JP2010260591A - Two-part agent mixing container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、使用直前に簡単な操作のもとで主剤と副剤を均一な状態に混合して注出することができる二剤混合容器に関するものである。 The present invention relates to a two-component mixing container capable of mixing and dispensing a main agent and an auxiliary agent in a uniform state under a simple operation immediately before use.
種類の異なる内容物を使用直前に混合して注出する二剤混合容器は、医療分野で使用される薬剤や毛染め剤等のみならずお茶等の飲料分野へも適用される傾向にあり、その需要は今後益々増大していくと見込まれており、この点に関する先行技術としては、上部容器体を、中間筒部材を介して下部容器体の上に配置し、双方の容器を互いに逆向きに回動させてその相互間に配置した中栓の破断部を捩じ切ることによって開栓、上部容器体内に収容した液を下部容器体へ落下させて混合させるようにした二剤混合容器が知られている(特許文献1参照)。 Two-component mixing containers that mix and pour out different types of contents immediately before use tend to be applied not only to medicines and hair dyes used in the medical field but also to beverages such as tea, The demand is expected to increase further in the future, and the prior art in this regard is that the upper container body is placed on the lower container body via the intermediate cylinder member, and both containers are opposite to each other. A two-component mixing container which is opened by twisting the broken part of the inner plug disposed between them and twisting, and the liquid contained in the upper container body is dropped into the lower container body to be mixed. It is known (see Patent Document 1).
ところで、従来のこの種の混合容器、とくに、副剤を入れた収納筒の如きを容器体へ落下させるタイプのものにあっては、主剤と副剤との十分な混合を図るのが困難であり、注出の開始直後から終了間際に至る間までにおいて注出物の濃度の変動が避けられない等の不具合があり、未だ改良の余地が残されていた。 By the way, it is difficult to achieve sufficient mixing of the main agent and the auxiliary agent in a conventional mixing container of this type, in particular, a type in which a storage cylinder containing the auxiliary agent is dropped into the container body. However, there was a problem such as inevitable fluctuations in the concentration of the poured product from immediately after the start of dispensing to just before the end, and there was still room for improvement.
本発明の課題は、主剤と副剤とを簡単な操作のもとで均一に混合して排出できる新規な二剤混合容器を提案するところにある。 An object of the present invention is to propose a novel two-component mixing container capable of uniformly mixing and discharging the main agent and the auxiliary agent under a simple operation.
本発明は、主剤を充填する充填空間を有し、ピストンの押し込みにより注出ノズルを通して充填空間内の内容物を排出するメインシリンジと、このメインシリンジの注出ノズルに連結、離脱可能な口頚部を有し、該口頚部をメインシリンジの注出ノズルに連結して該ピストンの押し込みと引き戻し動作を誘導することによりその口頚部につながる本体部分に充填された副剤と主剤とを混合するサブシリンジとを備えたことを特徴とする二剤混合容器である。 The present invention has a main syringe that has a filling space for filling the main agent, and that discharges the contents in the filling space through the dispensing nozzle by pushing the piston, and a neck portion that can be connected to and removed from the dispensing nozzle of the main syringe. Sub-mixing the auxiliary agent and the main agent filled in the main body part connected to the mouth-and-neck portion by connecting the mouth-and-neck portion to the dispensing nozzle of the main syringe and inducing pushing and pulling-back operations of the piston A two-component mixing container comprising a syringe.
上記の二剤混合容器においては、メインシリンジに、ピストンを、メインシリンジの後端部へ向けて付勢する弾性支持部材を設けることができる。また、サブシリンジの口頚部内には、ピストンの押し込みと引き戻し動作に際して主剤と副剤の混合を促進するミキサーを配置するのが望ましい。 In the above two-component mixing container, the main syringe can be provided with an elastic support member that urges the piston toward the rear end portion of the main syringe. In addition, it is desirable to dispose a mixer in the mouth and neck of the sub-syringe that promotes mixing of the main agent and the auxiliary agent during the push-in and pull-back operations of the piston.
また、メインシリンジには、該メインシリンジの軸方向に沿って形成され、ピストンの押し込みと引き戻し動作を誘導する細長い窓孔を設けることができる。窓孔は、平行配置になる少なくとも二本の長孔と、メインシリンジの周方向に沿い設けられ、各長孔を相互につなぐ少なくとも一つの短孔からなるものがとくに好適であり、短孔については、各長孔を相互に区切る凸部を設けることができる。 In addition, the main syringe can be provided with an elongated window hole that is formed along the axial direction of the main syringe and guides the pushing and pulling operations of the piston. It is particularly preferable that the window hole is composed of at least two long holes arranged in parallel and at least one short hole that is provided along the circumferential direction of the main syringe and connects the long holes to each other. Can be provided with convex portions that divide the long holes from each other.
メインシリンジ内の主剤を、サブシリンジ内へ一旦送り出して副剤との混合を図り、さらに、混合にかかわる容物をメインシリンジへ吸引するようにしたので、二剤の均一な混合が可能となる。 The main agent in the main syringe is once sent into the sub-syringe to mix with the auxiliary agent, and the contents related to the mixing are sucked into the main syringe so that the two agents can be mixed uniformly. .
メインシリンジ内に配置されるピストンを該メインシリンジの後端部に向けて押しやる向きに付勢する弾性支持部材を設けておくことで、何らの負荷を加えることなしにサブシリンジ内の内容物をメインシリンジ内へ吸引することができる。 By providing an elastic support member that urges the piston arranged in the main syringe toward the rear end of the main syringe, the contents in the sub-syringe can be reduced without applying any load. Can be sucked into the main syringe.
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明にしたがう二剤混合容器の実施の形態を模式的に示したものであり、図2はメインシリンジの外観を示した図である。
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to the drawings.
FIG. 1 schematically shows an embodiment of a two-component mixing container according to the present invention, and FIG. 2 is a view showing the appearance of a main syringe.
図における1は筒状をなすメインシリンジである。このメインシリンジ1は、主剤の充填空間Mを形成するとともにピストンを摺動可能に配置する本体筒部1aと、この本体筒部1aの周り取り囲みその相互間にメインシリンジ1の後端部において開放された環状溝部1bを形成する外筒1cから構成されている。環状溝部1bにはスプリングの如き弾性部材Sが配置されている。
また、2は、メインシリンジ1の本体筒部1aの後端に設けられた開口(ピストンの導入口)、3は、メインシリンジ1の先端部に設けられた注出ノズルである。この注出ノズル3は、本体筒部1aにつながる通路rを有し、その外周壁にねじ部nが設けられた筒部3aと、この筒部3aの先端に一体的につながり、該筒部3aの通路rを通り抜けた内容物を開孔hから外界へ向けて排出する細径筒部3bからなる。
Further, 2 is an opening (piston inlet) provided at the rear end of the main body cylinder portion 1 a of the
4は、メインシリンジ1の本体筒部1a内に摺動可能に配置されるピストン、5は、ピストン4の後端部につながり、該ピストン4の押し込み、引き戻しを行うためのロッドである。このロッド5は、ピストン4の後端部に直接つながるロッド本体5aと、このロッド本体5aの後端部につながり、外筒1cに設けられた起立片1c′との協働下にピストン4の押し込み、引き戻しを行う操作部5bと、ロッド本体5aに一体的につながり、環状溝部1bにスライド可能に配置される先端開放型の大径筒部5cからなっており、ロッド5は体径筒部5cにおいて弾性部材Sによって支持されている(ロッド5には、ピストン4をメインシリンジ1の後端部へ向けて押しやる付勢力が作用している。)。
A piston 4 is slidably disposed in the main body cylinder portion 1a of the
6は、大径筒部5cの外周壁に設けられた突起、7は、メインシシリンジ1の外筒1cに設けられ、該突起6を位置せしめて大径筒部5cをガイドする細長い窓孔であり、この窓孔7は、メインシリンジ1の軸方向に沿って平行に延びる二本の長孔7a、7bと、メインシリンジ1の周方向に沿って伸延し、長孔7aの後端及び長孔7bの先端とをつなぐ短孔7cからなっており、各長孔7a、7bの範囲内でピストン4をスライドさせることができるようになっている。窓孔7は対向位置にももう一つ設けられていて、メインシリンジ1の先端側(注出ノズル3に近い方)に位置する長孔7bは、主剤をサブシリンジへ送出すときと、混合された内容物をメインシリンジ1から排出する時に突起6を誘導するガイドとして機能し、メインシリンジ1の後端側に位置する長孔7aについては、後述するサブシリンジの充填空間内に存在する内容物(主剤と副剤が混合されたもの)をメインシリンジ1の充填空間Mへ移行する際に突起6を誘導するガイドとして機能する。短孔7cは突起6を長孔7a、7bに移動させる際の切替ガイドとして用いるが、短孔7cの、長孔7b側の端面に突起6を当接させることによって弾性部材Sによる長孔7aでの、突起6の動きが規制される(ピストン4のストッパーとして機能する)。該短孔7cには、各長孔7a、7bを相互に区切り、突起6の不用意な位置ずれによるピストン4の移動を回避するため、使用者の力によって乗り越え可能な凸部7c1を設けておくのがよい。
6 is a protrusion provided on the outer peripheral wall of the large-diameter
8は、注出ノズル3の筒部3aに設けられたねじ部nに係合するねじ部n1を有するキャップである。このキャップ8はその内側に細径筒部3bの開口に適合する筒体8aを有しており、使用前(混合前)においてメインシリンジ1を密閉状態に保持する。
8 is a cap having a threaded portion n 1 that engages with the threaded portion n provided in
9は、筒状をなしその内側に副剤の充填空間を形成するサブシリンジである。このサブシリンジ9には、内周壁に沿ってスライド可能な中蓋9aが配置されている。
9 is a sub-syringe which forms a cylindrical shape and forms a filling space for the auxiliary agent inside thereof. The
10は、サブシリンジ9の後端部に配置され、中蓋9aのサブシリンジ9からの脱落を防止する抑え部材である。この抑え部材10は外気を導通させる開口10aを有している。
11は、サブシリンジ9の先端部分に一体連結して該サブシリンダ9の口頚部を形成する筒体である。この筒体11の内周壁には、注出ノズル3の筒部3aに設けられたねじ部nに係合するねじ部n2が設けられている。
12は、筒体11の内側に配置されたミキサーである。このミキサー12はサブシリンジ9の充填空間M1につながる通路を形成する筒部12aと、この筒部12aの内側に配置され、該筒部12aを通り抜ける際に内容物に乱流を生じさせて撹拌する撹拌子12bから構成されている。撹拌子12bは、図3(a)〜(c)に示すように、サブシリンジ9の軸芯に沿う軸体12b1と、この軸体12b1に一体的に固定保持されたリブからなっている。リブとしては、例えば、軸体12b1の先端部の対向位置に設けられた二枚の縦リブ12b2と、その後端につながり互いに逆向きの傾斜を有する傾斜リブ12b3と、この傾斜リブ12b3の後端に位置し、傾斜する向きを90°ずらして配置された傾斜リブ12b4、12b5とを組み合わせたものを適用することが可能であり、これにより主剤と副剤との混合がより一層促進される。傾斜リブについては、この例では、軸体12b1の軸芯に沿って3つ配置した場合について示したが、軸体12b1の先端から後端に向けて連続して延びる螺旋状リブを設けてもよく、この点については限定されない。
さらに、13は、筒体11の内周壁に設けられたねじ部n2に係合するねじ部n3を有するキャップである。このキャップ13はその先端部にミキサー12の筒部12aの開口端に適合する凸状の隔壁部13aを有しており、使用前(混合前)においてサブシリンジ9を密閉状態に保持する。
Further, 13 is a cap having a threaded portion n 3 that engages with the threaded portion n 2 provided on the inner peripheral wall of the
メインシリンジ1内の主剤と、サブシリンジ9内の副剤を混合して排出するには、まず、それぞれに取付けられたキャップ8、13を取り外し、メインシリンジ1の注出ノズル3の筒部3aを、サブシリンジ9の口頚部を形成する筒体11にねじ込んで相互に連結する。そして、ロッド5の操作部5bを把持してピストン4を図4に示すように注出ノズル3側へ向けて押し込む。この押し込みによりメインシリンジ1内に充填されていた主剤は、筒部12aを通ってサブシリンジ9の充填空間M1内へと移行して主剤と副剤が混合される。
In order to mix and discharge the main agent in the
主剤がサブシリンジ9の充填空間M1へ移行したのち、ピストン4の押し込みにかかる力を取り除くと、弾性部材Sによってピストン4はロッド5とともに、メインシリンジ1の後端部へ向けて移動し、この移動に伴うメインシリンジ1の充填空間M内の負圧により、サブシリンジ9内の内容物は、図5に示すように、メインシリンジ1の充填空間M内へと吸引され、この時、内容物はミキサー12の撹拌子12b(縦リブ12b2、傾斜リブ12b3、12b4、12b5)を通ることになるので、主剤と副剤はここでより一層撹拌されて均一な混合状態となる。
After the main agent moves to the filling space M 1 of the
サブシリンジ9の充填空間M1内の内容物が全てメインシリンジ1の充填空間Mに移行したのちは、サブシリンジ9をメインシリンジ1から取り外して図6に示すようにロッド5の操作部5bに適宜押圧力を付与してピストン4を移動させればよく、これにより均一に混合された内容物が注出ノズル3から排出される。
After all the contents in the filling space M 1 of the sub-syringe 9 have moved to the filling space M of the
上掲図1〜6に示した二剤混合容器においては、弾性部材Sを用いてロッド5を弾性支持するようにしたが、該弾性部材5を配置するような構成を採用せずともよく、これによりメインシリンジ1の径の細径化が可能になる利点があり、この場合、ピストン4の移動は手動によって行うことになる。
In the two-component mixing container shown in FIGS. 1 to 6, the
この種の容器おいては、混合した内容物は一度に使い切るのが普通であるが、使い方によっては、少量ずつ小出にして排出する場合もあり、小出し排出に対応させるため外筒1cには窓孔7に沿って目盛りを設けておくこともできる。
In this type of container, it is normal to use up the mixed contents at one time, but depending on how it is used, it may be dispensed in small portions and discharged. A scale can be provided along the
また、小出し排出においては、適正な量が排出できるように、ピストン4の移動が多段階になるような図7に示すような段付きの窓孔14を設けるか、あるいは図示はしないが凹凸を設けて多段階に排出ができるようにしておけばよい。とくに図7に示すような段付きの窓孔14(長孔14a〜14d、短孔14e〜14g、凸部14h〜14j)を設けたものにあっては、定量注出が可能であり、ピストン4を移動させる際に付加された押圧力を取り除いたときに該弾性部材Sによりピストン4が初期位置へとすぐさま復帰するのでバックサクションが期待でき、内容物の垂れを回避できる利点がある。
Further, in the small discharge, a stepped
図8は、本発明にしたがう二剤混合容器のさらに他の例を示した図である。この例は、長孔7aに長孔7a′を設けて長孔7bと同様の位置まで延長したものであり、メインシリンジ1の充填区間Mにある主剤をサブシリンジ9へ移行させる場合には長孔7bを使用し、サブシリンジ9の充填空間M1内の内容物をメインシリンジ1へ移行させる際には、突起6が長孔7aに位置するように本体筒部1a(あるいはロッド5)を回動させればよく、さらに混合済の内容物をメインシリンジ1から排出するには、そのままロッド5を押圧すればよく、この時、突起6は長孔7a、長孔7a′に沿って移動することになる。
FIG. 8 is a view showing still another example of the two-component mixing container according to the present invention. In this example, a
簡単な操作でもって主剤と副剤の均一混合が可能な二剤混合容器が提供できる。 A two-component mixing container capable of uniformly mixing the main agent and the auxiliary agent with a simple operation can be provided.
1 メインシリンジ
1a 本体筒部
1b 環状溝部
1c 外筒
2 開口
2a べース
3 注出ノズル
3a 筒部
3b 細径筒部
4 ピストン
5 ロッド
5a ロッド本体
5b 操作部
5c 大径筒部
6 突起
7 窓孔
7a 長孔
7a′ 長孔
7b 長孔
7c 短孔
8 キャップ
9 サブシリンジ
9a 中蓋
10 抑え部材
10a 開口
11 筒体
12 ミキサー
12a 筒部
12b 撹拌子
13 キャップ
13a 隔壁部
14 窓孔
M 充填空間
M1 装填空間
S 弾性部材
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JP2014028040A (en) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | Mixture ejecting device |
JP2015509434A (en) * | 2012-03-08 | 2015-03-30 | ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニーBecton, Dickinson And Company | Drug reconstitution system |
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JP2004049668A (en) * | 2002-07-23 | 2004-02-19 | Nipro Corp | Pre-filled syringe kit |
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