JP2011076210A - プラント点検用安全処置管理方法及びそのシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フォールトツリーにおいてANDゲート又はORゲートの上方に否定ゲートが接続されていれば、論理積及び論理和間の変換式により、これらをORゲート又はANDゲートの下方の2つの否定ゲートに順次書き換えて、ANDゲート又はORゲートの上方に位置する否定ゲートを除去していく。そして、最後に基本事象の上方に位置する否定ゲートのみが残っていれば、その基本事象を否定する事象を新たな基本事象とすることにより、否定ゲートを完全に除去する。
【選択図】図7
Description
A=D*E+F*G
(基本事象Dの確率1、基本事象Eの確率1、基本事象Fの確率1、基本事象Gの確率1)
(基本事象Dの確率2、基本事象Eの確率2、基本事象Fの確率2、基本事象Gの確率2)
: : :
(基本事象Dの確率n、基本事象Eの確率n、基本事象Fの確率n、基本事象Gの確率n)
というセットで保持する。
否定(X*Y)=否定X+否定Y …… (1)
否定(X+Y)=否定X*否定Y …… (2)
頂上事象:温度異常発生
基本事象A:冷却水ポンプP1が正常運転していること(良い状態)
基本事象B:ポンプP1の上流側バルブV1が閉じていること(悪い状態)
基本事象C:ポンプP1の下流側バルブV2が閉じていること(悪い状態)
Claims (6)
- プラントの保守点検を実施する際の点検工程に関する情報について編集する第1のステップと、
前記保守点検を実施する際に発生し得る望ましくない事象としての頂上事象、及びこの頂上事象発生の要因となり得る基本事象の選定を行うことにより、フォールトツリー解析の実行のためのフォールトツリーを編集する第2のステップと、
前記第1のステップで編集した情報に係る事象、及び前記第2のステップで選定した基本事象の各データ属性を照合し、これらの事象間でデータ整合性が確保されるように、基本事象に係るデータを変換する第3のステップと、
前記第3のステップで変換した基本事象に係るデータを用いてフォールトツリー解析を実行し、頂上事象の発生確率を求める第4のステップと、
前記第4のステップで求めた頂上事象発生確率と予め設定してある閾値との比較に基づき、プラントの保守点検を実施する際のリスクを評価する第5のステップと、
前記第4のステップで求めた頂上事象発生確率、及び前記第5のステップで評価したリスクについての表示を行う第6のステップとを有しており、
しかも、前記第4のステップで実行するフォールトツリー解析では、編集時のフォールトツリーに否定ゲートが含まれている場合に、所定手順にしたがってこの否定ゲートを除去した後にフォールトツリー解析を実行する、
ことを特徴とするプラント点検用安全処置管理方法。 - 前記否定ゲートを除去する手順は、下式(1),(2)の変換式を用いて(X,Yは任意の事象とする)、フォールトツリーの上方階層から下方階層へ向かって順次否定ゲートを削除していき、最後に基本事象に係る否定ゲートが残っている場合には、この基本事象を否定する事象を新たな基本事象として用いる、
ものであることを特徴とする請求項1記載のプラント点検用安全処置管理方法。
否定(X*Y)=否定X+否定Y …… (1)
否定(X+Y)=否定X*否定Y …… (2) - 前記プラントの保守点検実施の際の点検対象機器をプラントから隔離するのに必要な情報について編集する第7のステップと、
前記第7のステップ及び前記第1のステップで編集した情報に基づき、前記点検対象機器を含むプラントからの隔離範囲及びその隔離時期を設定する第8のステップと、
前記第8のステップで設定された隔離範囲及び隔離時期により隔離が実施された場合に、この隔離によってプラントの各系統間の整合性が失われることがないことを確認する第9のステップとを有する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載のプラント点検用安全処置管理方法。 - プラントの保守点検を実施する際の点検工程に関する情報について編集する工程データ編集処理部と、
前記保守点検を実施する際に発生し得る望ましくない事象としての頂上事象、及びこの頂上事象発生の要因となり得る基本事象の選定を行うことにより、フォールトツリー解析の実行のためのフォールトツリーを編集するフォールトツリー編集部と、
前記工程データ編集処理部で編集した情報に係る事象、及び前記フォールトツリー編集部で選定した基本事象の各データ属性を照合し、これらの事象間でデータ整合性が確保されるように、基本事象に係るデータを変換するデータ整合処理部と、
前記データ整合処理部で変換した基本事象に係るデータを用いてフォールトツリー解析を実行し、頂上事象の発生確率を求めるフォールトツリー解析部と、
前記フォールトツリー解析部で求めた頂上事象発生確率と予め設定してある閾値との比較に基づき、プラントの保守点検を実施する際のリスクを評価するリスク評価部と、
前記フォールトツリー解析部で求めた頂上事象発生確率、及び前記リスク評価部で評価したリスクについての表示を行う表示部とを有しており、
しかも、前記フォールトツリー解析部は、前記フォールトツリー編集部が編集したフォールトツリーに否定ゲートが含まれている場合に、所定手順にしたがってこの否定ゲートを除去する否定ゲート除去手段を有しており、この否定ゲート除去手段による除去の後にフォールトツリー解析を実行するものである、
ことを特徴とするプラント点検用安全処置管理システム。 - 前記フォールトツリー解析部の否定ゲート除去手段が前記否定ゲートを除去する手順は、下式(1),(2)の変換式を用いて(X,Yは任意の事象とする)、フォールトツリーの上方階層から下方階層へ向かって順次否定ゲートを削除していき、最後に基本事象に係る否定ゲートが残っている場合には、この基本事象を否定する事象を新たな基本事象として用いる、
ものであることを特徴とする請求項4記載のプラント点検用安全処置管理システム。
否定(X*Y)=否定X+否定Y …… (1)
否定(X+Y)=否定X*否定Y …… (2) - 前記プラントの保守点検実施の際の点検対象機器をプラントから隔離するのに必要な情報について編集する隔離関連情報編集部と、
前記隔離関連情報編集部及び前記工程データ編集処理部で編集した情報に基づき、前記点検対象機器を含むプラントからの隔離範囲及びその隔離時期を設定する隔離範囲・時期設定部と、
前記隔離範囲・時期設定部で設定された隔離範囲及び隔離時期により隔離が実施された場合に、この隔離によってプラントの各系統間の整合性が失われることがないことを確認する系統間整合部確認部とを有する、
ことを特徴とする請求項4又は5記載のプラント点検用安全処置管理システム。
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JP2009224632A JP2011076210A (ja) | 2009-09-29 | 2009-09-29 | プラント点検用安全処置管理方法及びそのシステム |
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JP2009224632A JP2011076210A (ja) | 2009-09-29 | 2009-09-29 | プラント点検用安全処置管理方法及びそのシステム |
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2009
- 2009-09-29 JP JP2009224632A patent/JP2011076210A/ja active Pending
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