JP2010239025A - Processing method of semiconductor wafer - Google Patents
Processing method of semiconductor wafer Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010239025A JP2010239025A JP2009087132A JP2009087132A JP2010239025A JP 2010239025 A JP2010239025 A JP 2010239025A JP 2009087132 A JP2009087132 A JP 2009087132A JP 2009087132 A JP2009087132 A JP 2009087132A JP 2010239025 A JP2010239025 A JP 2010239025A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- wafer
- grinding
- surface protection
- protection sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Dicing (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
Abstract
Description
本発明は、半導体ウエハの加工方法、特に極薄化するウエハの加工方法に関する。 The present invention relates to a method for processing a semiconductor wafer, and more particularly to a method for processing a wafer to be extremely thinned.
情報端末機器の小型化、多機能化が急速に進む中、それらに搭載される半導体装置については、薄型化、高密度化が必要とされている。特にメモリチップにおいては、シリコンウエハを極限まで薄く加工し、多層化することで高容量化が図られている。このような半導体装置の傾向に対応して、半導体加工プロセスにおいては、ウエハの極薄加工が重要となっており、様々な極薄加工法が考案されている。 As information terminal devices are rapidly becoming smaller and more multifunctional, semiconductor devices mounted on them are required to be thinner and higher in density. In particular, in a memory chip, a silicon wafer is processed as thin as possible to increase the capacity by multilayering. Corresponding to the trend of such semiconductor devices, in the semiconductor processing process, the ultra-thin processing of the wafer is important, and various ultra-thin processing methods have been devised.
極薄加工法の一つとして、先ダイシングプロセス(DBGプロセス・例えば特許文献1)が有望視されている。DBGプロセスにおいては、裏面研削に先立ってウエハの回路面側からハーフカットダイシングを行い、その後、研削と同時にウエハをチップ化する。この極薄加工のためのDBGプロセスでは、一般に、ウエハの表面を保護する表面保護用シートの剥離力、すなわち剥離に必要な力をあえて低下させておく必要がある。表面保護用シートを剥離する際のウエハの破損を防止するためであり、特に、厚さが100μm以下程度であるウエハ(チップ)は非常に脆質であるため、剥離力の低い表面保護用シートが必要となる。 As one of ultra-thin processing methods, a prior dicing process (DBG process, for example, Patent Document 1) is considered promising. In the DBG process, half-cut dicing is performed from the circuit surface side of the wafer prior to back surface grinding, and then the wafer is chipped simultaneously with grinding. In this DBG process for ultra-thin processing, it is generally necessary to deliberately reduce the peeling force of the surface protection sheet that protects the surface of the wafer, that is, the force necessary for peeling. This is to prevent the wafer from being damaged when the surface protection sheet is peeled off. In particular, since the wafer (chip) having a thickness of about 100 μm or less is very brittle, the surface protection sheet having a low peeling force. Is required.
一方、表面保護用シートは、ウエハの裏面研削時に用いられる研削水等からウエハの回路面を保護するためのものであるため、裏面研削時にはウエハに十分に粘着していることも要求される。以上のように、表面保護用シートに対する相反する要求性能を満たすために、エネルギー線硬化型の表面保護用シートが広く用いられている。エネルギー線照射前には十分な粘着力を有し、エネルギー線の照射によって剥離が容易となるためである。 On the other hand, since the surface protection sheet is for protecting the circuit surface of the wafer from grinding water or the like used when grinding the back surface of the wafer, it is also required to be sufficiently adhered to the wafer during back surface grinding. As described above, in order to satisfy the contradictory performance requirements for the surface protection sheet, the energy ray curable surface protection sheet is widely used. This is because it has a sufficient adhesive force before irradiation with energy rays and can be easily peeled off by irradiation with energy rays.
近年のメモリーチップの高容量化に伴い、ウエハの回路表面の極微細化、高密度化が進んでいるため、個片化されたチップには微細な凹凸が多く設けられていることが多い。このように、チップの実表面積が見かけの表面積に比べて大変広くなる傾向にあるため、エネルギー線硬化型シートにエネルギー線を照射しても、剥離力を十分に低下させることができない場合がある。この場合、表面保護用シートの剥離時に、ウエハ(チップ)が破損するという問題が生じ得る。この問題は、特に、薄いウエハ(チップ)において顕著である。 With the recent increase in capacity of memory chips, the miniaturization and high density of the circuit surface of the wafer are progressing, so that the chips that are singulated often have many fine irregularities. Thus, since the actual surface area of the chip tends to be very large compared to the apparent surface area, even if the energy ray curable sheet is irradiated with energy rays, the peeling force may not be sufficiently reduced. . In this case, there may be a problem that the wafer (chip) is damaged when the surface protection sheet is peeled off. This problem is particularly remarkable in a thin wafer (chip).
そこで、予め剥離力が十分に低い表面保護用シートを用いる場合、表面保護用シートに十分な粘着性を持たせることはできない。この結果、ウエハが表面保護用シートによって十分に保護されなくなる。例えば、ウエハの裏面研削時に、研削水がウエハの回路面に浸入して回路面が汚染されるといった問題が生じ得る。 Therefore, when a surface protective sheet having a sufficiently low peel strength is used in advance, the surface protective sheet cannot have sufficient adhesiveness. As a result, the wafer is not sufficiently protected by the surface protection sheet. For example, when grinding the back surface of the wafer, there may be a problem that grinding water enters the circuit surface of the wafer and the circuit surface is contaminated.
そこで本発明は、半導体ウエハを極薄型化してチップ個片化するプロセスにおいても、ウエハの表面を確実に保護するとともに、研削工程の後にはシートを容易に剥離する半導体ウエハの加工プロセスを提供することを目的とする。 Therefore, the present invention provides a semiconductor wafer processing process that reliably protects the surface of the wafer and easily peels off the sheet after the grinding process even in the process of making the semiconductor wafer extremely thin and chip-divided. For the purpose.
本発明における半導体ウエハの加工方法は、以下の工程を備えることを特徴とする。すなわち、ウエハの回路面に表面保護用シートを貼付した状態で、表面保護用シート側からウエハのハーフカットダイシングを行うダイシング工程と、研削用シートを表面保護用シートに貼付する貼付工程と、ウエハの裏面を研削してウエハをチップに個片化する研削工程と、表面保護用シートを処理して表面保護用シートと回路面との接触面積を低減させる処理工程と、処理された表面保護用シートおよび研削用シートを剥離する剥離工程である。また、上述の研削工程においては、厚さが50μm以下になるまでウエハを研削することが好ましい。 A method for processing a semiconductor wafer according to the present invention includes the following steps. That is, with the surface protection sheet attached to the circuit surface of the wafer, a dicing step of performing half-cut dicing of the wafer from the surface protection sheet side, an attaching step of attaching the grinding sheet to the surface protection sheet, and the wafer Grinding process for grinding the back surface of the wafer to divide the wafer into chips, a processing process for processing the surface protection sheet to reduce the contact area between the surface protection sheet and the circuit surface, and for the treated surface protection It is a peeling process which peels a sheet | seat and the sheet | seat for grinding. In the above grinding step, it is preferable to grind the wafer until the thickness becomes 50 μm or less.
本発明によれば、半導体ウエハを極薄型化してチップ個片化するプロセスにおいても、ウエハの表面を確実に保護してチッピング、チップの破損等の不具合を発生させないとともに、研削工程の後にはシートを容易に剥離する半導体ウエハの加工プロセスを実現できる。 According to the present invention, even in the process of thinning a semiconductor wafer into chips, the surface of the wafer is reliably protected so that defects such as chipping and chip breakage do not occur, and the sheet is formed after the grinding process. It is possible to realize a processing process of a semiconductor wafer that easily peels off.
以下、本実施形態における半導体ウエハの加工方法につき説明する。この加工方法は、表面保護用シートおよび研削用シートを活用したDBGプロセスである。図1は、ウエハに、表面保護用シートが貼付された状態を示す断面図である。図2は、ウエハのハーフカットダイシングを行うダイシング工程を示す断面図である。 The semiconductor wafer processing method in this embodiment will be described below. This processing method is a DBG process utilizing a surface protecting sheet and a grinding sheet. FIG. 1 is a cross-sectional view showing a state where a surface protection sheet is attached to a wafer. FIG. 2 is a cross-sectional view showing a dicing process for performing half-cut dicing of the wafer.
ウエハ10の回路面10Sに、表面保護用シート20を貼付する。
A
回路面10Sに表面保護用シート20を貼付したままの状態で、表面保護用シート20側からウエハ10のハーフカットダイシングを行う(図2参照、ダイシング工程)。ハーフカットダイシングとは、ウエハを完全に切断しないように切り込むダイシング方法である。このダイシング工程により、ハーフカット溝10Kを複数形成する。ハーフカット溝10Kは、ウエハ10に対する適度な切り込み深さを有しており、ウエハ10の裏面10Rまでは達していない。ダイシング工程において、表面保護用シート20はウエハ10のハーフカット時に切断されるが、表面保護用シート20によって回路面10Sに対する切削水等の浸入が防止される。
Half-cut dicing of the
ダイシング工程の次に、研削用シート30を切断された表面保護用シート20に貼付する(図3参照、貼付工程)。
Next to the dicing step, the
このように、研削用シート30と表面保護用シート20とを積層させた状態で、グラインダを用いてウエハ10の裏面10Rを研削する。この研削時には、回路面10Sが、表面保護用シート20に積層させた研削用シート30により、ハーフカット溝10Kを介した研削水の浸入等から保護される。
Thus, the
グラインダが、ハーフカット溝10Kの底面を越えて所定のチップの厚さまでウエハ10を研削することにより、ウエハ10を、ハーフカット溝10Kにより隔てられた多数のチップに分割、個片化する(研削工程)。例えば、厚さが50μm以下の極薄となるように、ウエハ10を研削する。こうして個片化されたチップは、表面保護用シート20に積層された研削用シート30により固定されているため、チップが散逸することもなく、また、チップ同士の接触による破損等も防止される。
The grinder grinds the
図4は、個片化したチップの研削面に転写テープ16を貼付した状態を示す断面図である。図5は、表面保護用シート20を処理して収縮させる処理工程を示す断面図である。
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a state in which the
表面保護用シート20の硬化後、個片化チップ18の裏面(研削された面)18R側に転写テープ16を貼付する。転写テープ16は、適度な粘着性により個片化チップ18を保持する。この状態において、表面保護用シート20を処理する。処理を加熱で行う場合、加熱は、加熱炉やヒートプレート等によって行ってもよい。ヒートプレートを用いる場合は、研削用シート30側から行っても良く、転写テープ16側から行っても良い。この処理(処理工程)により、収縮性の表面保護用シート20を収縮させ、図5に示されるように、表面保護用シート20と、個片化チップ18の表面との接触面積を低減させる。また、収縮した表面保護用シート20の端部は個片化チップ18の表面から浮き上がり、個片化チップ18の表面との間にわずかな隙間が形成され得る。
After the
その後、表面保護用シート20と研削用シート30とを個片化チップ18から剥離する(剥離工程)。このとき、研削用シート30が表面保護用シート20に強固に接着していることで、切断された表面保護用シート20は、研削用シート30と一体で剥離することができる。また、表面保護用シート20における個片化チップ18との接触面が小さくなっている上に、表面保護用シート20の周辺部と個片化チップ18の表面との間にわずかな隙間が形成され得るため、厚さが50μm以下、特に厚さが25μm以下の極薄のチップにおいても、表面保護用シート20の剥離は、さらに容易となる。
Thereafter, the
次に、本実施形態で用いられる表面保護用シート20について説明する。
本発明における表面保護用シート20は、基材22と粘着剤層24を含む。基材22は、何らかの処理を施すと収縮するフィルムである。基材22を収縮させるための処理としては、加熱処理が好ましい。
このような性質を有する基材22としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニルなどが挙げられる。特に、熱収縮性ポリエチレンフィルムが好ましい。
基材22の収縮率R(%)は、以下の(1)式により算出される。基材22を120℃に加熱したときの収縮率Rは、10〜90%であることが好ましく、より好ましくは20〜80%である。基材22の収縮率Rが低い場合、個片化チップ18(図4、5等参照)からの表面保護用シート20の剥離が困難となり、収縮率Rが高い場合、剥離工程に先立って表面保護用シート20が不必要に収縮し得るからである。
R=(L1−L2)/L1×100・・・(1)
(L1(mm)は収縮前の寸法、L2(mm)は加熱による収縮後の寸法)
基材22の厚さは、好ましくは2〜160μmであり、より好ましくは10〜50μmである。基材22があまりにも薄い場合、回路面10S(図1、2等参照)を十分に保護できなくなり、厚さが大き過ぎる場合、加熱による収縮が不十分となり得るからである。
また、基材22は、熱収縮するタイプの他にも、紫外線、電子線などのエネルギー線の照射によって収縮する材質を用いて形成されても良い。
表面保護用シート20の粘着剤層24は、例えばアクリル系粘着剤を主な成分とする。粘着剤層24は適度に柔らかいため、回路面10Sに貼付されると、チップ12の表面の微小な凹凸にも追従する。粘着剤層24は、紫外線などのエネルギー線の照射によって硬化し、剥離が容易になるエネルギー線硬化型粘着剤からなる層であることが好ましい。粘着剤層24の厚さは、好ましくは2〜200μmであり、より好ましくは5〜60μmである。
Next, the
The
Examples of the
The shrinkage ratio R (%) of the
R = (L 1 −L 2 ) / L 1 × 100 (1)
(L 1 (mm) is a dimension before contraction, L 2 (mm) is a dimension after contraction by heating)
The thickness of the
Moreover, the
The pressure-
続いて、本実施形態で用いられる研削用シート30について説明する。
研削用シート30は、基材32と粘着剤層34を含む。
基材32は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリブタジエン、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリウレタン、エチレン酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ポリスチレン、ポリカーボネート、フッ素樹脂、およびその水添加物または変性物等からなるフィルムで形成されている。またこれらの架橋フィルムも用いられる。上記の基材は、1種単独でも良いし、さらにこれらを2種類以上組み合わせた複合フィルムであっても良い。
基材32のヤング率は、3.0×107〜5.0×109Paの範囲内にあることが好ましく、ヤング率と基材32の厚さとの積は、1.0×103〜1.0×107N/mの範囲内にあることが好ましい。ヤング率の値や、ヤング率と厚さの積の値が上述の範囲未満であれば、研削用シート30が柔らかくなり過ぎ、研削時にウエハが割れたり、チッピング等の不具合を生じ得る。また、表面保護シート20の熱収縮により研削用シート30の形状が保たれなくなり、シートが反る等の不具合を生じる。一方、ヤング率の値等が上述の範囲を超えると、硬すぎる研削用シート30が、表面保護用シート20に追従できなくなり、表面保護用シート20から剥離してしまうおそれがあるからである。
基材32の厚さは、好ましくは10〜200μmであり、より好ましくは50〜150μmである。
粘着剤層34は、例えばアクリル系粘着剤を主な成分とする。粘着剤層34は、研削用シート30が、収縮した表面保護用シート20から剥れない強固な粘着性を有する強粘着タイプの粘着剤が選択される。粘着剤層34の厚さは、好ましくは5〜100μmであり、より好ましくは10〜50μmである。
Next, the grinding
The grinding
The
The Young's modulus of the
The thickness of the
The pressure-
以下、本実施形態における、表面保護用シート20と研削用シート30の実施例の成分ならびに製造方法につき説明する。
Hereinafter, components and manufacturing methods of Examples of the
まず、実施例1における表面保護用シート20の配合につき、説明する。各配合量は、固形分換算の値を示す。アクリル酸n−ブチル70重量部、メタクリル酸メチル10重量部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル20重量部の共重合体を作成し、アクリル酸2−ヒドロキシエチルの水酸基の80%に対しメタクリロイルオキシエチルイソシアナートを付加させ、アクリル系粘着剤とした。このアクリル系粘着剤100重量部に、イソシアナート系架橋剤(日本ポリウレタン社製・コロネートL)0.185重量部を加え、実施例1の表面保護用シート20における粘着剤層24の組成物を製造した。
First, the formulation of the
この粘着剤層組成物を、剥離処理された厚さ38μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上に厚さ20μmとなるように塗布し、100℃で1分間加熱した。こうして形成された粘着剤層24を、基材22を形成するための収縮性ポリエチレンフィルムと貼合して転写し、実施例1の表面保護用シート20とした。
This pressure-sensitive adhesive layer composition was applied on a 38 μm-thick polyethylene terephthalate film that had been subjected to a release treatment so as to have a thickness of 20 μm, and heated at 100 ° C. for 1 minute. The pressure-
なお、基材22を形成した収縮性ポリエチレンフィルムは、厚さが35μmであり、120℃に加熱したときの収縮率が50%であった。
The shrinkable polyethylene film on which the
なお収縮率R(%)は、ポリエチレンフィルムにおける収縮前の寸法L1(mm)と、加熱による収縮後の寸法L2(mm)とから、以下の(1)式により算出した。
R=(L1−L2)/L1×100・・・(1)
The shrinkage ratio R (%) was calculated by the following equation (1) from the dimension L 1 (mm) before shrinkage in the polyethylene film and the dimension L 2 (mm) after shrinkage due to heating.
R = (L 1 −L 2 ) / L 1 × 100 (1)
実施例1の研削用シート30としては、粘着剤層34の厚さが40μmであるアクリル系強粘着フィルムを用いた。この研削用シート30においては、基材32のヤング率が4600MPa、厚さが100μmであり、ヤング率と厚さの積は、460,000N/mであった。
As the grinding
実施例2では、120℃加熱時の収縮率が70%である収縮性ポリエチレンを用いて、表面保護用シート20の基材22を形成した他、実施例1と同じ表面保護用シート20および研削用シート30を用いた。また、実施例3では、120℃加熱時の収縮率が30%の収縮性ポリエチレンを基材22として用いた他、実施例1、2と同じ表面保護用シート20および研削用シート30を用いた。
In Example 2, the
次に、実施例1〜3の表面保護用シート20および研削用シート30の評価試験と結果につき説明する。
Next, evaluation tests and results of the
まず、直径8インチ、厚さ725μmのダミーウエハにおける回路面に、ラミネータ(リンテック株式会社製RAD−3510F/12)を用いて、上述の熱収縮性の表面保護用シート20を貼付した。次に、ダイシング装置(ディスコ株式会社製、DFD6361)を用いて、回路面に対して表面保護用シート20とともにウエハのハーフカットダイシングを行い、幅35μm、深さ50μmの格子状の溝を形成した。
First, the heat-shrinkable surface
次に、ラミネータ(リンテック株式会社製RAD−3510F/12)を用いて、研削用シート30を表面保護用シート20上に貼付した。そして、裏面研磨装置(ディスコ(株)製、DGP8760)にてダミーウエハの厚さが20μmとなるまで極薄化研削すると同時に個片化チップ18(12mm×12mm)へと個片化した。
Next, the grinding
その後、紫外線照射ユニット付きテープマウンタ(リンテック社製、RAD−2700F/12)を用いて、シート面側から紫外線を照射し、転写テープ16を個片化チップ18の研削面側に貼付した。そして80℃のホットプレート上に転写テープ16面が接するように30秒間、静置して表面保護用シート20を加熱収縮させた。こうして収縮させた表面保護用シート20と研削用シート30とを、転写テープ16により保持された個片化チップ18から剥離した。
Thereafter, ultraviolet rays were irradiated from the sheet surface side using a tape mounter with an ultraviolet irradiation unit (RAD-2700F / 12, manufactured by Lintec Corporation), and the
表面保護用シート20と研削用シート30との剥離後に、個片化チップ18の表面への研削水の浸入、汚染の有無を観察、評価した。また、チップが破損することなく、すべてのチップが転写シートに転写されるかを評価した。
表1は、実施例の評価試験の結果を示す。
After the
Table 1 shows the results of the evaluation tests of the examples.
表1の結果から明らかであるように、本発明の実施例においては、研削水の浸入や個片化チップ18の表面汚染も観察されなかった。また、全てのチップが破損することなく転写シートに転写されており、剥離不良は発生しなかった。以上のことから明らかであるように、本発明の実施例においては、ダイシング工程にて表面保護用シート20がウエハ10を確実に保護しており、研削水のウエハ表面への浸入を研削用シート30が確実に防止しており、さらに極薄のチップから表面保護用シート20および研削用シート30を問題なしに剥離することができたという、全般的に良好な結果が示された。
As is clear from the results in Table 1, in the examples of the present invention, neither infiltration of grinding water nor surface contamination of the
以上のように本実施形態によれば、表面保護用シート20および研削用シート30を併用したDBGプロセスにより、ウエハ10を極薄化するための裏面研削においても、ウエハ10の表面を確実に保護して研削水の浸入による汚染等を防止し、さらにチップを破損することなしにシートを剥離することが可能である。
As described above, according to the present embodiment, the surface of the
これは、十分な粘着性のある表面保護用シート20をウエハ10に貼付し、表面保護用シート20ごとハーフカットダイシングを行うことにより回路面10Sを確実に保護する(図2等参照)とともに、研削用シート30を積層させた状態でウエハ裏面を研削する(図4等参照)ため、個片化されたチップの表面を研削用シート30によって保護することができるからである。さらに、このように粘着性の高い表面保護用シート20を、ウエハ10およびチップの表面を保護する役目を終えた後で加熱し、収縮させた(図5等参照)ことにより、剥離を容易にしたためである。
This is because the
10 ウエハ
10K ハーフカット溝
10R 裏面
10S 回路面
16 転写テープ
18 個片化チップ
20 表面保護用シート
22 基材
24 粘着剤層
30 研削用シート
32 基材
34 粘着剤層
DESCRIPTION OF
Claims (2)
研削用シートを前記表面保護用シートに貼付する貼付工程と、
前記ウエハの裏面を研削して前記ウエハをチップに個片化する研削工程と、
前記表面保護用シートを処理して前記表面保護用シートと前記回路面との接触面積を低減させる処理工程と、
処理された前記表面保護用シートおよび前記研削用シートを剥離する剥離工程とを備えることを特徴とする半導体ウエハの加工方法。 A dicing step of performing half-cut dicing of the wafer from the surface protection sheet side with the surface protection sheet attached to the circuit surface of the wafer;
An attaching step of attaching a grinding sheet to the surface protecting sheet;
Grinding the back surface of the wafer to separate the wafer into chips;
A treatment step of treating the surface protection sheet to reduce a contact area between the surface protection sheet and the circuit surface;
A method for processing a semiconductor wafer, comprising: a peeling step of peeling the treated surface protecting sheet and the grinding sheet.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009087132A JP2010239025A (en) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | Processing method of semiconductor wafer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009087132A JP2010239025A (en) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | Processing method of semiconductor wafer |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010239025A true JP2010239025A (en) | 2010-10-21 |
Family
ID=43093077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009087132A Pending JP2010239025A (en) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | Processing method of semiconductor wafer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010239025A (en) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004031956A (en) * | 1996-12-19 | 2004-01-29 | Lintec Corp | Adhesive sheet for manufacturing chips |
JP2009027054A (en) * | 2007-07-23 | 2009-02-05 | Lintec Corp | Manufacturing method for semiconductor device |
-
2009
- 2009-03-31 JP JP2009087132A patent/JP2010239025A/en active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004031956A (en) * | 1996-12-19 | 2004-01-29 | Lintec Corp | Adhesive sheet for manufacturing chips |
JP2009027054A (en) * | 2007-07-23 | 2009-02-05 | Lintec Corp | Manufacturing method for semiconductor device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI634189B (en) | Surface protection sheet | |
JP5117629B1 (en) | Adhesive tape for wafer processing | |
EP1880843A1 (en) | Pressure-sensitive adhesive sheet for use in dicing | |
TW200815561A (en) | Method for working object to be worked | |
CN107924864B (en) | Ultraviolet-curable adhesive sheet for back grinding after semiconductor wafer half-dicing | |
TW201117279A (en) | Adhesive sheet for supporting and protecting semiconductor wafer and method for grinding back of semiconductor wafer | |
JP2005116610A (en) | Processing method of semiconductor wafer, and adhesive sheet for processing semiconductor wafer | |
JP2015056446A (en) | Adhesive tape for protection of semiconductor wafer surface and method for processing semiconductor wafer | |
JP2015185691A (en) | Adhesive tape for semiconductor wafer processing, manufacturing method thereof, and method for processing semiconductor wafer | |
JP5379377B2 (en) | Surface protection sheet and semiconductor wafer grinding method | |
JP2009188010A (en) | Support for use of fragile member, and treatment method of the fragile member | |
WO2015146856A1 (en) | Adhesive tape for semiconductor wafer processing and method for processing semiconductor wafer | |
JP2008251934A (en) | Manufacturing method of semiconductor chip | |
JP5522773B2 (en) | Semiconductor wafer holding method, chip body manufacturing method, and spacer | |
TWI744253B (en) | Manufacturing method of semiconductor device | |
JP2012169548A (en) | Pickup method of chip-shaped component | |
JP2010239030A (en) | Method of processing semiconductor wafer | |
JP2012209385A (en) | Pickup tape and method of manufacturing chipped components | |
JP2010192535A (en) | Method of manufacturing semiconductor device | |
JP2009130333A (en) | Manufacturing method of semiconductor device | |
JP2010239025A (en) | Processing method of semiconductor wafer | |
JP2005243910A (en) | Manufacturing method of semiconductor chip | |
JP6264865B2 (en) | Dicing film | |
JP5193753B2 (en) | Dicing sheet and semiconductor chip manufacturing method | |
TWI782146B (en) | Sheet for workpiece processing and manufacturing method of finished workpiece |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111012 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130212 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130813 |