JP2010500929A - 機械部品の研削方法および上記方法を行なうための研削盤 - Google Patents
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Abstract
Description
a) 機械部品の軸端で工作物主軸台と心押し台との間に締着する。
内側凹部の研削許容差は、機械部品の一方の肩部と心押し台のスリーブとの間の距離が電子位置決めヘッドを用いて決定されるという点で決定されることができる。
機械部品31の反対側では、心押し台スリーブ8の円錐形に適合されたピン9が、先細りになった内側凹部36に挿入される。
たとえば方向転換した凹部を製造するなどの他の機械加工プロセスが第3の研削スピンドル25を用いて可能である。ただし、全く異なる機械加工目的で第3の研削スピンドル25が用いられなければのことである。
Claims (11)
- 長手方向軸の周りを回転するように駆動され、かつ、一方の軸端にジャーナル(32)を有し、反対側の端部に内側凹部(36)を有する機械部品(31)の研削方法であって、
外面は第1の砥石車(20)を用いて研削され、前記内側凹部の周面は第2の砥石車(23)を用いて研削され、工作物主軸台(4)、心押し台(7)および少なくとも1つの振れ止め(11)が研削中に前記機械部品(31)を締着するために設けられており、前記方法は、
a) 前記工作物主軸台(4)の前記チャック(6)が、解放可能なクランプジョー(27)で前記機械部品(31)の前記ジャーナル(32)を囲み、同時に前記ジャーナル(32)の端面にセンタリング先端部(26)を嵌める一方で、心押し台スリーブ(8)が、適合されたピン(9)を用いて、前記機械部品(31)の前記内側凹部(36)に嵌まる第1の締着された状態が開始される方法ステップと、
b) 第1の締着された状態で、振れ止め台座(38)が第1の砥石車(20)を用いて前記機械部品(31)の外周上に研削される方法ステップと、
c) 前記機械部品(31)が、前記振れ止め台座(38)の場所で前記振れ止め(11)によって支持され、前記第2の砥石車(23)を前記機械部品(31)の前記内側凹部(36)に挿入できるほど十分遠くに離れるように、前記心押し台(7)が軸方向に前記機械部品(31)から動かされる第2の締着された状態が開始される方法ステップと、
d) 第2の締着された状態で、前記内側凹部(36)の回転対称な周面が前記第2の砥石車(23)を用いて研削される方法ステップと、
e) 前記第2の砥石車(23)が遊休位置に戻され、前記振れ止め(11)が非稼動状態にされ、第1の締着された状態が戻る方法ステップと、
f) 戻った第1の締着された状態で、前記ジャーナル(32)を除いて、前記第1の砥石車(20)を用いて、必要なエリアが前記機械部品(31)の外側輪郭上で研削される方法ステップと、
g) 前記工作物主軸台(4)の前記チャック(6)における前記クランプジョー(27)が前記ジャーナル(32)から解放され、軸方向に前記チャック(6)に引込まれ、その結果、前記機械部品(31)が依然として前記工作物主軸台(4)のセンタリング先端部(26)と前記心押し台スリーブ(8)との間でだけ締着されている第3の締着された状態が開始される方法ステップと、
h) 第3の締着された状態で、前記ジャーナル(32)の周が前記第1の砥石車(20)を用いて研削される方法ステップとを有する、方法。 - 共通の研削主軸台(17)を回動させることによって、前記第1および第2の砥石車(20,23)は前記機械部品(31)と接触するようにされたり接触しないようにされたりし、回動可能な構成を用いて、前記研削主軸台(17)は、前記機械部品(31)の長手方向軸(10)に垂直な方向に摺動部(16)上で線形に動かされ得ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 共通の研削主軸台(17)の無段回動を用いて、前記第1および第2の砥石車(20,23)は、研削されるべき前記機械部品(31)のエリアに対して異なる角度で位置決めされ得ることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
- 前記振れ止め台座(39)の研削は、前記工作物主軸台(4)の方への長手方向の前進を伴う剥離研削を用いて行なわれることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
- 前記機械部品(31)の外側輪郭を研削する際、前記第1の砥石車(20)の回転軸(
21)ならびに前記工作物主軸台(4)、機械部品(31)および心押し台(7)の前記共通の回転軸(10)は、前記第1の砥石車(20)と前記機械部品(31)の前記外側輪郭との間に基本的には点接触しか作り出さないように互いに斜めに走っており、長手方向の前進は前記工作物主軸台(4)の方向に行なわれることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の方法。 - 前記機械部品(31)の周エリアも端面も前記第1の砥石車(20)で研削されることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
- 研削中の前記機械部品(31)の回転駆動は、前記工作物主軸台(4)の前記センタリング先端部(26)および/または前記解放可能なクランプジョー(27)を用いて、選択的に個別にまたは共通して行なわれることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
- 方法はCNC制御されることを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
- 以下の特徴が与えられる、請求項1から8に記載の方法を行なうためのあるタイプの万能、円形または非円形研削盤のような研削盤であって、以下の特徴とは、
a) 長手方向に移動可能な研削テーブル(3)上に配置されるのは、工作物主軸台(4)および心押し台(7)であり、工作物主軸台(4)と心押し台(7)との間に、研削されるべき機械部品(31)が配置され、工作物主軸台(4)、機械部品(10)および心押し台(7)の共通の長手方向軸(10)は、前記研削テーブル(3)の長手方向に走っており、
b) 前記工作物主軸台(4)のチャック(6)は、両方が前記機械部品(31)の一端に配置されたジャーナル(32)と協働するように具体化されるセンタリング先端部(26)および解放可能なクランプジョー(27)を有し、
c) 前記心押し台(7)は、前記機械部品(31)の他端に位置する回転対称な内側凹部(36)にセンタリングして嵌まるように適合されたピン(9)を有する心押し台スリーブ(8)を有し、
d) ベース(28)と可動支持部(29)とを有する少なくとも1つの振れ止め(11)が設けられ、
e) 前記研削テーブル(3)の長手方向に垂直に動くように制御され得る摺動部(16)上に配置されるのは、研削主軸台(17)であり、研削主軸台(17)は、垂直回動軸(16)の周りを回動されることができ、研削主軸台(17)上では、回転するように駆動されかつ平行に走る回転軸(21,24)を有する2つの砥石車(20,23)が支えられ、
f) 前記研削主軸台(17)を動かし、回動させることによって、前記2つの砥石車(20,23)のための2つの基本位置が選択的にもたらされ、第1の基本位置では、前記第1の砥石車(20)が前記機械部品(31)の外側輪郭上に位置決めされ、第2の基本位置では、前記第2の砥石車(23)が前記内側凹部(36)の周面上に位置決めされ、
g) 第1の基本位置では、前記機械部品(31)は工作物主軸台(4)と心押し台(7)との間に締着され、第2の基本位置では、前記心押し台(7)は前記機械部品(31)から離れるように動かされ、
h) 前記心押し台(7)が長手方向に前記研削テーブル(3)上で動く経路は、万能研削盤において公知である経路を超えて延びており、その結果、第1の基本位置から第2の基本位置への遷移がある場合、前記第2の砥石車(23)は、締着された位置に位置する前記機械部品(31)と、離された前記心押し台(7)との間に作り出された間隙に収まることができる、というものである、研削盤。 - 前記第1の砥石車(20)は第1の研削スピンドル(19)上に支えられ、前記第2の砥石車(23)は第2の研削スピンドル(22)上に支えられ、前記2つの研削スピンドル(19,22)は、前記研削主軸台(17)上に配置され、前記2つの砥石車(20,23)の回転軸は、好ましくは120°の鈍角で交わることを特徴とする、請求項9に記載の研削盤。
- 前記第1の砥石車(20)は、周上にも一端面上にも研磨層(20a,20b)を備えることを特徴とする、請求項9または10に記載の研削盤。
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