JP2011055131A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】イメージリピート機能を実行する際に、オートカラーセレクト機能による処理効率と精度とを向上させることが可能な複合機100を提供する。
【解決手段】イメージリピート手段502が画像読取手段503に原稿の画像を読み取らせる際に、オートカラーセレクト手段505の判定処理を禁止する禁止手段504と、前記イメージリピート手段502がくりぬき画像を複数繰り返して画像形成する際に、前記禁止手段504による禁止を解除して、前記オートカラーセレクト手段505にくりぬき画像がモノクロ画像かカラー画像かを判定させる制御手段507と、を備えることを特徴とする複合機100を提供する。
【選択図】図5
【解決手段】イメージリピート手段502が画像読取手段503に原稿の画像を読み取らせる際に、オートカラーセレクト手段505の判定処理を禁止する禁止手段504と、前記イメージリピート手段502がくりぬき画像を複数繰り返して画像形成する際に、前記禁止手段504による禁止を解除して、前記オートカラーセレクト手段505にくりぬき画像がモノクロ画像かカラー画像かを判定させる制御手段507と、を備えることを特徴とする複合機100を提供する。
【選択図】図5
Description
本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、イメージリピート機能を実行する際に、オートカラーセレクト機能による処理効率と精度とを向上させることが可能な画像形成装置に関する。
電子複写機などの画像形成装置では、原稿が露光ランプで照射され、この露光走査された反射光が導かれて原稿に対応する潜像が感光体ドラム上に形成され、この潜像に現像器でトナーを付与することにより顕像化し、この顕像化されたトナー像を転写装置によって用紙上に転写し、この後、定着装置を用いて用紙上のトナー像を定着するようになっている。
このような画像形成装置において、指定された原稿の一部領域(くりぬき画像ともいう)を同一用紙上に複数回繰返して画像を形成する機能(イメージリピート機能ともいう)を持つものが知られている。このイメージリピート機能には、ラベル印刷、シール印刷等を実行する場合、一回の画像読取と一枚の印刷用紙とで実現可能であるという利便性があるが、ユーザが繰返し領域(くりぬき画像)、繰返し回数、希望倍率、印刷用紙サイズ等を任意に入力した場合、指定された繰返し回数分の画像が印刷用紙サイズ内に納まらないことがある。この場合、指定された繰返し回数分の画像が得られないか或いは画像の一部が欠けてしまうという問題がある。
このような問題を解決する技術として、特開平7−261599号公報(特許文献1)には、供給される被画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置において、読取手段で読取った原稿の領域を指定する領域指定手段と、この領域指定手段で指定された原稿領域の繰返し画像の形成を指示する指示手段と、この指示手段で指示された繰返し画像を形成する繰返し回数を設定する回数設定手段と、この回数設定手段で設定された繰返し回数に基づいて上記供給される被画像形成媒体のサイズに対応する繰返し画像を形成する画像形成手段とを具備したことを特徴とする画像形成装置が開示されている。当該構成により、繰返し領域、繰返し回数、希望倍率を入力するだけで、指定された繰返し回数分の画像を用紙サイズ内に納めて繰返し画像を形成することができるとしている。
又、前記画像形成装置において、画像読取部で読み取った原稿の画像がモノクロ画像かカラー画像かを判断し、モノクロ画像であればモノクロ印刷を、カラー画像であればカラー印刷をそれぞれ行えるように、自動的に印刷モードを選択して印刷を実行できるようにしたオートカラーセレクト機能(ACS機能ともいう)を持つものも知られている。このオートカラーセレクト機能には、ユーザが画像の読み取り前に予め原稿内容を見て、モノクロ印刷を行うか、カラー印刷を行うかを手動で逐一設定操作する必要がないという利便性があるが、カラー印刷の枚数が制限枚数を越えるときには、無条件にカラー印刷が禁止されてしまうことがある。この場合、カラー画像の一部をモノクロ印刷に転換してもよいと考えた場合でも融通がきかないという問題がある。
このような問題を解決する技術として、特開2007−240836号公報(特許文献2)には、オートカラーセレクト機能の下で、画像読取手段で読み取って得られるカラー画像とモノクロ画像を印刷する場合の今回予定の印刷枚数を含む累積値がそれぞれ制限枚数以内であれば、各画像の印刷を設定枚数分だけ印刷し、モノクロ印刷の印刷枚数の累積値は制限枚数以下だが、カラー印刷の印刷枚数の累積値が制限枚数を越える場合には、読み取ったカラー画像をサムネイル表示し、その内からモノクロ印刷への転換対象となる画像を選択すると、再度、印刷転換後のカラー印刷の枚数の累積値が制限枚数を越えるか否かを判定し、カラー印刷の印刷枚数の累積値が制限枚数以内となれば印刷を実行する画像形成装置が開示されている。当該構成により、オートカラーセレクト機能のもつ利便性がそのまま維持され、効率良く印刷を行うことができるとしている。
しかしながら、特許文献1乃至特許文献2に記載の技術では、イメージリピート機能とオートカラーセレクト機能とをともに利用した場合を想定しておらず、両者をともに利用した場合、適切な繰返し画像形成を実行することが出来ず、両者の利点を適切に発揮し得ることが出来ないという問題がある。
例えば、オートカラーセレクト機能では、原稿の画像を読み取った際に、画像がモノクロ画像かカラー画像かを判定するのであるが、イメージリピート機能では、読み取った画像を一度ユーザに表示してからくりぬき画像を受け付ける必要がある。そのため、現行のオートカラーセレクト機能とイメージリピート機能とをともに利用すると、原稿の画像を読み取った際に、オートカラーセレクト機能による判定処理がなされ、イメージリピート機能でのくりぬき画像を受け付ける際には、既に画像がモノクロ画像かカラー画像かが判定し終わっている状態となる。その結果、くりぬき画像が、例えば、文書等のモノクロ画素のみで構成されているモノクロ画像であり、くりぬき画像以外の画像がカラー画素から構成されているカラー画像である場合、原稿の画像全体がカラー画像と判定される場合がある。つまり、実際に画像形成される繰返し画像の特性(モノクロ画像かカラー画像か)と、最初に判定された原稿の画像の特性とが一致しない場合がある。この場合では、オートカラーセレクト機能の判定精度が低下し、最初の判定結果が繰返し画像形成に反映されて、カラートナーを無駄に消費するという問題がある。
又、例えば、オートカラーセレクト機能では、原稿の画像を構成する画素のうち、カラー画素の割合を算出して、モノクロ画像かカラー画像かを判定するのであるが、当該判定処理は、処理時間と処理用メモリとを要する。そのため、イメージリピート機能が実行されて、実質的にくりぬき画像のみが画像形成される場合であっても、オートカラーセレクト機能により原稿の画像全体について判定処理が実行されると、非常に長い処理時間が発生するという問題がある。又、画像形成装置がオートカラーセレクト機能を実行する場合、画像を構成する画素がモノクロ画素かカラー画素かの判定処理には、十分な処理用メモリが必要であり、空きメモリが十分でない場合、前記判定処理が適切に実行されないという問題がある。例えば、1枚のA4サイズの原稿の画像がカラー画像である場合、オートカラーセレクト機能の判定処理が適切に実行されるためには、少なくとも100MBのメモリが必要である。
更に、上述のようにオートカラーセレクト機能は所定の処理時間を要することから、現行の画像形成装置では、単に原稿の画像形成だけを希望するユーザに対しては、原稿の画像を読み取ると即時にオートカラーセレクト機能が働くように設定されており、ユーザに対して処理時間(待ち時間)が出来るだけ発生しないようにされている。当該設定は、先ず原稿の画像をユーザに表示してくりぬき画像を受け付けるイメージリピート機能に対して適切な設定ではないという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、イメージリピート機能を実行する際に、オートカラーセレクト機能による処理効率と精度とを向上させることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、画像読取手段が読み取った原稿の画像がモノクロ画像かカラー画像かを判定するオートカラーセレクト手段と、画像読取手段に読み取らせた原稿の画像のうち所定領域内の画像であるくりぬき画像をユーザから受け付けると、当該くりぬき画像を複数繰り返して画像形成するイメージリピート手段とを備えた画像形成装置を前提とする。
前記画像形成装置において、イメージリピート手段が画像読取手段に原稿の画像を読み取らせる際に、オートカラーセレクト手段の判定処理を禁止する禁止手段を備える。
禁止手段が、オートカラーセレクト手段の判定処理を禁止する時点は、イメージリピート手段が画像読取手段に原稿の画像を読み取らせる時点でもよいし、イメージリピート手段がユーザからイメージリピートの実行を受け付けた時点でもよい。イメージリピート手段に対応するイメージリピートモードが画像形成装置に備えられていれば、イメージリピートモードがユーザに設定(起動)された時点でも構わない。
又、当該画像形成装置は、前記イメージリピート手段がくりぬき画像を複数繰り返して画像形成する際に、前記禁止手段による禁止を解除して、前記オートカラーセレクト手段にくりぬき画像がモノクロ画像かカラー画像かを判定させる制御手段を備える。
制御手段が、前記禁止手段による禁止を解除する時点は、前記イメージリピート手段がくりぬき画像を複数繰り返して画像形成する時点でもよいし、イメージリピート手段がくりぬき画像を受け付けた時点でもよい。
本発明の画像形成装置によれば、イメージリピート手段が画像読取手段に原稿の画像を読み取らせる際に、オートカラーセレクト手段の判定処理を禁止する禁止手段と、前記イメージリピート手段がくりぬき画像を複数繰り返して画像形成する際に、前記禁止手段による禁止を解除して、前記オートカラーセレクト手段にくりぬき画像がモノクロ画像かカラー画像かを判定させる制御手段とを備える。
これにより、イメージリピート手段がイメージリピートを実行する場合、オートカラーセレクト手段は、くりぬき画像に対して判定処理を実行するため、オートカラーセレクト手段が判定処理する画像面積を縮小して、処理時間を短縮し、使用するメモリ量を削減することが可能となる。又、オートカラーセレクト手段が、原稿の画像全体でなくくりぬき画像に対して判定処理を実行するため、原稿の画像にカラー画像が含まれる場合で、ユーザから受け付けたくりぬき画像がモノクロ画像の場合であっても、くりぬき画像がモノクロ画像であることを適切に判定することが可能となる。そのため、イメージリピートを実行する場合、無駄なカラートナーを消費することが無くなる。又、イメージリピート手段がイメージリピートを実行する場合に、オートカラーセレクト手段がくりぬき画像について前記判定処理をし、通常の画像形成の場合は、オートカラーセレクト手段が、原稿の画像が読み取られると、原稿の画像について前記判定処理をするため、従来のオートカラーセレクト手段の利点を活かすことが可能となる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の画像形成装置の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。又、フローチャートにおける数字の前に付されたアルファベット「S」はステップを意味する。
<画像形成装置>
以下に、本発明に係る画像形成装置(例えば、複合機)について説明する。
以下に、本発明に係る画像形成装置(例えば、複合機)について説明する。
図1は、本発明に係る複合機の内部の全体構成を示す概念図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
本発明の複合機100は、例えばプリンタやスキャナ単体、あるいはプリンタ、コピー、スキャナ、ファックス等を備えた複合機等が該当する。
尚、一例として複合機100を利用して原稿のコピー機能を提供する際の複合機100の動作を簡単に説明する。
ユーザが複合機100を利用して例えば原稿Pの印刷を行う場合、原稿Pを図1に示す原稿台101、或いは載置台102に配置し、原稿台101近傍に供えられた操作部103に対して印刷の指示を行う。当該指示があると、以下に示す各部(駆動部)が動作することで、印刷が行われる。
即ち、図1に示すように、本実施の形態の複合機100は、本体104と、本体104の上方に取り付けられたプラテンカバー105を備える。本体104の上面は原稿台101が設けられており、原稿台101は、プラテンカバー105によって開閉されるようになっている。プラテンカバー105は、自動原稿給紙装置106と載置台102と排紙台107が設けられている。
自動原稿給紙装置106は、プラテンカバー105の内部に形成された原稿搬送路108と、プラテンカバー105の内部に備えられたピックアップローラ109や搬送ローラ110A、110B等で構成される。原稿搬送路108は、載置台102から、本体104に設けられた画像読取部111にて読み取りが行なわれる読取位置Xを経由して、排紙台107に通じる原稿の搬送路である。
自動原稿給紙装置106は、載置台102に載置された複数の原稿から1枚ずつ原稿をピックアップローラ109で搬送路内108に引き出し、搬送ローラ等によって引き出した原稿を、読取位置Xを通過させて、搬送ローラ110Bにより排紙台107に排紙する。読取位置Xを通過する時に原稿は画像読取部111にて読み取られる。
上記画像読取部111は、原稿台101の下方に設けられており、図2にその詳細が示されている。画像読取部111は、原稿台102を照射する走査方向に長い光源112と、原稿台からの光を選択的に通過させるスリット113と、原稿台からの光を導くミラー114とを備える第一の移動キャリッジ115や、第一の移動キャリッジ115からの反射光を再度反射するミラー116A、116Bを備える第二の移動キャリッジ117、更にミラーで導かれた光を光学的に補正するレンズ群118、当該レンズ群118より補正された光を受光する撮像素子119、撮像素子119にて受光した光を電気信号に変換し、必要に応じて補正処理・画質処理・圧縮処理などを行う画像データ生成部120とで構成されている。
自動原稿給紙装置106上の原稿を読み取る場合には、光源112は、読取位置Xを照射できる位置に移動して発光する。光源112からの光は、原稿台101を透過して読取位置Xを通過する原稿にて反射し、スリット113、ミラー114、116A、116B、レンズ群118によって撮像素子119に導かれる。撮像素子119は、受光した光を電気信号に変換して画像データ生成部120に送信する。画像データ生成部120には、上記撮像素子119にて受光された光がR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のアナログ電気信号として入力され、ここでアナログ−デジタル変換され、即ちデジタル化される。さらに、画像データ生成部120では、順次変換されたデジタル信号を単位データとし、これら単位データを補正処理、画質処理、圧縮処理等することで複数の単位データからなる画像データを生成する。
又、画像読取部111は、自動原稿給紙装置106で搬送される原稿だけでなく、原稿台101に載置された原稿も読み取ることが可能となっている。原稿台101に載置された原稿を読み取る場合は、第一のキャリッジ114は、光源112を発光しながら副走査方向に移動し、光源112から撮像素子119までの光路長を一定にするために、第二の移動キャリッジ117は第一の移動キャリッジ115の1/2の速度で撮像素子119方向に移動する。
撮像素子119は、自動原稿給紙装置106に搬送された原稿のときと同様に、ミラー114、116A、116Bに導かれた光に基づいて原稿台101に載置された原稿からの光を電気信号に変換し、これに基づいて画像データ生成部120が画像データを生成し、記憶部120Bに記憶する。
本体104の画像読取部111の下方には、画像データを印刷する画像形成部121を備えている。画像形成部121が印刷できる画像データは、上記のように画像データ生成部120にて生成されたものや、その他複合機100とLAN等のネットワークに接続されたパーソナルコンピューター等の端末から、ネットワークインターフェイスを介して受信したものである。
画像形成部121が行う印刷方式には、電子写真方式が用いられている。即ち、感光ドラム122を帯電器123で一様に帯電させ、その後レーザ124で感光ドラム122を照射して感光ドラム122に潜像を形成し、現像器125で潜像にトナーを付着させて可視像を形成し、転写ローラにて可視像を転写媒体に転写する方式である。
尚、フルカラー画像に対応した複合機100では、上記現像器(ロータリー現像器)125が、図1の紙面に対して垂直方向に構成される回転軸を中心として周方向に回転させられ、対応する色のトナーが格納された現像ユニットが感光ドラム122の対向位置に配置される。この状態で、感光ドラム122上の潜像が、現像器125が格納するトナーにより現像され、中間転写ベルト126Aに転写される。なお、現像器125は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各トナーをそれぞれ格納する4つの現像ユニット125(Y)、(C)、(M)、(K)を有している。上記中間転写ベルト126Aへの転写を上記各色毎に繰り返すことにより、当該中間転写ベルト126A上にフルカラー画像が形成される。
可視像が印刷される転写媒体、即ち用紙は、給紙カセット132、133、134などの給紙トレイに載置されたものである。
画像形成部121が印刷を行う際には、何れか1つの給紙トレイから転写媒体1枚を、ピックアップローラ135を用いて引き出し、引き出した転写媒体を搬送ローラ136やレジストローラ137で中間転写ベルト126Aと転写ローラ126Bの間に送り込む。
画像形成部121は、中間転写ベルト126Aと転写ローラ126Bの間に送り込んだ転写媒体に、上記中間転写ベルト126A上の可視像を転写すると、可視像を定着させるために、搬送ベルト127で定着部128(定着装置)に転写媒体を送る。定着部128は、ヒータが内蔵された加熱ローラ129と、所定の圧力で加熱ローラ129に押し当てられた加圧ローラ130とで構成されている。加熱ローラ129と加圧ローラ130の間を転写媒体が通過すると、熱と転写媒体への押圧力によって可視像が転写媒体に定着する。定着が行われた転写媒体は排紙トレイ131に排紙される。
画像形成部121は、中間転写ベルト126Aと転写ローラ126Bの間に送り込んだ転写媒体に、上記中間転写ベルト126A上の可視像を転写すると、可視像を定着させるために、搬送ベルト127で定着部128(定着装置)に転写媒体を送る。定着部128は、ヒータが内蔵された加熱ローラ129と、所定の圧力で加熱ローラ129に押し当てられた加圧ローラ130とで構成されている。加熱ローラ129と加圧ローラ130の間を転写媒体が通過すると、熱と転写媒体への押圧力によって可視像が転写媒体に定着する。定着が行われた転写媒体は排紙トレイ131に排紙される。
上記手順により、複合機100はコピー機能の処理をユーザに提供する。尚、原稿Pに光源112を照射してからその原稿Pの画像を画像データとして読み取りを実行する手段を画像読取手段、画像データに基づいて、シートに画像形成処理を施す手段を画像形成手段とする(後述する)。
図3は、本発明に係る複合機100の操作部103の外観の一例を示す図である。ユーザは、上記操作部103を用いて、上述のような画像形成についての設定条件等を入力したり、入力された設定条件を確認したりする。上記設定条件が入力される場合、上記操作部103に備えられたタッチパネル301、タッチペン302、操作キー303が用いられる。
上記タッチパネル301には、設定条件を入力する機能と当該設定条件を表示する機能が兼ね備えられている。すなわち、タッチパネル301上に表示された設定画面内の項目を押下することによって、項目に関連付けられた設定条件が入力される。また、入力された設定条件に連動して項目の背景色が白色から灰色へ変更されるため、項目の背景色によって、入力された設定条件が確認される。
タッチパネル301の近傍には、タッチペン302が備えられており、ユーザがそのタッチペン302の先をタッチパネル301に接触させると、タッチパネル下に設けられたセンサーが接触先を検知する。タッチペンの先は、ほぼ点に近いため、上記センサーは、例えば、接触先をドット単位(最小単位)で検知することとなる。従って、例えばタッチパネル301内の位置を指で指定する場合と比較すると、タッチペンで位置指定する方がより細かい位置を正確に指定することができる。
タッチペン302により指定される設定画面には、読み込まれた原稿の画像(画像データ)から生成された原稿のプレビュー画像領域304と、そのプレビュー画像領域304に対して所定の指示を表示した所定数の選択項目305とが表示される。図3では、前記設定画面は、イメージリピート画面としている(後述する)。ユーザが、タッチペン302により、プレビュー画像のうち、所定の位置を指定すること、プレビュー画像から所定領域内の画像を指定(選択)することが可能であり、また、表示された選択項目305を選択・押下することが可能である。
更に、タッチパネル301近傍には、所定数の操作キー303が設けられ、例えば、テンキー306、スタートキー307、クリアキー308、ストップキー309、リセットキー310、電源キー311が備えられている。なお、上記テンキー306は、部数や倍率を設定する際に具体的な数字の入力に用いられる。
次に、図4を用いて、複合機100の制御系ハードウェアの構成を説明する。図4は、本発明に係る複合機の制御系ハードウェアの構成を示す図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
複合機100の制御回路は、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403、HDD(Hard Disk Drive)404、各駆動部に対応するドライバ405を内部バス406によって接続している。上記CPU401は、例えば、RAM403を作業領域として利用し、上記ROM402、HDD404等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいて上記ドライバ405と図示しない操作部103からのデータや指示を授受し、上記図1に示した各駆動部の動作を制御する。また、上記駆動部以外の後述する各手段(図5に示す)についても、上記CPU401がプログラムを実行することで当該各手段を実現する。上記ROM402、HDD404等には、以下に説明する各手段を実現するプログラムやデータが記憶されている。
<本発明の実施形態>
次に図5乃至図6を参照しながら、本発明の複合機100が、イメージリピート機能とオートカラーセレクト機能とが設定された際の処理効率を高める手順について説明する。図5は、本発明の実施形態における複合機100の機能ブロック図である。図6は、本発明の実施形態の実行手順を示すためのフローチャートである。
次に図5乃至図6を参照しながら、本発明の複合機100が、イメージリピート機能とオートカラーセレクト機能とが設定された際の処理効率を高める手順について説明する。図5は、本発明の実施形態における複合機100の機能ブロック図である。図6は、本発明の実施形態の実行手順を示すためのフローチャートである。
まず、ユーザが、A4サイズの原稿Pを原稿台101に載置して、複合機100の電源を投入すると、表示受付手段501が、タッチパネル301上に初期画面(ここでは、図7Aに示すコピー設定画面)を表示する(図6:S101)。
初期画面700には、図7Aに示すように、コピーサービスの設定を行なうための通常の項目の他に、「イメージリピート」701が表示されている。そこで、ユーザが「イメージリピート」701を押下(選択)すると、イメージリピート手段502がイメージリピート機能を受け付け、初期画面700から、原稿の画像のプレビュー画像が表示されるプレビュー画像領域と所定数の設定項目とをイメージリピート画面702(図7B)にタッチパネル301上の表示を切り換える(図6:S102YES)。
イメージリピート画面702には、図7Bに示すように、プレビュー画像領域703と、原稿の画像読取を指示するための「原稿画像読取」704と、ユーザが領域指定(選択)したくりぬき画像を決定するための「くりぬき画像決定」705と、くりぬき画像が繰り返される回数を設定(入力)するための「繰返し回数」706aと、設定された繰返し回数が表示される表示欄706bと、繰り返されるくりぬき画像の印刷倍率を設定するための「繰返し倍率」707aと、設定された繰返し倍率が表示される表示欄707bと、くりぬき画像が複数繰り返された繰返し画像が画像形成される印刷用紙サイズを設定するための「印刷用紙サイズ」708aと、設定された印刷用紙サイズが表示される表示欄708aと、「戻る」709と、イメージリピートの印刷を実行するための「印刷実行」710と、プレビュー画像を拡大表示するための「拡大」711と、プレビュー画像を縮小表示するための「縮小」712とが表示される。初期画面700からイメージリピート画面702へ表示切替がなされる場合、原稿の画像読取は未だ実行されていないため、プレビュー画像領域703には、何も表示されないことになる。
ユーザは、原稿Pを原稿台101に載置したことを確認してイメージリピート画面702を見ながら「原稿画像読取」704を押下すると、イメージリピート手段502は、原稿の画像読取を受け付け、画像読取手段503に原稿の画像読取を開始させる(図6:S103)。
イメージリピート手段502が画像読取手段503に原稿の画像読取を開始させる場合、イメージリピート手段502を監視していた禁止手段504が、オートカラーセレクト手段505と通信し、読み取った原稿の画像に対してオートカラーセレクト手段505の判定処理を禁止する(図6:S104)。当該禁止処理により、オートカラーセレクト手段505が、原稿の画像がモノクロ画像かカラー画像かを判定する必要がなくなるため、後述する処理が円滑に進行する。
画像読取手段503が原稿の画像の読取を終了すると、読み取った原稿の画像を画像記憶手段506に記憶させる。原稿の画像が画像記憶手段506に記憶されると、イメージリピート手段502は、記憶された原稿の画像を取得し、原稿の画像に対応するプレビュー画像を生成する。そして、イメージリピート手段502は、生成したプレビュー画像をイメージリピート画面702のプレビュー画像領域703に表示する(図6:S105、図8C)。
ユーザは、図8Cに示すイメージリピート画面800を見ながら、原稿の画像のうちから、繰り返して印刷させたい所定領域内の画像801(くりぬき画像)を選択する(図6:S106)。具体的には、ユーザが、図8Cに示すイメージリピート画面800のプレビュー画像802を見ながら、操作部103に備えられたタッチペン302を利用して、プレビュー画像802のうち、上方左側付近の領域内の画像「A」801に対して左上の位置に1点803、右下の位置に1点804、位置指定すると、イメージリピート手段502は、画像「A」801を囲むように、2点を対角線とした四角形の枠805を表示する。ユーザは、四角形の枠805を見ながら画像「A」801が適切に選択されているか否かを確認して、「くりぬき画像決定」705を押下すると、イメージリピート手段502は、四角形の枠805に対応する画像「A」801をくりぬき画像として受け付ける。
次に、ユーザは、図8Cに示すイメージリピート画面800を見ながら、繰返し回数、繰返し倍率、印刷用紙サイズを入力すると、イメージリピート手段502が、入力された繰返し回数、繰返し倍率、印刷用紙サイズを設定する。
例えば、ユーザが「繰返し回数」706aを押下すると、イメージリピート手段502が、繰返し回数を入力可能な状態、例えば、操作部103のテンキー306の入力を繰返し回数に対応付けた状態にし、繰返し回数を入力可能なテンキー画面806を表示して、繰返し回数を受け付ける。ユーザが、テンキー画面806を見ながら、テンキー306の操作又はテンキー画面806の操作によって、繰返し回数(例えば、「9回」)を入力する。このようにして、ユーザによる繰返し回数の入力が実行される。入力が終了すると、ユーザが再度「繰返し回数」706aを押下することによって、イメージリピート手段502が、入力された繰返し回数を設定する。
尚、繰返し倍率であれば、繰返し倍率(例えば、「100%」)に対応付けた倍率画面が用意され、印刷用紙サイズであれば、印刷用紙サイズ(例えば、「A4」)に対応付けた印刷用紙サイズ画面が用意される。このような繰返し倍率及び印刷用紙サイズの入力・設定手順も上述した繰返し回数の入力・設定手順と同様であるため、その説明を割愛する。
以下では、ユーザは、繰返し回数を「9回」、繰返し倍率を「100%」、印刷用紙サイズを「A4」と入力して、イメージリピート手段502が、入力された繰返し回数、繰返し倍率、印刷用紙サイズを設定したとする。
そして、ユーザがイメージリピート画面800の「印刷実行」710を押下すると、イメージリピート手段502が、イメージリピート印刷の開始を受け付ける(図6:S107)。
イメージリピート手段502がイメージリピート印刷を開始させる場合、イメージリピート手段502を監視していた制御手段507が、前記禁止手段504と通信し、禁止手段504によるオートカラーセレクト手段505の判定処理の禁止を解除する。そして、制御手段507が、オートカラーセレクト手段505と通信し、イメージリピート手段502が受け付けたくりぬき画像に対して判定処理を実行させる(図6:S108)。
制御手段507から判定処理を実行させるよう指示されたオートカラーセレクト手段505は、イメージリピート手段502(又は画像記憶手段506)からくりぬき画像(画像「A」801)を取得して、くりぬき画像がモノクロ画像かカラー画像かを判定する。オートカラーセレクト手段505が、くりぬき画像がモノクロ画像かカラー画像かを判定する場合、原稿の画像よりも小さい画像であるくりぬき画像について判定処理を実行することとなるため、当該判定処理に要する処理時間の短縮化と、使用するメモリ量の削減を図ることが可能となる。
例えば、図8D1に示すように、くりぬき画像809が、A4サイズの原稿の画像810に対して約9分の1の画像である場合、オートカラーセレクト手段505が、全原稿の画像について判定処理を実行すると、100MBのメモリを要するが、くりぬき画像についてのみの判定処理を実行すると、10MB以下のメモリだけで足りる。
又、オートカラーセレクト手段505が、くりぬき画像について判定処理を実行する場合、くりぬき画像を構成する複数の画素一画素毎に、画素がカラー画素であるかモノクロ画素であるかを判定し、カラー画素の個数を算出していく。そして、オートカラーセレクト手段505が、くりぬき画像を構成する全画素についてカラー画素であるかモノクロ画素であるかを判定し終えると、全画素のうち、カラー画素の割合が所定の閾値以上となるか否かの算出を実行する。このような判定処理は、約9倍の画像面積であるA4サイズの原稿の画像の画素についてなされた場合と比較すると、約9分の1以下の処理時間となり、飛躍的な処理時間の短縮化を図ることができる。
さて、くりぬき画像の全画素のうち、カラー画素の割合が所定の閾値以上である場合、オートカラーセレクト手段505は、くりぬき画像はカラー画像であると判定し、イメージリピート手段502に、くりぬき画像はカラー画像である旨の指示を送信する(図6:S109YES)。すると、イメージリピート手段502は、オートカラーセレクト手段505からの指示を受けて、前記判定結果と、くりぬき画像と、先ほどユーザから受け付けた繰返し回数「9回」と、繰返し倍率「100%」と、印刷用紙サイズ「A4」とに基づいて、画像形成手段508に画像形成させるためのカラー印刷用の繰返し画像を生成する。
イメージリピート手段502が繰返し画像を生成する場合、例えば、図8D2に示すように、くりぬき画像809が、A4サイズの印刷用紙811に9個繰り返して印刷されるように、イメージリピート手段502が、くりぬき画像809を9個複製して、左右方向に3個くりぬき画像を配列し、更に、左右方向に3個配列されたくりぬき画像群812を、上下方向に3個配列して、9個のくりぬき画像809が配置された繰返し画像813を生成する。前記配列方法では、図8D2のように、印刷用紙811の左側端部にくりぬき画像809の左側端部が一致し、かつ、くりぬき画像809相互で隣接して配列する方法を採用している。
さて、イメージリピート手段502が、カラー印刷用の繰返し画像を生成すると、生成した繰返し画像を画像形成手段508に送信する。画像形成手段508は、繰返し画像をカラー印刷でA4サイズの印刷用紙に画像形成する(図6:S110)。これにより、例えば、くりぬき画像がカラー画像であり、くりぬき画像以外の画像がモノクロ画像であって、原稿の画像全体としてオートカラーセレクト手段505の判定処理を実行すると、原稿の画像がモノクロ画像であると判定される場合であっても、くりぬき画像をカラー画像としてイメージリピートを実行するため、くりぬき画像の特性に合致したイメージリピートを実行させることが可能となる。
一方、くりぬき画像の全画素のうち、カラー画素の割合が所定の閾値未満である場合、オートカラーセレクト手段505は、くりぬき画像はモノクロ画像であると判定し、イメージリピート手段502に、くりぬき画像はモノクロ画像である旨の指示を送信する(図6:S109NO)。すると、イメージリピート手段502は、オートカラーセレクト手段505からの指示を受けて、前記判定結果と、くりぬき画像と、繰返し回数「9回」と、繰返し倍率「100%」と、印刷用紙サイズ「A4」とに基づいてモノクロ印刷用の繰返し画像を生成する。ここで、繰返し画像を生成する場合、くりぬき画像はモノクロ画像と判定されているため、カラー画像のくりぬき画像に基づいて繰返し画像を生成する場合と比較すると、くりぬき画像を構成するデータ量が少量で済み、モノクロ印刷用の繰返し画像の生成に要する生成時間は短縮される。そして、イメージリピート手段502は、生成したモノクロ印刷用の繰返し画像を画像形成手段508に送信すると、画像形成手段508は、繰返し画像をモノクロ印刷でA4サイズの印刷用紙に画像形成する(図6:S111)。これにより、例えば、くりぬき画像が文書等からなるモノクロ画像であり、くりぬき画像以外の画像がカラー画像であって、原稿の画像全体としてオートカラーセレクト手段505の判定処理を実行すると、原稿の画像がカラー画像であると判定される場合であっても、くりぬき画像をモノクロ画像としてイメージリピートを実行するため、くりぬき画像の特性に合致したイメージリピートを実行させることが可能となる。又、無駄なカラートナーを消費することを防止することが可能となる。
さて、本発明の複合機100では、禁止手段504と制御手段507とを設けることにより、通常の原稿の画像形成処理、つまり、イメージリピート手段502が起動しない画像形成処理では、オートカラーセレクト手段505が、画像読取手段503が原稿の画像の読取を終了すると、即時に原稿の画像がモノクロ画像であるかカラー画像であるかを判定するため、従来のオートカラーセレクト手段505による利点を活かすことが可能となり、ユーザに対する利便性は保持されたままとなる。
例えば、ユーザが、原稿Pを原稿台101に載置して、表示された初期画面(図7A)を見ながら(図6:S101)、「イメージリピート」701を押下せずに(図6:S102NO)、通常の印刷設定を入力し、操作部103のスタートキー307を押下すると、画像読取手段503が原稿の画像の読取を実行する(図6:S112)。
画像読取手段503が原稿の画像の読取を終了すると、読み取られた原稿の画像が画像記憶手段506に記憶される。すると、オートカラーセレクト手段505は、記憶された原稿の画像がモノクロ画像かカラー画像かを判定する(図6:S113)。判定した結果、オートカラーセレクト手段505は、当該結果を画像形成手段508に指示すると、画像形成手段508は当該指示(モノクロ画像かカラー画像か)に応じて画像形成を実行する(図6:S114)。これにより、ユーザが画像の読み取り前に予め原稿内容を見て、モノクロ印刷を行うか、カラー印刷を行うかを手動で逐一設定操作する必要がないという利便性が保持される。
このように、イメージリピート手段502が画像読取手段503に原稿の画像を読み取らせる際に、オートカラーセレクト手段505の判定処理を禁止する禁止手段504と、前記イメージリピート手段502がくりぬき画像を複数繰り返して画像形成する際に、前記禁止手段504による禁止を解除して、前記オートカラーセレクト手段505にくりぬき画像がモノクロ画像かカラー画像かを判定させる制御手段507とを備える。
これにより、イメージリピート手段502がイメージリピートを実行する場合、オートカラーセレクト手段505は、くりぬき画像に対して判定処理を実行するため、オートカラーセレクト手段505が判定処理する画像面積を縮小して、処理時間を短縮し、使用するメモリ量を削減することが可能となる。又、オートカラーセレクト手段505が、原稿の画像全体でなくくりぬき画像に対して判定処理を実行するため、原稿の画像にカラー画像が含まれる場合で、ユーザから受け付けたくりぬき画像がモノクロ画像の場合であっても、くりぬき画像がモノクロ画像であることを適切に判定することが可能となる。そのため、イメージリピートを実行する場合、無駄なカラートナーを消費することが無くなる。又、イメージリピート手段502がイメージリピートを実行する場合に、オートカラーセレクト手段505がくりぬき画像について前記判定処理をし、通常の画像形成の場合は、オートカラーセレクト手段505が、原稿の画像が読み取られると、原稿の画像について前記判定処理をするため、従来のオートカラーセレクト手段505の利点を活かすことが可能となる。
又、本発明の実施形態では、ユーザが「印刷実行」を押下すると、イメージリピート手段502が、繰返し画像を生成して、即時に画像形成を実行するよう構成したが(図6:S107)、画像形成を実行する前に、生成した繰返し画像に対応するプレビュー画像を、一度、ユーザに表示して繰返し画像がユーザの意図に合致するか否かを問い合わせるよう構成しても構わない。例えば、ユーザが、イメージリピート画面800の「印刷実行」710を押下すると、イメージリピート手段502が、イメージリピート印刷の開始を受け付け、制御手段507が、オートカラーセレクト手段505に、イメージリピート手段502が受け付けたくりぬき画像に対して前記判定処理を実行させる(図6:S108)。オートカラーセレクト手段505が、くりぬき画像がモノクロ画像かカラー画像かを判定し(図6:S109)、判定結果をイメージリピート手段502に送信すると、イメージリピート手段502は、オートカラーセレクト手段505の判定結果と、くりぬき画像と、繰返し回数と、繰返し倍率と、印刷用紙サイズとに基づいて繰返し画像を生成し、繰返し画像に対応するプレビュー画像を表示したイメージリピート確認画面をタッチパネル301上に表示させる。
イメージリピート確認画面には、例えば、繰返し画像のプレビュー画面が表示されたプレビュー画像領域と、繰返し画像が適切か否かの確認をユーザに促すメッセージ「繰返し画像のプレビュー画像です。この繰返し画像で、イメージリピートを実行しますか?」と、繰返し画像を画像形成させるための「実行」と、再度、イメージリピート画面800へ表示を戻して、イメージリピートの設定を再度実行させる「戻る」とが表示される。ユーザは、繰返し画像のプレビュー画面が自己の意図に沿うことを確認して「実行」を押下すると、イメージリピート手段502が、繰返し画像を画像形成手段508に送信して、画像形成手段508は、繰返し画像を印刷用紙に画像形成することになる(図6:S110)。これにより、ユーザは確実に自己の意図に合致するイメージリピートを複合機100に実行させることが可能となる。
又、本発明の実施形態では、オートカラーセレクト手段505が、画像読取手段503が原稿の画像の読取を完了すると、自動的に原稿の画像がモノクロ画像かカラー画像かを判定するよう構成したが、例えば、オートカラーセレクト手段505を起動させる「オートカラーセレクト設定」を初期画面700に用意して、ユーザにより「オートカラーセレクト設定」が押下(設定)された場合に、オートカラーセレクト手段505が起動するよう構成しても構わない。当該構成とすると、ユーザに対する選択肢の幅を拡大して利便性を向上させることが可能となる。
又、本発明の実施形態では、イメージリピート手段502が印刷用紙811の左側端部にくりぬき画像809の左側端部が一致し、かつ、くりぬき画像809相互で隣接して配列する方法を採用しているが、他の配列方法を採用しても構わない。例えば、イメージリピート手段502が、繰返し画像813が印刷用紙811の中央に配列されるように構成しても構わない。前記配列方法は、くりぬき画像の面積(縦横サイズ)、繰返し回数、繰返し倍率、印刷用紙サイズ等に応じて、くりぬき画像809が印刷用紙811からはみ出して画像形成されないように適宜設計変更される。又、くりぬき画像809がラベル、シール等に採用される場合、ユーザによるくりぬき画像809の切り取りを容易とする切り取り線を各くりぬき画像に設けてもよい。
又、本発明の実施形態では、複合機100が各手段を備えるよう構成したが、当該各手段を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。当該構成では、上記プログラムを画像形成装置に読み出させ、その画像形成装置が上記各手段を実現する。その場合、上記記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。さらに、各手段が実行するステップをハードディスクに記憶させる記憶方法として提供することも可能である。
以上のように、本発明に係る画像形成装置は、複合機はもちろん、複写機、プリンタ等に有用であり、イメージリピート機能を実行する際に、オートカラーセレクト機能による処理効率と精度とを向上させることが可能な画像形成装置として有効である。
100 複合機
103 操作部
501 表示受付手段
502 イメージリピート手段
503 画像読取手段
504 禁止手段
505 オートカラーセレクト手段
506 画像記憶手段
507 制御手段
508 画像形成手段
103 操作部
501 表示受付手段
502 イメージリピート手段
503 画像読取手段
504 禁止手段
505 オートカラーセレクト手段
506 画像記憶手段
507 制御手段
508 画像形成手段
Claims (1)
- 画像読取手段が読み取った原稿の画像がモノクロ画像かカラー画像かを判定するオートカラーセレクト手段と、画像読取手段に読み取らせた原稿の画像のうち所定領域内の画像であるくりぬき画像をユーザから受け付けると、当該くりぬき画像を複数繰り返して画像形成するイメージリピート手段とを備えた画像形成装置において、
イメージリピート手段が画像読取手段に原稿の画像を読み取らせる際に、オートカラーセレクト手段の判定処理を禁止する禁止手段と、
前記イメージリピート手段がくりぬき画像を複数繰り返して画像形成する際に、前記禁止手段による禁止を解除して、前記オートカラーセレクト手段にくりぬき画像がモノクロ画像かカラー画像かを判定させる制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009200677A JP2011055131A (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009200677A JP2011055131A (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | 画像形成装置 |
Publications (1)
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---|---|
JP2011055131A true JP2011055131A (ja) | 2011-03-17 |
Family
ID=43943717
Family Applications (1)
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JP2009200677A Pending JP2011055131A (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2009
- 2009-08-31 JP JP2009200677A patent/JP2011055131A/ja active Pending
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