JP2011060579A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】照明装置を解体容易な構造にした場合でも、リサイクル以外の目的等で不必要な解体が行われることを抑止することができる照明装置を得る。
【解決手段】照明装置1に、給電路切断機構17を設ける。給電路切断機構17は、一方向クラッチ48と、切断対象部101と、紐部材とを含む。切断対象部101内には、AC/DC変換部61と電圧制御部63とを接続する給電路が形成されている。照明装置1の解体時に、ねじ部材46が結合解除方向に回転すると、一方向クラッチ48がねじ部材46とともに回転し、紐部材を巻き取る。その紐部材によって、切断対象部101内の給電路が切断され、LEDモジュール11が点灯しなくなる。そのため、リサイクル時以外に照明装置1が解体されることを抑止することができる。
【選択図】図1
【解決手段】照明装置1に、給電路切断機構17を設ける。給電路切断機構17は、一方向クラッチ48と、切断対象部101と、紐部材とを含む。切断対象部101内には、AC/DC変換部61と電圧制御部63とを接続する給電路が形成されている。照明装置1の解体時に、ねじ部材46が結合解除方向に回転すると、一方向クラッチ48がねじ部材46とともに回転し、紐部材を巻き取る。その紐部材によって、切断対象部101内の給電路が切断され、LEDモジュール11が点灯しなくなる。そのため、リサイクル時以外に照明装置1が解体されることを抑止することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、固体発光素子を用いる照明装置に関し、特に不必要な解体を抑止することができる照明装置に関する。
従来の照明用光源は、白熱電球(ハロゲン電球を含む)・蛍光ランプ・HIDランプ(高圧ナトリウムランプ・水銀ランプ・メタルハライドランプ)などである。最近、固体発光素子である発光ダイオード(LED)と有機EL発光デバイス(有機LED)が照明用光源として使用され始めている。特に、照明用光源としての発光ダイオードの場合には、その発光効率が高まるに従い、電球代替形状の照明装置や、蛍光ランプ用照明装置を模した照明装置などが検討されている。
固体発光素子は、エネルギー消費量が少なく、今後、照明用光源として使用される割合が飛躍的に高まると予測される。そうすると、固体発光素子を用いた照明装置が大量に使用されるとともに、使用期間を終えた固体発光素子を用いた照明装置が大量に廃棄されることとなる。そのような状況下では、照明装置に組み込まれた固体発光素子を回収し、資源のリサイクルを図る必要がある。
発光ダイオードには、GaAs系やGaP系などのガリウム系半導体が用いられている。ここで、ガリウム系半導体が盛んに用いられている通信用電子デバイス(例えば、携帯電話用)産業におけるガリウムのリサイクルの状況について述べる。通信用電子デバイス産業では、製造プロセスで生じたスクラップ分を対象にして、使用量の約60〜70%のガリウムが回収されているが、製品スクラップについてはリサイクル工程が煩雑であるためガリウムの回収割合が少ない。この通信用電子デバイスの事例からは、製品スクラップからのリサイクルを促進することが必要であることが分かる。製品スクラップからのリサイクルを容易にするためには、まず、解体容易な電気製品を生産することが望ましい。
下記特許文献1〜4には、リサイクルに配慮し電気製品やその構成部品の解体容易性を図る技術が記載されている。下記特許文献1、2では、係合爪を活用し、ねじの使用本数を少なくするといった方法によって解体容易性が図られている。下記特許文献3,4では、筐体内部に筐体を破壊する機構を組み込み、あるいは、水素により脆化する材料によって異種材料(金属と樹脂等)を接合することで解体容易性が図られている。このような技術によれば、電気製品の解体を容易にし、目的の部品を取り出しやすくすることができると考えられる。
また、下記特許文献5には、2つの筐体を結合させる締結具に関し、筐体の結合が解除される場合に締結具が破壊されて筐体に留まり、筐体が開封された痕跡を残すことが記載されている。
南博志著「レアメタル2007(6) ストロンチウム及びガリウムの需要・供給・価格動向等」金属資源レポート 2008年
固体発光素子は、その将来可能性を含めてエネルギー消費量が少ないことに加え、従来から多く用いられてきた蛍光ランプ等の照明用光源よりも寿命が長いという長所を有している。なお、有機EL発光デバイスでは、現時点で光出力の大きさや光束劣化の寿命の短さの点に課題を残すものの、照明用光源としての寿命は将来的には大幅に延長されると予想されている。
このように照明装置に用いる固体発光素子の寿命は非常に長く、あるいは、将来的に長くなるため、基本的に、照明装置に組み込まれる照明用光源が一度も交換されない方針で設計された照明装置が増えていく可能性が高い。つまり、照明装置の照明用光源を取り換える必要がなく、照明装置から照明用光源を容易に取り外せるように設計する必要がないのである。さらに、製品の動作信頼性や安全性の面から、不必要に照明装置を解体して、照明装置から照明用光源を取り出したりできないようにすることが望ましい。
しかしながら、前述のように、今後、照明用に固体発光素子が大量に出荷されていくことを想定すると、将来、製品スクラップから固体発光素子を回収しやすくすることが必須となることが予想される。なお、有機EL発光デバイスのリサイクルについては言及しなかったが、これについても同様に、有機材料を分解したり、無機材料を回収したりする必要性が生じると予想される。
ところが、照明装置から照明用光源を容易に取り外せない場合には、市場から回収した照明装置製品から照明用光源を取り出すのに手間がかかり、リサイクルの妨げとなる。また、照明装置製品全体を破砕し、その破砕物からガリウムの抽出や有機EL化合物の分解処理を行うことも考えられるが、リサイクルに要するコストが増大するため実用的ではない。また、照明用光源だけでなく、筐体を構成する樹脂部材や金属部材等も効率的にリサイクルすることが望ましい。
したがって、リサイクルを効率よく行うためには、照明装置が容易に解体でき、照明装置から照明用光源を容易に取り外せることが望ましい。したがって、上記特許文献1〜4に記載されたような技術を用いて、リサイクル性を考慮した解体容易な照明装置が増加すると予測される。しかしながら、前述の動作信頼性等の観点からは、例えば、リサイクル以外の目的で照明装置を解体すること等の不必要な解体行為を抑止することが望ましい。特に、照明用光源の取り外しを抑止することが望ましい。
上記特許文献1〜4には、解体を容易にする技術は記載されているが、不必要な解体行為を抑止することは記載されていない。上記特許文献5に記載の締結具は、第三者の定期的な監視があれば不正な解体を抑止する効果はあるが、照明装置に関して不必要な解体を抑止する効果は期待できない。
本発明は、上記した課題に鑑み、リサイクル以外の目的で照明装置を解体する等の不必要な解体を抑止し得る照明装置を得ることを目的とする。
本発明は、上記した課題に鑑み、リサイクル以外の目的で照明装置を解体する等の不必要な解体を抑止し得る照明装置を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明装置は、複数の構成部材の組み付け体である筐体と、固体発光素子を有し、前記筐体に含まれる前記構成部材に取り付けられた発光モジュールと、前記発光モジュールの取り付けにおいて前記発光モジュールを前記構成部材に結合させ、または、前記複数の構成部材の組み付けにおいて前記複数の構成部材のうちの2つを結合させ、結合解除操作がなされた場合に前記結合を解除する結合具と、その結合具と機械的に連係させられることによって結合解除操作に伴う前記結合具の解除動作に連動して作動し、前記固体発光素子に供給される電力の給電路を切断する給電路切断機構とを含むことを特徴とする。
本発明に係る照明装置は、結合解除操作に連動して給電路が切断されて発光モジュールが点灯しなくなるため、リサイクル以外の目的で照明装置を解体する等の不必要な解体行為を効果的に抑止し得る。照明装置が点灯不能になったとしても、リサイクルの対象は廃棄された照明装置であるから問題はないのである。点灯不能な状態には、全く点灯しない状態に加え、著しく照度が低下した状態も含まれる。なお、照明装置の説明書等には、解体すると点灯しなくなる旨の注意書きなどを付しておくことが望ましい。
結合具は、例えば、ねじ部材のように、結合解除操作によって容易に結合を解除できるものとされる。また、例えば、係合爪などを有するものであっても、何らかの解除操作によって結合が解除できればよい。また、例えば、リベット状のものであっても、脆弱な部分を破断させることによって結合が解除できるといったものでもよい。
なお、上記構成では、給電路切断機構と機械的に連係させられた結合具(特定結合具と称する)が発明特定事項の1つとされ、それ以外の結合具(一般結合具と称する)についての限定はない。しかしながら、一般結合具を用いないわけではなく、筐体に含まれる複数の構成部材の組み付けや、筐体への発光モジュールの取り付けに任意の一般結合具を用いることができる。その一般結合具は、結合解除操作によって容易に結合を解除できるものが望ましい。そして、複数の結合具のうち、一部の特定結合具に結合解除操作がなされた場合に、給電路が切断されて照明装置が点灯不能になることによっても、不必要な解体を抑止し得るのである。
なお、上記構成では、給電路切断機構と機械的に連係させられた結合具(特定結合具と称する)が発明特定事項の1つとされ、それ以外の結合具(一般結合具と称する)についての限定はない。しかしながら、一般結合具を用いないわけではなく、筐体に含まれる複数の構成部材の組み付けや、筐体への発光モジュールの取り付けに任意の一般結合具を用いることができる。その一般結合具は、結合解除操作によって容易に結合を解除できるものが望ましい。そして、複数の結合具のうち、一部の特定結合具に結合解除操作がなされた場合に、給電路が切断されて照明装置が点灯不能になることによっても、不必要な解体を抑止し得るのである。
結合解除操作は、例えば、ねじ部材を回転させる操作、結合ピンを引き抜く操作等である。給電路には、発光モジュールに電力を供給する配線が含まれる。また、照明装置に発光モジュールを点灯させるための電子回路部品が設けられている場合には、給電路に電子回路部品も含まれる。なお、給電路を導電経路と呼ぶこともできる。固体発光素子には、例えば、発光ダイオード(LED)、有機EL発光素子(有機LED)、半導体レーザーダイオード(LD)等が含まれる。
(1)さらに、本発明に係る照明装置を、前記給電路切断機構が、結合解除操作時に前記結合具によって動作させられる動作部と、その動作部と前記給電路の一部を構成する部品とを連結し、前記動作部の動作に連動して前記部品を取り外すことによって前記給電路を切断する連結部とを有するものとすることができる。
上記構成によれば、結合具になされた結合解除操作に連動して給電路を切断することができる。動作部の動作は、例えば、ねじ部材とともに回転する動作や、結合ピンとともに軸方向に移動する動作等である。また、動作部は、結合具と係合するものとすることや、結合具に接合されたものとすることができる。給電路の一部を構成する部品は、例えば、導電端子、電子回路部品、配線部材等とすることができる。なお、それらの部品を取り外す場合、それらの部品と給電路との電気的な接続が1か所でも途切れて、発光モジュールが点灯不能になればよく、完全に外れてしまうことは必須ではない。
上記構成によれば、結合具になされた結合解除操作に連動して給電路を切断することができる。動作部の動作は、例えば、ねじ部材とともに回転する動作や、結合ピンとともに軸方向に移動する動作等である。また、動作部は、結合具と係合するものとすることや、結合具に接合されたものとすることができる。給電路の一部を構成する部品は、例えば、導電端子、電子回路部品、配線部材等とすることができる。なお、それらの部品を取り外す場合、それらの部品と給電路との電気的な接続が1か所でも途切れて、発光モジュールが点灯不能になればよく、完全に外れてしまうことは必須ではない。
(2)さらに、本発明に係る照明装置を、前記筐体が、前記複数の構成部材の1つとして、前記発光モジュールを支持する基台を含み、前記給電路切断機構が、前記基台と前記発光モジュールとの間に介設される介設板部と、その介設板部を前記発光モジュール側に折り曲げる向きに付勢する弾性部材とを備え、
前記介設板部が、前記発光モジュールの一端部側の第1部分が固定される第1板状部材と、前記発光モジュールの他端部側の第2部分が固定される第2板状部材と、前記第1部材と第2部材とを回動可能に連結する連結部材とを有し、
前記第1板状部材は、前記弾性部材と係合してその弾性部材を弾性変形させた状態で、前記発光モジュールの第1部分とともに前記結合具によって前記基台に結合され、
前記第2板状部材と前記発光モジュールの第2部分とが前記基台に固定された状態で結合解除操作がなされた場合に、前記第1板状部材が前記弾性部材の復元力によって前記基台から離間する向きに回動させられて前記発光モジュールを折り曲げて破断させ、前記発光モジュール内の給電路を切断するものとすることができる。
前記介設板部が、前記発光モジュールの一端部側の第1部分が固定される第1板状部材と、前記発光モジュールの他端部側の第2部分が固定される第2板状部材と、前記第1部材と第2部材とを回動可能に連結する連結部材とを有し、
前記第1板状部材は、前記弾性部材と係合してその弾性部材を弾性変形させた状態で、前記発光モジュールの第1部分とともに前記結合具によって前記基台に結合され、
前記第2板状部材と前記発光モジュールの第2部分とが前記基台に固定された状態で結合解除操作がなされた場合に、前記第1板状部材が前記弾性部材の復元力によって前記基台から離間する向きに回動させられて前記発光モジュールを折り曲げて破断させ、前記発光モジュール内の給電路を切断するものとすることができる。
上記構成によれば、発光モジュールが取り外される場合に、発光モジュールを破壊することで、不必要な取り外しを抑止することができる。
以下、本発明に係る照明装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[実施形態1]
<構成>
図1、図2は、それぞれ照明装置1の側面断面図、照明装置1内部の平面図である。ここで、照明装置1の平面図(図2)は、照明装置1を天井等に取り付けた状態で被照射面側から照明装置1を見た場合の図である。図1は、図2のA−A断面を示している。なお、照明装置1の被照射面側(図1の下側)を「前面側」、その反対側を「背面側」と称する。
[実施形態1]
<構成>
図1、図2は、それぞれ照明装置1の側面断面図、照明装置1内部の平面図である。ここで、照明装置1の平面図(図2)は、照明装置1を天井等に取り付けた状態で被照射面側から照明装置1を見た場合の図である。図1は、図2のA−A断面を示している。なお、照明装置1の被照射面側(図1の下側)を「前面側」、その反対側を「背面側」と称する。
照明装置1は、複数のLEDモジュール11と、それらLEDモジュール11を点灯させる点灯回路13と、LEDモジュール11及び点灯回路13が収容されたケース15と、結合解除時に給電路を遮断する給電路切断機構17とを備える。
(ケースについて)
筐体たるケース15は、複数の構成部材として、照明装置1の背面側を覆うケース本体21(第2構成部材)と、ケース本体21に保持された支持板23(第1構成部材)と、照明装置1の前面側を覆うカバー部材25(第3構成部材)とを含む。
(ケースについて)
筐体たるケース15は、複数の構成部材として、照明装置1の背面側を覆うケース本体21(第2構成部材)と、ケース本体21に保持された支持板23(第1構成部材)と、照明装置1の前面側を覆うカバー部材25(第3構成部材)とを含む。
基台たる支持板23には、前面側にLEDモジュール11が取着され、背面側に点灯回路13が取着されている。支持板23は、熱伝導性の良好な材料(例えば、アルミニウム合金)によって形成されており、LEDモジュール11の放熱器としても機能する。
ケース本体21は、点灯回路13を収容する収容部31と、収容部31の開口端から広がる枠体33とを含む。枠体33の内周部分には、支持板23がねじ部材34によって結合されている。また、複数のLEDモジュール11の配列方向において、枠体33の外周部分にねじ穴35が形成されている。
ケース本体21は、点灯回路13を収容する収容部31と、収容部31の開口端から広がる枠体33とを含む。枠体33の内周部分には、支持板23がねじ部材34によって結合されている。また、複数のLEDモジュール11の配列方向において、枠体33の外周部分にねじ穴35が形成されている。
カバー部材25は、例えば、透光性樹脂又はガラス等の透光性の材料からなり、LEDモジュール11の出力光を前面側に透過させる。また、カバー部材25の外表面は、梨地処理が施されており、LEDモジュール11の出力光がカバー部材25で拡散され白熱電球に近い配光パターンを得ることができる。
複数のLEDモジュール11の配列方向において、カバー部材25の両端には、上記ねじ穴35と対応する位置に貫通穴41、42が設けられている。カバー部材25は、貫通穴41、42に挿入された結合具たるねじ部材45、46によって枠体33と結合されている。
複数のLEDモジュール11の配列方向において、カバー部材25の両端には、上記ねじ穴35と対応する位置に貫通穴41、42が設けられている。カバー部材25は、貫通穴41、42に挿入された結合具たるねじ部材45、46によって枠体33と結合されている。
図1中左側のねじ部材46は、一方向クラッチ48と係合させられている。その一方向クラッチ48については、後に説明する。なお、一方向クラッチ48が配置された箇所には、枠体33に凹部49が形成されている。
(LEDモジュールについて)
図3に、発光モジュールたるLEDモジュール11を示す。LEDモジュール11は、基板51と、基板51上に形成されたLED実装部53とを有している。基板51は、アルミニウム等によって形成された金属層と、その上に積層された絶縁層(例えば、樹脂製)とを有している。LED実装部53には、基板51上に形成された配線パターンに複数のLED素子55が接続されている。また、基板51には、メッキによって形成された配線パターン57の一部と接続された接続端子58が形成されている。
(LEDモジュールについて)
図3に、発光モジュールたるLEDモジュール11を示す。LEDモジュール11は、基板51と、基板51上に形成されたLED実装部53とを有している。基板51は、アルミニウム等によって形成された金属層と、その上に積層された絶縁層(例えば、樹脂製)とを有している。LED実装部53には、基板51上に形成された配線パターンに複数のLED素子55が接続されている。また、基板51には、メッキによって形成された配線パターン57の一部と接続された接続端子58が形成されている。
図示は省略するが、LED素子55上には、LED素子55が放射した光の波長を変換する波長変換機能を有する蛍光体を内封した樹脂層が形成されている。その蛍光体を内封した樹脂層が存在することにより、LEDモジュール11から放射される光が白色になる。
(点灯回路について)
点灯回路13は、商用電源から供給された交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換部61と、そのAC/DC変換部61によって得られた直流電力の電圧を調整する電圧制御部63とを含む。
(点灯回路について)
点灯回路13は、商用電源から供給された交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換部61と、そのAC/DC変換部61によって得られた直流電力の電圧を調整する電圧制御部63とを含む。
AC/DC変換部61には、外部からケース15内に挿入された電源ケーブル65が接続され、商用の交流電力が供給される。また、AC/DC変換部61には、直流電力を出力する2本のリード線67a,bが接続されている。そして、一方のリード線67aは電圧制御部63に接続され、他方のリード線67bは給電路切断機構17に接続されている。また、給電路切断機構17と電圧制御部63とは、リード線67cによって接続されている。すなわち、AC/DC変換部61と電圧制御部63とは、給電路切断機構17を経由して接続されているのである。
電圧制御部63によって適切な電圧に調整された直流電力は、2本のリード線71a,bによってLEDモジュール11に供給される。それら2本のリード線71a,bは、支持板23に設けられた配線穴73を通り、複数のLEDモジュール11の両端に配置された2つのものとそれぞれ接続されている。また、複数のLEDモジュール11は、図2に示すように、リード線75a,bによって並列に接続されている。
以上のような接続により、電源ケーブル、リード線、点灯回路13、LEDモジュール11内の配線等を含む給電路が形成される。点灯回路13から所定電圧の直流電力が複数のLEDモジュール11に供給され、複数のLEDモジュール11が発光する。なお、電源ケーブル、リード線は配線部材の一種である。
(給電路切断機構について)
図4に、給電路切断機構17の断面図を示す。給電路切断機構17は、給電路のうちの切断の対象となる部分である切断対象部101と、ねじ部材46と係合させられた一方向クラッチ48と、一方向クラッチ48と切断対象部101とを連結する紐部材105(連結部)とを含む。
(給電路切断機構について)
図4に、給電路切断機構17の断面図を示す。給電路切断機構17は、給電路のうちの切断の対象となる部分である切断対象部101と、ねじ部材46と係合させられた一方向クラッチ48と、一方向クラッチ48と切断対象部101とを連結する紐部材105(連結部)とを含む。
(切断対象部について)
図5に、切断対象部101の断面を示す。切断対象部101は、2つの導電片111と、それらを接続する導電ピン113と、導電片111と導電ピン113とを収容する収容器115とを含む。
端子部たる導電片111は、リング状に湾曲させられたリング状部121と、収容器115外部に延出するとともに支持板23を貫通してリード線67b,cのいずれかと接続される端子部123とを含む。
図5に、切断対象部101の断面を示す。切断対象部101は、2つの導電片111と、それらを接続する導電ピン113と、導電片111と導電ピン113とを収容する収容器115とを含む。
端子部たる導電片111は、リング状に湾曲させられたリング状部121と、収容器115外部に延出するとともに支持板23を貫通してリード線67b,cのいずれかと接続される端子部123とを含む。
接続部たる導電ピン113は、円柱形状を成しており、上記2つの導電片111のリング状部121に挿入され、2つの導電片111を電気的に接続する。すなわち、2つの導電片111と導電ピン113とが接触によって導通させられており、導電ピン113が取り外し容易にされているのである。また、導電ピン113の中央はわずかに直径が大きくされており(やや誇張して図示されている)、リング状部121から容易に抜けないようにされている。導電ピン113の一方向クラッチ48側の端部には、溝125が形成されており、その溝125に紐部材105の端部が接着されている(図4)。
収容器115は、導電ピン113の軸方向に延びる直方体形状とされ、支持板23に結合されている。また、収容器115の一方向クラッチ48側には、紐部材105を通すスリット131が形成されている。さらに、2つの導電片111の一方向クラッチ48側に、2つの導電片111から外された導電ピン113を収容する離脱ピン収容部133が形成されている(図4)。
なお、2つの導電片111と、収容器115および支持板23とは、樹脂材料やエナメル塗料等の絶縁材によって、電気的に絶縁されている。
また、隣接する2つの導電片111は、絶縁を考慮し、1.5mm以上の空間距離を設けることが好ましい。
(一方向クラッチについて)
図6に、動作部たる一方向クラッチ48の分解斜視図を示す。また、図7に、一方向クラッチ48の断面を示す。
また、隣接する2つの導電片111は、絶縁を考慮し、1.5mm以上の空間距離を設けることが好ましい。
(一方向クラッチについて)
図6に、動作部たる一方向クラッチ48の分解斜視図を示す。また、図7に、一方向クラッチ48の断面を示す。
一方向クラッチ48は、羽根車状の内周回転子141と、その内周回転子141の外周に配置された円筒状の外周回転子143とを含む。
内周回転子141は、ねじ部材46の軸部145に固着され、ねじ部材46と一体的に回転させられる。その内周回転子141は、ねじ部材46の軸線を中心とする円の直径方向に対して周方向に傾斜して設けられた複数の羽根部147を有している。
内周回転子141は、ねじ部材46の軸部145に固着され、ねじ部材46と一体的に回転させられる。その内周回転子141は、ねじ部材46の軸線を中心とする円の直径方向に対して周方向に傾斜して設けられた複数の羽根部147を有している。
外周回転子143は、貫通穴42に挿入され、前面側のフランジ状の部分がカバー部材25と係合することにより、枠体33方向への移動が阻止されている。また、外周回転子143の内周部には、ねじ部材46の軸線方向に複数の突条149が形成されている。
上記複数の羽根部147と複数の突条149とは、一方向の相対回転時に係合させられる。羽根部147は、可撓性を有しており、例えば、硬質ゴムや弾性変形し易い樹脂等によって形成されている。そのため、内周回転子141が右回りさせられた場合には、羽根部147が突条149と干渉しない位置まで内周側に撓み、内周回転子141と外周回転子143とが相対回転することができる。逆に、内周回転子141が左回りさせられた場合には、羽根部147が突条149によって逆立てられ、内周回転子141と外周回転子143との相対回転が阻止される。
上記複数の羽根部147と複数の突条149とは、一方向の相対回転時に係合させられる。羽根部147は、可撓性を有しており、例えば、硬質ゴムや弾性変形し易い樹脂等によって形成されている。そのため、内周回転子141が右回りさせられた場合には、羽根部147が突条149と干渉しない位置まで内周側に撓み、内周回転子141と外周回転子143とが相対回転することができる。逆に、内周回転子141が左回りさせられた場合には、羽根部147が突条149によって逆立てられ、内周回転子141と外周回転子143との相対回転が阻止される。
このように、内周回転子141と外周回転子143とは、ねじ部材46の締め付け方向にのみ(一方向にのみ)、相対回転が許容されている。なお、ねじ部材46の取り外し方向の相対回転を厳密に阻止する必要はなく、多少相対回転してもよい(回転角度が数十度以内等)。
なお、外周回転子143は、カバー部材25の貫通穴42に一方向に回転可能に挿入されている。外周回転子143の外周壁には、係合溝151が軸線方向に延設されており、外周回転子143が右回りさせられた場合に、貫通穴42の内周部に設けられた係止片153の先端部と係合溝151とが当接することによって係止される。一方、外周回転子143が左回りさせられた場合に、係止片153が撓み、凹部154に退避することで外周回転子143の回転が許容される。すなわち、外周回転子143は、ねじ部材46の取り外し方向にのみ、回転が許容されている。
なお、外周回転子143は、カバー部材25の貫通穴42に一方向に回転可能に挿入されている。外周回転子143の外周壁には、係合溝151が軸線方向に延設されており、外周回転子143が右回りさせられた場合に、貫通穴42の内周部に設けられた係止片153の先端部と係合溝151とが当接することによって係止される。一方、外周回転子143が左回りさせられた場合に、係止片153が撓み、凹部154に退避することで外周回転子143の回転が許容される。すなわち、外周回転子143は、ねじ部材46の取り外し方向にのみ、回転が許容されている。
以上の構造により、一方向クラッチ48において、外周回転子143は、ねじ部材46の締め付け時には回転せず、取り外し時に回転させられるものとされている。
外周回転子143の先端部には、軸方向に延びるピン155が設けられている。このピン155には、連結部たる紐部材105の端部が結び付けられている。そのため、外周回転子143が回転させられると、ピン155と軸部145とによって紐部材105が巻き取られる。
外周回転子143の先端部には、軸方向に延びるピン155が設けられている。このピン155には、連結部たる紐部材105の端部が結び付けられている。そのため、外周回転子143が回転させられると、ピン155と軸部145とによって紐部材105が巻き取られる。
<作動>
(結合解除について)
本実施形態における照明装置1の解体時の作動について説明する。
照明装置1を解体する場合、ドライバー等によって、ねじ部材45、46が順に結合解除方向に回転させられ(結合解除操作)、結合位置から結合解除位置に移動させられる。なお、4つのねじ部材45、46をどのような順序で取り外すかは任意である。
(結合解除について)
本実施形態における照明装置1の解体時の作動について説明する。
照明装置1を解体する場合、ドライバー等によって、ねじ部材45、46が順に結合解除方向に回転させられ(結合解除操作)、結合位置から結合解除位置に移動させられる。なお、4つのねじ部材45、46をどのような順序で取り外すかは任意である。
一方向クラッチ48が取り付けられたねじ部材46が結合解除方向に回転させられると、内周回転子141と外周回転子143とが係合し、外周回転子143がねじ部材46とともに回転させられる。そして、ピン155と軸部145とによって紐部材105が巻き取られると、紐部材105の一端部に接続された導電ピン113が一方向クラッチ48側に引っ張られて、導電ピン113が導電片111から引き抜かれる(図8参照)。すなわち、2つの導電片111間の導通が切断されるのである。なお、導電ピン113は、離脱ピン収容部133に収容され、収容器115外部に出ないようにされている。
なお、外周回転子143が引き続き回転させられ、導電ピン113は収容器115の一方向クラッチ48側の壁面に当接し、移動できなくなる。さらには、紐部材105と導電ピン113との接着が外れ、あるいは、紐部材105が切れる。
このように、結合解除操作によって給電路が切断され、AC/DC変換部61から電圧制御部63に直流電力が供給されなくなるため、LEDモジュール11が点灯不能になる。また、ねじ部材46を結合方向に回転させて再度結合を行ったとしても、導電ピン113が導電片111から外れた状態が維持されるため、LEDモジュール11は点灯しない。
このように、結合解除操作によって給電路が切断され、AC/DC変換部61から電圧制御部63に直流電力が供給されなくなるため、LEDモジュール11が点灯不能になる。また、ねじ部材46を結合方向に回転させて再度結合を行ったとしても、導電ピン113が導電片111から外れた状態が維持されるため、LEDモジュール11は点灯しない。
以上のように、給電路切断機構17は、一方向クラッチ48によってねじ部材46と機械的に連係させられており、ねじ部材505aの結合解除方向への回転(解除動作)に連動して作動して、給電路を切断するのである
なお、内周回転子141と外周回転子143との軸線方向の相対移動が許容されている。そのため、結合時にねじ部材46が外周回転子143と相対移動しながらねじ穴35に進入し、結合解除時にねじ部材46がねじ穴35から抜け出るようにされている。なお、結合解除時に内周回転子141と外周回転子143とが係合することによって摩擦が大きくなり、外周回転子143がねじ部材46とともに貫通穴42から抜け出ることもあるが、紐部材105を引っ張る方向に移動しているので問題はない。
なお、内周回転子141と外周回転子143との軸線方向の相対移動が許容されている。そのため、結合時にねじ部材46が外周回転子143と相対移動しながらねじ穴35に進入し、結合解除時にねじ部材46がねじ穴35から抜け出るようにされている。なお、結合解除時に内周回転子141と外周回転子143とが係合することによって摩擦が大きくなり、外周回転子143がねじ部材46とともに貫通穴42から抜け出ることもあるが、紐部材105を引っ張る方向に移動しているので問題はない。
(組立について)
本照明装置1の組み立て方法を説明する。
支持板23に、点灯回路13および切断対象部101を取り付け、それらに各リード線67、71および電源ケーブル65等をはんだ付け等によって接続する。その後、支持板23をケース15に結合し、支持板23の前面側にLEDモジュール11を取り付ける。さらに、リード線71、75を所定のLEDモジュール11に接続する。
本照明装置1の組み立て方法を説明する。
支持板23に、点灯回路13および切断対象部101を取り付け、それらに各リード線67、71および電源ケーブル65等をはんだ付け等によって接続する。その後、支持板23をケース15に結合し、支持板23の前面側にLEDモジュール11を取り付ける。さらに、リード線71、75を所定のLEDモジュール11に接続する。
なお、組み立て時において、切断対象部101の導電ピン113は2つの導電片111に挿入されている。また、紐部材105は図4の状態よりも長くされている。
カバー部材25を取り付ける前に、貫通穴42を通して紐部材105をカバー部材25の前面側に出しておく。そして、3つのねじ部材45で仮止めする。
図9に示すように、外周回転子143を貫通穴42に挿入する前に、ピン155に紐部材105を結ぶ。このとき、紐部材105が短くなるようにすることが望ましい。なお、紐部材105をピン155に接着してもよい。紐部材105を貫通穴42の中に収納しつつ、外周回転子143を貫通穴42に挿入する。その後、軸部141に外嵌した内周回転子141の羽根部147が、外周回転子143の突条149と干渉しないように、ねじ部材46を外周回転子143の内周に挿入する。さらに、紐部材105を噛み込まないように注意して、軸部141の先端をねじ穴35に螺合させる。その後、ねじ部材46を結合解除方向に1回転ほど回転させて、紐部材105の弛みを巻き取る。なお、巻き取らずに弛ませておいてもよい。
カバー部材25を取り付ける前に、貫通穴42を通して紐部材105をカバー部材25の前面側に出しておく。そして、3つのねじ部材45で仮止めする。
図9に示すように、外周回転子143を貫通穴42に挿入する前に、ピン155に紐部材105を結ぶ。このとき、紐部材105が短くなるようにすることが望ましい。なお、紐部材105をピン155に接着してもよい。紐部材105を貫通穴42の中に収納しつつ、外周回転子143を貫通穴42に挿入する。その後、軸部141に外嵌した内周回転子141の羽根部147が、外周回転子143の突条149と干渉しないように、ねじ部材46を外周回転子143の内周に挿入する。さらに、紐部材105を噛み込まないように注意して、軸部141の先端をねじ穴35に螺合させる。その後、ねじ部材46を結合解除方向に1回転ほど回転させて、紐部材105の弛みを巻き取る。なお、巻き取らずに弛ませておいてもよい。
最後に、ねじ部材45,46を絞め込む。
なお、ねじ部材46を外周回転子143の内周に挿入した状態で、ねじ部材46および外周回転子143を貫通穴42に挿入することもできる。その組み立て法は、ねじ部材46と一方向クラッチ48とが、軸方向に相対移動不能にされている場合に好適である。
<作用効果その他>
本実施形態の照明装置1は、ねじ部材45、46による結合によってケース15が組み立てられているため、ケース15を廃棄する際に容易に解体することができる。
なお、ねじ部材46を外周回転子143の内周に挿入した状態で、ねじ部材46および外周回転子143を貫通穴42に挿入することもできる。その組み立て法は、ねじ部材46と一方向クラッチ48とが、軸方向に相対移動不能にされている場合に好適である。
<作用効果その他>
本実施形態の照明装置1は、ねじ部材45、46による結合によってケース15が組み立てられているため、ケース15を廃棄する際に容易に解体することができる。
一方、不必要な解体が行われた場合には、給電路切断機構17によって給電路が切断されるため、LEDモジュール11が点灯不能になる。これにより、不必要な解体行為を抑止することができる。なお、照明装置あるいは説明書には、解体すると点灯しなくなる旨の注意書きなどを記載しておくことが望ましい。
本実施形態において、切断対象部101内に形成された給電路が切断されており、単にリード線67等を切断する場合よりも望ましい。それは、固定されていないリード線67を切断した場合、切断された部分が導電性を有する部分に接触すると電気が流れる可能性があるからである。
本実施形態において、切断対象部101内に形成された給電路が切断されており、単にリード線67等を切断する場合よりも望ましい。それは、固定されていないリード線67を切断した場合、切断された部分が導電性を有する部分に接触すると電気が流れる可能性があるからである。
本実施形態の照明装置1は、一方向クラッチ48を採用しているため、ねじ部材46を結合方向(右回り)に回転させる場合には、外周回転子143は回転しない。よって、組み立て時に導電ピン113が外れることがなく、組み立てが容易である。
本実施形態において、AC/DC変換部61と電圧制御部63とをつなぐ給電路(リード線67b,cの間)に切断対象部101が設けられていたが、切断対象部101を別の部分に設けることもできる。例えば電源ケーブル65によってAC/DC変換部61に交流電力を給電する給電路に切断対象部101を設けることができる。また、例えば、電圧制御部63とLEDモジュール11とをつなぐ給電路(リード線71)に切断対象部101を設けることができる。なお、電源ケーブル65よりも上記給電路(リード線67、リード線71)のように、給電される電力の小さい部分に切断対象部101を設けることが望ましい。
本実施形態において、AC/DC変換部61と電圧制御部63とをつなぐ給電路(リード線67b,cの間)に切断対象部101が設けられていたが、切断対象部101を別の部分に設けることもできる。例えば電源ケーブル65によってAC/DC変換部61に交流電力を給電する給電路に切断対象部101を設けることができる。また、例えば、電圧制御部63とLEDモジュール11とをつなぐ給電路(リード線71)に切断対象部101を設けることができる。なお、電源ケーブル65よりも上記給電路(リード線67、リード線71)のように、給電される電力の小さい部分に切断対象部101を設けることが望ましい。
本実施形態において、一方向クラッチ48と係合させられたねじ部材46が「特定結合具」であり、それ以外のねじ部材45等が「一般結合具」である。
<変形例>
上記一方向クラッチ48の羽根部147は、比較的弾性変形しやすいものであったが、内周回転子を弾性変形し難い材料(例えば、比較的合成の高い樹脂等)で形成することもできる。
<変形例>
上記一方向クラッチ48の羽根部147は、比較的弾性変形しやすいものであったが、内周回転子を弾性変形し難い材料(例えば、比較的合成の高い樹脂等)で形成することもできる。
図10に、本変形例の一方向クラッチ171の断面を示す。
一方向クラッチ171は、歯車状の内周回転子173と、その内周回転子173の外周に配置された円筒状の外周回転子174とを含む。
内周回転子173は、ねじ部材46の軸部145に固着され、ねじ部材46と一体的に回転させられる。その内周回転子173は、周方向において非対称な形状の複数の歯175を有している。その歯175は、内周回転子173が右回りする場合において、回転方向における歯先の前方の歯面177の傾斜が小さくされ、後方の歯面178の傾斜が大きくされている(径方向に平行)。なお、上記歯面の傾斜は、内周回転子173の歯先円(あるいは歯元円等)の径方向と歯面とのなす角度が小さいほど、傾斜が大きくなる。
一方向クラッチ171は、歯車状の内周回転子173と、その内周回転子173の外周に配置された円筒状の外周回転子174とを含む。
内周回転子173は、ねじ部材46の軸部145に固着され、ねじ部材46と一体的に回転させられる。その内周回転子173は、周方向において非対称な形状の複数の歯175を有している。その歯175は、内周回転子173が右回りする場合において、回転方向における歯先の前方の歯面177の傾斜が小さくされ、後方の歯面178の傾斜が大きくされている(径方向に平行)。なお、上記歯面の傾斜は、内周回転子173の歯先円(あるいは歯元円等)の径方向と歯面とのなす角度が小さいほど、傾斜が大きくなる。
一方、外周回転子174には、内周回転子173の歯175と係合する係止片181が複数設けられている。その係止片181は、外周回転子174から概ね前方の歯面177に沿って内周側に延び出している。そして、内周回転子173が左回り(結合解除方向)に回転させられた場合に、歯面178と当接し、内周回転子173と外周回転子174との相対回転を阻止する。一方、内周回転子173が右回り(結合方向)に回転させられた場合に、係止片181は歯面177によって撓められ、凹部179に退避することで、内周回転子173と外周回転子174との相対回転を許容する。
この一方向クラッチ171によっても、ねじ部材46の締め付け方向にのみ(一方向にのみ)、内周回転子173と外周回転子174との相対回転を許容することができる。また、内周回転子173が変形しにくいことから、大きなトルクにも対応し得る。
なお、外周回転子174には、上記外周回転子143と同様の係合溝151が形成されており、係止片153との係合によってねじ部材46の締め付け時には回転せず、取り外し時に回転させられるものとされている。
なお、外周回転子174には、上記外周回転子143と同様の係合溝151が形成されており、係止片153との係合によってねじ部材46の締め付け時には回転せず、取り外し時に回転させられるものとされている。
本変形例および前記実施形態1において、係合溝151と係止片153とは、必須の構成要素ではない。例えば、ねじ部材46の締め付け時に、紐部材105によって導電ピン113が導電片111から引き抜かれないようにすれば、係合溝151、係止片153等を省略することができる。
[実施形態2]
上記実施形態1において、給電路として、配線が切断されていたが、給電路の一部を構成する部品としての回路部品を取り外すことによっても、給電路を切断することができる。
[実施形態2]
上記実施形態1において、給電路として、配線が切断されていたが、給電路の一部を構成する部品としての回路部品を取り外すことによっても、給電路を切断することができる。
図11、図12に、照明装置201の平面図、側面断面図を示す。
なお、本実施例の照明装置201は、上記実施形態1の照明装置1と共通する部分が多いため、同様の構成部品には実施形態1と同じ符号を付して説明を省略する。なお、実施形態1と同じ符号を付した構成部品には、形状や寸法が異なるが、機能が同じ構成部品も含まれる。照明装置201の被照射面側を「前面側」、その反対側を「背面側」と称する。
なお、本実施例の照明装置201は、上記実施形態1の照明装置1と共通する部分が多いため、同様の構成部品には実施形態1と同じ符号を付して説明を省略する。なお、実施形態1と同じ符号を付した構成部品には、形状や寸法が異なるが、機能が同じ構成部品も含まれる。照明装置201の被照射面側を「前面側」、その反対側を「背面側」と称する。
<構成>
図13に示すように、照明装置201では、4つのLEDモジュール211の各々に電子回路部品が設けられている。その電子回路部品には、給電路切断機構217の紐部材105が連結されている。そして、ねじ部材46が結合解除操作によって左回りに回転させられた場合に、給電路の一部を構成する電子回路部品が取り外されて、給電路が切断され、LEDモジュール211が点灯しなくなる。
図13に示すように、照明装置201では、4つのLEDモジュール211の各々に電子回路部品が設けられている。その電子回路部品には、給電路切断機構217の紐部材105が連結されている。そして、ねじ部材46が結合解除操作によって左回りに回転させられた場合に、給電路の一部を構成する電子回路部品が取り外されて、給電路が切断され、LEDモジュール211が点灯しなくなる。
本実施形態において、2つの給電路切断機構217が設けられている。各給電路切断機構217には切断対象部101が設けられておらず、一方向クラッチ48と紐部材105を備えたものとされている。なお、一方向クラッチ48には、2つのLEDモジュール211の電子回路部品に接着された2つの紐部材105a,bが連結されている。
点灯回路13は、実施形態1と同じものであるが、図12において、AC/DC変換部61は電圧制御部63の紙面奥側にあるため、図示を省略する。
点灯回路13は、実施形態1と同じものであるが、図12において、AC/DC変換部61は電圧制御部63の紙面奥側にあるため、図示を省略する。
(LEDモジュールの取り付け)
図13には、LEDモジュール211が支持板23に取り付けられた状態を示す。
LEDモジュール211は、複数の押さえ部材221によって基板51の周縁部が固定されている。また、押さえ部材221は、ねじ部材223によって支持板23に結合されている。
図13には、LEDモジュール211が支持板23に取り付けられた状態を示す。
LEDモジュール211は、複数の押さえ部材221によって基板51の周縁部が固定されている。また、押さえ部材221は、ねじ部材223によって支持板23に結合されている。
押さえ部材221は、ねじ部材223によって固定される平板部231と、平板部231の端部に立設された「逆L字部233」とを有する。逆L字部233は、基板51の側面および上面(LED素子55が設けられている方の主面)と当接することでLEDモジュール211を固定している。
なお、実施形態1においても、係合具たる上記押さえ部材221とねじ部材223とを用いてLEDモジュール11を取り付けることができる。
なお、実施形態1においても、係合具たる上記押さえ部材221とねじ部材223とを用いてLEDモジュール11を取り付けることができる。
(LEDモジュール)
LEDモジュール211は、前記実施形態1のLEDモジュール11と同じ基板51、LED実装部53、LED素子55、接続端子58を備えている。LEDモジュール211には、LED実装部53と接続端子58との間に、定電流回路部241が設けられている。この定電流回路部241は、複数のLED素子55に供給する電流を一定にし、LED素子55の発光光度を安定化させるものである。
LEDモジュール211は、前記実施形態1のLEDモジュール11と同じ基板51、LED実装部53、LED素子55、接続端子58を備えている。LEDモジュール211には、LED実装部53と接続端子58との間に、定電流回路部241が設けられている。この定電流回路部241は、複数のLED素子55に供給する電流を一定にし、LED素子55の発光光度を安定化させるものである。
図14に、LEDモジュール211の回路図を示す。
LED実装部53は、合計64個のLED素子55が8直8並という構成を有している。
定電流回路部241は、1つの抵抗素子243と2つのNPN型トランジスタ素子244、245とから構成された一般的な定電流回路を有している。具体的には、トランジスタ素子244のエミッタ−ベース間に抵抗素子243が挿入され、トランジスタ素子244のベースは、もう1つのトランジスタ素子245のエミッタと接続されている。そして、トランジスタ素子244のコレクタは、トランジスタ素子245のベースと接続されている。
LED実装部53は、合計64個のLED素子55が8直8並という構成を有している。
定電流回路部241は、1つの抵抗素子243と2つのNPN型トランジスタ素子244、245とから構成された一般的な定電流回路を有している。具体的には、トランジスタ素子244のエミッタ−ベース間に抵抗素子243が挿入され、トランジスタ素子244のベースは、もう1つのトランジスタ素子245のエミッタと接続されている。そして、トランジスタ素子244のコレクタは、トランジスタ素子245のベースと接続されている。
トランジスタ素子245のベースは、IN側の接続端子58aおよびLED実装部53の一方の端子251と接続され、コレクタは、LED実装部53のもう一方の端子253と接続されている。トランジスタ素子244のエミッタは、OUT側の接続端子58bと接続されている。
このようにして定電流回路部241は、LEDモジュール211における電力供給路中に挿入された状態で構成されており、電圧制御部63から供給された電力を定電流制御して、定電流制御された電力がLED実装部53に供給される。即ち、定電流回路部241は、LEDモジュール211を発光駆動する際に、LED素子55の光度安定化を図るための回路として機能する。
このようにして定電流回路部241は、LEDモジュール211における電力供給路中に挿入された状態で構成されており、電圧制御部63から供給された電力を定電流制御して、定電流制御された電力がLED実装部53に供給される。即ち、定電流回路部241は、LEDモジュール211を発光駆動する際に、LED素子55の光度安定化を図るための回路として機能する。
上記定電流回路部241のトランジスタ素子245に、紐部材105の端部が接着されている。
<作動>
給電路切断機構217の作動は、実施形態1の給電路切断機構17と同じである。すなわち、ねじ部材46が結合解除操作によって、結合解除方向に回転させられた場合に、一方向クラッチ48の外周回転子143が回転させられて紐部材105を巻き取る。その結果、電子回路部品たるトランジスタ素子245が定電流回路から外され、LEDモジュール211が点灯しなくなる。すなわち、給電路が切断されたのである。
<作動>
給電路切断機構217の作動は、実施形態1の給電路切断機構17と同じである。すなわち、ねじ部材46が結合解除操作によって、結合解除方向に回転させられた場合に、一方向クラッチ48の外周回転子143が回転させられて紐部材105を巻き取る。その結果、電子回路部品たるトランジスタ素子245が定電流回路から外され、LEDモジュール211が点灯しなくなる。すなわち、給電路が切断されたのである。
なお、1つの一方向クラッチ48に2つの紐部材105が接続されている。そして、4つのLEDモジュール211のうち、両端に配置されたLEDモジュール211aに連結された紐部材105aの弛みは少なく、中央に配置されたLEDモジュール211bに連結された紐部材105bの弛みは多くされている。そのため、結合解除操作時において、LEDモジュール211aのトランジスタ素子245が外れた後、LEDモジュール211bのトランジスタ素子245が外れることとなる。このように、取り外しのタイミングをずらすことによって、比較的小さい力でトランジスタ素子245を取り外すことができる。
なお、組み立て方法についての説明は省略する。
<作用効果その他>
本実施形態の照明装置201によっても、実施形態1と同様な作用効果を奏することができる。また、本実施形態では、LEDモジュール211自体が使用できなくなるため、寿命が短くなったLEDモジュール211を不当に流用するような事態を防止することができる。
<作用効果その他>
本実施形態の照明装置201によっても、実施形態1と同様な作用効果を奏することができる。また、本実施形態では、LEDモジュール211自体が使用できなくなるため、寿命が短くなったLEDモジュール211を不当に流用するような事態を防止することができる。
なお、給電路切断機構217によって取り外しの対象となる電子回路部品、つまり、給電路の一部となる電子回路部品は、それを外すと導通が遮断され、LEDモジュール211が点灯不能になるものが望ましい。また、給電路の一部となる電子回路部品は、それを外すとLEDモジュール211が点灯するが、著しく照度が低下するようなものでもよい。
なお、照明装置201に、上記実施形態1の変形例を適用することができる。
<変形例>
定電流回路部241に、トランジスタ素子245を取り付けるアダプタを設けることもできる。
図15、図16に、アダプタ261の斜視図と断面図を示す。
<変形例>
定電流回路部241に、トランジスタ素子245を取り付けるアダプタを設けることもできる。
図15、図16に、アダプタ261の斜視図と断面図を示す。
アダプタ261は、断面視コの字形状を成しており、上壁部263および下壁部264の端部が側壁部265によって連結されている。そして、3つの壁に囲まれた方形状の凹部267にトランジスタ素子245を挟み込むことができる。なお、図に示すように、トランジスタ素子245と上壁部263との間にゴム等の弾性部材を介装し、アダプタ261にトランジスタ素子245がしっかりと保持されるようにすることが望ましい。
また、アダプタ261には、下壁部264に複数の導電端子269が取り付けられている。導電端子269は、U字形状を成しており、下壁部264を上下から挟むように取り付けられている。この導電端子269は、はんだ付け等によって定電流回路部241の配線パターン271に接続され、トランジスタ素子245と配線パターン271とを導通させる。
このようなアダプタ261にトランジスタ素子245を取り付けることによって、よりスムーズにトランジスタ素子245を定電流回路から取り外すことができる。
なお、接着強度の小さい導電ペースト(例えば、銀ペースト)を使用して、アダプタ261にトランジスタ素子245を取り付けてもよい。また、接着強度の小さい導電ペーストを使用して、定電流回路部241に、トランジスタ素子245を取り付けることもできる。
なお、接着強度の小さい導電ペースト(例えば、銀ペースト)を使用して、アダプタ261にトランジスタ素子245を取り付けてもよい。また、接着強度の小さい導電ペーストを使用して、定電流回路部241に、トランジスタ素子245を取り付けることもできる。
[実施形態3]
本実施形態において、前記一方向クラッチ48なしに給電路切断機構が構成される。
なお、本実施例の照明装置301は、上記実施形態1の照明装置1と共通する部分が多いため、同様の構成部品には実施形態1と同じ符号を付して説明を省略する。なお、実施形態1と同じ符号を付した構成部品には、形状や寸法が異なるが、機能が同じ構成部品も含まれる。照明装置301の被照射面側を「前面側」、その反対側を「背面側」と称する。
本実施形態において、前記一方向クラッチ48なしに給電路切断機構が構成される。
なお、本実施例の照明装置301は、上記実施形態1の照明装置1と共通する部分が多いため、同様の構成部品には実施形態1と同じ符号を付して説明を省略する。なお、実施形態1と同じ符号を付した構成部品には、形状や寸法が異なるが、機能が同じ構成部品も含まれる。照明装置301の被照射面側を「前面側」、その反対側を「背面側」と称する。
<構成>
図17に、電球型の照明装置301の側面断面を示す。
照明装置301は、LEDモジュール11と、LEDモジュール11を点灯させる点灯回路313と、LEDモジュール11及び点灯回路313が収容されたケース315と、ケース315に取り付けられた口金316と、結合解除時に給電路を切断する給電路切断機構317とを備える。
図17に、電球型の照明装置301の側面断面を示す。
照明装置301は、LEDモジュール11と、LEDモジュール11を点灯させる点灯回路313と、LEDモジュール11及び点灯回路313が収容されたケース315と、ケース315に取り付けられた口金316と、結合解除時に給電路を切断する給電路切断機構317とを備える。
筐体たるケース315は、複数の構成部材として、照明装置1の背面側を覆うケース本体321(第2構成部材)と、ケース本体321に保持された支持板323(第1構成部材)と、照明装置1の前面側を覆うカバー部材325(第3構成部材)とを含む。
ケース本体321は、前面側に向かって広がる円錐台形状を成している。また、ケース本体321は、点灯回路13を収容する収容部331と、収容部331の前面側に連なる枠部333とを含む。収容部331の背面側には、口金316が取り付けられている。その口金316は、電球用ソケットに取り付けられる。
ケース本体321は、前面側に向かって広がる円錐台形状を成している。また、ケース本体321は、点灯回路13を収容する収容部331と、収容部331の前面側に連なる枠部333とを含む。収容部331の背面側には、口金316が取り付けられている。その口金316は、電球用ソケットに取り付けられる。
枠部333の内周部分には、支持板323が接着材等によって固着されている。また、枠部333の前面側の端面に係合板部335が立設されている。係合板部335には、結合具を通すための結合用穴337が形成されている。
基台たる支持板323には、前面側にLEDモジュール11が取着され、背面側に点灯回路13が取着されている。また、支持板323とLEDモジュール11との間には、ヒートシンク341が介設されている。
基台たる支持板323には、前面側にLEDモジュール11が取着され、背面側に点灯回路13が取着されている。また、支持板323とLEDモジュール11との間には、ヒートシンク341が介設されている。
カバー部材325は、概ね球形状をなしており、背面側の開口端部343においてケース本体321の枠部333と接合されている。
図18に、開口端部343に形成された係合部344を拡大して示す。係合部344には、上記係合板部335が挿入される挿入凹部345が形成されている。また、係合部344には、上記係合板部335の結合用穴337と対応する位置に、結合具を通す結合用穴347が形成されている。その結合用穴337、347に結合具たる結合ピン351が挿入され、ケース本体321とカバー部材325とが結合されている。
図18に、開口端部343に形成された係合部344を拡大して示す。係合部344には、上記係合板部335が挿入される挿入凹部345が形成されている。また、係合部344には、上記係合板部335の結合用穴337と対応する位置に、結合具を通す結合用穴347が形成されている。その結合用穴337、347に結合具たる結合ピン351が挿入され、ケース本体321とカバー部材325とが結合されている。
カバー部材325は、例えば、透光性樹脂又はガラス等の透光性の材料からなり、LEDモジュール11の出力光を前面側に透過させる。また、カバー部材325の外表面は、梨地処理が施されている。
(LEDモジュール、点灯回路、配線)
LEDモジュール11は前記実施形態1と同様である。
(LEDモジュール、点灯回路、配線)
LEDモジュール11は前記実施形態1と同様である。
点灯回路313は、AC/DC変換機能と、電圧調整機能とを兼ね備えたものとされている。
点灯回路313は、配線部材たるリード線361によって口金316と接続され、交流電力の供給を受ける。また、点灯回路313には、出力される直流電力を供給する2つのリード線363a,bが接続されている。リード線363aは、支持板323の穴を通り抜けてLEDモジュール11に接続されている。一方、リード線363bは、給電路切断機構317およびリード線363cを経由してLEDモジュール11に接続されている。
点灯回路313は、配線部材たるリード線361によって口金316と接続され、交流電力の供給を受ける。また、点灯回路313には、出力される直流電力を供給する2つのリード線363a,bが接続されている。リード線363aは、支持板323の穴を通り抜けてLEDモジュール11に接続されている。一方、リード線363bは、給電路切断機構317およびリード線363cを経由してLEDモジュール11に接続されている。
以上の構成により、照明装置301は、口金316に電力が供給されると点灯する。
(給電路切断機構)
給電路切断機構317は、給電路のうちの切断の対象となる部分である切断対象部371と、結合ピン351と切断対象部371とを連結する紐部材373とを含む。
(切断対象部について)
切断対象部371は、第1、第2導電端子381a,bを備えている。第1導電端子381aは、支持板323と直交する方向に延び、支持板323を貫通して設けられている。そして、支持板323の背面側においてリード線363bと接続されている。また、第1導電端子381aのうち、支持板323の前面側に突出した接続部383において、第2導電端子381bと接触によって導通させられている。その接続部383は、先端部において紐部材373に連結されている。接続部383の支持板323付近には、切欠き385によって脆弱部が形成され、切断容易にされている。なお、第1導電端子381aのうち、接続部383以外の部分が前記「端子部」を構成している。
(給電路切断機構)
給電路切断機構317は、給電路のうちの切断の対象となる部分である切断対象部371と、結合ピン351と切断対象部371とを連結する紐部材373とを含む。
(切断対象部について)
切断対象部371は、第1、第2導電端子381a,bを備えている。第1導電端子381aは、支持板323と直交する方向に延び、支持板323を貫通して設けられている。そして、支持板323の背面側においてリード線363bと接続されている。また、第1導電端子381aのうち、支持板323の前面側に突出した接続部383において、第2導電端子381bと接触によって導通させられている。その接続部383は、先端部において紐部材373に連結されている。接続部383の支持板323付近には、切欠き385によって脆弱部が形成され、切断容易にされている。なお、第1導電端子381aのうち、接続部383以外の部分が前記「端子部」を構成している。
第2導電端子381bは、第1導電端子381aの接続部383と面接触させられ、第1導電端子381aと電気的に接続されている。また、第2導電端子381bは、リード線363cと接続されている。この第2導電端子381bが前記「端子部」を構成している。
なお、第1、第2導電端子381a,bと支持板323との間は、電気的に絶縁されている。
なお、第1、第2導電端子381a,bと支持板323との間は、電気的に絶縁されている。
(結合ピンについて)
図19(a),(b)に、結合ピン351の断面図、正面図を示す。
結合ピン351は、根元側が金属材料から成る基部401とされ、先端側が樹脂材料から成る係止部403とされている。基部401は、円筒状を成しており、円筒部405と外径が大きくされた頭部407とを含む。頭部407の円筒部405側の面409は、外周側が端部に近づく向きに傾斜させられている。この結合ピン351は、基部401によって係合部344と係合板部335とが剪断方向にずれることを阻止することで、ケース本体321とカバー部材325とを結合している。
図19(a),(b)に、結合ピン351の断面図、正面図を示す。
結合ピン351は、根元側が金属材料から成る基部401とされ、先端側が樹脂材料から成る係止部403とされている。基部401は、円筒状を成しており、円筒部405と外径が大きくされた頭部407とを含む。頭部407の円筒部405側の面409は、外周側が端部に近づく向きに傾斜させられている。この結合ピン351は、基部401によって係合部344と係合板部335とが剪断方向にずれることを阻止することで、ケース本体321とカバー部材325とを結合している。
係止部403は、中央の円板部411と、円板部411から基部401側に突設された円筒状の突設部413と、円板部411から先端側に突設された爪部415とを備えている。また、突設部413の基端部(円板部411付近)には、外周に溝417が形成され、突設部413と円板部411との間の強度が弱くされ、破断し易くされている。
係止部403には、円板部411と突設部413とを軸方向に貫通する貫通穴421が形成されている。
係止部403には、円板部411と突設部413とを軸方向に貫通する貫通穴421が形成されている。
突設部413は、基部401の貫通穴423に挿入され、接着等によって基部401と接合されている。そして、係止部403の貫通穴421と基部401の貫通穴423とは連通させられている。なお、突設部413と基部401とを螺合によって接合することもできる。
係止部403は、爪部415によって開口端部343の内周壁面424に係合し、結合ピン351が結合用穴337、347から抜けないように係止している。
係止部403は、爪部415によって開口端部343の内周壁面424に係合し、結合ピン351が結合用穴337、347から抜けないように係止している。
図17に示された2つの結合ピン351a,bの一方の結合ピン351aでは、貫通穴421、423に紐部材373が挿入されている。また、紐部材373の端部が、基部401の貫通穴423に封入された栓425によって固定されている。なお、接着等、他の方法によって紐部材373を基部401に固着してもよい。
2つの結合ピン351a,bの構造は同じにされており、紐部材373と連結されているか否かが異なる。そして、紐部材373と連結された結合ピン351aは「特定結合具」とされ、紐部材373と連結されていない結合ピン351bは「一般結合具」とされる。
2つの結合ピン351a,bの構造は同じにされており、紐部材373と連結されているか否かが異なる。そして、紐部材373と連結された結合ピン351aは「特定結合具」とされ、紐部材373と連結されていない結合ピン351bは「一般結合具」とされる。
<作動>
(結合解除について)
本実施形態における照明装置1の解体時の作動について説明する。
照明装置301を解体する場合、ドライバー、ペンチ等によって、結合ピン351が引き抜かれる(解除動作)。その際、結合ピン351は、係止部403が破断し、基部401だけが外れるようにされている。つまり、係止部403は、溝417によって脆弱にされた部分で比較的容易に破断するため、基部401だけ(正確には突設部413も付随的に外れる)が外れるのである。そして、係止部403は、結合用穴347内に残留する。なお、結合解除にドライバーが用いられる場合、結合ピン351の頭部407の傾斜させられた面409によって形成される隙間にドライバーの先端を差し込んで抉ることで、容易に結合ピン351を引き抜くことができる。
(結合解除について)
本実施形態における照明装置1の解体時の作動について説明する。
照明装置301を解体する場合、ドライバー、ペンチ等によって、結合ピン351が引き抜かれる(解除動作)。その際、結合ピン351は、係止部403が破断し、基部401だけが外れるようにされている。つまり、係止部403は、溝417によって脆弱にされた部分で比較的容易に破断するため、基部401だけ(正確には突設部413も付随的に外れる)が外れるのである。そして、係止部403は、結合用穴347内に残留する。なお、結合解除にドライバーが用いられる場合、結合ピン351の頭部407の傾斜させられた面409によって形成される隙間にドライバーの先端を差し込んで抉ることで、容易に結合ピン351を引き抜くことができる。
基部401が結合用穴337、347から引き抜かれると、ケース本体321とカバー部材325との結合が解除される。なお、本実施形態において、2つの結合ピン351a,bが取り付けられているため、両方の基部401を外す必要がある。
ここで、結合ピン351aが引き抜かれた場合について説明する。
結合ピン351aの基部401aには、紐部材373の一方の端部が接合されている。そのため、基部401aが引き抜かれる際に、紐部材373が引っ張られる。また、紐部材373の他方の端部は、第1導電端子381aの接続部383に接合されている。その結果、紐部材373によって接続部383が第1導電端子381aから切り離される。なお、前述のように第1導電端子381aには切欠き385が形成され、また、接続部383と第2導電端子381bとは接触させられているだけなので、比較的容易に接続部383を切り離すことができる。
ここで、結合ピン351aが引き抜かれた場合について説明する。
結合ピン351aの基部401aには、紐部材373の一方の端部が接合されている。そのため、基部401aが引き抜かれる際に、紐部材373が引っ張られる。また、紐部材373の他方の端部は、第1導電端子381aの接続部383に接合されている。その結果、紐部材373によって接続部383が第1導電端子381aから切り離される。なお、前述のように第1導電端子381aには切欠き385が形成され、また、接続部383と第2導電端子381bとは接触させられているだけなので、比較的容易に接続部383を切り離すことができる。
すなわち、結合ピン351aによる結合の解除操作に連動して給電路が切断され、LEDモジュール11は点灯しなくなる。また、結合ピン351aの基部401aを結合用穴337、347に再度挿入したとしても、導通は復活しない。
さらに、切断対象部371の修理を行ったとしても、結合ピン351aが破断していることから、基部401を結合用穴337、347に挿入した状態を維持する何らかの手段が必要となる。
さらに、切断対象部371の修理を行ったとしても、結合ピン351aが破断していることから、基部401を結合用穴337、347に挿入した状態を維持する何らかの手段が必要となる。
(組立について)
ケース本体321とカバー部材325とを結合する手順について説明する。
ケース本体321の係合板部335をカバー部材325の挿入凹部345に挿入する。そして、結合ピン351aが挿入される結合用穴337、347から紐部材373の端部を引き出す。その際には、針金の先をU字状に曲げたもの等、適宜の器具を使用することができる。また、係合板部335を挿入凹部345に挿入する前に、紐部材373を結合用穴347の内壁(係合板部335よりも内周側)に接着テープ等によって仮止めしておいてもよい。
ケース本体321とカバー部材325とを結合する手順について説明する。
ケース本体321の係合板部335をカバー部材325の挿入凹部345に挿入する。そして、結合ピン351aが挿入される結合用穴337、347から紐部材373の端部を引き出す。その際には、針金の先をU字状に曲げたもの等、適宜の器具を使用することができる。また、係合板部335を挿入凹部345に挿入する前に、紐部材373を結合用穴347の内壁(係合板部335よりも内周側)に接着テープ等によって仮止めしておいてもよい。
引き出した紐部材373を、結合ピン351aの先端側から貫通穴421、423に挿入し、基端側から引き出す。紐部材373が結合ピン351aと結合用穴337、347の内壁との間に挟まらないようにして、結合ピン351aを結合用穴337、347に挿入し、爪部415を内周壁面424に係合させる。紐部材373を弛みがなくなるまで引き出し、結合ピン351aの基端側から貫通穴423に栓425を封入して紐部材373を固定した後、余分な紐部材373を切り取る。なお、紐部材373を接着により貫通穴423の内周面に固定してもよい。
このように、照明装置301は容易に組み立てることができる。
なお、結合ピン351の貫通穴421、423に紐部材373を通すことにより、結合時に結合ピン351と紐部材373との相対移動を許容し、結合解除時に結合ピン351と紐部材373とを係合させることができるのである。つまり、上記貫通穴421、423は紐部材373を通すための通路として機能している。
なお、結合ピン351の貫通穴421、423に紐部材373を通すことにより、結合時に結合ピン351と紐部材373との相対移動を許容し、結合解除時に結合ピン351と紐部材373とを係合させることができるのである。つまり、上記貫通穴421、423は紐部材373を通すための通路として機能している。
<作用効果その他>
照明装置301は、リサイクル時の解体を容易にしつつ、解体時に給電路を切断するとともに、結合ピン351aが破断することで、再度組み立てて使用することを困難にし、不必要な解体を抑止することができる。
本実施形態において、栓425と、栓425によって基部401に固定された紐部材373の端部とによって、前記「動作部」が構成されている。また、紐部材373によって、前記「連結部」が構成されている。
照明装置301は、リサイクル時の解体を容易にしつつ、解体時に給電路を切断するとともに、結合ピン351aが破断することで、再度組み立てて使用することを困難にし、不必要な解体を抑止することができる。
本実施形態において、栓425と、栓425によって基部401に固定された紐部材373の端部とによって、前記「動作部」が構成されている。また、紐部材373によって、前記「連結部」が構成されている。
[実施形態4]
前記全ての実施形態において、ケースを組み立てるための結合具が外された場合に給電路が切断されていたが、LEDモジュール11をケースに取り付けるための結合具が外された場合に給電路を切断することもできる。また、前記全ての実施形態において、紐部材によって給電路の一部を構成する部品を引っ張ることで切断がなされていたが、異なる部材を用いることもできる。
前記全ての実施形態において、ケースを組み立てるための結合具が外された場合に給電路が切断されていたが、LEDモジュール11をケースに取り付けるための結合具が外された場合に給電路を切断することもできる。また、前記全ての実施形態において、紐部材によって給電路の一部を構成する部品を引っ張ることで切断がなされていたが、異なる部材を用いることもできる。
なお、本実施形態において、給電路切断機構以外は、前記実施形態1、3と同様の構成であるため、大部分の図示および説明を省略する。なお、前記実施形態1と同じ符号を付していても形状や大きさが異なる場合がある。LEDモジュール11の被照射面側を「前面側」、その反対側を「背面側」と称する。
<構成>
図20、図21に、LEDモジュール11と、その取り付け具と、給電路切断機構501とを、それぞれ平面図、側面断面図で示す。なお、LEDモジュール11の接続端子58には、例えば、リード線71が接続されるが、図示を省略する。
<構成>
図20、図21に、LEDモジュール11と、その取り付け具と、給電路切断機構501とを、それぞれ平面図、側面断面図で示す。なお、LEDモジュール11の接続端子58には、例えば、リード線71が接続されるが、図示を省略する。
LEDモジュール11は、基板51の四辺を固定する4つの押さえ部材503a〜dと、各押さえ部材503を支持板23に結合するねじ部材505a〜dとによって、支持板507に取り付けられている。なお、支持板507は、前記支持板23(あるいは323)に相当するものである。また、LEDモジュール11と支持板507との間に板状の部材が介設されているが、これについては後述する。
押さえ部材503は、ねじ部材505によって固定される平板部511と、平板部511の端部に立設された「逆L字部513」とを有する。逆L字部513は、基板51の側面および上面(LED素子55が設けられている方の主面)と当接することでLEDモジュール11を固定している。
なお、押さえ部材503b〜dのそれぞれと、2つのねじ部材505とによって、「一般結合具」が構成されている。また、押さえ部材503aとねじ部材505aとによって「特定結合具」が構成されている。
なお、押さえ部材503b〜dのそれぞれと、2つのねじ部材505とによって、「一般結合具」が構成されている。また、押さえ部材503aとねじ部材505aとによって「特定結合具」が構成されている。
(給電路切断機構)
給電路切断機構501は、LEDモジュール11と支持板507との間に介設された介設板521と、支持板507に埋設された2つの弾性力蓄積部523とを備えている。
(介設板)
介設板521は、回動板531と、固定板533と、それらを回動可能に連結する蝶番535とを含む。
給電路切断機構501は、LEDモジュール11と支持板507との間に介設された介設板521と、支持板507に埋設された2つの弾性力蓄積部523とを備えている。
(介設板)
介設板521は、回動板531と、固定板533と、それらを回動可能に連結する蝶番535とを含む。
回動板531には、ねじ部材505aを通す貫通穴541が形成されている。その貫通穴541を通るねじ部材505aによって、回動板531は、押さえ部材503aとともに支持板507に結合されている。すなわち、回動板531は、LEDモジュール11とともに特定結合具によって支持板507に結合されているのである。また、回動板531の支持板507側の面には、2つの弾性力蓄積部523と当接する凹面状の当接部543が形成されている。
固定板533には、6つのねじ部材505b〜dをそれぞれ通す6つの貫通穴551が形成されている。その貫通穴551を通るねじ部材505b〜dによって、固定板533は、押さえ部材503b〜dとともに支持板507に結合されている。本実施形態において、固定板533は、一般結合具によってLEDモジュール11とともに支持板507に固定されており、結合具を少なくて済む。しかし、固定板533をLEDモジュール11とは別個に支持板507に固定してもよい。
連結部材たる蝶番535は、回動板531と固定板533とを、それらよりもLEDモジュール11側に位置し、それらの境界線に沿う回転軸線周りに回動可能に連結している。
なお、回動板531が前記「第1板状部材」を構成し、固定板353が前記「第2板状部材」を構成している。
なお、回動板531が前記「第1板状部材」を構成し、固定板353が前記「第2板状部材」を構成している。
(弾性力蓄積部)
弾性力蓄積部523は、一端部が閉塞された円筒状のシリンダ561と、シリンダ561内に収容されたピストン部材563と、ピストン部材563を押し出す向きに弾性力を発生させるばね部材565とを備えている。
シリンダ561は、支持板507に形成された貫通穴567に挿入され、回動板531とは反対側への移動が不能にされた状態で設けられている。ピストン部材563は、回動板531側が閉塞された円筒形状を成しており、内部が空洞にされている。また、回動板531と当接する部分が凸面状にされている。
弾性力蓄積部523は、一端部が閉塞された円筒状のシリンダ561と、シリンダ561内に収容されたピストン部材563と、ピストン部材563を押し出す向きに弾性力を発生させるばね部材565とを備えている。
シリンダ561は、支持板507に形成された貫通穴567に挿入され、回動板531とは反対側への移動が不能にされた状態で設けられている。ピストン部材563は、回動板531側が閉塞された円筒形状を成しており、内部が空洞にされている。また、回動板531と当接する部分が凸面状にされている。
ピストン部材563の内部には、ばね部材565が収容されている。このばね部材565は、圧縮コイルスプリングとされ、回動板531が結合された状態において、ピストン部材563によって圧縮変形させられ、弾性力による復元力を蓄積した状態にされている。この復元力によってピストン部材563を回動板531側に移動させ、介設板521をLEDモジュール11側に折り曲げる向きに付勢するのである。
(被覆部材)
図22に、被覆部材571を示す。
被覆部材571は、各押さえ部材503と、ねじ部材505b〜dと、蝶番535とを覆うように設けられている。そして、被覆部材571は、中央部が開口しており、ねじ部材505aと、LEDモジュール11とが露出させられている。この被覆部材571により、LEDモジュール11が取り外される場合に、最初にねじ部材505aの結合解除操作が行われることとなる。
図22に、被覆部材571を示す。
被覆部材571は、各押さえ部材503と、ねじ部材505b〜dと、蝶番535とを覆うように設けられている。そして、被覆部材571は、中央部が開口しており、ねじ部材505aと、LEDモジュール11とが露出させられている。この被覆部材571により、LEDモジュール11が取り外される場合に、最初にねじ部材505aの結合解除操作が行われることとなる。
なお、被覆部材571は、押さえ部材503dと係合する係合部573と、ねじ部材505aによって結合される被結合部575とを備えている。被結合部575には、ねじ部材505aを通す貫通穴が形成されている。そして、被覆部材571は、係合部573と被結合部575とにおいて、介設板521上に取り付けられている。
(LEDモジュール)
LEDモジュール11は、実施形態1と同様のものに、2つの切欠き581が形成されている。なお、図20〜図22には、基板51の側部(蝶番535と隣合う部分)の切欠き581が示されているが、図23に示すように、基板51の背面(支持板507側の主面)にも、2つの切欠き581を結ぶ直線上にVカット583(V字状の切り込み)が形成されている。そして、LEDモジュール11が介設板521上に固定された場合に、これら切欠き581およびVカット583が回動板531と固定板533との境界線上に位置するようにされている。
(LEDモジュール)
LEDモジュール11は、実施形態1と同様のものに、2つの切欠き581が形成されている。なお、図20〜図22には、基板51の側部(蝶番535と隣合う部分)の切欠き581が示されているが、図23に示すように、基板51の背面(支持板507側の主面)にも、2つの切欠き581を結ぶ直線上にVカット583(V字状の切り込み)が形成されている。そして、LEDモジュール11が介設板521上に固定された場合に、これら切欠き581およびVカット583が回動板531と固定板533との境界線上に位置するようにされている。
これら切欠き581等が形成された部分は、脆弱であり、基板51が割れやすくされている。すなわち、基板51が破断しやすくされているのである。
なお、LEDモジュール11のうち、回動板531上に位置した部分が前記「第1部分」を構成し、固定板533上に位置した部分が前記「第2部分」を構成している。また、第1部分と第2部分との境界に、切欠き581等が形成されている。
なお、LEDモジュール11のうち、回動板531上に位置した部分が前記「第1部分」を構成し、固定板533上に位置した部分が前記「第2部分」を構成している。また、第1部分と第2部分との境界に、切欠き581等が形成されている。
LEDモジュール11の基板51は、前述のように金属層(アルミニウム製等)上に絶縁層(例えば、樹脂製)が積層されたものとされているが、それらに限定されるわけではない。基板51を、例えば、アルミナや窒化アルミ製のセラミック基板とすることや、ガラスエポキシ基板とすることができる。
<作動>
(結合解除について)
本実施形態における照明装置のLEDモジュール11の取り外し時の作動について説明する。なお、図23(a)、(b)に、押さえ部材503b、cと、ねじ部材505b、cとの図示を省略して、作動の前後の状態を示す。
<作動>
(結合解除について)
本実施形態における照明装置のLEDモジュール11の取り外し時の作動について説明する。なお、図23(a)、(b)に、押さえ部材503b、cと、ねじ部材505b、cとの図示を省略して、作動の前後の状態を示す。
LEDモジュール11が取り外される場合、ドライバー等によって、ねじ部材505aが結合解除方向に回転させられる(結合解除操作)。この結合解除操作によってねじ部材505aが、支持板507から離間する向き(離脱方向)に移動させられる。回動板531は、ねじ部材505aの移動に伴い、ピストン部材563によって回動させられる。このとき、回動板531は、蝶番535の連結軸を中心にして、蝶番535とは反対側の端部から起き上がるようにして回動する。その結果、回動板531上に設置されたLEDモジュール11の基板51が折れ曲がるように変形させられる。
さらに、ねじ部材505aが結合解除方向に回転させられて離脱方向に移動させられると、LEDモジュール11の基板51は切欠き581等を始点とした破断面が広がって割れてしまう。この結果、基板51上の配線パターンが切断され、LEDモジュール11は点灯不能にされる。
以上のように、弾性力蓄積部523によって付勢される回動板531が、ねじ部材505aと当接することによって機械的に連係させられており、給電路切断機構501はねじ部材505aの離脱方向への移動(解除動作)に連動して作動して、給電路たる配線パターンを切断するのである
なお、回動板531の貫通穴541、押さえ部材503aの貫通穴585、および、被覆部材571の被結合部575の貫通穴の断面形状(支持板507と平行な断面)は、回動板531と固定板533とが並ぶ方向に長くされた長穴とされている。その長穴形状により、回動板531が回動させられた場合でも、ねじ部材505aと上記回動板531等が干渉しないようにされている。
以上のように、弾性力蓄積部523によって付勢される回動板531が、ねじ部材505aと当接することによって機械的に連係させられており、給電路切断機構501はねじ部材505aの離脱方向への移動(解除動作)に連動して作動して、給電路たる配線パターンを切断するのである
なお、回動板531の貫通穴541、押さえ部材503aの貫通穴585、および、被覆部材571の被結合部575の貫通穴の断面形状(支持板507と平行な断面)は、回動板531と固定板533とが並ぶ方向に長くされた長穴とされている。その長穴形状により、回動板531が回動させられた場合でも、ねじ部材505aと上記回動板531等が干渉しないようにされている。
(取り付けについて)
LEDモジュール11の取り付け方法を説明する。まず、介設板521上に押さえ部材503aと、被覆部材571とを載置し、回動板531の貫通穴541等にねじ部材505aを通した状態にする。それらを支持板507に近づけてゆき、回動板531の当接部543がピストン部材563に接触させる。そして、回動板531によってピストン部材563をシリンダ561内に押し込んで、ばね部材565を圧縮させる。この状態を、治具あるいは手によって回動板531を押さえることで維持しつつ、ねじ部材505aを結合方向に回転させて仮止めを行う。
LEDモジュール11の取り付け方法を説明する。まず、介設板521上に押さえ部材503aと、被覆部材571とを載置し、回動板531の貫通穴541等にねじ部材505aを通した状態にする。それらを支持板507に近づけてゆき、回動板531の当接部543がピストン部材563に接触させる。そして、回動板531によってピストン部材563をシリンダ561内に押し込んで、ばね部材565を圧縮させる。この状態を、治具あるいは手によって回動板531を押さえることで維持しつつ、ねじ部材505aを結合方向に回転させて仮止めを行う。
さらに、LEDモジュール11を介設板521上に載せ、押さえ部材503b〜dを任意の順序でねじ部材505b〜dによって仮止めする。なお、被覆部材571は、比較的容易に弾性変形できるものとされており、ねじ部材505b〜dの仮止めを行う際には、被覆部材571の押さえ部材503d側の部分を上方(支持板507から離間する方向)に捲り上げて作業を行うことができるようにされている。
仮止め作業の後には、LEDモジュール11と各押さえ部材503との位置関係を調整し、各ねじ部材505を所定のトルクで絞め込む。なお、ねじ部材505aは、最後に絞め込むのが好ましく、その前には、被覆部材571の係合部573を押さえ部材503dに係合させておく。そして、押さえ部材503aおよび被覆部材571の位置を調整してからねじ部材505aを絞め込む。
以上でLEDモジュール11の取り付けが完了する。なお、リード線を接続端子58に接続する作業は、例えば、LEDモジュール11の取り付け後に行うことができる。
<作用効果>
本実施形態の照明装置は、リサイクル時においてLEDモジュール11を容易に取り外すことができる。また、不必要にLEDモジュール11が取り外された場合には、給電路切断機構501によってLEDモジュール11の基板51を破断させ、給電路を切断することでLEDモジュール11を使用できなくする。これにより、不必要にLEDモジュール11が取り外されることを抑止することができる。また、基板51を破断させることで、寿命が短くなったLEDモジュール11の流用を防止することもできる。
<作用効果>
本実施形態の照明装置は、リサイクル時においてLEDモジュール11を容易に取り外すことができる。また、不必要にLEDモジュール11が取り外された場合には、給電路切断機構501によってLEDモジュール11の基板51を破断させ、給電路を切断することでLEDモジュール11を使用できなくする。これにより、不必要にLEDモジュール11が取り外されることを抑止することができる。また、基板51を破断させることで、寿命が短くなったLEDモジュール11の流用を防止することもできる。
<変形例等>
弾性力蓄積部523は、ばね部材として、圧縮コイルスプリング以外のもの、例えば、板ばね等を使用することができる。また、給電路切断機構501に設けられる弾性力蓄積部523を1つにすることもできる。
LEDモジュール11に形成される切欠き581、Vカット583等の数や深さ等は、基板51の強度やばね部材565の弾性力の大きさ等に応じて変更することができる。また、基板51に貫通穴を設けて、基板51の強度を低くすることもできる。
弾性力蓄積部523は、ばね部材として、圧縮コイルスプリング以外のもの、例えば、板ばね等を使用することができる。また、給電路切断機構501に設けられる弾性力蓄積部523を1つにすることもできる。
LEDモジュール11に形成される切欠き581、Vカット583等の数や深さ等は、基板51の強度やばね部材565の弾性力の大きさ等に応じて変更することができる。また、基板51に貫通穴を設けて、基板51の強度を低くすることもできる。
[その他]
(1)発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記4つの実施形態およびそれらの変形例における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
(2)前記全ての実施形態および変形例において、LEDモジュールを、有機EL素子を有する発光モジュールに変更することができる。
(1)発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記4つの実施形態およびそれらの変形例における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
(2)前記全ての実施形態および変形例において、LEDモジュールを、有機EL素子を有する発光モジュールに変更することができる。
本発明の照明装置は、固体発光素子を光源とする照明装置に利用できる。
<実施形態1>
1 照明器具
11 LEDモジュール
13 点灯回路
15 ケース
17 給電路切断機構
21 ケース本体
23 支持板
25 カバー部材
46 ねじ部材
48 一方向クラッチ
55 LED素子
61 AC/DC変換部
63 電圧制御部
65 電源ケーブル
67 リード線
71 リード線
101 切断対象部
105 紐部材
111 導電片
113 導電ピン
123 端子部
141 内周回転子
143 外周回転子
171 一方向クラッチ
<実施形態2>
201 照明器具
211 LEDモジュール
217 給電路切断機構
241 定電流回路部
245 トランジスタ素子
261 アダプタ
<実施形態3>
301 照明器具
315 ケース
316 口金
317 給電路切断機構
351 結合ピン
361 リード線
371 切断対象部
373 紐部材
381a 導電端子
381b 導電端子
383 接続部
<実施形態4>
501 給電路切断機構
503 押さえ部材
505 ねじ部材
507 支持板
521 介設板
523 弾性力蓄積部
531 回動板
533 固定板
535 蝶番
565 ばね部材
571 被覆部材
583 Vカット
1 照明器具
11 LEDモジュール
13 点灯回路
15 ケース
17 給電路切断機構
21 ケース本体
23 支持板
25 カバー部材
46 ねじ部材
48 一方向クラッチ
55 LED素子
61 AC/DC変換部
63 電圧制御部
65 電源ケーブル
67 リード線
71 リード線
101 切断対象部
105 紐部材
111 導電片
113 導電ピン
123 端子部
141 内周回転子
143 外周回転子
171 一方向クラッチ
<実施形態2>
201 照明器具
211 LEDモジュール
217 給電路切断機構
241 定電流回路部
245 トランジスタ素子
261 アダプタ
<実施形態3>
301 照明器具
315 ケース
316 口金
317 給電路切断機構
351 結合ピン
361 リード線
371 切断対象部
373 紐部材
381a 導電端子
381b 導電端子
383 接続部
<実施形態4>
501 給電路切断機構
503 押さえ部材
505 ねじ部材
507 支持板
521 介設板
523 弾性力蓄積部
531 回動板
533 固定板
535 蝶番
565 ばね部材
571 被覆部材
583 Vカット
Claims (10)
- 複数の構成部材の組み付け体である筐体と、
固体発光素子を有し、前記筐体に含まれる前記構成部材に取り付けられた発光モジュールと、
前記発光モジュールの取り付けにおいて前記発光モジュールを前記構成部材に結合させ、または、前記複数の構成部材の組み付けにおいて前記複数の構成部材のうちの2つを結合させ、結合解除操作がなされた場合に前記結合を解除する結合具と、
その結合具と機械的に連係させられることによって結合解除操作に伴う前記結合具の解除動作に連動して作動し、前記固体発光素子に供給される電力の給電路を切断する給電路切断機構と
を含むことを特徴とする照明装置。 - 前記給電路切断機構が、
結合解除操作時に前記結合具によって動作させられる動作部と、
その動作部と前記給電路の一部を構成する部品とを連結し、前記動作部の動作に連動して前記部品を取り外すことによって前記給電路を切断する連結部と
を有する請求項1に記載の照明装置。 - 前記結合具が、ねじ部材であり、
前記動作部が、前記ねじ部材に外嵌させられ、そのねじ部材が結合解除方向に回転させられた場合に前記ねじ部材によって回転させられる一方向クラッチであり、
前記連結部が、一方の端部が前記一方向クラッチに接続されるとともに他方の端部が前記給電路の一部を構成する部品に接続され、結合解除操作時に前記一方向クラッチの回転によって巻き取られて前記部品を取り外す紐状部材である請求項2に記載の照明装置。 - 前記一方向クラッチが、前記ねじ部材に相対回転不能に外嵌させられた内周回転子と、その内周回転子の外周に設けられた外周回転子とを有し、
前記内周回転子と前記外周回転子とが、一方向に相対回転可能かつ他方向に相対回転不能にされるとともに、前記ねじ部材の軸方向において相対移動可能にされ、
前記紐状部材が前記外周回転子に接続された請求項3に記載の照明装置。 - 前記給電路切断機構が、
前記給電路の一部を構成するとともに切断の対象となる部分である切断対象部を備え、
その切断対象部が、前記給電路に接続される2つの端子部と、それら2つの端子部を電気的に接続する接続部とを有し、
2つの端子部のうちの少なくとも一方と前記接続部とが、接触によって導通させられることで切断容易にされた請求項1から4のいずれか1項に記載の照明装置。 - 前記給電路切断機構が、
前記給電路の一部を構成するとともに切断の対象となる部分である切断対象部を備え、
その切断対象部が、前記給電路に接続される2つの端子部と、それら2つの端子部を電気的に接続する接続部とを有し、
前記接続部が、前記2つの端子部よりも断面積の小さい脆弱部を有することで切断容易にされた請求項1から5のいずれか1項に記載の照明装置。 - 前記筐体が、前記複数の構成部材の1つとして、前記発光モジュールを支持する基台を含み、
前記給電路切断機構が、
前記基台と前記発光モジュールとの間に介設される介設板部と、その介設板部を前記発光モジュール側に折り曲げる向きに付勢する弾性部材とを備え、
前記介設板部が、
前記発光モジュールの一端部側の第1部分が固定される第1板状部材と、
前記発光モジュールの他端部側の第2部分が固定される第2板状部材と、
前記第1部材と第2部材とを回動可能に連結する連結部材と
を有し、
前記第1板状部材は、前記弾性部材と係合してその弾性部材を弾性変形させた状態で、前記発光モジュールの第1部分とともに前記結合具によって前記基台に結合され、
前記第2板状部材と前記発光モジュールの第2部分とが前記基台に固定された状態で結合解除操作がなされた場合に、前記第1板状部材が前記弾性部材の復元力によって前記基台から離間する向きに回動させられて前記発光モジュールを折り曲げて破断させ、前記発光モジュール内の給電路を切断する請求項1に記載の照明装置。 - 前記給電路のうちの切断対象となる部分が、配線または電子回路部品である請求項1〜6のいずれかに記載の照明装置。
- さらに、交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換部と、そのAC/DC変換部から出力された直流電力の電圧を調整する電圧制御部とを有し、前記発光モジュールに電力を供給して点灯させる点灯回路ユニットを含み、
前記AC/DC変換部と前記電圧制御部との間の配線と、前記電圧制御部と前記発光モジュールとの間の配線との少なくとも一方が、前記給電路のうちの切断対象となる部分とされた請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置。 - 前記筐体が、前記複数の構成部材の一部として、
前記発光モジュールが取り付けられた第1構成部材またはその第1構成部材に固定された第2構成部材と、前記発光モジュールを覆う透光性の第3構成部材とを有し、
前記第1構成部材または前記第2構成部材と、前記第3構成部材とが、前記結合具によって結合された請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009209067A JP2011060579A (ja) | 2009-09-10 | 2009-09-10 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009209067A JP2011060579A (ja) | 2009-09-10 | 2009-09-10 | 照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011060579A true JP2011060579A (ja) | 2011-03-24 |
Family
ID=43947989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009209067A Withdrawn JP2011060579A (ja) | 2009-09-10 | 2009-09-10 | 照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011060579A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014137934A (ja) * | 2013-01-17 | 2014-07-28 | Panasonic Corp | 照明器具 |
KR101557367B1 (ko) | 2014-01-20 | 2015-10-08 | 주식회사 소룩스 | 공간활용 효율과 조명 효율을 향상시킨 led 조명등 |
JP2017507454A (ja) * | 2014-02-07 | 2017-03-16 | フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ | Ledランプの安全動作 |
-
2009
- 2009-09-10 JP JP2009209067A patent/JP2011060579A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014137934A (ja) * | 2013-01-17 | 2014-07-28 | Panasonic Corp | 照明器具 |
KR101557367B1 (ko) | 2014-01-20 | 2015-10-08 | 주식회사 소룩스 | 공간활용 효율과 조명 효율을 향상시킨 led 조명등 |
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Legal Events
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