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JP2011033105A - プッシュリベット - Google Patents

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JP2011033105A
JP2011033105A JP2009179223A JP2009179223A JP2011033105A JP 2011033105 A JP2011033105 A JP 2011033105A JP 2009179223 A JP2009179223 A JP 2009179223A JP 2009179223 A JP2009179223 A JP 2009179223A JP 2011033105 A JP2011033105 A JP 2011033105A
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connecting leg
leg portion
pin
rivet
push rivet
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JP2009179223A
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English (en)
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Kiyoshi Harada
清嗣 原田
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Publication date
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Priority to KR1020127003298A priority patent/KR20120030161A/ko
Priority to US13/387,980 priority patent/US20120148371A1/en
Priority to EP10804550A priority patent/EP2461051A4/en
Priority to PCT/JP2010/062907 priority patent/WO2011013804A1/ja
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B19/00Bolts without screw-thread; Pins, including deformable elements; Rivets
    • F16B19/04Rivets; Spigots or the like fastened by riveting
    • F16B19/08Hollow rivets; Multi-part rivets
    • F16B19/10Hollow rivets; Multi-part rivets fastened by expanding mechanically
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
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    • F16B19/1027Multi-part rivets
    • F16B19/1036Blind rivets
    • F16B19/1081Blind rivets fastened by a drive-pin
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    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B5/00Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them
    • F16B5/04Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of riveting

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

【課題】内部に砂利等の異物が入らないような構造であるとともに、異物等が入っても、ピンをリベットから抜去する際に、異物等が除去できるようにしたプッシュリベットを提供する。
【解決手段】連結脚部112および分割脚部113は、上端部において、内部方向に突設され、先端に向かうに従って内方に傾斜するテーパー面115を有する膨出部114が成形されている。前記膨出部114は、ピンの凹溝と係合し、前記分割脚部113を拡径することにより、被取付部材を固定することができる。前記連結脚部112は、内方において、前記ピンの軸部先端を覆う大きさの防護片119が設けられている。前記防護片は、前記ピンを抜く際に、前記連結脚部112が縮径することにより、外形が変形するとともに、前記防護片119も動くために、固まった状態で付着した砂利等に外力が与えられ、前記連結脚部112をより抜け易い状態にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、砂利等の異物が内部に入らないような形状・構造であるとともに、前記異物等が入っても、ピンをリベット本体から抜去する際に、前記異物等が除去できるようにした構造のプッシュリベットに関するものである。本発明は、二つの被取付部材に設けられた挿通孔に、リベット本体を嵌挿し、その後、前記リベット本体の孔にピンを圧入することにより、前記リベット本体の脚部を拡径して、前記被取付部材を取り付けることができるプッシュリベットに関するものである。
図7は被取付部材に従来のプッシュリベットを取り付けた状態を説明するための図である。従来のプッシュリベットは、たとえば、特開平5−302609号公報に記載されているタイプのものがある。図7において、前記プッシュリベット41は、雌部材42と、雄部材43とから少なくとも構成されている。前記雌部材42は、パネル45、46に形成された取付孔47に挿入する連結脚部412と、前記連結脚部412の内部に突設されたテーパー面を有する係止突起414とから構成されている。前記雄部材43は、前記連結脚部412に成形されているピン進入孔47に圧入する軸部422と、前記軸部422に成形され、前記連結脚部412の内側に成形された係止突起414が係止する凹部423とから構成されている。
前記プッシュリベット41は、前記連結脚部412をパネル45、46に形成された取付孔47に挿入した後、ピンの軸部43を前記連結脚部412の内部に圧入する。前記連結脚部412は、前記テーパー面を有する係止突起414が前記連結脚部412を外方に拡径することにより、前記パネル45、46に結合される。
特開平5−302609号公報
図7に記載されたプッシュリベット41は、雌部材42に雄部材43を圧入して、パネル45、46に取り付けた後、前記雌部材42と雄部材43の嵌合を解除したい場合、砂利等の異物が付着していると、解除が容易にできないという問題があった。また、前記プッシュリベット41は、フェンダー、タイヤハウス、パンパー等の場所で使用する場合、下方から上方に向けて取り付けられる。前記場所で使用されるプッシュリベット41は、風雨に晒される場合が多く、砂利、泥、水分等がモルタル状態になり、乾燥して付着、あるいは隙間に入り込む。前記状態のプッシュリベットは、雌部材から雄部材を抜去することができなくなるという問題があった。
以上のような課題を解決するために、本発明は、分割脚部の内部に防護片を設けることにより、リベット本体およびピンに砂利等の異物が進入し難いプッシュリベットを提供することを目的とする。また、本発明は、リベット本体からピンを抜去する際に、付着している砂利等の異物が剥離し易い形状のプッシュリベットを提供することを目的とする。さらに、本発明は、ピンに入った砂利等の異物が排出し易く、リベット本体の分割脚部からピンを抜く際に、前記異物が剥離し易い構造にしたプッシュリベットを提供することを目的とする。
(第1発明)
本発明のプッシュリベットは、被取付部材を固定する際に、内部に異物が入り難い形状に成形したものであり、;
挿通孔が設けられているフランジ部と、前記フランジ部から上方に向かって突設され、頂点において互いに連結されている一対の連結脚部と、前記連結脚部の内部における上部に設けられた異物の進入を防護する防護片と、前記フランジ部から上方に向かって、前記一対の連結脚部の間にスリットを形成するように突設されている少なくとも一対の分割脚部と、前記連結脚部および前記分割脚部の内部方向に突設され、先端に向かうに従って内方に傾斜するテーパー面を有する膨出部とから少なくとも構成されているリベット本体と;
前記フランジ部に嵌合する頭部と、前記頭部から上方に向かって突設されているとともに、内部に空洞が設けられている軸部と、前記軸部の側部に成形され、前記連結脚部および分割脚部が前記スリットにスライド嵌合するとともに、前記各脚部の膨出部に係合することにより連結脚部を拡径する凹溝とから少なくとも構成されているピンと;
を有することを特徴とする。
(第2発明)
第2発明のプッシュリベットにおいて、前記防護片は、前記連結脚部の内部に膨大部を備えていることを特徴とする。
(第3発明)
第3発明のプッシュリベットにおいて、前記防護片は、前記連結脚部の内部に、複数が備えられていることを特徴とする。
(第4発明)
第3発明のプッシュリベットにおいて、前記防護片は、前記連結脚部における高さの異なる位置に設けられていることを特徴とする。
(第5発明)
第5発明のプッシュリベットにおいて、前記防護片は、連結脚部の変形を妨げない弾性を備えていることを特徴とする。
(第6発明)
第6発明のプッシュリベットにおいて、前記防護片は、上部側の下面と、下部側の上面に凸起を設けたことを特徴とする。
(第7発明)
第7発明のプッシュリベットにおいて、前記防護片は、連結脚部の内部において、互いに連結されて一体に成形されていることを特徴とする。
本発明によれば、連結脚部の内部に防護片を設けることにより、リベット本体およびピンに砂利等の異物が進入し難い構造にした。
本発明によれば、連結脚部および分割脚部は、先端に向かうに従って内方に傾斜するテーパー面を有する膨出部が成形されているため、ピンに成形されている凹溝と係合し、前記連結脚部を拡径することにより、被取付部材の挿通孔に容易に固定される。
本発明によれば、前記ピンの軸部は、内部の横方向に貫通する空洞が設けられているため、前記軸部を抜去する際に、砂利等の異物が内部に入っていても、剥がれ易く、前記空洞から排出し易い構造になっている。
本発明によれば、プッシュリベットは、ピンを下方に抜く際に、連結脚部と分割脚部とによってできるスリットの構造により、砂利等が剥がれ易く、かつ、抜け易い構造になっている。
本発明によれば、連結脚部は、内部において、互いに対向した位置に防護片が設けられているため、プッシュリベットにおけるリベット本体とピンとを結合させる際の弾性による結合強度を所望の固さに設計することが容易にできる。
(イ)および(ロ)は本発明の実施例であり、被取付部材の取付孔に嵌合するリベット本体の構造を説明するための異なる方向から見た一部断面図である。(実施例1) (イ)および(ロ)は本発明の実施例であり、被取付部材の取付孔に嵌合するリベット本体の構造を説明するための斜視図である。(実施例1) (イ)および(ロ)は本発明の実施例であり、ピンの構造を説明するための異なる方向から見た図である。(実施例1) (イ)本発明の実施例であり、ピンの構造を説明するための上面図、(ロ)は斜視図である。(実施例1) 本発明の実施例であるリベット本体とピンをパネルに圧入した状態を説明するための図である。 本発明の他の実施例であるリベット本体に設けられた防護片が互いに連結された状態の例を説明するための図である。(実施例2) 被取付部材に従来のプッシュリベットを取り付けた状態を説明するための図である。
(第1発明)
本発明は、たとえば、フェンダー、タイヤハウス、バンパー等風雨、あるいは泥や埃等に曝される場所に使用する取り付け具であり、被取付部材に対して、上方に向かって固定するプッシュリベットに関するものである。また、本発明のプッシュリベットは、上下反対に使用することも可能である。特に、本発明のプッシュリベットは、砂利等の異物がプッシュリベットの内部に入った場合、解体する際に、内部に侵入して、付着していた異物を剥がして、排出し易い形状にしたものである。
本発明のプッシュリベットは、リベット本体と、前記リベット本体に圧入するピンとから構成されており、リベット本体を重ねられた被取付部材の開孔部に挿入した後、ピンを前記リベット本体の孔に圧入することで、前記二つの被取付部材が固定される。前記リベット本体は、フランジ部と、連結脚部と、分割脚部と、防護片と、膨出部とから少なくとも構成されている。また、前記ピンは、頭部と、軸部と、凹溝、空洞部とから少なくとも構成されている。
前記リベット本体のフランジ部は、フランジの中央部に前記ピンを圧入する挿通孔が成形されている。前記連結脚部は、少なくとも一対が前記フランジ部の基部から上方に向かって一体に突設され、最上部において連結されている。また、前記連結脚部は、ピンとの係合に際するバネ性を考慮して長さ、幅、厚さ等が決められている。前記分割脚部は、前記フランジ部の基部から上方に向かって、前記一対の連結脚部の間にスリットを形成するように一体に突設されている。また、前記分割脚部は、前記連結脚部の間に複数対を一体に設けることができる。
前記連結脚部および前記分割脚部は、上端部において、内部方向に突設され、先端に向かうに従って内方に傾斜するテーパー面を有する膨出部が成形されている。前記膨出部は、後述するピンの凹溝と係合し、前記分割脚部を拡径することにより、被取付部材を固定することができる。前記連結脚部は、内方において、前記ピンの軸部先端を覆う大きさの防護片が設けられている。前記防護片は、前記ピンを抜く際に、前記連結脚部が縮径することにより、外形が変形するとともに、前記防護片も動くために、固まった状態で付着した砂利等に外力が与えられ、前記連結脚部をより抜け易い状態にする。
前記ピンは、頭部と、軸部と、凹溝と、空洞とから少なくとも構成されている。前記頭部は、前記リベット本体のフランジに設けられた挿通孔に嵌合して固定される形状をしている。前記軸部は、前記頭部の基部から上方に向かって一体に突設されているとともに、内部の横方向に貫通する空洞が設けられている。砂利等の異物は、前記空洞の内部に入っても、前記ピンを解除した場合に、剥がれ易く、前記空洞から排出し易い構造になっている。
また、前記軸部は、断面がほぼ方形に成形され、その角部が前記連結脚部および分割脚部によって成形される前記スリットにスライド嵌合するととも、前記角部によって凹溝が成形されている。前記軸部は、前記リベット本体に圧入され、前記スリットと、前記連結脚部および分割脚部に沿って移動し、前記連結脚部および/または前記分割脚部の膨出部に係合しながら、前記連結脚部および/または前記分割脚部を拡径する。前記軸部は、段部を設けることができ、たとえば、連結脚部における膨出部が乗り越えた後に受け入れられる。
前記軸部は、側部に沿って凹溝が設けられているため、断面形状が方形から構成されることが望ましい。また、凹溝を構成する4つの角部は、前記連結脚部および分割脚部によって形成されるスリットをガイドにして圧入および抜去することができる。
(第2発明)
第2発明のプッシュリベットにおいて、前記防護片は、前記連結脚部の内部に膨大部を備えている。前記膨大部は、ピンの先端部とほぼ同じか、やや大きめの平面である。前記リベット本体とピンとを嵌合した場合、前記膨大部は、前記ピンの先端部を覆う大きさのもので、ピンの内部に異物が入るのを防止するためのものである。
(第3発明)
第3発明のプッシュリベットにおいて、前記防護片は、前記連結脚部の内部から複数個が設けられる。また、前記防護片は、前記リベット本体とピンとを嵌合した場合、前記軸部の先端部により、上方に押し上げるように作用する。前記防護片は、前記リベット本体とピンの嵌合を解除した場合、押し上げられていた状態から、元の位置に戻る力が働くため、付着されていた異物等を剥離することができる。
(第4発明)
第4発明のプッシュリベットにおいて、前記防護片は、前記連結脚部の異なる高さ位置で、互いに一部が重なり合うように設けられている。前記防護片は、前記リベット本体とピンの嵌合を解除して元の位置に戻る際に、前記重ねられた位置が変わるため、付着されていた異物等を剥離することができる。
(第5発明)
第5発明のプッシュリベットにおいて、前記防護片は、連結脚部が拡径または縮径する際の変形を妨げない弾性を持たせている。前記防護片は、前記リベット本体とピンの嵌合および解除に際し、前記連結脚部に弾性を持たせるとともに、付着された異物を剥離するための動きを行うことができる。
(第6発明)
第6発明のプッシュリベットにおいて、前記防護片は、前記連結脚部の両側から突出しており、一方の上部側の下面と、他方の下部側の上面に凸起が設けられている。前記凸起は、前記連結脚部が拡縮または拡径する際に変形し、固まった異物自体を動かして、剥離し易くしている。
(第7発明)
第7発明のプッシュリベットにおいて、前記防護片は、連結脚部の内部において、互いに連結されて一体に成形されている。前記防護片と連結脚部は、適度に変形し、リベット本体と、ピンとの連結および解体に都合のよいバネ性を有するように一体に成形されている。
本発明は、第1実施例であるプッシュリベットを図1から図5にしたがって説明する。本発明のプッシュリベットは、たとえば、フェンダー、タイヤハウス、バンパー等風雨、あるいは泥や埃等に曝される場所に使用する取り付け具であり、被取付部材に対して、上方に向かって固定するものである。また、本発明のプッシュリベットは、図1から図5に示す方向と上下反対に使用することも可能である。特に、本発明のプッシュリベットは、砂利等の異物がプッシュリベットの内部に入り難く、たとえ、入った場合でも、解体する際に、前記異物を排出し易い形状にしたものである。
本発明のプッシュリベットは、リベット本体(図1および図2参照)と、前記リベット本体に圧入するピン(図3および図4参照)とから構成されている。前記リベット本体は、重ねられた被取付部材の開孔部に嵌挿した後、ピンを前記リベット本体の孔に圧入することで、前記二つの被取付部材が固定される(図5参照)。
図1(イ)および(ロ)は本発明の実施例であり、被取付部材の取付孔に嵌合するリベット本体の構造を説明するための異なる方向から見た一部断面図である。図2(イ)および(ロ)は本発明の実施例であり、被取付部材の取付孔に嵌合するリベット本体の構造を説明するための斜視図である。図1および図2において、前記リベット本体11は、フランジ部111と、連結脚部112と、分割脚部113、113′と、それぞれの内部に設けられた膨出部114とから少なくとも構成されている。前記膨出部114は、符号114−1、114−2、114−3、114−4がほぼ同じ位置に成形されている。
前記リベット本体11のフランジ部111は、フランジの中央部に前記ピン(図3、図4符号21参照)を圧入する挿通孔118が成形されている。前記連結脚部112は、前記フランジ部111の基部から上方に向かって一体に突設されており、上部において連結されている。前記連結脚部112は、前記連結部の上部において、連結突部112′が設けられており、前記ピン21と係合する際のバネ性を考慮してこれらの長さ、幅、厚さ、膨らみ等が決められている。
前記連結脚部112は、上部において、内方の両側から突出するとともに、ピン(図3、図4参照)の軸部先端を覆う大きさの防護片119、119′が設けられている。前記防護片119、119′は、砂利等の異物の侵入を防護するだけでなく、前記ピンを抜く際に、前記連結脚部112が縮径することにより、外形が変形するとともに、前記防護片119、119′も動くために、固まった状態で付着した砂利等に外力が与えられ、前記連結脚部112をより抜け易い状態にする。
前記防護片119、119′は、ピンの先端部とほぼ同じか、やや大きめの平面である。前記防護片119、119′は、先端部に下方向きの膨大部120と、上方向きの膨大部120′を備えることができる。前記膨大部120、120′の下端または上端には、前記防護片119、119′が互いに接触するような形状の小突起121、121′が形成されている。
前記リベット本体11にピン21を圧入した場合、前記防護片119、119′は、前記ピン21の先端部を覆うとともに、前記小突起121、121′が接触し、内部に異物が入るのを防止することができる。また、前記膨大部120、120′および小突起121、121′は、ピン21を抜く際に、互いに変形することにより、前記防護片119、119′近傍の砂利等の異物を剥がすことができる。
また、前記防護片119、119′は、図において、2個の場合であり、1個または3個以上にすることができる。前記連結脚部の内部から複数個が設けられる。また、前記防護片119、119′は、前記リベット本体11にピン21を圧入した場合、後述するピンの軸部の先端部により、上方に押し上げるように作用する。前記防護片119、119′は、前記リベット本体11とピン21の嵌合を解除した場合、押し上げられていた状態から、元の位置に戻る力が働くため、付着されていた異物等を剥離することができる。
前記防護片119、119′は、前記連結脚部112の異なる高さ位置で、互いに一部が重なり合うように設けられている。前記防護片119、119′は、前記リベット本体11とピン21の嵌合を解除して元の位置に戻る際に、前記重ねられた位置が変わるため、付着されていた異物等を剥離することができる。
前記防護片119、119′は、連結脚部112が拡径または縮径する際の変形を妨げない弾性を持たせている。前記防護片119、119′は、前記リベット本体11とピン21の嵌合および解除に際し、前記連結脚部112に弾性を持たせるとともに、付着された異物を剥離するための動きを行うことができる。
前記分割脚部113、113′は、前記フランジ部111の基部から上方に向かって、前記一対の連結脚部112の間にスリット116、116′を形成するように一体に突設されている。また、前記分割脚部113、113′は、図において、一対であるが、前記連結脚部112の間に複数対を一体に設けることができる。また、前記分割脚部113、113′は、ほぼ頂部において、前記連結脚部112の膨出部114が同じ位置になるように設けられている。
前記連結脚部112および前記分割脚部113、113′は、上端部において、内部方向に突設され、先端に向かうに従って内方に傾斜するテーパー面115を有する膨出部114が成形されている。前記膨出部114は、後述するピン21の凹溝と係合し、前記連結脚部112を拡径することにより、被取付部材を固定することができる。前記膨出部114は、図において、符号114−1、114−2、114−3、114−4として示されている。
図3(イ)および(ロ)は本発明の実施例であり、ピンの構造を説明するための異なる方向から見た図である。図4(イ)は本発明の実施例であり、ピンの構造を説明するための上面図、(ロ)は斜視図である。図3および図4において、ピン21は、頭部211と、軸部212と、凹溝215、215′と、空洞部214、214′とから少なくとも構成されている。前記頭部211は、前記リベット本体11のフランジ111に設けられた挿通孔118に嵌合して固定される形状をしている。
前記軸部212は、前記頭部211の基部から上方に向かって一体に突設されているとともに、内部の横方向に貫通する空洞部214、214′が設けられている。砂利等の異物は、前記空洞部214、214′の内部に入り、さらに、奥に入らない構造になっている。また、前記砂利等の異物は、前記リベット本体11から前記ピンを解除した場合に、剥がれ易く、前記空洞部214、214′から排出し易い構造になっている。
また、前記軸部21は、断面がほぼ方形に成形され、その角部213−1、213−2、213−3、213−4が前記連結脚部112および分割脚部113、113′によって成形される前記スリット116にスライド嵌合するとともに、前記角部213−1、213−2、213−3、213−4の間に凹溝215、215′が成形されている。
前記軸部21は、前記リベット本体11に圧入され、前記スリット116と、前記連結脚部112および分割脚部113、113′に沿って移動し、前記連結脚部112および/または前記分割脚部113、113′の膨出部114に係合しながら、前記連結脚部112を拡径する。前記軸部21は、凹溝215′に凸起部216を設け、その上部に段差部217′を設ける。前記段差部217′は、連結脚部112における膨出部114が乗り越えた後に受け入れる場所となり、前記リベット本体11から分離ができないようにする。前記リベット本体11とピン21との抜去は、前記段差部217′をの乗り越えるだけの外力を与えることにより達成できる。
前記軸部21は、側部に凹溝215、215′、凸起部216が設けられているため、断面形状が方形から構成されることが望ましい。また、凹溝215、215′、凸起部216、段差部217′等を構成する4つの角部は、前記連結脚部112および分割脚部113、113′によって形成されるスリット116、116′をガイドにして圧入および抜去することができる。
前記リベット本体11とピン21の構造および形状は、砂利等の異物の付き具合、あるいは前記ピン21をリベット本体11から解除する際の前記異物等の剥がれ具合を試行錯誤によって得られたものである。
図5は本発明の実施例であるリベット本体とピンをパネルに圧入した状態を説明するための図である。図5において、パネル31、32は、貫通孔33が設けられている。前記リベット本体11は、前記貫通孔33に嵌挿された後、ピン21が圧入される。前記ピン21の圧入は、連結脚部112を拡径させ、パネル31、32を取り付けることができる。
前記分割脚部113、113′、および連結脚部112の形状は、上端に向かうに従って幅広となるテーパー面115が成形されている。前記形状の分割脚部113、113′、および連結脚部112は、前記ピン21を下方に抜く際に、下方に行くにしたがい、徐々に幅が狭くなるため、スリット116、116′との隙間が徐々に大きくなり、砂利等が剥がれ易く、かつ、抜け易くなる。
図6は本発明の他の実施例であるリベット本体に設けられた防護片が互いに連結された状態の例を説明するための図である。図6において、連結脚部61は、内部上部に前記防護片62が設けられている。前記防護片62は、前記連結脚部61と一体になっており、図示のように山形となり、中央部に膨大部621が設けられている。前記膨大部621は、連結突部611とともに、リベット本体の弾性を決めることができる。前記防護片62と連結脚部61は、適度に変形し、リベット本体と、ピンとの連結および解体に都合のよいバネ性を有するように一体に成形されている。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。本発明のプッシュリベットは、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱しない限り、リベット本体、ピンの形状および材質が変更できることはいうまでもない。
11・・・リベット本体
111・・・フランジ
112・・・連結脚部
112′・・・連結突部
113、113′・・・分割脚部
114・・・膨出部
115・・・テーパー面
116・・・スリット
118・・・挿通孔
119、119′・・・防護片
120、120′・・・膨大部
121、121′・・・小凸起
21・・・ピン
211・・・頭部
212・・・軸部
213・・・スリット嵌入突部
214・・・空洞部
215・・・凹溝
216・・・凸起部
217・・・段差部

Claims (7)

  1. 被取付部材を固定する際に、内部に異物が入り難い形状に成形したプッシュリベットにおいて;
    挿通孔が設けられているフランジ部と、
    前記フランジ部から上方に向かって突設され、頂点において互いに連結されている一対の連結脚部と、
    前記連結脚部の内部における上部に設けられた異物の進入を防護する防護片と、
    前記フランジ部から上方に向かって、前記一対の連結脚部の間にスリットを形成するように突設されている少なくとも一対の分割脚部と、
    前記連結脚部および前記分割脚部の内部方向に突設され、先端に向かうに従って内方に傾斜するテーパー面を有する膨出部と、
    から少なくとも構成されているリベット本体と;
    前記フランジ部に嵌合する頭部と、
    前記頭部から上方に向かって突設されているとともに、内部に空洞が設けられている軸部と、
    前記軸部の側部に成形され、前記連結脚部および分割脚部が前記スリットにスライド嵌合するとともに、前記各脚部の膨出部に係合することにより連結脚部を拡径する凹溝と、
    から少なくとも構成されているピンと;
    を有することを特徴とするプッシュリベット。
  2. 前記防護片は、前記連結脚部の内部に膨大部を備えていることを特徴とする請求項1に記載されたプッシュリベット。
  3. 前記防護片は、前記連結脚部の内部に、複数が備えられていることを特徴とする請求項1に記載されたプッシュリベット。
  4. 前記防護片は、前記連結脚部における高さの異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項3に記載されたプッシュリベット。
  5. 前記防護片は、連結脚部の変形を妨げない弾性を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4に記載されたプッシュリベット。
  6. 前記防護片は、上部側の下面と、下部側の上面に凸起を設けたことを特徴とする請求項1から請求項5に記載されたプッシュリベット。
  7. 前記防護片は、連結脚部の内部において、互いに連結されて一体に成形されていることを特徴とする請求項1に記載されたプッシュリベット。
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