JP2010217965A - 定電圧回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 パワートランジスタMptに流れる電流をカレントミラー回路13と電流検出回路14で検出し、それが予め設定された値以上になった場合、電流の大きさに応じた電流検出信号Scdを補正回路16に供給する。補正回路16において、パワートランジスタMptに供給される駆動信号Sdrvを電流検出信号Scdの大きさに応じて減少させる。起動時においては、レベル切換回路15が電流検出回路14に電流検出信号Scdのレベルを大きくさせ、補正回路16における駆動信号Sdrvの減少量を通常運転字よりも大きくさせる。
【選択図】 図1
Description
図6の定電圧回路は、回路入力端子INと回路出力端子OUTの間に接続された電流制御用のパワートランジスタMptと、回路出力端子OUTと回路の基準電位点(グランド)の間に接続された電圧検出用の抵抗R1、R2と、その出力端子をパワートランジスタMptに接続し、その反転入力端子を抵抗R1とR2の共通接続点に接続したエラーアンプEA1と、その高電位側をエラーアンプEA1の非反転入力端子に接続し、低電位側をグランドに接続した基準電圧源Vr1と、エラーアンプEA1の出力端子に接続された過電流保護回路OCPから構成されている。なお、回路出力端子OUTとグランドの間に接続されたコンデンサC1は、定電圧回路に外付けされた平滑コンデンサである。
エラーアンプにおいて回路の出力電圧と基準電圧に応じた駆動信号を生成し、駆動信号によって回路の入出力端子間に接続されたパワートランジスタの動作をフィードバック制御する定電圧回路において、 パワートランジスタを通過する電流に比例した電流を流すカレントミラー回路と、 カレントミラー回路を流れる電流を検出し、電流に応じた電流検出信号を出力する電流検出回路と、 電流検出回路に接続され、電流検出信号のレベルを変化させるレベル切換回路と、 検出信号の大きさ応じてパワートランジスタに供給される駆動信号を減じる補正回路と、 を具備し、 ここでレベル切換回路は、定電圧回路の起動時に電流検出信号のレベルを相対的に大きくし、通常運転時に電流検出信号のレベルを相対的に小さくするように動作する ことを特徴とする。
図1において、パワートランジスタMpt、電圧検出用の抵抗R1とR2、エラーアンプEA1および基準電圧源Vr1の接続構成は図6の従来例と同一である。本発明の好適な実施の形態においては、パワートランジスタMpt〜基準電圧源Vr1によって構成されたシリーズレギュレータに、本発明で中心的役割を果たす過電流保護回路OCP0と、イネーブル受信回路11および遅延回路12を設置する。
イネーブル信号が供給された時点において、遅延回路12は、レベル切換回路15に供給するレベル指令信号Slevを第1の状態とする。レベル指令信号Slevが第1の状態であるとき、レベル切換回路15は、電流検出回路14から補正回路16に供給される電流検出信号Scdのレベルを大きくする。すると、補正回路16における駆動信号Sdrvの減少量が電流検出信号Scdのレベルに応じて大きくなり、パワートランジスタMptを通過する電流量はより一層減じられることになる。
(過電流保護回路OCP1の部分を除けば、基本的に図1と図2の回路は同じ構成となっているので、詳しい説明は省略する。以下、他の回路図においても同様とする。)
このような動作が過電流保護回路OCP1の内部で行われることにより、定電圧回路の起動時に生じる突入電流のピークを通常運転時の制限電流値より低くすることが可能になる。
先ず、パワートランジスタMptとカレントミラー回路を構成するトランジスタMmiを設け、トランジスタMptとMmiの各ゲート同士と各ソース同士をそれぞれ共通接続する。トランジスタMmiのドレインは、外部から供給されるレベル指令信号の状態に応じて電気抵抗値を変化させる可変抵抗回路RLを介して入力端子INに接続する。
このような動作が過電流保護回路OCP2の内部で行われることにより、定電圧回路の起動時に生じる突入電流のピークを通常運転時の制限電流値より低くすることが可能になる。
パワートランジスタMptとカレントミラー回路を構成するトランジスタMmiを設け、トランジスタMptとMmiの各ゲート同士と各ソース同士をそれぞれ共通接続する。トランジスタMmiのドレインは、外部から供給されるレベル指令信号の状態に応じて電気抵抗値を変化させる可変抵抗回路RLを介してグランドに接続する。
パワートランジスタMptとカレントミラー回路を構成するトランジスタMmiを設け、トランジスタMptとMmiの各ゲート同士と各ソース同士をそれぞれ共通接続する。更にもう一つパワートランジスタMptとカレントミラー回路を構成するトランジスタM4を設け、トランジスタMptとM4の各ゲート同士と各ソース同士をそれぞれ共通接続する。
12:遅延回路
13:カレントミラー回路
14:電流検出回路
15:レベル切換回路
16:補正回路
IN:回路の入力端子
OUT:回路の出力端子
OCP0〜OCP4:過電流保護回路
CS1:第1の電流源
CS2:第2の電流源
EA1:エラーアンプ
EA2:エラーアンプ(第2のエラーアンプ)
Mpt:パワートランジスタ
Mmi:トランジスタ(カレントミラー)
M1:第1のトランジスタ
M2:第2のトランジスタ
M3:第3のトランジスタ
R3:第1の抵抗
R4:第2の抵抗
RL:可変抵抗回路
Scd:電流検出信号
Sdrv:駆動信号
Slev:レベル指令信号
Vr1:基準電圧源
Vr2:基準電圧源
Claims (5)
- エラーアンプにおいて回路の出力電圧と基準電圧に応じた駆動信号を生成し、該駆動信号によって回路の入出力端子間に接続されたパワートランジスタの動作をフィードバック制御する定電圧回路において、
該パワートランジスタを通過する電流に比例した電流を流すカレントミラー回路と、
該カレントミラー回路を流れる電流を検出し、該電流に応じた電流検出信号を出力する電流検出回路と、
該電流検出回路に接続され、該電流検出信号のレベルを変化させるレベル切換回路と、
該検出信号の大きさ応じて該パワートランジスタに供給される該駆動信号を減じる補正回路と、
を具備し、
ここで該レベル切換回路は、定電圧回路の起動時に該電流検出信号のレベルを相対的に大きくし、通常運転時に該電流検出信号のレベルを相対的に小さくするように動作する
ことを特徴とする定電圧回路。 - 起動時に外部からイネーブル信号の供給を受けるイネーブル受信回路と、
該イネーブル受信回路に接続され、前記レベル切換回路にレベル指令信号を供給する遅延回路と、
を更に具備し、
ここで該遅延回路は、該イネーブル受信回路が該イネーブル信号を受信した時点では該レベル指令信号を第1の状態とし、該イネーブル信号を受信してから一定時間経過後は該レベル指令信号を第2の状態とする
ことを特徴とする、請求項1に記載した定電圧回路。 - 前記レベル切換回路が、前記カレントミラー回路に直列接続された可変抵抗回路を具備し、前記レベル指令信号が第1の状態の時に該可変抵抗回路を相対的に高抵抗の状態とし、前記レベル指令信号が第2の状態の時に該可変抵抗回路を相対的に低抵抗の状態とする
ことを特徴とする、請求項2に記載した定電圧回路。 - 前記電流検出回路が、
前記カレントミラー回路に直列接続された前記可変抵抗回路と、
該可変抵抗回路の所定の端子の電圧を検出し、前記検出信号を生成する第2のエラーアンプと、
を具備することを特徴とする、請求項3に記載した定電流回路。 - 前記電流検出回路が、
前記カレントミラー回路に直列接続された前記可変抵抗回路と、
該カレントミラー回路と該可変抵抗回路の接続点に接続された第1のトランジスタと第1の定電流源の直列回路と、
該第1のトランジスタを電流基準側として該第1のトランジスタとカレントミラー回路を構成する第2のトランジスタと、
該第2のトランジスタの主電流路の両側にそれぞれ直列接続された第1の抵抗素子および第2の定電流源と
を具備し、
前記補正回路が、
前記エラーアンプと前記パワートランジスタの制御端子の間に接続された第2の抵抗素子と、
主電流路を前記パワートランジスタの制御端子と回路の基準電位点との間に接続し、制御端子を第2のトランジスタと第2の定電流源の接続点に接続した第3のトランジスタと、
を具備することを特徴とする、請求項3に記載した定電流回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009060730A JP2010217965A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 定電圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009060730A JP2010217965A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 定電圧回路 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015230585A (ja) * | 2014-06-05 | 2015-12-21 | 日本電信電話株式会社 | シリーズレギュレータ回路 |
CN109842389A (zh) * | 2017-11-28 | 2019-06-04 | 锐迪科微电子(上海)有限公司 | 一种射频功率放大器及其功率控制电路 |
WO2023084948A1 (ja) * | 2021-11-12 | 2023-05-19 | ローム株式会社 | 過電流保護回路、電源装置 |
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-
2009
- 2009-03-13 JP JP2009060730A patent/JP2010217965A/ja active Pending
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