JP2011073214A - 平版印刷版原版及び平版印刷版の製版方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】支持体上に、(A)赤外線吸収剤、(B)ラジカル重合開始剤、及び(C)重合性化合物を含有する画像記録層を有し、画像露光後に印刷機上で印刷インキと湿し水の少なくとも一方を供給して画像記録層の未露光部分を除去することにより画像形成することが可能である平版印刷版原版であって、該画像記録層が更に(D)ポリオキシアルキレン構造を少なくとも1つ有する紫外線吸収剤を含有することを特徴とする。
【選択図】なし
Description
本発明は更に、高耐刷性と機上現像性をも両立する平版印刷版原版に関する。
この平版印刷版を作製するため、従来、親水性の支持体上に親油性の感光性樹脂層(画像記録層)を設けてなる平版印刷版原版(PS版)が広く用いられている。通常は、平版印刷版原版を、リスフィルムなどの原画を通した露光を行った後、画像部に対応する画像記録層を残存させ、非画像部に対応する不要な画像記録層をアルカリ性現像液又は有機溶剤含有現像液によって溶解除去し、親水性の支持体表面を露出させて非画像部を形成する方法により製版を行って、平版印刷版を得ている。
これに対して、簡易な製版方法の一つとして、画像記録層の不要部分の除去を通常の印刷工程の中で行えるような画像記録層を用い、露光後、印刷機上で画像記録層の不要部分を除去して平版印刷版を得る、機上現像と呼ばれる方法が提案されている。
機上現像の具体的方法としては、例えば、湿し水、インキ溶剤又は湿し水とインキとの乳化物に溶解し又は分散することが可能な画像記録層を有する平版印刷版原版を用いる方法、印刷機のローラ類やブランケットとの接触により、画像記録層の力学的除去を行う方法、湿し水、インキ溶剤などの浸透によって画像記録層の凝集力又は画像記録層と支持体との接着力を弱めた後、ローラ類やブランケットとの接触により、画像記録層の力学的除去を行う方法が挙げられる。
画像記録層に紫外線吸収剤を添加する例として、紫外線吸収剤をマイクロカプセルの壁に含有させる平版印刷版原版が知られている(例えば特許文献2参照)。この方法は、熱融着あるいは極性変換型の画像形成層において、マイクロカプセルの安定性を向上させる点では有効ではあるが、紫外線吸収剤が画像記録層に均一に存在しないことから、ラジカル重合を利用したより高感度の機上現像型平版印刷版においては、水銀灯被りに対してほとんど効果を示さず、実用性に乏しいという課題があった。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
2.前記ポリオキシアルキレン構造が下記一般式(A)で表されることを特徴とする前記1に記載の平版印刷版原版。
6.画像記録層の上層に酸素遮断層を有することを特徴とする前記1〜5のいずれか一項に記載の平版印刷版原版。
7.前記1〜6のいずれか一項に記載の平版印刷版原版を、露光後に、現像処理工程を経ることなく、印刷機上で印刷インキと湿し水の少なくとも一方を供給して未露光部分を除去し、平版印刷版を作製すること特徴とする平版印刷版の製版方法。
本発明の平版印刷版原版は、支持体上に、(A)赤外線吸収剤、(B)ラジカル重合開始剤、(C)重合性化合物、及び(D)ポリオキシアルキレン構造を少なくとも1つ有する紫外線吸収剤を含有する画像記録層を有することを特徴とする。
本発明の平版印刷版原版は、ラジカル重合ネガ型平版印刷版原版であり、露光後に印刷機上で印刷インキと湿し水の少なくとも一方を供給して未露光部分を除去することにより画像形成することが可能である機上現像型平版印刷版原版として用いられる。また、本発明の平版印刷版原版は現像処理を経るネガ型平版印刷版原版としても用いることができる。
本発明において紫外線吸収剤とは、例えば、実用プラスチック用語辞典第三版(プラスチックス・エージ 1989年9月10日 改訂)記載のものを表し、具体的には、可視領域に実質的に吸収を持たず、紫外線を吸収して効率よく熱エネルギーに分散できるもので、かつ光に対して安定な化合物を表す。
本発明に好ましく用いられる紫外線吸収剤の発色団としては、ベンゾトリアゾール化合物、トリアジン化合物、ベンゾフェノン化合物、サリチル酸系化合物、ケイ皮酸エステル化合物、アゾール系化合物、ベンゾジチオール化合物、アゾ化合物、アジン化合物など公知のいかなるものを用いてもよいが、本発明の一般式(1)、一般式(2)一般式(4)〜一般式(9)の各式で表される化合物から選ばれるものであることが好ましい。
本発明の紫外線吸収剤は、ポリオキシアルキレン構造を含むことを特徴とする。ここで「アルキレン」は−CH2CH2−又は−(CH2)3−であることが好ましく、水素原子の代わりに置換基を有してもよい。ポリオキシアルキレン構造は、好ましくは一般式(A)で表される構造である。本発明の紫外線吸収剤がポリオキシアルキレン構造を複数有する場合、これらは同一でも異なっていてもよい。
R101及びR102として、更に好ましくは、水素原子、炭素数1ないし20のアルキル基が挙げられる。
R101及びR102として、特に好ましくは、水素原子及びメチル基が挙げられる。
R103として特に好ましくは、水素原子、及び、炭素数1ないし10のアルキル基が挙げられる。
R103として、水素原子及び炭素数1ないし10のアルキル基が特に好ましい理由は詳細には明らかではないが、置換基全体に占めるポリオキシアルキレン構造単位の体積分率が高いほうが、本発明の効果を好ましく与えるものと推定される。
−(CH2CH2O)5−H、−(CH2CH2O)8−H、−(CH2CH2O)10−H、
−(CH2CH2O)12−H、−(CH2CH2O)16−H、−(CH2CH2O)20−H、
−(CH2CH2O)40−H、−(CH2CH2O)2−CH3、−(CH2CH2O)3−CH3、
−(CH2CH2O)4−CH3、−(CH2CH2O)5−CH3、−(CH2CH2O)8−CH3、
−(CH2CH2O)10−CH3、−(CH2CH2O)12−CH3、−(CH2CH2O)16−CH3、
−(CH2CH2O)20−CH3、−(CH2CH2O)40−CH3、−(CH2CH2O)2−C2H5、
−(CH2CH2O)3−C2H5、−(CH2CH2O)4−C2H5、−(CH2CH2O)8−C2H5、 −(CH2CH2O)12−C2H5、−(CH2CH2O)20−C2H5、−(CH2CH2O)40−C2H5、
−(CH2CH2O)2−C3H7、−(CH2CH2O)2−C4H9、−(CH2CH2O)4−C4H9、
−(CH2CH2O)8−C4H9、−(CH2CH2O)2−C5H11、−(CH2CH2O)2−C6H13、
−(CH2CH2O)4−C6H13、−(CH2CH2O)8−C6H13、−(CH2CH2O)2−C6H5、
−(CH2CH2O)4−C6H5、−(CH2CH2O)8−C6H5、−(CH2CH2O)2−(c−)C6H11
〔ここで(c−)C6H11はシクロヘキシル基を示す〕、
−(CH2CH2O)4−(c−)C6H11、
−(CH2CH2O)8−(c−)C6H11、−(CH2CH2O)2−C7H15、
−(CH2CH2O)2−CH2C6H5、−(CH2CH2O)4−CH2C6H5、
−(CH2CH2O)8−CH2C6H5、−(CH2CH2O)2−C8H17、−(CH2CH2O)4−C8H17、
−(CH2CH2O)8−C8H17、−(CH2CH2O)2−C9H19、−(CH2CH2O)2−C10H21、
−(CH2CH2O)4−C10H21、−(CH2CH2O)2−C12H25、−(CH2CH2O)4−C12H25、
−(CH2CH2O)2−C14H29、−(CH2CH2O)4−C14H29、−(CH2CH2O)2−C16H33、
−(CH2CH2O)4−C16H33、−(CH2CH2O)2−C18H37、−(CH2CH2O)4−C18H37、
−(CH2CH2O)2−C20H41、−(CH2CH2O)4−C20H41、−(CH2CH2O)2−C22H45、
−(CH2CH2O)4−C22H45
−(CH2CH(CH3)O)4−H 、−(CH2CH(CH3)O)5−H、
−(CH2CH(CH3)O)8−H 、−(CH2CH(CH3)O)10−H、
−(CH2CH(CH3)O)12−H 、−(CH2CH(CH3)O)16−H、
−(CH2CH(CH3)O)20−H 、−(CH2CH(CH3)O)40−H、
−(CH2CH(CH3)O)2−CH3 、−(CH2CH(CH3)O)3−CH3、
−(CH2CH(CH3)O)4−CH3 、−(CH2CH(CH3)O)5−CH3、
−(CH2CH(CH3)O)8−CH3 、−(CH2CH(CH3)O)10−CH3、
−(CH2CH(CH3)O)12−CH3 、−(CH2CH(CH3)O)16−CH3、
−(CH2CH(CH3)O)20−CH3 、−(CH2CH(CH3)O)40−CH3、
−(CH2CH(CH3)O)2−C2H5 、−(CH2CH(CH3)O)3−C2H5、
−(CH2CH(CH3)O)4−C2H5 、−(CH2CH(CH3)O)8−C2H5、
−(CH2CH(CH3)O)12−C2H5 、−(CH2CH(CH3)O)20−C2H5、
−(CH2CH(CH3)O)40−C2H5 、−(CH2CH(CH3)O)2−C3H7、
−(CH2CH(CH3)O)2−C4H9 、−(CH2CH(CH3)O)4−C4H9、
−(CH2CH(CH3)O)8−C4H9 、−(CH2CH(CH3)O)2−C5H11、
−(CH2CH(CH3)O)2−C6H13 、−(CH2CH(CH3)O)4−C6H13、
−(CH2CH(CH3)O)8−C6H13 、−(CH2CH(CH3)O)2−C6H5、
−(CH2CH(CH3)O)4−C6H5 、−(CH2CH(CH3)O)8−C6H5、
−(CH2CH(CH3)O)2−(c−)C6H11、−(CH2CH(CH3)O)4−(c−)C6H11、
−(CH2CH(CH3)O)8−(c−)C6H11 、−(CH2CH(CH3)O)2−C7H15、
−(CH2CH(CH3)O)2−CH2C6H5 、−(CH2CH(CH3)O)4−CH2C6H5、
−(CH2CH(CH3)O)8−CH2C6H5、
−(CH2CH(CH3)O)2−C8H17 、−(CH2CH(CH3)O)4−C8H17、
−(CH2CH(CH3)O)8−C8H17 、−(CH2CH(CH3)O)2−C9H19、
−(CH2CH(CH3)O)2−C10H21 、−(CH2CH(CH3)O)4−C10H21、
−(CH2CH(CH3)O)2−C12H25 、−(CH2CH(CH3)O)4−C12H25、
−(CH2CH(CH3)O)2−C14H29 、−(CH2CH(CH3)O)4−C14H29、
−(CH2CH(CH3)O)2−C16H33 、−(CH2CH(CH3)O)4−C16H33、
−(CH2CH(CH3)O)2−C18H37 、−(CH2CH(CH3)O)4−C18H37、
−(CH2CH(CH3)O)2−C20H41 、−(CH2CH(CH3)O)4−C20H41、
−(CH2CH(CH3)O)2−C22H45 、−(CH2CH(CH3)O)4−C22H45、
−(CH(CH3)CH2O)4−H 、−(CH(CH3)CH2O)5−H、
−(CH(CH3)CH2O)8−H 、−(CH(CH3)CH2O)10−H、
−(CH(CH3)CH2O)12−H 、−(CH(CH3)CH2O)16−H、
−(CH(CH3)CH2O)20−H 、−(CH(CH3)CH2O)40−H、
−(CH(CH3)CH2O)2−CH3 、−(CH(CH3)CH2O)3−CH3、
−(CH(CH3)CH2O)4−CH3 、−(CH(CH3)CH2O)5−CH3、
−(CH(CH3)CH2O)8−CH3 、−(CH(CH3)CH2O)10−CH3、
−(CH(CH3)CH2O)12−CH3 、−(CH(CH3)CH2O)16−CH3、
−(CH(CH3)CH2O)20−CH3 、−(CH(CH3)CH2O)40−CH3、
−(CH(CH3)CH2O)2−C2H5 、−(CH(CH3)CH2O)3−C2H5、
−(CH(CH3)CH2O)4−C2H5 、−(CH(CH3)CH2O)8−C2H5、
−(CH(CH3)CH2O)12−C2H5 、−(CH(CH3)CH2O)20−C2H5、
−(CH(CH3)CH2O)40−C2H5 、−(CH(CH3)CH2O)2−C3H7、
−(CH(CH3)CH2O)2−C4H9 、−(CH(CH3)CH2O)4−C4H9、
−(CH(CH3)CH2O)8−C4H9 、−(CH(CH3)CH2O)2−C5H11、
−(CH(CH3)CH2O)2−C6H13 、−(CH(CH3)CH2O)4−C6H13、
−(CH(CH3)CH2O)8−C6H13 、−(CH(CH3)CH2O)2−C6H5、
−(CH(CH3)CH2O)4−C6H5 、−(CH(CH3)CH2O)8−C6H5、
−(CH(CH3)CH2O)2−(c−)C6H11、−(CH(CH3)CH2O)4−(c−)C6H11、
−(CH(CH3)CH2O)8−(c−)C6H11、
−(CH(CH3)CH2O)2−C7H15 、−(CH(CH3)CH2O)2−CH2C6H5、
−(CH(CH3)CH2O)4−CH2C6H5 、−(CH(CH3)CH2O)8−CH2C6H5、
−(CH(CH3)CH2O)2−C8H17 、−(CH(CH3)CH2O)4−C8H17、
−(CH(CH3)CH2O)8−C8H17 、−(CH(CH3)CH2O)2−C9H19、
−(CH(CH3)CH2O)2−C10H21 、−(CH(CH3)CH2O)4−C10H21、
−(CH(CH3)CH2O)2−C12H25 、−(CH(CH3)CH2O)4−C12H25、
−(CH(CH3)CH2O)2−C14H29 、−(CH(CH3)CH2O)4−C14H29、
−(CH(CH3)CH2O)2−C16H33 、−(CH(CH3)CH2O)4−C16H33、
−(CH(CH3)CH2O)2−C18H37 、−(CH(CH3)CH2O)4−C18H37、
−(CH(CH3)CH2O)2−C20H41 、−(CH(CH3)CH2O)4−C20H41、
−(CH(CH3)CH2O)2−C22H45 、−(CH(CH3)CH2O)4−C22H45、
−(CH2CH2O)2−CH2CH=CH2 、−(CH2CH2O)4−CH2CH=CH2
−(CH2CH2O)2−(C=O)CH3 、−(CH2CH2O)4−(C=O)CH3
−(CH2CH2O)2−(C=O)C6H5 、−(CH2CH2O)4−(C=O)C6H5
−(CH2CH2O)2−(C=O)C6H4(4−CH3)
−(CH2CH2O)4−(C=O)C6H4(4−CH3)
−(CH2CH2O)2−(C=O)C6H4(4−OCH3)
−(CH2CH2O)4−(C=O)C6H4(4−OCH3)
−(CH2CH2O)2−(C=O)C6H4(4−Cl)
−(CH2CH2O)4−(C=O)C6H4(4−Cl)
−(CH2CH2O)2−(C=O)CH=CH2
−(CH2CH2O)4−(C=O)CH=CH2
−(CH2CH2O)2−(C=O)C(CH3)=CH2
−(CH2CH2O)4−(C=O)C(CH3)=CH2
−(CH2CH2O)2−(C=O)OC6H5 、−(CH2CH2O)4−(C=O)OC6H5
−(CH2CH2O)2−(C=O)NH2 、−(CH2CH2O)4−(C=O)NH2
−(CH2CH2O)2−(C=O)NHCH3 、−(CH2CH2O)4−(C=O)NHCH3
−(CH2CH2O)2−(C=O)NHC6H5 、−(CH2CH2O)4−(C=O)NHC6H5
−(CH2CH2O)2−(C=O)N(CH3)2 、−(CH2CH2O)4−(C=O)N(CH3)2
−(CH2CH2O)2−(C=O)NH(CH2)2O(C=O)CH=CH2
−(CH2CH2O)4−(C=O)NH(CH2)2O(C=O)CH=CH2
−(CH2CH2O)2−(C=O)NH(CH2)2O(C=O)C(CH3)=CH2
−(CH2CH2O)4−(C=O)NH(CH2)2O(C=O)C(CH3)=CH2
−(CH2CH2O)2−SO3H 、−(CH2CH2O)2−SO3Na
−(CH2CH2O)4−SO3Na 、−(CH2CH2O)2−SO3K
−(CH2CH2O)2−(CH2)2SO3Na 、−(CH2CH2O)4−(CH2)2SO3Na
−(CH2CH2O)2−(CH2)2SO3K 、−(CH2CH2O)2−(CH2)3SO3Na
−(CH2CH2O)4−(CH2)3SO3Na 、−(CH2CH2O)2−(CH2)3SO3K
−(CH2CH2O)2−(CH2)4SO3Na 、−(CH2CH2O)4−(CH2)4SO3Na
−(CH2CH2O)2−(CH2)4SO3K 、−(CH2CH2O)2−(CH2)4SO3NH4
−(CH2CH2O)2−(C=O)(CH2)2CO2Na
−(CH2CH2O)4−(C=O)(CH2)2CO2Na
−(CH2CH2O)2−(C=O)(CH2)2CO2H
−(CH2CH2O)4−(C=O)(CH2)2CO2H
−(CH2CH2CH2O)4−CH3 、−(CH2CH(OH)CH2O)2−H
−(CH2CH(OH)CH2O)4−H 、−(CH2CH(OH)CH2O)2−CH3
−(CH2CH(OH)CH2O)4−CH3 、−(CH2CH(OCOCH3)CH2O)2−H
−(CH2CH(OCOCH3)CH2O)4−H 、−(CH2CH(OCOCH3)CH2O)2−CH3
−(CH2CH(OCOCH3)CH2O)4−CH3
−(CH2CH(OCOCH2CH2CO2H)CH2O)2−H
−(CH2CH(OCOCH2CH2CO2H)CH2O)4−H
−(CH2CH(OCOCH2CH2CO2H)CH2O)2−CH3
−(CH2CH(OCOCH2CH2CO2H)CH2O)4−CH3
−(CH2CH2O)l(CH2CH(CH3)O)m((CH(CH3)CH2O)n−H
(l、m、nは0以上40以下の整数であり、l+m+nは2以上40以下の整数である。それぞれの構造単位の序列は任意である。)
−(CH2CH2O)l(CH2CH(CH3)O)m((CH(CH3)CH2O)n−CH3
(l、m、nは0以上40以下の整数であり、l+m+nは2以上40以下の整数である。それぞれの構造単位の序列は任意である。)
連結基として、より具体的には、下記の2価の基、又は、それらが適宜組み合わさって構成される2価以上の複合連結基を挙げることができる。ここで、R1、R2、R3及びR4は、水素原子又は置換基を表す。R1、R2、及びR3が置換基である場合は、一般式(A)のR101及びR102で表される基を好ましい例として挙げることができる。R4が置換基である場合は、一般式(A)のR103で表される基を好ましい例として挙げることができる。
一般式(1)の化合物について、詳しく説明する。
以上の基は更に置換されていてもよく、置換基の例としては上述のR11〜R18を挙げることができる。
更に好ましくは、水素原子、アルキル基、ハロゲン原子(−F、−Br、−Cl、−I)、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリーロキシ基、アルキルカルボニルオキシ基、アリールカルボニルオキシ基、カルバモイルオキシ基、N−アルキルカルバモイルオキシ基、N−アリールカルバモイルオキシ基、N,N−ジアルキルカルバモイルオキシ基、N,N−ジアリールカルバモイルオキシ基、N−アルキル−N−アリールカルバモイルオキシ基、アルキルスルホキシ基、アリールスルホキシ基、スルホ基(−SO3H)及びその共役塩基基、カルボキシ基及びその共役塩基基などが挙げられる。
特に好ましくは、水素原子、アルキル基、ハロゲン原子(−F、−Br、−Cl、−I)、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリーロキシ基、アルキルカルボニルオキシ基、アリールカルボニルオキシ基、カルバモイルオキシ基、N−アルキルカルバモイルオキシ基、N−アリールカルバモイルオキシ基、スルホ基(−SO3H)及びその共役塩基基、カルボキシ基及びその共役塩基基などが挙げられる。
一般式(2)の化合物について、詳しく説明する。
以上の基は更に置換されていてもよく、置換基の例としては上述のR11〜R18を挙げることができる。
一般式(4)の化合物について、詳しく説明する。
以下に、一般式(4)で表される化合物の好ましい例を挙げるが、本発明はこれらに限定されない。
一般式(5)の化合物について、詳しく説明する。
X51は水素原子又はアルキル基を表し、Y51及びY52は、それぞれ独立に、水素原子、シアノ基、−COOZ51、−CONHZ51、−COZ51、−SO2Z51又は−SO2NHZ51を表し、Z51は、水素原子、アルキル基又はアリール基を表す。Y51とY52とは互いに連結して環を形成してもよい。
X51がアルキル基を表すとき、及び、Z51がアルキル基、又は、アリール基を表すときの好ましい例としては、一般式(1)のR11〜R18で表される置換基がアルキル基又はアリール基を表すときの好ましい例を挙げることができる。
R51〜R55、Y51及びY52の少なくとも一つは、ポリオキシアルキレン構造を有する基を表す。
以下に、一般式(5)で表される化合物の好ましい例を挙げるが、本発明はこれらに限定されない。
一般式(6)の化合物について、詳しく説明する。
以下に、一般式(6)で表される化合物の好ましい例を挙げるが、本発明はこれらに限定されない。
一般式(7)の化合物について、詳しく説明する。
一般式(8)の化合物について、詳しく説明する。
Z81は酸素原子、硫黄原子、−N(R85)−又は−C(R86)(R87)−を表し、R85はアルキル基又はアリール基を表し、R86及びR87は、それぞれ独立に、水素原子又はアルキル基を表し、R86とR87とは互いに結合して環を形成してもよい。R85、R86及びR87がアルキル基又はアリール基を表すときの好ましい例としては、一般式(1)のR11〜R18で表される置換基がアルキル基又はアリール基を表すときの好ましい例を挙げることができる。
Y81及びY82は、一般式(5)における、Y51及びY52と同義である。ただし、R81〜R84、X81、Y81、Y82及びZ81のうち少なくとも一つは、ポリオキシアルキレン構造を有する基を表す。nは0又は1を表す。
一般式(9)の化合物について、詳しく説明する。
次に、本発明の紫外線吸収剤以外の画像記録層の構成成分について詳細に説明する。
本発明に用いられる画像記録層は、露光後に印刷機上で印刷インキと湿し水とを供給して未露光部分を除去することにより画像形成可能である平版印刷版原版を形成することを特徴とする。画像記録層の代表的な態様としては、更に、(A)赤外線吸収剤と、(B)ラジカル重合開始剤と、(C)重合性化合物とを含有し、好ましくは、更に、(E)ポリオキシアルキレン構造を含む高分子化合物を含有する。また、画像記録層の上層に酸素遮断層を有することも好ましい。
以下に、画像記録層に含有できる各成分について、順次説明する。
赤外線吸収剤は、吸収した赤外線を熱に変換する機能と赤外線により励起して後述のラジカル重合開始剤に電子移動及び/又はエネルギー移動する機能を有する。本発明において好ましく使用される赤外線吸収剤は、波長760〜1200nmに吸収極大を有する染料である。
これらの染料のうち特に好ましいものとしては、シアニン色素、スクワリリウム色素、ピリリウム塩、ニッケルチオレート錯体が挙げられる。特に好ましい例として下記一般式(a)で示されるシアニン色素が挙げられる。
本発明に用いられる(B)ラジカル重合開始剤としては、(C)重合性化合物の重合を開始、促進する化合物を示す。本発明において使用しうるラジカル重合開始剤としては、公知の熱重合開始剤、結合解離エネルギーの小さな結合を有する化合物、光重合開始剤などを使用することができる。
本発明におけるラジカル重合開始剤としては、例えば、(a)有機ハロゲン化物、(b)カルボニル化合物、(c)アゾ化合物、(d)有機過酸化物、(e)メタロセン化合物、(f)アジド化合物、(g)ヘキサアリールビイミダゾール化合物、(h)有機ホウ酸塩化合物、(i)ジスルホン化合物、(j)オキシムエステル化合物、(k)オニウム塩化合物、が挙げられる。
(g)ヘキサアリールビイミダゾール化合物としては、例えば、特開2008−195018号公報の段落番号[0027]に記載の化合物が好ましい。
本発明に用いることができる(C)重合性化合物は、少なくとも一個のエチレン性不飽和二重結合を有する付加重合性化合物であり、末端エチレン性不飽和結合を少なくとも1個、好ましくは2個以上有する化合物から選ばれることが好ましい。このような化合物群は当該産業分野において広く知られているものであり、本発明においてはこれらを特に限定無く用いることができる。これらは、例えば、モノマー、プレポリマー、すなわち2量体、3量体及びオリゴマー、又はそれらの混合物並びにそれらの(共)重合体などの化学的形態をもつ。
本発明における画像記録層には、必要に応じて、更に他の成分を含有することができる。
本発明の画像記録層は機上現像性を持たせるために、高分子化合物を含有してもよい。特に、ポリオキシアルキレン構造(ポリオキシアルキレン基)を有するポリマーが好ましい。ポリオキシアルキレン基を有するポリマー、特に側鎖にポリオキシアルキレン基を有する高分子化合物は、画像記録層に、微粒子の形態で含まれていても、粒子形状のような特定の形状を持たず、画像記録層各種材料を相溶又は結合させる媒体として(以下本発明でバインダーという)含まれていてもよい。
いずれにしてもこのような高分子化合物にポリオキシアルキレン基を側鎖に導入することによりポリオキシアルキレン構造を有する紫外線吸収剤との相溶性が良好となり、紫外線吸収剤として有効に作用すると考えられる。
本発明では、機上現像性を向上させるため、ポリマー微粒子を用いることができる。本発明におけるポリマー微粒子としては、疎水性熱可塑性ポリマー微粒子、熱反応性ポリマー微粒子、疎水性化合物を内包しているマイクロカプセル、及び架橋ポリマー微粒子(ミクロゲル)から選ばれる少なくともひとつの微粒子が好ましい。
本発明においては、前記のポリマー微粒子は紫外線吸収剤との相溶性の観点からポリオキシアルキレン構造を有することが好ましい。特にオキシアルキレン基がオキシエチレン基であり、オキシエチレン基の繰り返し単位数が、12〜250であるポリオキシエチレン基であることが好ましい。
熱反応性基官能基及びポリオキシアルキレン構造のポリマー微粒子への導入は、重合時に行ってもよいし、重合後に高分子反応を利用して行ってもよい。
本発明の画像記録層には、画像記録層の各成分の結合剤として、また膜強度を向上させるため、バインダーポリマーを用いることができる。本発明に用いることができるバインダーポリマーは、従来公知のものを制限なく使用でき、皮膜性を有するポリマーが好ましい。なかでも、アクリル樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリウレタン樹脂が好ましい。
バインダーポリマーは、親水性基としてポリオキシアルキレン構造を有することが機上現像性向上の観点から特に好ましい。ポリオキシアルキレン基がポリオキシエチレン基であり、オキシエチレン基の繰り返し単位数が、2〜8であるポリオキシエチレン基であることが好ましい。特に好ましくは、ポリオキシエチレン構造を有するモノマーを共重合したアクリル樹脂が好ましい。
バインダーポリマーに親水性基を付与するには親水性基を有するモノマーを共重合すればよい。
本発明における画像記録層は、耐刷性を低下させることなく機上現像性を向上させるために、低分子親水性化合物を含有してもよい。
低分子親水性化合物としては、例えば、水溶性有機化合物としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール等のグリコール類及びそのエーテル又はエステル誘導体類、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート等のポリヒドロキシ類、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンモノエタノールアミン等の有機アミン類及びその塩、アルキルスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸等の有機スルホン酸類及びその塩、アルキルスルファミン酸等の有機スルファミン酸類及びその塩、アルキル硫酸、アルキルエーテル硫酸等の有機硫酸類及びその塩、フェニルホスホン酸等の有機ホスホン酸類及びその塩、酒石酸、シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、グルコン酸、アミノ酸類等の有機カルボン酸類及びその塩、ベタイン類、等が挙げられる。
これらの化合物は単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
本発明の画像記録層には、着肉性を向上させるために、画像記録層にホスホニウム化合物、含窒素低分子化合物、アンモニウム基含有ポリマーなどの感脂化剤を用いることができる。特に、酸素遮断層に無機質の層状化合物を含有させる場合、これらの化合物は、無機質の層状化合物の表面被覆剤として機能し、無機質の層状化合物による印刷途中の着肉性低下を防止する。
30%ポリマー溶液3.33g(固形分として1g)を、20mlのメスフラスコに秤量し、N−メチルピロリドンでメスアップする。この溶液をウベローデ還元粘度管(粘度計定数=0.010cSt/s)に入れ、30℃にて流れ落ちる時間を測定し、計算式(「動粘度」=「粘度計定数」×「液体が細管を通る時間(秒)」)を用いて定法により算出した。
(1)2−(トリメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=p−トルエンスルホナート/3,6−ジオキサヘプチルメタクリレート共重合体(モル比10/90)
(2)2−(トリメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=ヘキサフルオロホスファート/3,6−ジオキサヘプチルメタクリレート共重合体(モル比20/80)
(3)2−(エチルジメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=p−トルエンスルホナート/ヘキシルメタクリレート共重合体(モル比30/70)
(4)2−(トリメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=ヘキサフルオロホスファート/2−エチルヘキシルメタクリレート共重合体(モル比20/80)
(5)2−(トリメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=メチルスルファート/ヘキシルメタクリレート共重合体(モル比40/60)
(6)2−(ブチルジメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=ヘキサフルオロホスファート/3,6−ジオキサヘプチルメタクリレート共重合体(モル比20/80)
(7)2−(ブチルジメチルアンモニオ)エチルアクリレート=ヘキサフルオロホスファート/3,6−ジオキサヘプチルメタクリレート共重合体(モル比20/80)
(8)2−(ブチルジメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=13−エチル−5,8,11−トリオキサ−1−ヘプタデカンスルホナート/3,6−ジオキサヘプチルメタクリレート共重合体(モル比20/80)
(9)2−(ブチルジメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=ヘキサフルオロホスファート/3,6−ジオキサヘプチルメタクリレート/2−ヒドロキシ−3−メタクロイルオキシプロピルメタクリレート共重合体(モル比15/80/5)
更にその他の成分として、界面活性剤、着色剤、焼き出し剤、重合禁止剤、高級脂肪酸誘導体、可塑剤、無機微粒子、無機質層状化合物、及び共増感剤若しくは連鎖移動剤などを添加することができる。具体的には、特開2008−284817号公報の段落番号[0114]〜[0159]、特開2006−091479号公報の段落番号[0023]〜[0027]、米国特許出願公開第2008/0311520号明細書[0060]に記載の化合物及び添加量が好ましい。
本発明における画像記録層は、例えば、特開2008−195018号公報の段落番号[0142]〜[0143]に記載のように、必要な上記各成分を公知の溶剤に分散又は溶解して塗布液を調製し、これを支持体上にバーコーター塗布など公知の方法で塗布し、乾燥することで形成される。塗布、乾燥後に得られる支持体上の画像記録層塗布量(固形分)は、用途によって異なるが、一般的に0.3〜3.0g/m2が好ましい。この範囲で、良好な感度と画像記録層の良好な皮膜特性が得られる。
本発明の平版印刷版原版は、画像記録層と支持体との間に下塗り層(中間層と呼ばれることもある)を設けることが好ましい。下塗り層は、露光部においては支持体と画像記録層との密着を強化し、未露光部においては画像記録層の支持体からのはく離を生じやすくさせるため、耐刷性を損なわず現像性を向上させるのに寄与する。また、赤外線レーザー露光の場合は、下塗り層が断熱層として機能することにより、露光により発生した熱が支持体に拡散して感度が低下するのを防ぐ。
下塗り層用の高分子樹脂は、質量平均モル質量が5000以上であるのが好ましく、1万〜30万であるのがより好ましい。
本発明の平版印刷版原版に用いられる支持体としては、公知の支持体が用いられる。なかでも、公知の方法で粗面化処理され、陽極酸化処理されたアルミニウム板が好ましい。
また、上記アルミニウム板は必要に応じて、特開2001−253181号公報や特開2001−322365号公報に記載されている陽極酸化皮膜のマイクロポアの拡大処理や封孔処理、及び米国特許第2,714,066号、同第3,181,461号、同第3,280,734号及び同第3,902,734号の各明細書に記載されているようなアルカリ金属シリケートあるいは米国特許第3,276,868号、同第4,153,461号及び同第4,689,272号の各明細書に記載されているようなポリビニルホスホン酸などによる表面親水化処理を適宜選択して行うことができる。
支持体は、中心線平均粗さが0.10〜1.2μmであるのが好ましい。
本発明の平版印刷版原版は、画像記録層の上に酸素遮断層(オーバーコート層)を設けることが好ましい。酸素遮断層は酸素遮断によって画像形成阻害反応を抑制する機能の他、画像記録層における傷の発生防止、及び高照度レーザー露光時のアブレーション防止の機能を有する。
また、酸素遮断層には、可撓性付与のための可塑剤、塗布性を向上させための界面活性剤、表面の滑り性を制御する無機微粒子など公知の添加物を含むことができる。また、画像記録層の説明に記載した感脂化剤を酸素遮断層に含有させることもできる。
本発明の平版印刷版原版の製版は機上現像方法で行うことが好ましい。機上現像方法は、平版印刷版原版を画像露光する工程と、露光後の平版印刷版原版になんらの現像処理を施すことなく、油性インキと水性成分とを供給して、印刷する印刷工程とを有し、該印刷工程の途上において平版印刷版原版の未露光部分が除去されることを特徴とする。画像様の露光は平版印刷版原版を印刷機に装着した後、印刷機上で行ってもよいし、プレートセッターなどで別途行ってもよい。後者の場合は、露光済み平版印刷版原版は現像処理工程を経ないでそのまま印刷機に装着される。その後、該印刷機を用い、油性インキと水性成分とを供給してそのまま印刷することにより、印刷途上の初期の段階で機上現像処理、すなわち、未露光領域の画像記録層が除去され、それに伴って親水性支持体表面が露出され非画像部が形成される。油性インキ及び水性成分としては、通常の平版印刷用の印刷インキと湿し水が用いられる。
以下、更に詳細に説明する。
赤外線レーザーに関しては、出力は100mW以上であることが好ましく、1画素当たりの露光時間は20マイクロ秒以内であるのが好ましく、また照射エネルギー量は10〜300mJ/cm2であるのが好ましい。レーザーにおいては、露光時間を短縮するためマルチビームレーザーデバイスを用いるのが好ましい。
このようにして、本発明の平版印刷版原版はオフセット印刷機上で機上現像され、そのまま多数枚の印刷に用いられる。
(1)支持体の作製
厚み0.3mmのアルミニウム板(材質JIS A 1050)の表面の圧延油を除去するため、10質量%アルミン酸ソーダ水溶液を用いて50℃で30秒間、脱脂処理を施した後、毛径0.3mmの束植ナイロンブラシ3本とメジアン径25μmのパミス−水懸濁液(比重1.1g/cm3)を用いアルミニウム表面を砂目立てして、水でよく洗浄した。この板を45℃の25質量%水酸化ナトリウム水溶液に9秒間浸漬してエッチングを行い、水洗後、更に60℃で20質量%硝酸に20秒間浸漬し、水洗した。この時の砂目立て表面のエッチング量は約3g/m2であった。
次に、この板に15質量%硫酸(アルミニウムイオンを0.5質量%含む)を電解液として電流密度15A/dm2で2.5g/m2の直流陽極酸化皮膜を設けた後、水洗、乾燥して支持体(1)を作製した。
その後、非画像部の親水性を確保するため、支持体(1)に2.5質量%3号ケイ酸ソーダ水溶液を用いて60℃で10秒間、シリケート処理を施し、その後、水洗して支持体(2)を得た。Siの付着量は10mg/m2であった。この基板の中心線平均粗さ(Ra)を直径2μmの針を用いて測定したところ、0.51μmであった。
次に、上記支持体(2)上に、下記下塗り層用塗布液(1)を乾燥塗布量が20mg/m2になるよう塗布して、以下の実験に用いる下塗り層を有する支持体を作製した。
・下記構造の下塗り層用化合物(1) 0.18g
・ヒドロキシエチルイミノ二酢酸 0.10g
・メタノール 55.24g
・水 6.15g
上記のようにして形成された下塗り層上に、下記組成の画像記録層塗布液(1)をバー塗布した後、100℃60秒でオーブン乾燥し、乾燥塗布量1.0g/m2の画像記録層を形成した。
画像記録層塗布液(1)は下記感光液(1)及びミクロゲル液(1)を塗布直前に混合し攪拌することにより得た。
・本発明及び比較用の紫外線吸収剤 表(1)に記載の種類 0.030g
・バインダーポリマー(1)〔下記構造〕 0.240g
・赤外線吸収剤(1)〔下記構造〕 0.030g
・ラジカル重合開始剤(1)〔下記構造〕 0.162g
・重合性化合物
トリス(アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート
(NKエステルA−9300、新中村化学(株)製) 0.192g
・低分子親水性化合物
トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート 0.062g
・低分子親水性化合物(1)〔下記構造〕 0.050g
・感脂化剤 ホスホニウム化合物(1)〔下記構造〕 0.055g
・感脂化剤
ベンジル−ジメチル−オクチルアンモニウム・PF6塩 0.018g
・感脂化剤 アンモニウム基含有ポリマー
[下記構造、還元比粘度44cSt/g/ml] 0.030g
・フッ素系界面活性剤(1)〔下記構造〕 0.008g
・2−ブタノン 1.091g
・1−メトキシ−2−プロパノール 8.609g
・ミクロゲル(1) 2.640g
・蒸留水 2.425g
油相成分として、トリメチロールプロパンとキシレンジイソシアナート付加体(三井化学ポリウレタン(株)製、タケネートD−110N)10g、ペンタエリスリトールトリアクリレート(日本化薬(株)製、SR444)3.15g、及びパイオニンA−41C(竹本油脂(株)製)0.1gを酢酸エチル17gに溶解した。水相成分としてPVA−205の4質量%水溶液40gを調製した。油相成分及び水相成分を混合し、ホモジナイザーを用いて12,000rpmで10分間乳化した。得られた乳化物を、蒸留水25gに添加し、室温で30分攪拌後、50℃で3時間攪拌した。このようにして得られたミクロゲル液の固形分濃度を、15質量%になるように蒸留水を用いて希釈し、これを前記ミクロゲル(1)とした。ミクロゲルの平均粒径を光散乱法により測定したところ、平均粒径は0.2μmであった。
上記画像記録層上に、更に下記組成の酸素遮断層塗布液(1)をバー塗布した後、120℃、60秒でオーブン乾燥し、乾燥塗布量0.15g/m2の酸素遮断層を形成して本発明の平版印刷版原版(1)〜(20)並びに、比較用平版印刷版原版(51)〜(59)を得た。
・無機質層状化合物分散液(1) 1.5g
・ポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製CKS50、スルホン酸変性、
けん化度99モル%以上、重合度300)6質量%水溶液 0.55g
・ポリビニルアルコール((株)クラレ製PVA−405、
けん化度81.5モル%、重合度500)6質量%水溶液 0.03g
・日本エマルジョン(株)製界面活性剤
(エマレックス710)1質量%水溶液 0.86g
・イオン交換水 6.0g
イオン交換水193.6gに合成雲母ソマシフME−100(コープケミカル(株)製)6.4gを添加し、ホモジナイザーを用いて平均粒径(レーザー散乱法)が3μmになるまで分散した。得られた分散粒子のアスペクト比は100以上であった。
比較用平版印刷版原版(60)は、紫外線吸収剤を画像記録層に添加しなかった以外は平版印刷版原版(1)と全く同様にして作製した。
比較用平版印刷版原版(61)では、紫外線吸収剤を画像記録層ではなく酸素遮断層に添加した。すなわち、酸素遮断層塗布液(1)に紫外線吸収剤I−1を0.03g添加した酸素遮断層塗布液(2)を用いた以外は比較用平版印刷版原版(60)と同様に作製した。
下塗り層を有する上記の支持体に、下記の画像記録層塗布液(2)をバー塗布した後、70℃、60秒でオーブン乾燥し、乾燥塗布量0.6g/m2の画像記録層を作製し、本発明の平版印刷版原版(31)〜(39)並びに比較用平版印刷版原版(71)〜(79)を得た。〔実施例31〜39、及び、比較例71−79用〕。
比較用平版印刷版原版(80)は、紫外線吸収剤を画像記録層に添加しなかった以外は平版印刷版原版(31)と全く同様にして作製した。〔比較例80用〕。
・本発明及び比較用の紫外線吸収剤 表(2)に記載の種類 0.2g
・ポリマー微粒子水分散液(1) 20.0g
・赤外線吸収剤(2)[下記構造] 0.2g
・ラジカル重合開始剤
Irgacure250(チバスペシャリティケミカルズ製) 0.5g
・重合性化合物 SR−399(サートマー社製) 1.55g
・メルカプト−3−トリアゾール 0.2g
・Byk336(Byk Chimie社製) 0.4g
・KlucelM(Hercules社製) 4.8g
・ELVACITE4026(Ineos Acrylica社製) 2.5g
・n−プロパノール 55.0g
・2−ブタノン 17.0g
・Irgacure 250:(4−メトキシフェニル)[4−(2−メチルプロピル)フェニル]ヨードニウム=ヘキサフルオロホスファート(75質量%プロピレンカーボナート溶液)
・SR−399:ジペンタエリスリトールペンタアクリレート
・Byk 336:変性ジメチルポリシロキサン共重合体(25質量%キシレン/メトキシプロピルアセテート溶液)
・KlucelM:ヒドロキシプロピルセルロース(2質量%水溶液)
・ELVACITE 4026:高分岐ポリメチルメタクリレート(10質量%2−ブタノン溶液)
1000mlの4つ口フラスコに撹拌機、温度計、滴下ロート、窒素導入管、還流冷却器を施し、窒素ガスを導入して脱酸素を行いつつ、ポリエチレングリコールメチルエーテルメタクリレート(PEGMA エチレングリコールの平均の繰返し単位は50)10g、蒸留水200g及びn−プロパノール200gを加えて内温が70℃となるまで加熱した。次に予め混合されたスチレン(St)10g、アクリロニトリル(AN)80g及び2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.8gの混合物を1時間かけて滴下した。滴下終了後5時間そのまま反応を続けた後、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.4gを添加し、内温を80℃まで上昇させた。続いて、0.5gの2,2’−アゾビスイソブチロニトリルを6時間かけて添加した。合計で20時間反応させた段階でポリマー化は98%以上進行しており、質量比でPEGMA/St/AN=10/10/80のポリマー微粒子水分散液(1)が得られた。このポリマー微粒子の粒径分布は、粒子径150nmに極大値を有していた。
下記方法により本発明並びに比較用の平版印刷版原版の評価を行い、結果を表1、並びに表2にまとめた。
得られた平版印刷版原版を赤外線半導体レーザー搭載の富士フイルム(株)製Luxel PLATESETTER T−6000IIIにて、外面ドラム回転数1000rpm、レーザー出力70%、解像度2400dpiの条件で露光した。露光画像にはベタ画像及び20μmドットFMスクリーンの50%網点チャートを含むようにした。
得られた露光済み原版を現像処理することなく、(株)小森コーポレーション製印刷機LITHRONE26の版胴に取り付けた。Ecolity−2(富士フイルム(株)製)/水道水=2/98(容量比)の湿し水とValues−G(N)墨インキ(大日本インキ化学工業(株)製)とを用い、LITHRONE26の標準自動印刷スタート方法で湿し水とインキとを供給して機上現像した後、毎時10000枚の印刷速度で、特菱アート(76.5kg)紙に印刷を100枚行った。
画像記録層の未露光部の印刷機上での機上現像が完了し、非画像部にインキが転写しない状態になるまでに要した印刷用紙の枚数を機上現像性として計測した。
また、水銀灯耐性の評価として、5700Kの高圧水銀灯を使用し、500luxの照度に調整した条件で、露光後の平版印刷版を1時間放置した後に、同様に機上現像性を計測した。
結果を表1に示す。
上述した機上現像性の評価を行った後、更に印刷を続けた。印刷枚数を増やしていくと徐々に画像記録層が磨耗するため印刷物上のインキ濃度が低下した。印刷物におけるFMスクリーン50%網点の網点面積率をグレタグ濃度計で計測した値が印刷100枚目の計測値よりも5%低下したときの印刷部数を刷了枚数として耐刷性を評価した。
以上より、本発明の効果は明らかである。
平版印刷版原版(31)における画像記録層塗布液(2)を、下記の画像記録層塗布液(3)に代えたこと以外は平版印刷版原版(31)と同様にして平版印刷版原版(40)を作製した。
平版印刷版原版(71)における画像記録層塗布液(2)を、下記の画像記録層塗布液(3)に代えたこと以外は平版印刷版原版(71)と同様にして比較用の平版印刷版原版(81)を作製した。
画像記録層塗布液(2)で使用したポリマー微粒子水分散液(1)20.0gの代わりに下記のポリマー微粒子水分散液(2)を72g加えた以外は画像記録層塗布液(2)と同様にして画像記録層塗布液(3)を作製した。
メカニカルスターラーを備え付けた200mlの三口フラスコに水85g、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)0.3g、アクリロニトリル4.5g、スチレン0.5gを添加し完全に溶解した。次いで、系内を窒素置換した後、窒素フロー(流量:10ml/min)した。次に、70℃に昇温したのち、300rpmの回転速度で攪拌しながら過硫酸カリウム水溶液(過硫酸カリウム0.27g、水10g)を2時間かけて滴下した。滴下終了後、70℃で3時間攪拌し、次いで、80℃に昇温して、2時間攪拌した。質量比でSt/AN=10/90のポリマー微粒子水分散液(2)が得られた。このポリマー微粒子の粒径分布は、粒子径125nmに極大値を有していた。また固形分量は5.5質量%であった。
前述の平版印刷版原版の評価方法に従って平版印刷版原版(40)及び比較用平版印刷版原版(81)の評価を行った(実施例40及び比較例81)。結果を表3に示す。なお、表3には、実施例31及び比較例71の結果も示した。
Claims (7)
- 支持体上に、(A)赤外線吸収剤、(B)ラジカル重合開始剤、及び(C)重合性化合物を含有する画像記録層を有し、画像露光後に印刷機上で印刷インキと湿し水の少なくとも一方をを供給して画像記録層の未露光部分を除去することにより画像形成することが可能である平版印刷版原版であって、該画像記録層が更に(D)ポリオキシアルキレン構造を少なくとも1つ有する紫外線吸収剤を含有することを特徴とする平版印刷版原版。
- 前記ポリオキシアルキレン構造が下記一般式(A)で表されることを特徴とする請求項1に記載の平版印刷版原版。
一般式(A) −(CHR101CHR102O)n−R103
式中、R101及びR102は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基を表し、R103は水素原子又は置換基を表す。nは2ないし50の整数を表す。 - 一般式(A)で表されるポリオキシアルキレン構造において、R101及びR102は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基を表し、R103は水素原子又は炭素数1ないし10のアルキル基を表すことを特徴とする請求項2に記載の平版印刷版原版。
- 紫外線吸収剤が、下記一般式(1)、一般式(2)及び一般式(4)〜一般式(9)の各式で表される化合物から選択される少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の平版印刷版原版。
- 画像記録層に、更に、(E)ポリオキシアルキレン構造を含む高分子化合物を含有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の平版印刷版原版。
- 画像記録層の上層に酸素遮断層を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の平版印刷版原版。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の平版印刷版原版を、露光後に、現像処理工程を経ることなく、印刷機上で印刷インキと湿し水の少なくとも一方を供給して未露光部分を除去し、平版印刷版を作製すること特徴とする平版印刷版の製版方法。
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