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JP2011076678A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

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JP2011076678A JP2009228920A JP2009228920A JP2011076678A JP 2011076678 A JP2011076678 A JP 2011076678A JP 2009228920 A JP2009228920 A JP 2009228920A JP 2009228920 A JP2009228920 A JP 2009228920A JP 2011076678 A JP2011076678 A JP 2011076678A
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孝史 山根
Atsuyoshi Sato
敦祥 佐藤
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Abstract

【課題】 不揮発性半導体記憶装置、特にNAND型フラッシュメモリにおいて、“1”書き込みの際のビット線コンタクト部における接合リークを低減して、チップの低消費電力化を実現する。
【解決手段】 ワード線の書き込み電圧を段階的に上昇させながらメモリセルトランジスタにデータが書き込まれる書き込み動作の際に、ワード線の書き込み電圧の大きさに対応して2種類以上の値の書込み禁止電圧が書き込み対象のメモリセルトランジスタに接続されたビット線に対して印加され、ビット線に印加された2種類以上の書込み禁止電圧に対応して2種類以上の値の選択ゲート線電圧が前記選択ゲートトランジスタの選択ゲート電極線に印加される。これにより、ビット線コンタクト部の逆バイアスが小さくなるため、ビット線コンタクト部のリーク電流が低減され、低消費電力が実現される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置のうち、特に、NAND型フラッシュメモリのデータ書き込み方法に関するものである。
不揮発性半導体記憶装置であるNAND型フラッシュメモリは、大容量の記憶媒体として広く使用されている。NAND型フラッシュメモリのメモリセルトランジスタは半導体基板上に絶縁膜を介して電荷蓄積層(浮遊ゲート)と制御ゲートが積層形成されたスタックゲート構造を有している。複数個のメモリセルトランジスタは、隣接するもの同士でソース若しくはドレインを共有する形で直列接続され、その両端に選択ゲートトランジスタが配置され、NANDストリングが構成される。
メモリセルトランジスタは、浮遊ゲートの電荷蓄積状態により、データを不揮発に記憶する。具体的には、浮遊ゲートにチャネルから電子を注入した、しきい値電圧Vthの高い状態を例えばデータ“0”、浮遊ゲートの電子をチャネルに放出させた、しきい値電圧Vthの低い状態をデータ“1”として、2値データ記憶を行う。しきい値分布制御をより細分化することで、4値記憶等の多値記憶方式も行われている。
データ書き込みに際しては、あらかじめNANDセルブロック内のメモリセルトランジスタに対して一括してデータを消去する。これは、選択されたNANDセルブロックの全制御ゲート線(ワード線)の電圧をVss(=0V)とし、メモリセルアレイのp型ウェルには昇圧された正電圧Vera(消去電圧)を与えて、浮遊ゲートの電子をチャネルに放出させることにより行われる。これにより、そのNANDセルブロックのメモリセルトランジスタのデータは全て“1”状態(消去状態)になる。
データ書き込みは、上述した一括データ消去後に、ソース側から順に、選択された制御ゲート線に沿う複数のメモリセルトランジスタ(これを通常、1ページという)に対して一括して行われる。選択されたワード線に昇圧された正の書き込み電圧Vpgmを与えると、“0”データの場合はチャネルから浮遊ゲートに電子が注入され(いわゆる“0”書き込み)、“1”データの場合は電子注入が禁止されて(いわゆる書き込み禁止もしくは“1”書き込み)、データ書き込みが行われる。
以上のような制御ゲート線に沿ったメモリセルトランジスタに対する一括データ書き込みに際して、データに応じてメモリセルトランジスタのチャネル電位を制御することが必要である。例えば、“0”書き込みの場合には、チャネル電位を低く保ち、制御ゲートに書き込み電圧が印加されたときに、チャネルと浮遊ゲートの間のゲート絶縁膜に大きな電界がかかるようにする。“1”書き込みの場合は、チャネル電位を昇圧させて浮遊ゲートへの電子注入を禁止する。
上述したデータ書き込みの際のチャネル電位制御の方式には種々あるが、“1”データ書き込みの場合にチャネルをフローティング状態として、制御ゲートからの容量結合によりチャネル電位を昇圧するセルフブースト方式が従来から知られている。すなわち、制御ゲート線に書き込み電圧を印加する前に、データ“0”および“1”に応じて、ビット線にデータ“0”のときにはVss(=0V)、データ“1”のときにはVdd(電源電圧、例えば3V)を与える方法である。このとき、ソース線側選択ゲートトランジスタはいずれの場合もオフになっている。以下、“1”書き込みのときにビット線に与えられる電圧を書込み禁止電圧という。
“0”データの場合、ビット線側選択ゲートトランジスタはオンであり、NANDストリングのチャネルには、Vssが転送される。このとき、チャネル電位はVssに保たれるので、チャネルと浮遊ゲートとの間には大きな電界が印加され、チャネルから浮遊ゲートへ電子が注入される。
“1”データの場合は、まず、NANDストリングのチャネルが、選択ゲートトランジスタのゲートに与えられる電圧(例えばVdd+α)から選択ゲートトランジスタのしきい値(Vsth)分低下した電位(Vdd+α−Vsth)までプリチャージされる。プリチャージされると、選択ゲートトランジスタがオフになるので、チャネルはフローティングになる。このとき、チャネル電位は、選択された制御ゲートに印加された書き込み電圧Vpgmと、非選択の制御ゲートに印加された中間電圧Vpassによる容量結合で上昇する。チャネルと浮遊ゲートとの間の電界は小さいので、チャネルから浮遊ゲートへ電子は注入されない。
特開2002−260390号公報(第13頁、図4)
しかしながら、前述の特許文献1に記載されているセルフブースト方式においては、“1”書き込みの際にビット線コンタクトとp型ウェルとの間の接合に逆バイアスが印加され、接合リーク電流が発生する。NAND型フラッシュメモリの高集積化・大容量化の傾向にかんがみると、上記のリーク電流を抑制して低消費電力化を図る必要がある。そこで、本発明は、ビット線コンタクト部の接合リークを低減して、低消費電力を実現することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、半導体基板と、前記半導体基板上に第1の方向に沿って形成され、それぞれが素子分離領域によって離間された複数の素子領域と、前記複数の素子領域上に形成され、拡散層領域とゲート絶縁膜と電荷蓄積層と制御ゲート電極とを有する複数のメモリセルトランジスタと、前記複数の素子領域上に形成され、拡散層領域とゲート絶縁膜とゲート電極とを有する選択ゲートトランジスタと、前記素子領域上に直列に配置された前記複数のメモリセルトランジスタと、前記複数のメモリセルトランジスタの少なくとも一端に配置された選択ゲートトランジスタと、を備えたNANDストリングと、前記選択ゲートトランジスタの前記メモリセルトランジスタと反対側の拡散層に接続され、前記第1の方向に沿って形成された複数のビット線と、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って前記複数のメモリセルトランジスタの隣接する制御ゲート電極をそれぞれ接続するワード線と、前記ワード線と平行に配置された、前記選択ゲートトランジスタの隣接するゲート電極をそれぞれ接続する選択ゲート線と、を備え、前記ワード線の書き込み電圧を段階的に上昇させながら前記メモリセルトランジスタにデータが書き込まれる書き込み動作の際に、前記ワード線の書き込み電圧の大きさに対応して2種類以上の値の書込み禁止電圧が書き込み対象のメモリセルトランジスタに接続されたビット線に対して印加され、前記ビット線に印加された2種類以上の書込み禁止電圧に対応して2種類以上の値の選択ゲート線電圧が前記選択ゲートトランジスタの選択ゲート電極線に印加されることを特徴としている。
“1”書き込みの際にビット線コンタクト部に印加される書込み禁止電圧(逆バイアス)が小さくなるため、ビット線コンタクト部のリーク電流が低減され、低消費電力が実現される。
本発明の実施例に係るNAND型フラッシュメモリのブロック構成である。 本発明の実施例に係るNAND型フラッシュメモリのメモリセルの等価回路である。 本発明の実施例に係るNAND型フラッシュメモリのNANDストリングの平面図である。 本発明の実施例に係るNAND型フラッシュメモリのNANDストリングの断面図であり、図3のA−A´に沿って切断し、矢印方向に眺めた断面図である。 本発明の実施例に係るNAND型フラッシュメモリのNANDストリングの断面図であり、図3のB−B´に沿って切断し、矢印方向に眺めた断面図である。 本発明の実施例に係るNAND型フラッシュメモリの“1”書き込み時のチャネル電位を説明する図である。 本発明の実施例に係るNAND型フラッシュメモリの“1”書き込み時のビット線電位および書き込みワード線電位を示す図である。 本発明の実施例の変形例に係るNAND型フラッシュメモリの“1”書き込み時のビット線電位および書き込みワード線電位を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置(例えば、NAND型フラッシュメモリ)のブロック構成を示す。この実施形態に係るNAND型フラッシュメモリは、メモリセルアレイ101、センスアンプ兼データラッチ102、カラムデコーダ103、ロウデコーダ104、アドレスバッファ105、データ入出力バッファ106、基板電位制御回路107、Vpgm発生回路108、Vpass発生回路109、Vread発生回路110、制御信号発生回路111によって構成されている。
メモリセルアレイ101は前述のように、不揮発性のメモリセルを直列接続したNANDストリングを配列して構成される。
センスアンプ兼データラッチ(ビット線制御回路)102は、メモリセルアレイ101のビット線データをセンスし、あるいは書き込みデータを保持するために設けられている。この回路は、データ書き込み後の検証読出し及び書き込み不十分のメモリセルに対する再書き込みを行う際のビット線電位制御を行い、例えばCMOSフリップフロップを主体として構成されている。
また、センスアンプ兼データラッチ102は、データ入出力バッファ106に接続されている。センスアンプ兼データラッチ102とデータ入出力バッファ106の間の接続は、アドレスバッファ105からのアドレス信号を受けるカラムデコーダ103の出力により制御される。
ロウデコーダ104は、メモリセルアレイ101に対して、メモリセルの選択を行うため、具体的には制御ゲート及び選択ゲートを制御するために設けられている。
書き込み電圧(Vpgm)発生回路108は、メモリセルアレイ101の選択されたメモリセルにデータ書き込みを行う際に、電源電圧より昇圧された書き込み電圧Vpgmを発生するために設けられている。このVpgm発生回路108とは別に、データ書き込み時に非選択のメモリセルに与えられる書き込み用中間電圧Vpassを発生するための書き込み用中間電圧(Vpass)発生回路109、及びデータ読み出し時(検証読み出し時を含む)に非選択のメモリセルに与えられる読み出し用中間電圧Vreadを発生するための読み出し用中間電圧(Vread)発生回路110が設けられている。
書き込み用中間電圧Vpassおよび読み出し用中間電圧Vreadは、書き込み電圧Vpgmよりは低いが、電源電圧Vccより昇圧された電圧である。制御回路111は、書き込み動作、消去動作、読み出し動作、書き込み検証動作、過書き込み検証動作、データラッチ単位分のデータ消去動作、書き込み動作の初期電圧やステップアップ分の電圧パルスを可変設定するための再書き込み動作等を制御する。
図2は、メモリセルアレイ101の等価回路である。メモリセルトランジスタ(MT)が列方向に直列に複数個接続され、その両端に選択トランジスタ(S1、S2)が接続されたNANDストリングが構成されている。行方向に配置された複数のNANDストリング間で、メモリセルトランジスタM0〜M31がワード線(WL0、WL1、・・・、WL31)によって共通接続されている。メモリセルトランジスタM0〜M31と同様、行方向に配置された複数のNANDストリング間で、選択トランジスタ(S1、S2)がドレイン側選択ゲートワード線SGDおよびソース側選択ゲートワード線SGSによって共通接続されている。それぞれのNANDストリングの一方の端はビット線(BL1、BL2)に接続され、他方の端はソース線に接続されている。
図3は、メモリセルアレイ101を構成するNANDストリングの平面図である。
図3に示すように、半導体基板31の主面に複数の素子領域AA0〜AA2が設けられている。これらの素子領域AA0〜AA2は、それぞれ所定方向、すなわち図3の上下方向に沿って帯状に形成され、互いに離間して配置されている。
これらの素子領域AA0〜AA2は、素子分離領域32によって絶縁分離されている。この素子領域AA0〜AA2には、メモリセルトランジスタMTのソース/ドレインとなる拡散領域34が複数個、メモリセルトランジスタMTのワード線WLによって互いに離間して形成されている。そして、隣接する拡散領域34を共有することにより複数のメモリセルトランジスタMTが直列に接続され、NANDストリングを形成している。
素子領域AA0〜AA2および素子分離領域32上には、複数のメモリセルトランジスタMTのワード線WLが、上記所定方向と直交する方向、すなわち図3の横方向に沿って配置され、選択ゲートトランジスタS1/S2の選択ゲート線SGS/SGDがワード線WLと並行して配置されている。
そして、各素子領域AA0〜AA2と交差するワード線WL下には、メモリセルトランジスタMTのチャネルがそれぞれ形成され、また各素子領域AA0〜AA2と交差する選択ゲート線SGS/SGDの下には、選択トランジスタS1/S2のチャネルがそれぞれ形成されている。選択トランジスタS1/S2の拡散領域SまたはDは、ビット線コンタクトおよびソース線コンタクトにそれぞれ接続されている。
図4は、図3中のA−A´線に沿った断面図である。
図4に示すように、各メモリセルは、半導体基板31中に形成された(p型ウェル(図示せず))上に設けられたトンネル絶縁膜Tox、トンネル絶縁膜Tox上に設けられた浮遊ゲートFG、浮遊ゲートFG上に設けられたゲート間絶縁膜IPD、ゲート間絶縁膜IPD上に設けられた制御ゲートCG(41)、および制御ゲートCG(41)上に設けられたシリサイド層41Sを備えた積層構造である。それぞれのメモリセルは、浮遊ゲートFGに電荷を蓄積することによりしきい値が変化するメモリセルトランジスタMTを構成している。各浮遊ゲートFGは、それぞれのメモリセルトランジスタMTについて電気的に分離している。制御ゲートCGは、ワード線WL0〜WL31に接続され、ワード線方向のメモリセルトランジスタにおいて、電気的に共通接続されている。
また、各メモリセルトランジスタMTは、上記積層構造の側壁上に沿って設けられたスペーサ24、および上記積層構造を挟むようにPウェル中に設けられたソースSまたはドレインDを備えている。
選択ゲートトランジスタS1、S2は、ゲート絶縁膜Gox、ゲート間絶縁膜IPD、ゲート電極G、シリサイド層42Sを備えている。ゲート間絶縁膜IPDは、ゲート電極G中が分離され、その上下層が電気的に接続するように設けられている。シリサイド層42Sは、ゲート電極G上に設けられている。
また、選択ゲートトランジスタS1、S2は、ゲート電極Gの側壁上に沿って設けられたスペーサ24、およびゲート電極Gを挟むようにPウェル中に設けられたソースSまたはドレインDを備えている。
選択ゲートトランジスタS1、S2は、ビット線BL方向に沿ったNANDストリングを選択してビット線BLに接続するため、選択ゲートトランジスタS1、S2のゲート電極Gはそれぞれ選択ゲート線SGD,SGSに接続されている。
選択ゲートトランジスタS2のソースSは、層間絶縁膜17−1中のソース線コンタクトSC−1、SC−2を介してソース線に接続されている。
層間絶縁膜37−1、37−2中にビット線BL2が設けられている。ビット線BL2は、層間絶縁膜37−1中のビット線コンタクトBC1〜BC3を介して選択ゲートトランジスタS1のドレインDと電気的に接続されている。
図5は、図3中のB−B´線に沿った断面図である。
図5に示すように、素子分離絶縁膜33により区画された素子領域において、ワード線WL2とビット線BL0〜BL2との交差位置にメモリセルトランジスタMT0〜MT2が配置されている。
なお、NANDストリングには、選択ゲート線SGSおよびSGDはそれぞれ少なくとも1つ以上あればよい。NANDストリング内のメモリセルトランジスタMTの数は、この実施例の場合に限られない。たとえば、NANDストリング内のメモリセルの数は複数であれば良く、2個(nは正の整数)またはそれらに1個から4個程度のダミーセルを追加した数であることがアドレスデコードをする上で望ましい。
次に、図6を用いて、本発明の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の“1”書き込み動作時のチャネル電位Vchについて説明する。
最終的なチャネル電位Vchは、ビット線からチャネルへの初期転送電位Vinitと、非選択ワード線の電位Vpassからの容量結合によってブーストされた電位Vbstとの和になる。
Vch=Vinit+Vbst
まず、Vinitを求める。ビット線電位をVblとして、ビット線側選択ゲートトランジスタS1のゲート電位Vsgdを
Vsgd=Vbl+0.5V
とする。ここでは、SGDのしきい値Vsthが0.5Vより大きい場合を考えると、VsdgとVinitとの差がVsthに等しくなるまでビット線電位Vblはチャネルに転送される。その後にビット線側選択ゲートトランジスタS1はオフになるので(チャネルはフローティング)、
Vinit=Vsgd−Vsth
となる。
次に、Vbstを求める。チャネルの容量をCch、セルの容量をCcellとすれば、容量結合によってブーストされた電位Vbstは、
Vbst=Vpass×Ccell/(Ccell+Cch)
となる。
簡単のために、Cch≒Ccellとすると、結局、
Vch=Vinit+Vpass×0.5 (式(1))
となる。
図7は、本発明の実施例1に係る不揮発性記憶装置(NANDフラッシュメモリ)の“1”書き込み動作時のワード線印加電圧、ビット線印加電圧、およびチャネル電位を示す。選択されたワード線には、例えばVpgm=16Vから、1V刻みで書き込み電圧Vpgmが増加されるステップアップ書き込みが行われる。選択されていないワード線には、Vpass=10Vの一定の電圧が印加される。ビット線には書込み禁止電圧Vbl=1.0V、ビット線側選択ゲートトランジスタS1のゲートにはVsgd=1.5Vが印加される。従来のVblは、Vdd(3V)程度なので、Vblを従来よりも減少させることにより、ビット線コンタクトBCと半導体基板(p型ウェル)31との間に印加される逆バイアスは小さくなる。これにより、ビット線コンタクトBC部分での接合リーク電流も減少し、チップ全体の消費電力が低減する。
なお、Vbl=1V、Vsgd=1.5Vと設定することにより、Vchが下がり、チャネルから浮遊ゲートへの電子注入による誤書き込みが懸念される。しかし、Vsth=1V、Vpass=10Vとすれば、式(1)より、Vch=5.5Vとなる。
チャネルと制御ゲートの電位差は10.5V(Vpgm=16Vのとき)〜13.5V(Vpgm=19Vのとき)なので、書き込み開始時の電位差16Vよりも小さく、誤書き込みは起こらない。
Vpgmをステップアップさせる段階で、VblおよびVsgdのステップアップも行う。ここでは、Vpgm=20Vのときに、書込み禁止電圧Vbl=3V、Vsgd=3.5Vとする。このVblは、従来のVblと同程度なので、ビット線コンタクト部分での接合リーク電流は、従来と変わらない。式(1)より、Vch=7.5Vであり、チャネルと制御ゲートの電位差は、12.5V(Vpgm=20Vのとき)〜14.5V(Vpgm=22Vのとき)であるから、Vpgmが19Vまでの場合と同様に、誤書き込みは起こらない。
以上に説明したように、本発明の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、Vpgmが低い範囲で“1”書き込みの際の書込み禁止電圧Vblを減少させることにより、ビット線コンタクトBC部分での接合に印加される逆バイアスが減少し、接合リーク電流も減少する。したがって、チップ全体の消費電力を低減させることができる。
なお、本実施例では、書込み禁止電圧Vblを2段階にステップアップさせたが、3段階以上にステップアップさせても良い。
また、ビット線コンタクト部分での接合リーク電流を低減させるためには、Vblは小さい値の方が望ましい。しかし、VblがVsgd−Vsthより小さい場合には、選択ゲートトランジスタS1がオフにならず、チャネル部分がフローティングにならないので、その値がVblの下限となる。
(実施例の変形例)
次に、本発明の実施例の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置について、図8を用いて説明する。
変形例に係る不揮発性半導体記憶装置は、実施例と構造等は同一であるが、ベリファイ電圧および“0”書き込みセルのビット線電位を変えて、メモリセルトランジスタの“0”書き込み後のしきい値ベリファイを2回行うことが前述の実施例と異なっている。図8(b)に示すように、Vbl=Vbl1=0Vとした1回目の“0”書き込みでは、ベリファイ電圧はVerify2とされる。この1回目の書き込みの際に、“1”書き込みのメモリセルに対しては図8(a)に示すように、Vpgm=16V〜19Vのときは、ビット線とビット線側選択トランジスタのゲートにそれぞれ書込み禁止電圧Vbl=2V、Vsgd=2.5Vの電圧を印加する。このとき、式(1)より、Vch=6.5Vとなり、チャネルと制御ゲートの電位差は9.5V(Vpgm=16Vのとき)〜12.5V(Vpgm=19Vのとき)となる。
Vpgm=20V〜22Vのときは、“1”書き込みのメモリセルに対しては、ビット線とビット線側選択トランジスタのゲートにそれぞれ書込み禁止電圧Vbl=3V、Vsgd=3.5Vの電圧を印加する。式(1)より、Vch=7.5Vであり、チャネルと制御ゲートの電位差は、12.5V(Vpgm=20Vのとき)〜14.5V(Vpgm=22Vのとき)となる。
続いて、1回目の書き込み後にしきい値がVerify2以上、Verify1以下のメモリセルトランジスタに対しては、ベリファイ電圧をVerfiy1、Vbl=Vbl2=0.5Vとした2回目の“0”書き込みを行う。この際、Vbl2をチャネルに転送可能となるように、Vsdg=2.0Vに設定される。このような条件の“0”書き込みは、チャネル電位が上がり、チャネルと浮遊ゲート間の電界が緩和されるため、メモリセルトランジスタのしきい値を微調整して、その分布幅を狭くするのに適している。この場合も、“1”書き込みのメモリセルに対しては、前述のように、図8(a)に示されたビット線電圧(書込み禁止電圧)Vblのステップアップを行う。
以上に説明したように、本発明の実施例の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、Vpgmが低い範囲で“1”書き込みの際の書込み禁止電圧Vblを減少させることにより、ビット線コンタクト部分での接合に印加される逆バイアスが減少し、接合リーク電流も減少する。したがって、チップ全体の消費電力を低減することができる。
なお、本実施例の変形例では、書込み禁止電圧Vblを2段階にステップアップさせたが、3段階以上にステップアップさせても良い。
また、上記では浮遊ゲート電極を有するメモリセルトランジスタについて説明したが、MONOS型のメモリセルトランジスタを有するNANDフラッシュメモリについても、本発明は有効である。
24 スペーサ
31 半導体基板
32 素子分離領域
33 素子分離絶縁膜
34 拡散領域(ソースまたはドレイン)
37 層間絶縁膜
41(CG) 制御ゲート
42 上部ゲート電極
41S、42S シリサイド層
BL0、BL1、BL2 ビット線
WL0〜WL31 ワード線
SGS、SGD 選択ゲート線
MT メモリセルトランジスタ
S1、S2 選択ゲートトランジスタ
Tox メモリセルトランジスタのトンネル絶縁膜
Gox 選択ゲートトランジスタのゲート絶縁膜
FG 浮遊ゲート
IPD ゲート間絶縁膜
BC ビット線コンタクト
SC ソース線コンタクト
S ソース
D ドレイン
G 選択ゲートトランジスタのゲート電極
Vbl、Vbl1、Vbl2 ビット線電圧
Vsgd ビット線側選択ゲートトランジスタのゲート電極の電位
Vsth ビット線側選択ゲートトランジスタのしきい値電圧
Vch チャネル電位
Vpgm 書き込み電圧
Vpass 書き込み用中間電圧
Vss ソース線電位
Vdd 電源電圧
Cch チャネル容量
Ccell セル容量
101 メモリセルアレイ
102 ビット線制御回路
103 カラムデコーダ
104 ロウデコーダ
105 アドレスバッファ
106 データ入出力バッファ
107 基板電位制御回路
108 Vpgm発生回路
109 Vpass発生回路
110 Vread発生回路
111 制御信号発生回路

Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に第1の方向に沿って形成され、それぞれが素子分離領域によって離間された複数の素子領域と、
    拡散層領域とゲート絶縁膜と電荷蓄積層と制御ゲート電極とを有し、前記複数の素子領域上に直列に配置されて形成された複数のメモリセルトランジスタと、
    拡散層領域とゲート絶縁膜とゲート電極とを有し、前記複数の素子領域上に前記複数のメモリセルトランジスタの少なくとも一端に配置されて形成された選択ゲートトランジスタと、
    前記選択ゲートトランジスタの前記メモリセルトランジスタと反対側の拡散層に接続され、前記第1の方向に沿って形成された複数のビット線と、
    前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って前記複数のメモリセルトランジスタの隣接する制御ゲート電極をそれぞれ接続するワード線と、
    前記ワード線と平行に配置された、前記選択ゲートトランジスタの隣接するゲート電極をそれぞれ接続する選択ゲート線と、
    を備え、
    前記ワード線の書き込み電圧を段階的に上昇させながら前記メモリセルトランジスタにデータが書き込まれる書き込み動作の際に、前記ワード線の書き込み電圧の大きさに対応して2種類以上の値の書込み禁止電圧が書き込み対象のメモリセルトランジスタに接続されたビット線に対して印加され、前記ビット線に印加された2種類以上の書込み禁止電圧に対応して2種類以上の値の選択ゲート線電圧が前記選択ゲートトランジスタの選択ゲート電極線に印加されることを特徴とした不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記2種類以上の書込み禁止電圧は、前記ワード線の書き込み電圧が高電圧へステップアップされるに従って、より高電圧に設定されることを特徴とした請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記2種類以上の選択ゲート線電圧は、前記ワード線の書き込み電圧が高電圧へステップアップされるに従って、より高電圧に設定されることを特徴とした請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記選択ゲート線電圧から前記書込み禁止電圧を引いた値が、前記選択ゲートトランジスタのしきい値より小さいことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記書き込み動作が第1のベリファイ電圧に対する第1のベリファイ動作および第2のベリファイ電圧に対する第2のベリファイ動作を含み、第1および第2のベリファイ電圧に対してそれぞれ二種類の書込み禁止電圧が前記ビット線に対して印加されることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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