JP2010226013A - 発光素子及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板と、前記基板上に設けられ、放出光を放出可能な発光層と、コンタクト層と、を有する半導体層と、前記コンタクト層の第1の面の側に設けられた第1の電極と、少なくとも2つの媒質からなり、前記放出光の媒質内波長の4分の1から4分の3の範囲内のピッチの周期構造を有し、かつ前記放出光を反射可能なフォトニック結晶層と、前記基板上に設けられ、前記第1の電極と接着された接着金属層と、を備えたことを特徴とする発光素子及びその製造方法が提供される。
【選択図】図1
Description
しかしながら、コンタクト金属層の合金化熱処理を行うと、オーミックコンタクトが得やすくなるが、合金化層において光吸収を生じ光取り出し効率を高めることが困難となる。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる発光素子の模式断面図である。
第1のコンタクト層20、第1のクラッド層18、発光層16、第2のクラッド層14、及び第2のコンタクト層12を有し、化合物半導体からなる半導体層21が、第1の電極48を介して積層体44と接着されている。もし、発光層16をInGaAlP系材料とすると、波長が可視光範囲内の光を放出可能である。第1のコンタクト層20は、発光層16の平面サイズよりも小さく、かつ凸型断面を有している。
ここでは、誘電体膜として、二酸化シリコン、窒化シリコン、及び窒化アルミニウムの少なくともいずれかを用いることができる。
図3(a)において、基板140上に設けられた接着金属層142は、半導体層の第1のコンタクト層120と、接着界面150において接着されている。コンタクト層120と接着金属層142との間に合金層を形成するとオーミックコンタクトとすることができる。しかしながらこの合金層において光吸収層119を生じて光出力の低下を生じやすい(G10)。
図4(a)のように、GaAsなどからなる結晶成長基板10に、p型GaAsなどからなる第2のコンタクト層12(厚さ:0.1μm、キャリア濃度:2×1018cm−3)、p型InAlPなどからなる第2のクラッド層14(厚さ:0.6μm)、In0.5(GayAl1−y)0.5Pなどからなる発光層16、n型InAlPなどからなる第1のクラッド層18(厚さ:0.6μm)、及びn型GaAsなどからなる第1のコンタクト層20(キャリア濃度:2×1018cm−3)をこの順序で結晶成長する。
電流の低減が容易となる。MQW構造は、例えば、y=0.96且つ幅5nmの井戸層と、y=0.2且つ幅8nmの障壁層と、を複数配置して実現できる。
また、基板40を低抵抗Si基板とすると、接着金属層42からの電流は基板40を介して実装部材の導電部へ取り出し可能となる。
コンタクト層20は凸型断面ではなく発光層16と同一のサイズであり、導電性のフォトニック結晶層30、及び第1の電極48が全面に積層されている。すなわち、発光層16から下方へ向かう光はフォトニック層30の全面で反射可能であり、光取りだし効率を高めることがより容易となる。導電性のフォトニック結晶層30を構成する媒質としては、ITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウム錫)、IZO(Indiumu Zinc Oxide:酸化インジウム亜鉛)、NiO(酸化ニッケル)、酸化亜鉛、及び窒化チタンなどを含む。
図6(a)のように、コンタクト層20はウェーハ全面に残される。また、図6(b)のように、フォトニック結晶層30は、コンタクト層20の第1の面20aの全面に形成される。なお、第2の実施形態では、コンタクト層20の第1の面20aは、半導体層21の第1の面21aと一致することになる。さらに、図6(c)のように、第1の電極48は、フォトニック結晶層30の第1の面30aの全面に形成される。すなわち、コンタクト層20、フォトニック結晶層30、及び第1の電極48は、パターニング工程が不要であるので、工程がより簡素にできる。
半導体層21は、積層体44側から、第1のコンタクト層20、電流拡散層19、クラッド層18、発光層16、クラッド層14、電流拡散層13、及び第2のコンタクト層12、が積層されている。電流拡散層13、19は、例えばIn0.5(Ga0.3Al0.7)0.5Pなどからなり、電極46から注入された電流を発光層16の面内に広げることを容易にするが、クラッド層14、18により電流拡散が可能であれば省略することができる。
Claims (10)
- 基板と、
前記基板上に設けられ、放出光を放出可能な発光層と、コンタクト層と、を有する半導体層と、
前記コンタクト層の第1の面の側に設けられた第1の電極と、
少なくとも2つの媒質からなり、前記放出光の媒質内波長の4分の1から4分の3の範囲内のピッチの周期構造を有し、かつ前記放出光を反射可能なフォトニック結晶層と、
前記基板上に設けられ、前記第1の電極と接着された接着金属層と、
を備えたことを特徴とする発光素子。 - 前記コンタクト層は、前記発光層の平面サイズよりも小さい凸型断面を有し、
前記第1の電極は、前記コンタクト層の前記第1の面に前記コンタクト層と略同一サイズとなるように設けられ、
前記フォトニック結晶層は、前記コンタクト層及び前記第1の電極に隣接するように、
前記半導体層の第1の面の前記コンタクト層の非形成領域と前記接着金属層との間に設けられたことを特徴とする請求項1記載の発光素子。 - 前記フォトニック結晶層は、導電性を有しかつ前記コンタクト層と前記第1の電極との間に設けられたことを特徴とする請求項1記載の発光素子。
- 前記周期構造は、1次元または3次元的に広がることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の発光素子。
- 前記ピッチは、前記媒質内波長の略2分の1とされることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の発光素子。
- 前記媒質は、誘電体膜、導電体膜、及び空気のいずれかを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の発光素子。
- 前記導電体膜は、酸化インジウム錫、酸化インジウム亜鉛、酸化亜鉛、酸化ニッケル及び窒化チタンを含むことを特徴とする請求項6記載の発光素子。
- 放出光を放出可能な発光層と、コンタクト層と、を有する半導体層を結晶成長基板上に形成する工程と、
前記半導体層の第1の面の側に、少なくとも2つの媒質からなりかつ前記放出光の媒質内波長よりも小さいピッチの周期構造を有するフォトニック結晶層を形成する工程と、
前記コンタクト層の第1の面または前記フォトニック結晶層の第1の面に第1の電極を形成する工程と、
基板に接着金属層を形成する工程と、
前記第1の電極と、前記接着金属層と、を貼り合わせ状態で加熱接着したのち、前記結晶成長基板を除去する工程と、
を備えたことを特徴とする発光素子の製造方法。 - 前記コンタクト層を前記発光層の平面サイズよりも小さい凸型断面に加工する工程をさらに備え
前記第1の電極の形成工程は、前記コンタクト層の前記第1の面に前記コンタクト層と略同一の平面サイズとなるように前記第1の電極を形成する工程を含み、
前記フォトニック結晶層の形成工程は、前記第1の電極が露出するように、前記半導体層の前記第1の面の前記コンタクト層の非形成領域に前記フォトニック結晶層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項8記載の発光素子の製造方法。 - 前記フォトニック結晶層の形成工程は、前記コンタクト層の前記第1の面に導電性を有するフォトニック結晶層を形成する工程を含み、
前記第1の電極の形成工程は、前記フォトニック結晶層の前記第1の面に形成する工程を含むことを特徴とする請求項8記載の発光素子の製造方法。
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