JP2010263394A - 映像信号処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】様々な倍率の解像度変換を少ないラインメモリで行うこと。
【解決手段】映像信号が入力される入力部11と、所定のワード数を有するN個のラインメモリ13と、映像信号の水平及び垂直の画素数に応じてラインメモリ13を組み替え、映像信号の1ライン分の画素数を格納するために少なくとも必要なK個のラインメモリ13に1ライン分の映像信号を格納し、多くともN/Kライン分のラインをラインメモリ13に格納するよう制御するメモリ制御部14と、ラインメモリ13から読み出した映像信号を用いて所定の映像信号処理を行う映像信号処理演算部12と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】映像信号が入力される入力部11と、所定のワード数を有するN個のラインメモリ13と、映像信号の水平及び垂直の画素数に応じてラインメモリ13を組み替え、映像信号の1ライン分の画素数を格納するために少なくとも必要なK個のラインメモリ13に1ライン分の映像信号を格納し、多くともN/Kライン分のラインをラインメモリ13に格納するよう制御するメモリ制御部14と、ラインメモリ13から読み出した映像信号を用いて所定の映像信号処理を行う映像信号処理演算部12と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、デジタルビデオカメラなどで用いられる映像信号処理装置に関するものであり、特に映像信号の解像度変換処理に用いられるフィルタ演算処理に関するものである。
一般的にデジタルビデオカメラ等の映像信号を記録する装置においては、ユーザーがモード設定することにより記録フォーマットを複数選択できるものがある。
例えばHD(High−Definition)カメラを搭載するビデオカメラの場合、記録フォーマットはHDまたはSD(Standard Definition)を選択することができる。HDの場合は1080i(1920×1080画素)や720p(1280×720画素)など、SDの場合は480i(720×480画素)や576i(720×576画素)などの記録フォーマットが一般的に用いられる。また、再生時のメニュー画面における撮影シーンごとのサムネイル表示では、縮小したサムネイル画像(例えば320×180画素等)が生成され、記録することも考えられる。ビデオカメラ本体の構成としては、撮像部では常に最大の1920×1080画素の映像信号を取得し、映像信号処理演算を施して設定された記録フォーマットへと解像度変換する方法が考えられる。
特許文献1に、データを格納したラインメモリから、時分割で複数種類のフォーマットの画像信号を生成する画像信号処理装置が開示されている。
このような解像度変換を行う際には、映像信号はフィルタ処理が施され画素の間引きが行われる。この解像度変換処理は映像信号処理演算部で行う。複数のサイズの入力画像を扱うフィルタ回路では、ラインメモリのサイズは、扱う最大の水平サイズ、最大の縮小率を実現するために必要な垂直タップ用のライン数だけ装備するのが一般的である。
一例として縮小率ごとに必要なタップ数を以下に挙げる。縮小率が小さい1/2倍程度なら4タップ、縮小率が中程度の1/4倍程度なら6タップ、縮小率が大きい1/8倍程度なら12タップ必要というように、縮小率が大きくなるに従って必要なタップ数が増加する。この理由は、間引き量が多いのに少ない画素数でフィルタ演算(平均化処理)をすると情報が失われて出力画像の滑らかさが低下してしまうのを防ぐためである。
上記の例において必要なラインメモリは、水平サイズは1920ワード、垂直のライン数は12ライン必要となる。
また映像信号は、一般的には輝度信号と色信号の両方を扱う。よって、解像度変換を施すためには輝度信号用と色信号用に上記構成の回路を2系統用意しなければならない。また輝度信号は色信号より解像度劣化が目立ちやすいため、輝度信号により多くのタップを割り当てて周波数特性の良好な垂直フィルタを施すことが好ましい。そのためには輝度信号用の系統にラインメモリを追加して高次のフィルタを実現させなければならない。
またサムネイル画像を得るときのように、例えば1/12倍のような非常に大きな縮小率を実現する場合、まず簡単なフィルタで1/2倍しその後1/6倍するような構成を取り得る。また別のケースとしては、1/2倍した中間画像と1/12倍のサムネイル画像を同時に取得したい場合にも上記の構成をとるのが有益である。中間画像を得る第1の解像度変換処理は、垂直処理のために幾らかラインメモリを装備する。中間画像の生成が不要な場合(縮小率があまり大きくない場合や、同時に中間画像が必要でない場合)は、第1の解像度変換処理をバイパスして、第2の解像度変換処理のみ行うように経路を変更するようにすればよい。
以上のように、従来の映像信号処理装置では、ラインメモリを入力映像信号の水平最大画素数のワード数で、最大の縮小率を満足するのに必要なライン数だけ持つ必要があった。そのため、垂直フィルタ部への入力映像信号の水平サイズが小さく、縮小率が大きい場合には、多くのライン数を必要とするが、ラインメモリの水平ワード数の多くが未使用のまま余る。逆に水平ワード数が大きく、縮小率が小さい場合には、水平ワード数は全て使用するが必要ライン数は少なくてよいので、使われないライン数が多く余る。このように様々な解像度へ変換する場合、全ての変換用途を満たすためにラインメモリが冗長となってしまう課題がある。また、輝度信号により多くのタップ数を割り当てるには、さらにラインメモリを追加する必要があった。さらに、高い倍率を実現する場合や、複数の解像度の画像を得る用途には、追加された解像度変換処理のためのラインメモリをさらに追加する必要があった。
本発明の映像信号処理装置は、映像信号が入力される入力部と、所定のワード数を有するN個のラインメモリと、前記映像信号の水平及び垂直の画素数に応じて前記ラインメモリを組み替え、前記映像信号の1ライン分の画素数を格納するために必要な少なくともK個の前記ラインメモリに1ライン分の映像信号を格納し、多くともN/Kライン分のラインを前記ラインメモリに格納するよう制御するメモリ制御部と、前記ラインメモリから読み出した映像信号を用いて所定の映像信号処理を行う映像信号処理演算部と、を備える。
以上により本発明は、垂直フィルタ部への入力映像信号の水平サイズに応じて最適な構成をとることが可能なので、必要なラインメモリのサイズを削減することができる。
また、出力する画像サイズを動的に変更したい場合にも、動的にラインメモリ構成を変えることができる。
また、輝度信号と色信号に施すフィルタ処理の特性を変化させる場合に、適切にラインメモリ構成を変えることができ、ラインメモリ容量の増加を招くことがない。
また、複数の解像度変換を直列につなぎ複数の解像度の信号を得る場合に、適切にラインメモリ構成を変えることができ、ラインメモリ容量の増加を招くことがない。
以下、映像信号処理装置の一実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における映像信号処理装置の構成を示すブロック図である。ここで、映像信号処理演算の内容は入力映像信号を指定された解像度へ縮小する際の垂直縮小処理を行うものとして説明する。
図1は、実施の形態1における映像信号処理装置の構成を示すブロック図である。ここで、映像信号処理演算の内容は入力映像信号を指定された解像度へ縮小する際の垂直縮小処理を行うものとして説明する。
図1において、映像信号処理装置は、水平縮小手段10と、入力端子11と、垂直縮小手段12と、ラインメモリ13と、メモリ制御手段14と、コントローラ15と、出力端子16と、を含む。
このように構成された映像信号処理装置について、以下に動作を説明する。
まず、入力された映像信号は水平縮小手段10にて、指定された出力解像度の水平画素数になるように水平方向の縮小処理を施される。縮小処理は縮小率に応じた帯域制限フィルタをかけて画素を間引くことによって実現する。このフィルタは入力画素サンプルをフィルタタップ数に応じた遅延段で遅延させて積和演算を施す。水平フィルタの場合は遅延段をフリップフロップで構成すればよく、ラインメモリ等のSRAMは不要なので回路規模的にはあまり問題視されない。
水平縮小手段10で指定の水平解像度に縮小された映像信号は、入力端子11から垂直縮小手段12へ供給される。
垂直縮小手段12は映像信号処理演算部であって、ラインメモリ13から読み出された映像信号を用いてフィルタ演算を行い、縮小処理を施すものである。ここで垂直フィルタは、演算に必要なタップ数分のデータをSRAM等のラインメモリに記憶しておかなければならない。このラインメモリは回路規模に大きく影響するので性能を決めるタップ数と、回路規模とのバランスを考慮する必要がある。
ラインメモリ13はワード数WのラインメモリをN本含んでいる。図中のM1〜M12はそれぞれ単体のラインメモリを示しており、N=12本の状態を示す。
メモリ制御手段14は、ラインメモリ13に含まれるN本のメモリの書き込みおよび読み出しの制御を行うものである。メモリ制御手段14は、入力端子11から入力される映像信号の1ライン分の水平画素数を記憶するのに十分なワード数となるようにK本のラインメモリを使用して、入力映像信号の1ライン分のデータを記憶する。そして、全てのラインメモリを用いて、最大N/Kライン分を記憶し、垂直フィルタのタップとする。
垂直縮小手段12は、メモリ制御手段14から出力されるラインメモリ13からの読み出しデータを使用してフィルタ演算および間引き処理を行う。縮小処理の場合は、入力信号のスルー(記憶しない)出力もタップとして使用できるので、(N/K)+1タップのフィルタ演算が可能である。また、入力端子11からは指定された縮小率に応じていろいろな水平画素数の映像信号が入力されるので、それぞれの入力水平画素数に応じたKの値を変更すれば良い。
コントローラ15は、上記Kの値を、メモリ制御手段14に与えるものである。一例としてワード数W=512ワード、N=12本、K=4とすると、水平画素数は2048まで対応可能で、ラインメモリに記憶できるライン数は3ラインとなり、縮小用フィルタは最大で4タップとなる。
最後に、垂直縮小手段12により縮小された映像信号は出力端子16から外部へ出力される。
次に、メモリ制御手段14の書き込み制御の詳細な動作説明を行う。図2は入力される水平画素数に対応したラインメモリ配置の概念図である。
図2(a)はK=4の場合のラインメモリ配置のイメージである。4本を1ライン分に割り当てている。2048画素まで対応できるが、タップ数は4タップまでとなる。図2(b)はK=2の場合で、2本を1ライン分に割り当てている。1024画素まで対応できるが、タップ数は7タップまでとなる。図2(c)はK=1の場合で、1本を1ライン分に割り当てている。512画素までの対応で、タップ数は13タップまでとることができる。
また、上記構成の動作タイミングについて、図3を参照しながら説明する。ただし簡単のためM1〜M4のラインメモリの動作のみを抽出して説明する。
図3(a)はK=4の場合のタイミング図であり、1ライン分の2048画素のデータを4領域A1〜A4に分割し、A1の期間のデータをラインメモリM1に、A2の期間のデータをラインメモリM2に、A3の期間のデータをラインメモリM3に、A4の期間のデータをラインメモリM4に、記憶するように書き込みタイミングを生成する(ライトイネーブル制御)。
図3(b)はK=2の場合のタイミング図であり、2ライン分の1024画素のデータをA1及びA2、並びにA3及びA4に分割する。1ライン分のデータを分割したA1、A2について、A1の期間のデータをラインメモリM1に、A2の期間のデータをラインメモリM2に、記憶するように書き込みタイミングを生成する。また、1ライン前のデータを分割したA3、A4について、A3の期間のデータをラインメモリM3に、A4の期間のデータをラインメモリM4に、記憶するように書き込みタイミングを生成する。この場合は2ライン分のメモリとして動作させることが出来る。
図3(c)はK=1の場合のタイミング図であり、1ライン分の512画素のデータA1について、A1の期間のデータをラインメモリM1に記憶する。1ライン前の512画素のデータA2について、A2の期間のデータをラインメモリM2に記憶する。2ライン前の512画素のデータA3について、A3の期間のデータをラインメモリM3に記憶する。3ライン前の512画素のデータA4について、A4の期間のデータをラインメモリM4に記憶する。この場合は4ライン分のメモリとして動作させることが出来る。ここで、図3における入力映像信号のn、n−1、n−2、n−3の付記はラインメモリに入力される映像信号のライン番号を意味しており、nは入力スルー、n−1は1ライン前、n−2は2ライン前、n−3は3ライン前、の信号であることを意味する。入力スルー以外はラインメモリから読み出されたデータを用いる。
次に図4を用いて、コントローラ15における垂直フィルタのタップ構成変更の動作を説明する。図4において、垂直同期信号は、入力映像信号の1フィールドまたは1フレーム期間(1V期間)を示す信号とする。図4によると、1V期間ごとにタップ構成を変化させることができることを示す。コントローラ15は、1V期間の開始のタイミングでKの値を変更してメモリ制御手段14のメモリ制御を変更する。同じ画角の原信号から2種類の縮小画像を得るときに回路を1つで実行できる。例えば動画であっても2V期間同じ時刻の画像を供給することにより、同時刻の2種類の違う解像度の画像を得ることができる。このように、コントローラ15は動的にタップ構成を変化させることができる。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2における映像信号処理装置の構成を示すブロック図である。ここで、映像信号処理演算の内容は入力映像信号を指定された解像度へ縮小する際の垂直縮小処理を行うものとして説明する。
図5は、実施の形態2における映像信号処理装置の構成を示すブロック図である。ここで、映像信号処理演算の内容は入力映像信号を指定された解像度へ縮小する際の垂直縮小処理を行うものとして説明する。
図5において、映像信号処理装置は、水平縮小手段20及び30と、入力端子21及び31と、垂直縮小手段22及び32と、ラインメモリ23と、メモリ制御手段24と、コントローラ25と、出力端子26及び33と、を含む。
このように構成された映像信号処理装置について、以下に動作を説明する。
一般的な例として、映像信号は輝度信号および色信号に分離されて入力される場合を考える。映像信号の解像度変換は輝度信号および色信号それぞれに対して実施しなければならない。図5に示す構成は、図1に示す構成を輝度信号用、色信号用の2系統用いている。但しそのまま2系統並べるのではなく、ラインメモリ23を共用している点が異なる。
まず、入力された輝度信号は水平縮小手段20にて、指定された出力解像度の水平画素数になるように水平方向の縮小処理を施される。水平縮小手段20で指定の水平解像度に縮小された輝度信号は、入力端子21から垂直縮小手段22へ供給される。
垂直縮小手段22は映像信号処理演算部であって、ラインメモリ23から読み出された輝度信号データを用いてフィルタ演算を行い、縮小処理を施すものである。
ラインメモリ23はワード数WのラインメモリをN本含んでいる。図中のM1〜M12およびN1〜N12はそれぞれ単体のラインメモリを示しており、N=24本の状態を示す。
一方、入力された色信号は水平縮小手段30にて、指定された出力解像度の水平画素数になるように水平方向の縮小処理を施される。水平縮小手段30で指定の水平解像度に縮小された色信号は、入力端子31から垂直縮小手段32へ供給される。
垂直縮小手段32は映像信号処理演算部であって、ラインメモリ23から読み出された色信号データを用いてフィルタ演算を行い、縮小処理を施すものである。
メモリ制御手段24は、ラインメモリ23に含まれるN本のメモリの書き込みおよび読み出しの制御を行うものである。メモリ制御手段24は、入力端子21および31から入力される輝度信号、色信号の1ライン分の水平画素数を記憶するのに十分なワード数となるようにK本のラインメモリを使用して、入力される輝度信号、色信号の1ライン分のデータを記憶する。このとき、記憶可能なライン数は輝度信号と色信号を合わせて最大N/Kライン分である。このうち、輝度信号にLライン分を割り当て、色信号用に最大N/K−Lライン分を割り当てる。すなわち、輝度信号にM=L×K本のラインメモリを割り当て、色信号用に最大N−M本のラインメモリを割り当てる。このように、輝度信号に割り当てられたラインメモリに輝度信号のデータを記憶し、色信号に割り当てられたラインメモリに色信号のデータを記憶し、これらを読み出して、それぞれ輝度信号の垂直縮小手段22および色信号の垂直縮小手段32に供給する。
コントローラ25は、Mの値を制御して(もちろんKの値も関係する)、輝度信号と色信号へのラインメモリの配分を調整する。
最後に、垂直縮小手段22により縮小された輝度信号は出力端子26から外部へ出力される。また垂直縮小手段32により縮小された色信号は出力端子33から外部へ出力される。
次に、メモリ制御手段24の書き込み制御の詳細な動作説明を行う。図6はラインメモリを輝度信号と色信号に分配する様子を説明する図である。図6(a)はN=24本のラインメモリを輝度信号に12本、色信号に12本用いる場合を示す。これをモードAとする。次に図6(b)はN=24本のラインメモリを輝度信号に20本、色信号に4本用いる場合を示す。これをモードBとする。
このように分配したときの輝度信号と色信号のラインメモリの使用例を図7に示す。図7(a)は上記モードAにおける輝度信号と色信号のラインメモリ構成の一例であり、水平画素数2048までを扱う場合を示す。輝度信号用に3ライン分のメモリを用い、最大4タップの垂直フィルタ演算が可能である。色信号用も3ライン分のメモリを用い、最大4タップの垂直フィルタ演算が可能である。図7(b)は上記モードBにおける輝度信号と色信号のラインメモリ構成の一例であり、水平画素数2048までを扱う場合を示す。輝度信号用に5ライン分のメモリを用い、最大6タップの垂直フィルタ演算が可能である。色信号用には1ライン分のメモリしか割り当てず、最大2タップの垂直フィルタ演算が可能である。
一般にフィルタ処理による解像度劣化は輝度信号の方が色信号より目立つ。よって輝度信号に周波数特性の良い、高次のフィルタを用いることが望ましい。例えば、縮小率が1倍〜1/2倍程度の場合であれば、色信号は2タップの直線補間による間引きを行えばよく、周波数特性は良くなくとも見た目に影響が目立ちにくい。色信号用であまったラインメモリを輝度信号に分配することにより、周波数特性の良い高次フィルタを用いることができるようにすることが目的である。しかし、色信号の信号帯域が高く、2タップの直線補間による間引きでは劣化が目立つ場合は、モードAの構成をとることもできる。
なお、本実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、コントローラ25は映像信号の垂直同期信号の示す1V期間単位にタップ構成を変化させることができる。入力映像信号の輝度信号と色信号のそれぞれの信号帯域に応じて変化させることができる。
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3における映像信号処理装置の構成を示すブロック図である。入力映像信号を指定された解像度へ縮小する際に、2段の縮小手段を用いて、中間解像度の映像信号を生成しながら指定した出力解像度の映像信号を得る構成を示す。
図8は、実施の形態3における映像信号処理装置の構成を示すブロック図である。入力映像信号を指定された解像度へ縮小する際に、2段の縮小手段を用いて、中間解像度の映像信号を生成しながら指定した出力解像度の映像信号を得る構成を示す。
図8において、映像信号処理装置は、第1の縮小手段40と、第2の縮小手段41と、ラインメモリ44と、メモリ制御手段45と、コントローラ46と、出力端子47と、を含む。第2の縮小手段41は、水平縮小手段42と、垂直縮小手段43と、を含む。
このように構成された映像信号処理装置について、以下に動作を説明する。
まず、入力された映像信号は、第1の縮小手段40にて第1の解像度変換を施される。図示していないが水平および垂直の縮小処理(フィルタ処理と間引き処理)を行う。垂直縮小処理においては上述のごとくラインメモリを必要とする。第1の縮小手段40からの出力データは中間解像度の映像信号である。必要があれば外部へ出力する。
この中間解像度の映像信号は、第2の縮小手段41へ入力され、指定された出力解像度に変換される。第2の縮小手段41は水平縮小手段42と垂直縮小手段43を備えている。
まず、水平縮小手段42は、指定された出力解像度の水平画素数になるように水平方向の縮小処理を施す。水平縮小手段42で指定の水平解像度に縮小された映像信号は、垂直縮小手段43へ供給される。垂直縮小手段43は、ラインメモリ44から読み出された映像信号を用いてフィルタ演算を行い、縮小処理を施す。
ラインメモリ44はワード数WのラインメモリをN本含んでいる。図中のM1〜M12はそれぞれ単体のラインメモリを示しており、N=12本の状態を示す。
メモリ制御手段45は、ラインメモリ44に含まれるN本のメモリの書き込みおよび読み出しの制御を行うものである。メモリ制御手段45は、第1の縮小手段40にS本のラインメモリを割り当て、第1の縮小手段40は中間解像度への変換のために使用する。次に残りの最大N−S本のラインメモリを第2の縮小手段41へ割り当て、第2の縮小手段41は出力解像度への変換のために使用する。
コントローラ46は、Sの値を制御して(もちろんKの値も関係する)、第1の縮小手段40と第2の縮小手段41へのラインメモリの配分を調整する。
最後に、垂直縮小手段22により縮小された輝度信号は出力端子47から外部へ出力される。
なお、本構成においては、中間画像の生成が不要な場合(縮小率があまり大きくない場合や、同時に中間画像が必要でない場合)に、第1の縮小手段40をバイパスして第2の縮小手段41の処理のみ行うこともできる。このときメモリ制御手段45は、コントローラ46からの指示に従い、第1の縮小手段40に割り当てていたラインメモリの資源を全て第2の縮小手段41へ配分するように動作する。
なお、本実施の形態3においても、実施の形態1、2と同様に、コントローラ46は映像信号の垂直同期信号の示す1V期間単位にタップ構成を変化させることができる。
なお、上記説明では映像信号に解像度変換処理を施す場合の説明を行ったが、垂直フィルタ演算を伴うあらゆる映像信号処理に適用可能である。
以上述べたように本発明の映像信号処理装置は、入力される映像信号の水平画素数に応じてラインメモリの構成を変えることによって、様々な倍率の解像度変換を実現することができるので、ラインメモリを冗長に備える必要がない。
また、輝度信号と色信号のそれぞれの信号帯域に応じて、輝度信号へ色信号のラインメモリ資源を割り当てることができるので、回路規模の増大を招くことなく画質向上を図ることができる。
また、高い倍率を実現する場合や複数の解像度の画像を得る用途にも、追加のラインメモリ資源を必要とせずに適用可能である。
よって、本発明はデジタルビデオカメラやビデオレコーダなどに用いる各種の映像信号処理装置やソフトウェアに極めて有用である。
10、20、30、42 水平縮小手段
11、21、31 入力端子
12、22、32、43 垂直縮小手段
13、23、44 ラインメモリ
14、24、45 メモリ制御手段
15、25、46 コントローラ
16、26、33、47 出力端子
40 第1の縮小手段
41 第2の縮小手段
11、21、31 入力端子
12、22、32、43 垂直縮小手段
13、23、44 ラインメモリ
14、24、45 メモリ制御手段
15、25、46 コントローラ
16、26、33、47 出力端子
40 第1の縮小手段
41 第2の縮小手段
Claims (7)
- 映像信号が入力される入力部と、
所定のワード数を有するN個のラインメモリと、
前記映像信号の水平及び垂直の画素数に応じて前記ラインメモリを組み替え、前記映像信号の1ライン分の画素数を格納するために必要な少なくともK個の前記ラインメモリに1ライン分の映像信号を格納し、多くともN/Kライン分のラインを前記ラインメモリに格納するよう制御するメモリ制御部と、
前記ラインメモリから読み出した映像信号を用いて所定の映像信号処理を行う映像信号処理演算部と、
を備える映像信号処理装置。 - 前記メモリ制御部は、
前記映像信号の水平及び垂直の画素数が変化したタイミングに合わせて、前記Kの値を変更する
請求項1記載の映像信号処理装置。 - 映像信号の輝度信号及び色信号が入力される入力部と、
所定のワード数を有する複数個のラインメモリと、
前記ラインメモリを分配し、分配したラインメモリにそれぞれ前記輝度信号及び前記色信号を格納するメモリ制御部と、
前記ラインメモリから読み出した輝度信号を用いて輝度信号用の映像信号処理を行い、前記ラインメモリから読み出した色信号を用いて色信号用の映像信号処理を行う映像信号処理演算部と、
を備える映像信号処理装置。 - 前記メモリ制御部は、
前記輝度信号及び前記色信号に対する前記映像信号処理の内容の変化に応じて、前記輝度信号と前記色信号に対するラインメモリの配分を変える
請求項3記載の映像信号処理装置。 - 前記映像信号処理演算部は、
前記ラインメモリを用いたフィルタ演算を行う
請求項1から4のいずれかに記載の映像信号処理装置。 - 前記映像信号処理演算部は、
前記ラインメモリを用いた、映像信号の解像度を変換するフィルタ演算を行う
請求項1から4のいずれかに記載の映像信号処理装置。 - 映像信号が入力される入力部と、
所定のワード数を有する複数個のラインメモリと、
前記映像信号から第1の解像度の中間画像を得る第1の解像度変換部と、
前記中間画像から第2の解像度の出力画像を得る第2の解像度変換部と、
前記第1の解像度変換部及び前記第2の解像度変換部に前記ラインメモリを分配し、割り当てるメモリ制御部と、
を備える映像信号処理装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014508311A (ja) * | 2010-12-08 | 2014-04-03 | 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント | 視線追跡を用いた適応的ディスプレー |
JP2015064556A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-04-09 | キヤノン株式会社 | 焦点検出装置及びその制御方法 |
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2009
- 2009-05-07 JP JP2009112446A patent/JP2010263394A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014508311A (ja) * | 2010-12-08 | 2014-04-03 | 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント | 視線追跡を用いた適応的ディスプレー |
JP2015064556A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-04-09 | キヤノン株式会社 | 焦点検出装置及びその制御方法 |
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