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JP2011056113A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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JP2011056113A JP2009210415A JP2009210415A JP2011056113A JP 2011056113 A JP2011056113 A JP 2011056113A JP 2009210415 A JP2009210415 A JP 2009210415A JP 2009210415 A JP2009210415 A JP 2009210415A JP 2011056113 A JP2011056113 A JP 2011056113A
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Abstract

【課題】循環経路により洗濯水をドラム内に噴射放水する構成において、洗濯物の出し入れに邪魔になるものがなく、又、部品点数が少なく、構造が簡単なドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】水槽カバー16の背面側に注水カバー39を溶着することにより、水路46およびこの水路46と連通してドラム11内に上側から臨むノズル部47を有する放水機構部28が構成され、水槽6の取水口部18と前記放水機構部28の水路46とをつなぐようにして循環経路30が設けられ、この循環経路30中に、水槽6の取水口部18から取り出された水を放水機構部28のノズル部47から前記ドラム11内に噴射させる循環ポンプが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、水槽内の洗濯水を循環させる循環経路を備えたドラム式洗濯機に関する。
一般に、ドラム式洗濯機は、背面側が閉塞された有底円筒状の水槽を備えている。この水槽は、外箱内に中心軸が後方に向かって下降する軸線上に位置するようにして弾性支持されている。水槽内には、洗濯機モータによって回転駆動されるドラムが回転可能に設けられている。ドラムの内周部には、洗濯物を掻き上げるための複数個のバッフルが設けられている。そして、洗濯運転の洗い時において、水槽内に洗剤を溶かした洗濯水が貯められ、ドラムが回転されて洗濯水を含んだ洗濯物たる衣類をバッフルにより掻き上げて落下させることにより、衣類の叩き洗いが行なわれる。
このようなドラム式洗濯機においては、バッフルから落下させる前に衣類に洗剤を溶かした洗濯水を充分に浸透させることが重要である。このため、従来では、水槽の底部から洗濯水を取り出して水槽の上部からドラム内に放出する循環ポンプを有する循環経路を設け、衣類がドラム底部にあるときの洗濯水の自然浸透の他に、循環経路によるドラム内への洗濯水の散水による強制浸透を図るようにした構成が考えられている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−215891号公報
従来では、通常、外付けの循環経路から水槽の上部内に放出される水を水槽の衣類の出入口部に取り付けられた偏向板により反射偏向してドラム内に噴射させるようにしているが、循環経路がかさばるだけでなく、そのひき回しも面倒であり、しかも、このように偏向板が水槽の出入口部に取り付けられる構成では、偏向板が水槽の出入口部の内方に突出するようになるので、偏向板が衣類の出し入れの邪魔になる問題があり、又、偏向板を取り付けるために多数の部品が必要で、構造が複雑になる不具合がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、循環経路により洗濯水をドラム内に噴射放水する構成において、洗濯物の出し入れに邪魔になるものがなく、又、部品点数が少なく、構造が簡単なドラム式洗濯機を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のドラム式洗濯機は、外箱と、この外箱内に弾性支持され、背面側が閉塞された有底円筒状をなし、底部に取水口部が形成された水槽と、この水槽の前面側の開口部に装着された水槽カバーと、前記水槽内に回転可能に設けられ、背面側が閉塞された有底円筒状をなし、周壁に多数の孔を有するドラムと、前記水槽カバーの背面側に注水カバーを溶着することにより構成され、水路およびこの水路と連通して前記ドラム内に上側から臨むノズル部を有する放水機構部と、前記水槽の取水口部と前記放水機構部の水路とをつなぐようにして設けられた循環経路と、この循環経路中に設けられ、前記水槽の取水口部から取り出された水を前記放水機構部のノズル部から前記ドラム内に噴射させる循環ポンプとを具備し、前記放水機構部は、前記水槽カバーおよび前記注水カバーの双方により前記水路が形成され、前記水槽カバーおよび前記注水カバーの一方若しくは双方により前記ノズル部が形成されるように構成されていることを特徴とする。
本発明のドラム式洗濯機によれば、放水機構部は、水槽カバーおよびこれに溶着された注水カバーの双方により水路が形成され、前記水槽カバーおよび前記注水カバーの一方若しくは双方によりノズル部が形成されるように構成されているので、配管のひき回しの面倒もなく、しかも、洗濯物の出し入れに邪魔になるものもなく、二部品の簡単な構造で済む。
本発明の第1の実施例を示すドラム式洗濯機全体の縦断側面図 ドラム式洗濯機全体の破断斜視図 水槽の前側上部部分の拡大縦断側面図 ドラムを収容した水槽の正面図 放水機構部の上部部分の拡大背面図 水槽カバーの背面図 注水カバーの背面図(a)および正面図(b) 図6の8−8線に沿う断面図 図8のX部の拡大図 図6の10−10線に沿う断面図 図10のY部の拡大図 図6の12−12線に沿う断面図 本発明の第2の実施例を示す図8相当図 図10相当図
(第1の実施例)
以下、本発明の第1の実施例につき、図1ないし図12を参照して説明する。
まず、図1および図2には、ドラム式洗濯機の全体構造が示されている。ドラム式洗濯機の外箱1は、詳細には、合成樹脂製の基台1Aと、基台1Aに結合された箱本体1Bとから構成されている。そのうちの箱本体1Bの前面部(図1で左側)のほぼ中央部には、洗濯物たる衣類の出入口部2が形成され、出入口部2を開閉する二重ガラス構造の扉3が設けられている。又、箱本体1Bの前面部の上部には、操作パネル4が設けられ、その裏側(外箱1内)には、制御手段たる制御装置5が設けられている。
外箱1内には、背面側が閉塞された有底円筒状の水槽6が設けられている。水槽6は、外箱1内に中心軸が後方(図1で右側)に向かって下降する軸線上に位置するようにしてサスペンション7によって弾性支持されている。
水槽6の背面側の外側には、洗濯機モータ8が設けられている。この洗濯機モータ8は、例えば直流のブラシレスモータからなるもので、アウターロータ形であり、ステータ8Aおよびロータ8Bを有している。ステータ8Aは、水槽6の背面側の外側に取り付けられ、ロータ8Bの中心部の回転軸8Cは、軸受ブラケット9に軸受10を介して支承されて水槽6の内部に挿通されている。
水槽6内には、背面側が閉塞された有底円筒状のドラム11が収容されている。このドラム11は、背面側の外側の中心部が洗濯機モータ8の回転軸8Cの先端部に連結されて水槽6の軸線を中心に回転可能に設けられ、洗濯機モータ8により正逆転駆動される。この場合、洗濯機モータ8は、ドラム11を回転させる駆動装置として機能する。
ドラム11の周壁(胴部)には、孔12が全域にわたって多数形成されている。又、ドラム11の内周部には、洗濯物たる衣類の掻き上げ用のバッフル13が複数、例えば3個等間隔に設けられている。このバッフル13については後に詳述する。
ドラム11および水槽6は、ともに前面側が開口されている。そのうちのドラム11の前面側の開口部14の周囲部内側には、例えば液体封入形の回転バランサ15が設けられている。水槽6の前面側の開口部には、合成樹脂製の水槽カバー16が装着されていて、その先端部の開口部16aは、環状の弾性材例えばゴムからなるベローズ17により出入口部2に連結されている。この結果、出入口部2は、ベローズ17、水槽カバー16、水槽カバー16出入口部16bおよびドラム11の開口部14を介して、ドラム11の内部に連なっている。
水槽6の背面側の底部には、取水口部を兼用する排水口部18が形成されている。この排水口部18には、機内排水ホース19の一端部が接続されている。又、機内排水ホース19の他端部は、外箱1の基台1Aの前部に設けられたフィルタケース20の機内排水ホース接続口部21に接続されている。
フィルタケース20は、上部に前記機内排水ホース接続口部21が形成され、前端部にキャップ22が装着されている。フィルタケース20は、内部にキャップ22と一体のリントフィルタ(図示せず)が収納されている。又、フィルタケース20の下部には、排水弁23が接続されており、この排水弁23の出口部に排水パイプ24が接続されている。排水パイプ24の先端部は、外箱1の基台1Aから機外に臨み、図示しない機外排水ホースに接続されるようになっている。
一方、フィルタケース20の後端部には、循環ポンプ25が設けられている。この循環ポンプ25は、水槽6(ドラム11)内の水を排水口部18、機内排水ホース19およびフィルタケース20を介して吸引するものである。循環ポンプ25は、周側部に吐出口部26が形成され、この吐出口部26に送水ホース27の一端部が接続されている。送水ホース27は、中間部が水槽カバー16の周側方から上方へ延びており、先端部が水槽カバー16に構成された放水機構部28に接続されている。この放水機構部28は、後述するように、ドラム11の内部に放水するように構成されている。この結果、排水口部18と放水機構部28とをつなぐようにして循環経路30が形成される。即ち、循環経路30は、水槽6、ドラム11、排水口部18、機内排水ホース19、フィルタケース20、送水ホース27および放水機構部28から形成され、循環ポンプ25が循環経路30中に位置するように設けられている。そして、循環ポンプ25は、駆動されると、水槽6の排水口部18から取り出された水を放水機構部28からドラム11内に向かって噴射放出するようになっている。
外箱1内の最上部には、給水弁31および給水ケース32が設けられている。給水弁31は、入口部に図示しない水道の蛇口に接続した機外給水ホースが接続されるようになっており、出口部に接続パイプを介して前記給水ケース32が接続されている。給水ケース32は、内部に洗剤貯留部を有している。この給水ケース32は、水道から給水弁31を介して供給される水を洗剤貯留部を介して水槽6内に供給するようになっている。
さて、上述のバッフル13は、図1および図2に示すように、水槽6の軸線に沿うようにして前後方向に延びるとともにドラム11の回転中心軸側に突出されている。このバッフル13は、周方向の両側面部13A、13Bが中央稜部13Cに向かってせり上がる山脈形をなしている。中央稜部13Cは、平面方向から視たときに正弦波のような湾曲をなしており、前半部に図1において下向き(反時計方向)の凹部13Dが形成され、後半部に図1において上向き(時計方向)の凹部13Eが形成されている。
次に、放水機構部28について、図4ないし図12をも参照して説明する。
合成樹脂製の水槽カバー16の背面部の外周部には、図6に示すように、ほぼ下部から上半部にわたって所定の間隔を存する円弧状の水路形成用の突条部33、34が一体に成形されており、その突条部33、34は、下部において連結されている。水槽カバー16の背面部において、上部の図6の時計方向側にずれた位置(例えば垂直線に対して時計方向に30度ずれた位置)には、第1のノズル部形成用の突条部35、36が水槽カバー16の中心に指向するように一体に成形されており、突条部35、36間は、突条部33、34間に連通する。又、水槽カバー16の背面部において、上部の図6の反時計方向側にずれた位置(例えば垂直線に対して反時計方向に30度ずれた位置)には、第2のノズル部形成用の突条部37、38が水槽カバー16の中心に指向するように一体に成形されており、突条部37、38間は、突条部33、34間に連通する。
合成樹脂製の注水カバー39は、図7に示すように、水槽カバー16の突条部33、34と同様に円弧状をなし、その内外周部には、前記突条部33、34と対応する水路形成用の突条部40、41が一体に成形されており、突条部40、41は、下部において連結されている。更に、注水カバー39には、前記突条部35、36と対応する第1のノズル部形成用の突条部42、43および前記突条部37、38と対応する第2のノズル部形成用の突条部44、45が一体に成形されている。尚、前記突条部42、43間および突条部44、45間は、前記突条部40、41間に連通されている。
而して、注水カバー39は、水槽カバー16の背面側に配置されて、突条部40、41が突条部33、34に衝合されるとともに、突条部42、43および44、45が突条部35、36および37、38に衝合され、これらが、例えば超音波溶接されることによって、図5、図8ないし図11に示すような、水路46、第1のノズル部47および第2のノズル部48が形成され、以て、放水機構部28が構成される。尚、図8ないし図11においては、説明の便宜上、注水カバー39が溶着された状態を示す。
そして、第1のノズル部47は、図5、図8および図9に示すように、上方から斜め下方に指向する基壁部47aと、この基壁部47aに対応する案内壁部47bと、これらの基壁部47aと案内壁部47bとの両側部をつなぐ両側壁部47c、47dとにより構成され、前記ドラム11内に臨むほぼ横長矩形形状(スリット状)の開口47fを形成するようになっている。この場合、第1のノズル部47において、基壁部47aとこれに対応する案内壁部47bとの間の最小の間隔寸法Saで第1のノズル部47の放水流量が設定され、基壁部47aおよび案内壁部47bの指向角度たる傾斜角度αによって、第1のノズル部47による放水経路Paの水落下地点が設定される。
又、第2のノズル部48は、図5、図10および図11に示すように、上方から斜め下方に指向する基壁部48aと、この基壁部48aに対応する案内壁部48bと、これらの基壁部48aと案内壁部48bとの両側部をつなぐ両側壁部48c、48dとにより構成され、前記ドラム11内に臨むほぼ横長矩形形状(スリット状)の開口48fを形成するようになっている。この場合、第2のノズル部48において、基壁部48aとこれに対応する案内壁部48bとの間の最小の間隔寸法Sbで第2のノズル部48の放水流量が設定され、間隔寸法Sbは、第1のノズル部47の間隔寸法Saよりも大(Sb>Sa)に設定されている。更に、第2のノズル部48は、基壁部48aおよび案内壁部48bの指向角度たる傾斜角度βによって、第2のノズル部48による放水経路Pbの水落下地点が設定され、傾斜角度βは、第1のノズル部47の傾斜角度αよりも大(β>α)に設定されている。
図12に示すように、水槽カバー16の図2において真下よりも左方部位(図6においては右方部位)には、水路46に連通する連結口部49が形成されており、これには、送水ホース27が連結されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例では、例えば、使用者が操作パネル4を操作して通常の運転コース(洗い、すすぎ、脱水の各行程を行なうコース)を選択し、操作パネル4のスタートキーを操作すると、制御装置5は、洗濯運転の動作を開始(スタート)する。制御装置5は、まず、周知のように、ドラム11の回転から洗濯物たる衣類の重量を検出し、その重量の検出結果から洗剤量の判定と、それに応じた洗い行程における水位の決定と、ドラム11の回転速度の決定とを行なう。そして、制御装置5は、給水弁31を開放して、洗い行程用に決定した水位(衣類浸される水位)まで水道水を供給する。この場合、給水ケース32の洗剤貯留部には、制御装置5による洗剤量の判定に応じた量の洗剤が予め投入されているものとする。ここで、ドラム11は、中心軸が後方に向かって下降する水槽6の軸線を中心に回転可能に設けられているので、給水される水は、ドラム11(水槽6)の背面側(後半部側)に溜まり、ドラム11の前面側(前半部側)に向かうにつれて浅くなり、ドラム11の前面側(前端側部)付近には水がほとんどない或いはそれほどない状態となる。
その後、制御装置5は、水位センサの検出水位が循環ポンプ25の駆動可能水位になったときには、循環ポンプ25を駆動させる。制御装置5は、水槽6内の水位が設定された洗い設定水位に達したときには、給水弁31を閉塞し、代わりに、洗濯機モータ8によりドラム11を正逆転駆動して洗いを開始させる。これにより、ドラム11内に予め収容された衣類がバッフル13により掻き上げられて落下される叩き洗いが繰り返し行なわれる。又、制御装置5は、前述したように、洗い行程中は、循環ポンプ25を駆動して、水槽6の排水口部18から取水される水槽6内の水を、水槽6の開口部上部の放水機構部28の第1のノズル部47および第2のノズル部48からドラム11の前面側および背面側に向かって噴射放出させる。制御装置5は、その後は、排水、脱水を行なって洗い行程を終了し、更に、すすぎ行程および脱水行程を行なって洗濯運転を終了する。
このように本実施例によれば、循環経路30の放水機構部28は、水槽カバー16の背面部に注水カバー39を超音波により溶着することにより、循環経路30からの洗濯水が供給される水路46と、水路36からの洗濯水をドラム11内に噴射放水する第1のノズル部47および第2のノズル部48を形成するように構成されているので、従来の外付けホースのような配管のひき回しが不要となるばかりでなく、偏向板のような水槽カバー16の出入口部16b内に突出するようなものも不要にできるため、衣類の出し入れに邪魔になることはない。
又、放水機構部28は、水槽カバー16と注水カバー39の二部材で構成されるので、部品点数が少なく、構造が簡単であり、そして、水槽カバー16に注水カバー39を溶着するので、一部品として取り扱うことができ、組み立てが簡単である。
更に、第1のノズル部47は、上方から斜め下方に指向する基壁部47aと、この基壁部47aに対応する案内壁部47bと、これらの基壁部47aと案内壁部47bとの両側部をつなぐ両側壁部47c、47dとにより構成され、前記ドラム11内に臨むほぼ横長矩形形状(スリット状)の開口47fを形成するようになっており、又、第2のノズル部48は、上方から斜め下方に指向する基壁部48aと、この基壁部48aに対応する案内壁部48bと、これらの基壁部48aと案内壁部48bとの両側部をつなぐ両側壁部48c、48dとにより構成され、前記ドラム11内に臨むほぼ横長矩形形状(スリット状)の開口48fを形成するようになっている。従って、第1のノズル部47および第2のノズル部48からの噴射水は、従来のような偏向板からの飛散水とは異なり、水平な膜状で且つ放射状に広がる状態になり、洗濯水を衣類に満遍なく浸透させることができる。
そして、前述したように、第1のノズル部47および第2のノズル部48からの噴射水は、水平な膜状で且つ放射状に広がる状態になるので、図3に示すように、水槽カバー16の出入口部16bとドラム11の開口部14との間の間隔寸法Lが小(例えば1cm前後)であっても、第1のノズル部47および第2のノズル部48からの噴射水を開口部14を通して円滑にドラム11内に放出させることができる。
又、第1のノズル部47は、基壁部47aおよび案内壁部47bの指向角度たる傾斜角度αによって、第1のノズル部47による放水経路Paの水落下地点が設定され、第2のノズル部48は、基壁部48aおよび案内壁部48bの指向角度たる傾斜角度βによって、第2のノズル部48による放水経路Pbの水落下地点が設定され、傾斜角度βは、第1のノズル部47の傾斜角度αよりも大(β>α)に設定されているので、第1のノズル47は、ドラム11の前面側寄りに放水し、第2のノズル部48は、ドラム11内の背面側寄りに放水するようになり、しかも、第2のノズル部48の放水水量を第1のノズル部47の放水水量よりも大にしたので、バッフル13により背面側に偏在するように移動される衣類に洗濯水を全体にわたって均等に浸透させることができ、叩き洗い効果を充分に発揮させることができて、洗いおよびすすぎを効率よく行なわせることができる。
(第2の実施例)
図13および図14は、本発明の第2の実施例であり、上記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して示す。
前記第1の実施例では、水槽カバー16および注水カバー39の双方により第1のノズル部47および第2のノズル部48を形成するようにした。これに対して、この第2の実施例では、図13に示すように、第1のノズル部47に相当する第1のノズル部50が注水カバー39に一体に成形され、図14に示すように、第2のノズル部48に相当する第2のノズル部51が注水カバー39に一体に成形されている。但し、いずれの場合も連結口部49から各ノズル部までの水路は、水槽カバー16と注水カバー39の双方により形成されている。
この第2の実施例によっても、第1の実施例同様の効果を得ることができる。
尚、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定されず、次のような変形、拡張が可能である。
放水機構部に設けられるノズル部は、2個に限らず、1個でもよく、又、3個以上であってもよい。
本発明は、乾燥機能付きのドラム式洗濯機にも適用することができる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
図面中、1は外箱、6は水槽、8は洗濯機モータ、11はドラム、13はバッフル、16は水槽カバー、18は排水口部(取水口部)、25は循環ポンプ、28は放水機構部、30は循環経路、39は注水カバー、46は水路、47は第1のノズル部、47aに基壁部、47bは案内壁部、47cおよび47dは側壁部、47fは開口、48は第2のノズル部、48aに基壁部、48bは案内壁部、48cおよび48dは側壁部、48fは開口、50は第1のノズル部、51は第2のノズル部を示す。

Claims (4)

  1. 外箱と、
    この外箱内に弾性支持され、背面側が閉塞された有底円筒状をなし、底部に取水口部が形成された水槽と、
    この水槽の前面側の開口部に装着された水槽カバーと、
    前記水槽内に回転可能に設けられ、背面側が閉塞された有底円筒状をなし、周壁に多数の孔を有するドラムと、
    前記水槽カバーの背面側に注水カバーを溶着することにより構成され、水路およびこの水路と連通して前記ドラム内に上側から臨むノズル部を有する放水機構部と、
    前記水槽の取水口部と前記放水機構部の水路とをつなぐようにして設けられた循環経路と、
    この循環経路中に設けられ、前記水槽の取水口部から取り出された水を前記放水機構部のノズル部から前記ドラム内に噴射させる循環ポンプとを具備し、
    前記放水機構部は、前記水槽カバーおよび前記注水カバーの双方により前記水路が形成され、前記水槽カバーおよび前記注水カバーの一方若しくは双方により前記ノズル部が形成されるように構成されていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 放水機構部は、2つのノズル部を有し、その一方のノズル部によるドラム内の水落下地点が他方のノズル部による水落下地点よりドラムの背面側になるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. ノズル部は、上方から斜め下方に指向する基壁部と、この基壁部に対応する案内壁部と、これらの基壁部と案内壁部との両側部をつなぐ両側壁部とにより、前記ドラム内に臨むほぼ横長矩形形状の開口を形成するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のドラム式洗濯機。
  4. ノズル部は、基壁部および案内壁部の指向角度の設定により水落下地点が変更可能であることを特徴とする請求項3記載のドラム式洗濯機。
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