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JP2010222521A - 硬質ポリウレタンフォーム組成物 - Google Patents

硬質ポリウレタンフォーム組成物 Download PDF

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JP2010222521A
JP2010222521A JP2009073765A JP2009073765A JP2010222521A JP 2010222521 A JP2010222521 A JP 2010222521A JP 2009073765 A JP2009073765 A JP 2009073765A JP 2009073765 A JP2009073765 A JP 2009073765A JP 2010222521 A JP2010222521 A JP 2010222521A
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Abstract

【課題】 微細なセルを形成し、フォームの輻射を抑えて断熱性能を向上できるとともに、環境破壊の極めて少ない発泡剤を使用しても優れた断熱性能を得ることができる硬質ポリウレタンフォーム組成物を提供すること。
【解決手段】少なくともポリイソシアネート(a)と、ポリオール(b)と、発泡剤とからなる硬質ポリウレタンフォーム組成物で、ポリオール(b)は、少なくともポリエステルポリオールを含有し、当該ポリオール(b)100重量部に対して0.05〜10重量部の有機修飾したモンモリロナイトを添加してなる。これにより、セルが大きくなることやセルの合一化が抑制され多数の微細なセルを形成できるようになる。
得られた硬質ポリウレタンフォームは、他の原料や設備等を変更することなく、微細なセルとなり、輻射を抑えて熱伝導率の向上を図ることで、優れた断熱性能が得られる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、硬質ポリウレタンフォーム組成物に関し、微細なセルを形成し、フォームの輻射を抑えて断熱性能を向上できるとともに、環境破壊の極めて少ない発泡剤を使用しても優れた断熱性能を得ることができる硬質ポリウレタンフォーム組成物に関するものである。
硬質ポリウレタンフォームは、断熱性、成形性、自己接着性などに優れるため住宅や冷凍冷蔵倉庫などの建築物や自動販売機、冷蔵庫などの機器類の各種断熱材として使用されている。
従来、このような硬質ポリウレタンフォームの製造に必要な主な発泡剤としてハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)が用いられてきたが、オゾン層破壊の問題が生じてその使用が不可能となり、さらに、近年になって、HCFCの代替候補としてオゾン層を破壊し難いハイドロフルオロカーボン(HFC)が提案されたが、温室効果が大きいという新たな欠点がある。
そこで、これらHCFC及びHFC以外の発泡剤として、ハイドロカーボンや水を用いることが提案されている。
しかし、前者のハイドロカーボンは従来のフロン化合物により発泡されたポリウレタンフォームと比較して断熱性能が劣ることが問題となっている。
また、後者の水を発泡剤として用い、イソシアネートとの反応により発生する二酸化炭素を発泡に利用する方法では、これまでの発泡剤に比較して著しく断熱性能が劣るという欠点がある。
そこで、発泡剤の種類によらず硬質ポリウレタンフォームの断熱性能を向上させるためフォーム中のセルを細かくして輻射の効果を小さくし断熱性能を向上することが考えられる。
フォーム中のセルを細かくする技術として、硬質ポリウレタンフォームを構成するポリオール成分にガスを導入することで撹拌効率を上げ、フォーム中のセルを均一で細かくする方法があるが、ガスの導入量には限界があり、現在の製造方法に適用しても、既に十分に微細化されているものには、ほとんど効果がない。
一方、特定比率のポリオール成分中に膨潤性層状粘土鉱物(ナノ粒子)を添加することでフォームの機械強度を高めながら面材との接着性を向上させたもの (特許文献1) やポリオール成分の分散性を高めながら難燃性等に優れたフォームを得るために、膨潤した粘土をポリオール中に添加したもの(特許文献2)が提案されている。
特開2006−335944号公報 特開平09−071623号公報
しかしながら、特許文献1の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物では、その目的がフォーム中のセルを細かくすることによる機械的な強度向上および接着性の向上を主とするものであり、セルを細かくすることによる断熱性能に対する影響を十分考察したものでないという問題がある。
また、特許文献2の硬質ポリウレタンフォーム製造用原液組成物では、難燃性フィラーを安定に分散させることを主とするものであり、同様に、断熱性能に対する考察がなされていないという問題がある。
本発明は、微細なセルを形成し、フォームの輻射を抑えて断熱性能を向上できるとともに、環境破壊の極めて少ない発泡剤を使用しても優れた断熱性能を得ることができる硬質ポリウレタンフォーム組成物を提供しようとするものである。
上記課題を解決すべく研究を重ねた結果、特定の構造を有するポリオール化合物と特定の有機修飾したモンモリロナイトとを組み合わせることにより、多数の微細なセルが形成される。
こうして得られた硬質ポリウレタンフォームは、他の原料や設備等を変更することなく、微細なセルが得られ、輻射を抑えて熱伝導率の向上を図ることができ、優れた断熱性能を得ることができることを見出し、本願発明を完成した。
すなわち、本発明の請求項1記載の硬質ウレタンフォーム組成物は、少なくともポリイソシアネート(a)と、ポリオール(b)と、発泡剤とからなる硬質ポリウレタンフォーム組成物であって、前記ポリオール(b)は、少なくともポリエステルポリオールを含有するとともに、当該ポリオール(b)100重量部に対して0.05〜10重量部の有機修飾したモンモリロナイトを添加してなることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2記載の硬質ウレタンフォーム組成物は、請求項1記載の構成に加え、前記ポリオール(b)中には、前記ポリエステルポリオールが20〜100重量%含有することを特徴とするものである。
さらに、本発明の請求項3記載の硬質ウレタンフォーム組成物は、請求項1または2記載の構成に加え、前記硬質ポリウレタンフォーム組成物の発泡剤がハイドロカーボンであり、好ましくはペンタンであることを特徴とするものである。
本発明の請求項1記載の硬質ウレタンフォーム組成物によれば、少なくともポリイソシアネート(a)と、ポリオール(b)と、発泡剤とからなる硬質ポリウレタンフォーム組成物であって、前記ポリオール(b)は、少なくともポリエステルポリオールを含有するとともに、当該ポリオール(b)100重量部に対して0.05〜10重量部の有機修飾したモンモリロナイトを添加してなるので、多数の微細なセルを形成することができる。
こうして得られた硬質ポリウレタンフォームは、他の原料や設備等を変更することなく、微細なセルを得ることができ、輻射を抑えて熱伝導率の向上を図ることで、優れた断熱性能を得ることができる。
また、本発明の請求項2記載の硬質ウレタンフォーム組成物によれば、前記ポリオール(b)中には、前記ポリエステルポリオールが20〜100重量%含有するので、かかる範囲のポリエステルポリオールを含有することで、ポリエステルポリオールと有機修飾したモンモリロナイトが結びつくことで、セルが大きくなることやセルの合一化が抑制され、多数の微細なセルを形成することができる。
さらに、本発明の請求項3記載の硬質ウレタンフォーム組成物によれば、前記硬質ポリウレタンフォーム組成物の発泡剤がハイドロカーボンであり、好ましくはペンタンとすることで、発泡剤による環境への影響を極力抑えることができるとともに、ガスによる熱伝導を抑えて伝熱特性の向上を図ることで、優れた断熱性能を得ることができる。
ここで、硬質ポリウレタンフォーム組成物とは、硬質ポリウレタンフォーム、ウレタン変性硬質ポリイソシアヌレートフォーム、硬質ポリイソシアヌレートフォーム、その他の硬質フォームの原料となる組成物をいう。
有機修飾したモンモリロナイトはポリオール中に均一に分散させる必要があり、モンモリロナイトを含む均一な状態とは、ポリオール(b)成分中に見かけ上均一に分散している状態であって、ポリオール成分中にナノ粒子状のモンモリロナイトが凝集せず、単粒子として分散している状態をいう。かかる状態とすることで、セルが大きくなることやセルの合一化を抑制し、これにより、多数の微細なセルを形成する。
本願発明の硬質ポリウレタンフォーム組成物による発泡成形された硬質ポリウレタンフォームのセルの顕微鏡写真である。 従来の硬質ポリウレタンフォームのセルの顕微鏡写真である。
以下に、本願発明の硬質ポリウレタンフォーム組成物について、具体的に説明する。
本発明による硬質ポリウレタンフォーム組成物は、少なくともポリイソシアネート(a)と、ポリオール(b)と、発泡剤とからなる硬質ポリウレタンフォーム組成物であって、前記ポリオール(b)は、少なくともポリエステルポリオールを含有するとともに、当該ポリオール(b)100重量部に対して0.05〜10重量部の有機修飾したモンモリロナイトを添加してなるものである。かかる硬質ポリウレタンフォーム組成物の少なくともイソシアネートとポリオールと発泡剤とを混合し、連続法又は非連続法等により製造することができる。
本発明で使用される有機修飾したモンモリロナイトとは、粘土鉱物モンモリロナイトが結晶層間に有している金属陽イオンを有機オニウムイオンとイオン交換反応させたものである。有機修飾したモンモリロナイトを添加することにより、セルが大きくなることやセルの合一化を抑制し、これにより、多数の微細なセルを形成するとともに、ポリオール成分中で沈殿し難くなり分散性に優れる。
有機修飾したモンモリロナイトとしては、特に、アンモニウム塩変性、イミダゾリウム塩変性したものが好ましい。有機修飾したモンモリロナイトはポリオール(b)100重量部に対して0.05〜10重量部を添加する。この範囲の添加量で、セルが大きくなることやセルの合一化が抑制され、これにより、多数の微細なセルを形成することができる。有機修飾したモンモリロナイトの添加量が0.05重量部未満では、セルサイズの微小化と熱伝導率を小さく保つことができず、添加量が10重量部を超えると、熱伝導率が大きくなるとともに、フォーム外観の問題が生じる。
有機修飾したモンモリロナイトは市販品として、エスベンNZ(ホージュン社製)、エスベンNX(ホージュン社製)、 エスベンN012S(ホージュン社製)、ベントンSD-2(エレメンティス社製)などが挙げられる。これらの化合物は単独で使用しても、2種以上を混合して使用してもよい。
本発明で使用されるポリオールとしては、少なくともポリエステルポリオールを含有するとともに、このポリエステルポリオールに加えてポリエーテルポリオールを使用する。
また、ポリオール(b)中には、ポリエステルポリオールが20〜100重量%含有するものが好ましい。かかる範囲のポリエステルポリオールを含有することで、セルが大きくなることやセルの合一化が抑制され、多数の微細なセルを形成することができる。
ポリエステルポリオールとしては多価カルボン酸に多価アルコールを縮合してなるポリオールや、環状エステル開環重合からなるポリオールをあげることができる。多価カルボン酸としてはコハク酸、グルタン酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸、及びこれらの無水物である脂肪族多塩基酸等が挙げられ、特に芳香環を有するポリエステルポリオールが好ましい。このポリエステルポリオールの水酸基価は、特に限定しないが、100〜400mgKOH/gが好ましい。
ポリエーテルポリオールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、シュークローズ、ビスフェノールA、などの多価アルコール;エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミンなどの脂肪族アミン;トルエンジアミン、メチレンジアニリンなどの芳香族アミン類;マンニッヒ縮合物にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドを1種または2種以上を付加重合して得られるポリエーテルポリオールなどが挙げられ、これらのポリエーテルポリオールは1種単独であるいは2種以上を適宜組み合わせ使用することができる。ポリエーテルポリオールとしては、芳香族ポリエーテルポリオールが熱伝導率を低下させるために特に好ましい。ポリエーテルポリオールの水酸基価は、特に限定しないが、300〜800mgKOH/gが好ましい。
本発明における発泡剤としては、HFC134a、HFC245fa、HFC365mfc等のフルオロハイドロカーボン、ノルマルペンタン、イソペンタン、シクロペンタン、イソブタン等のハイドロカーボン、その他一般的に硬質ウレタンフォームで使用される発泡剤が挙げられ、これらは1種単独あるいは2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。また、水を併用することもできる。
その中でも、地球温暖化係数が小さく、常温で液体であるペンタンが適しており、特に、得られる硬質ポリウレタンフォームの熱伝導率を低く抑えることができるシクロペンタンが好適である。発泡剤の使用量は、ポリオール100重量部当たり、5〜40重量部が好ましく、水を併用する場合は、水0〜3重量部とすることが好ましい。
また、本発明の硬質ポリウレタンフォーム組成物は、ポリイソシアネート(a)、ポリオール(b)、発泡剤の他に、触媒、整泡剤、その他の助剤を用いても良い。
本発明で用いられる触媒として、従来から一般に用いられているアミン触媒や金属触媒等が使用できる。このアミン触媒としては、例えばN,N,N',N'-テトラメチルヘキサンジアミン、N,N,N',N'-テトラメチルプロパンジアミン、N,N,N',N'',N''-ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N',N'-テトラメチルエチレンジアミン、N,N,-ジメチルベンジルアミン、N-メチルモルフォリン、N-エチルモルフォリン、トリエチレンジアミン、N,N',N'-トリメチルアミノエチルピペラジン、N,N-ジメチルシクロヘキシルアミン、N,N',N''-トリス(3-ジメチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ-s-トリアジン、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N-アミノエトキシエタノール、N,N-ジメチルアミノヘキサノール、テトラメチルヘキサンジアミン、1-メチルイミダゾール、1-イソブチル-2-メチルイミダゾール等が使用できる。金属触媒としては、例えばスタナスオクトエート;ジブチルチンジラウリレート;オクチル酸鉛;酢酸カリウムやオクチル酸カリウム等のカリウム塩等が使用できる。これらのアミン触媒や金属触媒の他に、蟻酸や酢酸等の脂肪酸の第4級アンモニウム塩等も使用できる。以上の触媒は、それぞれ1種単独で使用してもよいし、2種以上を適宜組み合わせて使用することもできる。本発明における触媒の使用量は、0.01〜15重量部程度が好ましい。
本発明で用いられる整泡剤としては、従来から一般に用いられているシリコーン系化合物及びフッ素系化合物などが挙げられる。整泡剤の量は0.1〜5重量部が好ましい。
上記のポリオール成分と反応させるポリイソシアネートとして、本発明では、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメリックジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメリックトリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネートなど;これらの変性ポリイソシアネート、すなわち、ポリイソシアネートの部分化学反応で得られる生成物であって、例えば、エステル、尿素、ビューレット、アロファネート、カルボジイミド、イソシアヌレート、ウレタンなどの基を含むポリイソシアネート;などが挙げられ、これらは1種単独であるいは2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
上記のポリイソシアネートの使用量は、イソシアネートインデックス(=ポリイソシアネートのNCO基/ポリオール成分の活性水素[当量比]×100)が100〜300、好ましくは110〜180となる量である。
なお、ここでいうポリオール成分とは、ポリオール、発泡剤、触媒、その他の助剤からなるものを指す。
本発明の硬質ポリウレタンフォーム組成物を用いる硬質ポリウレタンフォームの製造に際しては、その他の助剤として難燃剤、架橋剤、相溶化剤、減粘剤、着色剤、安定剤等、硬質ポリウレタンフォームの製造に際して一般的に使用される添加剤を使用することができる。
以下、実施例を挙げ、比較例とともに、本発明をさらに詳細に説明する。なお、本発明は以下に挙げる実施例に限定するものでない。
〔使用原料〕
ポリイソシアネート(a)
ポリイソシーネート:ポリメリックジフェニルメタンジイソシアネート(日本ポリウレタン(株)社製:MR200) NCO含量31%
ポリオール(b)
ポリオールA:無水フタル酸を開始剤とした水酸基価315mgKOH/gのポリエステルポリオール
ポリオールB:フタル酸を開始剤とした水酸基価250mgKOH/gのポリエステルポリオール
ポリオールC:トルエンジアミンを開始剤とした水酸基価450mgKOH/gのポリエーテルポリオール
ポリオールD:エチレンジアミンを開始剤とした水酸基価750mgKOH/gのポリエーテルポリオール
ポリオールE:ソルビトールを開始剤とした水酸基価450mgKOH/gのポリエーテルポリオール
有機修飾したモンモリロナイト
エスベンNZ(ホージュン社製)
エスベンNX(ホージュン社製)、
発泡剤
発泡剤:シクロペンタンと水
その他の添加剤
整泡剤:シリコーン(エボニック(株)社製:B−8466)
架橋剤:グリセリン
触媒:トリス(ジメチルアミノプロピル)ヘキサトリアジン(エアプロダクツ(株)社製
:ポリキャット41)
難燃剤:トリスクロロプロピルフォスフェート(大八化学(株)社製:TMCPP)
フォームの製造方法
実施例及び比較例に示す処方のポリオールとポリイソシアネートと有機修飾したモンモリロナイトと発泡剤などとを、ハンドミキサーを用いて、4500回転で4秒間撹拌した。これを250×150×300mmの木箱内に、自由発泡させ、硬質ポリウレタンフォームを製造した。なお、ポリイソシアネート及びポリオール成分は、液温30℃、NCO/OH当量比130とした。
評価方法
以上のようにして得られた硬質ポリウレタンフォームのフォーム外観、セルサイズ、密度、脆性、熱伝導率、を以下の方法で評価し、この結果を実施例及び比較例に併せて示した。
フォーム外観:目視により、ボイド、セル荒れ、セルむらの有無を調べ、問題ないものを○、問題なものを×とした。
セルサイズ:得られた発泡樹脂断熱材の厚み方向において、1mm間隔で50箇所それぞれのセル(その各箇所における1mm当たりに含まれる全てのセル)の縦径と横径とを市販の走査型電子顕微鏡(日本電子社製:JCM−5100)を用いて倍率30倍で測定した。
密度(kg/m3):100×100×100mmの試験片を採取し、JIS A9511に準拠して測定した。
脆性:25×25×25mmの試験片を採取し、JIS A9511に準拠して測定した。
熱伝導率(W/m・K):JIS A-1412に示される熱流計法により英弘精機社製オートλHC-074を用いて平均温度23℃で測定した。
(実施例1)
ポリオールとしてポリオールAを60重量部、他のポリオールとしてポリオールCを30重量部、ポリオールDを10重量部用いた。これにより、ポリエステルポリオールは、全ポリオールに対して60重量%となる。
有機修飾したモンモリロナイトとしてエスベンNZを1重量部用いた。
難燃剤を15重量部、架橋剤を5重量部、整泡剤を3重量部、触媒を1.5重量部、さらに、発泡剤として水1重量部とシクロペンタンを21重量部混合してポリオール成分の処方とした。
得られたフォームは、表1に示したように、フォーム外観に優れ、セルサイズは251μm、密度は29.7kg/m3、脆性の問題はなく(○)、熱伝導率は0.019W/mkであった。
(実施例2):ポリエステルポリオールの種類が異なる
ポリオールとしてポリオールBを60重量部、他のポリオールとしてポリオールDを10重量部、ポリオールEを30重量部用いた。これにより、ポリエステルポリオールは、全ポリオールに対して60重量%となる。
これ以外の処方は実施例1と同一とした。
得られたフォームは、表1に示したように、フォーム外観に優れ、セルサイズは272μm、密度は29.9kg/m3、脆性の問題はなく(○)、熱伝導率は0.020W/mkであり、実施例1とほぼ同等であった。
(実施例3):ポリエステルポリオールの含有量を削減
ポリオールとしてポリオールAを20重量部、他のポリオールとしてポリオールCを40重量部、ポリオールDを20重量部、ポリオールEを20重量部用いた。これにより、ポリエステルポリオールは、全ポリオールに対して20重量%となる。
これ以外の処方は実施例1と同一とした。
得られたフォームは、表1に示したように、フォーム外観に優れ、セルサイズは277μm、密度は29.6kg/m3、脆性の問題はなく(○)、熱伝導率は0.020W/mkであり、実施例1とほぼ同等であった。
(実施例4):ポリエステルポリオールの含有量を増大
ポリオールとしてポリオールAを100重量部、他のポリオールは使用しなかった。これにより、ポリエステルポリオールは、全ポリオールに対して100重量%となる。
これ以外の処方は実施例1と同一とした。
得られたフォームは、表1に示したように、フォーム外観に優れ、セルサイズは291μmとわずかに増大し、密度は31.7kg/m3とわずかに大きくなったが、脆性の問題はなく(○)、熱伝導率は0.020W/mkと実施例1とほぼ同等であった。
(実施例5):有機修飾したモンモリロナイトの含有量を削減
有機修飾したモンモリロナイトの含有量を0.05重量部に削減した以外の処方は実施例1と同一とした。
得られたフォームは、表1に示したように、フォーム外観に優れ、セルサイズは283μmとわずかに増大し、密度は30.7kg/m3とわずかに大きくなったが、脆性の問題はなく(○)、熱伝導率は0.020W/mkと実施例1とほぼ同等であった。
(実施例6):有機修飾したモンモリロナイトの含有量を増大
有機修飾したモンモリロナイトの含有量を10重量部に増大した以外の処方は実施例1と同一とした。
得られたフォームは、表1に示したように、フォーム外観に優れ、セルサイズは264μm、密度は29.2kg/m3、脆性がわずかに変化した (△) が、熱伝導率は0.019W/mkと実施例1とほぼ同等であった。
(実施例7):有機修飾したモンモリロナイトの種類が異なる
有機修飾したモンモリロナイトとして、エスベンNZを用い、その含有量を1重量部とした以外の処方は実施例1と同一とした。
得られたフォームは、表1に示したように、フォーム外観に優れ、セルサイズは263μm、密度は30.1kg/m3、脆性の問題はなく (○) が、熱伝導率は0.020W/mkと実施例1とほぼ同等であった。
(比較例1)
有機修飾したモンモリロナイトを添加せずにポリオール成分の処方とした以外は、実施例1と同一とした。
得られたフォームは、表2に示したように、セルサイズは330μm、密度は30.2kg/m3、熱伝導率は0.021W/mkといずれも実施例1に比較し増大した。なお、フォーム外観および脆性は、実施例1とほぼ同等であった。
(比較例2)
ポリオールとしてポリエステルポリオールを使用せず、他のポリオールとしてポリオールCを60重量部、ポリオールDを20重量部、ポリオールEを20重量部用いた。
これ以外の処方は実施例1と同一とした。
得られたフォームは、表2に示したように、セルサイズは352μm、密度は31.0kg/m3、熱伝導率は0.022W/mkといずれも実施例1に比較してさらに増大した。なお、フォーム外観および脆性は、実施例1とほぼ同等であった。
(比較例3)
有機修飾したモンモリロナイトの含有量を12重量部と過大に添加した以外の処方は実施例1と同一とした。
得られたフォームは、表2に示したように、フォーム外観および脆性は、いずれも実施例1に比較して悪化した。なお、セルサイズは258μm、密度は29.2kg/m3、熱伝導率は0.019W/mkと実施例1とほぼ同等であった。
(比較例4)
有機修飾したモンモリロナイトの含有量を0.01重量部と過少に添加した以外の処方は実施例1と同一とした。
得られたフォームは、表2に示したように、セルサイズは334μm、密度は30.6kg/m3、熱伝導率は0.021W/mkといずれも実施例1に比較して増大した。なお、フォーム外観および脆性は、実施例1とほぼ同等であった。
(比較例5)
有機修飾しない単なるモンモリロナイト(クニミネ工業(株):クニピアーF)を用い、その含有量を1重量部添加した以外の処方は実施例1と同一とした。
得られたフォームは、表2に示したように、セルサイズは343μm、熱伝導率は0.022W/mkといずれも実施例1に比較して増大した。なお、フォーム外観、密度は29.2kg/m3、および脆性は、実施例1とほぼ同等であった。
(比較例6)
有機修飾したモンモリロナイトに代えてナノ粒子としてSiO2(CABOT社製:TLD201)を1重量部添加した以外の処方は実施例1と同一とした。
得られたフォームは、表2に示したように、セルサイズは349μm、熱伝導率は0.022W/mkといずれも実施例1に比較して増大した。なお、フォーム外観、密度は29.5kg/m3、および脆性は、実施例1とほぼ同等であった。
(比較例7)
有機修飾したモンモリロナイトに代えてナノ粒子としてTiO2(日本アエロジル社製:二酸化チタンP25)を1重量部添加した以外の処方は実施例1と同一とした。
得られたフォームは、表2に示したように、セルサイズは311μm、熱伝導率は0.021W/mkといずれも実施例1に比較して増大した。なお、フォーム外観、密度は29.4kg/m3、および脆性は、実施例1とはぼ同等であった。
以上、実施例とともに、比較例について説明したように、本発明によれば、少なくともポリイソシアネート(a)と、ポリオール(b)と、発泡剤とからなる硬質ポリウレタンフォーム組成物で、前記ポリオール(b)は、少なくともポリエステルポリオールを含有するとともに、当該ポリオール(b)100重量部に対して0.05〜10重量部の有機修飾したモンモリロナイトを添加して構成してあるので、かかる組成物を用いて発泡条件を設定して発泡させた硬質ポリウレタンフォームとして、セルサイズが300μm未満で、熱伝導率が0.020W/mK未満のものを得ることができ、密度も28〜35kg/m3の範囲のものを得ることができた。
Figure 2010222521
Figure 2010222521

Claims (3)

  1. 少なくともポリイソシアネート(a)と、ポリオール(b)と、発泡剤とからなる硬質ポリウレタンフォーム組成物であって、
    前記ポリオール(b)は、少なくともポリエステルポリオールを含有するとともに、当該ポリオール(b)100重量部に対して0.05〜10重量部の有機修飾したモンモリロナイトを添加してなることを特徴とする硬質ポリウレタンフォーム組成物。
  2. 前記ポリオール(b)中には、前記ポリエステルポリオールが20〜100重量%含有することを特徴とする請求項1記載の硬質ポリウレタンフォーム組成物。
  3. 前記硬質ポリウレタンフォーム組成物の発泡剤がハイドロカーボンであり、好ましくはペンタンであることを特徴とする請求項1または2記載の硬質ポリウレタンフォーム組成物。
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