JP2011006985A - 建設機械のタンク装置及びその取り付け方法 - Google Patents
建設機械のタンク装置及びその取り付け方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011006985A JP2011006985A JP2009153659A JP2009153659A JP2011006985A JP 2011006985 A JP2011006985 A JP 2011006985A JP 2009153659 A JP2009153659 A JP 2009153659A JP 2009153659 A JP2009153659 A JP 2009153659A JP 2011006985 A JP2011006985 A JP 2011006985A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- hydraulic oil
- fuel
- fuel tank
- mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
【課題】簡単な構成で、作動油タンク及び燃料タンクの取付けを容易にするタンク装置及びその取付け方法を提供する。
【解決手段】建設機械のタンク装置は、上部旋回体(6)に対する取り付けベース(50)と、取り付けベース(50)上に互いに隣接して取り付けられた作動油タンク(30)及び燃料タンク(40)と、作動油タンク(30)及び燃料タンク(40)から側方に張り出した取り付けベース(50)の部位(55)に設けられた複数の貫通孔と、上部旋回体(6)上のねじ孔に貫通孔を通じてねじ込まれる据え付けボルト(56)とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】建設機械のタンク装置は、上部旋回体(6)に対する取り付けベース(50)と、取り付けベース(50)上に互いに隣接して取り付けられた作動油タンク(30)及び燃料タンク(40)と、作動油タンク(30)及び燃料タンク(40)から側方に張り出した取り付けベース(50)の部位(55)に設けられた複数の貫通孔と、上部旋回体(6)上のねじ孔に貫通孔を通じてねじ込まれる据え付けボルト(56)とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、油圧ショベル等の建設機械において、作動油や燃料の供給源であるタンク装置及びその取り付け方法に関する。
この種の建設機械は、下部走行体上に旋回輪を介して旋回可能に搭載された上部旋回体を備え、この上部旋回体上には掘削バケット等を備えた作業装置、運転室、カウンタウエイト、作動油及び燃料タンク等が配置されている(特許文献1)。
ところで、作動油タンク及び燃料タンクは、上部旋回体上に互いに隣接して配置されている。
具体的には、これらタンクはその下部の台座部に、上部旋回体の下側からボルトを差し込んで固定されているが、ここでの固定は個別に行っているため、作動油タンク及び燃料タンクの取付けは多大な時間と手間を要する。
具体的には、これらタンクはその下部の台座部に、上部旋回体の下側からボルトを差し込んで固定されているが、ここでの固定は個別に行っているため、作動油タンク及び燃料タンクの取付けは多大な時間と手間を要する。
一方、建設機械の多機能や高性能化、更にはエンジンの排ガス規制に伴い上部旋回体上に搭載される機器類の増加に加えて、上部旋回体の旋回時、狭隘な作業現場でも作業が可能なように、上部旋回体はその旋回半径を小さくすべく小型化される傾向にある。しかも、上述したように作動油タンクや燃料タンクの固定には上部旋回体の下側からボルトが差し込まれるため、これら作動油タンク及び燃料タンクは上部旋回体の下面に設けられた旋回輪を避けた位置にて固定されなければならない。
このため、作動油タンク及び燃料タンクの設置に許容される場所や面積に大きな制約を受けるばかりでなく、これらタンクの周囲に確保できるスペースもまた少なくなり、このことはタンク同士の位置決めやタンク自体の取付けのみならず、タンク周辺の配管作業をも困難にする。
また、作動油タンク及び燃料タンクの設置面積が充分に確保されないので、これらタンクに要求される容積を確保するには、作動油タンク及び燃料タンクの高さを高くしなければならないが、この場合には、個々のタンクの板厚を厚くするか、又は、リブの数を増やして、作動油タンク及び燃料タンクの強度を個々に高めなければならず、この場合には、タンク自体の重量増加や、構造の複雑化を招く。
また、作動油タンク及び燃料タンクの設置面積が充分に確保されないので、これらタンクに要求される容積を確保するには、作動油タンク及び燃料タンクの高さを高くしなければならないが、この場合には、個々のタンクの板厚を厚くするか、又は、リブの数を増やして、作動油タンク及び燃料タンクの強度を個々に高めなければならず、この場合には、タンク自体の重量増加や、構造の複雑化を招く。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、簡単な構成で、作動油タンク及び燃料タンクの取付けを容易にするタンク装置及びその取付け方法を提供することにある。
上述の目的を達成すべく、請求項1記載の建設機械のタンク装置は、建設機械の上部旋回体上に配置されるべき作動油タンク及び燃料タンクを含むタンク装置において、上部旋回体に対する取り付けベースと、取り付けベース上に互いに隣接して取り付けられた作動油タンク及び燃料タンクと、作動油タンク及び燃料タンクから側方に張り出した取り付けベースの部位に設けられた複数の貫通孔と、上部旋回体上のねじ孔に貫通孔を通じてねじ込まれる据え付けボルトとを備えている。
請求項1記載の建設機械のタンク装置によれば、作動油タンクと燃料タンクとは一体化されているので配管作業の効率が向上するとともに、タンク装置の固定は、上部旋回体の上方から据え付けボルトを取り付けベースの貫通孔を通じ、上部旋回体における据え付け座のねじ孔にねじ込むことでなされるから、旋回輪を考慮することなく据え付けボルトの配置を決定することができ、タンク装置の設置場所に関し、その自由度が増大する。
請求項2記載の建設機械のタンク装置によれば、作動油タンク及び燃料タンクを上部にて互いに連結する連結具を更に備えているので、これらタンクの容量を増加させるために、タンク高さが高くされても、取り付けベース上にて作動油タンク及び燃料タンクががたつくこともなく、これらタンクは安定して保持される。それ故、作動油タンク及び燃料タンクの板厚を厚くしたり、補強リブの数を増加させたりする必要もないので、タンク装置の構成は簡単となり、タンク装置を安価に提供することができる。
請求項3記載の建設機械のタンク装置の取り付け方法によれば、建設機械の上部旋回体上に作動油タンク及び燃料タンクを含むタンク装置を取り付ける取り付け方法において、
共通の取り付けベース上に作動油タンク及び燃料タンクを隣接して取り付けることで、作動油タンク及び燃料タンクを一体化にする一体化工程と、この後、一体化された作動油タンク及び燃料タンクを取り付けベースを介して上部旋回体に取り付ける据え付け工程とを備える。
共通の取り付けベース上に作動油タンク及び燃料タンクを隣接して取り付けることで、作動油タンク及び燃料タンクを一体化にする一体化工程と、この後、一体化された作動油タンク及び燃料タンクを取り付けベースを介して上部旋回体に取り付ける据え付け工程とを備える。
請求項3記載の建設機械のタンク装置の取り付け方法によれば、作動油タンク及び燃料タンクは一体化されてから上部旋回体に取り付けられるので、取り付け作業及び配管作業の効率が向上するタンク装置の取り付け方法を提供することができる。
請求項4記載の建設機械のタンク装置の取り付け方法によれば、一体化工程にて、作動油タンク及び燃料タンクの上部が互いに連結されるので、タンク装置を安定して保持するタンク装置の取り付け方法を提供することができる。
請求項4記載の建設機械のタンク装置の取り付け方法によれば、一体化工程にて、作動油タンク及び燃料タンクの上部が互いに連結されるので、タンク装置を安定して保持するタンク装置の取り付け方法を提供することができる。
請求項1〜4の建設機械の作動油タンク及び燃料タンクの取り付け方法は、比較的安価でタンク強度を確保できるとともに、タンクの取り付け及びその周辺の配管作業の効率が向上する。
図1を参照すれば、油圧ショベル1は下部走行体2を備えており、この下部走行体2には上部旋回体6の下面に設けられた旋回輪4を介して上部旋回体6が旋回可能に取付けられている。この上部旋回体6上には運転室8と、この運転室8から操作される作業装置10とが設けられており、この作業装置10はブーム12、アーム14及びこのアーム14先端のバケット16に加えて、これらを作動させる油圧シリンダ18等から構成されている。
また、上部旋回体6上には運転室8及び作業装置10の後方にエンジンルーム20が配置されている。このエンジンルーム20内には、エンジン(図示せず)及び作業装置10の油圧シリンダ18等や下部走行体2の走行油圧モータ等に作動油を供給する油圧ポンプが収容されており、この油圧ポンプはエンジンにより駆動される。更に、上部旋回体6の後部にはカウンタウエイト22が配置されており、このカウンタウエイト22は油圧ショベル1の作業時、その作業姿勢を安定させる。
そして、上部旋回体6上の右側には一実施例のタンク装置24が設置されている。このタンク装置24は、上述の作動油を蓄えた作動油タンク30とエンジンの燃料を蓄えた燃料タンク40とを含み、これらタンク30,40は上部旋回体6の幅方向に互いに近接して配置されている。詳しくは、図1から明らかなように、作動油タンク30は旋回輪4側の上部旋回体6の中央寄り位置し、そして、燃料タンク40は上部旋回体6の側部に位置付けられている。
図2及び図3はそれぞれ、異なる方向から見たタンク装置24の斜視図を示す。
作動油タンク30は、その下面にパイプ状のサクションポート37を有する。このサクションポート37は油圧回路(図示せず)への接続に利用され、作動油タンク30内に貯留された作動油が前述の油圧ポンプにより吸い込まれて油圧回路に供給される。なお、油圧回路は作動油の供給を受け、前述した作業装置10や、走行油圧モータ等を作動させる。
作動油タンク30は、その下面にパイプ状のサクションポート37を有する。このサクションポート37は油圧回路(図示せず)への接続に利用され、作動油タンク30内に貯留された作動油が前述の油圧ポンプにより吸い込まれて油圧回路に供給される。なお、油圧回路は作動油の供給を受け、前述した作業装置10や、走行油圧モータ等を作動させる。
また、作動油タンク30の下面には、ドレンポート38が設けられており、このドレンポート38は作動油タンク30内から作動油を排出する際に使用される。
作動油タンク30の側面には作動油の戻りポート32a、32bが設けられている。これら戻りポート32a、32bもまたパイプ状をなし、油圧回路への接続に利用される。従って、作動油タンク30から油圧回路に供給された作動油は、戻りポート32a、32bを通って作動油タンク30に戻り、油圧回路内を循環することができる。
作動油タンク30の側面には作動油の戻りポート32a、32bが設けられている。これら戻りポート32a、32bもまたパイプ状をなし、油圧回路への接続に利用される。従って、作動油タンク30から油圧回路に供給された作動油は、戻りポート32a、32bを通って作動油タンク30に戻り、油圧回路内を循環することができる。
また、作動油タンク30の側面には、作動油タンク30内の作動油の液面レベルを視認可能とするレベルゲージ35及び作動油の温度を検出する油温センサ36もまた設けられている。
更に、作動油タンク30の側面には前述のポートの他に油圧回路のためのドレン戻りポート34が複数設けられている。
更に、作動油タンク30の側面には前述のポートの他に油圧回路のためのドレン戻りポート34が複数設けられている。
そして、作動油タンク30の上面には、エアブリーザ31が設けられており、このエアブリーザ31は作動油タンク30内の空気を給排する一方、作動油タンク30への作動油の補給にも利用される。
一方、燃料タンク40の上面には燃料補給口41が設けられており、この燃料補給口41は燃料タンク10内への燃料油の補給に利用され、補給された燃料は燃料タンク40内に貯留される。
一方、燃料タンク40の上面には燃料補給口41が設けられており、この燃料補給口41は燃料タンク10内への燃料油の補給に利用され、補給された燃料は燃料タンク40内に貯留される。
燃料タンク40の下面には、パイプ状の燃料出口ポート46が設けられており、この燃料出口ポート46は燃料タンク40をエンジンの燃料供給経路(図示しない)に接続するために利用される。燃料供給経路には燃料供給ポンプが配置され、この燃料供給ポンプは燃料タンク40内の燃料を燃料出口46及び燃料供給経路を通じてエンジンに供給する。
また、燃料タンク40の下面には、パイプ状の燃料ドレンポート47が設けられており、この燃料ドレンポート47は燃料タンク40内の燃料油を抜く際に使用される。
また、燃料タンク40の下面には、パイプ状の燃料ドレンポート47が設けられており、この燃料ドレンポート47は燃料タンク40内の燃料油を抜く際に使用される。
燃料タンク40の側面には燃料戻りポート43が設けられており、この燃料戻りポート43は燃料タンク40をエンジンからの燃料戻り経路に接続するために利用される。この燃料戻り経路は、エンジンにて消費されなかった燃料を燃料戻りポート43を通じて燃料タンク40に戻す。
燃料タンク40の側面には燃料残量センサ42が設けられており、この燃料残量センサ42は燃料タンク40内の燃料の残量を検出する。
燃料タンク40の側面には燃料残量センサ42が設けられており、この燃料残量センサ42は燃料タンク40内の燃料の残量を検出する。
また、燃料タンク40の側面には必要に応じて、自動給油用のホース口44及びセンサ接続口45が設けられる。この燃料の自動給油は、上部旋回体6上に設けられる給油ポンプと給油ホース等からなる装置で行われるもので、燃料が入ったドラム缶等から燃料を吸い上げ、燃料タンク40内に給油するものである。そして、このホース口44はその給油ホースへの接続に利用され、センサ接続口45は満感知センサの取付けに使用される。この満感知センサは燃料タンク40内が燃料で満杯になったときに満信号を出力し、この満信号は給油ホースを通じた燃料の供給を停止させる。
そして、図2及び図3に示されるように、タンク装置24は、作動油タンク30及び燃料タンク40に共通の取付けベース50を備え、この取付けベース50は板状をなしている。作動油タンク30及び燃料タンク40は取付けベース50の上面に前述したように互いに隣接して配置され、複数の取り付けボルト52により取付けベース50と結合され、これにより、作動油タンク30及び燃料タンク40は一体化されている。
詳しくは、取付けベース50には取り付けボルト52のための貫通孔(図示せず)が形成され、一方、作動油タンク30及び燃料タンク40の下面には、取り付けボルト52のためのねじ込み座が突設されている。従って、取り付けボルト52は取付けベース50の下面側から貫通孔を通じて上方に突出し、対応するねじ込み座にねじ込まれることで、作動油タンク30及び燃料タンク40と取付けベース50とを結合している。
なお、取付けベース50の中央部分には開口部58が2カ所形成され、これら開口部58を通じてサクションポート37、燃料出口ポート46及び燃料ドレンポート47は取付けベース50の下方に導出されている。更に、これらポート37,46,47は上部旋回体6の上面に形成したアクセス開口を通じ、上部旋回体6内に位置付けられることで、油圧ポンプ及びエンジンに接続可能となっている。
更に、タンク装置24は、作動油タンク30及び燃料タンク40を互いに連結する連結具54a,54bを更に備えている。図2に示されているように、一方の連結具54aは板状をなし、作動油タンク30及び燃料タンク40の互いに面一の前面同士をそれらの上部にて連結している。具体的には、作動油タンク30及び燃料タンク40の前面には座がそれぞれ突設されており、これら座に対して連結具54aが複数のボルトを介して取付けられている。
図3に示されているように、他方の連結具54bはアングルプレートであり、互いに直交する作動油タンク30の左側面と燃料タンク40の後面とをそれらの上部にて連結している。なお、連結具54bもまた、作動油タンク30及び燃料タンク40の座に対し、複数のボルトを介して取付けられている。
従って、作動油タンク30及び燃料タンク40は下側の取付けベース50と、上側の連結具54a,54bとにより連結され、一体化されている。
従って、作動油タンク30及び燃料タンク40は下側の取付けベース50と、上側の連結具54a,54bとにより連結され、一体化されている。
そして、取付けベース50は、作動油タンク30及び燃料タンク40から側方に張り出した外周縁部55を有しており、この外周縁部55は作動油タンク30及び燃料タンク40の輪郭に沿い、この輪郭の全周又はその一部に亘って確保されている。外周縁部55には、据え付けボルト56のための貫通孔が複数形成され、これら貫通孔は所定の間隔を存して配置されている。一方、上部旋回体6の上面には、タンク装置24のための据え付け座(図示しない)が突設され、この据え付け座に据え付けボルト56のためのねじ孔が形成されている。
従って、タンク装置24は取付けベース50を介して上部旋回体6の据え付け座に載置された後、この据え付け座のねじ孔に取付けベース50の貫通孔を通じて上方から据え付けボルト56をねじ込むことにより、据え付け座、即ち、上部旋回体6に固定される。
なお、据え付け座の高さは、前述した取り付けボルト52のヘッド高さよりも高い。それ故、タンク装置24の据え付け時、取り付けボルト52のヘッドと上部旋回体6の上面との間には所望のギャップが確保され、取り付けボルト52のヘッドがタンク装置24の据え付けを阻害することはない。
なお、据え付け座の高さは、前述した取り付けボルト52のヘッド高さよりも高い。それ故、タンク装置24の据え付け時、取り付けボルト52のヘッドと上部旋回体6の上面との間には所望のギャップが確保され、取り付けボルト52のヘッドがタンク装置24の据え付けを阻害することはない。
次に、前述の説明から既に明らかであるが、上部旋回体6へのタンク装置24の取り付け方法について簡単に説明する。
先ず、取り付けベース50上に作動油タンク30及び燃料タンク40を隣接して配置する。そして、取り付けベース50の下方から取り付けベース50を貫通する取り付けボルト52を介してタンク30,40を取り付けベース50に結合する一方、連結具54a,54bを介してタンク30,40を互いに結合し、一体化させ、この時点で、タンク装置24が得られる(第1工程)。
先ず、取り付けベース50上に作動油タンク30及び燃料タンク40を隣接して配置する。そして、取り付けベース50の下方から取り付けベース50を貫通する取り付けボルト52を介してタンク30,40を取り付けベース50に結合する一方、連結具54a,54bを介してタンク30,40を互いに結合し、一体化させ、この時点で、タンク装置24が得られる(第1工程)。
この後、上部旋回体6の据え付け座上にタンク装置24をその取り付けベース50を介して載置し、取り付けベース50を上方から貫通する据え付けボルト56を介してタンク装置24を据え付け座に固定する(第2工程)。
ここでの据え付け、即ち、取り付け作業に際し、作動油タンク30及び燃料タンク40は一体化されているので、両タンク30、40の据え付けは一度に行うことができ、また、タンク30、40相互間の位置決めは取り付けベース50に対して既に実施されていることから、作動油タンク30及び燃料タンク40の取り付け作業は容易となり、その作業効率が向上する。
ここでの据え付け、即ち、取り付け作業に際し、作動油タンク30及び燃料タンク40は一体化されているので、両タンク30、40の据え付けは一度に行うことができ、また、タンク30、40相互間の位置決めは取り付けベース50に対して既に実施されていることから、作動油タンク30及び燃料タンク40の取り付け作業は容易となり、その作業効率が向上する。
また、作動油タンク30及び燃料タンク40の上部は連結具54a,54bによっても連結されているので、これらタンク30,40の容量を増加させるために、タンク高さが高くされても、取り付けベース50上にて作動油タンク30及び燃料タンク40ががたつくこともなく、これらタンク30,40は安定して保持される。それ故、作動油タンク30及び燃料タンク40の板厚を厚くしたり、補強リブの数を増加させたりする必要もないので、タンク装置24の構成は簡単となり、タンク装置24を安価に提供することができる。
また、タンク装置24の固定は、上部旋回体6の上方から据え付けボルト56を取り付けベース50の貫通孔を通じ、上部旋回体6における据え付け座のねじ孔にねじ込むことでなされるから、上部旋回体6の下面に設けられた旋回輪4を考慮することなく据え付けボルト56の配置を決定することができ、タンク装置24の設置場所に関し、その自由度が増大する。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施形態を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施例では、連結具54は、作動油タンク30及び燃料タンク40の側面に取り付けられているが、これらタンク30、40の上面を連結するように設けてもよい。
例えば、上記実施例では、連結具54は、作動油タンク30及び燃料タンク40の側面に取り付けられているが、これらタンク30、40の上面を連結するように設けてもよい。
また、タンク30、40と取り付けベース50との間、また、取り付けベース50と上部旋回体6との間の結合はボルト結合に限らず、如何なる結合手段を用いてもよい。
また、本発明は、油圧ショベル以外のタイプの建設機械にも同様に適用可能である。
また、本発明は、油圧ショベル以外のタイプの建設機械にも同様に適用可能である。
1 油圧ショベル
2 下部走行体
4 旋回輪
6 上部旋回体
24 タンク装置
30 作動油タンク
40 燃料タンク
50 取り付けベース
52 取り付けボルト
54a,54b 連結具
55 外周縁部
56 据え付けボルト(固定手段)
2 下部走行体
4 旋回輪
6 上部旋回体
24 タンク装置
30 作動油タンク
40 燃料タンク
50 取り付けベース
52 取り付けボルト
54a,54b 連結具
55 外周縁部
56 据え付けボルト(固定手段)
Claims (4)
- 建設機械の上部旋回体上に配置されるべき作動油タンク及び燃料タンクを含むタンク装置において、
前記上部旋回体に対する取り付けベースと、
前記取り付けベース上に互いに隣接して取り付けられた作動油タンク及び燃料タンクと、
前記作動油タンク及び燃料タンクから側方に張り出した前記取り付けベースの部位に設けられた複数の貫通孔と、
前記上部旋回体上のねじ孔に前記貫通孔を通じてねじ込まれる据え付けボルトと
を備えたことを特徴とする建設機械のタンク装置。 - 前記作動油タンク及び前記燃料タンクを上部にて互いに連結する連結具を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の建設機械のタンク装置。
- 建設機械の上部旋回体上に作動油タンク及び燃料タンクを含むタンク装置を取り付ける取り付け方法において、
共通の取り付けベース上に前記作動油タンク及び前記燃料タンクを隣接して取り付けることで、前記作動油タンク及び前記燃料タンクを一体化にする一体化工程と、
この後、一体化された前記作動油タンク及び燃料タンクを前記取り付けベースを介して前記上部旋回体に取り付ける据え付け工程と、
を備えることを特徴とする建設機械のタンク装置の取り付け方法。 - 前記一体化工程にて、前記作動油タンク及び燃料タンクの上部が互いに連結されることを特徴とする請求項3記載の建設機械のタンク装置の取り付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009153659A JP2011006985A (ja) | 2009-06-29 | 2009-06-29 | 建設機械のタンク装置及びその取り付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009153659A JP2011006985A (ja) | 2009-06-29 | 2009-06-29 | 建設機械のタンク装置及びその取り付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011006985A true JP2011006985A (ja) | 2011-01-13 |
Family
ID=43563925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009153659A Pending JP2011006985A (ja) | 2009-06-29 | 2009-06-29 | 建設機械のタンク装置及びその取り付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011006985A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8876163B2 (en) | 2011-03-02 | 2014-11-04 | Komatsu Ltd. | Oil storage tank and construction vehicle |
CN114932739A (zh) * | 2022-05-19 | 2022-08-23 | 海宁人民机械有限公司 | 新型烫金辊油箱 |
-
2009
- 2009-06-29 JP JP2009153659A patent/JP2011006985A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8876163B2 (en) | 2011-03-02 | 2014-11-04 | Komatsu Ltd. | Oil storage tank and construction vehicle |
KR101485469B1 (ko) * | 2011-03-02 | 2015-01-22 | 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 | 저유 탱크 및 건설 차량 |
US9010809B2 (en) | 2011-03-02 | 2015-04-21 | Komatsu Ltd. | Oil storage tank and construction vehicle |
CN114932739A (zh) * | 2022-05-19 | 2022-08-23 | 海宁人民机械有限公司 | 新型烫金辊油箱 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101453133B1 (ko) | 건설 기계의 NOx 저감 장치의 배치 구조 | |
JP4953191B2 (ja) | 建設機械 | |
WO2015053273A1 (ja) | ショベル | |
WO2003080945A1 (fr) | Petite pelle mecanique a balancier | |
JP2011006985A (ja) | 建設機械のタンク装置及びその取り付け方法 | |
US20140000726A1 (en) | Hydraulic Oil Tank Attachment Structure of Construction Machine | |
JP2002061224A (ja) | 旋回式建設機械 | |
US9428883B2 (en) | Construction machine including air cleaner | |
JP2013064255A (ja) | 建設機械 | |
JP6546056B2 (ja) | 小型油圧ショベル | |
CN213654972U (zh) | 消音器安装支架及包括其的发动机和作业机械 | |
JP5895951B2 (ja) | 建設機械 | |
JP6067415B2 (ja) | 建設機械 | |
JP5331750B2 (ja) | 建設機械のサクションパイプ配管構造 | |
JP4163522B2 (ja) | 建設機械 | |
WO2024147281A1 (ja) | 建設機械 | |
JP2020147925A (ja) | 建設機械 | |
JP4588378B2 (ja) | 建設機械の作動油タンク配管 | |
JP6593475B2 (ja) | 建設機械 | |
CN203096797U (zh) | 机械主体及具备该机械主体的工程机械 | |
JP2005048495A (ja) | 油圧ショベルにおけるバルブ組付け構造およびバルブ組付け方法 | |
JP2010106529A (ja) | 建設機械の油圧ホースの固定装置 | |
JP2000204592A (ja) | 建設機械のステップ取付構造 | |
JP6233378B2 (ja) | 建設機械の燃料供給装置 | |
JP4577714B2 (ja) | 建設機械 |