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JP2010240818A - ニック付きエンドミル - Google Patents

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JP2010240818A
JP2010240818A JP2009106986A JP2009106986A JP2010240818A JP 2010240818 A JP2010240818 A JP 2010240818A JP 2009106986 A JP2009106986 A JP 2009106986A JP 2009106986 A JP2009106986 A JP 2009106986A JP 2010240818 A JP2010240818 A JP 2010240818A
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Abstract

【課題】良好な切削加工面精度を確保しつつ、ニック部分の欠損等の事故がなく高送りの高能率加工ができるニック付きエンドミルを提供することを目的とする。
【解決手段】複数の外周刃を有し、軸線回りに回転される工具本体の外周に、工具先端側からシャンク側に向かって切り屑を分断させるニックを、間隔をおいて複数個配設したエンドミルにおいて、前記ニックと前記外周刃をエンドミルのねじれ角と平行の切断面で見たときに、前記それぞれのニックの両端は丸みによって滑らかに前記ニックに隣接する外周刃と連なり、前記それぞれのニックの工具先端側の丸み半径が前記ニックの工具シャンク側の丸み半径より小さく、ニック溝の底端が工具シャンク側の丸みと直線若しくはニック溝に向かって凸状の曲線で繋がるか、又は前記直線と前記ニック溝に向かって凸状の曲線との組合せで繋がっていることを特徴とするニック付きエンドミルである。
【選択図】図2

Description

本発明はニック付きエンドミルに関するものである。
複数の外周刃を有するエンドミルにおいて、外周刃に工具先端側から工具シャンク側に向かって、切り屑を分断させるニックを設けることにより、切削時の抵抗が小さくなり、切り屑の処理性も良いので、高切込み切削ができることが知られている。また、ニックに挟まればフラット形状の外周刃部分により、中仕上げレベルの加工面粗さを実現可能とする工具も知られている。特許文献1、2に記載されているエンドミルはその一例である。特許文献1には、ニックの両端に大きなフランク角を設けることによって、ニックと外周刃部と繋いだ部分の強度を確保しようとするエンドミルが記載されており、特許文献2にはニックの両側の各連結部に丸みをつけることによって、耐チッピング性の向上と加工面粗さの向上を図るエンドミルが記載されている。
特開平06−335814号公報 特開2005−131728号公報
しかしながら、優れた中仕上げ加工面と切削加工能率を両立させたいという目的で、本発明者が詳細な検討をした結果、ニックの両側の形状とニック溝形状の最適化がとても大きな役割を果たすことが明らかになった。特許文献1に記載のニックの形状は、ニックと外周刃部が連結する形状が図7に示すように鋭いエッジ形になる。ニック両端に大きなフランク角を設けて強度を確保しようとするが、高能率加工においては、耐チッピング性から大きな問題がある。したがって、高能率の加工が難しい。
特許文献2に記載された工具ではニックの両側に丸みを設けることで耐チッピング性が向上できるが、ニックの工具先端側の丸み半径が工具シャンク側の丸み半径と比較して相対的に大きいために、切れ味が悪くなり、加工面面粗さの悪化と加工面の筋の発生につながりやすい。また、工具の軸に対し直角方向に入れたニックは図5に示すように工具のシャンク側が鋭角になるため、ニックの工具シャンク側がニックの工具先端側より強度が弱くなる。特許文献2に記載されたニック溝形状は図9のような凹円弧状であるために、ニックの工具シャンク側と工具先端側の丸み連結部との境界には角立っている部分が存在し、高送りでの高能率の条件で加工する際にチッピングが発生しやすいため、工具は切削寿命が短くなり、加工面の精度が悪化する。
本発明は以上のような背景のもとになされたものであり、粗加工から中仕上げ加工までが出来るエンドミルであって、良好な中仕上げ加工面面粗さを維持しながら、従来品の2倍以上の加工能率を実現できるニック付きエンドミルを提供することを目的とする。
本発明者は、かかる目的を達成するために、ニックの形状を変化させ切削試験を繰り返して評価し、最適なニックの形状を検討した。その結果、ニックが外周刃と繋がる部分の形状の変更と、ニック繋ぎ部分とニック溝の底部との繋ぐ形状の変更が上記の課題解決に重要であることが分かった。
すなわち本発明のうち、第1発明は、複数の外周刃を有する回転工具本体の外周に、工具先端側からシャンク側に向かって切り屑を分断させるニックを間隔をおいて複数個配設したエンドミルにおいて、前記ニックと前記外周刃をエンドミルのねじれ角と平行の切断面で見たときに、前記それぞれのニックの両端は丸みによって滑らかに前記ニックに隣接する外周刃と連なり、前記それぞれのニックの工具先端側の丸み半径が前記ニックの工具シャンク側の丸み半径より小さく、ニック溝の底部が工具シャンク側の丸みと直線もしくはニック溝に向かって凸状の曲線で繋がるか、又は前記直線と前記ニック溝に向かって凸状の曲線との組合せで繋がっていることを特徴とするニック付きエンドミルである。
本発明の第2発明は、前記の第1発明のニック付きエンドミルにおいて、エンドミルの工具直径をDとしたときに、ニックの工具先端側の丸み半径R1が0.01D〜0.03D、ニックの工具シャンク側の丸み半径R2はニックの工具先端側の丸み半径の1.5〜2倍、及びニックの深さが0.01D〜0.05Dであることを特徴とするニック付きエンドミルである。
本発明のニック付きエンドミルは、ニックの工具シャンク側の丸み半径R2より小さくしたニックの工具先端側の丸み半径R1が設けられることにより、切れ味がよくなり加工面の筋線を軽減できるので、より高精度の加工面が実現できる。
本発明によれば、波刃外周刃を持つラフィング工具と同じように、切りくずを細かく分断させ、低抵抗で高能率の切削加工ができる上に、ラフィング工具より優位な効果として、荒切削加工段階で従来のニック付きエンドミルと比較しても2倍以上の高能率で切削しても加工面粗さが向上する。
本発明のニック付きエンドミルで加工すれば、中仕上げ加工と仕上げ加工が必ずしも必要ではなく、粗仕上げから一回の工程で切削加工が完了し、加工時間の大幅短縮と工具費の削減に寄与する。
本発明のニック付きエンドミルは、新しいニック形状によりチッピング等の欠損を心配する必要がないので、より高能率の切削が可能となる。
本発明のニック付きエンドミルを第2発明のようにすれば、高能率の加工と高精度の加工面をより確実に確保できる。且つ、一刃送り量の大きい加工条件においても、切りくずが良好に分断されるとともに、切削抵抗が低減されて、切削性能が向上する。
本発明の一実施例であるニック付きエンドミルの概観図である。 図1のニックと外周刃を、エンドミルのねじれ角に平行の切断面で見たA−A´断面図であり、ニック溝の底端と工具シャンク側の丸みとの繋がりを直線とした図である。 図2において、本発明の他の例である、ニック溝の底端と工具シャンク側の丸みとの繋がりを、ニック溝に向かって凸状の曲線とした図である。 図2において、本発明の他の例である、ニック溝の底端と工具シャンク側の丸みとの繋がりを、ニック溝に向かって凸状の曲線と直線との組合せとした図である。 エンドミルの回転軸に対してニックと外周刃とが交差するコーナーの鋭角と鈍角の説明図である。 ニック溝の底端と工具シャンク側の丸みとの繋がりが、ニック溝に向かって凹状の曲線とした従来のニック付きエンドミルについて、図2のA−A´断面図部に相当する図である。 ニックと外周刃部との繋がりが鋭いエッジ形である、特許文献1に記載されたニック形状を表す図である。 図7のニック形状において、該ニック形状に丸みを設けた特許文献1に記載されたニック形状を表す図である。 ニックと外周刃部との繋がりを、ニック溝を形成する凹円弧形状の半径より小さい丸みとし、該丸みの大きさを工具先端側と工具シャンク側とが同じとした特許文献2に記載されたニック形状を表す図である。 図9のニック形状において、該丸みの大きさを工具シャンク側の丸み半径が工具先端側の丸み半径より大きく設けた、特許文献2に記載されたニック形状を表す図である。
本発明の代表的な形態として、本発明のニック付きエンドミルを図1乃至図6で説明する。図1は本発明の一実施例であるニック付きエンドミルの概観図である。本発明のエンドミルは図1に示すように、工具直径Dで複数の外周刃1を有し、複数の外周刃1を有するエンドミル本体の外周に、工具先端側2からシャンク側3に向かって、切り屑を分断させるニック4が所定の間隔ごとに配置されている。
本発明のニック4の詳細な形状を図2で説明する。図2は図1のA−A´断面を示す図で、ニック溝の底端8と工具シャンク側の丸み6との繋がりを直線とした図である。エンドミルは所定のねじれ角θを有するため、A−A´断面とはニックと外周刃をエンドミルのねじれ角と平行の切断面で見た断面である。図2乃至図4、図6、図9乃至図10の説明において、便宜的に、あるニックの工具のシャンク側と工具先端側に存在する円弧(丸み)の半径を、工具先端側の丸み5では工具先端側の丸み半径R1と称し、工具シャンク側の丸み6では工具シャンク側の丸み半径R2と称する。本発明のニック付きエンドミルは、ニック4は工具先端側の丸み半径R1の円弧を部分的に持つ工具先端側の丸み5と、工具シャンク側の丸み半径R2の円弧を部分的に持つ工具シャンク側の丸み6によって外周刃1とニック溝9とを繋げている。且つ、該ニック4の工具先端側の丸み半径R1が該ニックの工具シャンク側の丸み半径R2より小さく設けられている。また、ニック溝9のニック溝の底部7は凹状であり、工具シャンク側の丸み半径R2と直線若しくは凸状の曲線でニック溝の底端8で繋がっている。
本発明のニック付きエンドミルにおける、ニック溝の底端8と工具シャンク側の丸み6との断面形状での繋ぎ方は三種類あり、その様子を図2乃至図4に示す。既に代表して述べた図2は、ニック溝の底端8と工具シャンク側の丸み6との繋がりを直線10とした例である。図3は、ニック溝の底端8と工具シャンク側の丸み6との繋がりを、ニック溝9に向かって凸状の曲線11で連結されている例である。図4は、ニック溝の底端8と工具シャンク側の丸み6との繋がりを、前記ニック溝9に向かって凸状の曲線11と直線10との組合せで繋げている例である。なお図2乃至図6の斜線はエンドミルの断面を示す。
図5は、回転軸に対してニック4と外周刃1とが交差するコーナーの鋭角12と鈍角13の説明図である。図5において、工具先端側2と工具シャンク側3とを比較して示すように、本発明のニック付きのエンドミルにおいては、ニック4の工具シャンク側3の部分がニック4と外周刃1とが交差するコーナーが鋭角12になっているため、工具先端側2の鈍角13と比べて形状的に強度がより弱い。
また、図6に示す従来のニック付きエンドミルのようにニック溝を形成する輪郭の形状が凹円弧形状のもの、すなわちニックの底部9が工具シャンク側の丸み6とニック溝に向かって凹状の曲線で繋いだものは、特に工具シャンク側3のニック形状が工具側にくぼむことになり、工具シャンク側の丸みと凹円弧形状の曲線14で繋がる境界(接続部)には角立っている部分が存在し、高送りでの高能率の条件で加工する際にチッピングが発生しやすいため、工具は切削寿命が短くなり、加工面の精度が悪化する。これに対して本発明のニック形状は、図2乃至図4に例示するように、工具シャンク側の丸み6とニック溝の底端8との繋がりを、直線10もしくはニック溝に向かって凸状の曲線11で繋がるか、又は凸状の曲線11と直線10との組合せで繋ぐことにより、強度を増強でき、高送りでの高能率の加工条件で切削しても、チッピングの発生もなく安定した加工ができる。このように本発明では、ニック溝の底端8と工具シャンク側の丸み6との断面形状での繋ぎ方が発明の最も大切な要素の一つであり、切削特性にも大きく影響することを明らかにした。エンドミルのニック形状の詳細部分に着目し、切削特性を評価しつつ、この繋ぎ方を検討したことは従来技術にはない。
本発明のニック付きエンドミルは、ニック4の工具先端側の丸み半径R1が0.01D〜0.03D(Dは工具直径を表す。)の範囲内とするのが望ましい。この範囲であると、ニック4と外周刃1と繋いだ工具先端側2の強度をより十分に確保でき、チッピングを防ぐことができるからである。工具先端側の丸み半径R1が0.01D未満であると相対的に強度が弱く、切削する際にチッピングが発生する可能性がでてくる。工具先端側の丸み半径R1が0.03Dを超えると、加工面を工具シャンク側に押し付ける力が大きくなり、その結果、加工面に筋を残しやすくなり、加工面精度に影響する。
また、本発明のニック付きエンドミルの、ニック4の工具シャンク側の丸み半径R2は工具直径Dの1.5〜2倍の範囲内が望ましい。これにより、ニック4と外周刃1がうまく繋がり、ニック溝9の工具シャンク側3の強度を十分確保しチッピングを防ぐことができるので、高送りでの高能率の加工ができる。ニック4の工具シャンク側の丸み半径R2が工具直径Dの1.5倍未満の場合には強度が不足する。ニック4の工具シャンク側の丸み半径R2が工具直径Dの2倍を超える場合には切削抵抗が大きくなることから、いずれもチッピングが発生しやすい傾向となる。
本発明のニック付きエンドミルのニック深さHは、0.01D〜0.05Dの範囲内が望ましい。ニック深さHが0.01D未満の場合、一刃送り量を多く取れない。その場合には、ニック4が有効に働きづらく、例えば、一刃送り量がニック深さHより大きい場合、切り屑がつながり、高送りが難しくなる。逆に一刃送り量がニック深さHより小さい場合は、高送りができないことになる。また、ニック深さHが0.05Dを超える場合、切れ刃の強度が弱くなり、チッピング起こすことがある。
この範囲のニック深さHにより、切り屑がより良好に分断されるとともに、切削抵抗が小さくなり高能率の加工が一層確実になる。
なお、図2乃至図4において、ニック溝の輪郭形状は代表的に3個図示しているが、本発明では、いずれのニック4においても工具先端側の丸み半径R1は工具シャンク側の丸み半径R2より小さいことは必須の条件であるが、ニック4ごとの工具先端側の丸み半径R1と工具シャンク側の丸み半径R2の値はすべてのニック4で同じである必要はない。ただし、ニック溝9形成時の研削加工において砥石を使用することが普通であるから、ニック付きエンドミルの製造上は同じ砥石形状により研削すると都合が良いので、ほぼ同じ寸法が望ましいといえる。
特許文献1、特許文献2ともニックの形状を特徴にしている発明であるが、これらの発明の形状に基づき製作して評価した従来例1〜4は実施例の表1に記載する効果の欄からも分かるように、それぞれ下記のような問題点があることを明らかにした。
特許文献1に記載のニックの形状は、ニック4と外周刃部1とが連結する形状が図7に記載されるように鋭いエッジ形になっている。ニック両端に大きなフランク角を設けて強度を確保しようとするが、高能率加工においては、耐チッピング性から大きな問題がある。特に、能率の高い条件で切削する際に、前記図7のように鋭いエッジが付いて角立っているエッジ部分15を持っていると、チッピングの可能性が高く、加工面には筋を残して、十分な加工面粗さが得られないという問題がある。また、特許文献1にはこの鋭いエッジ部に丸み(アール)をつけてもよいとの記載があるが、せいぜい常識的な範囲で丸みを付けても良いとの発想に過ぎず、基本形状は前記図8の形状に留まる。なお、図7、図8の斜線はエンドミルの断面を示す。
本発明が目的とするように、中仕上げ加工面面粗さを維持しつつ、従来品の2倍以上の加工能率(一刃送り量、回転数)を実現するためのニック付きエンドミルで重要なことは、常識程度に丸みを付けるだけでは事足りず、ニック4と外周刃1とが繋がる形状を工具先端側2と工具シャンク側3で相互の丸みの大きさの関係も含めてどのような形状にし、ニック溝9とどのように繋ぐかが重要なのである。本発明のニック付きエンドミルは、前記工具先端側の丸み半径R1と工具シャンク側の丸み半径R2の最適な大きさと、工具先端側の丸み半径R1と工具シャンク側の丸み半径R2との間の相互の関係、およびニック溝の底部7がニックのシャンク側の丸み6とどのように繋げるかを検討した結果として、従来の形状ではなし得なかった中仕上げ加工面粗さを得る切れ味を確保して、しかもニックの耐チッピング性に最適であるという両立した効果を得ることに成功したものである。
特許文献2に記載のニックの形状は、ニックと外周刃部とを繋ぐ形状として、図9に示すように、本発明の工具先端側の丸み半径R1と工具シャンク側の丸み半径R2に相当する部分が円弧状である点では一致する形状である。しかし本発明のように、工具先端側の丸み半径R1と工具シャンク側の丸み半径R2がどのような大きさで、工具先端側の丸み半径R1と工具シャンク側の丸み半径R2相互の大きさがどのような関係であるかは認識はなく、せいぜいニック溝を形成する凹円弧形状の半径より小さい円弧にするとの認識に留まる。さらに本発明との決定的な差異は、特許文献2に記載のニックは大きな凹円弧状(図9、図10の半径R3)を必須としていることである。本発明者の評価によると、この凹円弧状は工具シャンク側3のニック形状が工具側にくぼみや、角立っている部分が存在し、本発明が目的とする高速送りの切削条件に対して強度的に耐えられない。このことは特許文献2に記載のニックの形状を有するエンドミルで切削試験を行った従来例3、4の実施例(表1)の結果からも明らかである。なお、図9、図10の斜線はエンドミルの断面を示す。
本発明のニック付きエンドミルは、工具シャンク側の丸みからニック溝の底端へ、連続して直線若しくはニック溝に向かって凸状の曲線で繋がるか、前記直線と凸状の曲線の組み合わせで繋がっている。この形状によるニックの強度は、特許文献2に記載のニック溝に向かって凹円弧状の凹所を設けたニック形状より格段に強度が向上する。
本発明の実施例からも分かる本発明のニック4の望ましい形状と、形状の部分的な役割をまとめると下記のようになる。工具先端側の丸み半径R1は、特に、強度を確保した上で切れ味を確保し、面粗さの維持のために必要で、その範囲は工具直径をDとするときに0.01D〜0.05Dとするのが望ましい。さらに望ましい範囲は、0.01D〜0.03Dである。工具シャンク側の丸み半径R2は主にニック4の耐チッピング性を確保する目的で、工具先端側の丸み半径R1の1.1倍〜2.5倍とするのが良い。工具シャンク側の丸み半径R2のさらに望ましい範囲は工具先端側の丸み半径R1の1.5倍〜2.0倍である。ただし、ここで記載した工具先端側の丸み半径R1や工具シャンク側の丸み半径R2の効果は単独で発揮されるものでもなく、ニック形状の全体の要件が満足されて発揮されるものである。
本発明の目的は、中仕上げ加工面の面粗さを維持し、従来品の2倍以上の加工能率(一刃送り量、回転数)を実現できるニック付きエンドミルを提供することである。これを実現するために、ニック付きエンドミルにおける種々のニック形状を検討した結果、ニック形状は、微妙な相違でニックの強度と切れ味(切れ味はワークの面粗さにも影響する)、および切り屑の分断と切り屑の排出性に影響を及ぼすことが分かった。本発明の実施例において、従来例も含めてニックの形状を検討した結果、特にニック溝から外周刃に至る形状や、ニックと外周刃とを繋ぐ形状が本発明の目的を達成するために大きな影響があることが分かった。
以下、本発明を下記の実施例により詳細に説明するが、それらにより本発明が限定されるものではない。
(実施例1)
本発明例、比較例、従来例に共通するエンドミル形状の条件として、スクエアエンドミル、刃径が10mm、心厚が6.5mm、外周すくい角を0度、ねじれ角を43度、刃数を4枚とし、外周刃にニックを千鳥の配列で配置したものを用意した。前記スクエアエンドミルのニックの工具先端側の丸み半径R1、ニックの工具シャンク側の丸み半径R2、ニック深さを変化させたもの、ニックのニック溝の底端と工具シャンク側の丸みとの繋ぐ形状を変えたものを本発明と比較例として、特許文献1、特許文献2に記載している形状のもの及び前記特許文献1の記載に基づいて工具先端側の丸み半径R1と工具シャンク側の半径R2を持たせたもの、前記特許文献2の工具先端側の丸み半径R1より工具シャンク側の丸み半径R2を大きくしたものを従来例として作製した。
表1には本発明例、比較例、従来例ごとに通し番号で示した表1のうち、本発明例1、2、3は工具先端側のニックの丸み半径R1を0.025D(実寸で0.25mm、以下同じ)、工具シャンク側のニックの丸み半径R2を半径R1の1.6倍(0.4mm)、ニック深さをDの0.03倍(0.3mm)とし、ニック溝の底端と工具シャンク側の丸みとの繋ぐ形状を変えたものである。本発明例4、5は工具シャンク側の丸み半径R2を半径R1の1.6倍とし、工具先端側の丸み半径R1以外は本発明例1と同仕様として作製した。本発明例4は、工具先端側の丸み半径R1を0.01D(0.1mm)、本発明例5は、工具先端側の丸み半径R1を0.03D(0.3mm)とした。本発明例6、7は、工具シャンク側の丸み半径R2以外は本発明例1と同仕様として作製した。本発明6は、工具シャンク側の丸み半径R2を半径R1の1.5倍、本発明例7は、工具シャンク側の丸み半径R2を半径R1の2.0倍とした。本発明例8、9は、ニック深さ以外は本発明例1と同仕様として作製し、本発明例8は、ニック深さをDの0.01倍(0.1mm)、本発明例9は、ニック深さをDの0.05倍(0.5mm)とした。
本発明例10から本発明例15までは、本発明のニック形状の最適な範囲を示す本発明の請求項2の周辺の範囲での実施例を例示したものである。その内、本発明例10、11は工具シャンク側の丸み半径R2を半径R1の1.6倍としてR1の影響を調査した。工具先端側の丸み半径R1以外は本発明例1と同仕様として作製した。本発明例10は、工具先端側の丸み半径R1を0.008D(0.08mm)、本発明例11は、工具先端側の丸み半径R1を0.034D(0.34mm)とした。本発明例12、13は工具シャンク側の丸み半径R2の影響を調査したもので、それ以外は本発明例1と同仕様として作製した。本発明例12は、工具シャンク側の丸み半径R2を半径R1の1.3倍、本発明例13は、工具シャンク側の丸み半径R2を半径R1の2.5倍とした。本発明例14、15は、ニック深さ以外は本発明例1と同仕様として作製しニック深さの影響を調べたものである。その内、本発明例14は、ニック深さをDの0.008倍(0.08mm)、本発明例15は、ニック深さをDの0.07倍(0.7mm)とした。
比較例1は、工具シャンク側の丸み半径R2を工具先端側の丸み半径R1と同じでDの0.025倍(0.25mm)とした以外は、本発明例1と同仕様として作製した。比較例2は、工具先端側の丸み半径R1をDの0.04倍(0.4mm)、工具シャンク側の丸み半径R2を0.25mmとして工具先端側の丸み半径R1より小さく設けた以外は、本発明例1と同仕様として作製した。比較例3は、ニック溝の底端と工具シャンク側の丸みとの繋がりが、ニック溝に向かって凹円弧形状の曲線とした以外は、本発明例1と同仕様として作製した。
従来例1は、ニックと外周刃との繋がりが鋭いエッジ形を有する特許文献1に記載されたニック形状であり、その形状を図7に示す。ニックの工具先端側と工具シャンク側に丸みを設けない以外は、本発明例1と同仕様として作製した。
従来例2は、図7のニック形状において、該ニック形状に丸みを設けてもよいと特許文献1に記載されたニック形状であり、その形状を図8に示す。ニックの工具先端側の丸み半径R1をDの0.005倍(0.05mm)、工具シャンク側の丸みの半径R2を半径R1の1倍(0.05mm)に設けた以外は、従来例1と同仕様として作製した。
従来例3はニックと外周刃との繋がりを、ニック溝を形成する凹円弧形状の半径より小さい丸みとし、該丸みの大きさを工具先端側と工具シャンク側とが同じとした特許文献2に記載されたニック形状を図9に示す。ニックと外周刃との繋がりを凹状円弧とし、ニックの工具先端側の丸み半径R1をDの0.025倍(0.25mm)、工具シャンク側の丸み半径R2を工具先端側の丸み半径R1と同じに設けた以外は、本発明例1と同仕様として作製した。
従来例4は、図9のニック形状において、シャンク側の丸みの半径が工具先端側の丸みの半径より大きくした場合の特許文献2に記載されたニック形状であり、その形状を図10に示す。ニックと外周刃との繋がりを凹状円弧とし、ニックの工具先端側の丸み半径R1をDの0.01倍(0.1mm)、工具シャンク側の丸み半径R2を半径R1の1.3倍(0.13mm)に設けた以外は、従来例3と同仕様として作製した。
従来例5は、ニック溝の底端と工具シャンク側の丸みとの繋がりが、ニック溝に向かって凹状円弧の曲線とした従来のニック付きエンドミル形状のものである。ニックの工具先端側と工具シャンク側に丸みを設けない以外は、本発明例1と同仕様として作製した。従来例6は、従来工具の一般的な形状のものである。
表1で、ニック形状が「直線連結」とは直線でニック溝の底端と工具シャンク側の丸み半径R2を繋いだもの、「凸形曲線」とはニック溝に向かって凸状の曲線で工具シャンク側の丸み半径R2とニック溝の底端とを繋いだもの、「直線+凸形曲線」とはニック溝に向かって直線と凸状の曲線との組合せで工具シャンク側の丸み半径R2とニック溝の底端とを繋いだもの、「凹状円弧」とは従来例として、凹状の円弧あるいは凹状の曲線でニックの工具シャンク側の丸み半径R2とニック溝の底端とを繋いだものである。
切削試験条件としては、いずれの試料番号も統一した条件で行った。被削材はステンレスSUS304のブロック材を用意し、エンドミルの回転数は4000回転/min(切削速度120m/min)、軸方向切込み量10mm、径方向切込み量4mmとし、潤滑は水溶性切削液を使用した。従来のこの種のエンドミルでは、平均加工面粗さを確保した場合の平均的な送り速度は500mm/min前後なので、本発明の加工能率を評価するために、送り速度500mm/min(一刃送り量0.03mm/min)から送り速度を徐々に上げて、送りの限界を探った。したがって、送り速度が1000mm/min)以上となり、チッピング発生や加工面粗さの劣化の問題がなければ、加工能率が従来の2倍以上の目標を達成したといえる。
評価基準として、チッピングなどの不具合が生じた時点、若しくは、被削材の加工面の平均面粗さRaが4μm以上に達した時点で切削を中止し、その時の送り速度を限界送り速度(mm/min)として記録した。限界送り速度が1300mm/minの時点で、チッピングなどの不具合が無く、加工面の平均加工面粗さRaが4μm以下のものを「良好」として○印で表わした。限界送り速度が1600mm/minの時点で、チッピングなどの不具合が無く、加工面の平均加工面粗さRaが4μm以下のものを「高速送り良好」とし◎印で表わした。限界送り速度が1300mm/min以下でチッピング若しくは平均面粗さRaが4μmを超えるものは、その時点での加工面の平均加工面粗さRaを測定し×印とした。各試料の仕様と結果を表1に示す。
Figure 2010240818
表1より、本発明例1〜15では全て、限界送り速度が1300mm/minの時点で、チッピングや欠損がなく平均面粗さRaが4μm以下で高送り加工ができた。特に、本発明例1、2、3、5、6、7、9では、更に限界送り速度が1600mm/minの時点で、チッピングなどの不具合が無く、加工面の平均加工面粗さRaが2.0μm以下となり、高送りでの高能率と高い精度の加工面を確保できた。
比較例1では、送り速度が1000mm/minの時点でチッピングが発生した。このことは、ニックの工具先端側と工具シャンク側の丸みが同じで、R2が0.25mmと小さいため、強度が不足したことを示す。比較例2では、送り速度が800mm/minで切削後、被削材の加工面に筋を残し、平均面粗さRaが4.98μm(4μm超)となった。これは、ニックの工具先端側の丸みが工具シャンク側の丸みより大きいため、加工面を工具シャンク側に押し付ける力が大きくなり、加工面に筋を残し、平均面粗さRaが大きくなったことを示す。比較例3では、ニック溝の底部が工具のシャンク側の丸みとより強度の弱い凹状円弧で繋いであり、強度が不足したために、送り速度900mm/minでの加工の際に、ニックの工具シャンク側の溝部分にチッピングが発生した。
従来例1では、送り速度600mm/minで加工した際に、チッピングが発生して、平均面粗さRaが4.94μmとなった。このことは、ニックの工具先端側と工具シャンク側に丸みを設けていないため、高送り加工では強度が弱くチッピングが発生したことを示す。従来例2は、従来例1のニック形状のものに工具先端側と工具シャンク側に丸みを設けた場合で、送り速度700mm/minで加工した際に、チッピングが発生した。従来例3では、送り速度800mm/minで加工した際に、ニックの工具シャンク側にチッピングが発生した。これは、ニックの工具シャンク側の丸み半径R2が工具先端の丸み半径R1と同じで、より弱い強度になっていること、また、ニックと外周刃との繋がりが凹状となって更なる強度不足となり、チッピングが発生したことを示す。
従来例4は、従来例3のニック形状のものにニックの工具先端側の丸みより工具シャンク側の丸みを大きく設けた場合である。送り速度が700mm/minの時点でニックの工具シャンク側の溝部分にチッピングが発生し、平均面粗さRaが5.23μmとなった。このことは、ニックと外周刃との繋がりが凹状となり、強度が不足して、高能率の条件において、チッピングが発生したことを示す。
従来例5では、送り速度500mm/minで加工した際に、チッピングが発生し、加工面粗さも5.39μmとなった。このことは、ニックの工具先端側と工具シャンク側に丸みもなく、外周刃とニック溝の底端と凹状円弧で繋ぐ構造のため、高送り加工ではニックの強度が弱く、チッピングが発生したことを示す。
従来例6では、送り速度600mm/minで加工した際に、加工面平均面粗さRaが5.33μmとなった。このことは、ニックの工具先端側と工具シャンク側に丸みが大きく、加工面にかかる抵抗が大きいため、加工面に筋が発生し、面粗さが悪化したことを示す。
本発明のニック付きエンドミルは、特徴のあるニック形状と外周刃の組合せにより、波刃外周刃を持つラフィング工具と同じように切り屑を細かく分断させ、従来形状より2倍以上の送り速度で加工することが可能となる。本発明のニック付きエンドミルは、チッピング等の欠損を心配する必要がなく、荒切削加工段階で高い送り速度で切削しても加工面粗さが向上するので、中仕上げ加工と仕上げ加工が必ずしも必要ではなくなり、加工時間の大幅短縮と工具費の削減に寄与する。
本発明のニック付きエンドミルの主な切削対象ワークは、例えば軟鋼、構造用鋼またはステンレス鋼であり、特に部品加工の切削に好適である。
1 外周刃
2 工具先端側
3 工具シャンク側
4 ニック
5 工具先端側の丸み
6 工具シャンク側の丸み
7 ニック溝の底部
8 ニック溝の底端
9 ニック溝
10 直線
11 凸状の曲線
12 鋭角
13 鈍角
14 凹円弧形状の曲線
15 エッジ部分
D 工具直径
R1 工具先端側の丸み半径
R2 工具シャンク側の丸み半径
R3 凹部の半径R
θ 工具外周刃のねじれ角
b エンドミルのねじれ角との平行線
H ニック深さ

Claims (2)

  1. 複数の外周刃を有する回転工具本体の外周に、工具先端側からシャンク側に向かって切り屑を分断させるニックを間隔をおいて複数個配設したエンドミルにおいて、
    前記ニックと前記外周刃をエンドミルのねじれ角と平行の切断面で見たときに、前記それぞれのニックの両端は丸みによって滑らかに前記ニックに隣接する外周刃と連なり、
    前記それぞれのニックの工具先端側の丸み半径が前記ニックの工具シャンク側の丸み半径より小さく、
    ニック溝の底端が工具シャンク側の丸みと直線若しくはニック溝に向かって凸状の曲線で繋がるか、又は前記直線と前記ニック溝に向かって凸状の曲線との組合せで繋がっていることを特徴とするニック付きエンドミル。
  2. ニック付きエンドミルの工具直径をDとしたときに、ニックの工具先端側の丸み半径が0.01D〜0.03D、ニックの工具シャンク側の丸み半径はニックの工具先端側の丸み半径の1.5倍〜2倍で、ニックの深さが0.01D〜0.05Dであることを特徴とする請求項1に記載のニック付きエンドミル。
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