JP2011039006A - 測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の精度を確保しつつ測定に要する時間を短縮することのできる測定装置を提供する。
【解決手段】撮像素子17からのライン反射光Rlの取得データに基づいて被測定物の表面形状を計測する測定装置10である。ライン反射光Rlを撮像素子17の受光面に結像させる複数の結像光学系(33、34)と、ライン光Lの延在方向で見て互いに異なる測定位置における被測定物(16)上でのライン光Lの形状を取得させるべくライン反射光Rlを分岐して各結像光学系へと導く光束分岐機構33とを備え、撮像素子17は、受光面上において複数のセグメントが設定されているとともに各セグメントが複数の領域に区画され、各セグメントにおける少なくとも1つ以上の領域を受光領域とし、各結像光学系は、分岐されたライン反射光Rlを撮像素子17の受光面において互いに異なるセグメントの受光領域へと結像させる。
【選択図】 図3
【解決手段】撮像素子17からのライン反射光Rlの取得データに基づいて被測定物の表面形状を計測する測定装置10である。ライン反射光Rlを撮像素子17の受光面に結像させる複数の結像光学系(33、34)と、ライン光Lの延在方向で見て互いに異なる測定位置における被測定物(16)上でのライン光Lの形状を取得させるべくライン反射光Rlを分岐して各結像光学系へと導く光束分岐機構33とを備え、撮像素子17は、受光面上において複数のセグメントが設定されているとともに各セグメントが複数の領域に区画され、各セグメントにおける少なくとも1つ以上の領域を受光領域とし、各結像光学系は、分岐されたライン反射光Rlを撮像素子17の受光面において互いに異なるセグメントの受光領域へと結像させる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、被測定物の測定装置に関し、特に、ライン光を用いて被測定物を測定する測定装置に関する。
例えば、ウェハには、各電子部品における配線のために、半田等で形成されたボール状の端子(以下、バンプという)を設けるものが知られている。このものでは、各電子部品における検査の1つとして、切り出される前のウェハの状態において各バンプの高さ寸法を測定する。このようなバンプの高さ寸法の測定には、被測定物としてのウェハに、ライン状のレーザ光等(以下、ライン光という)を照射し、そのライン光が照射された箇所を撮像素子で撮像し、そこからの撮像データに基づいて、ウェハの各所における高さ寸法すなわち各バンプ等の高さ寸法を測定する測定装置を用いることが知られている(例えば、特許文献1参照)。この測定装置では、撮像素子と被測定物との間に、ライン光が照射された箇所を当該撮像素子が撮像することを可能すべく設定された結像光学系が設けられている。
ところで、このような被測定物の測定では、被測定物(上記した例ではウェハ)の製造効率の観点から、測定に要する時間をできる限り短くしつつ所定の精度を確保することが要求される。このため、上記した結像光学系は、測定に要する時間をできる限り短くしつつ所定の精度を確保する観点から、被測定物の測定対象(上記した例では各バンプ)に対する光学的な設定が決定されている。
しかしながら、上記した測定装置では、撮像素子において取得データの出力処理速度に限界があることから、所定の精度を確保しようとすると、測定に要する時間を短くすることには限界がある。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その目的は、所定の精度を確保しつつ測定に要する時間を短縮することのできる測定装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、出射光学系によりライン光が照射された被測定物からのライン反射光を撮像素子で取得し、その取得した該ライン反射光の前記被測定物上での幾何学的な位置関係に基づいて、該被測定物の表面形状を計測する測定装置であって、前記被測定物と前記撮像素子との間に、前記被測定物上での前記ライン光の形状を取得させるように前記ライン反射光を前記撮像素子の受光面に結像させる結像光学系と、前記ライン反射光を分岐して前記撮像素子へと導く光束分岐機構と、を備え、該光束分岐機構は、前記ライン光の延在方向で見て互いに異なる測定位置における前記被測定物上での前記ライン光の形状を取得させるべく前記ライン反射光を分岐し、前記撮像素子は、受光面上において複数のセグメントが設定されているとともに該各セグメントが複数の領域に区画され、前記各セグメントにおける少なくとも1つ以上の領域を受光領域とし、前記結像光学系は、前記光束分岐機構により分岐された前記ライン反射光を、前記撮像素子の前記受光面において互いに異なる前記セグメントの前記受光領域へと結像させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の測定装置であって、前記受光領域は、前記撮像素子の前記受光面での前記各セグメントにおいて出力処理が最初に行われる領域とされていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の測定装置であって、前記光束分岐機構は、前記被測定物の測定対象に対する光学的な設定が為された後の前記ライン反射光を分岐することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の測定装置であって、前記光束分岐機構は、前記ライン反射光を分岐した後、それぞれを前記撮像素子の前記受光面に沿う平面上で見た直交する2方向の位置を変位させることにより、前記ライン光の延在方向で見て互いに異なる測定位置における前記被測定物上での前記ライン光の形状の取得を可能とすることを特徴とする。
本発明の測定装置によれば、一度の測定動作すなわち一度の走査で、光束分岐機構による分岐した数だけ、被測定物における互いに異なる測定位置の測定データを得ることができる。このとき、複数の測定データを得るために、光束分岐機構により分岐され結像光学系を経た各ライン反射光を、撮像素子の受光面における互いに異なる受光領域に結像させる構成であることから、これらの複数の測定データは、撮像素子において高速でかつ同時に処理することができるので、測定に要する時間の増大を防止することができる。よって、全体としての検査速度(スループット)を高めることができる。
上記した構成に加えて、前記受光領域は、前記撮像素子の前記受光面での前記各セグメントにおいて出力処理が最初に行われる領域とされていることとすると、撮像素子において、複数の測定データを、極めて高速でかつ同時に処理することができるので、測定に要する時間の増大をより効果的に防止することができる。
上記した構成に加えて、前記光束分岐機構は、前記被測定物の測定対象に対する光学的な設定が為された後の前記ライン反射光を分岐することとすると、複数の測定データにおいて、被測定物の測定対象に対する光学的な設定を完全に一致させることができる。
上記した構成に加えて、前記光束分岐機構は、前記ライン反射光を分岐した後、それぞれを前記撮像素子の前記受光面に沿う平面上で見た直交する2方向の位置を変位させることにより、前記ライン光の延在方向で見て互いに異なる測定位置における前記被測定物上での前記ライン光の形状の取得を可能とすることとすると、光束分岐機構の撮像素子に対する光学的な設定の調節を容易なものとすることができる。
以下に、本願発明に係る測定装置の発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
先ず、本願発明に係る測定装置の概念について説明する。図1は、本願発明に係る測定装置10の構成を示すブロック図である。図2は、測定装置10における被測定物(ウェハ16)に対する光学系11の関係を模式的に示す説明図である。図3は、測定装置10において、ステージ12上での被測定物(ウェハ16)のスライド移動の様子を説明するための模式的な説明図である。図4は、測定装置10での測定を説明するために被測定物(ウェハ16)上での測定対象とライン光Lとの関係を模式的に示す説明図である。図5は、図4で得られた測定結果が可視化された図形として表示部14に表示された様子を模式的に示す説明図であり、(a)は図4の第1ライン反射光Rl1に対応し、(b)は図4の第2ライン反射光Rl2に対応し、(c)は図4のライン光L3に対応し、(d)は図4のライン光L4に対応し、(e)は図4のライン光L5に対応している。図6は、撮像素子17の構成を説明するための説明図である。なお、各図および以下の説明では、ステージ12の載置面をX−Y平面とし、そこに直交する方向をZ方向とし、ステージ12に載置された被測定物(ウェハ16)のスライド移動方向をY方向としている。また、撮像素子17の受光面18上で見て、ステージ12におけるXおよびZ方向に対応する各方向を、X´およびZ´方向とし、X´−Z´平面に直交する方向をY´方向としている。
本願発明に係る測定装置10は、単一のライン光の照射による光てこ方式を採用した測定方法を行うものであり、基本的な概念としては、測定に要する時間の増加を招くことなく複数の測定情報(測定データ)を同時に得ることを目的とし、出射光学系によりライン光が照射された被測定物からのライン反射光を受光光学系の撮像素子で取得し、その取得したライン反射光の被測定物上での幾何学的な位置関係に基づいて、被測定物の表面形状を計測するものであって、受光光学系において、受光面上に複数のセグメントが設定された撮像素子を採用し、被測定物上でのライン光の形状を取得させるように、ライン反射光を分岐して撮像素子の受光面において互いに異なるセグメントへと結像させるものである。より具体的には、測定装置10は、測定に要する時間の増加を招くことなく、被測定物の測定対象に対する光学的な設定の異なる複数の測定情報(測定データ)を同時に得ることを可能とするものである。この測定装置10は、図1に示すように、光学系11とステージ12とメモリ13と表示部14と制御部15とを備える。
光学系11は、図2に示すように、出射光学系35で、後述するステージ12上に載置された被測定物(後述するウェハ16)にX方向に延在するライン光L(図3参照)を照射するとともに、受光光学系36で、被測定物上でのライン光Lの形状の取得を可能とするように、表面にライン光Lが照射された被測定物からの反射光であるライン反射光Rlを撮像素子17の受光面18上の所定の領域(後述する受光領域)に結像する。この光学系11は、被測定物上のライン光Lとの幾何学的な位置関係に基づいて、被測定物の表面におけるライン光Lの形状、すなわちライン光Lに沿った被測定物(その位置座標)の計測を可能とするための情報を撮像素子17に取得させるものである。この光学系11の構成については後に詳述する。
ステージ12は、図3に示すように、出射光学系35(図2参照)からのライン光Lによる被測定物上の照射位置を変更すべく、載置された被測定物をY方向へとスライド移動させるものである。この例では、被測定物としてウェハ16がステージ12上に載置されている。これは、ウェハ16には、そこから生成される各電子部品における配線のために、半田等で形成されたボール状の端子(以下、バンプ19(図4参照)という)が設けられるものがあり、各電子部品の品質管理のために各バンプ19の高さ寸法を管理することが求められることによる。このため、この例では、測定対象がウェハ16に設けられた各バンプ19(その高さ寸法)となる。
ステージ12上では、ウェハ16がY方向へと移動される(矢印A1参照)ことにより、ライン光Lによるウェハ16(その表面)上の照射位置が移動方向A1とは逆側へと移動する(矢印A2参照)。このため、ステージ12上にウェハ16を載置することにより、当該ウェハ16において、ライン光Lの幅寸法でY方向へと延在させた領域を照射することができ、それに合わせて受光光学系36で適宜ライン反射光Rlを取得することにより、ライン光L上におけるライン反射光Rlの取得対象とした範囲をY方向へと延在させた領域(以下、取得領域(符号As1、As2参照)という)の測定を行うこと(走査すること)ができる。
このため、測定装置10では、受光光学系36によるライン光L(X方向)上でのライン反射光Rlの取得対象とした範囲と、ステージ12に載置されたウェハ16の位置と、の関係をX方向に相対的に変化させて上記した測定動作(走査)を繰り返すことにより、ウェハ16の全領域を測定することができることとなる。このステージ12は、制御部15の制御下で、ウェハ16のY方向での測定位置間隔と、撮像素子17における処理速度と、に基づいて移動速度を設定し、その移動速度でウェハ16をスライド移動させる。
メモリ13は、制御部15の制御下で、撮像素子17から出力された電気信号(各画素データ)に基づく測定データが、適宜格納されるとともに適宜読み出される。表示部14は、制御部15の制御下で、メモリ13に格納された測定データを数値または可視化された図形(図5参照)として、表示する。
制御部15は、ウェハ16(被測定物)のY方向での測定位置間隔と、撮像素子17における処理速度と、に基づいてウェハ16のスライド移動速度を設定し、当該速度での駆動信号をステージ12へ向けて出力するとともに、そのスライド移動に同期させた電気信号(各画素データ)の出力ための信号を撮像素子17へ向けて出力する。また、制御部15は、撮像素子17から出力された電気信号(各画素データ)を、被測定物上のライン光Lとの幾何学的な位置関係に基づいて、被測定物の表面におけるライン光Lの形状、すなわち被測定物のライン光L上での位置座標としての測定データに変換する。さらに、制御部15は、メモリ13に格納した測定データを適宜読み出して、数値または可視化された図形(図5参照)として、表示部14に表示させる。
制御部15は、ステージ12上で設定した移動速度でウェハ16をスライド移動させつつ、光学系11を経て撮像素子17から出力された電気信号(各画素データ)に基づく測定データを生成することにより、ウェハ16の3次元計測が可能となる。この測定データを可視化した図形の一例を以下で説明する。
先ず、図4に示すように、被測定物としてのウェハ16上に、2つのバンプ19(以下、バンプ19a、19bとする)が設けられているものとすると、ステージ12上でウェハ16がY方向へとスライド移動されることにより、ライン光Lにより照射される箇所は、符号L1から符号L5へ向けて相対的に移動する。すると、光学系11の受光光学系36を経て取得される測定データは、ライン光L1に対して、図5(a)で示すように、平坦な線20すなわちX´方向の位置に拘らずZ´方向への変位がないものとなり、ライン光L2に対して、図5(b)で示すように、バンプ19aの中腹の形状に応じた小さな隆起箇所20aと、バンプ19bの中腹の形状に応じた隆起箇所20bとを有する線20となり、ライン光L3に対して、図5(c)で示すように、バンプ19aの頂点の形状に応じた隆起箇所20cと、バンプ19bの頂点の形状に応じた大きな隆起箇所20dとを有する線20となり、ライン光L4に対して、図5(d)で示すように、バンプ19aの中腹の形状に応じた小さな隆起箇所20eと、バンプ19bの中腹の形状に応じた隆起箇所20fとを有する線20となり、ライン光L5に対して、図5(e)で示すように、平坦な線20となる。このように、ステージ12上で被測定物(ウェハ16)を設定された移動速度でスライド移動させつつ、光学系11を経て撮像素子17から出力された電気信号(各画素データ)に基づく測定データを適宜生成することにより、被測定物(ウェハ16)の3次元での計測を行うとともに、表示部14に可視化した図形として表示させることができる。なお、この可視化した図形における各点(X´、Z´座標)の数値データに、ステージ12上での被測定物(ウェハ16)のスライド移動位置(Y方向)の数値データを組み合わせたものが、数値としての測定データとなる。ここで、ステージ12上の被測定物(ウェハ16)でのZ方向の高さ寸法は、撮像素子17の受光面18上でのZ´方向の座標位置(高さ寸法)を用いて、次式(1)で表すことができる。なお、式(1)では、バンプ19bの高さ寸法をΔh(図4参照)とし、受光面18上でのバンプ19bの頂点の座標をZd´(図5(c)参照)とし、受光面18上での被測定物の平坦位置の座標をZ0´(図5(c)参照)とし、出射光学系35からのライン光Lのステージ12上の被測定物(ウェハ16)に対する入射角をθ(図2参照)として、結像光学系(33、34)のZ方向(Z´方向)での倍率が等倍とされているものとする。
Δh=2(Zd´−Z0´)sinθ・・・・・・(1)
このように、受光面18上での座標位置から、ステージ12上の被測定物(ウェハ16)でのZ方向の高さ寸法を求めることができる。
このように、受光面18上での座標位置から、ステージ12上の被測定物(ウェハ16)でのZ方向の高さ寸法を求めることができる。
次に、光学系11の構成について説明する。光学系11は、図2に示すように、光源30とコリメートレンズ31と結像光学系32と光束分岐機構33と撮像素子17とを有する。
光源30は、ライン光Lのための光束を出射するものであり、例えば、レーザーダイオード等で構成することができる。コリメートレンズ31は、光源30から出射された光束を、所定の幅(X方向)寸法のライン状にウェハ16(被測定物)上を照射するライン光L(図3等参照)に変換するものであり、例えば、シリンドリカルレンズ等を用いて構成することができる。このため、光学系11では、光源30とコリメートレンズ31とが、出射光学系35を構成している。
結像光学系32は、ウェハ16の表面におけるライン光Lの形状、すなわちライン光Lに沿った被測定物(その位置座標)の計測を可能とするように、ウェハ16(被測定物)からの反射光であるライン反射光Rlを、撮像素子17の受光面18上に結像する。ここでいうライン反射光Rlとは、ウェハ16(被測定物)上でのライン光Lの形状(図4参照)の情報を有するものをいう。この結像光学系32は、ステージ12に載置されたウェハ16(そこに照射されたライン光L)と、撮像素子17の受光面18との幾何学的な位置関係と、に基づいて、各種レンズを用いて適宜構成することができる。
光束分岐機構33は、ライン光Lの延在方向で見て互いに異なる測定位置におけるウェハ16(被測定物)上でのライン光Lの形状を撮像素子17を介して取得させるべくライン反射光Rlを2つに分割する(一方をRl1とし、他方をRl2とする)ものであり、例えば、ハーフミラーや波長分離ミラーを用いて構成することができる。このため、光学系11では、結像光学系32と光束分岐機構33と撮像素子17とが、受光光学系36を構成している。
この光束分岐機構33では、第1ライン反射光Rl1の光路としての第1光路w1と、第2ライン反射光Rl2の光路としての第2光路w2とが設けられている。この第1光路w1と第2光路w2とでは、後述するように、撮像素子17の受光面18において設定された互いに異なる各セグメントSn(n=1〜4)の第1領域(S11〜S41)(図6参照)上に第1ライン反射光Rl1、Rl2を結像させるものとされている。また、第1光路w1と第2光路w2とでは、撮像素子17の受光面18(受光領域となる各第1領域(S11〜S41))から見た、被測定物の測定対象(上記した例では各バンプ19)に対する光学的な設定が、互いに異なるものとされている。この光学的な設定とは、検査速度を高めることを目的としていることから、ステージ12上に載置された被測定物(ウェハ16)におけるライン光Lの延在方向(X方向)での取得対象とする位置である(以下、測定位置という)。これは、測定装置10では、ステージ12に載置された被測定物(ウェハ16)のスライド移動による走査方向がY方向であることから、一度の走査(測定動作)における測定範囲がX方向(幅寸法)で見た撮像素子17での取得範囲により規定されるので、第1光路w1と第2光路w2とでライン光L上の互いに異なる位置を取得対象とすることにより、他の条件(被測定物の測定対象の測定可能範囲(倍率)および/または被測定物に対する分解能等)が等しいものとすれば、走査回数を半分とすることができ、結果として全体としての検査速度(スループット)を高めることができることによる。
ここで、測定対象の測定可能範囲(倍率)とは、ステージ12上に載置された被測定物(ウェハ16)のZ方向で見た大きさ寸法の測定可能な範囲を示し、撮像素子17の受光面18(後述する各セグメントSn(n=1〜4)の第1領域(S11〜S41))におけるZ´方向の大きさ寸法(Z´方向で見た画素数)に対する、ステージ12上でのZ方向の大きさ寸法で表すことができる。また、被測定物(その測定対象)に対する分解能とは、ステージ12上に載置された被測定物(ウェハ16)におけるライン光Lの延在方向(X方向)での測定範囲を示し、撮像素子17の受光面18(各セグメントSn(n=1〜4)の第1領域(S11〜S41))におけるX´方向の大きさ寸法(X´方向で見た画素数)に対する、ステージ12上でのX方向の大きさ寸法で表すことができる。
なお、この例では、第1光路w1によるライン光L上での測定位置(ライン反射光Rlの取得対象とした範囲)と、第2光路w2によるライン光L上での測定位置(ライン反射光Rlの取得対象とした範囲)とにおいて、互いの中間地点の僅かな範囲を重複させている。これは、製造誤差等により双方の測定位置の間に隙間が生じることを防止するためである。
撮像素子17は、受光面18上に結像された被写体像を電気信号(各画素データ)に変換して出力する固体撮像素子であり、例えばCMOSイメージセンサが用いられる。この撮像素子17は、受光面18全体が画素(ピクセル)と呼ばれる格子状の領域に分割されており、デジタルデータである画素データの集合で構成される取得データを、電気信号として出力する。撮像素子17は、ステージ12上で見たX方向が受光面18における横方向(以下、X´方向という)に対応し、かつZ方向が受光面18における縦方向(以下、Z´方向という)に対応するように、光学系11における位置関係が設定されている。このため、撮像素子17の受光面18(そこで取得された取得データ)では、第1光路w1または第2光路w2を経たライン反射光Rlが基本的にX´方向に沿って延在する線状となり、被測定物(ウェハ16)での高さ寸法(Z方向)がZ´方向への結像位置の変位として現れる。ここで、本願発明に係る測定装置10では、画像データの処理を高速に行うことを可能とすべく、撮像素子17として以下の機能を有するCMOSイメージセンサを用いている。なお、以下で述べる機能を有するセンサ(撮像素子)であれば他のセンサも用いることができる。
撮像素子17では、図6に示すように、高速な画像データの処理を可能とすべく、受光面18上において複数のセグメント(符号S1〜S4参照)が設定されており、各セグメントに対応した複数のレジスタ(符号R1〜R4参照)が設けられ、各セグメントが複数の領域に区画されている。以下では、撮像素子17では、理解容易のために、4つのセグメント(以下では、第1セグメントS1〜第4セグメントS4とする)が設定されるとともに、4つのレジスタ(以下では、第1レジスタR1〜第4レジスタR4とする)が設けられているものとする。また、各セグメントSn(n=1〜4)は、3つの領域(それぞれ第1、第2、第3領域とする)に区画されているものとする。各セグメントSn(n=1〜4)における3つの領域は、各レジスタRm(m=1〜4)の容量に等しい容量とされている。各レジスタRm(m=1〜4)は、それぞれが個別の出力経路を有しており、撮像素子17では、各レジスタRm(m=1〜4)から同時に信号を出力することができる。
撮像素子17では、受光面18の各セグメントSn(n=1〜4)において、受光面18上に結像された被写体像のうち、先ず第1領域(S11〜S41)の被写体像を電気信号(各画素データ)に変換し、当該電気信号(各画素データ)を対応する各レジスタRm(m=1〜4)へと一括して移動(シフト)して、各レジスタRm(m=1〜4)から電気信号(各画素データ)を出力し、次に、第2領域(S12〜S42)の被写体像を電気信号(各画素データ)に変換し、当該電気信号(各画素データ)を対応する各レジスタRm(m=1〜4)へと一括して移動(シフト)して、各レジスタRm(m=1〜4)から電気信号(各画素データ)を出力し、最後に第3領域(S13〜S43)の被写体像を電気信号(各画素データ)に変換し、当該電気信号(各画素データ)を対応する各レジスタRm(m=1〜4)へと一括して移動(シフト)して、各レジスタRm(m=1〜4)から電気信号(各画素データ)を出力する。このため、撮像素子17では、回路構成を簡素化することと、受光面18に結像された被写体像を電気信号(各画素データ)として出力する処理(以下では、取得データの出力処理という)を高速で行うことと、の双方を調和させつつ得ることができる。
また、撮像素子17では、制御部15の制御下で、各セグメントSn(n=1〜4)における第1領域(S11〜S41)からの電気信号(各画素データ)を、対応する各レジスタRm(m=1〜4)を介して出力するとともに、他の領域(第2、第3領域)からの電気信号(各画素データ)は出力しないものとすることにより、さらに高速な取得データの出力処理が可能となる。以下では、この出力処理に要する時間を撮像素子17における最短の出力処理時間という。測定装置10では、各セグメントSn(n=1〜4)のための区画線をX´方向に沿うものとし、それぞれの領域のための区画線もX´方向に沿うものとしている。これは、上述したように、測定装置10では、ステージ12に載置された被測定物(ウェハ16)のスライド移動による走査方向がY方向であることから、一度の走査(測定動作)における測定範囲がX方向(幅寸法)で見た撮像素子17での取得範囲により規定されるが、ステージ12でのX方向が受光面18上ではX´方向に対応されていることから、受光面18におけるX´方向の最大値を測定に利用することにより一度の走査(測定動作)における測定範囲を最大のものとすることができることによる。ここで、各レジスタRm(m=1〜4)からは、同時に信号を出力することができることから、この例の撮像素子17では、最大で、4つのセグメントSn(n=1〜4)における第1領域(S11〜S41)からの電気信号(各画素データ)を、いずれか1つの第1領域から出力する場合と同等の処理時間で同時に出力すること、すなわち撮像素子17における最短の出力処理時間で同時に出力することができる。
本願発明の一例としての測定装置10では、このことを利用すべく撮像素子17において、各セグメントSn(n=1〜4)における第1領域(S11〜S41)を受光面18の受光領域として用いるものであり、上記した第1光路w1および第2光路w2は、互いに異なる第1領域(S11〜S41)上に第1ライン反射光Rl1、第2ライン反射光Rl2を結像する。この例では、図2に示すように、第1光路w1が第2セグメントS2の第1領域S21へと第1ライン反射光Rl1を導き、第2光路w2が第3セグメントS3の第1領域S31へと第2ライン反射光Rl2を導くものとする。なお、各セグメントSn(n=1〜4)における各領域は、理解容易とするための例示であって、実際の撮像素子の受光面における位置関係と必ずしも一致するものではない。しかしながら、上述したように、各セグメントSn(n=1〜4)における各領域は、撮像素子17の受光面18においてX´方向の全幅に渡り延在している。このため、測定装置10では、撮像素子17の受光面18において、各セグメントSn(n=1〜4)における各領域におけるX´方向の全幅を用いて測定することができる。
測定装置10では、ステージ12に載置されて適宜スライド移動されるウェハ16(被測定物)上に、出射光学系35からのライン光Lが照射されると、その反射光であるライン反射光Rlが結像光学系32により光学的に調整されつつ光束分岐機構33により分岐されて、その一方である第1ライン反射光Rl1が第1光路w1を経て撮像素子17の受光面18における第2セグメントS2の第1領域S21上に結像され、他方である第2ライン反射光Rl2が第2光路w2を経て撮像素子17の受光面18における第3セグメントS3の第1領域S31上に結像される。撮像素子17は、制御部15の制御下で、第2セグメントS2の第1領域S21に対応する第2レジスタR2を介して、結像された第1ライン反射光Rl1に応じた電気信号(各画素データ)を制御部15へと出力するとともに、第3セグメントS3の第1領域S31に対応する第3レジスタR3を介して、結像された第2ライン反射光Rl2に応じた電気信号(各画素データ)を制御部15へと出力する。このとき、第1領域S21に対応する第2レジスタR2からの出力と、第1領域S31に対応する第3レジスタR3からの出力とは、同時に行われるとともにその処理に要する処理時間は、撮像素子17における最短の出力処理時間に等しい。
このため、本願発明に係る測定装置10では、撮像素子17における最短の出力処理時間で、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1に応じた電気信号(各画素データ)と、第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2に応じた電気信号(各画素データ)と、の2種類の電気信号(各画素データ)を、制御部15へと出力することができる。ここで、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1と、第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2とでは、ステージ12に載置された被測定物(ウェハ16)を照射するライン光L上において、隣接した互いに異なる測定位置からの測定データを得ることができるので、一度の走査(測定動作)で略2回分の測定データを得ることができる。このため、全体としての検査速度(スループット)を高めることができる。
なお、この例では、光束分岐機構33においてライン反射光Rlを2つに分岐する(第1光路w1および第2光路w2)構成とされていたが、この分岐する数は撮像素子(その受光面)において設定されたセグメントの数まで増加させることができる。このとき、その分岐する数に応じて、各ライン反射光Rlのための光路を設けて、当該各ライン反射光Rlを撮像素子の受光面における互いに異なる受光領域(上記した例では、各セグメントSn(n=1〜4)の各第1領域)へと結像させる構成とすればよい。ここで、以下の実施例(変形例1を含む)では、理解容易のために、この例と同様に2つに分岐した例を示すが、この例と同様に分岐する数は撮像素子(その受光面)において設定されたセグメントの数まで増加させることができる。
また、上記した例では、一例として、受光面18上において、4つのセグメントが設定されるとともに各セグメントが3つの領域に区画されている撮像素子17を示したが、16のセグメントが設定されかつ各セグメントが8つの領域に区画されているCOMSセンサや、12のセグメントが設定されかつ各セグメントが4つの領域に区画されているCOMSセンサや、16のセグメントが設定されかつ各セグメントが4つの領域に区画されているCOMSセンサ等であってもよく、上記した例に限定されるものではない。
さらに、上記した例では、受光面18の受光領域として各セグメントの第1領域を用いるものとしていたが、本願発明に係る測定装置10では複数のセグメントが設定されて上述した機能を有する撮像素子17を用いていることから、各セグメントにおいて総ての領域を受光面18の受光領域として用いたとしても、上述した機能を有さない撮像素子を用いることに比較して遥かに高速での出力処理が可能であるので、各セグメントにおいて総ての領域を受光面18の受光領域としてもよく、各セグメントにおける任意の数の領域を受光面18の受光領域としてもよい。
ついで、上記した例では、受光面18の受光領域として各セグメントの第1領域を用いるものとしていたが、例えば、各セグメントの第2領域からの電気信号(各画素データ)を用いるとともに、他の領域の(第1、第3領域)からの電気信号(各画素データ)は出力しないものとする等とすれば、各セグメントの第1領域のみを用いる場合と略等しい出力処理時間とすることができるので、各セグメントにおけるいずれの領域を受光面18の受光領域として用いてもよい。このことから、上記したように、各セグメントにおける任意の数の領域を受光面18の受光領域とする場合、対応するレジスタでの読み出しの順序に拘らず任意の領域を受光領域とすることができる。
次に、本願発明に係る測定装置における受光光学系361の具体的な構成の一例である実施例1の測定装置101について説明する。なお、実施例1の測定装置101は、基本的な構成は上記した例の測定装置10と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図7は、光学系111における受光光学系361を模式的に示す構成図である。図8は、受光光学系361(光束分岐機構33)における被測定物の測定位置のみを異なるものとする様子を説明するための説明図である。
実施例1の測定装置101の光学系111では、出射光学系351が上記した例と同様に光源30およびコリメートレンズ31(図2参照)により構成されている。このため、測定装置101では、単一の光源30から出射された単一の波長の光束がライン光Lとされて、ステージ12上に載置されたウェハ16(被測定物)に照射される。
この光学系111における受光光学系361は、レンズ41と分岐プリズム42と第1反射プリズム43と第2反射プリズム44と結合プリズム45と撮像素子17とを有する。
レンズ41は、被測定物の測定対象の測定可能範囲(倍率)と、被測定物に対する分解能と、を適切なものとすべく、ステージ12上に載置されたウェハ16と撮像素子17の受光面18との位置関係と合わせて光学的に設定されている。ここでいう適切なものとは、測定に要する時間をできる限り短くしつつ所定の精度を確保することをいう。
分岐プリズム42は、ウェハ16により反射されてレンズ41を経た光束(ライン反射光Rl)を2つに分岐するものであり、実施例1では、ライン光Lが単一の波長で構成されていることから、ハーフミラーが用いられている。この分岐プリズム42は、ウェハ16により反射されたY´方向へと進行する光束(ライン反射光Rl)をそのまま直進させる第1光路w1と、Y´方向に直交する方向(この例では、X´方向負側)へと進む第2光路w2と、の2つに分岐する。以下では、第1光路w1を進行するライン反射光Rlを第1ライン反射光Rl1とし、第2光路w2を進行するライン反射光Rlを第2ライン反射光Rl2という。
この第1光路w1には、第1反射プリズム43と結合プリズム45とが設けられている。第1光路w1では、分岐プリズム42を透過した第1ライン反射光Rl1が、第1反射プリズム43へと進行し、この第1反射プリズム43によりY´方向に直交する方向(この例では、X´方向負側)へと反射されて結合プリズム45へと入射する。
また、第2光路w2には、第2反射プリズム44と結合プリズム45とが設けられている。この第2光路w2では、分岐プリズム42により反射された第2ライン反射光Rl2が第2反射プリズム44へと進行し、この第2反射プリズム44によりY´方向へと反射されて結合プリズム45へと入射する。ここで、受光光学系361では、第1光路w1と第2光路w2とにおいて、結合プリズム45へと入射するまでの互いの光路長、すなわち撮像素子17の受光面18に至るまでの光路長が等しいものとされている。
結合プリズム45は、第1光路w1を進行してきた第1ライン反射光Rl1と、第2光路w2を進行してきた第2ライン反射光Rl2とを、極めて近い間隔でY´方向に沿って進行させて、撮像素子17の受光面18における互いに異なる受光領域に導くものである。ここでいう受光領域とは、撮像素子17の受光面においてライン反射光Rl(その電気信号(各画素データ))を取得させるべく利用するセグメント毎の領域、すなわち各セグメントにおいて区画されたうちの少なくとも1つ以上の領域であり、全体としての検査速度(スループット)と検査精度との要請に応じて撮像素子17での出力処理時間を勘案しつつ適宜設定される。この例では、撮像素子17において極めて高速(撮像素子17における最短の出力処理時間)でかつ同時に処理させるために、当該受光領域を撮像素子の受光面の各セグメントにおいて転送処理が最初に行われる領域としており、上記した例の撮像素子17の受光面18では各セグメントSn(n=1〜4)における第1領域(S11〜S41)のいずれかとしている。この実施例1では、第1光路w1を進行してきた第1ライン反射光Rl1を撮像素子17の受光面18における第2セグメントS2の第1領域S21へと導くべくY´方向へと反射し、第2光路w2を進行してきた第2ライン反射光Rl2を透過させて、撮像素子17の受光面18における第3セグメントS3の第1領域S31へと導く。この結合プリズム45は、ハーフミラーが用いられている。
この実施例1の受光光学系361は、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1と、第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2とで、被測定物の測定位置のみが異なるものとすべく構成されたものである。以下では、これについて、図7および図8を用いて説明する。ここで、図7および図8のライン反射光Rlにおいて、受光光学系361の光軸から一方へと延在する取得対象を黒い矢印で示しており、他方へと延在する取得対象を白抜きの矢印で示している。この一方の取得対象(黒い矢印)と、他方の取得対象(白抜きの矢印)とは、ライン光L上において、受光光学系361の光軸を中心とする一方側と他方側とに対応している。また、図7および図8のライン反射光Rlでは、後述するように、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1では一方の取得対象(黒い矢印)が利用され(撮像素子17により取得され)、かつ第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2では他方の取得対象(白抜きの矢印)が利用され(撮像素子17により取得され)ることから、それぞれにおいて利用される側を実線で示し、他側を破線で示している。
受光光学系361では、第1光路w1と第2光路w2との互いの光路長が等しくされていることから、上述したレンズ41を通過した後に第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1と第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2とでは、撮像素子17の受光面18で見て、測定物の測定対象の測定可能範囲(倍率)と被測定物に対する分解能とが互いに等しいものとなる。このため、受光光学系361では、全体で結像光学系32を構成している。
先ず、受光光学系361において、第1反射プリズム43と第2反射プリズム44とが二点鎖線で示す位置である場合、各部材における光軸が完全に一致した状態であるものとする。すると、レンズ41を通過して、分岐プリズム42により分岐されて第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1と、同じく分岐プリズム42により分岐されて第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2とでは、撮像素子17の受光面18上における同一の箇所に結像されて完全に一致している(図8(a)参照)。すなわち、第1ライン反射光Rl1と第2ライン反射光Rl2とは、X´方向で見た中心位置(黒い矢印と白抜きの矢印との境界位置)が受光面18の中央に位置している。なお、この図8(a)、(b)では、理解容易のため、第1ライン反射光Rl1と第2ライン反射光Rl2とでZ´方向に並んだ記載としている(互いにズレてる)が、実際にはZ´方向で完全に一致する。
この状態から、図7に示すように、第1反射プリズム43をY´方向正側へと移動させると(矢印A3参照)、第1反射プリズム43と結合プリズム45との間での第1ライン反射光Rl1の位置がY´方向正側へと移動する(矢印A4参照)。これに伴って、結合プリズム45と撮像素子17との間での第1ライン反射光Rl1の位置がX´方向負側へと移動する(矢印A5参照)。すると、受光面18で見ると、第1ライン反射光Rl1は、中心位置(図8(a)参照)から、X´方向負側へと移動するので、第1反射プリズム43をY´方向へ所定の位置まで移動させると(二点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで)、第1ライン反射光Rl1における一方の測定位置(黒い矢印)の中心位置が受光面18の中央に位置する(図8(b)参照)。
その後、第1反射プリズム43をX´方向で中心位置を通る軸線回りで右回り(図を正面視した状態で)に回転させると(矢印A6参照)、第1反射プリズム43と結合プリズム45との間での第1ライン反射光Rl1が、X´方向負側へ進むに連れてZ´方向正側へと向かうように傾き、結合プリズム45と撮像素子17との間での第1ライン反射光Rl1が、Y´方向正側へ進むに連れてZ´方向正側へと向かうように傾く。すると、受光面18で見ると、第1ライン反射光Rl1は、一方の測定位置(黒い矢印)の中心位置が受光面18の中央に位置する状態(図8(b)参照)から、Z´方向正側へと移動するので、第1反射プリズム43をX´方向回りに所定の位置まで回転させて、一方の測定位置(黒い矢印)を受光面18の第2セグメントS2の第1領域S21上に位置させる(図8(c)参照)。これにより、第1光路w1を進行してきた第1ライン反射光Rl1は、第2セグメントS2の第1領域S21上に結像される。なお、第1反射プリズム43のY´方向の移動とX´方向回りの回転とは、どのような順序でおこなってもよく、実施例1に限定されるものではない。また、実施例1では、第1ライン反射光Rl1を中心位置からZ´方向正側へと移動させるために右回りとしていたが、第1反射プリズム43のX´方向回りの回転方向は、移動方向(受光面18上での何れの受光領域に結像させるか)に応じて決めればよいことはいうまでもない。
同様に、第2反射プリズム44をX´方向正側へと移動させると(矢印A7参照)、第2反射プリズム44と結合プリズム45との間での第2ライン反射光Rl2の位置がX´方向正側へと移動する(矢印A8参照)。これに伴って、結合プリズム45と撮像素子17との間での第2ライン反射光Rl2の位置がX´方向正側へと移動する(矢印A9参照)。すると、受光面18で見ると、第2ライン反射光Rl2は、中心位置(図8(a)参照)から、X´方向正側へと移動するので、第2反射プリズム44をX´方向へ所定の位置まで移動させると(二点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで)、第2ライン反射光Rl2における他方の測定位置(白抜きの矢印)の中心位置が受光面18の中央に位置する(図8(b)参照)。
その後、第2反射プリズム44をX´方向で中心位置を通る軸線回りで右回り(図を正面視した状態で)に回転させると(矢印A10参照)、第2反射プリズム44と結合プリズム45との間での第2ライン反射光Rl2が、Y´方向正側へ進むに連れてZ´方向負側へと向かうように傾き、結合プリズム45と撮像素子17との間での第2ライン反射光Rl2が、Y´方向正側へ進むに連れてZ´方向負側へと向かうように傾く。すると、受光面18で見ると、第2ライン反射光Rl2は、他方の測定位置(白抜きの矢印)の中心位置が受光面18の中央に位置する状態(図8(b)参照)から、Z´方向負側へと移動するので、第2反射プリズム44をX´方向回りに所定の位置まで回転させて、他方の測定位置(白抜きの矢印)を受光面18の第3セグメントS3の第1領域S31上に位置させる(図8(c)参照)。これにより、第1光路w1を進行してきた第2ライン反射光Rl2は、第3セグメントS3の第1領域S31上に結像される。なお、第2反射プリズム44のX´方向の移動とX´方向回りの回転とは、どのような順序でおこなってもよく、実施例1に限定されるものではない。また、実施例1では、第2ライン反射光Rl2を中心位置からZ´方向正側へと移動させるために右回りとしていたが、第2反射プリズム44のX´方向回りの回転方向は、移動方向(受光面18上での何れの受光領域に結像させるか)に応じて決めればよいことはいうまでもない。
この調整は、測定装置101の製造時に行うことで、適切な測定を可能とすることができる。なお、この位置調整は、制御部15が自動的に行う(例えば、ステージ12上に基準としての被測定物を載置し、そこからのライン反射光Rlを撮像素子17で取得させることにより行う等)ものであってもよく、手動で行うものであってよい。このことから、受光光学系361において、分岐プリズム42と第1反射プリズム43と第2反射プリズム44と結合プリズム45とは、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1と、第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2とで、被測定物の測定位置のみが異なるものとする光束分岐機構(図2の符号32参照)を構成している。
このため、受光光学系361は、同一のライン光L上における被測定物の測定位置のみが異なる、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1と、第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2と、を同時に得ることができる。ここで、各測定データの精度を向上させる観点から、撮像素子17の受光面18の前には、各受光領域(実施例1では、第2セグメントS2の第1領域S21および第3セグメントS3の第1領域S31)に対応された結像光学系を経たライン反射光Rlのみを結像(入射)させるように、入射制限機構を設けることが望ましい。この入射制限機構は、例えば、結合プリズム45から出射した第1ライン反射光Rl1を第2セグメントS2の第1領域S21へと導き、かつ結合プリズム45から出射した第2ライン反射光Rl2を第3セグメントS3の第1領域S31へと導く導光手段を用いたり、光吸収作用ある遮光部材を、第1光路w1および第2光路w2に干渉することなく第1光路w1と第2光路w2とを区画するように設けたり、することで構成することができる。
この上述した受光光学系361が採用された実施例1の測定装置101では、被測定物の測定位置のみが異なる2つの測定データを同時に取得することができることから、それぞれを別個にまたは同時にもしくは双方を合成して表示部14に表示することが可能とされている。
実施例1の測定装置101では、X方向およびZ方向で同等の分解能であって、X方向で見た測定位置が異なる2つの測定データ(取得領域As1における測定データおよび取得領域As2における測定データ)を、一度の測定動作すなわち一度の走査で、得ることができる。このため、測定精度を低下させることなく略2回分の測定データを得ることができ、全体としての検査速度(スループット)を高めることができる。このとき、2つの測定データを得るために、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1を、撮像素子17の受光面18における第2セグメントS2の第1領域S21に結像させ、第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2を、撮像素子17の受光面18における第3セグメントS3の第1領域S31に結像させる構成であることから、当該2つの測定データは、撮像素子17において極めて高速(撮像素子17における最短の出力処理時間)でかつ同時に処理させることができるので、一度の測定動作すなわち一度の走査に要する時間の増大を招くことはない。
また、実施例1の測定装置101では、受光光学系361として各部品(レンズ41、分岐プリズム42、第1反射プリズム43、第2反射プリズム44、結合プリズム45および撮像素子17)を組み付けると、第1反射プリズム43のY´方向の移動とX´方向回りの回転とにより、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1の撮像素子17の受光面18での結像位置を調節することができ、第2反射プリズム44のX´方向の移動とX´方向回りの回転とにより、第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2の撮像素子17の受光面18での結像位置を調節することができる。
さらに、実施例1の測定装置101では、受光光学系361において、単一のレンズ41により被測定物の測定対象の測定可能範囲(倍率)および被測定物に対する分解能が調節された単一のライン反射光Rlを、第1光路w1と第2光路w2とに分岐してライン光L上における被測定物の測定位置のみを異なるものとすることから、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1からの測定データと、第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2からの測定データと、における被測定物の測定対象の測定可能範囲(倍率)および被測定物に対する分解能を完全に一致させることができる。
したがって、実施例1の測定装置101では、所定の精度を確保しつつ測定に要する時間を短縮することができる。
なお、上記した実施例1では、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1と、第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2とにおいて、ステージ12に載置された被測定物(ウェハ16)を照射するライン光L上での測定位置が互いに隣接しているものとされていたが、ライン光L上での測定位置が互いに異なるものであれば、両測定位置が離間して設定されていてもよく、実施例1に限定されるものではない。
また、上記した実施例1では、単一のレンズ41により被測定物の測定対象の測定可能範囲(倍率)および被測定物に対する分解能が調節された単一のライン反射光Rlを第1光路w1と第2光路w2とに分岐していたが、第1光路w1と第2光路w2とに分岐してから各光路(第1光路w1および第2光路w2)において被測定物の測定対象の測定可能範囲(倍率)および被測定物に対する分解能を互いに等しく調節するものであってもよく、実施例1に限定されるものではない。このような構成すると、第1光路w1と第2光路w2との光路長を等しくする必要がないことから、光学系の設計の自由度を高めることができる。
さらに、上記した実施例1では、第1反射プリズム43のY´方向の移動とX´方向回りの回転とにより、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1の撮像素子17の受光面18での結像位置を調節し、第2反射プリズム44のX´方向の移動とX´方向回りの回転とにより、第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2の撮像素子17の受光面18での結像位置を調節するものであったが、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1と第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2とのそれぞれの受光面18での結像位置をX´方向およびZ´方向の2方向で調節することができるものであればよく、実施例1に限定されるものではない。例えば、第1反射プリズム43をY´方向に移動させることに代えてX´−Y´面内(Z´方向回り)に回転させても、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1の受光面18での結像位置のZ´方向での調節を行うことができ、同様に、第2反射プリズム44をX´方向に移動させることに代えてX´−Y´面内(Z´方向回り)に回転させても、第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2の受光面18での結像位置のZ´方向での調節を行うことができる。さらに、図7の構成において、第1反射プリズム43および第2反射プリズム44は固定とし、第1光路w1および第2光路w2のそれぞれに一対のウェッジプリズム(図示せず)を設けることで、簡易に実現することができる。
上記した実施例1では、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1を、撮像素子17の受光面18における第2セグメントS2の第1領域S21に結像させ、かつ第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2を、撮像素子17の受光面18における第3セグメントS3の第1領域S31に結像させる構成としていたが、互いに異なる受光領域に結像させる(利用する)ものであればよく、実施例1に限定されるものではない。
[変形例1]
次に、実施例1の変形例1について説明する。この変形例1の特徴部分は、出射光学系352において2つの波長を合成して単一のライン光Lを生成することにある。なお、変形例1の測定装置102は、基本的な構成は上記した例の測定装置10および実施例1の測定装置101と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図9は、変形例1の測定装置102における被測定物(ウェハ16)に対する光学系112の関係を模式的に示す図2と同様の説明図である。
次に、実施例1の変形例1について説明する。この変形例1の特徴部分は、出射光学系352において2つの波長を合成して単一のライン光Lを生成することにある。なお、変形例1の測定装置102は、基本的な構成は上記した例の測定装置10および実施例1の測定装置101と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図9は、変形例1の測定装置102における被測定物(ウェハ16)に対する光学系112の関係を模式的に示す図2と同様の説明図である。
変形例1の測定装置102の光学系112は、図9に示すように、出射光学系352が2つの光源302aと光源302bと波長合成ミラー50とコリメートレンズ31により構成されている。この出射光学系352では、光源302aと光源302bとが互いに異なる波長の光束を出射するものとされている。これは、光学系112の受光光学系362において、主に、2つの結像光学系が設けられていることに伴う分岐プリズム42によるライン反射光Rlの分岐を目的とし、場合によっては、撮像素子17の受光面18の各受光領域へと選択的に入射させることを目的とする。この光源302aと光源302bとから出射された光束は、後述するように単一のライン光Lを生成するものであって、その被測定物(ウェハ16)による反射光であるライン反射光Rlを撮像素子17にて受光する必要があることから、双方の波長は撮像素子17における受光可能な波長領域(感度)内で互いに異なるものとされている。この変形例1では、上記した分岐(場合によっては選択的な入射)を可能とすることを前提として、できる限り近い波長とされている。これは、撮像素子17における受光可能な波長領域(感度)が拡がるほど、当該撮像素子17が高価なものとなることによる。なお、光源302aと光源302bとは、使用する撮像素子17における受光可能な波長領域(感度)内であって、互いの異なる波長を用いるものであればよく、変形例1に限定されるものではない。
この出射光学系352では、光源302aの出射光軸上に波長合成ミラー50およびコリメートレンズ31が設けられており、その光軸上にステージ12上での照射位置が設定されている。光源302bは、出射した光束が、波長合成ミラー50で反射されることにより光源302aの出射光軸上を進行してコリメートレンズ31へと向かう位置関係とされている。このため、波長合成ミラー50は、光源302aからの光束の透過を許し、かつ光源302bからの光束を反射する設定とされている。コリメートレンズ31は、波長合成ミラー50により同一の光軸上を進行する光源302aからの光束および光源302bからの光束の双方を、ステージ12に載置された被測定物(ウェハ16)上を照射する単一のライン光Lに変換する。このため、測定装置102では、2つの光源302aおよび光源302bから出射された2つの波長の光束が同一の光軸上でライン光Lとされて、ステージ12上に載置された被測定物(ウェハ16)に照射される。
この光学系112における受光光学系362は、図2と同様の構成であり、基本的には、図7に示すものと同様の構成で実現することができる。ここで、変形例1では、ライン光Lが2つの波長が合成されて構成されていることから、分岐プリズム42を波長分離ミラーで構成し、かつ結合プリズム45(図7参照)を波長合成分離ミラーで構成することにより、光伝達効率を向上させることができる。
また、上述したように、各測定データの精度を向上させる観点から、撮像素子17の受光面18の前に入射制限機構を設ける場合、その入射制限機構として任意の波長の光束の透過を許す構成とされたバンドパスフィルタ等を用いることができる。
[変形例2]
次に、実施例1の変形例2について説明する。この変形例2の特徴部分は、光学系113の受光光学系363において、ステージ12に載置された被測定物(ウェハ16)を照射するライン光L上での測定位置が互いに隣接している第1ライン反射光Rl1および第2ライン反射光Rl2に加えて、それらと重複する測定位置であって被測定物の測定対象(上記した例では各バンプ19)の高さ方向(Z方向)での測定可能範囲(倍率)のみが異なる第3ライン反射光Rl3および第4ライン反射光Rl4を用いることにある。なお、変形例2の測定装置103は、基本的な構成は上記した例の測定装置10および実施例1の測定装置101と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図10は、測定装置103において、ステージ12上での被測定物(ウェハ16)のスライド移動の様子を説明するための図3と同様の模式的な説明図である。図11は、測定装置103での測定を説明するために被測定物(ウェハ16)上での測定対象(バンプ19c、19d)の様子を模式的に示す説明図である。図12は、図11の測定対象(バンプ19c、19d)に対する測定データを可視化した図形として表示部14に表示した様子を模式的に示す説明図であり、(a)は第1光路w1および第2光路w2側から得られた測定データを示し、(b)は第3光路w3および第4光路w4側から得られた測定データを示し、(c)は両者を合成した様子を示している。
次に、実施例1の変形例2について説明する。この変形例2の特徴部分は、光学系113の受光光学系363において、ステージ12に載置された被測定物(ウェハ16)を照射するライン光L上での測定位置が互いに隣接している第1ライン反射光Rl1および第2ライン反射光Rl2に加えて、それらと重複する測定位置であって被測定物の測定対象(上記した例では各バンプ19)の高さ方向(Z方向)での測定可能範囲(倍率)のみが異なる第3ライン反射光Rl3および第4ライン反射光Rl4を用いることにある。なお、変形例2の測定装置103は、基本的な構成は上記した例の測定装置10および実施例1の測定装置101と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図10は、測定装置103において、ステージ12上での被測定物(ウェハ16)のスライド移動の様子を説明するための図3と同様の模式的な説明図である。図11は、測定装置103での測定を説明するために被測定物(ウェハ16)上での測定対象(バンプ19c、19d)の様子を模式的に示す説明図である。図12は、図11の測定対象(バンプ19c、19d)に対する測定データを可視化した図形として表示部14に表示した様子を模式的に示す説明図であり、(a)は第1光路w1および第2光路w2側から得られた測定データを示し、(b)は第3光路w3および第4光路w4側から得られた測定データを示し、(c)は両者を合成した様子を示している。
変形例2の受光光学系363では、図10に示すように、光束分岐機構33において、第1光路w1と第2光路w2とに加えて、第3光路w3と第4光路w4とが設けられている。この第1光路w1と第2光路w2とは、基本的な構成は、図3に示すものと同様であるが、この変形例3では、第1光路w1は、第1ライン反射光Rl1を撮像素子17の受光面18における第1セグメントS1の第1領域S11に結像させ、第2光路w2は、第2ライン反射光Rl2を撮像素子17の受光面18における第2セグメントS2の第1領域S21に結像させる。
第3光路w3は、第1光路w1と同一の測定位置であり、かつ第1光路w1とは被測定物の測定対象(上記した例では各バンプ19)の高さ方向(Z方向)での測定可能範囲(倍率)のみが異なるものとされている。この第3光路w3は、第3ライン反射光Rl3を撮像素子17の受光面18における第3セグメントS3の第1領域S31に結像させる。
また、第4光路w4は、第2光路w2と同一の測定位置であり、かつ第2光路w2とは被測定物の測定対象(上記した例では各バンプ19)の高さ方向(Z方向)での測定可能範囲(倍率)のみが異なるものとされている。この第4光路w4は、第4ライン反射光Rl4を撮像素子17の受光面18における第4セグメントS4の第1領域S41に結像させる。
この第3光路w3と第4光路w4とでは、被測定物の測定対象(上記した例では各バンプ19)の高さ方向(Z方向)での測定可能範囲(倍率)が同一のものとされている。具体的には、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1と第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2では、撮像素子17の受光面18で見て、低倍率(第3ライン反射光Rl3および第4ライン反射光Rl4に比べて)な設定とされ、第3光路w3を経た第3ライン反射光Rl3および第4光路w4を経た第4ライン反射光Rl4では、高倍率(第1ライン反射光Rl1および第2ライン反射光Rl2に比べて)な設定とされている。このような第3光路w3と第4光路w4とは、図7に示す受光光学系361と同様の構成を用いて、レンズ(41)や各光路長における光学的な特性を変更するだけで実現することができる。
このため、変形例2の受光光学系363では、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1と、第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2とにより、隣接した互いに異なる測定位置からの第1測定データを得ることができるとともに、第3光路w3を経た第3ライン反射光Rl3と、第4光路w4を経た第4ライン反射光Rl4とにより、隣接した互いに異なる測定位置からの測定データであって、第1測定データとは被測定物の測定対象(上記した例では各バンプ19)の高さ方向(Z方向)での測定可能範囲(倍率)の異なる第2測定データを得ることができる。
この上述した受光光学系363が採用された変形例2の測定装置103では、被測定物の測定対象(上記した例では各バンプ19)の高さ方向(Z方向)での測定可能範囲(倍率)のみが異なる2種類の測定データを同時に取得することができることから、それぞれを別個にまたは同時にもしくは双方を合成して表示部14に表示することが可能とされている。これについて以下で説明する。
先ず、一例として、受光光学系363では、第1光路w1と第2光路w2とが、対応する受光領域(第1セグメントS1の第1領域S11および第2セグメントS2の第1領域S21)におけるZ´方向の高さ寸法(総画素数)がウェハ16(図3参照)でのZ方向の100μmに対応し、第3光路w3と第4光路w4とが、対応する受光領域(第3セグメントS3の第1領域S31および第4セグメントS4の第1領域S41)におけるZ´方向の高さ寸法(総画素数)がウェハ16でのZ方向の10μmに対応しているものとする。また、図11に示すように、被測定物であるウェハ16に、大きさ寸法が大きく異なる2つのバンプ19cおよびバンプ19dが存在するものとし、バンプ19cの高さ寸法(Z方向)が3μmであるとし、バンプ19dの高さ寸法(Z方向)が60μmであるとする。
すると、第1光路w1および第2光路w2から得られた第1測定データでは、受光領域におけるZ´方向の高さ寸法(総画素数)がウェハ16でのZ方向の100μmに対応していることから、図12(a)に示すように、60μmであるバンプ19dに対しては適正な測定可能範囲(倍率)であるので、60μmの測定結果を得ることができる。これに対し、3μmであるバンプ19cに対しては適正ではない測定可能範囲(倍率)である(バンプ19cが小さ過ぎる)ので、図12(a)に示すように、ノイズとの判別ができずに測定できない、もしくは、極めて大きな誤差を含んだ測定結果(高さ寸法)となってしまう。
また、第3光路w3および第4光路w4から得られた第2測定データでは、受光領域におけるZ´方向の高さ寸法(総画素数)が被測定物(ウェハ16)でのZ方向の10μmに対応していることから、図12(b)に示すように、3μmであるバンプ19cに対しては適正な測定可能範囲(倍率)であるので、3μmの測定結果を得ることができる。これに対し、60μmであるバンプ19dに対しては適正ではない測定可能範囲(倍率)である(バンプ19dが大き過ぎる)ので、図12(b)に示すように、測定可能な高さ寸法の最大値以上であるという測定結果を得るのみで、高さ寸法を得ることができなくなってしまう。
ところが、測定装置103では、上記した双方の測定データを一度の走査(測定動作)で得ることができるので、第1測定データと第2測定データとの双方の適切な測定結果(高さ寸法)を得ることができる。測定装置103では、このことを利用して、制御部15の制御下で、表示部14において測定データを可視化した図形として表示する際、図12(c)に示すように、双方の測定結果(高さ寸法)を合成した図形として表示することが可能とされている。この双方の測定結果(高さ寸法)を合成した図形は、変形例2では、被測定物(ウェハ16)でのX方向の分解能が等しくされていることから、何れの結像光学系から得られる測定データであっても同一の測定対象に対するX座標は等しくなるので、単純に、測定対象(この例では、バンプ19cおよびバンプ19d)に対して適切な測定可能範囲(倍率)となる結像光学系から得られた測定データを図示すればよい。この例では、バンプ19cに対しては第2測定データに基づく図形を表示し、バンプ19dに対しては第1測定データに基づく図形を表示する。このとき、制御部15では、測定対象(この例では、バンプ19cおよびバンプ19d)に対して適切な測定可能範囲(倍率)となる結像光学系を選択することとなるが、例えば、測定データが測定可能な高さ寸法の範囲内であって大きな数値である結像光学系から優先的に選択すればよい。なお、この合成した図形では、実際の複数の測定対象における大きさ関係のイメージを損なわないように、測定データに基づいて表示する図形の大きさ関係を修正する構成であってもよい。これにより、実際の縮尺に応じた大きさ関係とは完全に合致するものではないが、一見して双方の高さ寸法を把握することができる。
この変形例2の測定装置103では、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1と、第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2とにより、隣接した互いに異なる測定位置からの第1測定データを得ることができるとともに、第3光路w3を経た第3ライン反射光Rl3と、第4光路w4を経た第4ライン反射光Rl4とにより、隣接した互いに異なる測定位置からの測定データであって、第1測定データとは被測定物の測定対象(上記した例では各バンプ19)の高さ方向(Z方向)での測定可能範囲(倍率)の異なる第2測定データを得ることができる。このため、一度の走査(測定動作)で略2回分の第1測定データと第2測定データとを得ることができる。よって、全体としての検査速度(スループット)を高めることができるとともに、実質的な測定可能範囲(倍率)を拡げることができる。
[変形例3]
次に、実施例1の変形例3について説明する。この変形例3の特徴部分は、光学系114の受光光学系364において、ステージ12に載置された被測定物(ウェハ16)を照射するライン光L上での測定位置が互いに隣接している第1ライン反射光Rl1および第2ライン反射光Rl2に加えて、それらとは被測定物に対する分解能のみが異なる第3ライン反射光Rl3および第4ライン反射光Rl4を用いることにある。なお、変形例3の測定装置104は、基本的な構成は上記した例の測定装置10および実施例1の測定装置101と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図13は、測定装置104において、ステージ12上での被測定物(ウェハ16)のスライド移動の様子を説明するための図3と同様の模式的な説明図である。
次に、実施例1の変形例3について説明する。この変形例3の特徴部分は、光学系114の受光光学系364において、ステージ12に載置された被測定物(ウェハ16)を照射するライン光L上での測定位置が互いに隣接している第1ライン反射光Rl1および第2ライン反射光Rl2に加えて、それらとは被測定物に対する分解能のみが異なる第3ライン反射光Rl3および第4ライン反射光Rl4を用いることにある。なお、変形例3の測定装置104は、基本的な構成は上記した例の測定装置10および実施例1の測定装置101と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図13は、測定装置104において、ステージ12上での被測定物(ウェハ16)のスライド移動の様子を説明するための図3と同様の模式的な説明図である。
変形例3の受光光学系364では、図13に示すように、光束分岐機構33において、第1光路w1と第2光路w2とに加えて、第3光路w3´と第4光路w4´とが設けられている。この第1光路w1と第2光路w2とは、基本的な構成は、図3に示すものと同様であるが、この変形例3では、第1光路w1は、第1ライン反射光Rl1を撮像素子17の受光面18における第1セグメントS1の第1領域S11に結像させ、第2光路w2は、第2ライン反射光Rl2を撮像素子17の受光面18における第2セグメントS2の第1領域S21に結像させるものとされている。
第3光路w3´および第4光路w4´は、第1光路w1および第2光路w2とは、被測定物に対する分解能が異なるものとされていることから、ステージ12上に載置された被測定物におけるX方向の大きさ寸法で見た測定範囲が異なるものとされている。この変形例3では、第3光路w3´および第4光路w4´は、同一のライン光L上において隣接した互いに異なる測定位置とされており、第1光路w1および第2光路w2よりも低い分解能すなわちX方向で見て広い範囲を測定する(広い範囲のデータを取得可能である)ものとされている。
第3光路w3´は、第3ライン反射光Rl3を撮像素子17の受光面18における第3セグメントS3の第1領域S31に結像させる。また、第4光路w4´は、第4ライン反射光Rl4を撮像素子17の受光面18における第4セグメントS4の第1領域S41に結像させる。
この第3光路w3´と第4光路w4´とでは、被測定物の測定対象(上記した例では各バンプ19)の測定可能範囲(倍率)が同一のものとされている。このような第3光路w3´と第4光路w4´とは、図7に示す受光光学系361と同様の構成を用いて、レンズ(41)および各光路長における光学的な特性を変更するだけで実現することができる。ここで、第3光路w3´および第4光路w4´における測定物の測定対象(上記した例では各バンプ19)の高さ方向(Z方向)での測定可能範囲(倍率)は、第1光路w1および第2光路w2におけるものと等しいものであってもよく、異なるものであってもよい。
このため、変形例3の受光光学系364では、第1光路w1を経た第1ライン反射光Rl1と、第2光路w2を経た第2ライン反射光Rl2とにより、隣接した互いに異なる測定位置からの第1測定データを得ることができるとともに、第3光路w3´を経た第3ライン反射光Rl3と、第4光路w4´を経た第4ライン反射光Rl4とにより、隣接した互いに異なる測定位置からの測定データであって、第1測定データとは被測定物に対する分解能の異なる第2測定データを得ることができる。このため、一度の走査(測定動作)で略2回分の第1測定データと第2測定データとを得ることができる。よって、全体としての検査速度(スループット)を高めることができる。
10、101、102、103、104 測定装置
16 (被測定物としての)ウェハ
17 撮像素子
18 受光面
19 (測定対象としての)バンプ
33 光束分岐機構
34 第2結像光学系
35 出射光学系
L ライン光
Rl ライン反射光
S11 (受光領域としての)第1領域
S21 (受光領域としての)第1領域
S31 (受光領域としての)第1領域
S41 (受光領域としての)第1領域
S1 第1セグメント
S2 第2セグメント
S3 第3セグメント
S4 第4セグメント
16 (被測定物としての)ウェハ
17 撮像素子
18 受光面
19 (測定対象としての)バンプ
33 光束分岐機構
34 第2結像光学系
35 出射光学系
L ライン光
Rl ライン反射光
S11 (受光領域としての)第1領域
S21 (受光領域としての)第1領域
S31 (受光領域としての)第1領域
S41 (受光領域としての)第1領域
S1 第1セグメント
S2 第2セグメント
S3 第3セグメント
S4 第4セグメント
Claims (4)
- 出射光学系によりライン光が照射された被測定物からのライン反射光を撮像素子で取得し、その取得した該ライン反射光の前記被測定物上での幾何学的な位置関係に基づいて、該被測定物の表面形状を計測する測定装置であって、
前記被測定物と前記撮像素子との間に、前記被測定物上での前記ライン光の形状を取得させるように前記ライン反射光を前記撮像素子の受光面に結像させる結像光学系と、前記ライン反射光を分岐して前記撮像素子へと導く光束分岐機構と、を備え、
該光束分岐機構は、前記ライン光の延在方向で見て互いに異なる測定位置における前記被測定物上での前記ライン光の形状を取得させるべく前記ライン反射光を分岐し、
前記撮像素子は、受光面上において複数のセグメントが設定されているとともに該各セグメントが複数の領域に区画され、前記各セグメントにおける少なくとも1つ以上の領域を受光領域とし、
前記結像光学系は、前記光束分岐機構により分岐された前記ライン反射光を、前記撮像素子の前記受光面において互いに異なる前記セグメントの前記受光領域へと結像させることを特徴とする測定装置。 - 前記受光領域は、前記撮像素子の前記受光面での前記各セグメントにおいて出力処理が最初に行われる領域とされていることを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
- 前記光束分岐機構は、前記被測定物の測定対象に対する光学的な設定が為された後の前記ライン反射光を分岐することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の測定装置。
- 前記光束分岐機構は、前記ライン反射光を分岐した後、それぞれを前記撮像素子の前記受光面に沿う平面上で見た直交する2方向の位置を変位させることにより、前記ライン光の延在方向で見て互いに異なる測定位置における前記被測定物上での前記ライン光の形状の取得を可能とすることを特徴とする請求項3に記載の測定装置。
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