JP2010258489A - 映像表示装置、受信装置、送受信システム、及び映像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】選局操作時に受信側および/または送信側のバッファ内のデータを破棄した上でバッファ容量を調節することで、選局したチャンネルへの表示切替を速くし、また、一定時間後にバッファ容量を元のサイズに戻す方法において、バッファ容量を元のサイズに戻しバッファ内のデータ量を確保する処理が適切な方法やタイミングで行われない場合、映像や音声の途切れが発生したりなど、ユーザが視聴中に違和感を感じてしまうおそれがある。
【解決手段】バッファ容量増加およびバッファ内にデータを蓄積する処理を行う際、バッファリング時間確保のためのわずかな遅延時間を意図的に挿入し、データを蓄積する処理を行う。遅延時間は、例えばシーン切り替わり時などユーザが気づきにくいタイミングでわずかずつ挿入する。
【選択図】図1
【解決手段】バッファ容量増加およびバッファ内にデータを蓄積する処理を行う際、バッファリング時間確保のためのわずかな遅延時間を意図的に挿入し、データを蓄積する処理を行う。遅延時間は、例えばシーン切り替わり時などユーザが気づきにくいタイミングでわずかずつ挿入する。
【選択図】図1
Description
技術分野は、受信機および映像表示装置に関する。
特許文献1には、「映像信号のリアルタイム伝送を行う際、受信側でTVチャンネルの切替え時に発生する遅延時間を小さくする」ことを課題とし、その解決手段として「送信側から受信する映像信号のチャンネルを選択し、選択情報を生成するチャンネル選択手段212と、送信側から前記データを受信するデータ受信手段213と、受信されたデータを一時蓄積する受信用バッファ201と、受信用バッファ201に一時蓄積されたデータを読み出すパケットデータ読み出し手段202と、読み出されたデータからパケットデータを読み出して復号化を行い、映像信号を生成する復号化手段204と、制御情報に基づき、前記受信用バッファを制御する受信用バッファ制御手段211とを備え、受信用バッファ制御手段211は、制御情報の入力を受けると、データ受信バッファ201に一時蓄積されていたパケットデータを消去し、蓄積容量を変更する」ことが記載されている(特許文献1要約参照)。
特許文献1には、ネットワークに接続された映像伝送装置および映像受信装置において、通信回線の速度や帯域幅など(以降、通信環境とする)の影響による復号化時の映像破綻を軽減するためのバッファメモリ使用時に、バッファへのデータ蓄積待ち時間による遅延により選局したチャンネルへの表示切替時間が長くなることを課題とし、その課題を解決するために、選局操作時に受信側および/または送信側のバッファ内のデータを破棄した上でバッファ容量を調節することで、選局したチャンネルへの表示切替を速くし、また、一定時間後にバッファ容量を元のサイズに戻すことで通常の動作に戻す方法が開示されている。
しかし、特許文献1では、バッファ容量を元のサイズに戻し、バッファ内のデータ量を確保する処理については詳細が述べられていない。そのため、この処理が適切な方法やタイミングで行われない場合、映像や音声の途切れが発生したりなど、ユーザが視聴中に違和感を感じてしまうおそれがある。
上記課題を解決するために、本発明の一実施の態様は、例えばデータ伝送経路中のバッファの容量を調節する構成において、バッファ容量増加およびバッファ内にデータを蓄積する処理を行う際、バッファリング時間確保のためのわずかな遅延時間を意図的に挿入し、データを蓄積する処理を行う。遅延時間は、例えばシーン切り替わり時などユーザが気づきにくいタイミングでわずかずつ挿入する。選局時にはバッファ容量を最小とすることでバッファでのデータ滞留時間を短縮し、継続視聴時にはユーザが気づきにくいタイミングでバッファ容量増加およびバッファリング時間挿入を行うことでバッファ内の蓄積データを増加する。
上記手段によれば、例えばLANなどのネットワークを構成し、受信機が受信した放送を映像表示装置により取得・選局し視聴する場合、映像表示装置で視聴する番組の選局時間を短縮し、かつ長時間視聴時には安定なデータ受信・視聴を可能にする方法を、ユーザに違和感を与えないように実現できるという利点がある。
以下、実施例を説明する。ただし、本発明は本実施例に限定されない。
近年、放送局から受信した映像や、インターネット経由でダウンロードした映像データを録画機器が持つ蓄積装置に蓄積し、LAN(Local Area Network)などのホームネットワークを介して、データが蓄積されている録画機器以外(離れた部屋にある映像表示装置など)からでも映像を視聴することを目的とし、DLNA(Digital Living Network Alliance)規格に対応した録画機器や映像表示装置が普及し始めている。DLNAは、映像機器やパソコンなどに蓄積された映像や音楽などのコンテンツを、ホームネットワークで共有する際に必要となる機器相互接続の標準化規格である。 DLNAでは、蓄積済みのコンテンツの配信だけでなく、ライブ放送映像の配信(受信した放送をネットワークを介して他の機器に配信すること)や携帯端末との連携などもサポートしている。
DLNAの基本的な構成では、映像・音声などのコンテンツを蓄積した装置(サーバ)には、映像として例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)規格などにより符号化されたデジタルコンテンツが記憶され、またそのコンテンツに関する情報(ジャンルや説明、録画時刻など)も同じく記憶されている。
DLNAの基本的な構成では、映像・音声などのコンテンツを蓄積した装置(サーバ)には、映像として例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)規格などにより符号化されたデジタルコンテンツが記憶され、またそのコンテンツに関する情報(ジャンルや説明、録画時刻など)も同じく記憶されている。
一例として、受信した放送データを蓄積した受信機(サーバ)と、別の場所にある映像表示装置(クライアント)がネットワーク接続され、クライアントで視聴するというシステム構成について説明する。ユーザがクライアントを操作してサーバにアクセスすると、クライアントはサーバから前記コンテンツに関する情報をリストにして取り寄せる。クライアントは取り寄せたリストを画面に表示し、ユーザは再生するコンテンツを当該リストから選択する。
選択された情報はネットワークを介してクライアントからサーバへ送信され、これに応答して指定されたコンテンツの符号化データがサーバからネットワーク経由でクライアントに送信される。クライアントは受信したデータを復号化し、映像・音声としてユーザに提供する。以上のような仕組みで、ネットワーク経由で他の機器に蓄積してあるコンテンツを視聴することができる。
また、他の例として、サーバが放送受信部を備え、放送受信部で受信中のライブ放送をサーバからクライアントへ再配信する場合について説明する。サーバは例えば電子番組表から得られる情報を前記のコンテンツに関する情報として利用し、上記と同様の手順でユーザによってクライアントからリストの問い合わせがあると、サーバは番組情報をクライアントへ送信する。
ユーザがクライアントの画面上に表示された番組リストから選択するか、リモコン操作により所望の番組を指定すると、指定された情報がネットワークを介してクライアントからサーバへ送信される。サーバは指定された番組を受信するようにチューナを制御してチャンネルを変更すると、該当する番組の符号化データを取り出し、これをホームネットワーク経由でクライアントへ送信する。そして、前述の蓄積コンテンツの場合と同様にクライアントはホームネットワークを介して受信したデータを復号化し、ライブ放送としてユーザに提供する。以上のような仕組みで、ネットワーク経由で他の機器が受信したライブ放送を視聴することができる。
本実施例で取り扱うデータ形式の例としてMPEG2−TS(Transport Stream)について簡単に説明する。MPEG2−TSは、1本のストリーム中に複数のプログラムを構成することができ、かつ強力な誤り符号訂正処理が可能であることから、放送やネットワークなどデータの伝送誤りが発生しうる環境での伝送に適しているため地上デジタル放送などに使用されている。
MPEG2−TSでは、映像データや音声データ、またその他データなどをそれぞれパケットと呼ばれる適当な長さのストリームに分割し、適宜ヘッダなどの付加情報を追加した上で、それらの複数のパケットをPES(Packetized Elementary Stream)パケットと呼ばれるパケットとしてグループ化し、さらにそれを1パケット188バイトで構成されるTSパケットとして再分割し、このTSパケットをデータ伝送時の1単位とする。
また、TSパケットのネットワーク伝送時は、放送局からの伝送と異なり、帯域幅などの通信環境の影響を受け、送信側の意図したタイミングで受信側にデータが届かないことがあるため、例えばTSパケットの先頭にタイムスタンプを付加し、受信側でバッファリングすることにより、バッファからタイムスタンプに基づく時刻にデコーダへ伝送すれば、放送と同様に送信側が意図したタイミングでデコードが行える。
次に、例としてMPEG2−TSで符号化されたコンテンツを再生する場合の映像表示装置の動作を簡単に説明する。MPEG2−TSでは、送信側が意図したとおりに受信機で映像と音声を同期して再生できるように、受信機が参照する時刻情報値プログラムクロックリファレンス(PCR)を多重して送信する。
まず、受信機に入力されるトランスポートストリーム(TS)からプログラムアソシエーションテーブル(PAT)/プログラムマップテーブル(PMT)を取得し、目的のプログラム識別子(PID)を判別する。判明したPIDを持つTSパケットを取得し、映像データ、音声データ、PCRに分離する。
次に、上記で得られたPCRをシステムタイムクロック(STC)カウンタの計数値の初期値として設定した後、カウンタの計数値を増加させ、各映像データに付随している復号時刻情報(DTS)がこの計数値に一致した時刻にデコード(復号)を行い、映像または音声データに付随する再生出力時刻情報(PTS)が一致した時刻に再生(表示)を行う。以上の処理により、MPEG2−TS形式のデータを再生することができる。
次に、本実施例におけるシステム構成図の例を図1に示す。ここで、チューナにより放送波を受信し、ネットワーク(ここではLAN103とする)に送信することができる機器を受信機104、受信機104が受信した放送波のデータをネットワーク経由で取得し表示するものを映像表示装置101とする。以下、図1の符号について説明する。
映像表示装置101は、LAN103に接続され、リモコン102による操作を受け付ける。受信機104は、LAN103に接続され、放送波を受信可能なアンテナ105を備える。この構成では、受信機104がアンテナ105で受信した放送波から得た番組データを配信し、LAN103に接続された映像表示装置101で番組データを受信し視聴することができる。選局要求は、映像表示装置101に対しリモコン102を用いて行うことで、LAN103を介して受信機104に伝達される。
映像表示装置101の構成の一例を示す図を図2に示す。映像表示装置101は、リモコン102、ユーザインターフェース部201、選局制御部202、ネットワークインターフェース部203、設定記憶部204、分離部205、PCR取得部206、STCカウンタ207、映像/音声デコード部208、シーン切替わり検出部209、映像出力部210、音声出力部211、制御部212、VCXO213を備え、各機能ブロックはシステムバス214により接続する。
このうち、ネットワークインターフェース部203については、内部の構成の一例を示す図を図3に示す。ネットワークインターフェース部203は、受信バッファ301、受信バッファ制御部302、パケット解析部303、パケット生成部304、ネットワーク制御部305を備え、システムバス306によって接続される。ネットワークインターフェース部203のシステムバス306は、映像表示装置101のシステムバス214と接続される。
この例では、映像表示装置101内のネットワークインターフェース部203を除く各機能ブロックの制御は制御部212が行う。ネットワークインターフェース部203内の各機能ブロックの制御はネットワーク制御部305が行い、ネットワークインターフェース部システムバス306およびシステムバス214により制御部212と通信する。以上の構成により、映像表示装置101の制御を行う。ただし上記に限らず、制御部212がシステムバス214およびネットワークインターフェース部システムバス306を使用して、ネットワークインターフェース部203を含めた全ての機能ブロックを制御してもよい。
映像表示装置101のハードウェア構成図の一例を図22に示し、図2のシステム構成図との対応について説明する。図22のシステム制御用LSI2201は、図2の選局制御部202、分離部205、PCR取得部206、STCカウンタ207、映像/音声デコード部208、制御部212の機能を備える。ネットワーク制御用LSI2202は、ネットワークインターフェース部203に対応する。リモコン受光部2203は、ユーザインターフェース部201に対応する。発振器2204は、VCXO213に対応し、また各ブロックに必要なクロックを供給する。メモリ2205は、各ブロックが必要に応じて記憶装置として利用する。パネル2206は、映像出力部210に対応する。スピーカ2207は、音声出力部211に対応する。システムバス2208は、システムバス214に対応する。
以下、図2と図3を用いて、映像表示装置101の各機能ブロックの基本的な動作について説明する。映像表示装置101は、リモコン102による選局指示をユーザインターフェース部201にて取得し、その選局情報を選局制御部202が取得する。選局制御部202は、ネットワークインターフェース部203へ選局情報を伝達する。
図3に示すネットワークインターフェース部203では、ネットワーク制御部305により制御されるパケット生成部304において、選局制御部202より伝達された選局情報をネットワークで送信可能なパケットに変換する。このパケットをLAN103へ送出することで、LAN103に接続された受信機104へ選局情報を送信する。
映像表示装置101が送信した選局情報に基づき、受信機104は受信したデータから、映像/音声データおよび再生制御データ(以降、これらをまとめて配信データと呼ぶ)を映像表示装置101へ送信する。なお、受信機104の説明は図4を用いて後述する。
受信機104により送信された配信データを映像表示装置101が受信した場合、受信したデータをネットワークインターフェース部203内部のパケット解析部303により取得し、その中からTCP(Transmission Control Protocol)ヘッダなどのネットワーク伝送時のみに必要なデータを取り除き、配信データのみを受信バッファ301に蓄積する。パケット解析部303はネットワーク制御部305により制御される。
受信バッファ301に蓄積したデータは、ネットワーク制御部305が分離部205へ伝送する。分離部205は映像/音声データと、PCRなどの再生制御用データとに分離する。このうち、映像/音声データは映像/音声デコード部208に、再生制御用データはPCR取得部206へ伝送する。
PCR取得部206は、再生制御用データ中のPCRを取得し、STCカウンタ207を補正する。STCカウンタ207はVCXO213のクロックによりカウント動作を行う。このSTCカウンタ207に基づき、映像/音声デコード部208は再生用データをデコードする。デコードにより得た映像データ/音声データは、映像/音声デコード部208が映像出力部210/音声出力部211に伝送し、出力する。
次に、映像表示装置101に必要となる機能ブロックについて説明する。これらは、上記で説明した基本的な動作に機能を追加するものである。
映像/音声デコード部208には、シーン切替わり検出部209が接続され、デコード動作の結果からシーンの切替わりを検出したことをネットワークインターフェース部203内部の受信バッファ制御部302に通知する。受信バッファ制御部302は、受信バッファ301の容量を制御する。
設定記憶部204はバッファ容量の大きさなどの設定値をあらかじめ保持しておき、受信バッファ制御部302は設定記憶部204に保持してある値に基づいてバッファの容量を制御することができ、また設定記憶部204に新たに値を設定できる。本実施例では、図22のシステム制御用LSI2201がシーン切替わり部209の機能を備え、図22のメモリ2205が設定記憶部204に該当するものとする。
受信機104の構成の一例を示す図を図4に示す。受信機104は、ネットワークインターフェース部401、選局制御部402、チューナ部403、アンテナ105、分離部404、制御部405を備え、システムバス406によって接続される。
受信機104のハードウェア構成図の一例を図23に示し、図4のシステム構成図との対応について説明する。図22のシステム制御用LSI2301は、図2の選局制御部402、分離部404、制御部405の機能を備える。ネットワーク制御用LSI2302は、ネットワークインターフェース部401に対応する。チューナユニット2303は、チューナ部403に対応する。発振器2304は、各ブロックに必要なクロックを供給する。メモリ2305は、各ブロックが必要に応じて記憶装置として利用する。システムバス2306は、システムバス406に対応する。
以下、図4を用いて、受信機104の基本的な動作について説明する。受信機104は、ネットワークインターフェース部401にてLAN103に接続された映像表示装置101からの選局情報を受け付ける。選局制御部402は、選局情報に基づきチューナ部403へ選局動作を行わせ、また配信データを分離するために必要な情報を分離部404へ伝達する。チューナ部403はアンテナ105により受信した放送波を分離部404で取り扱えるデータとして取得する。
分離部404は、チューナ部403が取得したデータから、選局制御部402から伝達された情報に基づき配信データを分離しネットワークインターフェース部401に伝送する。ネットワークインターフェース部401は配信データをLAN103に対応した形式のパケットに変換し、送出する。
次に、映像表示装置101で、受信機104からの配信データを再生する場合の処理の一例を図5に示す。映像表示装置101は、LAN103で接続された受信機104とのコネクション確立により処理を開始し、ステップ501(以下、「ステップ」を「S」と略記する。)に遷移する。
S501では、リモコン102による選局指示があればS502へ遷移する。S501において選局指示がない場合はS503へ遷移する。S502では、パケット生成部304により選局情報をネットワーク伝送可能なパケット形式に変換した後、LAN103で接続された受信機104のネットワークインターフェース部401へ送信し、S503へ遷移する。
S503では、受信機104の動作により映像表示装置101へ選局情報に基づく配信データが送信される。受信機104の処理の一例は図6に示し、詳細は後ほど説明する。S504では、受信機104からの配信データを受信したかどうかを監視し、データを受信した場合、S505へ遷移する。
S504でデータを受信しなかった場合は、S507へ遷移する。S505では、受信したデータ量が、受信バッファ301の受信バッファ容量上限値(すなわち受信バッファ領域全てに受信データが書き込まれた状態)に達するかを確認する。受信バッファ容量上限値に達している場合、S506へ遷移する。S505において、受信データ量が受信バッファ容量上限値に達していない場合は、S503の受信機の動作を待ち、受信バッファ301にデータが上限値まで蓄積するのを待つ。
S506では、制御部212が受信バッファ301に蓄積されている配信データを、分離部205を経由して映像/音声デコード部208へ転送しデコードを行い、映像出力部210および音声出力部211で出力を行う。上記の処理は受信機104とのコネクションが切断されない限り繰り返すものであるので、S507でコネクションが切断されない場合は再びS501へ遷移し、コネクションが切断されると処理を終了する。
次に、受信機104で、映像表示装置101からの選局要求に基づき配信データを送出する場合の処理の一例を図6に示す。受信機104では、映像表示装置101とのコネクション確立により処理を開始し、S601に遷移する。
S601では、ネットワークインターフェース部401で映像表示装置101からの選局要求を受け付ける。選局要求があった場合、S602へ遷移する。S602では、選局制御部302およびチューナ部403の動作によって取得した放送データから、分離部404により選局情報に該当する番組データを分離・取得しS604へ遷移する。
映像表示装置101からの選局要求がない場合は、S601からS603へ遷移し、その時点で選局制御部402が選局している番組データを引き続き取得する。S604において、ネットワークインターフェース部401は、S604で得られた番組のデータを取得し、それをLAN103へ伝送するための配信データの形式に変換しS605へ遷移する。
S605では、配信データを映像表示装置101に送信し、S606へ遷移する。上記の処理は映像表示装置101とのコネクションが切断されない限り繰り返すものであるので、S606でコネクションが切断されない場合は再びS601へ遷移し、コネクションが切断されると処理を終了する。
本実施例では、上記で説明した構成において、映像表示装置101の受信バッファ301の容量を可変とすることで、選局時間の速さと映像破綻発生の軽減とを両立する。選局指示が行われたとき、受信バッファ容量を、復号に必要な最低限のデータ量を蓄積できるだけの最小の状態(例えば、映像/音声各1フレーム分のデータに相当するサイズ)とすることで、受信バッファでのデータ滞留時間を短縮し、選局時間を短縮する。それに加えて、一定時間視聴後(すなわち、しばらく選局操作がなかった場合)、ユーザが継続して同番組を視聴すると判断し、シーン切り替わり時(コマーシャルとの切り替わり時も含む)に、短時間のデコード停止期間を設け、その時間内に蓄積可能なデータのサイズ分だけ受信バッファ容量を増加し、かつ増加量分のバッファリングを行うことで、以降の視聴中により安定にデータ受信できるようにする。以降、上記処理を受信バッファ制御と呼ぶ。
本実施例でシーン切替わり検出時に受信バッファ制御を行う理由は、シーン切替わり前後では映像/音声が連続していないため、受信バッファ制御により生じる遅延時間(デコードを停止期間および増加サイズ分のバッファリングを行う時間)をユーザが認識しにくいためである。
映像表示装置101における受信バッファ制御の具体的な手順の例を図7に示す。バッファ制御処理は図5のS501の内部処理に相当する。
映像表示装置101に対して選局指示が行われた場合、S701からS702へ遷移し、映像表示装置101の受信バッファ301の蓄積容量を最小値に設定する。最小バッファ容量は接続環境、または映像/音声デコード部208のデコード性能に応じた初期値をあらかじめ設定記憶部204に保持しておき、その値を利用するものとする。受信バッファ容量を最小化した後、処理を終了する。
選局動作の後、ユーザが番組を引き続き視聴する場合、視聴中は選局指示が行われないことになるので、S701からS703へ遷移する。ここで、選局指示が行われない時間を継続視聴時間と定義する。映像表示装置101は、S703において継続視聴時間を監視し、あらかじめ設定しておく閾値(Thとする)を超過した場合、その際ユーザが視聴しているチャンネルを継続して視聴している状態(以下、「継続視聴状態」とする。)であると判断し、S703からS704に遷移する。
継続視聴時間が閾値Th以下の場合は、S701において選局要求が行われるか継続視聴時間がThになるまで受信バッファの操作を行わない。これは、いわゆるザッピングなど、チャンネルを頻繁に切り替える操作をユーザが行っている場合は、常に受信バッファを最小としておき選局時間を短縮するためである。
S704において、シーンの切替わりが発生したことをシーン切替わり検出部209が検出した場合、S705へ遷移する。S704でのシーン切替わり検出の具体的な手法については後述する。S704でシーン切替わりが発生しなかった場合は、S701へ遷移し、選局要求の有無を判定する。
S705では、デコード処理を一時停止し、S706へ遷移する。S705におけるデコード処理の一時停止とは、映像/音声出力を停止し、映像/音声デコード部208へ一時停止を要求(このときデコーダ内部のバッファに蓄積されたデータは削除せず保持する)、映像/音声デコード部208へのデータ転送中断、という一連の処理のことである。このとき、デコードのタイミングの基準となるSTCカウンタの値は設定記憶部204に一時的に保持しておく。
S706では、受信バッファ制御部302が設定記憶部204にあらかじめ設定しておいた増分値だけ受信バッファ容量を増加しS707へ遷移する。このとき、映像/音声デコード部208が一時停止状態となっているため、受信バッファ内の蓄積済みデータは消費されず、かつ新たなデータを受信することで、受信バッファ内の蓄積データ量が増加する。S706での受信バッファ容量の増分値の決定方法は後述する。
S707では、一時停止状態のデコード処理を再開し、S708に遷移する。S707におけるデコード処理の再開とは、映像/音声デコード部208の一時停止解除、映像/音声デコード部208へのデータ転送再開、映像/音声出力再開という一連の処理のことである。このとき、STCカウンタ値はS705で保持しておいた値を用いる。
S708では、S706のバッファ容量増加処理により、バッファ容量増加量があらかじめ定めた増加量上限値に達したかを判定する。増加量上限値は、設定記憶部208にあらかじめ適切な値を設定しておき、これを読み出して、その時点までの増加量と比較することで判定を行う。増加量上限に達している場合、映像表示装置101で安定な再生を行うのに十分なバッファ容量を保持していると判断し、さらにバッファ容量を増やす必要はないため、処理を終了する。
S704においてシーン切替わりを検出しない場合は、S701において選局要求が行われるか、またはシーン切替わりが検出されるまでバッファの操作を行なわず、S701、S703、S704の処理を繰り返し待機する。
S706の処理によりバッファ容量が増加した状態から、S701で選局指示が行われた場合には、S702へ遷移しバッファ容量を最小の容量に再設定し、同時にバッファ内に蓄積済みの前チャンネルのデータを破棄する。この処理により、バッファに即時に新しいチャンネルのデータが蓄積し始めるため、バッファリング時間を短縮できる。以上の処理により受信バッファ容量を制御する。なお、上記受信バッファ制御は本構成による視聴中は常に動作するものであるので、図7における処理終了後も、選局動作が行われる等によりバッファ容量が増加量上限に達しなくなった場合は、同処理を再開する。
継続視聴状態と判別するための閾値Thの決定方法は、例えば視聴中の番組情報を取得しその番組の構成に基づき経験的に決定する方法がある。例えば番組情報にて放送時間と番組のジャンルを取得し、ドラマを視聴中と判定した場合、ドラマであればCMからCMまでの期間は継続して視聴すると推定できるので、継続視聴時間閾値ThはCMからCMまでの間隔より短い値(例えば1時間ドラマであれば、CMからCMの間隔を15分と仮定し、Thはそれより短い3分)とする。
また別の方法として、ユーザが頻繁にチャンネルを切り替える操作(ザッピング)を行ったときのチャンネル切替時間間隔を設定記憶部204などに記録しておき、最新数回分のチャンネル切替が行われた回数から平均のチャンネル切替時間間隔を算出し、その時間より長い時間(例として2倍程度の時間)を閾値Thと定める方法もある。この方法では、ユーザがザッピングと継続視聴を繰り返す場合にも、受信バッファ制御の回数を増やすことができる。ただし、継続視聴時間閾値Thの決定方法は上記に限定されない。
シーン切替わりの検出方法は、例えば音声モード(例としてステレオ/モノラルの区別や音声多重方式)の変化を検出する方法がある。一般的な放送では、CM切替わり時には音声モードが変化するため、CM検出などによく用いられる方法である。この変化を検出した場合、シーンの切替わりと判定する。
また別の方法として、デコードした映像データから、輝度ヒストグラムなどの映像の輝度情報を利用する方法がある。この方法では、シーンが連続している箇所においては、輝度ヒストグラムは概ねなだらかに変化し、シーン切替わり時には輝度ヒストグラムが急激に変化することを利用する。具体的には、輝度ヒストグラム変化量の閾値を適切に設定し、輝度ヒストグラムの遷移を逐次参照しておき閾値を超える変化量となった映像データの前後をシーン切替わり時と判定する。ただし、シーン切替わり検出方法は上記に限定されない。
シーン切替わりごとのバッファ容量の増分値は、受信データのビットレートなどを考慮し、またユーザがシーン切替わりの際のデコード停止期間を長く感じない程度の時間分を目安として設定するものとする。例えば映像表示の1フレームに相当する時間分、すなわち33ms分のデコード停止期間を設け、その分のバッファリング時間を確保する。ただし、バッファ容量の増分値設定方法は上記に限定されない。
上記実施例1は、シーン切り替わり時に受信バッファ制御によりバッファ量を増加させるものであるが、本実施例は映像表示装置101で表示中の映像に破綻が発生した場合にもバッファ量を増加させる。映像破綻が発生した場合、受信データに欠落がある可能性が高く、そのバッファ量では安定な表示ができないと判断しうるためである。
また、映像破綻が発生したタイミングであれば、バッファ制御に伴う映像の一時停止にユーザが気づきにくいという利点がある。本実施例における構成の一例を示す図を図8に示す。図8において図2と同じ符号を付加したものについては説明を割愛する。
図8において、映像破綻検出部801は、映像/音声デコード部208と接続され、デコード時の映像破綻発生を検出し、ネットワークインターフェース部203の受信バッファ制御部302へ映像破綻発生を通知する。
本実施例における受信バッファ制御の処理の一例を図9に示す。図9において図7と同じ符号については説明を割愛する。実施例1と同様に、S703で継続視聴時間の閾値Thを超過した後、S901に遷移し、映像/音声デコード部208にてデコード時の映像破綻、すなわちデコードエラーが発生していることを映像破綻検出部801が検出した場合、S705に遷移し、以降実施例1と同様にバッファ制御を行う。
本実施例によるバッファ制御が行われた場合、最初に設定していたバッファ容量が原因で映像破綻が発生したと考えられるため、記憶設定部204に設定されている最小バッファ容量の初期値を改めて適切に設定しなおすようにしてもよい。
本実施例における映像破綻の検出方法は、例えば映像/音声デコード部208においてデコードに関するエラー発生を検出し、デコード時のエラーを検出した場合を映像破綻発生と判定する方法がある。
この方法における映像破綻検出はDTSに基づいたタイミングで行われるため、破綻の発生したデータの表示タイミング(PTSに基づいたタイミング)次第では、映像破綻をユーザが目視できない状態にも関わらず破綻発生が検出されることになる。この場合、映像破綻の発生を検出するタイミングに合わせて受信バッファ制御を行うと、受信バッファ制御による遅延時間が目視できる映像破綻と異なるタイミングで生じる。
つまり、ユーザが視聴中、正常に表示されていた状態から急に表示が一時的に停止してしまうこととなる。そのため、本実施例における受信バッファ制御は、破綻が発生したデータのPTSに合わせて、つまり破綻した映像が表示されるタイミングで行うことで、正常に表示されているときに映像が一時停止することを防止できる。ただし、映像破綻の検出方法は上記に限定されない。また、実施例1で示したシーンの切替わりの際の受信バッファ制御と組み合わせて実施してもよい。
上記実施例以外の手段で受信バッファ制御を行う方法として、例えば映像表示装置101で映像表示中に、静止映像が継続して表示されているときに行う方法がある。本実施例における静止映像とは、表示画面内で輝度値の変化がなく、画面上で動きがない映像のことをいう。静止映像表示中であれば、デコード停止期間に伴う映像の一時停止にユーザが気づきにくいという利点がある。
本実施例における構成の一例を示す図を図10に示す。図10において図2と同じ符号を持つものについては説明を割愛する。図10において、映像静止状態判定部1001は、映像/音声デコード部208と接続され、デコードにより得られた映像が静止状態であるかを判定し、映像が静止状態であり、かつ静止状態継続時間があらかじめ設定する閾値(Shとする)を超過した場合、ネットワークインターフェース部203の受信バッファ制御部302へ通知する。また、本実施例では、図22におけるシステム制御用LSI2201が、映像静止状態判定部1001の機能を備えるものとする。
本実施例における受信バッファ制御の処理の一例を図11に示す。図11において図7と同じ符号については説明を割愛する。実施例1と同様に、S701で選局要求がない状態のとき、S1101に遷移し、映像が静止状態であるかを判定する。静止状態である場合、S1102に遷移する。S1101で、映像が静止状態でない場合は、S701の選局要求受付へ遷移する。
S1102では、静止映像状態継続時間が閾値Shを超過しているかを判定し、Shを超過している場合S705へ遷移し、以降実施例1と同様に受信バッファ制御を行う。S1102で、静止映像状態継続時間が閾値Shを超過していない場合は、再びS1101の静止映像状態判定へ遷移し、静止状態でなくなるか、継続時間がShを超過するまで繰り返す。
静止映像を判別する方法としては、例えばデコードした映像データから輝度ヒストグラムなどの映像の輝度情報を利用する方法がある。静止映像が続く場合、輝度ヒストグラムを示す値に変化がないことを利用する。映像静止状態判定部1001で、周期的に輝度ヒストグラムを取得し、複数回同じ値であった場合、静止映像表示中と判定しそのタイミングで受信バッファ制御を行う。
上記の例は映像静止状態判定部1001を使用し静止状態を判定するものであるが、他の方法として、制御部212により動作するソフトウェアの処理により映像静止状態を判定することによっても同様の効果を得ることができる。なお、本実施例における静止映像判別は上記に限定されない。また、実施例1および/または実施例2と組み合わせて実施してもよい。
上記実施例以外の手段で受信バッファ制御を行う方法として、例えば周期的なタイミングでデコードを一時停止し、一時停止している時間に受信バッファ制御を行う方法がある。本実施例における構成の一例を示す図を図12に示す。図12において図2と同じ符号を持つものについては説明を割愛する。
図12において、バッファ制御周期判定部1201は、映像/音声デコード部208と接続され、デコード処理時間を計測し、処理時間があらかじめ設定するバッファ制御周期(Bpとする)と一致したとき、ネットワークインターフェース部203の受信バッファ制御部302へ通知する。また、本実施例では、図22におけるシステム制御用LSI2201が、バッファ制御周期判定部1201の機能を備えるものとする。
本実施例における受信バッファ制御の処理の一例を図13に示す。図13において図7と同じ符号については説明を割愛する。実施例1と同様に、S701で選局要求がない状態のとき、S1301に遷移し、デコード処理時間がバッファ制御周期Bpと一致するかを判定する。Bpと一致した場合S705へ遷移し、以降実施例1と同様に受信バッファ制御を行う。S1301で、デコード処理時間がBpと一致していない場合は、S701の選局要求判定へ遷移し、選局が行われるか、選局が行われずS1301へ遷移しデコード処理時間がBpと一致するまで繰り返す。
バッファ制御周期Bpの設定値としては、例えば映像ストリーム中のGOP(Group Of Pictures)単位ごとのデコード処理時間とする方法がある。GOPとは、複数の画面データを含み、フレーム内符号化画面が少なくとも1枚入った画面群構造のことである。MPEG2の符号化方式では、前後の画面データを参照する画面データが存在するため、画面データ1枚では完結した情報とならず、このGOPが1単位分となる。1GOP分をデコード処理する周期をBpとし、1GOPの処理が完了するごとにわずかな時間(例えば映像1フレームを処理可能な時間分など)デコーダを一時停止させ、その間に受信バッファ制御を行いバッファ容量を増やしバッファリング時間を確保する。
この方法と、実施例1、2若しくは3で示した方法とを同時に行うことで、選局後から短時間でバッファ容量および蓄積データ量を増加することができる。上記の例はバッファ制御周期判定部1201を使用しデコード処理時間とバッファ制御周期Bpを比較するものであるが、他の方法として、制御部212により動作するソフトウェアの処理によりデコード処理時間とバッファ制御周期Bpを比較することによっても同様の効果を得ることができる。なお、本実施例におけるバッファ制御周期の設定方法は上記に限定されない。
上記各実施例は受信バッファを制御するものであったが、受信機104の送信バッファを制御してもよい。本実施例における受信機104の構成の一例を示す図を図14に示す。図14において図4と同じ符号を持つものについては説明を割愛する。本実施例における受信機104は、ネットワークインターフェース部401、選局制御部402、アンテナ105、制御部405、チューナユニット1201、チューナユニット1401内部にチューナA1402およびチューナB1403、分離部A1404および分離部B1405、裏チャンネル設定部1406(裏チャンネルの定義については後述する)を備え、システムバス406によって接続される。また、本実施例では、図23におけるシステム制御用LSI2301が、裏チャンネル設定部1406の機能を備えるものとする。
受信機104のネットワークインターフェース部401の構成の一例を示す図を図15に示す。ネットワークインターフェース部401は、パケット解析部1501、送信バッファA1502、送信バッファB1503、送信バッファ切替部1504、パケット生成部1505、ネットワーク制御部1506を備え、各ブロックはシステムバス1507で接続される。
この例では、受信機104内のネットワークインターフェース部401を除く各機能ブロックの制御は制御部405が行う。ネットワークインターフェース部401内の各機能ブロックの制御はネットワーク制御部1506が行い、ネットワークインターフェース部システムバス1507およびシステムバス406により制御部405と通信する。以上の構成により、受信機104の制御を行う。ただし上記に限らず、制御部405がシステムバス406およびネットワークインターフェース部システムバス1507を使用して、ネットワークインターフェース部401を含めた全ての機能ブロックを制御してもよい。
図15に示すネットワークインターフェース部401では、映像表示装置101がLAN103経由で送信した選局情報データをパケット解析部1501により取得し、受信機104の選局制御部402へ伝達する。選局制御部402では、現在の選局情報をチューナユニット1401と裏チャンネル設定部1406、分離部1404および分離部1405へそれぞれ通知する。
チューナユニット1401は、選局制御部402および裏チャンネル設定部1406の選局情報に基づきチューナ1402およびチューナ1403を動作させ、放送データを受信し分離部1404および分離部1405へ伝送する。
分離部1404および分離部1405では、それぞれのチャンネルで必要な配信データを分離し、ネットワークインターフェース401内部の送信バッファA1502および送信バッファB1503へそれぞれデータを伝送する。
送信バッファ切替部1504は、選局制御部402が持つ現在の選局情報に基づき送信バッファを切り替え、ネットワーク制御部1505がパケット生成部1504へ送信バッファ内の配信データを伝送する。パケット生成部1504では、ネットワーク送出可能なTCPパケットなどに変換し、LAN103経由で映像表示装置101へ送信する。
本実施例における受信機104および映像表示装置101の処理の一例を図16に示す。図14に示す受信機104で、2つのチューナと2つの送信バッファを用いる構成において、一方のチューナであるチャンネルの番組を含むデータ(以降、番組データとする)を受信し、他方のチューナで別のある番組データを受信し、それぞれの番組データを配信データとして2つの送信バッファにそれぞれ蓄えるものとする。
ここで、選局情報に基づく番組データを受信可能なチャンネルのことを表チャンネル、表チャンネルとは異なる番組データを受信可能なチャンネルのことを裏チャンネルと定義する。受信機104は映像装置101とのコネクション確立により処理を開始し、S1601およびS1603へ遷移する。
S1601からS1602の処理と、S1603からS1604の処理は並行して行われる。S1601では、現在受信機104が選局しているチャンネル(以降、チャンネルAとする)を表チャンネルに設定し、S1602へ遷移する。
S1602では、チャンネルAを1つ目のチューナ1402(以降、チューナAとする)で選局し、受信した番組データから配信データを分離し、1つ目の送信バッファ(以降、送信バッファAとする)に蓄積する。送信バッファAの容量は、通信環境の変化により映像破綻をきたさない程度の十分な容量であるとする。
上記の処理と並行して、処理開始後S1603へ遷移する。S1603では、現在選局中でないチャンネルから裏チャンネルを選択・指定し、S1604へ遷移する。裏チャンネルの指定方法は後述する。
S1604では、受信機104で表チャンネルとは異なるチャンネル(以降、チャンネルBとする)を2つ目のチューナ1403(以降、チューナBとする)で選局し、受信した番組データから配信データを分離し、2つ目の送信バッファ(以降、送信バッファBとする)に蓄積する。送信バッファBの容量は、送信バッファAと同様に通信環境の変化により映像破綻をきたさない程度の十分な容量であるとする。
また、送信バッファA/Bは、バッファ容量限界値に達するごとに、バッファへの滞留時間が長いデータ(古いデータ)から順次破棄され、送信バッファ内の配信データは常に最新のものが蓄積されるリングバッファ構造を用いてもよい。
上記S1602およびS1604の後、S1605へ遷移し、映像表示装置101からの選局要求があるかを判定する。S1605で選局要求がない場合は、S1606へ遷移し、送信バッファAにある表チャンネルの配信データ、すなわちチャンネルAの配信データを映像表示装置101へ送信する。
S1605で映像表示装置101が選局要求を通知した場合、S1607へ遷移し、映像表示装置101内の受信バッファにあるデータを破棄する。その後、S1608へ遷移し、要求チャンネルが裏チャンネルか否かを判定する。
裏チャンネル(この例ではチャンネルB)への選局要求であった場合、すでに送信バッファBに配信データを蓄積しているので、S1610へ遷移し、送信バッファ切替部1504により送信バッファA1502から送信バッファB1503へ切り替え、送信バッファBに蓄積されているチャンネルBの配信データを映像表示装置101へ即時に送信する。
このとき送信するデータ量は、送信バッファBがアンダーフローせず、かつ可能な限り多くなるよう決定する(すなわち一時的にネットワークのデータレートが選局要求のない時と比較し高くなる)。受信側である映像表示装置101の受信バッファ容量は、受信機104から上記の方法で送信されるデータ量をすべて格納できるだけの容量があればよいので、受信機104の送信バッファ容量より大きなサイズをあらかじめ設定しておけばよい。
最初にバッファリングしたデータ分を送信した後は、受信した番組データを逐次(最小限のバッファリングで)映像装置101へ送信し続ける。映像表示装置101は、送信されたデータを受信バッファへ蓄積し、順次デコードを始める。
S1608において、要求チャンネルが裏チャンネル以外(例としてチャンネルCとする)であった場合は、要求チャンネルであるチャンネルCのデータを送信バッファBに新たに蓄積し、S1610へ遷移し、蓄積量上限となり次第送信バッファBへ切り替え、データを送信する。
S1610の後、コネクション切断を判別し、切断でなければ再び処理開始時と同様にS1601およびS1603の処理を並行して開始する。以上の処理を繰り返し、表チャンネルと裏チャンネルの2つ分の配信データを送信バッファA/Bにそれぞれ蓄積する。
本実施例によれば、送信側である受信機104で異なる2つのチャンネルを受信およびバッファリングすることにより、上記2つのチャンネル間の選局時間を短縮できる。また、受信機104の送信バッファに蓄積した配信データを映像表示装置101の受信バッファに一度に送信し格納することにより、通信環境の変化が起こっても受信バッファ内のデータを全て処理するまではデータ欠落による映像破綻が発生しないという利点がある。
裏チャンネルの指定方法としては、例えばチャンネルアップ/チャンネルダウン(視聴する番組をチャンネル番号の昇順/降順で切り替える方法)操作を記録し、次に選局されると考えられるチャンネルを予測して指定する方法がある。
例えば、チャンネルアップによる選局操作が続いた場合、現在のチャンネルから次のチャンネルへ昇順で変化すると予測できるので、現在のチャンネル(表チャンネル)から昇順で次の番号となるチャンネルを裏チャンネルとして指定する。この方法により、予測のとおり次のチャンネルが昇順で選局された場合に、既に送信バッファBにそのデータがバッファリングされており即時送出することができるため、選局時間の短縮が可能である。チャンネルダウンの場合も同様に、降順で選局されると予測し、裏チャンネルを指定する。
本実施例における送信バッファの制御タイミングおよび裏チャンネルの指定方法、チューナやバッファの数は上記に限定されない。
上記各実施例は映像表示装置101の受信バッファまたは受信機104の送信バッファのどちらかを制御するものであったが、両方のバッファを制御してもよい。受信機104で受信した放送データをネットワーク経由で映像表示装置101へ送信し、映像表示装置101でデコード/表示する構成において、ネットワーク帯域幅の減少などにより通信環境が劣化し、一時的に通信が途絶した場合に、バッファ制御により映像表示への影響を軽減する方法について説明する。
本実施例における映像表示装置101の構成の一例を示す図を図17に、図17におけるネットワークインターフェース部203の構成の一例を示す図を図18に示す。図17において図2と同じ符号を持つもの、図18において図3と同じ符号をもつものについては説明を割愛する。
図17において、受信バッファ制御情報生成部1701は、実施例1、2、3若しくは4で示した方法、またはそれらを組み合わせた方法でネットワークインターフェース部203内部の受信バッファ制御部302に対してバッファ制御の指示を通知する。また、本実施例では、図22におけるシステム制御用LSI2201が、受信バッファ制御情報生成部1701の機能を備えるものとする。
図18において、通信状態監視部1801はLAN103による通信状態を監視し、通信の途絶があった場合、受信バッファ制御部302に通知する。
本実施例における受信機104は、実施例1での構成の一例を示す図(図4)と同様である。本実施例における受信機104内部のネットワークインターフェース部401の構成の一例を示す図を図19に示す。図19において図15と同じ符号をもつものについては説明を割愛する。
送信バッファ1901は、分離部402で生成した配信データを一時的に蓄積する。送信バッファ制御部1902は、送信バッファ容量を変更する。通信状態監視部1903は、LAN103による通信状態を監視し、通信の途絶があった場合送信バッファ制御部1902に通知する。設定記憶部1904は、送信バッファ容量の初期値や増分などの設定値をあらかじめ記憶しておき、送信バッファ制御部1902はこの値を用いて送信バッファ1901を制御する。
本実施例における通信環境が良好なとき(通常時)の映像表示装置101の処理は図5と同様であり、受信機104の処理は図6と同様である。通常時は、映像表示装置101は実施例1、2、3若しくは4に示した方法、またはそれらを組み合わせた方法により受信バッファ制御を行って受信バッファ容量を逐次増加させる。
また、受信機104は送信バッファを可能な限り小さい容量に設定し、最小限のバッファリングで配信データを送信するものとする。送信バッファおよび受信バッファは、バッファ容量限界値に達するごとに、バッファへの滞留時間が長いデータ(古いデータ)から順次破棄され、送信バッファ内の配信データは常に最新のものが蓄積されるリングバッファ構造としてもよい。
本実施例で通信途絶が発生したときの映像表示装置101における処理の一例を図20に、受信機104における処理の一例を図21に示す。
受信側である映像表示装置101は、通信途絶によりデータの受信ができなくなったことを通信状態監視部1801で検知した場合、S2001へ遷移し、受信バッファ領域の増加量が上限値かを判定する。上限値となっていた場合、S2003へ遷移する。
S2001において受信バッファの増加量が上限値でない場合、S2002へ遷移し、即時に受信バッファ容量を増加する。このとき、通信途絶により新たな配信データを受信することはできないので、バッファの増加量分に対するバッファリングはせず、バッファとして使用する記憶領域を拡大するのみとする。映像表示装置101の受信バッファ容量の増分は、送信側で想定している送信バッファ容量最大値より十分に大きい値とすることが好ましい。S2003では、コネクションを切断するかどうかを判定し、する場合は処理終了、しない場合はS2001へ遷移する。
送信側である受信機104は、通信途絶によりデータの送信ができないことを通信状態監視部1903で検知した場合、S2101へ遷移し、送信バッファ領域の増加量が上限値かを判定する。上限値となっていた場合、S2105へ遷移する。S2101において送信バッファの増加量が上限値でない場合、S2102へ遷移し即時に送信処理を停止し、S2103へ遷移する。
S2103では、送信バッファの容量を増加し、S2104へ遷移する。S2104では、送信バッファの増加容量分のデータを追加でバッファリングし、S2105へ遷移する。
ここで、送信の一時停止およびバッファリング中は、映像表示装置101の受信バッファで蓄積済みの配信データを映像表示装置101のデコーダが全て処理し終えるまでの時間、映像の表示に破綻などの影響は出ない。この送信バッファ制御は通信環境が良好になるまで行う。S2105では、コネクションを切断するかどうかを判定し、する場合は処理終了、しない場合はS2101へ遷移する。
その後、再び通信環境が良好になったときに、映像表示装置101の受信バッファ内のデータ蓄積量は、通常時と比較し減少してしまっている(新たな配信データを受信できないため蓄積量が増えず、かつ蓄積済みのデータはデコーダによって処理され消費するため)。
この減少分の蓄積量を補うため、受信機104はS2103およびS2104での送信バッファ制御により容量の増加した送信バッファに蓄積したデータを、なるべく高いビットレートで大量に送信する。このとき送信するデータ量は、送信バッファがアンダーフローせず、かつ可能な限り多くなるよう決定する。
このようにしてバッファリングしたデータ分を送信した後は、通常通り受信した放送データを逐次(最小限のバッファリングで)映像装置101へ送信する。映像表示装置101では、S2002の処理により受信バッファ容量を増加しているので、大量に送信されたデータをもれなく受信し、バッファに蓄積することができ、以降の通信環境劣化による通信途絶が発生しても、同様の手法で映像表示への影響を軽減できる。
また、選局操作が行われたときは、実施例1、2、3若しくは4、またはそれらを組み合わせた方法と同様に、受信バッファ内のデータを破棄した上で容量を最小化することで、受信バッファでのバッファリング時間による遅延時間の増加を抑えることができる。
本実施例によれば、一時的かつ短時間の通信途絶が頻繁に起こるような通信環境においても、映像表示装置101での映像破綻発生を軽減できる。なお、本実施例による送信バッファ制御および受信バッファ制御を用いない場合、通信途絶が発生すると、その間送信できなかったデータは送信バッファに残るが、一定時間後に送信バッファの内容が新しいデータで上書きされ古いデータは消えてしまう。このため、通信途絶期間中のデータが欠落することで映像が途切れてしまう。
本実施例における受信バッファ制御情報生成方法は上記に限定されない。なお、上記実施例ではバッファ容量を増加させるきっかけの一例としてシーン切替わりの検出(例えば図7のS704)や映像破綻の検出(例えば図9のS901)、映像静止時間の長さ(例えば図11のS1101、1102)等が示されているが、本願発明はこれに限定されず、その他の映像及び/又は音声の特徴を検出等することをきっかけとしてバッファ容量を増加させるようにしてもよい。また、上記実施例で示したシーンの切替わり検出部209や映像破綻検出部801、映像静止状態判定部1001は、その他の映像及び/又は音声の特徴の検出を行う手段も含めた総称として特徴検出部ともいう。
101 映像表示装置
102 リモコン
103 LAN
104 受信機
201 ユーザインターフェース部
202 選局制御部
203 ネットワークインターフェース部
204 設定記憶部
205 分離部
206 PCR取得部
207 STCカウンタ
208 映像/音声デコード部
209 シーン切替わり検出部
210 映像出力部
211 音声出力部
212 制御部
213 VCXO
214 システムバス
301 受信バッファ
302 受信バッファ制御部
303 パケット解析部
304 パケット生成部
305 ネットワーク制御部
306 システムバス
401 ネットワークインターフェース部
402 選局制御部
403 チューナ部
404 分離部
405 制御部
406 システムバス
801 映像破綻検出部
1001 映像静止状態判定部
1201 バッファ制御周期判定部
1401 チューナブロック
1402 チューナA
1403 チューナB
1404 分離部A
1405 分離部B
1406 裏チャンネル設定部
1501 パケット解析部
1502 送信バッファA
1503 送信バッファB
1504 送信バッファ切替部
1505 パケット生成部
1506 ネットワーク制御部
1507 システムバス
1701 受信バッファ制御情報生成部
1801 通信状態監視部
1901 送信バッファ
1902 送信バッファ制御部
1903 通信状態監視部
1904 設定記憶部
2201 システム制御用LSI
2202 ネットワーク制御用LSI
2203 リモコン受光部
2204 発振器
2205 メモリ
2206 パネル
2207 スピーカ
2208 システムバス
2301 システム制御用LSI
2302 ネットワーク制御用LSI
2303 チューナユニット
2304 発振器
2305 メモリ
2306 システムバス
102 リモコン
103 LAN
104 受信機
201 ユーザインターフェース部
202 選局制御部
203 ネットワークインターフェース部
204 設定記憶部
205 分離部
206 PCR取得部
207 STCカウンタ
208 映像/音声デコード部
209 シーン切替わり検出部
210 映像出力部
211 音声出力部
212 制御部
213 VCXO
214 システムバス
301 受信バッファ
302 受信バッファ制御部
303 パケット解析部
304 パケット生成部
305 ネットワーク制御部
306 システムバス
401 ネットワークインターフェース部
402 選局制御部
403 チューナ部
404 分離部
405 制御部
406 システムバス
801 映像破綻検出部
1001 映像静止状態判定部
1201 バッファ制御周期判定部
1401 チューナブロック
1402 チューナA
1403 チューナB
1404 分離部A
1405 分離部B
1406 裏チャンネル設定部
1501 パケット解析部
1502 送信バッファA
1503 送信バッファB
1504 送信バッファ切替部
1505 パケット生成部
1506 ネットワーク制御部
1507 システムバス
1701 受信バッファ制御情報生成部
1801 通信状態監視部
1901 送信バッファ
1902 送信バッファ制御部
1903 通信状態監視部
1904 設定記憶部
2201 システム制御用LSI
2202 ネットワーク制御用LSI
2203 リモコン受光部
2204 発振器
2205 メモリ
2206 パネル
2207 スピーカ
2208 システムバス
2301 システム制御用LSI
2302 ネットワーク制御用LSI
2303 チューナユニット
2304 発振器
2305 メモリ
2306 システムバス
Claims (7)
- ネットワークを介して映像信号を受信し再生する映像表示装置であって、
ネットワークを介して映像信号を受信するネットワークインターフェース部と、
前記ネットワークインターフェース部で受信した映像信号を一時的に蓄積する受信バッファと、
前記受信バッファの容量を制御する受信バッファ制御部と、
前記受信バッファ内の映像信号を復号する復号部と、
前記復号部で復号した映像から特徴を検出する特徴検出部とを有し、
前記受信バッファ制御部は、前記特徴検出部で検出された映像の特徴に基づき前記受信バッファを制御する映像表示装置。 - 請求項1の映像表示装置であって、
前記特徴検出部は、前記復号部で復号した映像のシーンの切替わりを特徴として検出する映像表示装置。 - 請求項1の映像表示装置であって、
前記特徴検出部は、前記復号部で復号した映像の破綻を特徴として検出する映像表示装置。 - 請求項1の映像表示装置であって、
前記特徴検出部は、前記復号部で復号した映像の静止を特徴として検出する映像表示装置。 - 受信した映像信号をネットワークを介して他の装置に送信する受信装置であって、
複数の映像信号を受信する受信部と、
前記受信部で受信する複数の映像信号から映像信号を選択する選択部と、
前記受信部で受信した映像信号を分離する分離部と、
前記分離部で分離された映像信号をネットワークを介して送信するネットワークインターフェース部と、
前記ネットワークインターフェース部で送信する映像信号を一時的に蓄積する複数の送信バッファと、
前記ネットワークインターフェース部で送信する映像信号を蓄積する送信バッファを、前記複数の送信バッファのいずれか一つの送信バッファから、当該複数の送信バッファのうちの他の送信バッファに切り替える送信バッファ切替部とを有し、
前記選択部における映像信号の選択に応じて前記切替部は送信バッファを切替える受信装置。 - 受信した映像信号をネットワークを介して送信する受信装置と、ネットワークを介して当該受信装置から送信された映像信号を受信する映像表示装置とを有する送受信システムであって、
前記受信装置は、
複数の映像信号を受信する受信部と、
前記映像表示装置からの要求に基づき前記受信部で受信した映像信号を分離する分離部と、
前記分離部で分離した映像信号をネットワークを介して送信する送信側ネットワークインターフェース部と、
前記送信側ネットワークインターフェース部を介して送信する映像信号を一時的に蓄積する送信バッファと、
前記送信バッファの容量を制御する送信バッファ制御部とを有し、
前記映像表示装置は、
ネットワークを介して前記受信装置から送信された映像信号を受信する受信側ネットワークインターフェース部と、
前記受信側ネットワークインターフェース部で受信した映像信号を一時的に蓄積する受信バッファと、
前記受信バッファの容量を制御する受信バッファ制御部とを有し、
前記ネットワークが通信途絶となった場合に、前記送信バッファ制御部は前記送信バッファの容量を増加させ、前記受信バッファ制御部は前記受信バッファの容量を増加させる送受信システム。 - ネットワークを介して映像信号を受信し再生する映像表示方法であって、
ネットワークを介して映像信号を受信する受信ステップと、
前記受信ステップで受信した映像信号を一時的に蓄積する一時蓄積ステップと、
前記一時蓄積ステップで蓄積する映像信号の容量を制御する一時蓄積容量制御ステップと、
前記一時蓄積ステップで蓄積した映像信号を復号する復号ステップと、
前記復号ステップで復号した映像から特徴を検出する特徴検出ステップとを有し、
前記一時蓄積容量制御ステップでは、前記特徴検出ステップで検出された映像の特徴に基づき前記一時蓄積ステップで蓄積する映像信号の容量を制御する映像表示方法。
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2009
- 2009-04-21 JP JP2009102554A patent/JP2010258489A/ja active Pending
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