JP2011002927A - 生体認証システム - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者にとって煩わしさを与えることなく生体認証を行うことができる生体認証システムを提供する。
【解決手段】利用者の認証と生体情報の登録を行う第1受付端末1と、第1端末における生体情報を用いて取引情報の入力及び登録を行う第2携帯端末2と、第2端末における取引情報を取得して業務の処理を行う第3窓口端末3とを含む生体認証及び取引情報登録システムであり、2種類の生体認証を用いることで高セキュリティな取引を実現し、取引情報の入力を携帯可能な第2端末にて行うことにより第1端末における待ち行列の発生を抑制する。
【選択図】図1
【解決手段】利用者の認証と生体情報の登録を行う第1受付端末1と、第1端末における生体情報を用いて取引情報の入力及び登録を行う第2携帯端末2と、第2端末における取引情報を取得して業務の処理を行う第3窓口端末3とを含む生体認証及び取引情報登録システムであり、2種類の生体認証を用いることで高セキュリティな取引を実現し、取引情報の入力を携帯可能な第2端末にて行うことにより第1端末における待ち行列の発生を抑制する。
【選択図】図1
Description
本発明は、生体認証システムに関し、例えば、金融機関で取引を行う利用者の生体情報を用いて正当な本人の認証を行う生体認証システムに関する。
近年、人間の特定の部位の生体を利用して個人認証を行う、いわゆる生体認証が盛んである。例えば、特許文献1では高価な生体情報認証装置と、安価な生体情報認証装置とを組み合わせることで、比較的安価にてセキュリティの高い生体認証を可能とするシステムが提案されている。
この実施例3では、金融機関の営業店における一般利用者のための生体認証システムとして、あらかじめ登録された複数の種類の生体情報を用いて生体認証を行い、取引を開始している。具体的には、一般利用者はまず、受付端末で高価な第1生体情報認証装置による認証を行い、個人を特定する。合わせて安価な第2生体情報認証装置の認証データを登録し、その認証データと対応付けて預貯金や振込等の取引情報の入力を行う。その後、窓口端末にて取引を行う際に、第2生体情報認証装置による認証から事前に入力した取引情報を取り出す。
しかしながら、上述した特許文献1の場合のように受付端末で取引情報等の入力を行うと、一般利用者は入力操作に慣れていない場合もあるため、端末の数が少ない場合等は利用者の待ち行列ができる恐れがある。入力用の端末が受付端末であるため、受付待ちの利用者は列を離れるわけにもいかず、不満を抱かせる要因となりうる。また、事前に登録した取引情報に修正の必要等が生じた場合、改めて受付端末に並びなおして登録する必要があり、利用者にとって煩わしいものとなっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者にとって煩わしさを与えることなく生体認証を行うことができる生体認証システムを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る生体認証システムは、利用者の認証を行う第1端末と、前記第1端末における認証結果に従って取引情報の登録を行う携帯可能な第2端末と、前記認証結果に従って前記第2端末を用いて登録された取引情報を用いて取引を行う第3端末と、を含む生体認証及び取引情報登録システムであって、
第1端末は、第1の種類の生体情報を読み取る第1の生体情報読取部と、第2の種類の生体情報を読み取る第2の生体情報読取部と、記録媒体の読み込みや書き込みを行う媒体読込書込部と、生体情報読取部から読み取った生体情報と媒体読込書込部から読み込んだ生体情報を照合する第1の制御部と、第2の生体情報読取部から読み取った生体情報を第2端末へ送信するための通信接続部とを有し、第2端末は、第2の種類の生体情報を読み取る第2の生体情報読取部と、第1端末や第3端末との通信を可能とするための通信接続部と、第2の生体情報部から読み取った生体情報と通信接続部によって第1端末より受信した生体情報を照合する第2の制御部と、取引情報を入力するための情報入力部とを有し、第3端末は、第2の種類の生体情報を読み取る第2の生体情報読取部と、第2の生体情報部から読み取った生体情報と第2端末から受信した生体情報を照合する第2の制御部と、第2端末との通信を可能とする通信接続部とを有し、第1端末における第1の生体情報読取部から読み取った生体情報の認証結果を用いて第2の生体情報読取部から読み取った生体情報を第2端末に伝え、第2端末における第2の生体情報読取部から読み取った生体情報の認証結果を用いて取引情報を登録し第3端末に取引情報を伝える生体認証システムである。
第1端末は、第1の種類の生体情報を読み取る第1の生体情報読取部と、第2の種類の生体情報を読み取る第2の生体情報読取部と、記録媒体の読み込みや書き込みを行う媒体読込書込部と、生体情報読取部から読み取った生体情報と媒体読込書込部から読み込んだ生体情報を照合する第1の制御部と、第2の生体情報読取部から読み取った生体情報を第2端末へ送信するための通信接続部とを有し、第2端末は、第2の種類の生体情報を読み取る第2の生体情報読取部と、第1端末や第3端末との通信を可能とするための通信接続部と、第2の生体情報部から読み取った生体情報と通信接続部によって第1端末より受信した生体情報を照合する第2の制御部と、取引情報を入力するための情報入力部とを有し、第3端末は、第2の種類の生体情報を読み取る第2の生体情報読取部と、第2の生体情報部から読み取った生体情報と第2端末から受信した生体情報を照合する第2の制御部と、第2端末との通信を可能とする通信接続部とを有し、第1端末における第1の生体情報読取部から読み取った生体情報の認証結果を用いて第2の生体情報読取部から読み取った生体情報を第2端末に伝え、第2端末における第2の生体情報読取部から読み取った生体情報の認証結果を用いて取引情報を登録し第3端末に取引情報を伝える生体認証システムである。
好ましい例では、第1端末において第1の生体情報読取部から読み取った第1の種類の生体情報と媒体読込部から読み込んだ生体情報を照合した結果、認証可である場合、第2の生体情報読取部から第2の種類の生体情報を読み取って通信接続部からの第2端末への送信を行い、第1端末において認証した結果と生体情報読取部から読み取った生体情報を第2端末に伝え、第2端末と第3端末とを通信接続部によって接続し第1端末において認証した結果と生体情報読取部から読み取った生体情報及び取引情報を第3端末に伝える。
また、別の例としては、第1端末において第1の生体情報読取部から読み取った第1の種類の生体情報と媒体読込部から読み込んだ生体情報を照合した結果、認証可である場合、第2の生体情報読取部から第2の種類の生体情報を読み取って通信接続部からの第2端末への送信と媒体読込書込部からの記録媒体への書き込みを行い、第1端末において認証した結果と生体情報読取部から読み取った生体情報を記録媒体に記録して第3端末に伝えた後、第3端末は第2端末を用いて登録された取引情報を取得する。
また、好ましくは、第2端末は専用の携帯端末であり、取引情報の入力における様々な入力方式と入力を補助するガイド機能やヘルプ機能を備えていることが望ましい。様々な入力方式の例としては、複数の取引内容の中から選択する方式やタッチパネルを利用した手書き入力方式等がある。
第1端末において、第1の認証手段にて利用者の第1の生体情報を読み取るステップと、読み取られた第1の生体情報と利用者が所持する記録媒体に予め記録されている第1の生体情報とを照合して第1の生体認証を行う第1生体認証ステップと、第1の読取手段にて読み取られた利用者の第2の生体情報を記録媒体に記録するステップと、第2の生体情報を第2端末に伝えるステップと、を有し、第2端末において、第2の読取手段にて利用者の第2の生体情報を読み取るステップと、読み取られた第2の生体情報と第1端末より伝えられた第2の生体情報とを照合して第2の生体認証を行うステップと、第2の生体認証の結果を用いて取引情報の入力を許可するステップと、を有し、第3端末において、第2の読取手段にて利用者の第2の生体情報を読み取るステップと、読み取られた第2の生体情報と利用者が所持する記録媒体に記録された第2の生体情報とを照合して第2の生体認証を行う第2生体認証ステップと、第2の生体認証の結果から第2端末にて登録された取引情報を取得するステップとを有する生体認証方法である。
本発明によれば、利用者にとって煩わしさを与えることなく生体認証を行うことができる。例えば、第2の携帯可能な端末を用いて取引情報等を入力することで待ち行列の発生を抑えることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる生体認証システムの実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態における生体認証システムを適用する金融機関営業所の端末システムの概略図である。以下の説明では、生体認証システムをこの端末システムに適用した場合について説明している。
端末システムは複数の受付端末1と、受付端末1に接続された複数の携帯端末2、及び取引を行う窓口に設置された複数の窓口端末3が有線または無線のネットワーク9を介して接続して構成される。
受付端末1では、利用者の認証と口座番号等の取引情報の登録に必要な生体情報の登録を行う。携帯端末2は、利用者の要求する取引に必要な暗証番号等の情報を入力する携帯可能な端末であり、生体認証を行うことにより上述した取引情報の登録を行う。窓口端末3は一般利用者の要求する取引を行う端末であり、上述した取引情報を、生体認証によって取得する。このように生体認証を用いることにより、個人のなりすましを防止できる。
受付端末1で登録(A)した生体認証の情報(生体情報)は、通信によって携帯端末2に渡される(B)。生体情報を受取った携帯端末2は、自由に持ち運ぶことができるため、利用者は自由な場所で取引情報の入力を行うことができる(C)。これによって受付端末における待ち時間の発生を緩和することができる。
また、携帯端末2での入力手段には取引選択式の簡易な入力方式や、取引情報の入力に特化した操作ガイド機能やヘルプ機能を付随させることによって、利用者のストレスを低減させることも可能である。
次に、図2を参照して、受付端末1の構成について説明する。図2は、図1に示した受付端末1の構成を示す図である。
受付端末1は、生体情報の認証や登録を行うために、複数の生体情報認証装置(すなわちA生体情報認証装置110とB生体情報認証装置120)と、ICカード読取書込装置(R/W)130と、携帯端末2と接続するための通信接続部140と、格納されてA生体情報認証プログラム101、B生体情報登録プログラム102を記憶するメモリ(不図示)とを有する。A生体情報認証装置110は、例えば虹彩認証装置や静脈認証装置であり、B生体情報認証装置120は、例えば指紋認証装置やカメラ(顔認証装置)あるいはマイク(音声認証装置)である。次に、図3を参照して携帯端末2の構成について説明する。
図3は、図1に示した携帯端末2の構成を示す図である。図3に示すように、携帯端末2は、生体認証を用いて取引情報の入力を行うために、B生体情報認証装置220と、受付端末1や窓口端末3と通信するための通信接続部240と、取引情報を送信するための無線接続部250と、情報入力部260と、B生体情報認証プログラム202、取引情報入力プログラム203を記憶するメモリ(不図示)とを有する。次に、図4を参照して窓口端末3の構成について説明する。
図4は、図1に示した窓口端末3の物理的な構成を示す図である。ネットワーク9に接続された窓口端末3は、金融業務を実行するための端末であり、それぞれ業務を実行するための業務プログラム304を格納するメモリ(不図示)を有している。また、携帯端末2と直接通信するために、通信接続部340を有している。また、生体認証を行うために、窓口端末3は、B生体情報認証装置320及びICカードR/W330を備え、またB生体情報認証プログラム302をメモリに格納して有している。B生体情報認証装置320は、例えば指紋認証装置やカメラ(顔認証装置)あるいはマイク(音声認証装置)である。
次に、図6、図7及び図8のフローチャートを参照して、金融機関窓口の一般利用者が生体認証システムを利用する場合の処理について説明する。なお、図5のハードウェア構成を参照する場合、端末が窓口端末3の場合は図5の参照符号通りとし、受付端末1の場合は参照符号に「’(引用符)」を付し、携帯端末2の場合は参照符号に「”(二重引用符)」を付して表す。
まず、図6を参照して受付端末1における処理動作について説明する。
受付端末1のCPU31’は、ハードディスク35’上のA生体情報認証プログラム101を起動し、ディスプレイ34’に利用者の所持するICカードの挿入を促すメッセージを表示する。ICカードR/W130にICカード6がセットされると、ICカード6のメモリ62のテーブルから、生体情報Aを取得してメモリ42’に記憶する(ステップ801)。
ICカード6の読み取りが終わると、受付端末1のCPU31’は、利用者に生体認証装置110による生体情報の認証を促すメッセージをディスプレイ34’に表示する。生体認証装置110に生体情報Aの生体がセットされると、生体認証装置110の制御部41’は、センサ部43’にセットされた生体情報A(認証用)を読み取り、メモリ42’に記憶する(ステップ802)。
生体認証装置110の制御部41’は、メモリ42’に記憶された上記二つの生体情報(生体情報Aと生体情報A(認証用))を照合する(ステップ803)。照合の結果、両者が一致した場合(ステップ803;Yes)、メモリ42’に記憶されている生体情報Aを破棄する(ステップ804)。
一方、照合の結果、両者が不一致の場合(ステップ803;No)、受付端末1のCPU31’はディスプレイ34’に認証に失敗した旨のメッセージを表示し、生体認証装置110の制御部41’は、メモリ42’から生体情報Aを破棄して処理を終了する(ステップ821)。
認証に成功した場合(ステップ803;Yes)、受付端末1のCPU31’はハードディスク35’上のB生体情報認証プログラム102を起動し、利用者に生体情報Bの生体を生体認証装置120にセットするよう促すメッセージをディスプレイ34’に表示する。生体認証装置120に生体Bがセットされると、生体認証装置120の制御部41’はセンサ部43’にセットされた生体情報Bを読み取り、メモリ42’に記憶する(ステップ805)。
受付端末1のCPU31’は、メモリ42’に記憶した生体情報Bを、携帯端末2に送信する(ステップ806)。送信が成功した場合(ステップ806;Yes)、メモリ42’に記憶されている生体情報Bを破棄し(ステップ807)、CPU31’はディスプレイ34’にICカードの抜き取りを促すメッセージを表示し、ICカードを排出して取引を終了する。
一方、送信に失敗した場合(ステップ806;No)、受付端末1のCPU31’はディスプレイ34’に登録に失敗した旨のメッセージを表示し、メモリ42’に記憶されている生体情報Bを破棄する(ステップ831)。その後、ディスプレイ34’にICカードの抜き取りを促すメッセージを表示し、ICカードを排出して取引を終了する。
次に、図7を参照して携帯端末2における処理動作について説明する。
受付端末1から生体情報Bを受信した携帯端末2は、生体情報Bをメモリ42”に記憶する(ステップ841)。携帯端末2のCPU31”はハードディスク35”上のB生体情報認証プログラム202を起動し、利用者に生体認証装置220による生体情報の認証を促すメッセージをディスプレイ34”に表示する。生体認証装置220に生体情報Bの生体がセットされると、生体認証装置220の制御部41”は、センサ部43”にセットされた生体情報B(認証用)を読み取り、メモリ42”に記憶する(ステップ842)。
生体認証装置220の制御部41”は、メモリ42”に記憶された上記二つの生体情報(生体情報Bと生体情報B(認証用))を照合する(ステップ843)。照合の結果、両者が一致した場合(ステップ843;Yes)、メモリ42”に記憶された生体情報B(認証用)を破棄する(ステップ844)。
一方、照合の結果、両者が不一致の場合(ステップ843;No)、携帯端末2のCPU31”はディスプレイ34”に認証に失敗した旨のメッセージを表示し、生体認証装置220の制御部41”は、メモリ42”から生体情報B(認証用)を破棄する(ステップ851)。
認証に成功した場合(ステップ843;Yes)、携帯端末2のCPU31”はハードディスク35”上の取引情報入力プログラム203を起動し、利用者に入力を促すメッセージをディスプレイ34”に表示する。情報入力部260を用いて入力された取引情報を、メモリ42”に記憶する(ステップ845)。CPU31”はディスプレイ34”に登録が完了した旨および登録した取引情報を修正したい場合は再度生体認証を行うことを伝えるメッセージ(修正メッセージ)を表示する。再度生体認証装置220に生体Bがセットされると、ステップ842からステップ845を再度実施することとなる。
携帯端末2のCPU31”は、メモリ42”に記憶した生体情報Bとメモリ32”に登録した取引情報を、窓口端末3に送信する(ステップ846)。送信が成功した場合(ステップ846;Yes)、メモリ42”から生体情報B及び取引情報を破棄し(ステップ847)、CPU31”はディスプレイ34”に送信が完了した旨のメッセージを表示し、処理を終了する。
一方、送信が失敗した場合(ステップ846;No)、携帯端末2のCPU31”はディスプレイ34”に送信に失敗した旨のメッセージを表示し、生体認証装置220の制御部41”は、メモリ42”から生体情報B(認証用)を破棄する(ステップ851)。
最後に、図8を参照して窓口端末3における処理動作について説明する。
携帯端末2から生体情報B720及び取引情報を受信した窓口端末3は、生体情報Bをメモリ42に、取引情報をメモリ32に記憶する(ステップ871)。窓口端末3のCPU31はハードディスク35上のB生体情報認証プログラム302を起動し、利用者に生体認証装置320による生体情報の認証を促すメッセージをディスプレイ34に表示する。生体認証装置320に生体情報Bの生体がセットされると、生体認証装置320の制御部41は、センサ部43にセットされた生体情報B(認証用)を読み取り、メモリ42に記憶する(ステップ872)。
生体認証装置320の制御部41は、メモリ42に記憶された上記二つの生体情報(生体情報Bと生体情報B(認証用))を照合する(ステップ873)。照合の結果、両者が一致した場合(ステップ873;Yes)、メモリ42に記憶された生体情報Bを破棄する(ステップ874)。
一方、照合の結果、両者が不一致の場合(ステップ873;No)、窓口端末3のCPU31はディスプレイ34に認証に失敗した旨のメッセージを表示し、生体認証装置220の制御部41は、メモリ42に記憶された生体情報Bを破棄する(ステップ881)。
認証が成功したら(ステップ873;Yes)、窓口端末3のCPU31は、ハードディスク上の業務プログラム304を起動し、メモリ42に記憶した取引情報を用いて業務取引を実施する(ステップS875)。業務取引が終了すると、窓口端末3のCPU31は、メモリ32から取引情報を破棄し(ステップS876)、ディスプレイ34に取引が終了した旨のメッセージを表示して取引を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、事前に登録する取引情報と個人の生体情報とを結びつけることにより、高い認証精度にてスムーズな取引を実現することが可能となり、利用者にとって煩わしさを与えることがなくなる。
また、生体認証と引き換えに携帯端末が利用できること、取引情報の登録にも生体認証を必要とすることで、取引情報等と個人とを高セキュリティにて結び付けることができる。また、携帯端末2が専用端末の場合、多様な入力方式の提供や、適切なガイド機能あるいはヘルプ機能による操作の補助が可能であり、利用者の入力に対するストレスの低減にも繋がる。
なお、上述した実施の形態においては、生体情報Bは受付端末1から携帯端末2に送信され、さらに携帯端末2から窓口端末3に送信されることとしたが、受付端末1から携帯端末2及び窓口端末3の双方に送信することも可能である。
さらに、携帯端末2及び窓口端末3にSDカードのような媒体に生体情報を記録することができる媒体読取書込部を追加し、その媒体読取書込部が生体情報Bを媒体に記録し、媒体を介して各端末間での生体情報Bの受け渡しを行うことも可能である。
また、受付端末1での生体情報Bの登録時、および窓口端末3での生体情報Bの認証時に携帯端末2を接続し、携帯端末2の認証装置を用いて生体情報Bを取得する方法が挙げられる。この方法によれば生体情報Bの認証装置の必要数を減らすことも可能である。
なお、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
1:受付端末、 2:携帯端末、 3:窓口端末、 101,202,302:生体情報認証プログラム、 102:生体情報登録プログラム、 110,120,220,320:生体情報認証装置、 130:ICカードR/W、 140,240,340:通信接続部。
Claims (4)
- 利用者の認証を行う第1端末と、該第1端末における認証結果に従って利用者の操作を許容して取引情報の登録を行う第2端末と、該第1端末における認証結果に従って利用者の操作を許容して該第2端末における登録情報を用いて取引の処理を行う第3端末とを含む生体認証システムであって、
該第1端末は、所定の生体情報を読み取る第1の生体情報読取部と、記録媒体の読み込みや書き込みを行う媒体読込書込部と、該生体情報読取部から読み取った生体情報と該媒体読込書込部から読み込んだ生体情報を照合する第1の制御部と、該第2端末との通信を可能とする通信接続部とを有し、
該第2端末は、該所定の生体情報とは異なる他の生体情報を読み取る第2の生体情報読取部と、該第1端末および該第3端末との通信を可能とする通信接続部と、該第2の生体情報読取部から読み取った生体情報と通信により該第1端末から受取った生体情報を照合する第2の制御部と、該第3端末にて用いる取引情報を入力する入力部とを有し、
該第3端末は、該他の生体情報を読み取る第2の生体情報読取部と、該第2端末との通信を可能とする通信接続部と、該第2の生体情報読取部から読み取った生体情報と通信により該第2端末から受取った生体情報を照合する第2の制御部とを有し、
該第1端末における生体情報の認証結果を用いて個人を特定し、該他の生体情報の認証結果を用いて該第2端末より該取引情報を入力し該第3端末に伝えることを特徴とする生体認証システム。 - 該第1端末において、該第1の生体情報読取部から読み取った第1の種類の生体情報と該媒体読込部から読み込んだ生体情報を照合した結果、認証可である場合、該第2の生体情報読取部から第2の種類の生体情報を読み取って該通信接続部からの該第2端末への送信を行い、該第1端末において認証した結果と該生体情報読取部から読み取った生体情報を該第2端末に伝え、該第2端末と該第3端末とを該通信接続部によって接続し該第1端末において認証した結果と該生体情報読取部から読み取った生体情報及び取引情報を該第3端末に伝えることを特徴とする請求項1に記載の生体認証システム。
- 該第2端末は専用の携帯端末であり、取引情報の入力方式として項目の選択や手書き入力といった複数の入力方式を有し、入力を補助するガイド機能やヘルプ機能を持つことを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の生体認証システム。
- 利用者の認証を行う第1端末において、第1の認証手段にて利用者の第1の生体情報を読み取るステップと、読み取られた第1の生体情報と利用者が所持する記録媒体に予め記録されている第1の生体情報とを照合して第1の生体認証を行うステップと、該第1の読取手段にて読み取られた利用者の第2の生体情報を記録媒体に記録するステップと、該第2の生体情報を該第2端末に伝えるステップと、を有し、
該第1端末における認証結果に従って利用者の操作を許容して取引情報の登録を行う第2端末において、第2の読取手段にて利用者の第2の生体情報を読み取るステップと、読み取られた第2の生体情報と該第1端末より伝えられた第2の生体情報とを照合して第2の生体認証を行うステップと、第2の生体認証の結果を用いて取引情報の入力を許可するステップと、該第1端末より受信した第2の生体情報と入力した取引情報を該第3端末に送信するステップとを有し、
該第1端末における認証結果に従って利用者の操作を許容して該第2端末における登録情報を用いて取引の処理を行う第3端末において、第2の読取手段にて利用者の第2の生体情報を読み取るステップと、該第2端末より伝えられた第2の生体情報とを照合して第2の生体認証を行うステップと、第2の生体認証の結果から該第2端末にて入力された取引情報を用いて取引を行うステップとを有する生体認証方法。
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