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JP2011044791A - 画像処理装置、及びその制御方法 - Google Patents

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JP2011044791A JP2009190061A JP2009190061A JP2011044791A JP 2011044791 A JP2011044791 A JP 2011044791A JP 2009190061 A JP2009190061 A JP 2009190061A JP 2009190061 A JP2009190061 A JP 2009190061A JP 2011044791 A JP2011044791 A JP 2011044791A
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Abstract

【課題】 サービスマンによる保守作業をデバイス組み込みのWebブラウザから行わせる際に、サービスマン以外のユーザによるアクセスは禁止して、より確実にサービスマンからのアクセスのみを許可したい。
【解決手段】 保守用Webアプリケーションは、要求元のクライアントに対して、サービスモード中であるかどうかの確認を行なう。
【選択図】 図12

Description

本発明は、ネットワークを介して接続された画像処理装置を含む情報処理システムに関するものである。
インターネット技術の発展と普及に伴い、PCなどの情報処理装置がネットワーク上のWebサーバと接続され、Webサーバにより提供される操作画面を、情報処理装置が備えるWebブラウザ上に表示することが知られている。
この場合、情報処理装置のWebブラウザがWebサーバに対して操作画面を要求し、Webサーバ上のWebアプリケーションが情報処理装置からの要求に応えて、Webブラウザに操作画面を表示させるためのHTMLファイルを情報処理装置に送信する。情報処理装置のWebブラウザは、受信したHTMLファイルを解析し、受信したHTMLファイルの記述に基づいた操作画面を表示する。
更に、Webブラウザに表示された操作画面を介してユーザが指示を入力すると、入力された指示をWebブラウザがWebサーバに対して通知する。そして、この通知を受けたWebサーバ上のWebアプリケーションは、入力された指示に従って処理を実行する。
組み込みシステムの分野においても、装置が装置本来の機能に加えてウェブサーバ機能を兼ね備え、装置のユーザインタフェースを遠隔のウェブブラウザに提供するWebアプリケーションを持つ画像処理装置が製品化されている。
また、装置が装置本来の機能に加えてウェブクライアント機能を兼ね備え、装置の機能に役立てる技術が知られている。こうした装置の例として例えば、ウェブブラウザを組み込んだ画像処理装置がある。例えば特許文献1では、画像処理装置に組み込んだWebブラウザの表示画面中に原稿をスキャンするためのボタンを表示して、スキャンした画像を直接アップロードすることを可能にした画像処理装置が提案されている。
特開2005−149320号公報
複写機、複合機などの画像処理装置では、ユーザが保守業者と保守契約を結び、定期的あるいは不具合発生時にサービスマンがユーザ先に出向き画像処理装置の保守作業を行なうことが一般に行われている。複合機はネットワーク機能を兼ね備えている場合が多く、サービスマンは保守用のPCをユーザのネットワーク環境に接続して各種保守作業(不具合調査、調整、作業報告書の作成など)を行っている。
しかしながら、近年セキュリティに気を使うユーザが増えており、サービスマンがユーザ先に出向いてもサービスマンのPCをユーザのネットワーク環境に接続することは許されないケースが増えている。そこで、画像処理装置の保守や、保守後の作業報告書作成を行うためのWebアプリケーションを画像処理装置本体に組み込む手法が考えられている。そして同じく画像処理装置に組み込まれた保守作業者用のWebブラウザからこれらのWebアプリケーションにアクセスすることによって作業を行なう。(なお、保守用Webアプリケーションが組み込まれた画像処理装置と、Webブラウザが組み込まれた画像処理装置は同じものであっても、別のものであっても良い。)
この場合、保守作業用のWebアプリケーションは保守作業者以外には見せられない情報が含まれている場合が多いため、PCで動作する一般のWebブラウザからのアクセスはできないようにしなければならないという課題がある。保守用Webアプリケーションがアクセスされた際に、パスワード入力を促すようにすることも考えられるが、複数の画像処理装置を保守する場合などは何度もパスワードを入力しなければならなくなり作業効率が低くなる問題がある。
上記課題を解決するため本発明の情報処理システムは、
Webブラウザを持つ第一の画像処理装置と、該Webブラウザからの操作要求を受け付けるWebサーバ手段とを持つ第二の画像処理装置から成る情報処理システムであって、
前記第一の画像処理装置は、
前記第二の画像処理装置から問い合わせに対して応答する応答手段を持ち、
前記第二の画像処理装置は、
前記Webサーバ手段がWebクライアントからの操作要求を受けると、前記操作要求が、特定の装置に組み込まれたWebブラウザからの要求に対してのみ許可するべき操作に対する要求であるか否かを判断する第一の判断手段と、
前記判断手段によって、前記操作要求が、特定の装置に組み込まれたWebブラウザからの要求に対してのみ許可するべき操作に対する要求であると判断されると、前記クライアントに対して通信して問い合わせ、前記操作要求を行ったクライアントが特定の装置に組み込まれたWebブラウザであるか否かを判断する第二の判断手段と、
前記第二の判断手段によって、前記操作要求を行ったクライアントが特定の装置に組み込まれたWebブラウザであると判断された場合は操作要求を受け付け、そうで無い場合は操作要求を受け付けないように制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
パスワード等の入力を必要とせずに、確実にサービスマンからのアクセスだけを許可できるので利便性が高い。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置を含むシステムの全体構成を示すブロック図である。 図1の画像処理装置110のソフトウェア構成を示すブロック図である。 図1の画像処理装置110の詳細構成を示すブロック図である。 図1の画像処理装置110の外観図である。 図1の操作部112の外観構成を示す図である。 図1の操作部112の詳細構成を示すブロック図である。 ウェブブラウザモジュール211のソフトウェア構成を示すブロック図である。 サービスモードパスワード入力画面の例を示す図である。 サービスモード画面の例を示す図である。 UIインタフェース201によってLCD501に表示されるウェブブラウザの画面構成を示す図である。 本発明の第1実施の形態における、処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施の形態における、処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施の形態における、処理の手順を示すフローチャートである。 画像処理装置110のWebブラウザによって表示される画面の例を示す図である。 ホストコンピュータ101のWebブラウザによって表示される画面の例を示す図である。
以下に、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1実施の形態に係る画像処理装置を含むシステムの全体構成を示すブロック図である。
ホストコンピュータ101、画像処理装置110,120,130などの複数のネットワーク機器と、ネットワーク機器群が接続されているLAN100から構成される。
画像処理装置110は、画像の入出力と送受信および各種の画像処理を行う複合機(MFP;Multi Function Peripheral)である。画像処理装置110は、画像入力デバイスであるスキャナ113、画像出力デバイスであるプリンタ114、コントロールユニット111、およびユーザインタフェースである操作部112を備える。スキャナ113、プリンタ114、操作部112は、それぞれ、コントロールユニット111に接続され、コントロールユニット111からの命令によって制御される。コントロールユニット111は、LAN100に接続されている。
各画像処理装置120,130は、画像処理装置110と同様の機器構成を有し、それらは同様にLAN100に接続されている。画像処理装置120は、スキャナ123、プリンタ124、操作部122、およびスキャナ123、プリンタ124、操作部122のそれぞれを制御するコントロールユニット121を備える。また、画像処理装置130は、スキャナ133、プリンタ134、操作部132、およびスキャナ133、プリンタ134、操作部132を制御するコントロールユニット131を備える。
ホストコンピュータ101は、LAN100に接続されている。ホストコンピュータ101は、後述するようにウェブブラウザを備え、画像処理装置110,120,130から受信したHTMLファイルに基づいて、画像処理装置110,120,130のスタータスなどを表示する。
次に、画像処理装置110のソフトウェア構成について図2を参照しながら説明する。図2は図1の画像処理装置110のソフトウェア構成を示すブロック図である。ここでは、各画像処理装置110,120,130のソフトウェア構成は、同じであるので、画像処理装置110のソフトウェア構成を説明するものとする。
画像処理装置110においては、ユーザインタフェース(以下、UI)モジュール201が搭載されている。このUIモジュール201は、オペレータが画像処理装置110に対する各種操作・設定を行う際に、機器とユーザ操作との仲介を行うモジュールである。このUIモジュール201は、オペレータの操作に従い、後述の各種モジュールに入力情報を転送して処理の依頼、またはデータの設定などを行う。
また、アドレスブック(Address-Book)モジュール202が搭載されており、このモジュール202は、データの送付先、通信先などを管理するデータベースモジュールである。アドレスブックモジュール202が管理するデータに関しては、UIモジュール201からの操作によりデータの追加、削除、取得が可能である。また、アドレスブックモジュール202は、オペレータの操作により後述の各モジュールにデータの送付・通信先情報を与える。
また、ウェブサーバモジュール(Web-Serverモジュール)203が搭載されている。このモジュール203は、Webサーバ機能と、Webサーバ機能の上で動作する各種Webアプリケーションから構成される。ウェブクライアント(例えばホストコンピュータ101)からの要求により、画像処理装置110の管理情報をウェブクライアントに通知したり、各種処理を行うものである。後述する保守用のWebアプリケーションもこのウェブサーバモジュール203に含まれる。
また、ウェブブラウザ(Web Browser)モジュール211が搭載されており、このモジュールは、インターネットまたはイントラネット上の各種ウェブサイト(ホームページ)の情報を読み込んで表示を行うものである。このウェブブラウザモジュール211の詳細な構成は後述する。
統合送信部(Universal-Send)モジュール204は、データの配信を司るモジュールであり、このモジュール204は、UIモジュール201を介してオペレータによって指示されたデータを、同様にして指示された通信(出力)先に配布する。また、統合送信部(Universal-Send)モジュール204は、オペレータにより本機器のスキャナ機能を使用して配布データの生成が指示された場合は、制御APIモジュール218を介して機器を動作させ、データの生成を行う。統合送信部モジュール204は、出力先にプリンタが指定された際に実行されるモジュール(P550)205と、通信先にE-mailアドレスが指定された際に実行されるモジュール(E-mail)206と、出力先にデータベースが指定された際に実行される(DB)モジュール207と、出力先に本機器と同様の画像処理装置が指定された際に実行される(DP)モジュール208とを含む。
リモートコピースキャン(Remote-Copy-Scan)モジュール209は、画像処理装置110のスキャナ機能を使用して画像情報を読み取り、読み取った画像情報をネットワーク等で接続された他の画像処理装置に出力する。これによって、画像処理装置単体で実現しているコピー機能を他の画像処理装置を使って行うことを可能にする。
リモートコピープリント(Remote-Copy-Print)モジュール210は、ネットワーク等で接続された他の画像処理装置で得られた画像情報を、本画像処理装置110のプリンタ機能を使用して出力する。これによって、画像処理装置単体で実現しているコピー機能を他の画像処理装置を使って行うことを可能にする。
HTTPモジュール212は、画像処理装置110がHTTPによる通信を行なう際に使用され、後述のTCP/IP通信モジュール216を使って、ウェブサーバモジュール203やウェブブラウザモジュール211に通信機能を提供する。また、このモジュール212は、HTTPをはじめとするウェブで用いられる各種プロトコルに対応し、特にセキュリティ対応したプロトコルによる通信機能を提供する。
また、lprモジュール213が搭載されており、このモジュールは、後述のTCP/IP通信モジュール216を使って、統合送信部モジュール204内のモジュール205に通信機能を提供するものである。
また、SMTPモジュール214が搭載されており、このモジュールは、後述のTCP/IP通信モジュール216を使って、統合送信部モジュール204内のE-mailモジュール206に通信機能を提供する。
また、SLM(Salutation-Manager)モジュール215が搭載されている。このモジュールは、後述のTCP/IP通信モジュール216を使って、統合送信部モジュール204内のモジュール217およびモジュール218と、リモートコピースキャンモジュール209と、リモートコピープリントモジュール210とのそれぞれに通信機能を提供する。
TCP/IP通信モジュール216は、ネットワークドライバ217を用いて、前述の各種モジュールにネットワーク通信機能を提供する。ネットワークドライバ217は、ネットワークに物理的に接続される部分を制御するものである。
制御API218は、統合送信部モジュール204などの上流モジュールに、後述のジョブマネージャモジュール(Job-Manager)219などの下流モジュールに対するインタフェースを提供するものである。これによって、上流および下流のモジュール間の依存関係が軽減され、それぞれの流用性を高めることができる。また、制御API218は前述のTCP/IP通信モジュール216を用いて、ネットワーク上のクライアントからの要求を受け付け、問い合わせに対する応答や要求に応じた制御も行う。
ジョブマネージャモジュール(Job-Manager)219は、前述の各種モジュールから制御API218を介して指示される様々な処理を解釈し、後述の各モジュール220,224,226に指示を与えるものである。また、ジョブマネージャモジュール219は、画像処理装置110内で実行されるハード的な処理を一元管理するものである。
モジュール220は、コーデックマネージャ(CODEC-Manager)モジュールであり、このモジュールは、ジョブマネージャモジュール219が指示する処理の中で、データの各種圧縮・伸長を管理・制御するものである。
また、FBEエンコーダモジュール(FBE-Encoder)221が搭載されている。このモジュールは、ジョブマネージャモジュール219や後述のスキャンマネージャ(Scan-Manager)モジュール224によって実行されたスキャン処理によって読み込まれたデータを、FBEフォーマットを用いて圧縮する。
さらに、JPEGコーデックモジュール(JPEG-CODEC)222が搭載されている。このモジュールは、ジョブマネージャモジュール219やスキャンマネージャモジュール224によって実行されたスキャン処理、またはプリントマネージャ(Print-Manager)モジュール226によって実行された印刷処理において、読み込まれたデータのJPEG圧縮および印刷データのJPEG展開処理を行うものである。
また、MMRコーデック(MMR-CODEC)モジュール223が搭載されている。このモジュールは、ジョブマネージャモジュール219やスキャンマネージャモジュール224によって実行されたスキャン処理、またはプリントマネージャモジュール226によって実行された印刷処理において、読み込まれたデータのMMR圧縮および印刷データのMMR伸長処理を行うものである。
スキャンマネージャ(Scan-Manager)モジュール224は、ジョブマネージャモジュール219が指示するスキャン処理を管理・制御するものである。スキャンマネージャモジュール224と画像処理装置110に内部的に接続しているスキャナ113との間の通信が、SCSIドライバ225を介して行われる。
プリントマネージャ(Print−Manager)モジュール226は、ジョブマネージャモジュール219が指示する印刷処理を管理・制御するものである。プリントマネージャモジュール226とプリンタ114との間のインタフェースがエンジンインタフェース(Engine-I/F)モジュール227により提供される。
また、パラレルポートドライバ228が搭載されており、パラレルポートを介して不図示の出力機器にデータを出力する際のI/Fを提供する。
次に、画像処理装置110の構成について図3を参照しながら説明する。図3は図1の画像処理装置110の詳細構成を示すブロック図である。ここでは、各画像処理装置110,120,130の構成は、同じであるので、画像処理装置110の構成を説明するものとする。
画像処理装置110は、図3に示すように、装置全体を制御するコントロールユニット111を備える。コントロールユニット111は、画像入力デバイスであるスキャナ113や画像出力デバイスであるプリンタ114を接続し、これらを制御する一方、LANや公衆回線と接続され、これらを介して画像情報やデバイス情報の入出力を行うものである。
コントロールユニット111は、CPU301を有し、CPU301は、システムバス307を介して、RAM302、ROM303、HDD(ハードディスク装置)304、イメージバスI/F305、操作部I/F306、ネットワークI/F308、およびモデム309と接続される。
RAM302は、CPU301の作業領域を提供するためのメモリであり、また、画像データを一時記憶するための画像メモリとしても使用される。ROM303はブートROMであり、ROM303には、システムのブートプログラムが格納されている。HDD304には、システムソフトウェア、画像データなどが格納される。
操作部I/F306は、操作部112との間で入出力を行うためのインタフェースであり、操作部112に表示する画像データを操作部112に対して出力し、ユーザが操作部112を介して入力した情報を、CPU301に伝送するなどの役割を果たす。
ネットワークI/F308は、LANと接続され、LANに対して情報の入出力を行う。モデム309は、公衆回線と接続され、公衆回線に対して情報の入出力を行う。
イメージバスI/F305は、システムバス307と画像データを高速で転送する画像バス310とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス310には、RIP(ラスタイメージプロセッサ)311、デバイスI/F312、スキャナ画像処部313、プリンタ画像処理部314、画像回転部315、および画像圧縮部316が接続されている。
RIP311は、LANから受信されたPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F312は、スキャナ113およびプリンタ114とコントロールユニット111とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部313は、入力画像データに対し補正、加工、編集などを行う。プリンタ画像処理部314は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換などを行う。画像回転部315は、画像データの回転を行う。画像圧縮部316は、多値画像データに対してはJPEG圧縮伸長処理を行い、2値画像データに対してはJBIG,MMR,MHなどの圧縮伸長処理を行う。
上記の構成を備える画像処理装置の外観について図4を参照しながら説明する。ここでは、各画像処理装置110,120,130の外観構成は、同じであるので、画像処理装置110の外観構成を説明するものとする。
画像処理装置110において、スキャナ113は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサ(図示せず)を走査することによって、ラスタイメージデータを生成する。使用者が原稿用紙を原稿フィーダ405のトレイ406にセットして、操作部112において読み取りの起動を指示すると、コントローラユニット111のCPU301がスキャナ113に指示を与える。そして、原稿フィーダ405が原稿用紙を1枚ずつフィードし、スキャナ113は原稿フィーダ405からフィードされた原稿画像の読み取り動作を行う。
プリンタ114は、ラスタイメージデータを用紙上の印刷するものであり、その印刷方式として、感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式が用いられている。なお、印刷方式として、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式などの他の方式を用いてもよいことはいうまでもない。プリンタ114のプリント動作は、CPU301からの指示によって起動される。プリンタ114は、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択可能なように複数の給紙段を有し、それぞれに対応した用紙カセット401,402,403が搭載される。また、排紙トレイ404が設けられており、この排紙トレイ404には、印字し終わった用紙が排紙される。
次に、操作部112の構成について図5を参照しながら説明する。図5は図1の操作部112の外観構成を示す図である。
操作部112は、図5に示すように、LCD上にタッチパネルシート502が貼られているLCD表示部501を有する。このLCD表示部501には、システムの操作画面およびソフトキーが表示されるとともに、表示されているキーが押されると、押された位置を示す位置情報がCPU301に伝えられる。
また、操作部112には、スタートキー505、ストップキー503、IDキー507、リセットキー504の各種ハードキーが設けられている。スタートキー505は、原稿画像の読み取り動作の開始を指示するためのキーであり、スタートキー505の中央部には、緑と赤の2色LED表示部506が設けられている。2色LED表示部506は、その色によってスタートキー505が使用可能な状態にあるか否かを表す。ストップキー503は、稼働中の動作を止めるためのキーである。IDキー507は、使用者のユーザIDを入力するときに用いられるキーである。リセットキー504は操作部112からの設定を初期化するときに用いられるキーである。
次に、操作部112の構成について図6を参照しながら説明する。図6は図1の操作部112の詳細構成を示すブロック図である。
操作部112は、図6に示すように、操作部I/F306を介してシステムバス307に接続される。システムバス307には、上述したように、CPU301、RAM302、ROM303、HDD304などが接続されている。
操作部I/F306は、ユーザからの入力を制御するための入力ポート601と、画面出力デバイスを制御するための出力ポート602とを有する。入力ポート601は、タッチパネル502、各種ハードキー503,504,505,507を含むキー群からのユーザ入力をCPU301に渡す。CPU301は、ユーザ入力の内容と制御プログラムとに基づいて表示画面データを生成し、出力ポート602を介して、LCD表示部501に表示画面を出力する。また、CPU301は、出力ポート602を介して必要に応じてLED表示部506を制御する。
次に、ウェブブラウザモジュール211のソフトウェア構成について図7を参照しながら説明する。図7はウェブブラウザモジュール211のソフトウェア構成を示すブロック図である。
ウェブブラウザモジュール211は、図7に示すように、プロトコル処理部801、コンテンツパーサ802、DOM構築部803、DOM処理部804、レイアウトエンジン807、スタイルシートパーサ806、レンダラ808、スクリプトインタプリタ805およびイベント処理部809を含む。
プロトコル処理部801は、HTTPモジュール212を介して、他のネットワークノードとの間に接続を確立し通信する。この通信においては、URLによって記述されたリソースに対してHTTP要求が発行され、その応答が得られる。この過程で、各種符号化形式に則した通信データの符号化・復号化も行われる。
コンテンツパーサ802は、プロトコル処理部801からHTML,XML,XHTMLなどの表現形式で表現されたコンテンツデータを受け取り、字句解析および構文解析して解析木を生成する。
DOM構築部803は、コンテンツパーサ802から解析木を受け取り、コンテンツデータの構造に対応したDocument Object Model(DOM)の構築を行う。従来のHTMLは、文法上様々な省略を許し、バリエーションが多岐に渡る。さらに現実世界で運用されているコンテンツは、整形式でも妥当でもない場合が多い。そこで、DOM構築部803は、他の一般的なウェブブラウザと同様に、文法的に妥当でないコンテンツデータの正しい論理構造を推論し、妥当なDOMの構築を試みる。
DOM処理部804は、DOM構築部803が構築したDOMをオブジェクト群の入れ子関係を表現するツリー構造としてメモリ上に保持管理する。ウェブブラウザの各種処理は、このDOMを中心に実現される。
レイアウトエンジン807は、DOM処理部804が保持するオブジェクト群のツリー構造に応じて、各オブジェクトの表示上の表現(プレゼンテーション)を再帰的に決定し、結果的に文書全体のレイアウトを得る。各オブジェクトの表示上の表現は、文書の中に埋め込まれた記述または文書からリンクされた別ファイル中の記述によって、Cascading Style Sheet(CSS)などのスタイルシート形式で明示的に指定される場合がある。また、レイアウトエンジン807は、スタイルシートパーサ806によるスタイルシートの解析結果を反映して文書のレイアウトを決定する。
スタイルシートパーサ806は、コンテンツの文書に関連付けられたスタイルシートを解析する。
レンダラ808は、レイアウトエンジン807が決定した文書のレイアウトに応じて、LCD501に表示するためのGraphical User Interface(GUI)データを生成する。生成されたGUIデータは、UIインタフェース201によってLCD501に表示される。
イベント処理部809は、操作部112上のタッチパネルシート502や各キーなどに対してユーザが行った操作のイベントを受信して、各イベントに対応した処理を行う。また、イベント処理部809は、制御API218から装置やジョブなどの状態遷移イベントを受信して、各イベントに対応した処理を行う。DOM処理部804が管理するDOMのツリー構造には、オブジェクトのクラス毎およびオブジェクトインスタンス毎に各種イベントに対応するイベントハンドラが登録されている。イベント処理部809は、生起したイベントに応じて、DOM処理部804が管理するオブジェクト群の中からそのイベントの処理を担当するべきオブジェクトを決定し、イベントを配信する。イベントを配信されたオブジェクトは、そのイベントに対応するイベントハンドラのアルゴリズムに応じて、各種の処理を実行する。イベントハンドラの処理には、DOM処理部804が保持するDOMの更新、レイアウトエンジンに対する再描画指示、プロトコル処理部801に対するHTTP要求発行の指示、制御API218の呼び出しによる画像処理装置機能の制御、などがある。
スクリプトインタプリタ805は、Java(登録商標)Script(ECMA Script)などのスクリプトを解釈し実行するインタプリタである。スクリプトは、文書に埋め込まれたり、または文書からリンクされた別ファイル中に記述されたりして、DOMに対する操作などを行う。コンテンツの提供者は、スクリプトによって、提供する文書の動的な挙動をプログラムできる。(「JAVA(登録商標)SCRIPT」)
次に、サービスマンが保守作業を行なうために画像処理装置110に設けられているサービスモードについて説明する。サービスモードは、サービスマンのみが使用可能な処理を行うためのモードである。サービスモードにはパスワードが設けられており、このパスワードを知っているサービスマンのみが画像処理装置をサービスモードにすることができる。なお、サービスモードのパスワードはサービスマンが設定・変更可能である。パスワードが設定されると一方向ハッシュ関数によってパスワードのハッシュ値求めHDD304に保存しておく。
サービスマンは画像処理装置110の保守作業を行うためのサービスモードに入るため、予め定められた操作を行なう。予め定められた操作とは例えば特定キーを長押しする等である。予め定められた操作が行なわれるとUIモジュール201によりLCD501に図8の画面が表示される。サービスマンはソフトキーボード801を用いてサービスモードのパスワードの入力を行う。パスワードが入力されると、一方向ハッシュ関数によってハッシュ値を計算し、HDD304に保持されている値と一致しているかによって正しいパスワードか否かを判定する。
正しいパスワードが入力されると、LCD501に図9の画面を表示する。なお、入力されたパスワードは一時的にRAM302に保持しておく。図9の901は保守作業を行なうためのWebブラウザを起動するためのボタンであり、押し下げされると後述するWebブラウザ画面を表示する。902は保守用のその他の作業を行なうためのボタンであり、押し下げされるとその他保守作業を行なうための画面を表示する。903が押されるとサービスモードを終了して、通常のモードに戻る。この時、RAM302に保持していたパスワードを破棄する。
次に、ボタン901が押し下げられた時に表示されるウェブブラウザの画面構成について図10を参照しながら説明する。ボタン901が押下げられると、ウェブブラウザモジュール211がUIモジュール201の機能を使用して、LCD501に図10に示すウェブブラウザの画面を表示する。この画面ではURL入力フィールド902、OKボタン903、プログレスバー904、コンテンツ表示領域905、戻るボタン906、進むボタン907、リロードボタン908、中止ボタン909、およびステータス領域910が表示される。
URL入力フィールド1002は、ユーザが所望のリソースのURLを入力するフィールドであり、当該フィールドをユーザが押すと、文字入力を行うための仮想的なフルキーボード(不図示)が表示される。ユーザは、仮想的なフルキーボード上に配置されたキートップを模したソフトキーによって所望の文字列を入力することができる。
OKボタン1003は入力したURL文字列を確定するソフトキーである。URLが確定されると、ウェブブラウザモジュール211は、当該リソースの取得を行うためのHTTP要求を発行する。プログレスバー1004は、HTTP要求応答によるコンテンツ取得処理の進捗状況を示す。コンテンツ表示領域1005は、取得したリソースが表示される領域である。戻るボタン1006は、コンテンツ表示の履歴をさかのぼり、現時点で表示しているコンテンツの前に表示したコンテンツを表示し直すためのソフトキーである。進むボタン1007は、コンテンツ表示の履歴をさかのぼって表示しているときに、下時点で表示しているコンテンツの後に表示したコンテンツの表示に戻るためのソフトキーである。リロードボタン1008は、現時点で表示しているコンテンツの再取得と再表示を行う。中止ボタン1009は、実行中のコンテンツ取得処理を中止するソフトキーである。
ステータス領域1010は、画像処理装置の各種機能からのメッセージを表示する領域である。このステータス領域1010には、ウェブブラウザ画面を表示中であっても、スキャナやプリンタや他の機能などから、ユーザの注意を促すためのメッセージを表示することができる。また、同様にウェブブラウザ機能からもメッセージの表示を行うことができる。ウェブブラウザ機能は、リンク先のURL文字列、コンテンツのタイトル文字列、スクリプトによって指示されたメッセージなどを表示する。
次にウェブサーバモジュール203に含まれる保守用Webアプリケーションについて説明する。保守用WebアプリケーションはWebブラウザからの要求を受けると、要求に応じて制御API218を利用して各モジュールの状態を取得したり、各モジュールを制御したりして、その結果をWebブラウザに応答する。保守用Webアプリケーションが提供する機能は、例えば画像処理装置のシリアル番号や各種機能の状態、各種履歴情報の表示、各種調整用コマンドの実行、実行した保守作業の報告書の作成などである。
なお、保守用Webアプリケーションは予め画像処理装置に組み込まれたものであっても良いし、例えばJava(登録商標)などの言語で書かれたもので画像処理装置に追加インストールされたものであっても良い。
次に、本実施の形態の動作について図11を参照しながら説明する。なお、ここでは、サービスマンは画像処理装置110を操作してサービスモードに入り、画像処理装置110のブラウザを用いて画像処理装置120のWebアプリケーションにアクセスして保守作業を行なうものとする。
図11は実施形1の動作を表すフローチャートである。ステップS1100〜ステップS1105は画像処理装置110のWebブラウザの処理を表す。ステップS1106からステップS1108は画像処理装置110の制御API218の処理を表す。ステップS1110からステップ1116は画像処理装置120の保守用Webアプリケーションの処理を表す。
画像処理装置110のWebブラウザはステップS1100から処理を開始する。ステップS1101において、ユーザ(サービスマン)からの入力を受け付ける。ステップS1102において、受け付けた入力がブラウザ終了の指示か否かを判断する。ブラウザ終了指示だった場合処理を終了する。ブラウザ終了指示でない場合、ステップS1103に進みユーザからの入力に従って保守用Webアプリケーションに操作要求を行う。ステップS1104においてWebアプリケーションからの応答を受信する。ステップS1105において受信した応答に従って画面表示してステップS1101に戻る。サービスマンによる操作に応じてWebブラウザは上記処理を繰り返す。
画像処理装置110の制御API218はステップS1106から処理を開始する。ステップS1107において、特定装置かどうかの問い合わせを待つ。問い合わせがあるとステップS1108に進む。ステップS1108では応答を送信して、ステップS1107にもどる。
画像処理装置120の保守用WebアプリケーションはステップS1110から処理を開始する。ステップS1111においてクライアントからの要求を受信する。ここでクライアントとは例えば画像処理装置110である。ステップS1112において受信した要求が特定のユーザのみに許可するべき操作に対する要求であるかどうかを判断する。特定ユーザにのみ許可すべき操作であるか否かの情報は、保守用Webアプリケーションが保持している。S1112の判断がNOであるならば、すなわちサービスマンのみに許可するのではなく、全てのユーザに許可してよい要求であればステップS1115に進む。S1112で、要求が特定のユーザすなわちサービスマンのみに許可するべき要求であると判断するとステップS1113に進む。ステップS1113において、クライアントに対して、クライアントが特定装置であるかどうかを確認する。ここで、特定装置であるかどうかの確認はWebアプリケーションがネットワーク100を介して要求元のクライアントの制御API218に対してアクセスすることによって行う。要求元のクライアントが画像処理装置110搭載のWebブラウザであれば制御API218が適切な応答を返す。一方、要求元のクライアントが例えばコンピュータ101などで動作する汎用のWebブラウザであった場合、制御API218に相当するモジュールが動作していないため応答か返ってこないことになる。したがって、要求クライアントが特定装置であるかどうかを判断することができる。ステップS1114において、要求元のクライアントが特定装置であるかどうかを判断する。ステップS1114の判断により特定装置であると判断すると、ステップS1115に進む。ステップS1115では要求された処理を実行してステップS1116に進む。一方ステップS1114において要求元は特定装置では無いと判断すると要求を実行せずにステップS1116に進む。ステップS1116では、結果をクライアントに応答する。すなわち、ステップS1115を経由して来た場合は、処理を実行した結果を表すデータを応答する。一方ステップS1115を経由していない場合は、要求された処理の実行が許可されていない旨を表すデータを応答する。
図14は画像処理装置110のWebブラウザで画像処理装置120の保守用Webアプリケーションにアクセスした時に画像処理装置110の操作部に表示される画面の例である。一方、図15はホストコンピュータ101に搭載のWebブラウザなど汎用のWebブラウザで同じ保守用Webアプリケーションにアクセスした時に表示される画面の例である。
このように、本実施の形態によれば、サービスマンのみアクセスを許可する保守用Webアプリケーションは特定の装置に組み込まれたWebブラウザからの処理要求のみを受け付ける。従って、一般のPCなどのWebブラウザからアクセスされてしまうことがなくなる。
(第2実施の形態)
次に、本発明の第2実施の形態について図12に基づいて説明する。第一の実施形では、画像処理装置110のWebブラウザはサービスモードからのみ利用できるようにすることを想定したが、第二の実施形では画像処理装置110のWebブラウザは一般ユーザも利用可能であることを想定する。
図12は第二の実施形の処理を表すフローチャートである。ステップS1200〜ステップS1205は画像処理装置110のWebブラウザの処理を表す。ステップS1206からステップS1209は画像処理装置110の制御API218の処理を表す。ステップS1210からステップ1216は画像処理装置120の保守用Webアプリケーションの処理を表す。
本実施の形態は、図12の処理以外は、上記第1実施の形態と同じ構成を有し、ここではその説明は省略する。
画像処理装置120のWebブラウザはステップS1200から処理を開始する。ステップS1201において、ユーザ(サービスマン)からの入力を受け付ける。ステップS1202において、受け付けた入力がブラウザ終了の指示か否かを判断する。ブラウザ終了指示だった場合処理を終了する。ブラウザ終了指示でない場合、ステップS1203に進みユーザからの入力に従って保守用Webアプリケーションに操作要求を行う。ステップS1204においてWebアプリケーションからの応答を受信する。ステップS1205において受信した応答に従って画面表示してステップ1201に戻る。
サービスマンによる操作に応じてWebブラウザは上記処理を繰り返す。
画像処理装置110の制御API218はステップS1206から処理を開始する。ステップS1207において、特定装置かどうかの問い合わせを待つ。問い合わせがあるとステップS1208に進む。ステップS1208で、動作モードを取得する。すなわち画像処理装置110がサービスモードに入っている状態であるか、そうでは無いかを取得する。
ステップS1209では前記ステップS1208で取得した動作モードを応答として送信して、ステップS1206にもどる。
画像処理装置120の保守用WebアプリケーションはステップS1210から処理を開始する。ステップS1211においてクライアントからの要求を受信する。ここでクライアントとは例えば画像処理装置110となる。ステップS1212において受信した要求が特定のユーザのみに許可するべき操作に対する要求であるかどうかを判断する。S1212の判断がNOであるならば、すなわちサービスマンのみに許可するのではなく、全てのユーザに許可してよい要求であればステップS1215に進む。S1212の判断により、要求が特定のユーザすなわちサービスマンのみに許可するべき要求であると判断するとステップS1213に進む。ステップS1213において、クライアントに対して、クライアントの動作モードを問い合わせる。ここで、動作モードの問い合わせはWebアプリケーションがネットワーク100を介して要求元のクライアントの制御API218に対するアクセスすることによって行う。要求元のクライアントが画像処理装置110搭載のWebブラウザであれば制御API218が適切な応答を返す。すなわち、画像処理装置110がサービスモードになっているか否かが応答として得られる。一方、要求元のクライアントが例えばコンピュータ101などで動作する汎用のWebブラウザであった場合、制御API218に相当するモジュールが動作していないため応答か返ってこないことになる。ステップS1214において、要求元のクライアントが特定の動作モード(サービスモード)であるかどうかを判断する。ステップS1214の判断によりクライアントがサービスモードになっていると判断すると、ステップS1215に進む。ステップS1215では要求された処理を実行してステップS1216に進む。一方ステップS1214において要求元は特定の動作モード(サービスモード)になっていないと判断すると要求を実行せずにステップS1216に進む。ステップS1216では、結果をクライアントに応答する。すなわち、ステップS1215を経由して来た場合は、処理を実行した結果を表すデータを応答する。一方ステップS1215を経由していない場合は、要求された処理の実行が許可されていない旨を表すデータを応答する。
このように、本実施の形態によれば、保守用Webアプリケーションは、クライアントが特定の装置に組み込まれたWebブラウザであり、さらにクライアントがサービスモードになっている場合のみ処理要求のみを受け付ける。従って、特定のモードに入る手段を知っているユーザからの要求のみを受け付けるようにできるので、装置に組み込まれたWebブラウザを一般のユーザが使用することを許可している場合でも、適切にサービスマンからの要求のみを許可できる。
(第3実施の形態)
次に、本発明の第3実施の形態について図13に基づいて説明する。
図13は第三の実施形の処理を表すフローチャートである。ステップS1300〜ステップS1305は画像処理装置110のWebブラウザの処理を表す。ステップS1306からステップS1309は画像処理装置110の制御API218の処理を表す。ステップS1310からステップ1317は画像処理装置120の保守用Webアプリケーションの処理を表す。
本実施の形態は、図13の処理以外は、上記第1実施の形態と同じ構成を有し、ここではその説明は省略する。
画像処理装置120のWebブラウザはステップS1300から処理を開始する。ステップS1301において、ユーザ(サービスマン)からの入力を受け付ける。ステップS1302において、受け付けた入力がブラウザ終了の指示か否かを判断する。ブラウザ終了指示だった場合処理を終了する。ブラウザ終了指示でない場合、ステップS1303に進みユーザからの入力に従って保守用Webアプリケーションに操作要求を行う。ステップS1304においてWebアプリケーションからの応答を受信する。ステップS1305において受信した応答に従って画面表示してステップS1301に戻る。サービスマンによる操作に応じてWebブラウザは上記処理を繰り返す。
画像処理装置110の制御APIはステップS1306から処理を開始する。ステップS1306において、特定装置かどうかの問い合わせを待つ。問い合わせがあるとステップS1307に進む。ステップS1307で、動作モードを取得する。すなわち画像処理装置110がサービスモードに入っている状態であるか、そうでは無いかを取得する。
ステップS1308ではさらに、特定のモードに入るために用いられたパスワードの情報を取得する。このパスワードは図8の画面においてユーザによって入力されRAMに保持しておいたものである。
ステップS1309では、前記ステップS1307およびステップS1308で取得した動作モードとそのパスワードを応答として送信して、ステップS1306にもどる。
画像処理装置120の保守用WebアプリケーションはステップS1310から処理を開始する。ステップS1311においてクライアントからの要求を受信する。ここでクライアントとは画像処理装置110となる。ステップS1312において受信した要求が特定のユーザのみに許可するべき操作に対する要求であるかどうかを判断する。S1312の判断がNOであるならば、すなわちサービスマンのみに許可するのではなく、全てのユーザに許可してよい要求であればステップS1316に進む。S1312の判断により、要求が特定のユーザすなわちサービスマンのみに許可するべき要求であると判断するとステップS1313に進む。ステップS1313において、クライアントに対して、クライアントの動作モードとそのモードに移行するために入力されたパスワードを問い合わせる。ここで、動作モードの問い合わせはWebアプリケーションがネットワーク100を介して要求元のクライアントの制御API218に対するアクセスすることによって行う。要求元のクライアントが画像処理装置110搭載のWebブラウザであれば制御API218が適切な応答を返す。すなわち、画像処理装置110のモードがサービスモードであった場合、サービスモードに入るために入力されたパスワードが応答として得られる。一方、要求元のクライアントが例えばコンピュータ101などで動作する汎用のWebブラウザであった場合、制御API218に相当するモジュールが動作していないため応答か返ってこないことになる。ステップS1314において、要求元のクライアントが特定の動作モード(サービスモード)であるかどうかを判断する。ステップS1314の判断により特定装置であると判断すると、ステップS1315に進む。ステップS1315では、取得したパスワードを使って画像処理装置120が特定のモードに移行できるか確認する。すなわち、クライアントから取得したパスワードを一方向ハッシュ関数で変換して、画像処理装置120のサービスモードパスワードのハッシュ値との比較を行う。ステップS1315で特定のモードに移行可能と判断すると、ステップS1316に進む。ステップS1316では要求された処理を実行してステップS1317に進む。一方ステップS1314において要求元は特定装置では無いと判断した場合や、ステップS1315において特定のモードに移行できないと判断すると、要求を実行せずにステップS1317に進む。ステップS1317では、結果をクライアントに応答して、ステップS1311に戻る。
このように、保守用Webアプリケーションは、実施形2の条件に加えて、画像処理装置110で入力されたパスワードで保守用Webアプリケーション側の画像処理装置120がサービスモードに移行できる場合のみ処理要求を受け付ける。本実施の形態によれば、画像処理装置110と画像処理装置120のサービスモードパスワードを同じ設定にして運用することにより、より確実にサービスマンからの要求のみを処理することができる。
なお、本提案書では、Webブラウザを持った画像処理装置110と保守用Webアプリケーションを持った画像処理装置120は同じ構成の画像処理装置であるとしたが、異なる構成の画像処理装置であっても良い。また、Webブラウザを持った画像処理装置110が、画像処理装置110自身の保守用Webアプリケーションにアクセスする構成であっても良い。
100 LAN
110,120,130 画像処理装置
101 デスクトップコンピュータ
301 CPU
303 ROM
304 HDD

Claims (3)

  1. Webブラウザ(211)を持つ第一の画像処理装置(110)と、該Webブラウザからの操作要求を受け付けるWebサーバ手段(203)を持つ第二の画像処理装置(120)から成る情報処理システムであって、
    前記第一の画像処理装置は、
    前記第二の画像処理装置から問い合わせに対して応答する応答手段(218)を持ち、
    前記第二の画像処理装置は、
    前記Webサーバ手段(203)がWebクライアントからの操作要求を受けると、前記操作要求が、特定の装置に組み込まれたWebブラウザからの要求に対してのみ許可するべき操作に対する要求であるか否かを判断する第一の判断手段(S1112)と、
    前記判断手段によって、前記操作要求が、特定の装置に組み込まれたWebブラウザからの要求に対してのみ許可するべき操作に対する要求であると判断されると、前記クライアントに対して通信して問い合わせ、前記操作要求を行ったクライアントが特定の装置に組み込まれたWebブラウザであるか否かを判断する第二の判断手段(S1112)と、
    前記第二の判断手段によって、前記操作要求を行ったクライアントが特定の装置に組み込まれたWebブラウザであると判断された場合は操作要求を受け付け、そうで無い場合は操作要求を受け付けないように制御する制御手段(S1115)と
    を持つことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記情報処理システムの前記第二の画像処理装置の第二の判断手段は、さらに
    前記クライアントに対して通信して問い合わせ、前記操作要求を行ったクライアントが特定のユーザのみが利用可能な特定のモードになっているか否かを判断する手段(S1214)を
    持つことを特徴とする請求項1の情報処理システム。
  3. 前記情報処理システムの前記第二の画像処理装置は、さらに
    前記クライアントが前記特定のユーザのみが利用可能な特定のモードに入る際に入力されたパスワード情報を取得する手段(S1313)と、
    前記第二の判断手段によって、前記操作要求を行ったクライアントが特定のモードになっていると判断された場合は前記取得手段によって取得したパスワード情報を用いて操作要求を受け付け、そうで無い場合は操作要求を受け付けないように制御する制御手段(S1315)と
    持つことを特徴とする請求項1の情報処理システム。
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