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JP2011038734A - 沸騰冷却装置 - Google Patents

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JP2011038734A JP2009188245A JP2009188245A JP2011038734A JP 2011038734 A JP2011038734 A JP 2011038734A JP 2009188245 A JP2009188245 A JP 2009188245A JP 2009188245 A JP2009188245 A JP 2009188245A JP 2011038734 A JP2011038734 A JP 2011038734A
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Abstract

【課題】構成部材の配置を変更することで高温側区画部材および低温側区画部材を用いることなく簡単に冷媒の循環を効率良く行うことが出来る小型の沸騰冷却装置を得ることを目的とする。
【解決手段】高温側熱交換器14を高温空気5の流れ方向に対し所定の角度だけ傾斜し、低温側熱交換器17を低温空気6の流れ方向に対し所定の角度だけ傾斜することで、沸騰冷却装置1の高さ方向を小さくすることができ、沸騰冷却装置1を小型化でき、冷媒蒸気管18を低温空気6の流れ方向に対し低温側熱交換器17よりも風下側に配置することで冷媒蒸気管18が冷やされて冷媒循環が妨げられることを防ぎ、冷媒液管19を高温空気5の流れ方向に対し高温側熱交換器14よりも風下側に配置することで冷媒液管19が温められて冷媒循環が緩慢になることを防ぎ、簡単な構成でコストを抑え、効率良く熱交換が行え、小型で設置の自由度が高い沸騰冷却装置1を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、高温媒体の熱で冷媒を沸騰蒸発させ、その後、凝縮液化させることで、高温媒体の熱を放熱させる沸騰冷却装置に関する。
この種の沸騰冷却装置は、携帯電話の基地局のような内部に発熱を伴う電子部品等を備える密閉された収納箱内の冷却に用いられる。
近年、電子部品の高性能化と制御基板に対する電子部品の高密度化が進み、制御基板からの発熱量は飛躍的に増加しているとともに、電子部品等の収納箱の小型化も進み、冷却機器の高性能化および小型化と、電子部品等の収納箱の側面または天面のいずれにも設置できるレイアウトの自由度の向上が求められている。
このため、構成部品が少なく、熱移動量が大きい冷却方式として、ヒートパイプを用いた冷却方法が知られている(例えば、特許文献1)。
しかしながらヒートパイプは、沸騰蒸発して上昇する冷媒蒸気と凝縮液化されて降下する冷媒液が同じ管内を移動するため、互いに対抗しあって冷媒循環の効率が悪くなり熱交換効率が悪いという問題がある。
そこで、冷媒が沸騰蒸発する高温側熱交換器と冷媒が凝縮液化する低温側熱交換器とを分けて、高温側熱交換器にて沸騰蒸発した冷媒が低温側熱交換器へと移動するために高温側熱交換器と低温側熱交換器を連通させる冷媒蒸気管と、低温側熱交換器にて凝縮液化した冷媒が高温側熱交換器へと移動するために低温側熱交換器と高温側熱交換器を連通させる冷媒液管により冷媒回路を形成して冷媒を循環させることで効率良く放熱させることができる沸騰冷却装置が知られている(例えば、特許文献2)。
以下、従来の沸騰冷却装置について、図10を参照しながら説明する。
図10に示すように、沸騰冷却装置101は、高温空気102が通風する高温部分103が下部に低温空気104が通風する低温部分105が上部になるよう仕切板106により仕切られた本体箱107内にあって、前記高温部分103に配置し前記高温空気102から受熱し沸騰蒸発する冷媒108が内部に封入された高温側熱交換器109と、前記低温部分105に配置し前記高温側熱交換器109と連通し沸騰蒸発した前記冷媒108が前記低温空気104へと放熱を行い凝縮液化する低温側熱交換器110と、前記仕切板106を貫通し前記高温側熱交換器109と前記低温側熱交換器110を連通する冷媒蒸気管111および冷媒液管112と、前記高温部分103に前記高温空気102を送風する室内側送風機113と、前記低温部分105に前記低温空気104を送風する室外側送風機114と、前記冷媒蒸気管111が前記室外側送風機114により送風される前記低温空気104に晒されることを防ぐ低温側区画部材115と、前記冷媒液管112が前記室内側送風機113により送風される前記高温空気102に晒されることを防ぐ高温側区画部材116とを備え、前記高温側熱交換器109において沸騰蒸発した前記冷媒108が密度差により前記高温側熱交換器109から前記低温側熱交換器110へと前記冷媒蒸気管111を流通して移動し、前記低温側熱交換器110において凝縮液化した前記冷媒108が密度差により前記低温側熱交換器110から前記高温側熱交換器109へと前記冷媒液管112を流通して移動することで前記冷媒108が自然に循環し、前記高温空気102の熱を前記低温空気104へと放熱させるものである。
このとき、外気温度が例えば氷点下を下回るような場合には前記低温空気104の温度が低くなるため、前記冷媒蒸気管111が前記低温部分105に通風する前記低温空気104に晒されることで前記冷媒蒸気管111内が降温して沸騰蒸発した前記冷媒108が前記冷媒蒸気管111内で凝縮することで前記冷媒108の循環を妨げるので前記低温側区画部材115によって前記冷媒蒸気管111が前記低温空気104に晒されることを防いでいた。
同様に、電子部品等の発熱により電子部品等の収納箱内の温度が例えば60℃を超える場合には前記高温空気102の温度が高くなるために、前記冷媒液管112が前記高温部分103に通風する前記高温空気102に晒されることで前記冷媒液管112内が昇温して前記冷媒108の密度が小さくなることで前記冷媒108の循環が緩慢になるので前記高温側区画部材116により前記冷媒液管112が前記高温空気102に晒されることを防いでいた。
このようにして従来の沸騰冷却装置は冷媒の循環を効率良く行い、熱交換効率の低下を防いでいた。
特公平02−003320号公報 特開平09−326582号公報
このような従来の沸騰冷却装置では、冷媒の循環を効率良く行うために高温側区画部材および低温側区画部材を備えていたが、このことにより部品点数が増加し、沸騰冷却装置の小型化が妨げられ、またコストが増大するという課題があった。
また、従来の沸騰冷却装置では、高温空気は低温空気よりも密度が小さく電子部品等の収納箱内にて高温空気は上部に溜まり易いことから、高温空気を上部から吸込み本体箱の下部に位置する高温部分に通風させ、また低温空気は沸騰冷却装置の正面より吸込み、正面へ吐き出す構成になっているため高温空気および低温空気の通風する風路構成が複雑になっており、また本体高さ方向の寸法に対し奥行き方向の寸法が小さく、電子部品等の収納箱の側面に配置されることに特化した構成であり、電子部品等の収納箱の小型化に対応して例えば天面に配置するには設置面積が大きく、また煤塵や風雨が低温側熱交換器に直接入りこむため天面への設置は困難であった。
本発明はこのような課題を解決するものであり、構成部材の配置を変更することで高温側区画部材および低温側区画部材を用いることなく簡単に冷媒の循環を効率良く行い、また電子部品等の収納箱の小型化に対応して電子部品等の収納箱の側面および天面のいずれにも設置可能であって、コストを抑え、簡単な構成で効率良く熱交換を行うことが出来る小型の沸騰冷却装置を得ることを目的としている。
そして、この目的を達成するために本発明は、高温空気が通風する高温部分が下部に、低温空気が通風する低温部分が上部になるように仕切板により仕切られた本体箱内にあって、前記高温部分に配置し上側に高温側蒸気ヘッダおよび下側に高温側液ヘッダを備え前記高温空気から受熱し沸騰蒸発する冷媒が内部に封入された少なくとも1つの高温側熱交換器と、前記低温部分に配置し上側に低温側蒸気ヘッダおよび下側に低温側液ヘッダを備え前記高温側熱交換器と連通して沸騰蒸発した前記冷媒が前記低温空気へと放熱し前記冷媒を凝縮液化させる少なくとも1つの低温側熱交換器と、前記仕切板を貫通し前記高温側蒸気ヘッダと前記低温側蒸気ヘッダとを連通する少なくとも1つの冷媒蒸気管と、前記仕切板を貫通し前記高温側液ヘッダと前記低温側液ヘッダとを連通する少なくとも1つの冷媒液管とを備える。
このとき、前記冷媒が前記高温側熱交換器→前記冷媒蒸気管→前記低温側熱交換器→前記冷媒液管→前記高温側熱交換器の順に循環する冷媒回路を形成し、前記冷媒回路内を前記冷媒が相変化を伴いながら循環することで前記高温空気の熱を前記低温空気へと放熱させる沸騰冷却装置である。
このような前記沸騰冷却装置において、前記高温側熱交換器は前記高温空気の流れ方向に対し鋭角または鈍角に所定の角度だけ傾斜し、かつ前記低温側熱交換器は前記低温空気の流れ方向に対し鋭角または鈍角に所定の角度だけ傾斜し、前記冷媒蒸気管を前記低温空気の流れ方向に対し前記低温側熱交換器よりも風下側に配置したものである。
また他の手段は、冷媒液管を高温空気の流れ方向に対し高温側熱交換器よりも風下側に配置したものである。
また他の手段は、高温側熱交換器および低温側熱交換器を複数備えるものである。
また他の手段は、高温側熱交換器および低温側熱交換器を所定の姿勢に保持する保持部材を備えるものである。
また他の手段は、冷媒液管に冷媒を溜めることができる冷媒液溜を備えるものである。
また他の手段は、仕切板が高温空気の仕切板を兼ねるものである。
また他の手段は、高温側蒸気ヘッダおよび低温側液ヘッダに、それぞれ仕切板と熱的に接続する伝熱部材を備えるものである。
また他の手段は、冷媒蒸気管に封止弁を備えるものである。
本発明によれば、高温側熱交換器および低温側熱交換器を傾斜させることで本体箱の高さ方向を小さくすることができ、また低温空気の流れ方向に対し冷媒蒸気管を低温側熱交換器よりも風下側に配置することで外気温度が例えば氷点下を下回るような低温時であっても冷媒蒸気管は低温側熱交換器にて熱交換された後の空気にのみ晒されるため冷媒蒸気管が冷やされて冷媒蒸気管内が降温し冷媒が凝縮して冷媒の流れが妨げられ熱交換効率が低下することを防ぐことができ、また同様に高温空気の流れ方向に対し冷媒液管を高温側熱交換器の風下側に配置することで電子部品等の収納箱内の温度が電子部品等の発熱により例えば60℃を超える高温になったとしても冷媒液管は高温側熱交換器にて熱交換された後の空気にのみ晒されるため冷媒液管が温められて冷媒液管内が昇温し冷媒の密度が小さくなるために冷媒液の流れが緩慢になり熱交換効率が低下することを防ぐことができることから冷媒の流れを効率良く行うことができ、高温側区画部材および低温側区画部材の設置を省けることから沸騰冷却装置を小型化できるので簡単な構成で熱交換効率を低下させることなく沸騰冷却装置の小型化を実現できる。
またさらに、沸騰冷却装置を小型化できるので、電子部品等の収納箱の小型化に対応し、電子部品等の収納箱の側面および天面のいずれにも設置可能な沸騰冷却装置を得ることができる。
本発明実施の形態1の沸騰冷却装置を示す側断面概略図 (a)本発明実施の形態1の沸騰冷却装置の熱交換器部分を示す斜視概略図(b)本発明実施の形態1の熱交換器のB部分を示す部分拡大概略図 本発明実施の形態2の沸騰冷却装置を示す側断面概略図 本発明実施の形態3の沸騰冷却装置を示す側断面概略図 (a)本発明実施の形態4の沸騰冷却装置を示す側断面概略図(b)本発明実施の形態4の沸騰冷却装置の熱交換器部分を示す斜視概略図 (a)本発明実施の形態5の沸騰冷却装置を示す側断面図(b)本発明実施の形態5の沸騰冷却装置の熱交換器部分を示す斜視外略図 本発明実施の形態6の沸騰冷却装置の熱交換器部分を示す斜視外略図 本発明実施の形態7の沸騰冷却装置を示す側断面外略図 本発明実施の形態8の沸騰冷却装置を示す側断面外略図 (a)従来の沸騰冷却装置を示す側断面概略図(b)従来の沸騰冷却装置を示すA−A´断面概略図
本発明の請求項1記載の沸騰冷却装置は、高温空気が通風する高温部分が下部に、低温空気が通風する低温部分が上部になるように仕切板により仕切られた本体箱内にあって、高温部分に配置され上側に高温側蒸気ヘッダおよび下側に高温側液ヘッダを備え高温空気から受熱し沸騰蒸発する冷媒が内部に封入された少なくとも1つの高温側熱交換器と、低温部分に配置され上側に低温側蒸気ヘッダおよび下側に低温側液ヘッダを備え高温側熱交換器と連通されて沸騰蒸発した冷媒の蒸気が低温空気へと放熱を行い冷媒を凝縮液化させる少なくとも1つの低温側熱交換器と、仕切板を貫通し高温側蒸気ヘッダと低温側蒸気ヘッダとを連通させる少なくとも1つの冷媒蒸気管と、仕切板を貫通し高温側液ヘッダと低温側液ヘッダとを連通させる少なくとも1つの冷媒液管とを備え、冷媒が高温側熱交換器→冷媒蒸気管→低温側熱交換器→冷媒液管→高温側熱交換器の順に循環する冷媒回路を形成し、冷媒回路内にて高温側熱交換器で高温空気の熱を受熱し沸騰蒸発した冷媒が密度差により高温側熱交換器から低温側熱交換器へと冷媒蒸気管を流通して移動し、低温側熱交換器で低温空気へと放熱を行い凝縮液化した冷媒が、密度差により低温側熱交換器から高温側熱交換器へと冷媒液管を流通して移動することで冷媒が自然に循環し、高温空気の熱を低温空気へと放熱させる沸騰冷却装置であって、高温側熱交換器は高温空気の流れ方向に対し鋭角または鈍角に所定の角度だけ傾斜し、低温側熱交換器は低温空気の流れ方向に対し鋭角または鈍角に所定の角度だけ傾斜し、冷媒蒸気管が低温空気の流れ方向に対し低温側熱交換器よりも風下側に配置された構成であり、高温側熱交換器が高温空気の流れ方向に対し鋭角または鈍角に傾斜し、低温側熱交換器が低温空気の流れ方向に対し例えば鋭角または鈍角に傾斜することで、沸騰冷却装置の高さ方向を小さくすることができるため沸騰冷却装置を小型化でき、また高温空気が通風する高温部分の横断面積よりも大きな伝熱面積を備える高温側熱交換器を設置することができ、同様に低温空気が通風する低温部分の横断面積によりも大きな伝熱面積を備える低温側熱交換器を設置することができるため熱交換効率を低下させることなく、また冷媒蒸気管が低温空気の流れ方向に対し低温側熱交換器よりも風下側に配置されることで室外空気が例えば氷点下を下回るような低温時であっても冷媒蒸気管は低温側熱交換器にて熱交換された後の空気にのみ晒されるため冷媒蒸気管内が冷やされて冷媒蒸気管内で冷媒蒸気が凝縮し冷媒蒸気の流れが妨げられ熱交換効率が低下することを防ぐことができるため、簡単な構成でコストを抑え、効率良く熱交換が行え、小型で設置の自由度が高い沸騰冷却装置を得ることができる。
また、請求項2に記載の沸騰冷却装置は、冷媒液管が高温空気の流れ方向に対し高温側熱交換器よりも風下側に配置された構成であり、電子部品等の収納箱内の温度が電子部品等の発熱により例えば60℃を超える高温になったとしても、冷媒液管は高温側熱交換器にて熱交換された後の空気にのみ晒されるため、冷媒液管が温められて冷媒液の密度が小さくなり冷媒液の流れが緩慢になることで熱交換効率が低下することを防ぐことができため、簡単な構成でコストを抑え、効率良く熱交換が行える小型の沸騰冷却装置を得ることができる。
また、請求項3に記載の沸騰冷却装置は、冷媒蒸気管および冷媒液を1つずつ備え、冷媒蒸気管が高温側蒸気ヘッダおよび低温側蒸気ヘッダのそれぞれいずれか一方の端同士を接続し、冷媒液管が高温側液ヘッダと低温側液ヘッダのそれぞれ他方の端同士を接続された構成であり、冷媒蒸気管と冷媒液管を各々離して配置することで高温側熱交換器および低温側熱交換器ともに全体に冷媒が循環しやすくなるので伝熱面積を最も大きく活かせるので効率良く熱交換が行える沸騰冷却装置を得ることができる。
また、請求項4に記載の沸騰冷却装置は、高温空気の流れ方向と低温空気の流れ方向が対向し、前記高温空気の流れ方向に対し高温側熱交換器が低温側熱交換器よりも風上側に配置された構成であり、高温空気の流れ方向に対し高温側蒸気ヘッドが風上側で高温側液ヘッドが風下側になるように高温側熱交換器を配置したときは低温空気の流れ方向に対し低温側蒸気ヘッダが風上側で低温側液ヘッダが風下側になるように低温側熱交換器を配置し、高温空気の流れ方向に対し高温側蒸気ヘッドが風下側で高温側液ヘッドが風上側になるように高温側熱交換器を配置したときは低温空気の流れ方向に対し低温側蒸気ヘッダが風下側で低温側液ヘッダが風上側になるように低温側熱交換器を配置することで、冷媒蒸気管および冷媒液管の曲がり部を少なくすることができ、冷媒蒸気管および冷媒液管での圧損を最小限に抑えることができるため、簡単な構成でコストを抑え効率良く熱交換を行える小型の沸騰冷却装置を得ることができる。
また、請求項5に記載の沸騰冷却装置は、本体箱が電子部品等の収納箱の天面に設置し、高温側熱交換器では高温空気の流れ方向に対し高温側蒸気ヘッダよりも高温側液ヘッダが風上側に配置され、低温側熱交換器では低温空気の流れ方向に対し低温側蒸気ヘッダよりも低温側液ヘッダが風上側に配置された構成であり、高温側熱交換器は左右方向に冷媒導管と伝熱フィンを交互に積層されて構成されており、伝熱フィンは冷媒導管の間にあり冷媒導管の冷媒流路方向と垂直方向に風路を形成するように設置されている。
このとき電気部品等の収納箱内の高温空気は本体箱の底面の一部に設けられた高温空気流入口より高温部分に流入し、高温側熱交換器を経て本体箱の底面の一部に設けられた高温空気流出口より電子部品等の収納箱内に高温空気が流出するため、高温側熱交換器では高温空気の流れ方向に対し高温側蒸気ヘッダよりも高温側液ヘッダが風上側になるように配置されることで、伝熱フィンの形成する風路方向が、電子部品等の収納箱と本体箱の高温部分の間にて循環する高温空気の環状の流れに沿うため、高温側熱交換器の通気抵抗を低減させることができ、簡単な構成でコストを抑え、効率良く熱交換を行える小型の沸騰冷却装置を得ることができる。
また、請求項6に記載の沸騰冷却装置は、本体箱が電子部品等の収納箱の側面に設置し、高温側熱交換器では高温空気の流れ方向に対し高温側液ヘッダよりも高温側蒸気ヘッダが風上側に配置され、低温側熱交換器では低温空気の流れ方向に対して低温側液ヘッダよりも低温側蒸気ヘッダが風上側に配置された構成であり、このとき電子部品等の収納箱内の高温空気は本体箱の底面または側面の一部に設けられた高温空気流入口から高温部分へと流入し、高温側熱交換器を経て、本体箱の側面の一部に設けられた高温空気流出口より電子部品等の収納箱内へ高温空気が流出するため、高温側熱交換器では高温空気の流れ方向に対し高温側液ヘッダよりも高温側蒸気ヘッダが風上側に配置されることで、高温空気が高温空気流出口より電子部品等の収納箱内へ流出する際に、高温空気流入口から遠ざかる方向に向き易くなるように伝熱フィンの形成する風路方向が高温空気の流れに沿うため、電子部品等の収納箱内の空気を全体的に撹拌でき、電子部品等の収納箱へと流出した空気がショートサーキットすることを防ぎ、簡単な構成でコストを抑え、効率良く熱交換が行える小型の沸騰冷却装置を得ることができる。
また、請求項7に記載の沸騰冷却装置は、仕切板が高温空気の風向板を兼ねる構成であり、沸騰冷却装置を電子部品等の収納箱の天面もしくは側面のいずれかに設置したときに、本体箱の底面または側面の一部に設けられた高温空気流入口より流入した高温空気が高温側熱交換器へと向きやすくなり、高温側熱交換器を通過した後の高温空気が本体箱の底面または側面の一部に設けられた高温空気流出口より電子部品等の収納箱内に流出する際に、高温空気の流れ方向が高温空気流入口から最も離れるようにすることができるため、効率良く熱交換を行える沸騰冷却装置を得ることができる。
また、請求項8に記載の沸騰冷却装置は、高温空気の流れ方向に高温側熱交換器を複数備え、かつ低温空気の流れ方向に低温側熱交換器を複数備えた構成であり、複数の冷媒回路を本体箱内に設置することで大きな伝熱面積を確保することができ、効率良く熱交換を行える沸騰冷却装置を得ることができる。
また、請求項9に記載の沸騰冷却装置は、高温側熱交換器および低温側熱交換器を複数備え、冷媒回路を複数形成し、隣接する前記冷媒回路同士で冷媒蒸気管が高温側蒸気ヘッダおよび低温側蒸気ヘッダに接続する位置を左右対称とし、同様に冷媒液管が高温側液ヘッダおよび低温側液ヘッダに接続する位置を左右対称としたものであり、高温側熱交換器または低温側熱交換器内で左右方向に冷媒循環の偏りが生じ、高温空気の流れ方向の高温側熱交換器の風下側または低温空気の流れ方向の低温側熱交換器の風下側にて、左右方向の温度分布に偏りが生じるため、冷媒回路を複数備えた場合に、冷媒蒸気管および冷媒液管のレイアウトを左右対称に配置することで、1つの冷媒回路で生じる高温空気または低温空気の温度分布の左右方向の偏りを複数の冷媒回路を通過させることで解消し、電子部品等の収納箱内に、安定して均一温度の空気を循環させることができる沸騰冷却装置を得ることができる。
また、請求項10に記載の沸騰冷却装置は、高温側熱交換器および低温側熱交換器を所定の姿勢に保持する保持部材を備え、保持部材と本体箱の間に冷媒蒸気管および冷媒液管を配置したものであり、高温側熱交換器および低温側熱交換器を所定の姿勢に保持して本体箱に設置することが簡単にでき、また、冷媒蒸気管および冷媒液管の少なくとも一部が保持部材と本体箱の間に配置されることで、冷媒蒸気管および冷媒液管が高温空気および低温空気に晒されにくくなり、簡単な構成でコストを抑え、効率良く熱交換を行える沸騰冷却装置を得ることができる。
また、請求項11に記載の沸騰冷却装置は、冷媒蒸気管および冷媒液管を2つずつ備え、冷媒蒸気管および冷媒液管により高温側熱交換器および低温側熱交換器を保持するとしたものであり、2つの冷媒蒸気管が高温側蒸気ヘッダおよび低温側蒸気ヘッダの両端をそれぞれ接続し、2つの冷媒液管が高温側液ヘッダと低温側液ヘッダの両端をそれぞれ接続することで、高温側熱交換器および低温側熱交換器内で、左右方向の冷媒循環の流れの偏りが少なくなるので、効率良く熱交換を行うことができ、またさらに冷媒液管がおよび冷媒蒸気管が高温側熱交換器および低温側熱交換器を所定の位置に保持する保持部材を兼ねることで、簡単な構成でコストを抑え、効率良く熱交換を行うことができる小型の沸騰冷却装置を得ることができる。
また、請求項12に記載の沸騰冷却装置は、冷媒液管と高温側液ヘッダが接続する部分に冷媒を溜めることができる冷媒液溜を備えた構成であり、求められる冷却能力に必要な冷媒封入量以上の冷媒を冷媒回路内に蓄えることができるので、冷媒回路内の冷媒が漏れたとしても、所定の冷媒封入量を維持することができ、熱交換効率の低下させることなく効率良く熱交換を行うことができる沸騰冷却装置を得ることができる。
また、請求項13に記載の沸騰冷却装置は、高温側蒸気ヘッダおよび低温側液ヘッダに、仕切板とそれぞれ熱的に接続する伝熱部材を備えたものであり、高温空気の熱を低温空気へと放熱することを補助的に促進し、効率良く熱交換を行うことができる沸騰冷却装置を得ることができる。
また、請求項14に記載の沸騰冷却装置は、冷媒蒸気管に封止弁を備えたものであり、冬季や夜間で熱交換が必要ないときに、封止弁を閉じることで冷媒の循環を止めて熱交換を止めることができるので、電子部品等の収納箱内の温度が低下しすぎることを防ぎ、電子部品等の収納箱内の温度を安定して保持することができる沸騰冷却装置を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に本実施の形態の沸騰冷却装置の側断面概略図、図2(a)に熱交換器部分の斜視概略図、図2(b)にB部分の拡大概略図を示す。
図1に示すように、沸騰冷却装置1は例えば携帯電話の基地局のような内部に発熱を伴う電子部品等を備える密閉された収納箱2内の天面に設置され、室内側送風機3および室外側送風機4により高温空気5と低温空気6が対向するように送風されている。
図1および図2(a)に示すように、沸騰冷却装置1は、高温空気5が通風する高温部分7が下部に、低温空気6が通風する低温部分8が上部になるように仕切板9により仕切られた本体箱10内にあって、高温部分7に配置され上側に高温側蒸気ヘッダ11および下側に高温側液ヘッダ12を備え高温空気5から受熱し沸騰蒸発する冷媒13、例えばR134a、が内部に封入された高温側熱交換器14を1つと、低温部分8に配置され上側に低温側蒸気ヘッダ15および下側に低温側液ヘッダ16を備え高温側熱交換器14と連通し沸騰蒸発した冷媒13の蒸気が低温空気6へと放熱を行い凝縮液化させる低温側熱交換器17を1つと、仕切板9を貫通し高温側蒸気ヘッダ11と低温側蒸気ヘッダ15とを連通する冷媒蒸気管18を1つと、仕切板9を貫通し高温側液ヘッダ12と低温側液ヘッダ16とを連通する冷媒液管19を1つ備えており、電子部品等の収納箱2内の高温空気5を高温側熱交換器14へと送風する室内側送風機3、例えばプロペラファンやターボファンと、低温空気6として外気を低温側熱交換器17へと送風する室外側送風機4とを備えている。
本体箱10の高温部分7の底面の一部には、高温空気5が流入する高温空気流入口20および高温空気5が流出する高温空気流出口21が設けられており、本体箱10の低温部分8の側面の一部には、低温空気6が流入する低温空気流入口22および低温空気6が流入する低温空気流出口23が設けられている。高温空気流入口20と高温空気流出口21は互いに十分離れる位置に配置され、高温空気5がショートサーキットしないようになっている。同様に低温空気流入口22および低温空気流出口23は互いに十分離れる位置に配置され、低温空気6がショートサーキットしないようになっている。
室内側送風機3は、高温部分7において、高温側熱交換器14と高温空気流出口21の間に配置し、室外側送風機4は、低温部分8において、低温側熱交換器17と低温空気流出口23の間に配置する。
図2(b)に示すように、高温側熱交換器14および低温側熱交換器17は、左右方向に冷媒導管24と伝熱フィン25を交互に積層して構成されており、冷媒導管24は内部に冷媒流路となる複数の孔を備えた扁平管であり、伝熱フィン25、例えばコルゲーテッドルーバフィン、は冷媒導管24の間にあり冷媒13と高温空気5または低温空気6との熱交換を促進するものであって、伝熱フィン25は冷媒導管24の冷媒流路方向と垂直方向に風路を形成するように設置されている。
図1に示すように、高温側熱交換器14および低温側熱交換器17は保持部材26により本体箱10に取り付けられており、保持部材26は冷媒蒸気管18および冷媒液管19の一部を覆うように配置されている。
高温側蒸気ヘッダ11、高温側液ヘッダ12、低温側蒸気ヘッダ15、低温側液ヘッダ16は、冷媒導管24である扁平管の断面形状に合う孔が、それぞれ高温側熱交換器14および低温側熱交換器17を構成する冷媒導管24の数だけ開いており、その孔に冷媒導管24が圧入されることで高温側液ヘッダ12と冷媒導管24と高温側蒸気ヘッダ11、または低温側蒸気ヘッダ15と冷媒導管24と低温側液ヘッダ16が気密に連通する。
また、高温側蒸気ヘッダ11、高温側液ヘッダ12、低温側蒸気ヘッダ15、低温側液ヘッダ16には、中空パイプがリードパイプとして1つずつ取り付けられており、高温側蒸気ヘッダ11に取り付けられたリードパイプと冷媒蒸気管18の一方の端が気密に接続され、低温側蒸気ヘッダ15に取り付けられたリードパイプと冷媒蒸気管18の他方の端が気密に接続されており、高温側液ヘッダ12に取り付けられたリードパイプと冷媒液管19の一方の端が気密に接続され、低温側液ヘッダ16に取り付けられたリードパイプと冷媒液管19の他方の端が気密に接続されている。
高温側蒸気ヘッダ11および低温側蒸気ヘッダ15に取り付けられるリードパイプは、冷媒蒸気管18が冷媒導管24と平行になるように、高温側蒸気ヘッダ11および低温側蒸気ヘッダ15の一方の端から高温側蒸気ヘッダ11および低温側蒸気ヘッダ15に対し垂直にそれぞれ取り付けられている。
同様に、高温側液ヘッダ12および低温側液ヘッダ16に取り付けられるリードパイプは、冷媒液管19が冷媒導管24と平行になるように、高温側液ヘッダ12および低温側液ヘッダ16の一方の端から高温側液ヘッダ12および低温側液ヘッダ16に対し垂直にそれぞれ取り付けられている。
このとき、高温側蒸気ヘッダ11および低温側蒸気ヘッダ15に取り付けられるリードパイプまたは高温側液ヘッダ12および低温側液ヘッダ16に取り付けられるリードパイプは、冷媒蒸気管18と冷媒液管19がそれぞれ十分に離れる位置に配置される。
上記構成によって気密な冷媒回路を形成しており、冷媒13が高温側熱交換器14→冷媒蒸気管18→低温側熱交換器17→冷媒液管19→高温側熱交換器14の順に循環する。
そして、高温側熱交換器14は高温空気5の流れ方向に対し、高温側液ヘッダ12よりも高温側蒸気ヘッダ11が風上側になるように例えば45度だけ傾斜して配置され、低温側熱交換器17は低温空気6の流れ方向に対し、低温側液ヘッダ16よりも低温側蒸気ヘッダ15が風上側になるように例えば45度だけ傾斜して配置され、高温空気5の流れ方向に対し、高温側熱交換器14が低温側熱交換器17よりも風上側に配置されている。
また、冷媒蒸気管18は低温空気6の流れ方向に対し低温側熱交換器17よりも風下側に配置され、冷媒液管19は高温空気5の流れ方向に対し高温側熱交換器14よりも風下側に配置されている。
また、高温側熱交換器14の左右両端および高温側蒸気ヘッダ11および高温側液ヘッダ12と本体箱10または仕切板9との間は隙間材27、例えばコーキング用シリコンやエプトシーラー、により高温空気5が流入しないようになっており、高温空気5は必ず高温側熱交換器14の冷媒導管24の間を通り、同様に低温側熱交換器17の左右両端および低温側蒸気ヘッダ15および低温側液ヘッダ16と本体箱10または仕切板9との間は隙間材27により低温空気6が流入しないようになっており、低温空気6は必ず低温側熱交換器17の冷媒導管24の間を通る。
続いて、上記の沸騰冷却装置の運転について説明する。
高温部分7では、室内側送風機3により高温空気流入口20から流入した高温空気5が高温側熱交換器14へと送風され、高温側熱交換器14では高温空気5の熱を受熱して高温側熱交換器14内に封入された冷媒13が沸騰蒸発し、密度差により冷媒蒸気管18を流通して低温側熱交換器17へと移動する。このとき冷媒13は蒸発潜熱分の熱量を高温空気5から奪うため高温空気5は冷却され、冷却された高温空気5は高温空気流出口21より電子部品等の収納箱2内へと流出する。
また、低温部分8では、室外側送風機4により低温空気6として外気が低温空気流入口22から流入し、低温側熱交換器17へと送風され、低温側熱交換器17では高温側熱交換器14より移動してきた冷媒13が低温空気6との温度差により凝縮液化し、冷媒13は密度差により冷媒液管19を流通して高温側熱交換器14へと移動する。このとき冷媒13の凝縮潜熱分の熱量が低温空気6により奪われるため、冷媒13が高温空気5より奪った熱が低温空気6に放熱され、低温空気6は低温空気流出口23より外気へ流出する。
上記のように冷媒13が冷媒回路内を自然に循環することで、電子部品等の収納箱2内を冷却することができる。
このような沸騰冷却装置において、高温側熱交換器14および低温側熱交換器17が傾斜することにより、本体箱10の高さ方向を小さくすることができ、また高温空気5が通風する高温部分7の横断面積よりも大きな伝熱面積を備える高温側熱交換器14を設置することが可能となり、同様に低温空気6が通風する低温部分8の横断面積によりも大きな伝熱面積を備える低温側熱交換器17を設置することが可能となるため、沸騰冷却装置1の高さ方向が小さくすることができ、かつ大きな伝熱面積を備える高温側熱交換器14および低温側熱交換器17の設置が可能であるため熱交換効率を低下させずに沸騰冷却装置の小型化が実現できる。
またさらに、冷媒蒸気管18が低温空気6の流れ方向に対し低温側熱交換器17よりも風下側に配置することにより、外気温度が例えば氷点下を下回るような低温時であっても冷媒蒸気管18は低温側熱交換器17にて熱交換された後の空気にのみ晒されるため、冷媒蒸気管18が冷やされて冷媒蒸気管18内で冷媒13が凝縮し冷媒13の流れが妨げられることを防ぐことができ、また電子部品等の収納箱2内の温度が電子部品等の発熱により例えば60℃を超える高温になったとしても、冷媒液管19は高温側熱交換器14にて熱交換された後の空気にのみ晒されるため、冷媒液管19が温められて冷媒13の密度が小さくなり冷媒13の流れが緩慢になることを防ぐことができるので、冷媒蒸気管18が外気に晒されることや冷媒液管19が高温空気5に晒されることを防ぐ部材を必要としないので沸騰冷却装置を小型化でき、熱交換効率を低下させることなく沸騰冷却装置の小型化を実現でき、沸騰冷却装置を小型化できるので、電子部品等の収納箱2の小型化に対応して電子部品等の収納箱2の天面に設置が可能となるので、簡単な構成でコストを抑え、効率良く熱交換が行え、小型で設置の自由度が高い沸騰冷却装置を得ることができる。
またさらに、高温側熱交換器14が高温空気5の流れ方向に対し高温側液ヘッダ12よりも高温側蒸気ヘッダ11が風上側になるように配置され、低温側熱交換器17は低温空気6の流れ方向に対し低温側液ヘッダ16よりも低温側蒸気ヘッダ15が風上側になるように配置され、高温空気5の流れ方向に対し、高温側熱交換器14が低温側熱交換器17よりも風上側に配置されることにより、伝熱フィン25の形成する風路方向が、電子部品等の収納箱2と本体箱10の高温部分7の間にて循環する高温空気5の環状の流れに沿うため、高温側熱交換器14の通気抵抗を低減させることができ、また冷媒蒸気管18および冷媒液管19の曲がり部を少なくすることができ冷媒蒸気管18および冷媒液管19での圧損を最小限に抑えることができるため、配管でのロスを抑えて冷媒循環を効率良く行わせることができるので、簡単な構成でコストを抑え、効率良く熱交換が行える小型の沸騰冷却装置を得ることができる。
またさらに、保持部材26により高温側熱交換器14および低温側熱交換器17を簡単に本体箱10に設置することができ、また保持部材26が冷媒蒸気管18および冷媒液管19の一部を覆うよう配置されることにより冷媒蒸気管18が低温空気6に晒されにくくなり、また冷媒液管19が高温空気5に晒されにくくなることで、冷媒循環をより効率良く行わせることができ、沸騰冷却装置の熱交換効率を向上できる。
またさらに、室外側送風機4が低温空気6の流れ方向に対し風下側に配置されることにより低温空気6が低温側熱交換器17へと通風される前に室外側送風機4を駆動させる原動機の発熱により温めることを防げるので、沸騰冷却装置の熱交換効率を向上できる。
なお、仕切板9は断熱を行わない板金板とすることで、仕切板9を介して高温空気5と低温空気6が熱交換でき、沸騰冷却装置の熱交換効率を向上できる。
なお、仕切板9の表面に凹凸加工を施すことにより表面積を増大させても良く、沸騰冷却装置の熱交換効率を更に向上できる。
なお、冷媒導管24、伝熱フィン25、高温側蒸気ヘッダ11、高温側液ヘッダ12、低温側蒸気ヘッダ15、低温側液ヘッダ16、リードパイプの材質はアルミニウムが好ましく、他にも熱伝導に優れる銅や銀でも良く、これにより沸騰冷却装置の熱交換効率を更に向上できる。
なお、低温部分8において、低温空気6が流入する低温空気流入口22と、低温空気6が流出する低温空気流出口23には、煤塵や異物の侵入を防ぐためにルーバー28を備えても良く、これにより沸騰冷却装置の信頼性を向上できる。
なお、高温側熱交換器14および低温側熱交換器17の傾斜角度は、沸騰冷却装置を小型化でき、冷媒13が密度差により冷媒回路内を循環することを考慮して40〜50度が好ましく、沸騰冷却装置の設置方法に合わせて20度〜70度の間で高温部分7または低温部分8に高温側熱交換器14または低温側熱交換器17が収まるように任意に設定でき、電子部品等の収納箱2のサイズに合わせることができるので、小型で設置の自由度が高い沸騰冷却装置を得ることができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、実施の形態1と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図3に本実施の形態2の沸騰冷却装置の側断面概略図を示す。
図3に示すように、沸騰冷却装置は電子部品等の収納箱2内の側面に設置され、本体箱10の高温部分7の側面の一部に高温空気流入口20が設けられ、本体箱10の低温部分8の側面の一部に高温空気流出口21が設けられ、高温側熱交換器14では高温空気5の流れ方向に対し高温側液ヘッダ12よりも高温側蒸気ヘッダ11が風上側に配置され、低温側熱交換器17では低温空気6の流れ方向に対して低温側液ヘッダ16よりも低温側蒸気ヘッダ15が風上側に配置された構成であり、このとき電子部品等の収納箱2内の高温空気5は高温空気流入口20から高温部分7へと流入し、高温側熱交換器14を経て、高温空気流出口21より電子部品等の収納箱2内へ高温空気5が流出する。
このとき、高温側熱交換器14では高温空気5の流れ方向に対し高温側液ヘッダ12よりも高温側蒸気ヘッダ11が風上側に配置されることで、高温空気5が高温空気流出口21より電子部品等の収納箱2内へ流出する際に高温空気流入口20から遠ざかる方向に向き易くなるように伝熱フィン25の形成する風路方向が高温空気5の流れに沿うため、電子部品等の収納箱2内の空気を全体的に撹拌でき、電子部品等の収納箱2へと流出した空気がショートサーキットすることを防ぎ、沸騰冷却装置の熱交換効率を向上できる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3は、実施の形態1または2と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図4に本実施の形態3の沸騰冷却装置の側断面概略図を示す。
図4に示すように、沸騰冷却装置は電子部品等の収納箱2の天面に設置され、仕切板9が高温空気5の風向板を兼ねる構成であり、高温空気流入口20より流入した高温空気5が高温側熱交換器14を通過した後に高温空気流出口21より電子部品等の収納箱2内に流出する際に、高温空気5の流れ方向が高温空気流入口20から最も離れるようにすることができるため、効率良く熱交換を行える沸騰冷却装置を得ることができる。
またさらに、仕切板9の表面積が増大するために、仕切板9上を介して行われる高温空気5と低温空気6の熱交換の熱量が増大するため、沸騰冷却装置の熱交換効率を向上させることができる。
なお、室内側送風機3を高温側熱交換器14と平行になるように傾けても良く、このとき高温空気5の流れ方向が伝熱フィン25により形成させる風路方向に沿いやすくなるため、室内側送風機3の消費電力を低減できる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4は、実施の形態1乃至3と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5(a)に本実施の形態4の沸騰冷却装置の側断面概略図、図5(b)に熱交換器部分の斜視概略図を示す。
図5(a)に示すように、沸騰冷却装置は高温空気5の流れ方向に高温側熱交換器14を2つ備え、かつ低温空気6の流れ方向に低温側熱交換器17を2つ備え、冷媒蒸気管18を2つ備え、冷媒液管19を2つ備えており、高温側熱交換器14を1つと低温側熱交換器17を1つと冷媒蒸気管18を1つと冷媒液管19を1つで1つの冷媒回路を形成し、冷媒回路を高温空気5もしくは低温空気6の流れ方向に並べて配置し、隣接する冷媒回路同士で冷媒蒸気管18が高温側蒸気ヘッダ11および低温側蒸気ヘッダ15に接続する位置を、冷媒導管24に平行な平面に対し左右対称とし、同様に冷媒液管19が高温側液ヘッダ12および低温側液ヘッダ16に接続する位置を冷媒導管24に平行な平面に対し左右対称とした構成であり、2つの冷媒回路を本体箱10内に設置することで大きな伝熱面積を確保することができ、また高温側熱交換器14または低温側熱交換器17内で左右方向に冷媒循環の偏りが生じて高温空気5の流れ方向の高温側熱交換器14の風下側または低温空気6の流れ方向の低温側熱交換器17の風下側にて左右方向に温度分布の偏りが生じたとしても2つの冷媒回路で冷媒蒸気管18および冷媒液管19のレイアウトを左右対称に配置することにより1つの冷媒回路で生じる高温空気5または低温空気6の温度分布の左右方向の偏りを2つの冷媒回路を通過させることで解消できるので、電子部品等の収納箱2内に安定して均一温度の空気を循環させることができ、効率良く熱交換を行える沸騰冷却装置を得ることができる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5は、実施の形態1乃至4と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6(a)に本実施の形態5の沸騰冷却装置を示す側断面図、図6(b)に熱交換器部分の斜視概略図を示す。
図6に示すように、沸騰冷却装置は、冷媒蒸気管18および冷媒液管19を2つずつ備え、冷媒蒸気管18および冷媒液管19は仕切板9に対し固定されており、冷媒蒸気管18および冷媒液管19により高温側熱交換器14および低温側熱交換器17を保持するとした構成であり、2つの冷媒蒸気管18が高温側蒸気ヘッダ11および低温側蒸気ヘッダ15の両端をそれぞれ接続し、2つの冷媒液管19が高温側液ヘッダ12と低温側液ヘッダ16の両端をそれぞれ接続することで、高温側熱交換器14および低温側熱交換器17内で、左右方向の冷媒循環の流れの偏りが少なくなるので、効率良く熱交換を行うことができる。
またさらに、仕切板9に固定された2つの冷媒液管19および2つの冷媒蒸気管18が高温側熱交換器14および低温側熱交換器17を2点で所定の位置に保持でき、保持部材としての機能を兼ねることで、簡単な構成でコストを抑え、効率良く熱交換を行うことができる小型の沸騰冷却装置を得ることができる。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6は、実施の形態1乃至5と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7に本実施の形態6の沸騰冷却装置の熱交換器部分の斜視概略図を示す。
図7に示すように、沸騰冷却装置は冷媒液管19と高温側液ヘッダ12が接続する部分に冷媒液溜29を備えた構成であり、冷媒液溜29に冷媒13を蓄えることができるので、冷媒回路内の冷媒13が漏れたとしても、所定の冷媒封入量を維持することができるので、熱交換効率の低下させることなく効率良く熱交換を行うことができる沸騰冷却装置を得ることができる。
なお、冷媒液溜29は、内圧が高くなったとしても変形や破損しにくいように、円筒形状の容器や球形状の容器であることが好ましく、これにより沸騰冷却装置の信頼性を向上できる。
(実施の形態7)
本発明の実施の形態7は、実施の形態1乃至6と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8に本実施の形態7の沸騰冷却装置の側断面概略図を示す。
図8に示すように、沸騰冷却装置は高温側蒸気ヘッダ11および低温側液ヘッダ16に、仕切板9とそれぞれ熱的に接続する伝熱部材30を備えた構成であり、伝熱部材30は例えばヒートパイプのような熱伝導率の高い部材であり、高温空気5の熱を低温空気6へと放熱することを補助的に促進し、効率良く熱交換を行うことができる沸騰冷却装置を得ることができる。
なお、伝熱部材30は高熱伝導性のシリコンでも良く、このとき高温側熱交換器14の左右両端および高温側蒸気ヘッダ11および高温側液ヘッダ12と本体箱10または仕切板9との間を埋める隙間材27を兼ねることができ、同様に低温側熱交換器17の左右両端および低温側蒸気ヘッダ15および低温側液ヘッダ16と本体箱10または仕切板9との間を埋める隙間材27を兼ねることができ、簡単な構成で沸騰冷却装置の熱交換効率を更に向上できる。
(実施の形態8)
本発明の実施の形態8は、実施の形態1乃至7と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図9に本実施の形態8の沸騰冷却装置の側断面概略図を示す。
図9に示すように、沸騰冷却装置は冷媒蒸気管18に封止弁31を備えたものであり、冬季や夜間で熱交換が必要ないときに、封止弁31を閉じることで冷媒13の循環を止めて熱交換を止めることができるので、電子部品等の収納箱2内の温度が低下しすぎることを防ぎ、電子部品等の収納箱2内の温度を安定して保持することができる沸騰冷却装置を得ることができる。
なお、封止弁31は電磁バルブであることが好ましく、電子部品等の収納箱2内の温度に応じて開閉を制御され、電子部品等の収納箱2内の温度が例えば30℃を下回ってから徐々に封止弁31が閉じ始め、例えば5℃を下回った場合には完全に封止弁31が閉じるように制御されることで、電部品等の収納箱2内の温度を例えば5℃以上に保つことができるので、沸騰冷却装置の信頼性を更に向上できる。
本発明に係る沸騰冷却装置は、簡単な構成で冷媒循環を効率良く行うことができ、電子部品の小型化に対応して設置の自由度が高く、コストを抑え、効率良く熱交換を行う小型の沸騰冷却装置として有用である。
1 沸騰冷却装置
2 収納箱
3 室内側送風機
4 室外側送風機
5 高温空気
6 低温空気
7 高温部分
8 低温部分
9 仕切板
10 本体箱
11 高温側蒸気ヘッダ
12 高温側液ヘッダ
13 冷媒
14 高温側熱交換器
15 低温側蒸気ヘッダ
16 低温側液ヘッダ
17 低温側熱交換器
18 冷媒蒸気管
19 冷媒液管
20 高温空気流入口
21 高温空気流出口
22 低温空気流入口
23 低温空気流出口
24 冷媒導管
25 伝熱フィン
26 保持部材
27 隙間材
28 ルーバー
29 冷媒液溜
30 伝熱部材
31 封止弁

Claims (14)

  1. 高温空気が通風する高温部分が下部に、低温空気が通風する低温部分が上部になるように仕切板により仕切られた本体箱内にあって、前記高温部分に配置され上側に高温側蒸気ヘッダおよび下側に高温側液ヘッダを備え前記高温空気から受熱し沸騰蒸発する冷媒が内部に封入された少なくとも1つの高温側熱交換器と、前記低温部分に配置され上側に低温側蒸気ヘッダおよび下側に低温側液ヘッダを備え前記高温側熱交換器と連通して沸騰蒸発した前記冷媒の蒸気が前記低温空気へと放熱を行い前記冷媒を凝縮液化させる少なくとも1つの低温側熱交換器と、前記仕切板を貫通し前記高温側蒸気ヘッダと前記低温側蒸気ヘッダとを連通する少なくとも1つの冷媒蒸気管と、前記仕切板を貫通し前記高温側液ヘッダと前記低温側液ヘッダとを連通する少なくとも1つの冷媒液管とを備え、前記冷媒が、前記高温側熱交換器、次に前記冷媒蒸気管、次に前記低温側熱交換器、次に前記冷媒液管、再び前記高温側の順に循環する冷媒回路を形成し、前記冷媒回路内を前記冷媒が相変化を伴いながら循環することで、前記高温空気の熱を前記低温空気へと放熱させる沸騰冷却装置であって、前記高温側熱交換器は高温空気の流れ方向に対し、鋭角または鈍角に所定の角度だけ傾斜し、前記低温側熱交換器は低温空気の流れ方向に対し、鋭角または鈍角に所定の角度だけ傾斜し、前記冷媒蒸気管が前記低温空気の流れ方向に対し、前記低温側熱交換器よりも風下側に配置されることを特徴とする沸騰冷却装置。
  2. 冷媒液管が高温空気の流れ方向に対し、高温側熱交換器よりも風下側に配置されることを特徴とする請求項1記載の沸騰冷却装置。
  3. 冷媒蒸気管および冷媒液管を1つずつ備え、前記冷媒蒸気管が高温側蒸気ヘッダおよび低温側蒸気ヘッダのそれぞれいずれか一方の端同士を接続し、前記冷媒液管が前記高温側液ヘッダと前記低温側液ヘッダのそれぞれ他方の端同士を接続することを特徴とする請求項1または2に記載の沸騰冷却装置。
  4. 高温空気の流れ方向と低温空気の流れ方向が対向し、前記高温空気の流れ方向に対し高温側熱交換器が低温側熱交換器よりも風上側に配置されることを特徴とする請求項3に記載の沸騰冷却装置。
  5. 本体箱が電子部品等の収納箱の天面に設置し、高温側熱交換器では高温空気の流れ方向に対し高温側蒸気ヘッダよりも高温側液ヘッダが風上側に配置され、低温側熱交換器では低温空気の流れ方向に対し低温側蒸気ヘッダよりも低温側液ヘッダが風上側に配置されることを特徴とする請求項4に記載の沸騰冷却装置。
  6. 本体箱が電子部品等の収納箱の側面に設置し、高温側熱交換器では高温空気の流れ方向に対し高温側液ヘッダよりも高温側蒸気ヘッダが風上側に配置され、低温側熱交換器では低温空気の流れ方向に対して低温側液ヘッダよりも低温側蒸気ヘッダが風上側に配置されることを特徴とする請求項4に記載の沸騰冷却装置。
  7. 仕切板が高温空気の風向板を兼ねることを特徴とする請求項5または6に記載の沸騰冷却装置。
  8. 高温空気の流れ方向に高温側熱交換器を複数備え、かつ低温空気の流れ方向に低温側熱交換器を複数備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の沸騰冷却装置。
  9. 高温側熱交換器および低温側熱交換器を複数備え、冷媒回路を複数形成し、隣接する前記冷媒回路同士で、冷媒蒸気管が高温側蒸気ヘッダおよび低温側蒸気ヘッダに接続する端部の位置を左右対称とし、同様に、冷媒液管が高温側液ヘッダおよび低温側液ヘッダに接続する端部の位置を左右対称とすることを特徴とする請求項3または8に記載の沸騰冷却装置。
  10. 高温側熱交換器および低温側熱交換器を所定の姿勢に保持する保持部材を備え、保持部材と本体箱の間に冷媒蒸気管および冷媒液管を配置することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の沸騰冷却装置。
  11. 冷媒蒸気管および冷媒液管を2つずつ備え、前記冷媒蒸気管および前記冷媒液管により高温側熱交換器および低温側熱交換器を保持することを特徴とする請求項1または2に記載の沸騰冷却装置。
  12. 冷媒液管と高温側液ヘッダが接続する部分に冷媒を溜めることができる冷媒液溜を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の沸騰冷却装置。
  13. 高温側蒸気ヘッダおよび低温側液ヘッダに、仕切板とそれぞれ熱的に接続する伝熱部材を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の沸騰冷却装置。
  14. 冷媒蒸気管に封止弁を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の沸騰冷却装置。
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