JP2010224848A - セキュリティ印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 印刷ジョブが必要な時刻に確実に印刷を完了させ、尚且つ、印刷データのセキュリティをも向上させる。
【解決手段】 印刷ジョブ、印刷完了時刻とユーザ認証時間を受信する受信部と、当該印刷ジョブに含まれる属性情報を基に、当該印刷ジョブの処理開始から印刷準備完了までの時間と、印刷枚数や印刷装置の処理能力を基に計算した印刷開始から完了までの時間とを合計し、前記印刷完了時刻に基づき、印刷開始時刻、ユーザ認証受付開始時刻、及びユーザ認証受付終了時刻をそれぞれ設定し、印刷ジョブの処理開始時刻から印刷完了時刻までの印刷所要時間帯を算定し、前記ユーザ認証時間と比較して前記ユーザ認証時間に適合する印刷所要時間帯を決定する手段と、印刷ジョブ毎の前記印刷所要時間帯を登録して管理するテーブルと、印刷所要時間帯を前記ホストマシンに通知する手段を有する。
【選択図】 図2
【解決手段】 印刷ジョブ、印刷完了時刻とユーザ認証時間を受信する受信部と、当該印刷ジョブに含まれる属性情報を基に、当該印刷ジョブの処理開始から印刷準備完了までの時間と、印刷枚数や印刷装置の処理能力を基に計算した印刷開始から完了までの時間とを合計し、前記印刷完了時刻に基づき、印刷開始時刻、ユーザ認証受付開始時刻、及びユーザ認証受付終了時刻をそれぞれ設定し、印刷ジョブの処理開始時刻から印刷完了時刻までの印刷所要時間帯を算定し、前記ユーザ認証時間と比較して前記ユーザ認証時間に適合する印刷所要時間帯を決定する手段と、印刷ジョブ毎の前記印刷所要時間帯を登録して管理するテーブルと、印刷所要時間帯を前記ホストマシンに通知する手段を有する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ネットワーク上に接続されたプリンタを複数のユーザが共有する、ユーザ認証機能を持つセキュリティ印刷システムに関するものである。
従来、印刷完了時刻を指定した印刷において、その時点での印刷待ちの状況などから、ユーザが指定した完了時刻までに印刷完了できるか否かを判断し、完了できない場合は印刷完了時刻を計算して通知し、印刷をキャンセルするかその時刻で印刷するかをユーザが選択できるようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、予測した印刷時間が既に予約されている時間と重なった場合は、印刷ジョブを受け付けずに無効にすることも知られている(例えば、特許文献2参照。)。
また、画像処理装置の出力完了時間を任意に指定でき、出力を開始してから出力完了時間までに出力できなくなった場合には、対処する方法をユーザに通知する構成も知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特許文献1、特許文献2では、ユーザ認証機能を持つ印刷装置にてセキュリティ印刷を行う場合については考慮されていないため、印刷完了時刻を指定して印刷起動後、その時刻に印刷物を取りに行くことを忘れてしまった場合などに、印刷装置に印刷物が残ったままになってしまい、他人に見られてしまう恐れがある。
また、特許文献1の技術においては、その時点での印刷待ちの状況などから、ユーザの指定した完了時刻までに印刷できるか否かを判断するものであり、指定された完了時刻よりもかなり早く印刷が完了してしまう場合も考えられる。
さらに、特許文献2においては、予測した印刷時間が既に予約されている時間と重なった場合は、印刷ジョブを受け付けずに無効にすることになっているが、その場合は再度印刷完了時刻を設定して印刷起動しなければならない。これでは印刷が集中している時間帯などは、印刷が受け付けられるまで同じ作業を何度も繰り返さなければならず、非常に煩わしい。
また、特許文献3の技術においても、印刷時間帯を指定した後に印刷ができなくなったときにユーザに通知した後、その応答に基づき処理をすることが記載されている。この場合、例えば、ユーザが席に居ない場合等、通知が伝わらず、その結果、変更受付に対する応答が無い場合が発生することが考えられる。このときに、印刷用データをどのようにするかについては記載がない。
本発明の目的は、印刷ジョブが必要な時刻に確実に印刷を完了させ、尚且つ、印刷データのセキュリティをも向上させることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、印刷ジョブを生成するホストマシンと、ユーザ認証機能を備え、ホストマシンからの該印刷ジョブを印刷する印刷装置とからなる印刷システムにおいて、前記印刷装置は、前記ホストマシンから前記印刷ジョブと共に、印刷完了時刻とユーザ認証時間を受信する受信部と、当該印刷ジョブに含まれる属性情報を基に、当該印刷ジョブの処理開始から印刷準備完了までの時間と、印刷枚数や印刷装置の処理能力を基に計算した印刷開始から完了までの時間とを合計し、前記印刷完了時刻に基づき、印刷開始時刻、ユーザ認証受付開始時刻、及びユーザ認証受付終了時刻をそれぞれ設定し、印刷ジョブの処理開始時刻から印刷完了時刻までの印刷所要時間帯を算定し、前記ユーザ認証時間と比較して前記ユーザ認証時間に適合する印刷所要時間帯を決定する印刷所要時間算出手段と、印刷ジョブ毎の前記印刷所要時間帯を登録して管理する印刷時間帯管理テーブルと、前記印刷所要時間算出手段により算出したユーザ認証受付開始時刻とユーザ認証受付終了時刻である印刷所要時間帯を前記ホストマシンに通知するステータス通知手段と、を有することを特徴とする。
また、前記印刷所要時間算出手段により設定した印刷所要時間帯が、前記印刷時間帯管理テーブルに既に登録されている時間帯と重なる場合に、前記印刷所要時間算出手段に印刷所要時間帯の再計算を指示し、再計算した印刷所要時間帯より印刷完了時間を再設定して、前記ステータス通知手段に対し、前記ホストマシンへの通知を指示する印刷所要時間帯再設定手段を有することを特徴とする。
また、ユーザ認証受付開始時刻からユーザ認証受付終了時刻までの間にユーザ認証が完了しなかった場合には、当該印刷ジョブのデータを削除すると共に、前記印刷時間帯管理テーブルに登録された予約時間を削除する手段を有することを特徴とする。
また、印刷装置が印刷不可状態となった場合、前記ステータス通知手段によってその旨を前記ホストマシンに通知し、印刷中であれば中断してその印刷ジョブ、及び、前記印刷時間帯管理テーブルに登録された予約時間を削除し、前記ステータス通知手段によってその旨を前記ホストマシンに通知する手段を有することを特徴とする。
また、印刷不可状態の後に、印刷開始時刻までに印刷装置が印刷可能状態になった場合は、印刷処理の実行を開始することを特徴とする。
本発明により、印刷前に印刷時間帯を予約しておくことにより、他の印刷ジョブと競合することなく、指定した時間帯に確実に印刷を実行することができる。これにより、前の印刷ジョブの完了待ちや、プリンタに印刷物が残ったままになることを防ぐことができる。また、予約時間を経過しても印刷されないジョブを削除することにより、プリンタ内の印刷データを不正に使用されることを防止することが可能となる。
以下、この発明に係る時刻指定セキュリティ印刷システムの実施例を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施例における時刻指定セキュリティ印刷システムの概略構成図である。
本実施例の印刷システムは、ホストマシン100及び印刷装置200とからなる。
ホストマシン100は、ネットワーク通信機能を有する汎用のパーソナルコンピュータであり、文書や画像データを印刷するため、印刷データを生成するプリンタドライバ101を有する。プリンタドライバ101は、図示しない入力装置等から印刷完了時刻及びユーザ認証パスワード及び認証時間が指定されると、これらの入力情報に基づき、その他の印刷属性と共にセキュリティ印刷ジョブを生成し、セキュリティ印刷ジョブをネットワークを介して印刷装置200に送信する。また、印刷装置200への送信と同時に、生成したセキュリティ印刷ジョブをホストマシン100内に設置された記憶装置102に格納する。
次に、印刷装置200について説明する。
印刷装置200は、ホストマシン100から印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信部201と、印刷ジョブデータ等を保存しておく記憶装置202と、印刷時間帯を制御して統合管理を行う印刷時間帯制御部203と、印刷開始処理開始時刻等の印刷時間帯管理用のテーブルに加えて、印刷ジョブのヘッダ情報、印刷データの格納アドレス及びデータサイズが格納される印刷時間帯管理テーブル204と、ホストマシン100へ該当の印刷ジョブの印刷所要時間帯を送信するステータス送信部205と、リアルタイムクロック206と、印刷データの処理を行う印刷データ処理部207と、図示しない印刷機構部(エンジン)に対し印刷指示を及び印刷制御を行う印刷制御部208と、ユーザ認証処理を行う認証制御部209と、ユーザからの入力の受付・ユーザに対する情報表示を行う操作部210と、を有している。
具体的には、印刷装置200は、ホストマシン100からのセキュリティ印刷ジョブを印刷ジョブ受信部201にて受信する。印刷ジョブ受信部201は、受信した印刷ジョブのうち、印刷データを記憶装置202に格納し、印刷時間帯制御部203に印刷ジョブのヘッダ情報を送信する。
印刷時間帯制御部203では、印刷ジョブのヘッダ情報内の印刷完了時刻から、印刷所要時間帯を算出し、その時間帯が、印刷時間帯管理テーブル204に既に予約されている時間帯と重なっていないかを検索し、重なっていなければその時間帯を登録して、重なっていれば予約可能な時間帯を検索して印刷所要時間帯を再計算し、その印刷所要時間帯に基づき印刷完了時刻を、ステータス送信部205よりホストマシン100に通知し、ユーザが了解すればその時間帯で登録する。
さらに、印刷時間帯制御部203では、印刷処理開始時刻に達した印刷ジョブがあれば、そのジョブの印刷処理開始を印刷データ処理部207に指示する。その後、印刷時間帯制御部203は、ユーザ認証受付開始時刻に達すると認証制御部209へ認証受付開始を指示する。
認証制御部209は、印刷時間帯制御部203からの認証受付開始指示を受信すると、操作部210を通じてユーザ認証を行い、認証が成功したら印刷制御部208に対して印刷開始を指示する。印刷制御部208は、認証制御部209からの印刷指示に基づき、記憶装置202から印刷データを読み出して印刷を実行する。
ここで、印刷時間帯制御部203は、ユーザ認証受付終了時刻までに認証制御部209から認証成功の通知が無かった場合は、認証に失敗したと認識し、印刷時間帯管理テーブル204から当該印刷ジョブのヘッダ情報を削除し、印刷データ処理部207に対して記憶装置202内の当該印刷ジョブの印刷データの削除を指示する。
また、印刷中に用紙切れ等により印刷不可状態となり、印刷完了時刻までに印刷完了できなくなった場合にも、認証失敗時と同様、印刷時間帯管理テーブル204から当該印刷ジョブのヘッダ情報を削除し、印刷データ処理部207に対して記憶装置202内の印刷データ削除を指示する。
ここで、印刷ジョブの構成について図4を用いて説明する。図4は、本実施例のセキュリティ印刷ジョブのデータ構成を示す。セキュリティ印刷ジョブはヘッダ情報と印刷データとに大別される。ヘッダ情報は、図4に示すように、ジョブID、印刷完了情報、認証パスワード、認証時間、及び、印刷属性情報を含む。印刷属性情報とは、印刷ジョブの印刷用情報であり、例えば、用紙サイズ、印刷枚数、解像度等を含む情報である。
次に、印刷装置200の時刻指定セキュリティ印刷の制御方法を説明する。
図2に、時刻指定セキュリティ印刷の制御に係るフローチャートを示す。
印刷装置200は、ホストマシン100から送信された印刷ジョブを印刷ジョブ受信部201にて受信する。印刷ジョブ受信部201は、印刷ジョブ内の印刷データを記憶装置202に格納し、その先頭アドレス及びジョブサイズを、印刷ジョブ内のヘッダ情報と共に印刷時間帯制御部203に渡す(ステップ10、以下、S10)。
印刷時間帯制御部203では、印刷ジョブのヘッダ情報から、印刷完了時刻、ユーザ認証時間及び印刷属性情報を取り出し、印刷装置の印刷性能、印刷属性情報内の印刷枚数とから印刷時間を計算し、印刷完了時刻に対してこの印刷時間だけ遡った時刻をユーザ認証受付終了時刻とする。次に、このユーザ認証受付終了時刻に対して、ユーザ認証時間だけ遡った時間をユーザ認証受付開始時刻とする。
ここで、図5を用いて、ジョブの印刷所要時間帯について説明する。図5は、印刷ジョブの印刷所要時間帯と、その印刷所要時間帯における各時間、各時刻の関係を示す概略図である。
一つのジョブについて一連の処理が完了するまでの時間を、その印刷ジョブの印刷所要時間帯(予約時間帯)とする。一つのジョブに関しては、「印刷処理開始時刻(印刷準備完)」、「認証受付開始時刻(印刷開始)」、「認証受付終了時刻」、「印刷完了時刻」の4つの時刻があり、図5に示すように、それぞれの時刻の間を、順にそれぞれ、(1)印刷準備時間、(2)認証時間、(3)印刷時間と定義する。以下の印刷ジョブに関しても同様である。
図2のフローチャートの説明に戻る。
次に、印刷属性情報、及び、印刷装置のウォーミングアップ時間より、(1)印刷準備時間を算出し、ユーザ認証受付開始時刻からこの印刷準備時間を遡った時間を、印刷処理開始時刻とする(S11)。
次に、印刷時間帯制御部203は、算出した印刷処理開始時刻から、最初に指定された印刷完了時刻までを印刷所要時間帯とし、印刷時間帯管理テーブル204を用いて、既に予約されている印刷ジョブがこの時間帯に重なっていないかを検索する(S12)。
印刷所要時間帯が既に予約されている印刷ジョブの予約時間帯と重なっていない場合は、印刷時間帯制御部203は、その印刷ジョブのヘッダ情報から、「ジョブID、認証パスワード、印刷完了時刻」と、上記の処理で算出した「印刷処理開始時刻、ユーザ認証受付開始時刻、ユーザ認証受付終了時刻」と、及び、印刷ジョブ受信部201から受信した「印刷データの先頭アドレス及びデータサイズ」とを、印刷時間帯管理テーブル204に登録する。また、印刷完了時刻、ユーザ認証受付開始時刻、ユーザ認証受付終了時刻を、ステータス送信部205を通じてホストマシン100に通知する(S15)。
一方、当該印刷ジョブの印刷所要時間帯が、既に予約されている印刷ジョブの予約時間帯と重なっている場合は、その予約されている印刷ジョブの印刷完了時刻を取出し、その時刻の後に予約した場合に他の印刷ジョブの予約時間帯と重なっていないか印刷時間帯管理テーブル204内を検索する。その時間帯が予約可能であるならば、その時間帯に印刷を実行した場合の印刷完了時刻を算出して、その時刻を新たな印刷完了時刻として、印刷処理開始時刻、ユーザ認証受付開始時刻、ユーザ認証受付終了時刻、及び、印刷所要時間帯を再計算する(S13)。
その後、再計算した印刷完了時刻、ユーザ認証受付開始時刻、ユーザ認証受付終了時刻を、ステータス送信部205を通じてホストマシン100に対して通知し、この時間帯で予約するかどうかについてホストマシン100側にて決定させる。一例としては、ホストマシン側の図示しない表示装置に、これらの時間帯を表示させ、この時間帯に関して、図示しない入力装置によりユーザの意思を取得する。
印刷時間帯制御部203は、ホストマシン100から予約する旨の回答を受信したら、再計算した印刷所要時間帯にて、印刷ジョブのヘッダ情報から、「ジョブID、認証パスワード、印刷完了時刻」と、上記の処理で算出した「印刷処理開始時刻、ユーザ認証受付開始時刻、ユーザ認証受付終了時刻」と、及び、印刷ジョブ受信部201から受信した「印刷データの先頭アドレス及びデータサイズ」とを、印刷時間帯管理テーブル204に登録する(S15)。一方、ホストマシン100から予約しない旨の回答を受信したら、予約はせずに当該印刷ジョブの印刷データを記憶装置202から削除し、印刷処理を終了する(S14)。
ここで、印刷時間管理帯テーブル204のテーブル情報の一例を示す。
図3は、印刷時間管理帯テーブル204のテーブル情報の例である。印刷時間管理帯テーブル204は、「ジョブID」をキーとして、それぞれのジョブIDに対し、「印刷処理開始時刻」、「認証開始時刻」、「認証終了時刻」、「パスワード」、「印刷完了時刻」、「印刷データ先頭アドレス」、「印刷データサイズ」が格納される。
S15の処理の後、印刷時間帯制御部203は、定期的にリアルタイムクロック206を監視し、印刷時間帯管理テーブル204に登録された印刷開始処理開始時刻に達したジョブがあるかをチェックし、印刷開始処理開始時刻に達した印刷ジョブがあれば、印刷時間帯管理テーブル204から当該印刷ジョブの「印刷データ先頭アドレス及びデータサイズ」を印刷データ制御部207に渡して、ジョブの印刷処理開始を要求する(S17)。
印刷処理開始要求を受けた印刷データ制御部207は、印刷データ先頭アドレスとデータサイズとから、記憶装置202内の印刷データを取出してデータ処理を開始し、データ処理が完了したら、その処理済みデータを記憶装置202に格納し、その格納領域(先頭アドレス)とデータサイズとを印刷制御部208に渡す。
印刷制御部208は、印刷データ制御部207からの受信データに基づき、印刷装置のウォーミングアップ等の印刷開始準備処理を行う(S18)。
さらに、印刷時間帯制御部203は、ユーザ認証受付開始時刻に達したら、印刷制御部208を通じて印刷装置の状態を確認する(S20)。ここで、印刷不可状態ならば、操作部210を通じて印刷不可状態であることをユーザに通知し、印刷可能状態になるのを待つ(S21)。印刷不可状態のまま、ユーザ認証受付終了時刻に達したら、当該印刷ジョブを印刷時間帯管理テーブル204から削除し、印刷データ制御部207に対して当該印刷ジョブの印刷データ削除を指示する。印刷データ制御部207は、記憶装置202内の当該ジョブの印刷データ及び、印刷処理済みデータを削除する(S22)。
印刷時間帯制御部203は、S20にて印刷可能状態になったことを確認したら、認証制御部209に対し、ジョブID、パスワードを渡してユーザ認証受付開始を指示し、認証制御部209は、ユーザ認証受付状態に移行し、ユーザ認証の成功の有無を確認する(S23)。
認証制御部209は、ユーザ認証受付状態に移行した時点から、定期的にリアルタイムクロック206を監視してユーザ認証受付終了時刻に達したかをチェックし、ユーザ認証受付終了時刻に達する前にユーザ認証が完了しなかった場合は、印刷時間帯制御部203に対して認証失敗を通知する(S24)。
これを受けた印刷時間帯制御部203は、当該印刷ジョブを印刷時間帯管理テーブル204から削除し、印刷データ制御部207に対して、当該印刷ジョブの印刷データ削除を指示する。印刷データ制御部207は記憶装置202内の当該ジョブの印刷データ、及び、印刷処理済みデータを削除する(S25)。その後、ステータス送信部205を通じてホストマシン100に対してその旨を通知する。
一方、認証制御部209は、ユーザ認証受付状態に移行した後、ユーザにより操作部210よりパスワードを入力されることでユーザ認証を行い、そのパスワードが一致したらユーザ認証が成功したと判断する(S23でY)。その後、印刷制御部208に対し印刷開始を指示する。
印刷開始指示を受けた印刷制御部208は、印刷データ制御部207より受け取った印刷処理済みのデータの先頭アドレスとデータサイズとを基に、該当データを記憶装置202から読み出して印刷を実行する(S26)。
その後、印刷が完了したら、印刷制御部208は、印刷時間帯制御部203に印刷完了を通知し、印刷時間帯制御部203は当該印刷ジョブを印刷時間帯管理テーブル204から削除し、印刷データ制御部207に対して当該印刷ジョブの印刷データ削除を指示する。
印刷データ制御部207は、記憶装置202内の、当該ジョブの印刷データ、及び、印刷処理済みデータを削除する。さらに、印刷時間帯制御部203は、ステータス送信部205を通じてホストマシン100に印刷完了を通知する。ホストマシン100は、記憶装置102内の印刷データを削除する。
なお、S23にて、ユーザ認証成功後、印刷実行中に用紙切れや紙詰まり等の印刷装置のエラーによって印刷不可状態になった場合について説明する。
印刷制御部208は、印刷時間帯制御部203に対してエラー発生を通知する。印刷時間帯制御部203は、当該印刷ジョブを印刷時間帯管理テーブル204から削除し、印刷データ制御部207に対して当該印刷ジョブの印刷データ削除を指示する。印刷データ制御部207は、記憶装置202内の当該ジョブの印刷データ、及び、印刷処理済みデータを削除する(S28)。その後、ステータス送信部205を通じてホストマシン100に対してその旨を通知する。
印刷ジョブの削除を、ホストマシン100に通知する際、同時に、当該ジョブを再度印刷するかについて選択させるように指示しても良い。ホストマシン100は、当該ジョブを再度印刷するかどうかについてユーザの判断を仰ぎ、その結果、再印刷が選択された場合は、プリンタドライバ101にて、再度、印刷完了時刻を設定し、記憶装置102に格納された印刷ジョブの印刷完了時刻を更新して印刷装置200へ送信する。一方、印刷しないことが選択された場合は、記憶装置102に格納された印刷ジョブを削除して処理を終了する。
上記したように、本発明は、印刷前に印刷時間帯を予約しておくことにより、他の印刷ジョブと競合することなく、指定した時間帯に確実に印刷を実行することができる。
また、予約した時間帯は他のユーザは印刷することができないため、印刷物を見られたりすることもなく、セキュリティを強化することができる。
また、印刷前に指定した時刻が既に予約されている場合に、その時刻に一番近い時刻で印刷可能な時刻を提示するため、何度も印刷起動し直す手間が省ける。
また、何らかの要因で予約した時間に印刷できなかった場合は自動的にジョブが削除されて印刷装置内にデータが残らないため、セキュリティの強化することができる。
さらに、印刷中に印刷装置のエラー等の要因で指定した時刻に印刷できなくなった場合に、その印刷を中断してジョブを削除し、その旨をユーザに通知することにより、それ以降に予約された印刷ジョブの処理を時間通りに実行することができる。
なお、本発明は、入室するのに認証が必要な、セキュリティレベルの高い会議室の予約システムなどに適用できる。
100:ホストマシン、101:プリンタドライバ、102:記憶装置、200:印刷装置、201:印刷ジョブ受信部、202:記憶装置、203:印刷時間帯制御部、204:時間帯管理テーブル、205:ステータス送信部、206:リアルタイムクロック、207:印刷データ処理部、208:印刷制御部、209:認証制御部、210:操作部。
Claims (5)
- 印刷ジョブを生成するホストマシンと、ユーザ認証機能を備え、ホストマシンからの該印刷ジョブを印刷する印刷装置とからなるセキュリティ印刷システムにおいて、
前記印刷装置は、前記ホストマシンから前記印刷ジョブと共に、印刷完了時刻とユーザ認証時間を受信する受信部と、
当該印刷ジョブに含まれる属性情報を基に、当該印刷ジョブの処理開始から印刷準備完了までの時間と、印刷枚数や印刷装置の処理能力を基に計算した印刷開始から完了までの時間とを合計し、前記印刷完了時刻に基づき、印刷開始時刻、ユーザ認証受付開始時刻、及びユーザ認証受付終了時刻をそれぞれ設定し、印刷ジョブの処理開始時刻から印刷完了時刻までの印刷所要時間帯を算定し、前記ユーザ認証時間と比較して前記ユーザ認証時間に適合する印刷所要時間帯を決定する印刷所要時間算出手段と、
印刷ジョブ毎の前記印刷所要時間帯を登録して管理する印刷時間帯管理テーブルと、
前記印刷所要時間算出手段により算出したユーザ認証受付開始時刻とユーザ認証受付終了時刻である印刷所要時間帯を前記ホストマシンに通知するステータス通知手段と、
を有することを特徴とするセキュリティ印刷システム。 - 前記印刷所要時間算出手段により設定した印刷所要時間帯が、前記印刷時間帯管理テーブルに既に登録されている時間帯と重なる場合に、前記印刷所要時間算出手段に印刷所要時間帯の再計算を指示し、再計算した印刷所要時間帯より印刷完了時間を再設定して、前記ステータス通知手段に対し、前記ホストマシンへの通知を指示する印刷所要時間帯再設定手段を有することを特徴とする請求項1記載のセキュリティ印刷システム。
- ユーザ認証受付開始時刻からユーザ認証受付終了時刻までの間にユーザ認証が完了しなかった場合には、当該印刷ジョブのデータを削除すると共に、前記印刷時間帯管理テーブルに登録された予約時間を削除する手段を有することを特徴とする請求項1記載のセキュリティ印刷システム。
- 印刷装置が印刷不可状態となった場合、前記ステータス通知手段によってその旨を前記ホストマシンに通知し、印刷中であれば中断してその印刷ジョブ、及び、前記印刷時間帯管理テーブルに登録された予約時間を削除し、前記ステータス通知手段によってその旨を前記ホストマシンに通知する手段を有することを特徴とする請求項1記載のセキュリティ印刷システム。
- 印刷不可状態の後に、印刷開始時刻までに印刷装置が印刷可能状態になった場合は、印刷処理の実行を開始することを特徴とする請求項1記載のセキュリティ印刷システム。
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