JP2011142746A - 金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】変流器試験などを試験する金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具を提供する。
【解決手段】スイッチギヤ1は、本体10と引出形遮断器を引出自在に配置可能な格納室11を備える。本体10は、母線311を接続する断路器3が結線される第1接続端子411と、出力ケーブル521を接続する変流器51が直結される第2接続端子421と、第1接続端子411及び第2接続端子421の前方を開閉する一対のシャッタ43・44と、を有する。試験治具6は、引出形遮断器に代えて格納室11に収容される。試験治具6は、複数の車輪61aを設ける台部61と、台部61に立設するパネル板62及び絶縁板65で構成される。試験治具6は、第1接続端子411に接続する第1アダプタ板6aと、第2接続端子421に接続する第2アダプタ板6bと、を有する。第1アダプタ板6a及び第2アダプタ板6bは、絶縁板65への上下方向に取り付け位置を変更できる。
【選択図】図1
【解決手段】スイッチギヤ1は、本体10と引出形遮断器を引出自在に配置可能な格納室11を備える。本体10は、母線311を接続する断路器3が結線される第1接続端子411と、出力ケーブル521を接続する変流器51が直結される第2接続端子421と、第1接続端子411及び第2接続端子421の前方を開閉する一対のシャッタ43・44と、を有する。試験治具6は、引出形遮断器に代えて格納室11に収容される。試験治具6は、複数の車輪61aを設ける台部61と、台部61に立設するパネル板62及び絶縁板65で構成される。試験治具6は、第1接続端子411に接続する第1アダプタ板6aと、第2接続端子421に接続する第2アダプタ板6bと、を有する。第1アダプタ板6a及び第2アダプタ板6bは、絶縁板65への上下方向に取り付け位置を変更できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具に関する。特に、金属閉鎖型スイッチギヤの内部に備わる変流器などを試験する試験治具の構造に関する。
スイッチギヤ(開閉装置)は、電力の安定供給のために必要な電気系統の開閉、保護、監視、計測などの機能を備えた配電盤である。金属製のフレームで構成された金属閉鎖型スイッチギヤは、ビル、工場、プラント、交通システムなどの受配電設備として幅広い分野で使用されている。
金属閉鎖型スイッチギヤは、母線、接続導体、断路器(disconnect switch:DS)、変流器(current transformer:CT)などをフレーム(スイッチギヤ本体)の内部に収納している。又、金属閉鎖型スイッチギヤは、接続端子(コネクタ)を介して断路器と変流器とを接続する引出形遮断器を備えている。この引出形遮断器は、スイッチギヤ本体に設けた格納室から引出自在な構成となっている。
引出形遮断器が格納室から引き出されると、断路器及び変流器に接続する接続端子が格納室に露出した状態となる。したがって、人体が接続端子に接触することを防止するために、格納室には、絶縁部材からなるシャッタが接続端子の前方に開閉自在に配置されている。
金属閉鎖型スイッチギヤは、引出形遮断器を格納室に収容すると、シャッタが接続端子の前方を開き、引出形遮断器を格納室から引き出すと、シャッタが接続端子の前方を閉じるように構成されている。
前述のように構成された金属閉鎖型スイッチギヤは、三相電流における相順(相回転)を調べるために、引出形遮断器を格納室から引き出した状態で、断路器に接続する接続端子に相回転計を接続して、検相試験が実施されていた。
ところで、前述したように引出形遮断器を格納室から引き出した状態では、断路器に接続する接続端子の前方を閉塞しているので、相回転計の接続が容易でなかった。したがって、このような不具合を解消するために、金属閉鎖型スイッチギヤに配置されたシャッタを安全に開閉でき、かつ、簡単な構造のシャッタ開閉補助工具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によるシャッタ開閉補助工具は、スイッチギヤ本体に設けた格納室と、格納室に対して引出自在に配置された引出形遮断器と、格納室の内部に露出する接続端子の前方を開閉するシャッタと、シャッタを開閉する開閉リンク機構と、を備えるスイッチギヤに用いられ、ハンドルバーの先端にシャッタ開閉機構を操作する押圧部を設け、「てこ」の原理を利用することで、シャッタを安全に開閉でき、かつ、簡単な構造とすることができる、としている。
又、前述と同様な、シャッタ及び引出形遮断器を備える金属閉鎖型スイッチギヤとしては、主変圧器などの主回路機器の故障停止時に応急的に短時間で移動用変圧器などの予備機器へ切換えて送配電できる小型(コンパクト)の金属閉鎖型スイッチギヤが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
上述した金属閉鎖型スイッチギヤは、変流器の変流比やその電流位相などを計測する変流器試験が定期的又は不定期に実施されている。そして、この変流器試験は、変流器に関係する主要回路に試験電流を流して実施されている。より具体的には、変流器試験は、以下の2通りの方法で実施されている。
第1の変流器試験の方法は、最初に、引出形遮断器を格納室に収容し、母線側の断路器が遮断器を介して変流器に接続した状態とする。次に、母線側の断路器の接点と、2次側の出力ケーブルの引き出し点に電流印加試験線を接続し、遮断器も含めて変流器に試験電流を流して、変流器試験が実施される。
第2の変流器試験の方法は、最初に、引出形遮断器を格納室から引き出して、シャッタが開いた状態を維持する。次に、変流器に接続する接続端子と、2次側の出力ケーブルの引き出し点に電流印加試験線を接続し、変流器に試験電流を流して、変流器試験が実施される。
第1の変流器試験の方法は、電流印加試験線を接続するときに、母線側の接続導体などに感電しないように、広い範囲での停電を確保する必要があるという問題がある。母線側を停電することなく、かつ安全に変流器試験が実施されることが好ましい。
第2の変流器試験の方法は、シャッタが開いた状態を人為的に維持して、変流器試験が実施されるので、作業性が悪いという問題がある。したがって、作業性に優れた変流器試験が望まれる。
特許文献1によるシャッタ開閉補助工具は、シャッタを開放した後に、棒状の高圧検相器を用い、格納室に入室することなく、スイッチギヤ本体の外側から高圧検相器を接続端子に差し込むことにより、検相試験が実施できる、としている。
しかし、特許文献1による金属閉鎖型スイッチギヤは、床面に近接する位置に格納室が配置されている。又、接続端子は、格納室の奥に配置されている。したがって、電流印加試験線の端末を接続端子に人為的に接続することは、依然困難であり、作業性がよくないという問題がある。又、特許文献2による金属閉鎖型スイッチギヤも同様の問題をかかえている。
格納室の奥に配置された接続端子に着脱自在な試験治具を用いて、これらの課題が解決されるが、上述した金属閉鎖型スイッチギヤは、多品種が製造されており、汎用性を有する金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具が望まれる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、母線側の停電を不用とし、安全、かつ作業性のよい変流器試験用の試験治具であって、汎用性を有する金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具を提供することを目的とする。
本発明者は、引出形遮断器の構造に類似した試験治具を創案し、この試験治具に接続端子と接続する試験端子をパネル板に固定し、上段の試験端子と下段の試験端子と結線し、接続端子と接続する上部端子及ぶ下部端子がそれらの取り付け位置を変更可能に構成することにより、これらの課題が解決可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たな金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具を発明するに至った。
(1)本発明による金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具は、金属製のフレームで閉鎖された箱状の本体と、この本体の内部が区画されて引出形遮断器を引出自在に配置可能な格納室と、を備え、前記本体は、母線を接続する断路器が結線され、前記格納室に設けた隔壁の上段に連設された複数の第1接続端子と、出力ケーブルを接続する変流器が直結され、前記格納室に設けた隔壁の下段に連設された複数の第2接続端子と、前記第1接続端子及び前記第2接続端子の前方を開閉するシャッタと、を有する金属閉鎖型スイッチギヤにおいて、前記引出形遮断器に代えて、前記格納室に引出自在に配置されると共に、前記格納室に収容されたときは前記シャッタを開き、前記格納室から引き出されたときは前記シャッタが閉じる、移動自在な台車構造の金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具であって、前記格納室の底面に転動する複数の車輪を設ける台部と、この台部の前面に立設するパネル板と、前記パネル板の上段に固定された複数の第1試験端子と、前記パネル板の下段に固定された複数の第2試験端子と、前記パネル板と略平行に前記台部の中間部に立設する絶縁板と、前記絶縁板の上段に取り付けられ、一端部が前記第1接続端子に接続し、他端部が前記第1試験端子に結線された複数の棒状の上部端子を連設する第1アダプタ板と、前記絶縁板の下段に取り付けられ、一端部が前記第2接続端子に接続し、他端部が前記第2試験端子に結線された複数の棒状の下部端子を連設する第2アダプタ板と、を備え、前記第1アダプタ板及び前記第2アダプタ板は、それらの前記絶縁板への上下方向の取り付け位置が変更可能に構成されている。
(2)複数の前記上部端子は、それらの前記第1アダプタ板への水平方向の取り付け位置が変更可能に構成され、複数の前記下部端子は、それらの前記第2アダプタ板への水平方向の取り付け位置が変更可能に構成されていてもよい。
(3)本発明による金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具は、金属製のフレームで閉鎖された箱状の本体と、この本体の内部が区画されて引出形遮断器を引出自在に配置可能な格納室と、を備え、前記本体は、母線が結線されて前記格納室に設けた隔壁の下段に連設された複数の第3接続端子と、出力ケーブルを接続する変流器が直結され、前記格納室に設けた隔壁の上段に連設された複数の第4接続端子と、前記第3接続端子及び前記第4接続端子の前方を開閉するシャッタと、を有する金属閉鎖型スイッチギヤにおいて、前記引出形遮断器に代えて、前記格納室に引出自在に配置されると共に、前記格納室に収容されたときは前記シャッタを開き、前記格納室から引き出されたときは前記シャッタが閉じる、移動自在な台車構造の金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具であって、前記格納室の底面に転動する複数の車輪を設ける台部と、この台部の前面に立設するパネル板と、前記パネル板の下段に固定された複数の第3試験端子と、前記パネル板の上段に固定された複数の第4試験端子と、前記パネル板と略平行に前記台部の中間部に立設する絶縁板と、前記絶縁板の下段に取り付けられ、一端部が前記第3接続端子に接続し、他端部が前記第3試験端子に結線された複数の棒状の下部端子を連設する第3アダプタ板と、前記絶縁板の上段に取り付けられ、一端部が前記第4接続端子に接続し、他端部が前記第4試験端子に結線された複数の棒状の上部端子を連設する第4アダプタ板と、を備え、前記第3アダプタ板及び前記第4アダプタ板は、それらの前記絶縁板への上下方向の取り付け位置が変更可能に構成されている。
(4)複数の前記下部端子は、それらの前記第3アダプタ板への水平方向の取り付け位置が変更可能に構成され、複数の前記上部端子は、それらの前記第4アダプタ板への水平方向の取り付け位置が変更可能に構成されていてもよい。
(5)本発明による金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具は、格納室を上下2段に配置してもよい。
本発明による金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具は、引出形遮断器に代えて、試験治具が格納室に収容される。そして、変流器に接続する試験端子と、2次側の出力ケーブルの引き出し点に電流印加試験線を接続し、変流器に試験電流を流して、変流器試験が実施される。
本発明による金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具は、母線と出力ケーブルとが断路状態で、変流器を試験できるので、母線側を停電させる必要がなく、安全であり、一連の試験工程を短縮できるというメリットがある。
又、本発明による金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具は、格納室に入って人為的にシャッタを保持することなく、シャッタの開放状態を試験治具が機械的に保持できるので、作業性に優れるというメリットもある。
更に、本発明による金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具は、引出形遮断器を格納室から引き出して、遮断器を単独で点検できる。変流試験と並行して、遮断器を点検することもできる。
本発明による金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具は、上段と下段のアダプタ板がそれらの絶縁板への上下方向の取り付け位置が変更可能に構成されているので、多品種の金属閉鎖型スイッチギヤに対応でき、汎用性に富んでいる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[第1実施形態]
(第1実施形態の構成)
最初に、本発明の第1実施形態による試験治具及び金属閉鎖型スイッチギヤの構成を説明する。図1は、本発明の第1実施形態による試験治具及び金属閉鎖型スイッチギヤの構成を示す右側面図である。図2は、第1実施形態による試験治具及び金属閉鎖型スイッチギヤの正面図である。
[第1実施形態]
(第1実施形態の構成)
最初に、本発明の第1実施形態による試験治具及び金属閉鎖型スイッチギヤの構成を説明する。図1は、本発明の第1実施形態による試験治具及び金属閉鎖型スイッチギヤの構成を示す右側面図である。図2は、第1実施形態による試験治具及び金属閉鎖型スイッチギヤの正面図である。
図1又は図2を参照すると、第1実施形態による金属閉鎖型スイッチギヤ(以下、スイッチギヤと略称する)1は、箱状の本体10と格納室11を備えている。本体10は、金属製のフレームで閉鎖されている。格納室11は、本体10の内部が区画されて、図示しない引出形遮断器を引出自在に配置できる。図示されたスイッチギヤ1は、比較的高圧(例えば、24kV)の大型配電盤を示している。
本体10の内部は、仕切り板11aで上下に区画されている。本体10は、仕切り板11aの上部に母線室12を設けている。母線室12は、一対の隔壁12a・12b及び天板12cで区画されている。又、母線室12の隣には、予備母線室13を設けている。更に、本体10の上部には、前面扉10aと背面扉10bを設けている。
母線室12には、断路器3を配置している。断路器3の一方の接点3aには、三相交流に対応した三つの母線311・312・313が接続されている。実体として、これらの母線311・312・313は、碍子に支持された帯板状の接続導体となっている。又、断路器3の他方の接点3bには、三本の母線321・322・323が接続されている。
断路器3には、リンク機構33が連結している。図示しないアクチュエータでリンク機構33を駆動すると、接点3aと接点3bを接続しているレバー34を開くことができる。そして、母線311・312・313と母線321・322・323とを一斉に断路状態にできる。リンク機構33を逆方向に駆動すると、母線311・312・313と母線321・322・323を接続状態に復帰できる。
三本の母線321・322・323の他端側は、三つの第1接続端子411・412・413にそれぞれ結線されている。これらの第1接続端子411・412・413は、格納室11に設けた隔壁11bの上段に連設されている。
三つの第1接続端子411・412・413の後部は、仕切り板11a、隔壁11b、及び隔壁14aで区画された断路室14に配置されている。実体として、これらの第1接続端子411・412・413は、雌形のジャック(コネクタ)となっている。
一方、隔壁11bの下段には、三つの第2接続端子421・422・423が連設されている。そして、通常は、引出形遮断器(図示せず)が第1格納室2aに収容され、内部の遮断器が第1接続端子411・412・413と第2接続端子421・422・423を接続している。なお、これらの第2接続端子421・422・423も実体として、雌形のジャックとなっている。
又、三つの第2接続端子421・422・423の後部には、変流器51・52・53がそれぞれ直結されている。隔壁11bで区画されたケーブル室15の底面(本体10の底面)15aには、変圧器50が配置されている。そして、変流器51・52・53と変圧器50が接続導体で接続されている。
ケーブル室15の底面15aからは、碍子に支持された出力ケーブル521・522・523が延出している。そして、変流器51・52・53と出力ケーブル521・522・523とを接続導体511・512・513がそれぞれ接続している。
接続導体511・512・513からは、引き出し線531・532・533がそれぞれ分岐している。そして、これらの引き出し線531・532・533の終端は、チェック端子53aになっている。本体10の下部に設けた背面扉10dを開くと、例えば、電流印加試験線をチェック端子53aに接続できる。
第1接続端子411・412・413の前方には、帯板状の絶縁性のシャッタ43が配置されている。又、第2接続端子421・422・423の前方には、帯板状の絶縁性のシャッタ44が配置されている。シャッタ43とシャッタ44は、連動して開閉(昇降)するように構成されている。
本発明の第1実施形態による試験治具6は、引出形遮断器(図示せず)に代えて、格納室11に収容されている。試験治具6は、移動自在な台車構造となっている。試験治具6を格納室11に収容したときには、図示しないリンク装置で一対のシャッタ43・44が開くように構成されている。又、本体10は、試験治具6を格納室11から引き出したときには、図示しないリンク装置で一対のシャッタ43・44が閉じるように構成されている。
試験治具6は、台部61、絶縁性のパネル板62、及び絶縁板65を備えている。台部61は、格納室11の底面11cに転動する複数の車輪61aを設けている。パネル板62は、台部61の前面に立設している。絶縁板65は、パネル板62と略平行に、台部61の中間部に立設している。
パネル板62の上段には、三つの第1試験端子63bを固定している。これらの第1試験端子63bは、略水平方向に連設されている。又、パネル板62の下段には、三つの第2試験端子64bを固定している。これらの第2試験端子64bは、略水平方向に連設されている。
又、試験治具6は、第1アダプタ板6aと第2アダプタ板6bを備えている。第1アダプタ板6aは、絶縁板65の上段に取り付けられている。又、第1アダプタ板6aは、三つの棒状の上部端子63を略水平方向に連設している。これらの上部端子63の一端部63aは、第1接続端子411・412・413に接続できる。一方、これらの上部端子63の他端部は、第1試験端子63bに結線している。
第2アダプタ板6bは、絶縁板65の下段に取り付けられている。又、第2アダプタ板6bは、三つの棒状の下部端子64を略水平方向に連設している。これらの下部端子64の一端部64aは、第2接続端子421・422・423に接続できる。一方、これらの下部端子64の他端部は、第2試験端子64bに結線している。
図2を参照すると、第1アダプタ板6aの両翼は、ビス(雄ねじ)で絶縁板65に締結されている。同様に、第2アダプタ板6bの両翼は、ビス(雄ねじ)で絶縁板65に締結されている。
一方、絶縁板65には、第1アダプタ板6aを固定するための雌ねじを等間隔に配置している。又、絶縁板65には、三つの上部端子63に対応する箇所に複数の縦長の逃げ穴651を開口している。したがって、第1アダプタ板6aは、絶縁板65への上下方向の取り付け位置を変更できる。
同様に、絶縁板65には、第2アダプタ板6bを固定するための雌ねじを等間隔に配置している。又、絶縁板65には、三つの下部端子64に対応する箇所に複数の縦長の逃げ穴652を開口している。したがって、第2アダプタ板6bは、絶縁板65への上下方向の取り付け位置を変更できる。
なお、第1アダプタ板6aには、三つの上部端子63の他端部を逃げる横長のスリット開口631を開口している。三つの上部端子63は、水平方向に移動して第1アダプタ板6aに取り付けることができる。したがって、第1接続端子411・412・413の取り付け間隔(ピッチ)に対応して、上部端子63の他端部の取り付け間隔を変更できる。
同様に、第2アダプタ板6bには、三つの下部端子64の他端部を逃げる横長のスリット開口641を開口している。三つの下部端子64は、水平方向に移動して第2アダプタ板6bに取り付けることができる。したがって、第2接続端子421・422・423の取り付け間隔(ピッチ)に対応して、下部端子64の他端部の取り付け間隔を変更できる。
(第1実施形態の作用)
次に、本発明の第1実施形態による試験治具6の作用及び効果を説明する。なお、以下の説明では、三つの母線311・312・313から出力ケーブル521・522・523に至る経路(電気回路)は、略同じに構成されているので、母線311から出力ケーブル521に至る構成を代表して説明する場合がある。
次に、本発明の第1実施形態による試験治具6の作用及び効果を説明する。なお、以下の説明では、三つの母線311・312・313から出力ケーブル521・522・523に至る経路(電気回路)は、略同じに構成されているので、母線311から出力ケーブル521に至る構成を代表して説明する場合がある。
図1又は図2を参照すると、スイッチギヤ1は、引出形遮断器(図示せず)に代えて、第1実施形態による試験治具6が格納室11に収容されている。そして、変流器51に接続する第2試験端子64bと、2次側の出力ケーブル521の引き出し点となるチェック端子53aに電流印加試験線を接続し、変流器51に試験電流を流して、変流器試験が実施される。
第1実施形態による試験治具6は、母線311及び母線321と出力ケーブル521とが断路状態で、変流器51を試験できるので、母線側を停電させる必要がなく、安全であり、一連の試験工程を短縮できるというメリットがある。
又、第1実施形態による試験治具6は、格納室11に入って人為的に一対のシャッタ43・44を保持することなく、一対のシャッタ43・44の開放状態を試験治具6が機械的に保持できるので、作業性に優れるというメリットもある。
更に、第1実施形態による試験治具6は、引出形遮断器を格納室11から引き出して、遮断器を単独で点検できる。変流試験と並行して、遮断器を点検することもできる。
第1実施形態による試験治具6は、上段の第1アダプタ板6aと下段の第2アダプタ板6bがそれらの絶縁板65への上下方向の取り付け位置が変更可能に構成されているので、例えば、取り付けピッチ(間隔)Pを変更でき、多品種の金属閉鎖型スイッチギヤに対応でき、汎用性に富んでいる。
又、第1実施形態による試験治具6は、複数の上部端子63の第1アダプタ板6aへの水平方向の取り付け位置が変更可能に構成され、複数の下部端子64の第2アダプタ板6bへの水平方向の取り付け位置が変更可能に構成されている。したがって、水平方向の取り付けピッチを変更でき、多品種の金属閉鎖型スイッチギヤに対応でき、汎用性に富んでいる。
第1実施形態による試験治具6は、上段の第1アダプタ板6aを絶縁板65に取り付けることなく、変流器試験を実施できる。この場合、シャッタ43が開いているが、第1接続端子411は、パネル板62から相当に離れており、パネル板62及び絶縁板65に遮られるので安全である。
更に、多品種の金属閉鎖型スイッチギヤに対応できるように、第1実施形態による試験治具6は、一対の車輪61a・61aの間隔を調整可能な構造とすることが好ましい。
[第2実施形態]
(第2実施形態の構成)
次に、本発明の第2実施形態による試験治具及び金属閉鎖型スイッチギヤの構成を説明する。図3は、本発明の第2実施形態による試験治具及び金属閉鎖型スイッチギヤの構成を示す右側面図である。図4は、第2実施形態による試験治具及び金属閉鎖型スイッチギヤの背面図である。図5は、第2実施形態による金属閉鎖型スイッチギヤの正面図である。
(第2実施形態の構成)
次に、本発明の第2実施形態による試験治具及び金属閉鎖型スイッチギヤの構成を説明する。図3は、本発明の第2実施形態による試験治具及び金属閉鎖型スイッチギヤの構成を示す右側面図である。図4は、第2実施形態による試験治具及び金属閉鎖型スイッチギヤの背面図である。図5は、第2実施形態による金属閉鎖型スイッチギヤの正面図である。
図3から図5を参照すると、第2実施形態によるスイッチギヤ2は、箱状の本体20と、第1格納室2a及び第2格納室2bと、を備えている。本体20は、金属製のフレームで閉鎖されている。第1格納室2a及び第2格納室2bは、本体20の内部が区画されて、図示しない引出形遮断器を引出自在に配置できる。図示されたスイッチギヤ2は、比較的低圧(例えば、2連6kV)の小型配電盤を示している。
本体20の内部は、上部棚板21aと下部棚板21bで区画されている。上部棚板21aには、隔壁21cを立設している。又、下部棚板21bには、隔壁21dを立設している。そして、本体20は、上部棚板21aの下方に母線室22を設けている。母線室22は、絶縁板で周囲が箱状に囲われている。又、本体20には、前面扉20aと背面扉20bを設けている。
母線室22には、三相交流に対応した三つの母線331・332・333を配置している。実体として、これらの母線331・332・333は、碍子に支持された帯板状の接続導体となっている。又、これらの母線331・332・333は、第1格納室2aへの経路と第2格納室2bへの経路とに分岐している。
一方の三本の母線331・332・333の終端は、三つの第3接続端子431・432・433にそれぞれ結線されている。これらの第3接続端子431・432・433は、第1格納室2aに設けた隔壁21cの下段に連設されている。実体として、これらの第3接続端子431・432・433は、雌形のジャック(コネクタ)となっている。
他方の三本の母線331・332・333の終端は、三つの第5接続端子451・452・453にそれぞれ結線されている。これらの第5接続端子451・452・453は、第2格納室2bに設けた隔壁21dの上段に連設されている。実体として、これらの第5接続端子451・452・453は、雌形のジャック(コネクタ)となっている。
一方、隔壁21cの上段には、三つの第4接続端子441・442・443が連設されている。そして、通常は、引出形遮断器(図示せず)が第1格納室2aに収容され、内部の遮断器が第3接続端子431・432・433と第4接続端子441・442・443を接続している。なお、これらの第4接続端子441・442・443も実体として、雌形のジャックとなっている。
又、隔壁21dの下段には、三つの第6接続端子461・462・463が連設されている。そして、通常は、引出形遮断器(図示せず)が第2格納室2bに収容され、内部の遮断器が第5接続端子451・452・453と第6接続端子461・462・463を接続している。なお、これらの第6接続端子461・462・463も実体として、雌形のジャックとなっている。
三つの第4接続端子441・442・443の後部には、変流器711・712・713がそれぞれ直結されている。又、三つの第6接続端子461・462・463の後部には、変流器721・722・723がそれぞれ直結されている。
碍子又はブラケットに絶縁支持された第1出力ケーブル731・732・733がケーブル室25の底面25aから延出している。そして、変流器711・712・713と第1出力ケーブル731・732・733とを接続導体751・752・753がそれぞれ接続している。
同様に、碍子又はブラケットに絶縁支持された第2出力ケーブル741・742・743がケーブル室25の底面25aから延出している。そして、変流器721・722・723と第2出力ケーブル741・742・743とを接続導体761・762・763がそれぞれ接続している。
接続導体751・752・753の経路途上には、チェック端子75aをそれぞれ設けている。又、そして、接続導体761・762・763の経路途上には、チェック端子76aをそれぞれ設けている。本体20に設けた前面扉20aを開くと、例えば、電流印加試験線をチェック端子75a又はチェック端子76aに接続できる。
第3接続端子431・432・433の前方には、帯板状の絶縁性のシャッタ45が配置されている。又、第4接続端子441・442・443の前方には、帯板状の絶縁性のシャッタ46が配置されている。シャッタ45とシャッタ46は、連動して開閉(昇降)するように構成されている。
同様に、第5接続端子451・452・453の前方には、帯板状の絶縁性のシャッタ47が配置されている。又、第6接続端子461・462・463の前方には、帯板状の絶縁性のシャッタ48が配置されている。シャッタ47とシャッタ48は、連動して開閉(昇降)するように構成されている。
本発明の第2実施形態による試験治具8は、引出形遮断器(図示せず)に代えて、第1格納室2a及び第2格納室2bに収容されている。試験治具8は、移動自在な台車構造となっている。本体20は、試験治具8を第1格納室2aに収容したときには、図示しないリンク装置で一対のシャッタ45・46が開くように構成されている。又、本体20は、試験治具8を第1格納室2aから引き出したときには、図示しないリンク装置で一対のシャッタ45・46が閉じるように構成されている。
同様に、本体20は、試験治具8を第2格納室2bに収容したときには、図示しないリンク装置で一対のシャッタ47・48が開くように構成されている。又、本体20は、試験治具8を第2格納室2bから引き出したときには、図示しないリンク装置で一対のシャッタ47・48が閉じるように構成されている。
試験治具8は、台部81、絶縁性のパネル板82、及び絶縁板87を備えている。台部81は、上部棚板21a又は下部棚板21bの上面に転動する複数の車輪81aを設けている。パネル板82は、台部81の前面に立設している。絶縁板87は、パネル板82と略平行に、台部81の中間部に立設している。
上部のパネル板82の下段には、三つの第3試験端子83bを固定している。これらの第3試験端子83bは、略水平方向に連設されている。又、上部のパネル板62の上段には、三つの第4試験端子84bを固定している。これらの第4試験端子84bは、略水平方向に連設されている。
下部のパネル板82の上段には、三つの第5試験端子85bを固定している。これらの第5試験端子85bは、略水平方向に連設されている。又、下部のパネル板82の下段には、三つの第6試験端子86bを固定している。これらの第6試験端子86bは、略水平方向に連設されている。
又、上部の試験治具8は、第3アダプタ板8aと第4アダプタ板8bを備えている。第3アダプタ板8aは、上部の絶縁板87の下段に取り付けられている。又、第3アダプタ板8aは、三つの棒状の下部端子83を略水平方向に連設している。これらの下部端子83の一端部83aは、第3接続端子431・432・433に接続できる。一方、これらの下部端子83の他端部は、第3試験端子83bに結線している。
第4アダプタ板8bは、上部の絶縁板87の上段に取り付けられている。又、第4アダプタ板8bは、三つの棒状の上部端子84を略水平方向に連設している。これらの上部端子84の一端部84aは、第4接続端子441・442・443に接続できる。一方、これらの上部端子84の他端部は、第4試験端子84bに結線している。
同様に、下部の試験治具8は、第5アダプタ板8cと第6アダプタ板8dを備えている。第5アダプタ板8cは、下部の絶縁板87の上段に取り付けられている。又、第5アダプタ板8cは、三つの棒状の上部端子85を略水平方向に連設している。これらの上部端子85の一端部85aは、第5接続端子451・452・453に接続できる。一方、これらの上部端子85の他端部は、第5試験端子85bに結線している。
第6アダプタ板8dは、下部の絶縁板87の下段に取り付けられている。又、第6アダプタ板8dは、三つの棒状の下部端子86を略水平方向に連設している。これらの下部端子86の一端部86aは、第6接続端子461・462・463に接続できる。一方、これらの下部端子86の他端部は、第6試験端子86bに結線している。
なお、第3アダプタ板8a、第4アダプタ板8b、第5アダプタ板8c、及び第6アダプタ板8dは、構造的には同じものであり、相互に交換が可能であるが、説明の便宜上、序列番号を変えて区別した。そして、第5アダプタ板8c及び第6アダプタ板8dは、以下の説明では割愛する場合がある。
図4を参照すると、第3アダプタ板8aの両翼は、ビス(雄ねじ)で絶縁板87に締結されている。同様に、第4アダプタ板8bの両翼は、ビス(雄ねじ)で絶縁板87に締結されている。
一方、絶縁板87には、第3アダプタ板8aを固定するための雌ねじを等間隔に配置している。又、絶縁板87には、三つの下部端子83に対応する箇所に複数の縦長の逃げ穴871を開口している。したがって、第3アダプタ板8aは、絶縁板87への上下方向の取り付け位置を変更できる。
同様に、絶縁板87には、第4アダプタ板8bを固定するための雌ねじを等間隔に配置している。又、絶縁板87には、三つの上部端子84に対応する箇所に複数の縦長の逃げ穴842を開口している。したがって、第4アダプタ板8bは、絶縁板87への上下方向の取り付け位置を変更できる。
なお、第3アダプタ板8aには、三つの下部端子83の他端部を逃げる横長のスリット開口831を開口している。三つの下部端子83は、水平方向に移動して第3アダプタ板8aに取り付けることができる。したがって、第3接続端子431・432・433の取り付け間隔(ピッチ)に対応して、下部端子83の他端部の取り付け間隔を変更できる。
同様に、第4アダプタ板8bには、三つの上部端子84の他端部を逃げる横長のスリット開口841を開口している。三つの上部端子84は、水平方向に移動して第4アダプタ板8bに取り付けることができる。したがって、第4接続端子441・442・443の取り付け間隔(ピッチ)に対応して、上部端子84の他端部の取り付け間隔を変更できる。
(第2実施形態の作用)
次に、本発明の第2実施形態による試験治具6の作用及び効果を説明する。なお、以下の説明では、三つの母線331・332・333から第1出力ケーブル731・732・733に至る経路(電気回路)は、略同じに構成されているので、母線331から第1出力ケーブル731に至る構成を代表して説明する場合がある。
次に、本発明の第2実施形態による試験治具6の作用及び効果を説明する。なお、以下の説明では、三つの母線331・332・333から第1出力ケーブル731・732・733に至る経路(電気回路)は、略同じに構成されているので、母線331から第1出力ケーブル731に至る構成を代表して説明する場合がある。
又、以下の説明では、三つの母線331・332・333から第2出力ケーブル741・742・743に至る経路(電気回路)も、略同じに構成されているので、母線331から第1出力ケーブル731に至る構成を代表して説明する場合がある。
図3から図5を参照すると、スイッチギヤ2は、引出形遮断器(図示せず)に代えて、試験治具8が第1格納室2aに収容されている。そして、変流器711に接続する第4試験端子84bと、2次側の第1出力ケーブル731の引き出し点となるチェック端子75aに電流印加試験線を接続し、変流器711に試験電流を流して、変流器試験が実施される。
第2実施形態による試験治具8は、母線331と第1出力ケーブル731とが断路状態で、変流器711を試験できるので、母線側を停電させる必要がなく、安全であり、一連の試験工程を短縮できるというメリットがある。
又、第2実施形態による試験治具8は、格納室11に入って人為的に一対のシャッタ43・44を保持することなく、一対のシャッタ43・44の開放状態を試験治具8が機械的に保持できるので、作業性に優れるというメリットもある。
更に、第2実施形態による試験治具8は、引出形遮断器を第1格納室2aから引き出して、遮断器を単独で点検できる。変流試験と並行して、遮断器を点検することもできる。
第2実施形態による試験治具8は、下段の第3アダプタ板8aと上段の第4アダプタ板8bがそれらの絶縁板87への上下方向の取り付け位置が変更可能に構成されているので、例えば、取り付けピッチ(間隔)Pを変更でき、多品種の金属閉鎖型スイッチギヤに対応でき、汎用性に富んでいる。
又、第2実施形態による試験治具8は、複数の下部端子83の第3アダプタ板8aへの水平方向の取り付け位置が変更可能に構成され、複数の上部端子84の第4アダプタ板8bへの水平方向の取り付け位置が変更可能に構成されている。したがって、水平方向の取り付けピッチを変更でき、多品種の金属閉鎖型スイッチギヤに対応でき、汎用性に富んでいる。
第2実施形態によるスイッチギヤ2は、下段の第3アダプタ板8aを絶縁板87に取り付けることなく、変流器試験を実施できる。この場合、シャッタ45が開いているが、第3接続端子431は、パネル板82から相当に離れており、パネル板82及び絶縁板87に遮られるので安全である。
更に、多品種の金属閉鎖型スイッチギヤに対応できるように、一対の車輪81a・81aの間隔を調整可能な構造とすることが好ましい。第2実施形態によるスイッチギヤ2は、2台の試験治具8を必ずしも必要としない。1台の試験治具8を用いて、上段と下段の変流器試験を交互に実施してもよい。
1 スイッチギヤ(金属閉鎖型スイッチギヤ)
3 断路器
6 試験治具
6a 第1アダプタ板
6b 第2アダプタ板
10 本体
11 格納室
11b 隔壁
11c 底面
43・44 シャッタ
51・52・53 変流器
61 台部
61a 車輪
62 パネル板
63 上部端子
63b 第1試験端子
64 下部端子
64b 第2試験端子
65 絶縁板
311〜313 母線
411〜413 第1接続端子
421〜423 第2接続端子
3 断路器
6 試験治具
6a 第1アダプタ板
6b 第2アダプタ板
10 本体
11 格納室
11b 隔壁
11c 底面
43・44 シャッタ
51・52・53 変流器
61 台部
61a 車輪
62 パネル板
63 上部端子
63b 第1試験端子
64 下部端子
64b 第2試験端子
65 絶縁板
311〜313 母線
411〜413 第1接続端子
421〜423 第2接続端子
Claims (5)
- 金属製のフレームで閉鎖された箱状の本体と、
この本体の内部が区画されて引出形遮断器を引出自在に配置可能な格納室と、を備え、
前記本体は、
母線を接続する断路器が結線され、前記格納室に設けた隔壁の上段に連設された複数の第1接続端子と、
出力ケーブルを接続する変流器が直結され、前記格納室に設けた隔壁の下段に連設された複数の第2接続端子と、
前記第1接続端子及び前記第2接続端子の前方を開閉するシャッタと、を有する金属閉鎖型スイッチギヤにおいて、
前記引出形遮断器に代えて、前記格納室に引出自在に配置されると共に、前記格納室に収容されたときは前記シャッタを開き、前記格納室から引き出されたときは前記シャッタが閉じる、移動自在な台車構造の金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具であって、
前記格納室の底面に転動する複数の車輪を設ける台部と、
この台部の前面に立設するパネル板と、
前記パネル板の上段に固定された複数の第1試験端子と、
前記パネル板の下段に固定された複数の第2試験端子と、
前記パネル板と略平行に前記台部の中間部に立設する絶縁板と、
前記絶縁板の上段に取り付けられ、一端部が前記第1接続端子に接続し、他端部が前記第1試験端子に結線された複数の棒状の上部端子を連設する第1アダプタ板と、
前記絶縁板の下段に取り付けられ、一端部が前記第2接続端子に接続し、他端部が前記第2試験端子に結線された複数の棒状の下部端子を連設する第2アダプタ板と、を備え、
前記第1アダプタ板及び前記第2アダプタ板は、それらの前記絶縁板への上下方向の取り付け位置が変更可能に構成されている金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具。 - 複数の前記上部端子は、それらの前記第1アダプタ板への水平方向の取り付け位置が変更可能に構成され、
複数の前記下部端子は、それらの前記第2アダプタ板への水平方向の取り付け位置が変更可能に構成されている請求項1記載の金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具。 - 金属製のフレームで閉鎖された箱状の本体と、
この本体の内部が区画されて引出形遮断器を引出自在に配置可能な格納室と、を備え、
前記本体は、
母線が結線されて前記格納室に設けた隔壁の下段に連設された複数の第3接続端子と、
出力ケーブルを接続する変流器が直結され、前記格納室に設けた隔壁の上段に連設された複数の第4接続端子と、
前記第3接続端子及び前記第4接続端子の前方を開閉するシャッタと、を有する金属閉鎖型スイッチギヤにおいて、
前記引出形遮断器に代えて、前記格納室に引出自在に配置されると共に、前記格納室に収容されたときは前記シャッタを開き、前記格納室から引き出されたときは前記シャッタが閉じる、移動自在な台車構造の金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具であって、
前記格納室の底面に転動する複数の車輪を設ける台部と、
この台部の前面に立設するパネル板と、
前記パネル板の下段に固定された複数の第3試験端子と、
前記パネル板の上段に固定された複数の第4試験端子と、
前記パネル板と略平行に前記台部の中間部に立設する絶縁板と、
前記絶縁板の下段に取り付けられ、一端部が前記第3接続端子に接続し、他端部が前記第3試験端子に結線された複数の棒状の下部端子を連設する第3アダプタ板と、
前記絶縁板の上段に取り付けられ、一端部が前記第4接続端子に接続し、他端部が前記第4試験端子に結線された複数の棒状の上部端子を連設する第4アダプタ板と、を備え、
前記第3アダプタ板及び前記第4アダプタ板は、それらの前記絶縁板への上下方向の取り付け位置が変更可能に構成されている金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具。 - 複数の前記下部端子は、それらの前記第3アダプタ板への水平方向の取り付け位置が変更可能に構成され、
複数の前記上部端子は、それらの前記第4アダプタ板への水平方向の取り付け位置が変更可能に構成されている請求項3記載の金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具。 - 前記格納室を上下2段に配置している請求項3又は4記載の金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010002130A JP2011142746A (ja) | 2010-01-07 | 2010-01-07 | 金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010002130A JP2011142746A (ja) | 2010-01-07 | 2010-01-07 | 金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011142746A true JP2011142746A (ja) | 2011-07-21 |
Family
ID=44458186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010002130A Pending JP2011142746A (ja) | 2010-01-07 | 2010-01-07 | 金属閉鎖型スイッチギヤ用試験治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011142746A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013110845A (ja) * | 2011-11-21 | 2013-06-06 | Mitsubishi Electric Corp | スイッチギヤ |
CN104061961A (zh) * | 2014-05-29 | 2014-09-24 | 国家电网公司 | 移动式一体化高压断路器检测装置 |
CN110858706A (zh) * | 2018-08-24 | 2020-03-03 | 深圳市德春水电工程有限公司 | 一种配变换大变压器施工方法 |
-
2010
- 2010-01-07 JP JP2010002130A patent/JP2011142746A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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