JP2011055619A - 永久磁石式回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】トルクリップルを低減するために、リラクタンストルクを用いることなく、マグネットトルクのみで十分にトルク出力を向上させた永久磁石式回転電機を得る。
【解決手段】回転子30Aと、回転子30Aに対向配置された固定子20とを具備している。回転子30Aは、断面外周形状が真円の回転子鉄心31Aと、回転子鉄心31Aの外周側に形成された複数の収納孔34に埋め込まれた永久磁石32Aとを備えている。永久磁石32Aの断面形状は多角形形状を有し、多角形の少なくとも1つの角部に間隙部を有する。
【選択図】図1
【解決手段】回転子30Aと、回転子30Aに対向配置された固定子20とを具備している。回転子30Aは、断面外周形状が真円の回転子鉄心31Aと、回転子鉄心31Aの外周側に形成された複数の収納孔34に埋め込まれた永久磁石32Aとを備えている。永久磁石32Aの断面形状は多角形形状を有し、多角形の少なくとも1つの角部に間隙部を有する。
【選択図】図1
Description
この発明は、永久磁石式回転電機に関し、特に回転子鉄心の内部に永久磁石を埋め込んで構成されたインテリアル・パーマネントマグネット・モータ(以下、「IPM」と略記する)に関するものである。
一般的に、永久磁石を用いた永久磁石式回転電機は、回転子と、回転子内に配置されて磁極を形成する複数の永久磁石と、回転子に対向して取り囲むように配置された固定子とを備えている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の永久磁石式回転電機において、固定子は、回転子に対向する面にコイル(巻線)が設けられており、巻線に交流電流を通電することにより回転磁界を形成する。
上記構成からなる永久磁石式回転電機は、運転中において、回転子に埋め込まれている永久磁石の磁束と回転磁界の磁束とが、回転子と固定子との間のエアギャップを介して連結し、回転子を同期速度で回転させる。
上記構成からなる永久磁石式回転電機は、運転中において、回転子に埋め込まれている永久磁石の磁束と回転磁界の磁束とが、回転子と固定子との間のエアギャップを介して連結し、回転子を同期速度で回転させる。
回転子は、磁極ごとに永久磁石挿着溝を有する回転子鉄心と、永久磁石挿着溝に挿着される永久磁石とを備えている。
固定子は、ティースおよびスロットを有する固定子鉄心と、ティースに巻回されてスロット内に装着された固定子巻線とにより構成されている。
固定子は、ティースおよびスロットを有する固定子鉄心と、ティースに巻回されてスロット内に装着された固定子巻線とにより構成されている。
回転子と固定子との間には、回転子と固定子とが接触して破損しないように、わずかな隙間が形成されている。
従来の永久磁石式回転電機は、固定子内の固定子巻線に交流電流を通電することによって形成される回転磁界と、回転子内の永久磁石が作る起磁力との相互作用により、回転子が回転磁界に同期して回転して、回転トルクを発生する。
従来の永久磁石式回転電機は、固定子内の固定子巻線に交流電流を通電することによって形成される回転磁界と、回転子内の永久磁石が作る起磁力との相互作用により、回転子が回転磁界に同期して回転して、回転トルクを発生する。
特に、IPMにおいては、トルク出力の構成要素として、永久磁石によるマグネットトルクと、d軸インダクタンスとq軸インダクタンスとの差によって生じるリラクタンストルクと、の2種類を用いることができる。
上記永久磁石式回転電機においては、マグネットトルクを維持したまま、リラクタンストルクを大きくすることにより、トルク出力の向上を図っている。
上記永久磁石式回転電機においては、マグネットトルクを維持したまま、リラクタンストルクを大きくすることにより、トルク出力の向上を図っている。
従来の永久磁石式回転電機は、特許文献1に記載の構成の場合、リラクタンストルクを用いることから、トルクの脈動成分であるトルクリップルが大きくなるという課題があった。
また、大きいリラクタンストルクを得るために、永久磁石と回転子の外周との間の領域を大きく設定していることから、同領域の磁束飽和が十分に起こらず、固定子に鎖交しない漏れ磁束が大きくなり、マグネットトルクに寄与する永久磁石の起磁力の基本波が小さくなるので、マグネットトルクが小さくなるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、マグネットトルクが十分に大きく、トルクリップルの小さい永久磁石式回転電機を得ることを目的とする。
この発明に係る永久磁石式回転電機は、断面外周形状が円状の回転子鉄心、回転子鉄心の外周側に沿って等間隔に形成された複数の収納孔、および、複数の収納孔に埋め込まれた複数の永久磁石を具備する回転子と、回転子との対向面側に等間隔に配置された複数のティースを有する固定子鉄心、および、複数のティースに巻回された複数の固定子巻線を具備し、回転子の外周部に対向配置された固定子と、を備え、複数の永久磁石の各々の断面形状は、多角形形状であり、多角形の少なくとも1つの角部に間隙部を有するものである。
この発明によれば、永久磁石と回転子外周との間の領域を小さく設定したことにより、永久磁石の磁束が有効に固定子に鎖交するので、マグネットトルクを大きくすることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る永久磁石式回転電機10Aの構成を示す断面図であり、図2は図1内の回転子30Aを拡大して示す断面図である。
図1において、永久磁石式回転電機10Aは、永久磁石32Aを有する回転子30Aと、回転子30Aの周囲に設けられた固定子20とを備えている。
図1はこの発明の実施の形態1に係る永久磁石式回転電機10Aの構成を示す断面図であり、図2は図1内の回転子30Aを拡大して示す断面図である。
図1において、永久磁石式回転電機10Aは、永久磁石32Aを有する回転子30Aと、回転子30Aの周囲に設けられた固定子20とを備えている。
回転子30Aは、磁極ごとに永久磁石挿着溝を有する回転子鉄心31Aと、永久磁石挿着溝に挿着される永久磁石32Aとを備えている。
固定子20は、ティース22およびスロット23を有する固定子鉄心21と、ティース22に巻回されてスロット23内に装着された固定子巻線24とにより構成されている。
固定子20は、ティース22およびスロット23を有する固定子鉄心21と、ティース22に巻回されてスロット23内に装着された固定子巻線24とにより構成されている。
回転子30Aと固定子20との間には、回転子30Aと固定子20とが接触して破損しないように、わずかな隙間40が形成されている。
永久磁石式回転電機10Aは、固定子20内の固定子巻線24に交流電流を通電することによって形成される回転磁界と、回転子30A内の永久磁石32Aが作る起磁力との相互作用により、回転子30Aが回転磁界に同期して回転して、回転トルクを発生する。
永久磁石式回転電機10Aは、固定子20内の固定子巻線24に交流電流を通電することによって形成される回転磁界と、回転子30A内の永久磁石32Aが作る起磁力との相互作用により、回転子30Aが回転磁界に同期して回転して、回転トルクを発生する。
図1においては、回転子30A内の永久磁石32Aの個数(磁極数)を10とした例を示す。固定子20に形成されたティース22の数は12個である。
なお、固定子鉄心21は、積層された電磁鋼板などにより構成されている。また、外周形状が真円の回転子鉄心31Aも積層された電磁鋼板などにより構成され、回転軸(シャフト)33に対して、焼きばめ、または圧入などにより装着されている。
なお、固定子鉄心21は、積層された電磁鋼板などにより構成されている。また、外周形状が真円の回転子鉄心31Aも積層された電磁鋼板などにより構成され、回転軸(シャフト)33に対して、焼きばめ、または圧入などにより装着されている。
図2の断面図においては、多角形形状の永久磁石32Aの一例として、六角形状の場合を示している。
図2において、六角形状の永久磁石32Aは、高さhおよび幅wのサイズを有し、回転子鉄心31Aの外周部に沿ってほぼ等間隔に形成された収納孔(貫通孔)34に埋め込まれている。このように、永久磁石32Aの断面形状を六角形とすることにより、すべての角を鈍角または直角にできるので、減磁耐力を向上する効果がある。また永久磁石32Aの加工が簡略化でき、加工費の大幅な削減を図ることができる。
図2において、六角形状の永久磁石32Aは、高さhおよび幅wのサイズを有し、回転子鉄心31Aの外周部に沿ってほぼ等間隔に形成された収納孔(貫通孔)34に埋め込まれている。このように、永久磁石32Aの断面形状を六角形とすることにより、すべての角を鈍角または直角にできるので、減磁耐力を向上する効果がある。また永久磁石32Aの加工が簡略化でき、加工費の大幅な削減を図ることができる。
また、回転子鉄心31Aの外周面と収納孔34の外周端部との間には、ブリッジ部35が形成されている。また永久磁石32Aの少なくとも1つの角部には間隙部36が設けられている。間隙部36を設けることにより、永久磁石32Aの回転子鉄心31Aへの埋め込みが容易となる。永久磁石32A間の磁気抵抗を確保できる。
さらに、間隙部36を小さくすることにより、永久磁石32Aの断面積を確保することが可能になり、トルクを大きくすることができる。なお、間隙部36は、永久磁石32Aの断面において、高さhの半分以下に設定することが好ましい。
さらに、間隙部36を小さくすることにより、永久磁石32Aの断面積を確保することが可能になり、トルクを大きくすることができる。なお、間隙部36は、永久磁石32Aの断面において、高さhの半分以下に設定することが好ましい。
図3は一般的な電流の進み位相とトルクリップルとの関係を示す説明図であり、回転子30Aの形状が同一の永久磁石式回転電機について、固定子巻線24への通電電流の誘起電圧に対する進み位相とトルクリップルとの関係を示している。以下、図3を参照しながら、回転子鉄心31Aの円形状の適性について説明する。
トルク出力の構成要素には、マグネットトルクとリラクタンストルクとの2種類がある。ここで、電流の進み位相が大きくなるほど、リラクタンストルクを用いることに対応する。
図3において、電流の進み位相が大きいほど、トルクリップルが大きくなることが分かる。
すなわち、リラクタンストルクを用いるほど、トルクリップルは大きくなるので、トルク出力を大きく保ちながらトルクリップルを低減するためには、マグネットトルクを大きく保ち、リラクタンストルクを用いないようにすることが望ましい。
図3において、電流の進み位相が大きいほど、トルクリップルが大きくなることが分かる。
すなわち、リラクタンストルクを用いるほど、トルクリップルは大きくなるので、トルク出力を大きく保ちながらトルクリップルを低減するためには、マグネットトルクを大きく保ち、リラクタンストルクを用いないようにすることが望ましい。
ここで、マグネットトルクの大きい回転子30Aの外形形状を考える。
回転子30Aの外形形状を考えることは、回転子30Aと固定子20との隙間40の長さの周方向分布を考えることに帰着される。
回転子30Aと固定子20との隙間40の長さが小さいほど、漏れ磁束(永久磁石32Aの磁束のうちの固定子20に鎖交しない磁束)が少なく、マグネットトルクは大きくなる。
回転子30Aの外形形状を考えることは、回転子30Aと固定子20との隙間40の長さの周方向分布を考えることに帰着される。
回転子30Aと固定子20との隙間40の長さが小さいほど、漏れ磁束(永久磁石32Aの磁束のうちの固定子20に鎖交しない磁束)が少なく、マグネットトルクは大きくなる。
一方で、回転子30Aと固定子20との接触を防ぐために、回転子30Aと固定子20との隙間40の長さは一定以上に確保する必要がある。
そこで、全周方向の隙間40の長さについて、回転子30Aと固定子20の接触を防ぐことのできる最小の長さにすることが、マグネットトルクの増大に効果的である。
以上のことから、マグネットトルクの大きい回転子30Aを得る際には、回転子30Aの外形形状は、真円に近いことが望ましい。
そこで、全周方向の隙間40の長さについて、回転子30Aと固定子20の接触を防ぐことのできる最小の長さにすることが、マグネットトルクの増大に効果的である。
以上のことから、マグネットトルクの大きい回転子30Aを得る際には、回転子30Aの外形形状は、真円に近いことが望ましい。
次に、永久磁石32Aの断面形状について考える。
永久磁石32Aの断面形状は、複雑なほど加工が困難となって価格が高くなるので、多角形とすることが好ましい。また、複数の磁石周りに磁力線を発生させるために、磁石間の磁気抵抗を上げる必要があり、磁石間隔を極力小さくする必要がある。さらに、間隙部36を設けることにより、磁石埋め込みが容易になる。
永久磁石32Aの断面形状は、複雑なほど加工が困難となって価格が高くなるので、多角形とすることが好ましい。また、複数の磁石周りに磁力線を発生させるために、磁石間の磁気抵抗を上げる必要があり、磁石間隔を極力小さくする必要がある。さらに、間隙部36を設けることにより、磁石埋め込みが容易になる。
図4は回転子30Aの第2構成例を拡大して示す断面図である。
図4において、永久磁石32Aは、断面形状が四角形(台形)に構成され、間隙部36を介して収納孔34に埋め込まれている。
また、前述(図2)と同様に、回転子鉄心31Aの外周面と収納孔34の外周端部との間には、ブリッジ部35が形成されている。
図4において、永久磁石32Aは、断面形状が四角形(台形)に構成され、間隙部36を介して収納孔34に埋め込まれている。
また、前述(図2)と同様に、回転子鉄心31Aの外周面と収納孔34の外周端部との間には、ブリッジ部35が形成されている。
図4のように、永久磁石32Aの断面形状を四角形とし、間隙部36を設けて収納孔34に埋め込むことにより、前述(図2)と同様に、容易かつ安価に永久磁石32Aを加工でき、永久磁石32Aの回転子鉄心31Aへの埋め込みが容易となる。また、永久磁石32A間の磁気抵抗を確保することができる。
図5は回転子30Aの第3構成例を拡大して示す断面図である。
図5において、永久磁石32Aは、断面形状が長方形に構成され、間隙部36を介して収納孔34に埋め込まれている。
図5の構成により、前述(図2)と同様に、永久磁石32Aの加工が簡略化でき、加工費の大幅な削減を図ることができる。また、間隙部36を設けることにより、永久磁石32Aの回転子鉄心31Aへの埋め込みが容易となる。さらに、永久磁石32A間の磁気抵抗を確保することができる。
図5において、永久磁石32Aは、断面形状が長方形に構成され、間隙部36を介して収納孔34に埋め込まれている。
図5の構成により、前述(図2)と同様に、永久磁石32Aの加工が簡略化でき、加工費の大幅な削減を図ることができる。また、間隙部36を設けることにより、永久磁石32Aの回転子鉄心31Aへの埋め込みが容易となる。さらに、永久磁石32A間の磁気抵抗を確保することができる。
なお、間隙部36は、回転子30Aの特性を損なうことなく、永久磁石32Aを収納孔34に埋め込み易くする形状であればよいが、三角形状、台形、扇形状が好ましい。
図6は永久磁石32Aの幅wと回転子30Aの半径Rとの比(=w/R)に対するトルク出力の関係を示す説明図であり、同一断面積の永久磁石32Aにおいて幅wが異なる場合での、永久磁石32Aの幅wと回転子30Aの半径Rとの比w/Rとトルク出力との関係を示している。
次に、図7および図8の断面図を用いて、永久磁石32Aの幅wと回転子30Aの半径Rとの比w/Rについて検討する。
図7においては、たとえばw/Rを0.48とした例を示しており、図8においては、w/Rを0.54とした例を示している。
図8において、幅wを大きくするために、永久磁石32Aの断面形状を六角形とし、角部が鋭角とならないようにしている。
図7においては、たとえばw/Rを0.48とした例を示しており、図8においては、w/Rを0.54とした例を示している。
図8において、幅wを大きくするために、永久磁石32Aの断面形状を六角形とし、角部が鋭角とならないようにしている。
図6から明らかなように、永久磁石32Aの幅wと回転子30Aの半径Rとの比w/Rが大きければ大きいほど(すなわち、永久磁石32Aの幅wが大きいほど)、トルク出力が大きいことが分かる。
したがって、図7の場合よりも図8の場合の方が、トルク出力が大きい。
したがって、図7の場合よりも図8の場合の方が、トルク出力が大きい。
次に、図9を参照しながら、回転子鉄心31Aの断面形状について考える。
回転子鉄心31Aの外形形状については、前述の通り、マグネットトルクを大きくするために、真円形状であることが最適である。
図9はブリッジ長bと永久磁石の埋め込み深さdとの定義を断面図で示す説明図であり、回転子30Aの半径Rとした場合を示している。
回転子鉄心31Aの外形形状については、前述の通り、マグネットトルクを大きくするために、真円形状であることが最適である。
図9はブリッジ長bと永久磁石の埋め込み深さdとの定義を断面図で示す説明図であり、回転子30Aの半径Rとした場合を示している。
図9において、ブリッジ部35は、永久磁石32Aと回転子30Aの外周との間の領域の中で、一番細くなっている部分(回転子鉄心31Aの外周面から収納孔34の外周端部までの部分)であり、ブリッジ長bは、ブリッジ部35の幅である。
また、永久磁石32Aの埋め込み深さdは、永久磁石32Aの中央部から回転子30Aの外周までの距離である。
また、永久磁石32Aの埋め込み深さdは、永久磁石32Aの中央部から回転子30Aの外周までの距離である。
まず、ブリッジ長bについては、ブリッジ長bが大きいほど、隣接する永久磁石32Aの磁束がブリッジ部35を介して漏れ磁束となり易いことから、ブリッジ長bは小さい方が望ましい。
一方で、鋼板を打ち抜くプレスにおいて、鋼板の板厚よりも幅を小さく打ち抜くことは困難であることから、ブリッジ長bを板厚以上に設定する必要がある。
一方で、鋼板を打ち抜くプレスにおいて、鋼板の板厚よりも幅を小さく打ち抜くことは困難であることから、ブリッジ長bを板厚以上に設定する必要がある。
次に、図10を参照しながら、マグネットトルクを最大化する永久磁石32Aの埋め込み深さdについて検討する。
図10は永久磁石32Aの埋め込み深さdとブリッジ長bとの比(=d/b)に対するトルク出力の関係を示す説明図であり、同一形状の条件下で永久磁石32Aの埋め込み深さdを変化させた場合のトルク出力の変化を示している。
図10は永久磁石32Aの埋め込み深さdとブリッジ長bとの比(=d/b)に対するトルク出力の関係を示す説明図であり、同一形状の条件下で永久磁石32Aの埋め込み深さdを変化させた場合のトルク出力の変化を示している。
ここでは、永久磁石32Aの断面積を一定とし、断面形状を長方形としたときの、ブリッジ長bと極間長を一定とした条件下において、磁石の埋め込み深さdを変化させた際のトルク出力変化を求めた。
すなわち、図10は、図5および図9の構成において、回転子半径Rを21mm、磁極数を10、ブリッジ長bおよび極間長を0.5mm、永久磁石32Aの1極分の断面積を24mm2とした場合に、磁石埋め込み深さdを変化させた場合のトルク出力を示している。
すなわち、図10は、図5および図9の構成において、回転子半径Rを21mm、磁極数を10、ブリッジ長bおよび極間長を0.5mm、永久磁石32Aの1極分の断面積を24mm2とした場合に、磁石埋め込み深さdを変化させた場合のトルク出力を示している。
図10から明らかなように、d/bを2.45とした形状において、トルクは最大となり、d/bを2未満とした形状およびd/bを4より大きくした形状においては、d/bを2.45とした形状に比べて、トルクが10%以上減少している。
IPMにおいては、永久磁石32Aの特性10%は有意に働くので、d/bの値は、2以上かつ4以下に設定することが望ましい。
以上のことから、トルクリップルを抑えながらトルク出力を最大化するためには、まずリラクタンストルクを用いずにマグネットトルクのみを用いることとし、できる限りマグネットトルクを大きくする。
また、永久磁石32Aの断面形状については、上述のとおり、多角形とするのが好ましく、永久磁石幅wをできるだけ大きくするために、六角形状がさらに好ましい。
以上のことから、トルクリップルを抑えながらトルク出力を最大化するためには、まずリラクタンストルクを用いずにマグネットトルクのみを用いることとし、できる限りマグネットトルクを大きくする。
また、永久磁石32Aの断面形状については、上述のとおり、多角形とするのが好ましく、永久磁石幅wをできるだけ大きくするために、六角形状がさらに好ましい。
この発明の実施の形態1によれば、永久磁石と回転子外周との間の領域を小さく設定したことにより、永久磁石の磁束が有効に固定子に鎖交するので、マグネットトルクを大きくすることができる。
また、永久磁石32Aの断面形状が多角形形状であることから、加工が容易であり、安価にすることができる。
さらに、永久磁石32Aの幅wを広げたことにより、マグネットトルクを大きくすることができる。
さらに、永久磁石32Aの幅wを広げたことにより、マグネットトルクを大きくすることができる。
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、回転子30A内の複数の永久磁石32Aの磁極数Pについて詳細に言及しなかったが、所定の条件下で定まる一定数以上の極数に設定することが望ましい。
以下、図1および図9とともに、図11を参照しながら、この発明の実施の形態2に係る永久磁石式回転電機の磁極数Pについて、具体的に説明する。
なお、上記実施の形態1では、回転子30A内の複数の永久磁石32Aの磁極数Pについて詳細に言及しなかったが、所定の条件下で定まる一定数以上の極数に設定することが望ましい。
以下、図1および図9とともに、図11を参照しながら、この発明の実施の形態2に係る永久磁石式回転電機の磁極数Pについて、具体的に説明する。
一般に、永久磁石32Aの埋め込み深さdは、回転子30Aの半径Rと、ブリッジ長bと、磁極数Pとを用いて、以下の式(1)のように表される。
d=(R−b)(1−cos(π/P))+b ・・・(1)
式(1)から、埋め込み深さdとブリッジ長bとの比d/bの条件2≦d/b≦4は、以下の式(2)にように表すことができる。
π/arccos{(R−4b)/(R−b)}<P<π/arccos{(R−2b)/(R−b)} ・・・(2)
式(2)から明らかなように、複数の永久磁石32Aの磁極数Pは、回転子半径Rおよびブリッジ長bに応じて、一定数以上の条件を満たすことが必要である。
一方、回転子鉄心31Aは、金型を用いてプレス機にて電磁鋼板を打ち抜き、積層して製造されるが、プレス機にて打ち抜きが可能な最小鉄心幅が板厚程度であることから、ブリッジ長bを板厚程度よりも小さく設定することは不可能である。
一方、回転子鉄心31Aは、金型を用いてプレス機にて電磁鋼板を打ち抜き、積層して製造されるが、プレス機にて打ち抜きが可能な最小鉄心幅が板厚程度であることから、ブリッジ長bを板厚程度よりも小さく設定することは不可能である。
たとえば、板厚0.35mmの鋼板を用いた場合には、最小のブリッジ長bは、板厚と等しい0.35mmとなる。
図11は回転子半径Rとマグネットトルクを最大化する磁極数Pとの関係を示す説明図であり、ブリッジ長を0.35mmとした際の、式(2)を満たす磁極数Pを示している。
図11から明らかなように、回転子半径Rが大きければ大きいほど、マグネットトルクを大きくするための磁極数Pは大きくなる。
図11は回転子半径Rとマグネットトルクを最大化する磁極数Pとの関係を示す説明図であり、ブリッジ長を0.35mmとした際の、式(2)を満たす磁極数Pを示している。
図11から明らかなように、回転子半径Rが大きければ大きいほど、マグネットトルクを大きくするための磁極数Pは大きくなる。
以上のように、この発明の実施の形態2に係る永久磁石式回転電機によれば、回転子30Aの磁極数Pと、回転子30Aの半径Rおよびブリッジ長bとの関係が式(2)を満たすことから、永久磁石32Aの埋め込み深さdの小さい回転子30Aを得ることができるので、漏れ磁束が小さく、マグネットトルクを大きくすることができる。
したがって、複数の永久磁石32Aの磁極数Pを、回転子半径Rと回転子鉄心31Aのブリッジ長b(ブリッジ部35の厚さ)とから定まる一定数以上の極数に設定し、かつ永久磁石32Aと回転子30Aの外周との間の領域を小さく設定してマグネットトルクを大きくするとともに、永久磁石32Aの断面形状を、たとえば長方形にして、可能な限り永久磁石幅wを大きく設定することにより、加工コストを下げることと、マグネットトルクを大きくすることと、を両立させることができる。また、wがhより十分に長くした場合は六角形や八角形などの多角形でも同様の効果がある。
実施の形態3.
なお、上記実施の形態1、2(図1)では、固定子20の同一のティース22に対して1つの固定子巻線24を巻回した構成を適用したが、トルク出力を確実に向上させるために、図12のように、固定子20Bの同一のティース22に対して、3相交流のうちの2相が通電している2つの巻線24a、24bを巻回した構成を適用することが望ましい。
なお、上記実施の形態1、2(図1)では、固定子20の同一のティース22に対して1つの固定子巻線24を巻回した構成を適用したが、トルク出力を確実に向上させるために、図12のように、固定子20Bの同一のティース22に対して、3相交流のうちの2相が通電している2つの巻線24a、24bを巻回した構成を適用することが望ましい。
図12はこの発明の実施の形態3に係る永久磁石式回転電機の構成を示す断面図である。
図12においては、永久磁石32Aの磁極数が10であり、固定子20Bのティース22の数が12個であり、固定子20Bの同一のティース22には、3相交流のうちの異なる2相が通電している2つの巻線が巻回されている。
図12においては、永久磁石32Aの磁極数が10であり、固定子20Bのティース22の数が12個であり、固定子20Bの同一のティース22には、3相交流のうちの異なる2相が通電している2つの巻線が巻回されている。
すなわち、3相を「U、V、W」で表示し、固定子巻線24a、24bの巻極性を「+、−」で表示した場合、各ティース22に巻回される固定子巻線24a、24bの相別および極性は、図面上端側から時計回りの順に、(U+/U+)、(U−/V+)、(V−/V−)、(W−/V+)、(W+/W+)、(W−/U+)、(U−/U−)、(U+/V−)、(V+/V+)、(W+/V−)、(W−/W−)、(W+/U−)となるように設定されている。
ここで、1つのティース22に巻回する相は、(X/Y)内に示されており、また、「U+」と「U−」とは、巻極性(巻き方向)が互いに逆であることを示している。
ただし、同一のティース22に巻回されている2つの固定子巻線24a、24bの配置順序は、特に限定されず、図示された順序とは逆であってもよい。
ただし、同一のティース22に巻回されている2つの固定子巻線24a、24bの配置順序は、特に限定されず、図示された順序とは逆であってもよい。
以上のように、この発明の実施の形態3(図12)に係る永久磁石式回転電機によれば、永久磁石32Aの極数は10であり、固定子20Bのティース数は12個であり、固定子20Bの同一のティース22は、3相交流の異なる2相の電流が通電される2つの固定子巻線24a、24bを有する。
複数のティース22の各々に巻回される固定子巻線24a、24bは、同一ティースに巻回される固定子巻線の相別および極性を(X/Y)で表示し、3相交流の各相をU、V、Wで表示し、同一ティースに巻回される固定子巻線の巻極性を+、−で表示したときに、(U+/U+)、(U−/V+)、(V−/V−)、(W−/V+)、(W+/W+)、(W−/U+)、(U−/U−)、(U+/V−)、(V+/V+)、(W+/V−)、(W−/W−)、(W+/U−)、の順序となるように設定されている。
これにより、高次の巻線係数が小さくなるので、トルクリップルを低減し、また永久磁石に生じる渦電流損失を低減することが可能となる。
実施の形態4.
図13はこの発明の実施の形態4による永久磁石式回転電機10Cの構成を示す断面図であり、6相交流による通電状態を示している。
図13はこの発明の実施の形態4による永久磁石式回転電機10Cの構成を示す断面図であり、6相交流による通電状態を示している。
図13において、前述(図1参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して、または、符号の後に「C」を付して詳述を省略する。
図13においても、永久磁石32Aの極数は10であり、固定子20のティース数は12個である。
ただし、固定子20の各ティース22に巻回された固定子巻線24には、6相の交流が通電されている。
図13においても、永久磁石32Aの極数は10であり、固定子20のティース数は12個である。
ただし、固定子20の各ティース22に巻回された固定子巻線24には、6相の交流が通電されている。
ここで、6相の交流とは、2組の3相交流からなり、一方の組を「U1、V1、W1」で表示し、他方の組を「U2、V2、W2」で表示する。
2組の3相交流(U1、V1、W1)および(U2、V2、W2)は、互いに電気角で30度の位相差を有している。
2組の3相交流(U1、V1、W1)および(U2、V2、W2)は、互いに電気角で30度の位相差を有している。
また、前述(図12)のように、固定子巻線24の巻極性を「+、−」と表示した場合、各ティース22に巻回される固定子巻線34の相別および極性は、図面上端側から時計回りの順に、U1+、U2−、V1−、V2+、W1+、W2−、U1−、U2+、V1+、V2−、W1−、W2+となるように設定されている。
以上のように、この発明の実施の形態4(図13)によれば、永久磁石32Aの極数は10であり、固定子20のティース数は12個であり、複数のティース22の各々に巻回される固定子巻線24には、6相の交流電流が通電される。
この6相の交流電流は、2組の3相交流からなり、複数のティース22の各々に巻回される固定子巻線24の相別および極性は、2組の3相交流の一方の組を「U1、V1、W1」と表示し、2組の3相交流の他方の組を「U2、V2、W2」と表示し、巻極性を「+、−」と表示したときに、U1+、U2−、V1−、V2+、W1+、W2−、U1−、U2+、V1+、V2−、W1−、W2+、の順序となる。
これにより、各固定子巻線に誘起される電圧と同期した電流を流すことが可能になるので、さらにマグネットトルクを大きくしてトルク出力を向上させることができる。
10A、10B、10C 永久磁石式回転電機、20、20B 固定子、21 固定子鉄心、22 ティース、23 スロット、24、24a 固定子巻線、30A 回転子、31A 回転子鉄心、32A 永久磁石、33 回転軸、34 収納孔、35 ブリッジ部、36 間隙部、40 隙間、b ブリッジ長、d 埋め込み深さ、h 永久磁石高さ、w 永久磁石幅、R 回転子半径。
Claims (7)
- 断面外周形状が円状の回転子鉄心、
前記回転子鉄心の外周側に沿って等間隔に形成された複数の収納孔、および、
前記複数の収納孔に埋め込まれた複数の永久磁石を具備する回転子と、
前記回転子との対向面側に等間隔に配置された複数のティースを有する固定子鉄心、および、
前記複数のティースに巻回された複数の固定子巻線を具備し、前記回転子の外周部に対向配置された固定子と、を備え、
前記複数の永久磁石の各々の断面形状は、多角形形状であり、前記多角形形状の少なくとも1つの角部に間隙部を有することを特徴とする永久磁石式回転電機。 - 前記複数の永久磁石の各々の断面形状は、長方形または六角形であることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石式回転電機。
- 前記間隙部の断面形状は、三角形、台形、扇形状のうち少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石式回転電機。
- 前記回転子鉄心の外周面から前記複数の永久磁石の各々の中心部までの埋め込み深さdと、前記回転子鉄心の外周面から前記複数の収納孔の各々の外周端部までのブリッジ長bとの比d/bの値は、2以上かつ4以下に設定されたことを特徴とする請求項1に記載の永久磁石式回転電機。
- 前記回転子の磁極数Pと、前記回転子の半径Rおよび前記ブリッジ長bとの関係は、以下の式、
π/arccos{(R−4b)/(R−b)}<P<π/arccos{(R−2b)/(R−b)}
を満たすことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。 - 前記複数の永久磁石の磁極数は10であり、
前記固定子のティース数は12個であり、
前記固定子の同一のティースは、3相交流の異なる2相の電流が通電される2つの固定子巻線を有し、
前記複数のティースの各々に巻回される固定子巻線は、
前記同一ティースに巻回される固定子巻線の相別および極性を(X/Y)で表示し、
前記3相交流の各相をU、V、Wで表示し、
前記同一ティースに巻回される固定子巻線の巻極性を「+、−」で表示したときに、
(U+/U+)、(U−/V+)、(V−/V−)、(W−/V+)、(W+/W+)、(W−/U+)、(U−/U−)、(U+/V−)、(V+/V+)、(W+/V−)、(W−/W−)、(W+/U−)、
の順序となるように設定されたことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。 - 前記永久磁石の極数は10であり、
前記固定子のティース数は12個であり、
前記複数のティースの各々に巻回される固定子巻線には、6相の交流電流が通電され、
前記6相の交流電流は、2組の3相交流からなり、
前記複数のティースの各々に巻回される固定子巻線の相別および極性は、
前記2組の3相交流の一方の組をU1、V1、W1と表示し、
前記2組の3相交流の他方の組をU2、V2、W2と表示し、
巻極性を+、−と表示したときに、
U1+、U2−、V1−、V2+、W1+、W2−、U1−、U2+、V1+、V2−、W1−、W2+、
の順序となるように設定されたことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。
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