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JP2010235473A - 皮膚化粧料 - Google Patents

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JP2010235473A
JP2010235473A JP2009083379A JP2009083379A JP2010235473A JP 2010235473 A JP2010235473 A JP 2010235473A JP 2009083379 A JP2009083379 A JP 2009083379A JP 2009083379 A JP2009083379 A JP 2009083379A JP 2010235473 A JP2010235473 A JP 2010235473A
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Japan
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skin
silicone oil
soluble silicone
agar
ethyl alcohol
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JP2009083379A
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Inventor
Mitsuhiro Wada
光弘 和田
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Naris Cosmetics Co Ltd
Original Assignee
Naris Cosmetics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】
実感としての皮膚のハリ感を向上させる効果に優れた皮膚化粧料を提供することを課題とする。
【解決手段】
本発明は成分(A)寒天及び成分(B)エチルアルコール溶解性シリコーンオイル又は水溶性シリコーンオイル又はその両方のシリコーンオイルを併用することにより、皮膚のハリ感を向上させる優れた効果が得られることを見出した。
更に、本発明は成分(A)寒天、成分(B)エチルアルコール溶解性シリコーンオイル又は水溶性シリコーンオイル又はその両方のシリコーンオイルに加えて成分(C)平均分子量が1000〜20000のポリエチレングリコールを併用することにより、更なる皮膚のハリ感を向上させる優れた効果が得られることを見出した。
本発明の皮膚化粧料は、皮膚のハリ感を向上させる効果に優れたものである。
【選択図】なし

Description

本発明は皮膚のハリ感を向上させる効果に優れた皮膚化粧料に関する。
皮膚には加齢により、様々な老化に関する現象があらわれる。その中で特に女性が気にするものの1つに、皮膚のハリ、弾力の低下がある。
従来、このハリ、弾力の低下という皮膚老化への対処法としては、老化によって失われるコラーゲン、ヒアルロン酸等の物質を皮膚に塗布し補う組成物や、紫外線や活性酸素から皮膚を守るための防御物質を配合した間接的な老化防止剤が主流であった。しかしながら、これらの方法は満足のいく効果を奏するものではなかった。また、化粧料として重要な要素である感覚的な満足感である実感を得られるものではなかった。
特開2000−256122号公報 特開2001−192316号公報 特開2004−250445号公報
本発明は、実感としての皮膚のハリ感を向上させる効果に優れた皮膚化粧料を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は成分(A)寒天及び成分(B)エチルアルコール溶解性シリコーンオイル又は水溶性シリコーンオイル又はその両方のシリコーンオイルを併用することにより、皮膚のハリ感を向上させる優れた効果が得られることを見出した。
更に、本発明は成分(A)寒天、成分(B)エチルアルコール溶解性シリコーンオイル又は水溶性シリコーンオイル又はその両方のシリコーンオイルに加えて成分(C)平均分子量が1000〜20000のポリエチレングリコールを併用することにより、更なる皮膚のハリ感を向上させる優れた効果が得られることを見出した。
本発明は、成分(A)寒天、及び成分(B)エチルアルコール溶解性シリコーンオイル又は水溶性シリコーンオイル又はその両方のシリコーンオイルを配合する皮膚化粧料を提供するものである。
更に、本発明は成分(A)寒天、成分(B)エチルアルコール溶解性シリコーンオイル又は水溶性シリコーンオイル又はその両方のシリコーンオイルに加えて成分(C)平均分子量が1000〜20000のポリエチレングリコールを配合する皮膚化粧料を提供するものである。
本発明の皮膚化粧料は、皮膚のハリ感を向上させる効果に優れたものである。
本発明の寒天は、テングサ(マクサ)Gelidium amansii Lamouroux,その他同属植物(Gelidiaceae)又は諸種紅そう類(Rhodophyta)から得られた粘液を凍結脱水したものを粉末としたものが例示できるが、寒天であれば特に限定はされない。
本発明の寒天は、実感としての皮膚のハリ感を向上させる目的で配合される。
本発明に用いる寒天の配合量は、有効であれば特に限定はされないが、0.05〜1重量%が好ましい。また、配合量が0.05重量%より少なくなるとその効果が得られない場合があり、又1重量%を超えるとベタツキ感等が発生して使用感触が悪くなる場合がある。
エチルアルコール溶解性シリコーンオイルとしては、メチルフェニルシリコーンオイルがあげられる。水溶性シリコーンオイルとしては、ポリエーテル変性シリコーンオイル等が挙げられる。具体的にはポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシエチレン・ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体が挙げられる。エチルアルコール溶解性シリコーンオイル又は水溶性シリコーンオイル又はその両方のシリコーンオイルの配合量は、皮膚化粧料全体に対し、0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の範囲で選ばれる。配合量が0.01重量%未満では目的の効果が得られず、10重量%以上でも目的の効果が得られない。エチルアルコール溶解性シリコーンオイルと水溶性シリコーンオイルの両方のシリコーンオイルの配合する場合の配合比は自由に設定することができる。
本発明のポリエチレングリコールは、平均分子量が1000〜20000が好ましく、実感としての皮膚のハリ感を向上させる目的で配合される。
本発明に用いるポリエチレングリコールの配合量は、有効であれば特に限定されないが、0.01〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%の範囲で選ばれる。
本発明の化粧料には、本発明の有効性を損なわない範囲で、界面活性剤、保湿剤、高級アルコール、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤、血行促進剤、各種の動植物抽出物、無機及び有機粘土鉱物、疎水化処理粉末、色剤、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、その他の薬剤等を配合することができ、化粧水状、乳液状、エッセンス状、クリーム状等の種々の剤型が例示できる。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明の皮膚のハリ感の実感効果について表1〜3に示す。試験方法としては、実施例1〜8及び比較例1〜9の処方にて作成した乳液を、1日1回、1週間連続使用し、塗布前、塗布5分後及び塗布3時間後のハリ感の実感状態を自己評価し、評価結果とした。パネラーは40才〜60才代の女性パネラー170名を各10名17グループに分け、各々のグループに実施例1〜7および比較例1〜9の処方の乳液を使用させた。なお、本評価を実施する際、皮膚刺激等の肌トラブル等は全くなかった。
実施例及び比較例に用いた乳液の製法を次に示す。
成分No.1〜10までを加熱溶解し、80℃に保つ。成分No.11〜16までを加熱溶解し、80℃に保ち、成分No.1〜10に加えて乳化し、50℃まで攪拌しながら冷却する。50℃で成分No.17〜18を添加し、40℃まで攪拌冷却する。
表1〜3より明らかなように、本発明の実施例1〜8を使用したパネラー群は、明らかにハリ感の実感効果が認められた。これに対して、比較例1〜9を使用したパネラー群では、ハリ感の実感効果は認められなかった。
更に詳説すると、実感としての皮膚のハリ感を向上させる目的で配合される、寒天及び平均分子量が1000〜20000のポリエチレングリコール以外の皮膜性を持つ高分子成分を、エチルアルコール溶解性シリコーンオイル又は水溶性シリコーンオイル又はその両方のシリコーンオイルと併用しても、目的とするハリ感の実感効果は認められなかった。又、寒天及び平均分子量が1000〜20000のポリエチレングリコールを、エチルアルコール溶解性シリコーンオイル及び水溶性シリコーンオイル以外のシリコーンオイル、炭化水素オイル、グリセライドオイル等と併用しても、目的とするハリ感の実感効果は認められなかった。又、寒天及び平均分子量が1000〜20000のポリエチレングリコールを、、エチルアルコール溶解性シリコーンオイル又は水溶性シリコーンオイル又はその両方のシリコーンオイルと併用しない場合は、目的とするハリ感の実感効果の内、塗布5分後の効果は得られるが、塗布3時間後の効果は得られず、ハリ感の実感効果の持続性に欠け、目的とするハリ感の実感効果は認められないものとなった。このことは、寒天及び平均分子量が1000〜20000のポリエチレングリコールを、エチルアルコール溶解性シリコーンオイル及び水溶性シリコーンオイルと併用することは、寒天、平均分子量が1000〜20000のポリエチレングリコールと他の組成のオイルと併用することと比較し、ハリ感の実感効果の即時効果だけでなく、持続効果に優れることを示している。このことは、本発明がハリ感の実感効果に有効であることを意味し、皮膚のハリ感を向上させる効果に優れた皮膚化粧料として有効であることを示唆している。
又、実施例で示した剤型は乳液状であるが、表4に示す通り、他の剤型にも広く応用できる。
表4、表5における処方例においてもハリ感を実感をすることが出来た。
本発明は、寒天、及びエチルアルコール溶解性シリコーンオイル又は水溶性シリコーンオイル又はその両方のシリコーンオイルを配合することを特徴とする皮膚化粧料で、皮膚のハリ感を向上させる効果に優れた皮膚化粧料に有効な応用が広く期待できる。


Claims (2)

  1. 次の成分(A)及び成分(B);
    (A)寒天
    (B)エチルアルコール溶解性シリコーンオイル又は水溶性シリコーンオイル又はその両方のシリコーンオイル
    を配合することを特徴とする皮膚化粧料。
  2. さらに(C)成分として、平均分子量が1000〜20000のポリエチレングリコールを配合することを特徴とする請求項1記載の皮膚化粧料。

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