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JP2011084368A - 荷役装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造の複雑化を回避しつつ好適な動力の回生を行い得る荷役装置を提供する。
【解決手段】荷役装置1は、所定の重量以上の荷物Nを搭載した負荷時におけるリフトダウン操作時にはソレノイドバルブ33を閉じるとともに外部回生用バルブ6を開いて動力回生用外部専用通路4に作動液を流してタンク8に戻す一方、荷物Nが所定の重量以上ではない低負荷時のリフトダウン操作時にはソレノイドバルブ33を開くとともに外部回生用バルブ6を閉じてリフトロック機構付きコントロールバルブ3内部に作動液を流してタンク8に戻すこと特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、フォークリフトを始めとする各種産業用車両に好適に適用可能な液圧回路を使用した荷役装置に関するものである。
従来、フォークリフト等のコントロールバルブを使用した液圧機器においては、荷物を搭載した負荷時のリフトダウン動作を利用して動力を回生し得る液圧回路が提案されている。その一例として、特許文献1にも記載されている、図2に示すような切換弁131を内蔵したコントロールバルブ103を用いた液圧回路101を挙げることができる。
この液圧回路101は、動力源をバッテリVとする電動機MGとし、この電動機MGで液圧ポンプ109を駆動することによりタンク108内の作動液をフィルタf1、コントロールバルブ103を介してリフトシリンダ102へ供給し得るようにしている。そしてこの切換弁131は、図示の中立状態から操作レバー131aを操作し、右行位置ではリフトアップを行い得る状態とする切換機能を有している。また切換弁131は、操作レバー131aの位置を検知し得る操作センサ131bを有している。
同図に示す従来の液圧回路101は、リフトダウン時にはリフトシリンダ102からの作動液はコントロールバルブ103に流れずに外部戻り流路104を通ってフィルタf2を介し、タンク108へと流れるものとなっている。当該外部戻り流路104には電磁ソレノイドバルブ106が設けられている。そしてコントローラ107は、操作センサ131bの出力に応じた開口量となるような信号をソレノイドバルブ106に発することによって、作動液は回生用流路104に導かれ、回生モータ105を作動することによって動力は回生される。詳細には回生モータ105の回転により電動機MGを駆動して発電機として機能させる。
また上述した液圧回路101の他にも、特許文献2に記載されている通り、一体化されたコントロールバルブ内に動力回生のための構成を付与することにより、コントロールバルブからタンクへの戻り流路を回生用流路と直結流路とに切り換え得る構成も開示されている。
特開2007−254058号公報 特開2007−137598号公報
しかしながら、上記図2の構成では荷物Nの重量が小さい場合、かかる圧力がそもそも小さいので、回生モータ105の抵抗分を差し引くと作動液を流す圧力は更に小さくなるため、リフトダウン速度が十分に得られず、動力回生も行えない。
一方特許文献2のものは、一体化されたコントロールバルブ内に作動液の流れを回生のために切り換える構成を内蔵したものであるため、コントロールバルブ自体の構造の複雑化が避けられない。また作動液が通過するバルブの数、流路の分岐数も多くなるため、それが抵抗となってリフトダウン速度及び、回生効率に制約がかかる可能性がある。
加えて、現状でフォークリフトに望まれている機能として、使用者が正確な位置でフォークリフトに搭乗していない状態ではリフトシリンダの下降を禁止するという、いわゆるリフトロック機構が知られている。つまり通常のフォークリフトでは従来のコントロールバルブに代えてリフトロック機構付コントロールバルブに置き換えることによって当該リフトロック機構を付与し、使用者の意図に反して不意にリフトが下降してしまう可能性を有効に排除することができる。そして勿論、このような動力回生用油圧回路の構成についても、斯かるリフトロック機構を搭載したものが期待されている。
本発明は、上記のような点に着目したものであり、部品点数の増加や構造の複雑化を回避しつつ好適な動力の回生を行い得る荷役装置を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る荷役装置は、伸縮して荷物を昇降させるリフトシリンダと、作動液を貯留するタンクと、前記リフトシリンダへの前記作動液の給排を制御するコントロールバルブと、前記リフトシリンダと前記コントロールバルブとを結ぶ流路を前記タンクと連通させる動力回生用通路と、前記動力回生用通路に設けられ、前記リフトシリンダが短縮する際の前記リフトシリンダからの作動液を受けて作動する液圧モータと、前記リフトシリンダと前記コントロールバルブとを結ぶ流路及び前記動力回生用通路に接続して設けられ、前期リフトシリンダから前記液圧モータへの流れを許容する開状態と遮断する閉状態とに切換可能な外部バルブと、前記リフトシリンダと前記コントロールバルブとの間の流路又は前記リフトシリンダと前記外部バルブとの間の流路に設けられ、流路内の圧力を検出する圧力センサと、昇降操作を行う操作部材の動作を検出する操作センサと、前記圧力センサ及び前記操作センサからの信号に基づいて前記コントロールバルブ及び前記外部バルブを制御するコントローラとを具備することを特徴とする。
本構成では、下降操作時にリフトシリンダにかかる負荷が所定値以上である場合、作動液のリフトシリンダからコントロールバルブへの流れはリフトロックバルブによって遮断されるので、リフトシリンダから流出した作動液は外部バルブにのみ流れることになる。そして、作動液は外部バルブを通過して液圧モータを回転させ、タンクへ戻る。従って、予め液圧モータに電動機(発電機)を接続し下降操作に合わせてこの電動機(発電機)を制御するようにすれば、所望の速度で下降させつつ動力を回生することができる。もちろん、電動機(発電機)の代わりに他の装置を接続し、液圧モータでその装置を駆動させることもできる。一方、負荷が所定値以上ではない場合は、リフトシリンダから液圧モータへの流れは外部バルブによって遮断されるので、リフトシリンダから流出した作動液はコントロールバルブ内部を通してタンクに戻される。このとき、コントロールバルブの切換弁によって流量が調節され、それに応じた速度で下降することとなる。
本構成における所定値は、液圧モータを利用して動力回生を行う際に所望の効率が得られる負荷の値や、動力回生が可能な負荷の最小値、必要な下降速度が得られる負荷の値などに設定すればよい。仮に所定値を所望の効率が得られる負荷の値とすれば、負荷が大きければ効率も高くなるので、所望の効率以上の効率で動力回生が行える場合のみリフトシリンダからの作動液が液圧モータを回転させるようにでき、高効率な動力回生を実現することができる。また、所定値を動力回生が可能な負荷の最小値とすれば、より広い負荷範囲に対して動力回生を実現することができる。更に、所定値を必要な下降速度が得られる負荷の値とすれば、作業効率を犠牲にすることなく動力回生を実現することができる。
なお、本発明において、リフトロックバルブは単体のものである必要はなく、コントローラによって切換可能なバルブを含む複数のバルブによって構成されたものであっても良い。
本発明によれば、コントロールバルブが有するリフトロックバルブと外部バルブとを組み合わせることにより、負荷が大きい場合のみ動力回生用通路に作動液を流し、液圧モータを作動させることができる。そのため、液圧モータを利用して動力の回生を行うようにすることができる。一方、負荷の小さい場合は、動力回生用通路には作動液を流さず、コントロールバルブ内部に作動液を流すことができる。このことによって、回生効果が見込めないにもかかわらず液圧モータを作動させることが回避され、下降速度を十分に確保することができる。また、リフトロックバルブはコントロールバルブに内蔵されたものであるため、コントロールバルブ以外の回路構成が簡素化できると共に配管用の部品が少なくて済み、配管作業の手間も減らすことができる。
本発明の一実施形態に係る回路図。 従来技術に係る回路図。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る荷役装置1は、図1に示すように、例えばバッテリ式のフォークリフトに適用されたもので、動力源をバッテリVとする電動機MGで液圧ポンプ9を駆動するようになっている。本実施形態では荷物Nを昇降させるためのリフトシリンダ2と、マストに傾動動作を行わせる図示しないチルトシリンダとによって動作するものとなっており、液圧ポンプ9作用時にタンク8からフィルタf1を通して吸い上げた作動液をリフトロック機構付コントロールバルブ3を介してリフトシリンダ2及び図示しないチルトシリンダに供給し得るものとなっている。なお本実施形態では主にリフトシリンダ2に関する構成要素について主に説明し、チルト用切換弁35を始めとするチルトシリンダを動作させるための構成についての説明は便宜上省略するものとする。
また当該荷役装置1は、上述した液圧ポンプ9、リフトシリンダ2、リフトロック機構付コントロールバルブ3の他、動力回生用外部専用通路4と、動力回生用液圧モータ5と、外部回生用バルブ6と、コントローラ7とを主に有している。
動力回生用モータ5は、吸込口が動力回生用外部専用通路4に接続されると共に、吐出口が別の通路によってタンク8に繋がれており、また回転軸がワンウェイクラッチを介して電動機MGに連結されている。つまり、液圧ポンプ9を駆動する際には動力回生用液圧モータ5は電動機MGにより駆動されないが、動力回生用液圧モータ5が電動機MGを駆動する際には併せて液圧ポンプ9も駆動される。これによって電動機MGにより液圧ポンプ9を駆動することができる一方、動力回生用液圧モータ5から伝達される動力によって電動機MGにて回生(発電)することができ、動力回生用液圧モータ5にて液圧ポンプ9の駆動または駆動アシストを行うこともできる。
リフトロック機構付コントロールバルブ3は多連手動切換弁で、液圧ポンプ9とリフトシリンダ2の間に設置される。そのうちの一連がリフトシリンダ2の昇降を行うためのいわゆるリフトセクションであり、リフト用切換弁31と、リフトロックバルブ32と、ソレノイドバルブ33と、非常用バルブ34とを主に有している。
また、各セクションの切換弁には操作レバーが接続されており、リフト用切換弁31には操作レバー31aが接続されている。この操作レバー31aの操作方向に応じてリフト用切換弁31の位置が切換えられ、操作量に応じてリフト用切換弁31の開口量が調節される。更に、リフト用切換弁31は、リフトシリンダ2とリフト通路36で繋がれ、タンク8とタンク通路38とで繋がれている。
リフト用切換弁31は図示の中立状態から操作レバー31aを操作した右行位置としてリフトアップ、左行位置でリフトダウンを行い得る状態とする切換機能を有し、レバー開放後はスプリング力により中立位置に復帰する。すなわち、リフト用切換弁31は、右行位置では液圧ポンプ9とリフト用切換弁31を繋ぐ通路と、リフト通路36とを連通させて液圧ポンプ9からリフトシリンダ2への流れを許容し、左行位置ではリフト通路36及び後述するリフトロックバルブ用パイロット通路37と、タンク通路38とを連通させてリフトシリンダ2からタンク8への流れを許容する。また、中立位置では、液圧ポンプ9からリフトシリンダ2への流れ及びリフトシリンダ2からタンク8への流れ共に遮断するようになっている。そしてリフト用切換弁31にはさらに操作センサ31bが設けられており、操作レバー31aの具体的な操作位置がこの操作センサ31bによって検出され、位置信号がコントローラ7へ入力されている。
リフトロックバルブ32はリフトロック機構付コントロールバルブ3内のリフト用切換弁31とリフトシリンダ2を繋ぐリフト通路36上に設置され、ポペット32b、スプリング32cから構成されている。リフト用切換弁31が作動していない時には、ポペット32bはスプリング32cによって付勢されリフト通路36を閉じている。
リフトロックバルブ用パイロット通路37はポペット32bを開口するためのパイロット流れのための通路で、一方はポペット32bに設けられた制御オリフィス32aを介してリフト通路36に接続している。もう一方はリフト用切換弁31に接続しており、途中に作動液の流れを許容する開状態と遮断する閉状態とに切換可能なソレノイドバルブ33が設置されている。
非常用バルブ34はリフトロックバルブ用パイロット通路37とタンク通路38を繋ぐ通路上に設置され、通常時この通路は非常用バルブ34によって閉じられている。
動力回生用外部専用通路4は、リフトロック機構付コントロールバルブ3の外部でリフト通路36から分岐し、動力回生用液圧モータ5に接続する通路で、途中に作動液の流れを許容する開状態と遮断する閉状態とに切換えや、開状態での開口量を電気信号で設定可能な外部回生用バルブ6が設置されている。
外部回生用バルブ6は、動力回生用液圧モータ5よりも上流側、つまりリフト通路36と動力回生用外部専用通路4との分岐点により近い位置に設けられており、動力回生用液圧モータ5へ流入する作動液の量を調節できるようになっている。なお、図1に示すように、外部回生用バルブ6は動力回生用外部専用通路4上に設けられているが、リフト通路36と動力回生用外部専用通路4との分岐点には流れを切換えたり、遮断したりする機能はないので、実質的にリフト通路36にも接続されていることになる。また、リフト通路36の圧力が圧力センサ7bによって検出され、その信号がコントローラ7へ入力されている。
コントローラ7は操作センサ31bの出力信号により、操作レバー31aの操作方向がリフトアップ方向であるのかリフトダウン方向であるのかを判断すると共にその操作量を把握し、圧力センサ7bの出力信号によってリフトシリンダ2にかかる負荷が所定値以上であるのか、所定値以上でないのかを判断している。ここで所定値は、マストや荷物Nの重量、後述する電動機MGでの回生時の電流値などに基づいて、必要な回生効率を確保できるよう設定すればよい。またコントローラ7は、作業者が運転のための正常な位置に搭乗していることを確認するための図示しない作業者位置センサの出力信号も受信しており、これらの出力結果を総合的に判断して、ソレノイドバルブ33及び外部回生用バルブ6の開閉を制御すると共に電動機MGを制御し、適正な作動を実現している。
本実施形態における具体的な作業毎の作動は、以下の通りである。
リフト用切換弁31が当該右行位置となるリフトアップ操作時には、コントローラ7は電動機MGを駆動させ、液圧ポンプ9から流出した作動液がポペット32bをスプリング32cに抗して押し開くため、作動液はリフト通路36を経由してリフトシリンダ2に流れ込む。このときコントローラ7は外部回生用バルブ6を閉状態とし、動力回生用外部専用通路4への作動液の流出を防いでいる。従って、操作レバー31aの操作量に応じた速度で荷物Nを上昇させることができる。
リフト用切換弁31が当該左行位置となるリフトダウン操作時であり、なおかつ負荷が所定値以上である場合、コントローラ7はソレノイドバルブ33を閉状態とし外部回生用バルブ6を開状態とする。この場合リフト通路36からリフト用切換弁31内部を通ってのタンク通路38への流れは、ポペット32bとソレノイドバルブ33によって遮断されるため、リフトシリンダ2から流出した作動液は全て外部回生用バルブ6を通過後、動力回生用液圧モータ5を回転させる。その回転を回転軸が連結された電動機MGに伝達し発電機として機能させることによって動力を回生することができる。すなわち、電動機MGで発電を行い、バッテリVを充電することができる。なお、他のセクションの操作レバーが同時に操作されていなければ、外部回生用バルブ6を速やかに全開状態とし、操作レバー31aの操作量に応じて電動機MGを介して動力回生用液圧モータ5の回転数を制御するようにすれば、回生効率を高めると共に適切な速度で荷物を下降させることができる。一方、他のセクションの操作レバーも操作されていれば、操作レバー31aの操作量に応じて外部回生用バルブ6の開口量を制御して適切な速度で荷物を下降させることができる。このとき、動力回生用液圧モータ5で液圧ポンプ9を十分に駆動できている場合は、電動機MGを駆動することなく他のセクションを通じて作動液を供給することができる。不十分な場合は電動機MGにて液圧ポンプ9を駆動する必要があるが、動力回生用液圧モータ5から動力がアシストされる分だけ電動機MGの消費電力を抑えることができる。
リフト用切換弁31が当該左行位置となるリフトダウン操作時であり、なおかつ負荷が所定値以上でない場合、コントローラ7はソレノイドバルブ33を開状態とし外部回生用バルブ6を閉状態とする。この場合リフトロックバルブ用パイロット通路37がリフト用切換弁31を経由してタンク通路38に接続されるため、リフト通路36の作動液がポペット32bの制御オリフィス32aを通過して流れる。この流れのためスプリング32cの付勢に抗してポペット32bを開かせる差圧が発生しポペット32bが開口するため、リフト通路36とリフト用切換弁31は連通し、リフトシリンダ2から流出した作動液は全てリフト用切換弁31、タンク通路38を通過してタンク8へ戻されるため、速やかに操作レバー31aの操作量に応じた速度で荷物Nを下降させることができるようになる。
作業者が運転のための正常な位置に搭乗していない場合、コントローラ7は電動機MGを停止させ、ソレノイドバルブ33、外部回生用バルブ6をいずれも閉状態とする。これにより、液圧ポンプ9からの作動液の供給が断たれる一方、リフト通路36からタンク通路38へと通じる通路及び動力回生用外部専用通路4は、操作レバー31aの操作位置にかかわらず全て閉じられる。そのためリフトシリンダ2の作動は一切禁止されるいわゆるリフトロックを行うものとなっている。
なお本実施形態では、非常用バルブ34を開いて作動液をタンク通路38へ流すことにより、操作レバー31aを操作することなくリフトダウンできるようにもなっている。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係る荷役装置1は、汎用性が高いリフトロック機構付コントロールバルブ3をそのまま利用することによって、動力回生のための格別機能を配したような特殊な構造を適用することを有効に回避して、広く適用し易い態様としながらも確実な動力の回生を実現している。具体的には、本実施形態では、ソレノイドバルブ33及び外部回生用バルブ6を制御することによってリフトダウン操作時の作動液の流れを切換えているが、ソレノイドバルブ33はリフトロック機構の一部としてリフトロック機構付コントロールバルブ3に内蔵されているため、同様の機能をコントロールバルブの外部で実現する場合に比べて回路構成が簡素化されるので、配管用部品が少なくて済む。また、本実施形態ではリフトダウン操作時であり、なおかつ負荷が所定値以上である場合に動力回生が行われるので、確実に動力回生の効果が得られ、バッテリVを充電して稼働時間を延ばすことができる。リフトダウン操作時であっても、負荷が所定値以上でない場合には、動力回生を行わずに作動液はリフト用切換弁31を通してタンク8へ戻るので、動力回生用液圧モータ5が抵抗となって十分な速度が得られないということはなく、作業効率が低下することもない。
特に本実施形態では、作業者の搭乗位置によってはリフトシリンダ2の下降動作を禁止する機能、すなわちリフトロック機構を実現しているので、動力回生の機能とともにリフトロック機構の安全性を有効に獲得し、既にリフトロック機構を有している他のフォークリフトに乗り慣れている作業者が、何ら違和感なく同様に本発明を適用したフォークリフトを運転・操作することができるようになっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では外部回生用バルブとして、電磁ソレノイドバルブを単体で適用する態様を開示したが、例えば、リフトシリンダからの作動液が設定圧以上となると流路を切り換え得るような回路構成を適用したものであってもよい。また、液圧ポンプや液圧モータ、電動機やバッテリ等の具体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…荷役装置
2…リフトシリンダ
3…リフトロック機構付コントロールバルブ
4…動力回生用外部専用通路
5…動力回生用液圧モータ
6…外部回生用バルブ
7…コントローラ
7b…圧力センサ
8…タンク
9…液圧ポンプ
31…リフト用切換弁
31a…操作レバー
31b…変位センサ
32…リフトロックバルブ
32a…制御オリフィス
32b…ポペット
32c…スプリング
33…ソレノイドバルブ
34…非常用バルブ
35…チルト用切換弁
36…リフト通路
37…リフトロックバルブ用パイロット通路
38…タンク通路
N…荷物

Claims (1)

  1. 伸縮して荷物を昇降させるリフトシリンダと、
    作動液を貯留するタンクと、
    前記リフトシリンダへの前記作動液の給排を制御するコントロールバルブと、
    前記リフトシリンダと前記コントロールバルブとを結ぶ流路を前記タンクと連通させる動力回生用通路と、
    前記動力回生用通路に設けられ、前記リフトシリンダが短縮する際の前記リフトシリンダからの作動液を受けて作動する液圧モータと、
    前記リフトシリンダと前記コントロールバルブとを結ぶ流路及び前記動力回生用通路に接続して設けられ、前期リフトシリンダから前記液圧モータへの流れを許容する開状態と遮断する閉状態とに切換可能な外部バルブと、
    前記リフトシリンダと前記コントロールバルブとの間の流路又は前記リフトシリンダと前記外部バルブとの間の流路に設けられ、流路内の圧力を検出する圧力センサと、
    昇降操作を行う操作部材の動作を検出する操作センサと、
    前記圧力センサ及び前記操作センサからの信号に基づいて前記コントロールバルブ及び前記外部バルブを制御するコントローラとを具備しており、
    前記コントロールバルブは、前記作動液の流れの向きを切換えると共に流量を調節する切換弁と、前記切換弁と前記リフトシリンダとを結ぶ流路に設けられ、双方向の流れを許容する開状態と遮断する閉状態とに切換可能なリフトロックバルブとを内蔵するものであり、
    前記コントローラは、前記操作センサからの信号により下降操作であると判断した場合、前記圧力センサからの信号に基づいて前記リフトシリンダにかかる負荷が所定値以上であるか否かを判断し、前記所定値以上であれば前記リフトロックバルブを閉状態とすると共に前記外部バルブを開状態とし、前記所定値以上でなければ前記リフトロックバルブを開状態とすると共に、前記外部バルブを閉状態とする制御を行うものであることを特徴とする荷役装置。
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