JP2011017383A - フレーム構造のコーナー部用連結装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】略L字状のコーナーブラケットの第1翼部材4と第2翼部材7に設けた第1固定孔8と第2固定孔9には、ボルトにナットが常時螺合されている第1クランプ・アッセンブリーと第2クランプ・アッセンブリー15が装着される。前記ナットの頭部は、フレーム部材2に設けたコーナー固定溝11を通過可能な横幅寸法と通過不能な長手寸法を有する。前記各クランプ・アッセンブリーのボルトとナットは、前記ナットの中間フランジ部と固定孔の中間段差部23間に格納して圧縮コイルバネ25によって、ナットの前記頭部がクランプ開始位置に到達するまで、一体的に連れ合い回転するように設定してある。
【選択図】図3
Description
内角側から第1固定孔を貫通して一方のフレーム部材のコーナー固定溝内に達する第1ボルト及び当該第1ボルトに螺合されて、前記コーナー固定溝の内壁面に締め付けられる第1ナットよりなる第1クランプ・アッセンブリーと、
内角側から第2固定孔を貫通して他方のフレーム部材のコーナー固定溝内に達する第2ボルト及び当該第2ボルトに螺合されて、コーナー固定溝の内壁面に締め付けられる第2ナットよりなる第2クランプ・アッセンブリーとからなり、
第1クランプ・アッセンブリーと第2クランプ・アッセンブリーにおいて、第1ナットと第2ナットの横幅寸法は、コーナー固定溝を通過不能に設定されており、第1ナットと第2ナットはコーナー固定溝の背後の中空部内をスライドするようになっている。
前記内角側から前記第1固定孔を貫通して前記一方のフレーム部材のコーナー固定溝内に達する第1ボルト、及び当該第1ボルトに常時螺合されており、頭部が前記コーナー固定溝の内壁面に締め付けられる筒状の第1ナットよりなる第1クランプ・アッセンブリーと、
前記内角側から前記第2固定孔を貫通して前記他方のフレーム部材のコーナー固定溝内に達する第2ボルト、及び当該第2ボルトに常時螺合されており、頭部が前記コーナー固定溝の内壁面に締め付けられる筒状の第2ナットよりなる第2クランプ・アッセンブリーとからなり、
前記第1クランプ・アッセンブリーと前記第2クランプ・アッセンブリーにおいて、前記第1ナットと第2ナットの各頭部は、前記コーナー固定溝を通過可能な横幅寸法と前記コーナー固定溝を通過不能な長手寸法を有し、前記各コーナー固定溝に挿入されるときには、前記頭部の長手寸法方向が前記フレーム部材の長さ方向軸線と整列するように配置され、クランプ開始位置にあるときには、前記各頭部の長手寸法方向が前記フレーム部材の長さ方向軸線と交差するように配置されるものであり、
前記第1固定孔の中間段差部と前記第1ナットの中間フランジ部の間に圧縮させた第1コイルバネによって前記第1ナットの螺子山を前記第1ボルトの螺子山に押圧して、前記頭部が前記クランプ開始位置に到達するまで、前記第1ナットを前記第1ボルトと一体的に連れ合い回転するように設定し、
前記第2固定孔の中間段差部と前記第2ナットの中間フランジ部の間に圧縮させた第2コイルバネによって前記第2ナットの螺子山を前記第2ボルトの螺子山に押圧して、前記頭部が前記クランプ開始位置に到達するまで、前記第2ナットを前記第2ボルトと一体的に連れ合い回転するように設定したものである。
第1固定孔の中間段差部と第1ナットの中間フランジ部の間に圧縮させた第1コイルバネによって第1ナットの螺子山を第1ボルトの螺子山に押圧する一方、第2固定孔の中間段差部と第2ナットの中間フランジ部の間に圧縮させた第2コイルバネによって第2ナットの螺子山を第2ボルトの螺子山に押圧することによって、第1ナットと第2ナットの各頭部がクランプ開始位置に到達するまで、第1ナット、第2ナットを第1ボルト、第2ボルトと一体的に連れ合い回転するように設定したものであるから、第1ナットと第2ナットの位置を気にすることなく、フレーム部材のコーナー部の組立作業が的確かつ能率よく行なうことができる。
さらにまた、組立作業の容易化を達成する上で、特別な追加部品がないため、部品点数と組立工数の節減が可能である。
第1クランプ・アッセンブリー10は、内角側から第1固定孔8を貫通して一方のフレーム部材2のコーナー固定溝11内に達する第1ボルト12と、当該第1ボルト12に常時螺合されており、頭部14がコーナー固定溝11の内壁面に締め付けられる筒状の第1ナット13よりなる。
第2クランプ・アッセンブリー15は、内角側から第2固定孔9を貫通して他方のフレーム部材5のコーナー固定溝16内に達する第2ボルト17と、当該第2ボルト17に常時螺合されており、頭部19がコーナー固定溝16の内壁面に締め付けられる筒状の第2ナット18よりなる。
コーナー固定溝11,16に挿入されるときには、頭部14,19の長手寸法方向がフレーム部材2、5の長さ方向軸線と整列するように配置され、クランプ開始位置にあるときには、頭部14,19の長手寸法方向がフレーム部材2,5の長さ方向軸線と交差するように配置される。
第2固定孔9の中間段差部23と第2ナット18の中間フランジ部24の間に圧縮して挿入された第2コイルバネ25は、第2ナット18の螺子山を第2ボルト17の螺子山に押圧して、頭部19が前記クランプ開始位置に到達するまで、第2ナット18と第2ボルト17を一体的に連れ合い回転させる。
かくして、一方のフレーム部材2と他方のフレーム部材5はコーナーブラケット1を介して互いに直交状態に配置して堅固に組み立てられる。
また、第2ナット18の頭部19と筒状本体との間の周面には、直径上に対向させて三角形状突起34を設けてある。前記のように第2ナット18がクランプ成立位置にスライドしたとき、三角形状突起34は、第2翼部材7の背面に開口した第2固定孔9の略小判型状端部35に係合し、第2ナット18の回り止めとして機能する。
第2ボルト17の先端部の環状溝39には止め輪40が嵌められており、止め輪40が第2ナット18の頭部19内の拡径孔41の内底部に係合することによって、第2ナット18が第2ボルト17から脱落することがない。第2ボルト17の頭部45には六角形のレンチ穴43を設けてある。頭部45の周面にはローレット刻みを設けてある。
2 一方のフレーム部材
3 内角側の面
4 コーナーブラケットの第1翼部材
5 他方のフレーム部材
6 内角側の面
7 コーナーブラケットの第2翼部材
8 第1翼部材の第1固定孔
9 第2翼部材の第2固定孔
10 第1クランプ・アッセンブリー
11 一方のフレーム部材のコーナー固定溝
12 第1ボルト
13 第1ナット
14 第1ナットの頭部
15 第2クランプ・アッセンブリー
16 他方のフレーム部材のコーナー固定溝
17 第2ボルト
18 第2ナット
19 第2ナットの頭部
20 第1固定孔の中間段差部
21 第1ナットの中間フランジ
22 第1コイルバネ
23 第2固定孔の中間段差部
24 第2ナットの中間フランジ部
25 第2コイルバネ
26 第1固定孔の一部切欠円形孔
27 第1ナットのガイド突起
28 第2固定孔の一部切欠円形孔
29 第2ナットのガイド突起
30 第1翼部材の位置決め突起
31 第2翼部材の位置決め突起
32 第1ナットの三角形状突起
33 第1固定孔の略小判型状端部
34 第2ナットの三角形状突起
35 第2固定孔9の略小判型状端部
36 第1ボルトの環状溝
37 止め輪
38 第1ナットの拡径孔
39 第2ボルトの環状溝
40 止め輪
41 第2ナット拡径孔
42 第1ボルトのレンチ穴
43 第2ボルトのレンチ穴
44 第1ボルトの頭部
45 第2ボルトの頭部
Claims (1)
- 直交する前記一方のフレーム部材の内角側の面に当接する第1翼部材と前記他方のフレーム部材の内角側の面に当接する第2翼部材よりなり、第1翼部材に前記一方のフレーム部材に向かって貫通する第1固定孔を設け、第2翼部材に前記他方のフレーム部材に向かって貫通する第2固定孔を設けた略L字状のコーナーブラケットと、
前記内角側から前記第1固定孔を貫通して前記一方のフレーム部材のコーナー固定溝内に達する第1ボルト、及び当該第1ボルトに常時螺合されており、頭部が前記コーナー固定溝の内壁面に締め付けられる筒状の第1ナットよりなる第1クランプ・アッセンブリーと、
前記内角側から前記第2固定孔を貫通して前記他方のフレーム部材のコーナー固定溝内に達する第2ボルト、及び当該第2ボルトに常時螺合されており、頭部が前記コーナー固定溝の内壁面に締め付けられる筒状の第2ナットよりなる第2クランプ・アッセンブリーとからなり、
前記第1クランプ・アッセンブリーと前記第2クランプ・アッセンブリーにおいて、前記第1ナットと第2ナットの各頭部は、前記コーナー固定溝を通過可能な横幅寸法と前記コーナー固定溝を通過不能な長手寸法を有し、前記各コーナー固定溝に挿入されるときには、前記頭部の長手寸法方向が前記フレーム部材の長さ方向軸線と整列するように配置され、クランプ開始位置にあるときには、前記各頭部の長手寸法方向が前記フレーム部材の長さ方向軸線と交差するように配置されるものであり、
前記第1固定孔の中間段差部と前記第1ナットの中間フランジ部の間に圧縮させた第1コイルバネによって前記第1ナットの螺子山を前記第1ボルトの螺子山に押圧して、前記頭部が前記クランプ開始位置に到達するまで、前記第1ナットを前記第1ボルトと一体的に連れ合い回転するように設定し、
前記第2固定孔の中間段差部と前記第2ナットの中間フランジ部の間に圧縮させた第2コイルバネによって前記第2ナットの螺子山を前記第2ボルトの螺子山に押圧して、前記頭部が前記クランプ開始位置に到達するまで、前記第2ナットを前記第2ボルトと一体的に連れ合い回転するように設定した、フレーム構造のコーナー部用連結装置。
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