JP2010234574A - ラベル連続体の加工方法およびラベル連続体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ラベルの生産工程、特に、小さいラベルの加工において、ラベルが剥ぎ取られる不具合がなく、ラベルをロール仕上げして保管した場合でもラベルの位置ずれが生じず、さらにラベル貼付け作業時の作業性を損なうことがないラベルの加工方法およびラベルを提供する。
【解決手段】長尺帯状の粘着紙に、ラベル基材側から粘着剤層に至るハーフカットを所定間隔で繰り返し、ハーフカット線でラベル片を区画形成していくダイカット工程と、ハーフカット線で区画されたラベル片の周囲のラベルカスを連続的に除去するカス上げ工程とを含むラベル連続体の加工方法である。ダイカット工程にて、前記ラベル片と、流れ方向に隣接するラベル片との間のラベルカスに、それぞれのハーフカット線を繋ぐハーフカット線を形成してラベルカスを粘着紙の流れ方向に沿って2列に分割し、前記カス上げ工程にて、2分割されたラベルカスのうち片側1列を除去する。
【選択図】 図1
【解決手段】長尺帯状の粘着紙に、ラベル基材側から粘着剤層に至るハーフカットを所定間隔で繰り返し、ハーフカット線でラベル片を区画形成していくダイカット工程と、ハーフカット線で区画されたラベル片の周囲のラベルカスを連続的に除去するカス上げ工程とを含むラベル連続体の加工方法である。ダイカット工程にて、前記ラベル片と、流れ方向に隣接するラベル片との間のラベルカスに、それぞれのハーフカット線を繋ぐハーフカット線を形成してラベルカスを粘着紙の流れ方向に沿って2列に分割し、前記カス上げ工程にて、2分割されたラベルカスのうち片側1列を除去する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ラベル連続体の加工方法とラベル連続体に関し、特に、サイズが小さいラベルを歩留まり良く加工する加工方法と、且つ、その方法で加工された使い易いラベルに関する。
シールやラベル製品に用いる粘着紙は、ラベル基材、粘着剤層およびセパレータをこの順に積層したものである。粘着紙は、片面に剥離剤層を設けたセパレータの剥離剤層側に液状の粘着剤を塗工し、粘着剤の水分または溶剤を蒸発させた後、乾燥した粘着剤層にラベル基材を貼り合わせて作成される。この他、ラベル基材に粘着剤を直接塗工し、乾燥させた後にセパレータと貼り合わせる場合もある。このような工程を経て作成された粘着紙は所定の幅にスリットされ、粘着原紙ロールになる。
所定幅にスリットされた粘着原紙ロールは、図2に示すような印刷機(ラベル加工機)20でラベル加工される。図2はラベル加工機の一例である凸版輪転印刷機の概略側面図である。
図2のラベル加工機20による加工方法を概説すると、巻出し部30の供給軸31に帯状の粘着紙2をロール状に巻いた粘着原紙ロール32が装着され、粘着紙2が供給軸31から巻き出される。粘着紙2はガイドローラ22に案内されて裏面印刷工程40から第1の表面印刷工程50に至り、続いてガイドロール23、24、25および26に案内されて第2の表面印刷工程60に至る。裏面印刷工程40ではセパレータの裏面にタイミングマーク(不図示)が印刷され、第1の表面印刷工程50および第2の表面印刷工程60では、ラベル基材5へ文字や図柄(不図示)が印刷される。印刷が施された粘着紙2は続いてガイドローラ28に案内されて、ダイカット工程70ヘ進み、所望のサイズにハーフカットされた後、図5に示すようにカス取りロール73でハーフカット周囲の不要な部分(以下、ラベルカス9と称す。)が引き剥がされる。
図6に示すよう粘着紙2はセパレータ7上にラベル片4が一定間隔で並んだラベル連続体10となり、ガイドローラ29を経て巻き取り部80の巻き取り軸81に巻き取られる。ラベルカス9はカス巻き取り部90の巻き取り軸91に巻き取られる。
前述のラベル加工機や加工方法は一般的なものであり、図6に示すようなラベルを効率よく生産する方法として普及している。
前述のラベル加工機や加工方法は一般的なものであり、図6に示すようなラベルを効率よく生産する方法として普及している。
しかし、この加工方法は、図7に示すような小さいラベル、特に、流れ方向の長さが10mm以下の短ピッチのラベルの場合、図8に示すようにラベル片4aがラベルカス9に付いたまま一緒に剥ぎ取られる「ラベル上がり」が発生することがある。この場合、ラベル連続体10には、図9のようにラベル片4が無い「歯抜け」と呼ばれる欠落部分8(仮想線示)が生じるため、歩留り低下や生産性阻害の原因になっている。さらに、ラベル片4の枚数不足によってユーザートラブルをも引き起こしかねない。
また、ラベル連続体10をロール状に仕上げた場合、セパレータやラベル基材の収縮によってラベルロールの巻き締まりが起きることがある。ラベルが小さい場合、特に流れ方向のピッチが短い場合には、巻き締まりの力を受け、ラベル片がハーフカットされた時点の位置からずれることがある。このラベルが文字やバーコードを印字するプリンタ印字用ラベルである場合、ラベル片4の位置を検出するタイミングマークと、ラベル片4の位置が不一致になり、文字やバーコードが正しい位置に印字されない不具合が発生する。
そこで、粘着紙2にハーフカットを施し、カス上げ作業を省略したラベル連続体10が考えられた。図10にラベルカスを残したラベル連続体11を示す。同図に示すように各ラベル片4の周囲にはラベルカス9を残してあるため、ラベルカス9と一緒にラベル片4が引き剥がされることがない。なお、図10に示すラベル連続体11では、ロール仕上げした場合のロール側面のべたつきを防ぐために両縁部に沿ってラベルカスを取り除いており、セパレータ7が露出している。
しかし、ラベル連続体11はラベル片4の周囲がラベルカス9で囲まれているために剥がししろが無い。ラベル片4を剥がす場合はラベルカス9を指で押さえながらラベル片4の角部4b等を引き剥がす等の操作が必要になり、不便である。ラベル貼付の作業効率が低下してしまう。また、ラベルの自動貼り機による自動貼付ができないという問題も生じる。
本発明は上記の課題を解決するためなされたもので、ラベルの生産工程、特に、小さいラベルの加工において、ラベルが剥ぎ取られる不具合がなく、ラベルをロール仕上げして保管した場合でもラベルの位置ずれが生じず、さらにラベル貼付け作業時の作業性を損なうことがないラベル連続体の加工方法およびラベル連続体を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1に記載の発明は、ラベル基材と粘着剤層とセパレータとがこの順に積層された長尺帯状の粘着紙に、ラベル基材側から粘着剤層に至るハーフカットを所定間隔で繰り返し、ハーフカット線でラベル片を区画形成していくダイカット工程と、前記ハーフカット線で区画されたラベル片の周囲のラベルカスを連続的に除去するカス上げ工程とを含むラベル連続体の加工方法であって、前記ダイカット工程にて、前記ラベル片と、流れ方向に隣接するラベル片との間のラベルカスに、それぞれのハーフカット線を繋ぐハーフカット線を形成してラベルカスを粘着紙の流れ方向に沿って2列に分割し、前記カス上げ工程にて、2分割されたラベルカスのうち片側1列を除去することを特徴とするラベル連続体の加工方法である。
請求項2に記載の発明は、ラベル基材と粘着剤層とセパレータとがこの順に積層された長尺帯状の粘着紙に、ラベル基材側から粘着剤層に至るハーフカットを所定間隔で繰り返し、ハーフカット線でラベル片を区画形成していくダイカット工程と、前記ハーフカット線で区画されたラベル片の周囲のラベルカスを連続的に除去するカス上げ工程とを含むラベル連続体の加工方法であって、前記ダイカット工程にて、前記ラベル片と、流れ方向に隣接するラベル片との間のラベルカスに、それぞれのハーフカット線を複数箇所で繋ぐハーフカット線を複数本形成してラベルカスを粘着紙の流れ方向に沿って3以上に分割し、前記カス上げ工程にて、分割されたラベルカスのうち両側の列を除去することを特徴とするラベル連続体の加工方法である。
請求項3に記載の発明は、ラベル基材と粘着剤層とセパレータとがこの順に積層された長尺帯状の粘着紙に、ラベル基材側から粘着剤層に至るハーフカットを所定間隔で繰り返し、ラベル片の周囲のラベルカスの一部を除去したラベル連続体であって、前記セパレータの表面に所定間隔で仮着したラベル片と該ラベル片に隣接するラベル片との間隙の少なくとも一部にラベルカスが残留し、前記ラベルカスは隣接する両方のラベル片に接していることを特徴とするラベル連続体である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のラベル連続体の両縁のうち少なくとも片側のラベルカスを除去したものである。
請求項2に記載の発明は、ラベル基材と粘着剤層とセパレータとがこの順に積層された長尺帯状の粘着紙に、ラベル基材側から粘着剤層に至るハーフカットを所定間隔で繰り返し、ハーフカット線でラベル片を区画形成していくダイカット工程と、前記ハーフカット線で区画されたラベル片の周囲のラベルカスを連続的に除去するカス上げ工程とを含むラベル連続体の加工方法であって、前記ダイカット工程にて、前記ラベル片と、流れ方向に隣接するラベル片との間のラベルカスに、それぞれのハーフカット線を複数箇所で繋ぐハーフカット線を複数本形成してラベルカスを粘着紙の流れ方向に沿って3以上に分割し、前記カス上げ工程にて、分割されたラベルカスのうち両側の列を除去することを特徴とするラベル連続体の加工方法である。
請求項3に記載の発明は、ラベル基材と粘着剤層とセパレータとがこの順に積層された長尺帯状の粘着紙に、ラベル基材側から粘着剤層に至るハーフカットを所定間隔で繰り返し、ラベル片の周囲のラベルカスの一部を除去したラベル連続体であって、前記セパレータの表面に所定間隔で仮着したラベル片と該ラベル片に隣接するラベル片との間隙の少なくとも一部にラベルカスが残留し、前記ラベルカスは隣接する両方のラベル片に接していることを特徴とするラベル連続体である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のラベル連続体の両縁のうち少なくとも片側のラベルカスを除去したものである。
本発明のラベル連続体の加工方法によれば、ラベルの生産工程、特に、小さいラベルの加工において、ラベルが剥ぎ取られる不具合が発生しない。歩留りと生産性が高く、ラベル抜けなどの不具合も発生しにくい。また、この方法で加工されたラベル連続体は、ロール状に仕上げて保管した場合でもラベル片の位置ずれが生じることがない。さらにラベルを貼付ける際にもセパレータからラベル片を剥がし易く、作業性が高い。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1に本発明のラベル連続体10を示す。図1(a)は平面図、図1(b)はb−b線断面図である。
ラベル連続体10は、ラベル基材5と粘着剤層6とセパレータ7とをこの順に積層した長尺帯状の粘着紙2に、ラベル基材5側から粘着剤層6に至るハーフカットを所定間隔で施したものである。ラベル片4の周囲の部分はラベルカス9と呼ばれる不要な部分であり、ラベル加工の際に取り除くことが一般的である。本発明のラベル連続体10中央部のラベルカス9には、ラベル片4の後部中央部4cから隣接するラベル片4の先頭中央部4dにかけてハーフカット線8が施してある。ラベル片4と隣接するラベル片4との間にある全箇所のラベルカス9に同様のハーフカット線8を形成することでラベルカス9が全長に渡って2列に分割される。そのうち片側のラベルカスだけが剥ぎ取られてセパレータ7が露出しているが、もう片方のラベルカス9はラベル片4の隣に残留している。
ハーフカット線8の幅方向の位置はラベル片4の幅Wの範囲内であれば良い。流れ方向においては、前後のラベル片4の輪郭をなすハーフカット同士を繋いであれば良い。流れ方向に対して平行でも、60度など角度がついていても良い。また、曲線でも構わない。
ラベル基材5の種類や材質は、紙や合成樹脂フィルムなど特に限定されるものではなく、粘着紙として一般的に用いられているものである。例えば、上質紙、コート紙、アート紙のような紙基材、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)を素材とした合成樹脂フィルムや、前記の合成樹脂を複数種組み合わせたシート、合成樹脂フィルムと紙とを合わせた複合シートも使用できる。感熱紙(サーマル紙)でも構わない。
粘着剤層6の粘着剤は、例えば、エマルジョン系(粘着剤を水に分散したもの)、ソルベント系(粘着剤を溶剤に溶解したもの)、ホットメルト系(熱可塑性を利用したもの)等である。材質としては、合成ゴム系や天然ゴム系、アクリル樹脂系、ポリビニルエーテル樹脂系、ウレタン樹脂系、シリコーン樹脂系等の粘着剤があげられる。粘着剤の粘着力は任意である。
セパレータ7は汎用のものである。例えば、紙やフィルムに紫外線硬化型のシリコーン、熱硬化型のシリコーン、溶剤型のシリコーン、アルキルペンダントポリマーの他、フッ素系の剥離剤を塗工したものがあげられる。
本発明のラベル連続体10からラベル片4を剥がして被着体に貼付る際は、図1(a)に示すように、ラベルカス9が除去された側のラベル片4の端部4bを掴めば、ラベル片4をセパレータ7から簡単に剥がすことができる。
ロール仕上げしたラベル連続体10を保管してロールに巻き締まりが生じた場合でも、ラベル片4の前後にはラベルカス9が残留しているため、ラベル片4がハーフカットされた位置からずれることがない。
このラベル連続体の製造方法を図2の凸版輪転印刷機および図3を用いて説明する。図2の印刷機は、通紙経路順に、巻出し部30、裏面印刷工程40、第1の表面印刷工程50、第2の表面印刷工程60、ダイカット工程70、巻き取り部80およびカス巻き取り部90で構成される。
裏面印刷工程40は、主に版胴42、圧胴43等からなる印刷ユニット41と、その下流に設けられたUVランプ44とからなり、版胴42と圧胴43と粘着紙2を挟圧して搬送するとともに、版胴42に紫外線硬化型インキ(紫外線の照射により瞬時に硬化するインキ)を供給して粘着紙2に印刷を行う。そしてUVランプ44から紫外線を照射して粘着紙に印刷したインキを硬化させることにより粘着紙2のセパレータ側にタイミングマークが印刷される。
第1の表面印刷工程50は、主に版胴52、圧胴53等からなる印刷ユニット51と、その下流に設けられたUVランプ54とからなる。
第2の表面印刷工程60は、主に版胴62、圧胴63等からなる印刷ユニット61と、その下流に設けられたUVランプ64とからなる。
第1の表面印刷工程50、第2の表面印刷工程60とも、粘着紙2のラベル基材5側に印刷する以外は裏面印刷工程40と同じ構成のため、詳しい説明は省略する。
ダイカット工程70は粘着紙2のラベル基材5側から粘着剤層6に至るハーフカットを行う工程である。ハーフカット線は、例えば、ダイロール71と呼ばれる刃付きロールとアンビルロール72との間に粘着紙を鋏み、ダイロールをラベル基材5に押し当てて回転させることにより形成する。ダイロールの下流には、粘着紙2からラベルカス9を分離する一対のカス取りロール73・74が配置されている。
ラベル連続体10は以下のようにして加工する。巻出し部30から巻き出された粘着紙2は、裏面印刷工程40へ送られ、セパレータの裏面に紫外線硬化型インキでタイミングマーク(不図示)が印刷される。印刷されたインキはUVランプ44で瞬時に硬化される。続いて粘着紙は第1の表面印刷工程50、第2の表面印刷工程60へと搬送され、それぞれの印刷ユニット51・61にてラベル基材面に文字や図柄等が紫外線硬化型インキで印刷される。印刷されたインキはUVランプ54・64によって瞬時に硬化される。尚、本発明の図面では印刷された文字や画像については表記を省略する。
印刷を終えた粘着紙2はダイロール71によってハーフカットが施される。ラベル片4同士の間隙には、ラベル片4の輪郭をなすハーフカット線と隣のラベル片2のハーフカット線とを繋ぐハーフカット線8が施され、ラベルカス9は実質的に2列に分割される。図3に示すようにカス取りロール73でラベルカス9のうち片側のみを引き剥がすと、図1に示したラベル連続体10が完成する。ラベル連続体10は巻き取り部80の軸81に巻き取られる。カス上げされたラベルカス9はカス巻き取り部90の巻き取り軸91に巻き取られる。
本発明の加工方法によれば、ラベル片4とラベル片4との間の間隙にラベルカス9が残っているため、小さいラベル、特に、流れ方向の長さが10mm以下の短ピッチのラベルを加工する場合でも、図8に示したようなラベル片4aがラベルカス9に付いたまま一緒に剥ぎ取られる「ラベル上がり」の発生が回避される。従って、この方法で加工されたラベル連続体10にはラベル片4が無い「歯抜け」と呼ばれる欠落部分が生じることがない。
図4に本発明の別な実施の形態を示す。
図4(a)はハーフカット線8をラベル連続体の片側に偏らせ、図1のラベル連続体10よりもラベルカス9が占める面積を少なくしたものである。ラベル上がりの防止効果はやや低下するが、ラベル片4を剥がし易くなる。
図4(b)はハーフカット線8を図4(b)とは逆側に偏らせ、図1のラベル連続体10よりもラベルカス9が占める面積を大きくしたものである。ラベル上がりの防止効果は向上し、ラベル片4を剥がし易さは少々低下する。
図4(c)のようにハーフカット線8を互い違いに設けても良い。例えば2枚のラベルをセットで使う場合等に有効である。
図4(d)は本発明の第2の発明の加工方法で加工されたラベル連続体の平面図である。ラベル片4同士の間隙1箇所に付きハーフカット線8をそれぞれ2本ずつ形成し、ラベルカス9が3つに分割されている。3つに分割されたうち両側の列のラベルカスを剥がし取ることで、例えばラベル片4が矩形の場合には、ラベル連続体のどちらの側縁からもラベル片4を剥がすことができる。
なお、本発明が前述した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状、配置等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
2 粘着紙
4 ラベル片
5 ラベル基材
6 粘着剤層
7 セパレータ
8 ハーフカット線
9 ラベルカス
10 ラベル連続体
20 裏面
30 巻き出し部
40 裏面印刷工程
50 第1の表面印刷工程
60 第2の表面印刷工程
70 ダイカット工程
80 巻き取り部
90 カス巻き取り部
4 ラベル片
5 ラベル基材
6 粘着剤層
7 セパレータ
8 ハーフカット線
9 ラベルカス
10 ラベル連続体
20 裏面
30 巻き出し部
40 裏面印刷工程
50 第1の表面印刷工程
60 第2の表面印刷工程
70 ダイカット工程
80 巻き取り部
90 カス巻き取り部
Claims (4)
- ラベル基材と粘着剤層とセパレータとがこの順に積層された長尺帯状の粘着紙に、ラベル基材側から粘着剤層に至るハーフカットを所定間隔で繰り返し、ハーフカット線でラベル片を区画形成していくダイカット工程と、前記ハーフカット線で区画されたラベル片の周囲のラベルカスを連続的に除去するカス上げ工程とを含むラベル連続体の加工方法であって、
前記ダイカット工程にて、前記ラベル片と、流れ方向に隣接するラベル片との間のラベルカスに、それぞれのハーフカット線を繋ぐハーフカット線を形成してラベルカスを粘着紙の流れ方向に沿って2列に分割し、
前記カス上げ工程にて、2分割されたラベルカスのうち片側1列を除去することを特徴とするラベル連続体の加工方法。 - ラベル基材と粘着剤層とセパレータとがこの順に積層された長尺帯状の粘着紙に、ラベル基材側から粘着剤層に至るハーフカットを所定間隔で繰り返し、ハーフカット線でラベル片を区画形成していくダイカット工程と、前記ハーフカット線で区画されたラベル片の周囲のラベルカスを連続的に除去するカス上げ工程とを含むラベル連続体の加工方法であって、
前記ダイカット工程にて、前記ラベル片と、流れ方向に隣接するラベル片との間のラベルカスに、それぞれのハーフカット線を複数箇所で繋ぐハーフカット線を複数本形成してラベルカスを粘着紙の流れ方向に沿って3以上に分割し、
前記カス上げ工程にて、分割されたラベルカスのうち両側の列を除去することを特徴とするラベル連続体の加工方法。 - ラベル基材と粘着剤層とセパレータとがこの順に積層された長尺帯状の粘着紙に、ラベル基材側から粘着剤層に至るハーフカットを所定間隔で繰り返し、ラベル片の周囲のラベルカスの一部を除去したラベル連続体であって、
前記セパレータの表面に所定間隔で仮着したラベル片と該ラベル片に隣接するラベル片との間隙の少なくとも一部にラベルカスが残留し、
前記ラベルカスは隣接する両方のラベル片に接していることを特徴とするラベル連続体。 - ラベル連続体の両縁のうち少なくとも片側のラベルカスが除去されていることを特徴とする請求項3記載のラベル連続体。
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JP2009083342A JP2010234574A (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | ラベル連続体の加工方法およびラベル連続体 |
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2009
- 2009-03-30 JP JP2009083342A patent/JP2010234574A/ja active Pending
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