JP2010254670A - 水中油型乳化化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】次の成分(A)〜(D);(A)HLB10〜15のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、(B)HLB10〜15のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、
(C)炭素数12〜22の高級アルコールを除く、融点が60〜90℃である固形油 0.5〜30%、(D)炭素数12〜22の高級アルコール、(E)精製水を含有する乳化滴の平均粒子径が100〜500nmであることを特徴とする水中油型乳化化粧料を提供するものである。
【選択図】なし
Description
そこで、水中油型乳化化粧料の化粧持ちや化粧効果を向上させるために、固形油を配合する検討が行われてきた。液状油に比べ固形油を水中に安定に配合することは困難で、液状油に溶解して乳化する方法をとっていた。しかし液状油を使用すると化粧膜の形成が遅くなることや、液状油のベタツキが残る場合があり、固形油のみを乳化する際には、乳化剤にステアリン酸等の高級脂肪酸の中和物を用い乳化界面を強固にして固形油を水中に安定に配合することが多かった。ところが、ステアリン酸中和物を用いて乳化した水中油型乳化化粧料は粘度のコントロールが難しく、粘度の高いクリーム状のものしか作ることができなかった。そこで、水中油型乳化化粧料に固形油を安定に配合し固形油のもつ機能を活かす技術の検討が行われてきた。
例えば、ワックス粒子の水性分散体と水溶性被膜形成性ポリマーと顔料とを配合する技術(例えば、特許文献1参照)、両性界面活性剤及び/または半極性界面活性剤と非イオン界面活性剤とワックスとを含有するワックスの微細分散組成物の技術(例えば、特許文献2参照)、ワックスエステルとトリグリセリドと部分グリセリドと脂肪アルコールポリグリコールエーテルを含有するPITエマルジョンの技術(例えば、特許文献3参照)が挙げられる。
(1)次の成分(A)〜(E);
(A)HLB10〜15のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル
(B)HLB10〜15のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(C)炭素数12〜22の高級アルコールを除く、融点が60〜90℃である固形油 0.5〜30%
(D)炭素数12〜22の高級アルコール
(E)精製水
を含有し、乳化滴の平均粒子径が100〜500nmであることを特徴とする水中油型乳化化粧料を提供するものである。
(2)さらに、成分(F)として、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム及びステアロイルメチルタウリンナトリウムから選ばれる1種または2種以上のアニオン性界面活性剤を含有することを特徴とする前記(1)記載の水中油型乳化化粧料、
(3)さらに、成分(G)として、平均置換度が2以上であるショ糖脂肪酸エステルを含有することを特徴とする前記(1)または(2)記載の水中油型乳化化粧料、
(4)総油剤中の前記成分(C)の割合が60%以上であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料、
(5)総油剤中の25℃において液体の不揮発性油剤の割合が1%以下であることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料、
(6)水中油型乳化化粧料中の脂肪酸中和物の割合が0.1%以下であることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料、
(7)水中油型乳化化粧料が、メイクアップ化粧料であることを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料、
(8)前記成分(C)の配合量が5〜20%であることを特徴とする前記(1)〜(7)に記載の水中油型乳化化粧料を提供するものである。
成分(A)HLB10〜15のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルの含有量は、特に限定されないが、0.05〜5%が好ましく、0.5〜2%が更に好ましい。この範囲であれば、化粧膜の均一性(高いツヤ感)、化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性も良好で満足のいくものが得られる。
成分(B)HLB10〜15のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の含有量は、特に限定されないが、0.05〜5%が好ましく、0.5〜2%が更に好ましい。この範囲であれば、化粧膜の均一性(高いツヤ感)、化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性も良好で満足のいくものが得られる。
成分(C)の含有量は、0.5〜30%であり、5〜20%がより好ましい。含有量が0.5%未満であると、付着性が劣り、30%を超えると化粧膜の均一性の点でよくない。
また、成分(C)は成分(C)及び成分(D)を含む総油剤中に60%以上含有することによって化粧持ちや化粧効果の点で好ましい。更に90%以上が好ましい。
成分(D)の含有量は、特に限定されないが、0.01〜5%が好ましく、0.1〜3%がより好ましい。含有量がこの範囲であれば、化粧膜の均一性(高いツヤ感)、化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性も良好で満足のいくものが得られる。
成分(E)の含有量は、特に限定されず、適宜、他の成分量に応じて含有することができるが、概ね10〜70%の範囲で用いることができる。含有量がこの範囲であれば、化粧膜の均一性(高いツヤ感)、化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性も良好の点で満足のいくものが得られる。
成分(F)の含有量は、特に限定されず、適宜、他の成分量に応じて含有することができるが、0.01〜1%が好ましく、更に0.05〜0.5%が好ましい。含有量がこの範囲であれば、化粧膜の均一性(高いツヤ感)、化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)を損なわず、乳化安定性を格段に向上することができる。
成分(G)の含有量は、特に限定されず、適宜、他の成分量に応じて含有することができるが、0.01〜2%が好ましく、更に0.5〜1.5%が好ましい。含有量がこの範囲であれば、化粧膜の均一性(高いツヤ感)、化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)を損なわず、乳化安定性を格段に向上することができる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられる。
本発明の水中油型乳化化粧料の剤型としては、液状、ゲル状、ペースト状、クリーム状、固形状等、種々の剤型にて実施することができ、乳液、クリーム、アイクリーム等の基礎化粧料、ヘアクリーム、ヘアワックス等の頭髪化粧料、口紅、コンシーラー、ファンデーション、頬紅、日焼け止め化粧料、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー等のメイクアップ化粧料に用いることができる。この中でもメイクアップ化粧料で効果を十分に利用することができ、更に、アイメイクアップ化粧料において好適に用いられ、特にマスカラ、マスカラオーバーコート、マスカラ下地、アイライナーにおいて好適に用いられ、発明の効果を十分に利用することができる。外観は、半透明、不透明それぞれの水中油型乳化化粧料として使用することができる。
下記表1に示す処方の水中油型乳化化粧料(水中油型乳化型マスカラ)を調製し、化粧膜の均一性(高いツヤ感)と化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性について下記の方法により評価した。その結果も併せて表1〜3に示す。
*2:ニッコール GO−4V(日光ケミカルズ社製)
*3:ニッコール HCO−60(日光ケミカルズ社製)
*4:精製カルナウバワックスNo.1(セラリカ野田社製)
*5:精製キャンデリラワックスNo.1(セラリカ野田社製)
*6:BEES WAX S(クローダジャパン社製)
*7:PERFORMALENE 500(ニューフェーズテクノロジー社製)
*8:PERFORMALENE 655(ニューフェーズテクノロジー社製)
*9:パインクリスタル KE−311(荒川化学工業社製)
*10:エステルガム HP(荒川化学工業社製)
*11:シュガーワックスS−10E(第一工業製薬社製)
*12:セタノール(川研ファインケミカル社製)
*13:ベヘニルアルコール(高級アルコール工業社製)
*14:アミソフト HS−11(味の素社製)
*15:ニッコール DDP−6(日光ケミカルズ社製)
*16:ニッコール BC−20(日光ケミカルズ社製)
*17:アキュリン 33A(固形分28%)(ロームアンドハースジャパン社製)
*18:ビニブラン GV−5651(固形分50%)(荒川化学工業社製)
*19:ヨドゾール GH800F(固形分45%)(アクゾノーベル社製)
(製法)
A.成分(1)〜(13)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
B.Aに約90℃に加熱した(15)を添加し、乳化後、冷却し、(16)を添加する。
C.Bに(17)〜(31)を混合する。
D.Cを容器に充填して水中油型乳化化粧料(水中油型乳化型マスカラ)を得た。
下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。
(評価項目:ツヤ感、化粧効果の持続性、使用性)
a.高いツヤ感(化粧膜の均一性)
b.化粧効果の持続性
c.使用性(伸び広がり)
a〜cについては、各試料について専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対評価にて7段階に評価し評点を付け、各試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。aは高いツヤ感が得られたかどうかで化粧膜の均一性の良さとした。また、bの化粧効果の持続性については、各試料を睫に塗布し、パネルに通常の生活をしてもらい、6時間後に化粧効果が持続しているかどうかを、下記4段階評価基準により評価した。
(評点):(評価)
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
(判定):(評点の平均点)
◎ :5点を超える :非常に良好
○ :3点を超える5点以下:良好
△ :1点を超える3点以下:やや不良
× :1点以下 :不良
下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。
(評価項目:乳化安定性)
d.乳化安定性
dについては、各試料を調製直後の状態を基準として、50℃の恒温槽に1ヶ月間保管し、排液の有無及びゲル化の有無の観点より、下記4段階評価基準により評価した。
(判定):(判定基準)
◎ :変化なし
○ :ごく僅かに変化がある
△ :やや変化がある
× :かなり変化がある
下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。
(評価項目:平均粒径)
e.平均粒径
eについては、実施例及び比較例の水中油型乳化化粧料の乳化滴の平均粒径を、レーザー回折・散乱法による粒度分布測定装置(サブミクロン粒子アナライザー N5 BECKMAN COULTER社製)により測定し、下記2段階評価基準により評価した。
(判定):(判定基準)
○ :平均粒径が100〜500nm
× :平均粒径が100nm未満または500nmを超える
これに対して、成分(A)、(B)の配合されていない比較例1ではワックスの乳化能力が弱いため、平均粒径が大きく、特に乳化安定性の点で、満足いくものが得られなかった。成分(A)の代わりに(B)のみを用いた比較例2ではワックスの乳化能力が弱いため、平均粒径が大きく、特に乳化安定性の点で、満足いくものが得られなかった。成分(B)の代わりにHLB14.0の(A)のみを用いた比較例3ではワックスの乳化能力が弱いため、平均粒径が大きく、特に乳化安定性の点で、満足いくものが得られなかった。成分(A)と成分(B)の代わりにテトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビットでHLBの低い(HLB8.5)ものを用いた比較例4ではワックスの乳化能力が弱いため、平均粒径が大きく、特に乳化安定性の点で、満足いくものが得られなかった。成分(A)のかわりにHLBの低い(HLB8.5)ものを用いた比較例5ではワックスの乳化能力が弱いため、平均粒径が大きく、特に乳化安定性の点で、満足いくものが得られなかった。また、成分(C)の配合されていない比較例6ではワックスによる被膜形成能力が弱いため、特に、高いツヤ感、化粧効果の持続性の点で満足いくものが得られなかった。成分(C)の融点が60〜90℃である固形油の代わりに融点が95〜105℃である固形油を用いた比較例7では、ワックスの融点が高すぎるため、乳化不良を起こし、平均粒径が大きくなるため、使用性、乳化安定性、平均粒径の点で、満足いくものが得られなかった。成分(D)の配合されていない比較例8では界面が強固ではないため、特に、乳化安定性の点において満足いくものが得られなかった。
(成分) (%)
(1)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 *20 1
(2)テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット *21 1
(3)カルナウバロウ *4 5
(4)マイクロクリスタリンワックス *22 5
(5)ショ糖脂肪酸エステル *23 1
(6)セトステアリルアルコール *24 0.5
(7)精製水 残量
(8)N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム *25 0.05
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.5
(10)1,3−ブチレングリコール 10
(11)アクリル酸アルキルコポリマーのエマルション *17 1
(12)トリエタノールアミン 1.2
(13)アクリル酸アルキルコポリマーアンモニウム
のエマルション *19 20
(14)ナイロン末 2
(15)1,2−ペンタンジオール 0.1
*20:ニッコール HCO−20(日光ケミカルズ社製)HLB10.5
*21:ニッコール GO−430NV(日光ケミカルズ社製)HLB11.5
*22:MULTIWAX W−445 Mycrocrystallinewax (SONNEBORN INC製 融点:75〜85℃)
*23:DKエステル F−10(第一工業製薬社製)
*24:セタノール(高級アルコール工業)
*25:ニッコール SMT(日光ケミカルズ社製)
(製法)
A.成分(1)〜(6)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
B.Aに約90℃に加熱した(7)を添加し、乳化後、冷却し、(8)を添加する。
C.Bに(9)〜(15)を混合する。
D.Cを容器に充填してマスカラオーバーコートを得た。
以上のようにして得られたマスカラオーバーコートは、高いツヤ感(化粧膜の均一性)と化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性にも優れたものであった。
(成分) (%)
(1)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 *26 1
(2)テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット *1 0.5
(3)ポリエチレン末 *7 6
(4)マイクロクリスタリンワックス *22 5
(5)水添ロジン酸ペンタエリスリチル *10 2
(6)ショ糖脂肪酸エステル *23 1
(7)ベヘニルアルコール *13 0.5
(8)精製水 残量
(9)N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム *14 0.1
(10)パラオキシ安息香酸メチル 0.5
(11)1,3−ブチレングリコール 10
(12)アクリル酸アルキルコポリマーのエマルション *17 3
(13)トリエタノールアミン 3.5
(14)ポリ酢酸ビニルのエマルション *18 30
(15)オルガノポリシロキサン処理マイカ *27 5
(16)酸化チタン 1
(17)タルク 5
(18)オルガノポリシロキサン処理酸化チタン被覆ガラス末 *28 1
*26:ニッコール HCO−80(日光ケミカルズ社製)HLB15.0
*27:オルガノポリシロキサン5%処理:サンシンセリサイトFSE(三信鉱工業社製)
*28:オルガノポリシロキサン3%処理:メタシャイン1080RC-S(日本板硝子社製)
(製法)
A.成分(1)〜(7)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
B.Aに約90℃に加熱した(8)を添加し、乳化後、冷却し、(9)を添加する。
C.Bに(10)〜(18)を混合する。
D.Cを容器に充填してマスカラ下地を得た。
以上のようにして得られたマスカラ下地は、高いツヤ感(化粧膜の均一性)と化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性にも優れたものであった。
(成分) (%)
(1)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 *3 0.5
(2)テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット *21 1
(3)ミツロウ *6 10
(4)2−エチルヘキサン酸セチル 0.05
(5)ベヘニルアルコール *13 0.5
(6)水素添加エステルガム *9 2
(7)ショ糖脂肪酸エステル *11 1
(8)セトステアリルアルコール *12 0.5
(9)精製水 残量
(10)N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム *14 0.1
(11)防腐剤(フェノシキエタノール) 0.3
(12)1,3−ブチレングリコール 10
(13)アクリル酸アルキルコポリマーのエマルション *17 3
(14)トリエタノールアミン 3.5
(15)黒酸化鉄 0.5
(16)ベンガラ 1.3
(17)酸化チタン 0.5
(18)黄酸化鉄 0.7
(19)タルク 5
(20)シリル化処理無水ケイ酸 *29 1
(21)赤色202号 0.2
*29:AEROSIL R976S(日本アエロジル社製 平均粒子径:5〜10nm)
(製法)
A.成分(1)〜(8)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
B.Aに約90℃に加熱した(9)を添加し、乳化後、冷却し、(10)を添加する。
C.Bに(11)〜(21)を混合する。
D.Cを容器に充填してリキッドファンデーションを得た。
以上のようにして得られたリキッドファンデーションは、化粧膜が均一でツヤ感があり、化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性にも優れたものであった。
(1)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 *20 0.5
(2)テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット *1 1
(3)ミツロウ *6 10
(4)2−エチルヘキサン酸セチル 0.05
(5)ベヘニルアルコール *13 0.5
(6)水添ロジン酸ペンタエリスリチル *10 2
(7)ショ糖脂肪酸エステル *23 1
(8)セトステアリルアルコール *12 0.5
(9)精製水 残量
(10)N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム *14 0.1
(11)1,2−ペンタンジオール 5
(12)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(13)トリエタノールアミン 1.5
(14)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 *30 0.3
(15)ペクチン 0.4
(16)寒天 0.3
(17)カルボキリビニルポリマー 0.1
(18)ジェランガム 0.1
(19)タルク 15
(20)酸化チタン 5
(21)ベンガラ 0.5
(22)黄酸化鉄 1
(23)黒酸化鉄 0.1
(24)雲母チタン *31 1
(25)香料 0.1
*30:ペミュレンTR−1(NOVEON社製)
*31:チミロンスーパーゴールド(メルク社製)
(製法)
A.成分(1)〜(8)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
B.Aに約90℃に加熱した(9)を添加し、乳化後、冷却し、(10)を添加する。
C.Bに(11)〜(25)を混合する。
D.Cを容器に充填して頬紅を得た。
以上のようにして得られた頬紅は、化粧膜が均一でツヤ感があり、化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性にも優れたものであった。
(成分) (%)
(1)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 *20 0.5
(2)テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット *21 1
(3)フィッシャートロプシュワックス *32 8
(4)エチレン・プロピレン共重合体 *33 2
(5)ベヘニルアルコール *13 0.5
(6)水添ロジン酸ペンタエリスリチル *10 2
(7)ショ糖脂肪酸エステル *23 1
(8)セトステアリルアルコール *12 0.5
(9)精製水 残量
(10)N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム *14 0.1
(11)1,3−ブチレングリコール 7
(12)グリセリン 5
(13)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 *30 0.2
(14)防腐剤(フェノシキエタノール) 0.3
(15)アミノメチルプロパノール 0.2
(16)エデト酸二ナトリウム 0.02
(17)精製水 5
(18)香料 適量
(19)ヒアルロン酸 0.02
*32:CIREBELLE 108(CIREBELLE製)
*33:ペトロライト EP−700 (BAKER PETROLITE社製)
(製法)
A.成分(1)〜(8)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
B.Aに約90℃に加熱した(9)を添加し、乳化後、冷却し、(10)を添加する。
C.Bに(11)〜(19)を混合する。
D.Cを容器に充填して乳液を得た。
以上のようにして得られた乳液は、化粧膜が均一でツヤ感があり、化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性にも優れたものであった。
(成分) (%)
(1)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 *34 1
(2)テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット *35 1
(3)セレシン *36 2
(4)ライスワックス *37 7
(5)ベヘニルアルコール *38 0.5
(6)水添ロジン酸ペンタエリスリチル *10 2
(7)ショ糖脂肪酸エステル *23 1
(8)セトステアリルアルコール *12 0.5
(9)精製水 残量
(10)N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム *25 0.1
(11)1,2−ペンタンジオール 10
(12)κ−カラギーナン 0.1
(13)アルカリゲネス産生多糖体 0.05
(14)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 *30 2
(15)キサンタンガム 0.03
(16)香料 0.1
(17)1,3−ブチレングリコール 7
*34:ニッコール HCO−40(日光ケミカルズ社製)
*35:ニッコール GO−440V(日光ケミカルズ社製)
*36:セレシン 810(日興リカ社製)
*37:精製ライスワックス R−100(横関油脂工業社製)
*38:ニッコール ベヘニルアルコール80 (日光ケミカルズ社製)
(製法)
A.成分(1)〜(8)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
B.Aに約90℃に加熱した(9)を添加し、乳化後、冷却し、(10)を添加する。
C.Bに(11)〜(17)を混合する。
D.Cを容器に充填してヘアーパッククリームを得た。
以上のようにして得られたヘアーパッククリームは、化粧膜が均一でツヤ感があり、と化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性にも優れたものであった。
(成分) (%)
(1)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 *3 1
(2)テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット *1 1
(3)カルナウバロウ *4 5
(4)マイクロクリスタリンワックス *22 5
(5)コレステロール 0.01
(6)セラミド3 0.01
(7)ビタミンE 0.01
(8)ショ糖脂肪酸エステル *23 1
(9)セトステアリルアルコール *24 0.5
(10)精製水 残量
(11)N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム *25 0.05
(12)グリセリン 5
(13)ジプロピレングリコール 10
(14)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(15)精製水 3
(16)エタノール 5
(17)アスコルビン酸グルコシド 3
(18)アルブチン 1
(19)乳酸ナトリウム 2
(20)ポリメタクロイルオキシエチルホスホコリン溶液 *39 0.2
(21)水酸化ナトリウム 0.13
*39 LIPIDURE HM−600(日油社製)
(製法)
A.成分(1)〜(9)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
B.Aに約90℃に加熱した(10)を添加し、乳化後、冷却し、(11)を添加する。
C.Bに(12)〜(21)を混合し、これを不織布に含浸させる。
D:Cをアルミラミネートの袋状容器に密封充填し、シート状化粧料を得た。
以上のようにして得られたシート状化粧料は、シート状化粧料を顔面に貼り10分後に剥がし、その後評価した。また、乳化安定性については、不織布に含浸させる前の乳化物について評価を行った。これらシート状化粧料は化粧膜が均一でツヤ感があり、化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性にも優れたものであった。
(成分) (%)
(1)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 *34 1
(2)テトラステアリン酸ポリオキシエチレンソルビット *40 0.5
(3)ライスワックス *37 2
(4)マイクロクリスタリンワックス *41 3
(5)水添ロジン酸ペンタエリスリチル *10 2
(6)ショ糖脂肪酸エステル *11 1
(7)ステアリルアルコール *42 0.5
(8)精製水 残量
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.5
(10)N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム *14 0.1
(11)1,3−ブチレングリコール 15
(12)アクリル酸アルキルコポリマーのエマルション *17 3
(13)トリエタノールアミン 3.5
(14)オルガノポリシロキサン処理マイカ *27 5
(15)アクリル酸アルキルコポリマーのエマルション *19 20
(16)ナイロン末 2
(17)黒酸化鉄 10
(18)無水ケイ酸 5
(19)オルガノポリシロキサン処理酸化チタン被覆ガラス末*43 1
*40:ニッコール GS−460(日光ケミカルズ社製)HLB13.0
*41:Hi−Mic 2065(日本精鑞社製)融点:75℃
*42:NIKKOL 脱臭ステアリルアルコール(日光ケミカルズ社製)
*43:オルガノポリシロキサン3%処理:メタシャイン1080RC-R(日本板硝子社製)
(製法)
A.成分(1)〜(7)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
B.Aに約90℃に加熱した(8)〜(9)を添加し、乳化後、冷却し、(10)を添加する。
C.Bに(11)〜(19)を混合する。
D.Cを塗布具付き容器に充填してアイライナー(液状)を得た。
以上のようにして得られたアイライナー(液状)は、鮮やかで彩度の高いツヤ感(化粧膜の均一性)と化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性にも優れたものであった。
(成分) (%)
(1)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 *3 1
(2)テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット *21 1
(3)カルナウバロウ *4 3
(4)マイクロクリスタリンワックス *22 2
(5)水添ロジン酸ペンタエリスリチル *10 2
(6)ショ糖脂肪酸エステル *11 1
(7)セトステアリルアルコール *24 0.5
(8)精製水 残量
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.5
(10)N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム *25 0.05
(11)1,3−ブチレングリコール 15
(12)アクリル酸アルキルコポリマーのエマルション *17 3
(13)トリエタノールアミン 3.5
(14)微粒子酸化チタン 3
(15)キサンタンガム 0.2
(16)ジグリセリン 2
(17)微粒子酸化亜鉛 5
(18)グリセリン 2
(製法)
A.成分(1)〜(7)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
B.Aに約90℃に加熱した(8)〜(9)を添加し、乳化後、冷却し、(10)を添加する。
C.Bに(11)〜(18)を混合する。
D.Cを容器に充填して日焼け止め料(クリーム状)を得た。
以上のようにして得られた日焼け止め料(クリーム状)は、化粧膜が均一でツヤ感があり、化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性にも優れたものであった。
(成分) (%)
(1)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 *34 1
(2)テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット *35 1
(3)パラフィンワックス *44 8
(4)マイクロクリスタリンワックス *41 5
(5)エチレン・プロピレン共重合体 *33 0.5
(5)ポリエチレンワックス *7 0.5
(5)ベヘニルアルコール *38 0.5
(6)水素添加エステルガム *9 2
(7)ショ糖脂肪酸エステル *23 1
(8)セトステアリルアルコール *12 0.5
(9)精製水 残量
(10)N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム *25 0.1
(11)1,2−ペンタンジオール 10
(12)κ−カラギーナン 0.2
(13)アルカリゲネス産生多糖体 *45 0.1
(14)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 *30 2
(15)キサンタンガム 0.1
(16)香料 0.1
(17)1,3−ブチレングリコール 3
(18)グリセリン 2
(19)ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル *46 2
*44:パラフィンワックス 135(日本精蝋社製 融点60℃)
*45:アルカシーラン(伯東社製)
*46:SY−DP9(阪本薬品工業社製)
(製法)
A.成分(1)〜(8)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
B.Aに約90℃に加熱した(9)を添加し、乳化後、冷却し、(10)を添加する。
C.Bに(11)〜(19)を混合する。
D.Cを容器に充填してアイクリーム(固形状)を得た。
以上のようにして得られたアイクリーム(固形状)は、化粧膜が均一でツヤ感があり、と化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性にも優れたものであった。
(成分) (%)
(1)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 *26 1
(2)テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット *1 0.5
(3)キャンデリラロウ *47 6
(4)マイクロクリスタリンワックス *22 5
(5)水添ロジン酸ペンタエリスリチル *10 2
(6)ショ糖脂肪酸エステル *23 1
(7)ベヘニルアルコール *13 0.5
(8)精製水 残量
(9)N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム *14 0.1
(10)パラオキシ安息香酸メチル 0.5
(11)1,3−ブチレングリコール 15
(12)アクリル酸アルキルコポリマーのエマルション *17 3
(13)トリエタノールアミン 3.5
(14)ヒドロキシプロピルセルロース 3
(15)オルガノポリシロキサン処理マイカ *27 5
(16)レシチン処理黒酸化チタン *48 5
(17)タルク 5
(18)キサンタンガム 0.5
*47:精製キャンデリラワックスSR−3(日本ナチュラルプロダクツ社製 融点:70〜75℃)
*48:大豆リン脂質2%処理
(製法)
A.成分(1)〜(7)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
B.Aに約90℃に加熱した(8)を添加し、乳化後、冷却し、(9)を添加する。
C.Bに(10)〜(18)を混合する。
D.Cを塗布具付き容器に充填してアイブロウ(ゲル状)を得た。
以上のようにして得られたアイブロウ(ゲル状)は、鮮やかで彩度の高い(化粧膜の均一性)と化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性にも優れたものであった。
(成分) (%)
(1)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 *20 0.5
(2)テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット *21 1
(3)フィッシャートロプシュワックス *32 8
(4)エチレン・プロピレン共重合体 *33 2
(5)ベヘニルアルコール *13 0.5
(6)水添ロジン酸ペンタエリスリチル *10 5
(7)ショ糖脂肪酸エステル *23 1
(8)セトステアリルアルコール *12 0.5
(9)精製水 残量
(10)N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム *14 0.1
(11)1,3−ブチレングリコール 7.0
(12)グリセリン 5.0
(13)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 *30 0.2
(14)防腐剤(フェノシキエタノール) 0.3
(15)赤色227号 0.5
(16)エデト酸二ナトリウム 0.02
(17)精製水 5
(18)香料 0.05
(19)酸化チタン被覆合成金雲母 *49 0.5
*49:HELIOS R100S(トピー工業社製)
(製法)
A.成分(1)〜(8)を約90℃に加熱し、均一に混合する。
B.Aに約90℃に加熱した(9)を添加し、乳化後、冷却し、(10)を添加する。
C.Bに(11)〜(19)を混合する。
D.Cを塗布具付き容器に充填して口紅(液状)を得た。
以上のようにして得られた口紅(液状)は、鮮やかで彩度の高い(化粧膜の均一性)と化粧効果の持続性、使用性(伸び広がり)、乳化安定性にも優れたものであった。
Claims (8)
- 次の成分(A)〜(E);
(A)HLB10〜15のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル
(B)HLB10〜15のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(C)炭素数12〜22の高級アルコールを除く、融点が60〜90℃である固形油 0.5〜30質量%
(D)炭素数12〜22の高級アルコール
(E)精製水
を含有し、乳化滴の平均粒子径が100〜500nmであることを特徴とする水中油型乳化化粧料。 - さらに、成分(F)として、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム及びステアロイルメチルタウリンナトリウムから選ばれる1種または2種以上のアニオン性界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1記載の水中油型乳化化粧料。
- さらに、成分(G)として、平均置換度が2以上であるショ糖脂肪酸エステルを含有することを特徴とする請求項1または2記載の水中油型乳化化粧料。
- 総油剤中の前記成分(C)の割合が60質量%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料。
- 総油剤中の25℃において液体の不揮発性油剤の割合が1質量%以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料。
- 水中油型乳化化粧料中の脂肪酸中和物の割合が0.1質量%以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料。
- 前記水中油型乳化化粧料が、メイクアップ化粧料であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料。
- 前記成分(C)炭素数12〜22の高級アルコールを除く、融点が60〜90℃である固形油の含有量が5〜20質量%であることを特徴とする請求項1〜7に記載の水中油型乳化化粧料。
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