンとしては、例えば、ナトリウムイオン(Na+)、カリウムイオン(K+)、リチウムイオン(Li+)あるいはマグネシウムイオン(Mg2+)などの軽金属イオンが挙げられる。また、有機陽イオンとしては、例えば、アルキルアンモニウムイオンなどが挙げられる。陽イオンと水とを含む陽イオン物質が高分子化合物膜41中に含浸されている場合には、水の揮発を抑制するためにポリマーセンサ素子11,12全体が封止されていることが好ましい。
イオン液体とは、常温溶融塩とも言われるものであり、燃性および揮発性が低い陽イオンと陰イオンとを含んでいる。イオン液体では、それを構成する陽イオンにおいて、陰イオンよりもイオン半径が大きくなっている。イオン液体としては、例えば、イミダゾリウム環系化合物、ピリジニウム環系化合物あるいは脂肪族系化合物などが挙げられる。
電極膜42A,42Bは、それぞれ1種あるいは2種以上の導電性材料を含んでいる。電極膜42A,42Bは、導電性材料粉末同士が導電性高分子により結着されたものが好ましい。電極膜42A,42Bの柔軟性が高まるからである。導電性材料粉末としてはカーボン粉末が好ましい。導電性が高く、比表面積が大きいため、より大きい変形量が得られるからである。カーボン粉末としては、ケッチェンブラックが好ましい。導電性高分子としては、上記した高分子化合物膜41の構成材料と同様のものが好ましい。
電極膜42A,42Bは、例えば、以下のようにして形成される。分散媒に導電性材料粉末と導電性高分子とを分散させた塗料を高分子化合物膜41の両面に塗布したのち乾燥させる。また、導電性材料粉末と導電性高分子とを含むフィルム状のものを高分子化合物膜41の両面に圧着するようにしてもよい。
電極膜42A,42Bは、多層構造になっていてもよく、その場合、高分子化合物膜41の側から順に、導電性材料粉末同士が導電性高分子により結着された層と金属層とが積層された構造を有していることが好ましい。これにより、電極膜42A,42Bの面内方向において電位がより均一な値に近づき、より優れたセンサ特性が得られるからである。金属層を構成する材料としては、金あるいは白金などの貴金属が挙げられる。金属層の厚さは任意であるが、電極膜42A,42Bに電位が均一になるように連続膜となっていることが好ましい。金属層を形成する方法としては、めっき法、蒸着法あるいはスパッタ法などが挙げられる。
なお、ポリマーセンサ素子11,12では、陽イオン物質として陽イオンと極性溶媒を含むものを用いる場合には、高分子化合物膜41中に陰イオンがほとんど含まれないようになっている。
このような構成により、ポリマーセンサ素子11,12では、高分子化合物膜41が膜面と直交する方向(ここではY軸方向)へ変形(湾曲)すると、以下詳述するように、電極膜42Aと電極膜42Bとの間に電圧(起電力)が生じるようになっている。なお、これらのポリマーセンサ素子11,12は、その両面が、高弾性を有する材料(例えばポリウレタンなど)からなる絶縁性の保護膜(図示せず)によって覆われていてもよい。また、高分子化合物膜41の大きさ(幅および長さ)は、想定される高分子化合物膜41の変形量(変位量)に応じて任意に設定可能である。
(ポリマーセンサ素子11,12の基本動作)
次に、図5を参照して、このようなポリマーセンサ素子11,12の基本動作について説明する。図5は、ポリマーセンサ素子11,12の基本動作を、断面図を用いて模式的に表したものである。
最初に、陽イオン物質として、陽イオンと極性溶媒とを含むものを用いた場合について説明する。
この場合、まず、運動センサ1自身が直線運動も回転運動もしておらず、加速度aおよび角加速度αのいずれもが生じていないときには、ポリマーセンサ素子11,12にはこれらに起因した力が加わっていない。したがって、ポリマーセンサ素子11,12は、変形(湾曲)することなく平面状となっている(図5(A))。そのため、陽イオン物質が高分子化合物膜41中にほぼ均一に分散することから、電極膜42A,42B間には電位差(電圧V1,V2)が発生せず、電圧検出部151,152において検出される電圧が0Vとなる。
ここで、運動センサ1自身が直線運動または回転運動をすることにより、加速度aまたは角加速度αが生じると、ポリマーセンサ素子11,12にはこれらに起因した力が加わるため、ポリマーセンサ素子11,12が変形(湾曲)する(図5(B),(C))。
例えば、図5(B)に示したように、ポリマーセンサ素子11,12がY軸上の負方向(電極膜42A側)に変形(湾曲)した場合には、電極膜42A側が収縮し、電極膜42B側が膨潤することになる。すると、陽イオンが極性溶媒と溶媒和した状態で電極膜42B側に移動するため、陽イオンは、電極膜42B側で密の状態となる一方、電極膜42A側で疎の状態となる。したがって、この場合、ポリマーセンサ素子11,12には、電極膜42A側よりも電極膜42B側において電位が高い電圧V1,V2(正極性の電圧:+V1,+V2)が発生する。
一方、図5(C)に示したように、ポリマーセンサ素子11,12がY軸上の正方向(電極膜42B側)に変形(湾曲)した場合には、高分子化合物膜41では、逆に電極膜42B側が収縮し、電極膜42A側が膨潤することになる。すると、陽イオンが極性溶媒と溶媒和した状態で電極膜42A側に移動するため、陽イオンは、電極膜42A側で密の状態となる一方、電極膜42B側で疎の状態となる。したがって、この場合、ポリマーセンサ素子11,12には、電極膜42B側よりも電極膜42A側において電位が高い電圧V1,V2(負極性の電圧:−V1,−V2)が発生する。
次に、陽イオン物質として、液状の陽イオンを含むものであるイオン液体を用いた場合について説明する。
この場合においても、まず、運動センサ1自身が直線運動も回転運動もしておらず、加速度aおよび角加速度αのいずれもが生じていないときには、ポリマーセンサ素子11,12は、変形(湾曲)することなく平面状となっている(図5(A))。そのため、イオン液体が高分子化合物膜41中にほぼ均一に分散することから、電極膜42A,42B間には電位差(電圧V1,V2)が発生せず、電圧検出部151,152において検出される電圧が0Vとなる。
ここで、運動センサ1自身が直線運動または回転運動をすることにより、加速度aまたは角加速度αが生じると、上記と同様にポリマーセンサ素子11,12が変形(湾曲)する(図5(B),(C))。
例えば、図5(B)に示したように、ポリマーセンサ素子11,12がY軸上の負方向(電極膜42A側)に変形(湾曲)した場合には、電極膜42A側が収縮し、電極膜42B側が膨潤することになる。すると、高分子化合物膜41が陽イオン交換膜である場合、イオン液体を構成する陽イオンは膜中を移動して電極膜42B側に移動することできるが、陰イオンは官能基に阻まれて移動することができない。したがって、この場合、ポリマーセンサ素子11,12には、電極膜42A側よりも電極膜42B側において電位が高い電圧V1,V2(正極性の電圧:+V1,+V2)が発生する。
一方、図5(C)に示したように、ポリマーセンサ素子11,12がY軸上の正方向(電極膜42B側)に変形(湾曲)した場合には、高分子化合物膜41では、逆に電極膜42B側が収縮し、電極膜42A側が膨潤することになる。すると、上記と同様の理由により、イオン液体のうちの陽イオンが電極膜42A側に移動する。したがって、この場合、ポリマーセンサ素子11,12には、電極膜42B側よりも電極膜42A側において電位が高い電圧V1,V2(負極性の電圧:−V1,−V2)が発生する。
[運動センサ1の作用・効果]
続いて、本実施の形態の運動センサ1全体の作用および効果について説明する。
(1.基本動作)
この運動センサ1では、運動センサ1自身が直線運動または回転運動をすることにより、加速度aまたは角加速度αが生じると、ポリマーセンサ素子11,12にはこれらに起因した力が加わるため、ポリマーセンサ素子11,12が変形(湾曲)する(図1,図5)。
すると、上記したように、ポリマーセンサ素子11,12ではそれぞれ、電極膜42A,42B間に電位差(電圧V1,V2)が発生する。電圧V1は、固定電極131A,131Bおよび配線L1A,L1Bを介して電圧検出部151により検出され、電圧V2は、固定電極132A,132Bおよび配線L2A,L2Bを介して電圧検出部152により検出される。そして、算出部16は、これらの電圧V1,V2に基づいて、例えば図6および図7に示したようにして、Y軸方向に沿った直線運動による加速度aと、Z軸を中心とする回転運動(X−Y平面内の回転運動)による角加速度αとをそれぞれ検出する。以下、このような加速度aおよび角加速度αの検出動作について詳細に説明する。
(2.加速度aおよび角加速度αの検出動作)
まず、例えば図6(A)に示したように、運動センサ1自身がY軸方向に直線運動を行っていることにより、Y軸上の正方向に加速度aが生じている場合には、ポリマーセンサ素子11,12はそれぞれ、同方向(この場合、Y軸上の負方向)に変形(湾曲)する。具体的には、ポリマーセンサ素子11,12ではそれぞれ、図5(B)に示したように、高分子化合物膜41において電極膜42A側が収縮し、電極膜42B側が膨潤する。したがって、この場合、ポリマーセンサ素子11,12からはそれぞれ、互いに同極性の電圧V1,V2(この場合、正極性の電圧(+V1),(+V2))が発生する。
ここで、例えば図7(A),(B)に示したように、一般に、ポリマーセンサ素子(ここではポリマーセンサ素子11,12)において発生する電圧(起電力)Vは、加速度aおよび角加速度αにそれぞれ比例することが知られている。具体的には、このときの比例定数をそれぞれ、B,Cとすると、以下の(1)式および(2)式で表すことができる。
V=B×a ……(1)
V=C×α ……(2)
したがって、このときの電圧V1,V2の値をそれぞれ、(+V1)=(+V2)=A(V)とすると、この場合の加速度aおよび角加速度αはそれぞれ、以下の(3)式および(4)式で示したようにして求められる。すなわち、算出部16では、電圧V1と電圧V2との和(V1+V2)に基づいて加速度aを検出する一方、電圧V1と電圧V2との差(V1−V2)に基づいて角加速度αを検出する。
(V1+V2)=2A=B×a → a=(2A/B) ……(3)
(V1−V2)=0=C×α → α=0 ……(4)
このようにして、この場合には実際に、Y軸上の正方向に加速度aが生じている一方、角加速度αは生じていないことが検出される。
一方、例えば図6(B)に示したように、運動センサ1自身が、Z軸を中心とする回転運動(X−Y平面内の回転運動)を行っていることにより、図中に示したような右回りの方向に角加速度αが生じている場合には、ポリマーセンサ素子11,12は以下のように変形(湾曲)する。すなわち、ポリマーセンサ素子11はY軸上の負方向に変形(湾曲)する一方、ポリマーセンサ素子12はY軸上の正方向に変形(湾曲)し、互いに反対方向に変形(湾曲)することになる。具体的には、ポリマーセンサ素子11では、図5(B)に示したように、高分子化合物膜41において電極膜42A側が収縮し、電極膜42B側が膨潤する。一方、ポリマーセンサ素子12では、図5(C)に示したように、高分子化合物膜41において電極膜42B側が収縮し、電極膜42A側が膨潤する。したがって、この場合、ポリマーセンサ素子11,12からはそれぞれ、互いに異なる極性(逆極性)の電圧V1,V2(この場合、正極性の電圧(+V1)および負極性の電圧(−V2))が発生する。
したがって、このときの電圧V1,V2の値をそれぞれ、(+V1)=A(V),(−V2)=−A(V)とすると、この場合の加速度aおよび角加速度αはそれぞれ、上記(3)式および(4)式と同様に、以下の(5)式および(6)式で示したようにして求められる。
(V1+V2)=A−A=0=B×a → a=0 ……(5)
(V1−V2)=A−(−A)=2A=C×α → α=(2A/C) ……(6)
このようにして、この場合には実際に、Z軸を中心とする回転運動(X−Y平面内の回転運動)によって図中に示した向きの角加速度αが生じている一方、加速度aは生じていないことが検出される。
以上のように本実施の形態では、一対のポリマーセンサ素子11,12の一端をそれぞれ互いに電気的に絶縁しつつ固定すると共に、加速度aが生じている場合と角加速度αが生じている場合とで発生する電圧V1,V2の極性の組み合わせが異なることを利用して、ポリマーセンサ素子11において得られる電圧V1とポリマーセンサ素子12において得られる電圧V2とに基づいて、加速度aおよび角加速度αを検出するようにしたので、従来のような複雑な構造を用いることなく、加速度aおよび角加速度αをそれぞれ区別して検出することができる。よって、簡易な構成で多種類の運動パラメータ(ここでは、加速度aおよび角加速度α)を検出することが可能となる。
すなわち、従来のように微細加工プロセスを使用せずに、簡易かつ小型な構造の運動センサを得ることが可能となる。また、フレキシブル性を有するシート(図3に示した断面構成のシート)をカットして組み合わせるだけでよいので、製造コストを低く抑えることができる。更に、従来のようにセンサ素子を振動させることなく、電圧V1,V2を用いた簡単な演算(加算および減算)のみで、加速度aおよび角加速度αを求めることができる。
<変形例>
続いて、上記実施の形態の変形例(変形例1,2)について説明する。なお、上記実施の形態における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
(変形例1)
図8は、変形例1に係るセンサ(運動センサ2)における主要部の概略構成を表したものであり、図8(A)は斜視図を、図8(B)はX−Y平面図を示している。本変形例の運動センサ2では、一対のポリマーセンサ素子(素子対)を複数組(ここでは4組)設けることにより、互いに直交する3軸(X軸,Y軸,Z軸)方向の加速度aおよび角加速度αをそれぞれ検出するようにしている。なお、図8(および後述する図9)では、電圧検出部および算出部等の図示は省略している。
運動センサ2は、一対のポリマーセンサ素子11A,12Aと、一対のポリマーセンサ素子11B,12Bと、一対のポリマーセンサ素子11C,12Cと、一対のポリマーセンサ素子11D,12Dとを有している。また、これらのポリマーセンサ素子11A〜11D,12A〜12Dはそれぞれ、共通の固定用部材23によって、互いに45°の傾斜角を有する2組の十字形状をなすように、各々の一端同士が固定されている。そして、ポリマーセンサ素子11A〜11D,12A〜12Dの他端にはそれぞれ、錘141A〜141D,142A〜142Dが設けられている。
このような構成により、運動センサ2では、一対のポリマーセンサ素子11A,12Aを用いて、Y軸方向の加速度aおよびZ軸を中心とする角加速度αが検出される。同様に、一対のポリマーセンサ素子11B,12Bを用いて、Y軸方向の加速度aおよびX軸を中心とする角加速度αが検出される。また、一対のポリマーセンサ素子11C,12Cを用いて、X軸,Z軸方向の加速度aおよびY軸を中心とする角加速度αが検出される。一対のポリマーセンサ素子11D,12Dを用いて、X軸,Z軸方向の加速度aおよびY軸を中心とする角加速度αが検出される。
このようにして、本変形例の運動センサ2では、従来と比べて少ない個数のセンサ素子(ここでは、4対のポリマーセンサ素子)を用いて、単一のモジュールによって、互いに直交する3軸(X軸,Y軸,Z軸)方向の加速度aおよび角加速度αをそれぞれ検出することが可能となる。
(変形例2)
図9は、変形例2に係るセンサ(運動センサ3)における主要部の概略構成を表したものであり、図9(A)は斜視図を、図9(B)はX−Y平面図を示している。本変形例の運動センサ3では、一対のポリマーセンサ素子(素子対)を複数組(ここでは2組)設けることにより、互いに直交する3軸(X軸,Y軸,Z軸)方向の加速度aおよび角加速度αをそれぞれ検出するようにしている。
運動センサ3は、一対のポリマーセンサ素子31A,32Aと、一対のポリマーセンサ素子31B,32Bとを有している。また、これらのポリマーセンサ素子31A,31B,32A,32Bはそれぞれ、共通の固定用部材33によって十字形状をなすように、各々の一端同士が固定されている。そして、ポリマーセンサ素子31A,31B,32A,32Bの他端にはそれぞれ、錘141A,141B,142A,142Bが設けられている。
ここで、本変形例では、これらのポリマーセンサ素子31A,31B,32A,32Bはそれぞれ矩形状となっており、その矩形状の4つの側面にそれぞれ固定電極が設けられている。すなわち、各ポリマーセンサ素子31A,31B,32A,32Bは、これらの4つの固定電極を利用することにより、互いに直交する2方向に沿って変形(湾曲)することが可能となっている。具体的には、ポリマーセンサ素子31A,32Aはそれぞれ、Y軸方向およびZ軸方向に沿って変形(湾曲)することができる。また、ポリマーセンサ素子31B,32Bはそれぞれ、X軸方向およびY軸方向に沿って変形(湾曲)することができる。これにより、ポリマーセンサ素子31A,32Aはそれぞれ、2軸方向の加速度aおよび2軸方向を中心とする角加速度αを検出することが可能となっている。
このようにして、本変形例の運動センサ3では、上記変形例1と比べて更に少ない個数のセンサ素子(ここでは、2対のポリマーセンサ素子)を用いて、互いに直交する3軸(X軸,Y軸,Z軸)方向の加速度aおよび角加速度αをそれぞれ検出することが可能となる。
(その他の変形例)
以上、実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態等では、各ポリマーセンサ素子の他端に錘が設けられている場合について説明したが、場合によっては、そのような錘を設けないようにしてもよい。
また、ポリマーセンサ素子の形状については、上記実施の形態等に示したものに限定されず、更にその積層構造についても、上記実施の形態で説明したものに限定されず、適宜変更可能である。
本発明のセンサ(運動センサ)は、例えば携帯電話やゲーム機器などの様々な電子機器に適用することが可能である。
1,2,3…運動センサ、11,11A,11B,11C,11D,12,12A,12B,12C,12D,31A,31B,32A,32B…ポリマーセンサ素子、13,23,33…固定用部材、130A,130B…絶縁部、131A,131B,132A,132B…固定電極、141,141A,141B,141C,141D,142,142A,142B,142C,142D…錘、151,152…電圧検出部、16…算出部、41…高分子化合物膜(イオン導電性高分子化合物膜)、42A,42B…電極膜、L1A,L1B,L2A,L2B…配線、V1,V2…電圧(起電力)、Dout…検出データ、a…加速度、α…角加速度。

Claims (6)

  1. 変形に応じた電圧を発生する第1および第2のポリマーセンサ素子と、
    前記第1および第2のポリマーセンサ素子の一端をそれぞれ、互いに電気的に絶縁しつつ固定する固定用部材と、
    前記第1のポリマーセンサ素子において得られる第1電圧と、前記第2のポリマーセンサ素子において得られる第2電圧とに基づいて、加速度および角加速度を検出する検出部と
    を備えたセンサ。
  2. 前記検出部は、
    前記第1電圧と前記第2電圧との和に基づいて加速度を検出すると共に、
    前記第1電圧と前記第2電圧との差に基づいて角加速度を検出する
    請求項1に記載のセンサ。
  3. 前記第1および第2のポリマーセンサ素子からなる素子対が複数組設けられると共に、これらの複数組の素子対が、共通の固定用部材によって十字状となるように固定され、
    前記検出部は、前記複数組の素子対において得られる電圧に基づいて、互いに直交する3軸方向の加速度および角加速度をそれぞれ検出する
    請求項1または請求項2に記載のセンサ。
  4. 前記第1および第2のポリマーセンサ素子の他端にそれぞれ、錘が設けられている
    請求項1または請求項2に記載のセンサ。
  5. 前記第1および第2のポリマーセンサ素子はそれぞれ、
    一対の電極膜と、
    前記一対の電極膜の間に挿設された高分子膜と
    を有する請求項1または請求項2に記載のセンサ。
  6. 前記高分子膜は、陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子化合物膜である
    請求項5に記載のセンサ。
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