JP2010136239A - 撮影装置および撮影装置の制御方法並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】被写体が静止し、背景が流れた画像を取得する際に、飽和領域が多重化しないようにする。
【解決手段】本撮影前にプレ画像を取得し、プレ画像から流し撮りモード時における複数回の撮影時の露光時間を設定する。設定した露光時間による撮影によって、画像に飽和領域が存在するか否かを判定する。飽和領域が存在する場合、さらに露光時間を短くするように露出を設定する。判定が肯定されると複数回の撮影を行って複数の画像を取得し、複数の画像を合成して、所望の被写体が静止し、背景が流れた合成画像を生成する。
【選択図】図3
【解決手段】本撮影前にプレ画像を取得し、プレ画像から流し撮りモード時における複数回の撮影時の露光時間を設定する。設定した露光時間による撮影によって、画像に飽和領域が存在するか否かを判定する。飽和領域が存在する場合、さらに露光時間を短くするように露出を設定する。判定が肯定されると複数回の撮影を行って複数の画像を取得し、複数の画像を合成して、所望の被写体が静止し、背景が流れた合成画像を生成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、とくに流し撮りに適した撮影装置および撮影装置の制御方法並びに撮影装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
自動車等の動きのある被写体を撮影してスピード感ある画像を得る場合に、シャッタ速度を通常よりも遅く設定した状態で、撮影者が被写体の動きに合わせてカメラを移動することにより、被写体が静止し、背景が流れた画像を得ることができる流し撮りのテクニックが用いられる。このような流し撮りは、スピード感のある画像を得ることができるものの、被写体の動きに併せてカメラを移動させる必要があるため、熟練者でないと動いている被写体がぶれてしまう可能性が高い。
このため、流し撮り時に、通常の流し撮りを行う場合のシャッタ速度よりも短いシャッタ速度により、複数の画像を連続して撮影して複数の画像を取得し、複数の画像に含まれる動体の位置合わせを行いつつ、複数の画像を合成して合成画像を取得する手法が提案されている(特許文献1〜3参照)。特許文献1〜3の手法によれば、1つ1つの撮影のシャッタ速度は短いため、動体のブレを低減させることができ、その結果、熟練者が流し撮りを行った場合と同様に、動体が静止し、背景が流れている合成画像を取得することができる。
特開2005−135091号公報
特開2006−339903号公報
特開2006−25312号公報
上記特許文献1〜3に記載された手法により取得される画像において、その背景は複数の画像が重ね合わせられたものとなる。このため、複数の画像のそれぞれに画素値が最大値となる飽和領域が含まれると、撮影順に飽和領域の位置が移動することから、各画像における飽和領域の位置が異なるものとなる。このように飽和領域の位置が異なると、合成画像においては各画像における飽和領域と非飽和領域が重なる部分が存在する。しかしながら、各画像における飽和領域と非飽和領域とが重なると、飽和領域が滑らかに流れず、合成画像上に飽和領域と非飽和領域とが交互に現れるため、飽和領域が間を空けて存在することとなり、その結果、飽和領域が多重化してしまう。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、被写体が静止し、背景が流れた画像を取得する際に、飽和領域が多重化しないようにすることを目的とする。
本発明による撮影装置は、撮影により画像を取得する撮影手段と、
複数の画像を時間的に連続させて順次取得するよう前記撮影手段を制御する撮影制御手段と、
前記複数の画像の動きを解析する動き解析手段と、
該動きの解析結果に基づいて、前記複数の画像を合成して合成画像を生成する合成手段と、
前記撮影手段を用いての前記複数の画像の取得時に、前記複数の画像のそれぞれに飽和領域が存在しないように前記撮影手段の露出を設定する露出処理手段とを備えたことを特徴とするものである。
複数の画像を時間的に連続させて順次取得するよう前記撮影手段を制御する撮影制御手段と、
前記複数の画像の動きを解析する動き解析手段と、
該動きの解析結果に基づいて、前記複数の画像を合成して合成画像を生成する合成手段と、
前記撮影手段を用いての前記複数の画像の取得時に、前記複数の画像のそれぞれに飽和領域が存在しないように前記撮影手段の露出を設定する露出処理手段とを備えたことを特徴とするものである。
「複数の画像の動きを解析する」とは、各画像内の画素がどのように移動しているかを解析することを意味する。具体的には、複数の画像のうちの1つの画像を基準とし、基準となる画像および他の画像間の対応する画素の移動方向および移動量を求め、移動方向および移動量に基づいて、基準となる画像における画素がどのように移動しているかを解析することを意味する。
なお、本発明による撮影装置においては、前記合成手段を、前記動きの解析結果に基づいて前記複数の画像のそれぞれから動体を検出し、該複数の画像のそれぞれにおける前記動体の位置が略一致するように前記複数の画像を合成して合成画像を生成する手段としてもよい。
また、本発明による撮影装置においては、前記露出処理手段を、前記複数の画像の各画素値が、最高輝度未満となるように前記撮影手段の露出を制御する手段としてもよい。
また、本発明による撮影装置においては、前記複数の画像の取得前に前記露出を制御するためのプレ画像を取得し、該プレ画像に基づいて前記複数の画像の取得時の露出を設定し、該設定した露出により前記プレ画像を再度取得し、該プレ画像に前記飽和領域が存在するか否かを判定し、該判定が否定されるまで前記露出の設定および前記再度のプレ画像の取得を繰り返すよう、前記撮影制御手段および前記露出処理手段を制御する制御手段をさらに備えるものとしてもよい。
また、本発明による撮影装置においては、前記合成画像の明るさを補正する明るさ補正手段をさらに備えるものとしてもよい。
また、本発明による撮影装置においては、前記露出処理手段を、前記動きの解析結果に基づいて、前記複数の画像における動きが小さい領域以外の領域に前記飽和領域が存在しないように前記撮影手段の露出を設定する手段としてもよい。
また、本発明による撮影装置においては、前記撮影制御手段を、前記露出処理手段が設定する露出が制限値となっても前記飽和領域の存在を解消できない場合、前記複数の画像の取得を停止する手段としてもよい。
「露出の制限値」とは、露出処理手段が設定可能な露出設定値、すなわちシャッタスピード、絞り値およびゲイン等の少なくとも1つについて、飽和領域が存在しないように露出をアンダーとするための限界値を意味する。例えば、撮影装置において設定可能な最速のシャッタスピードが1/2000秒の場合、露出の制限値は1/2000秒となる。
この場合、前記複数の画像の取得が停止されたことを通知する通知手段をさらに備えるものとしてもよい。
本発明による撮影装置の制御方法は、撮影により画像を取得する撮影手段と、
複数の画像を時間的に連続させて順次取得するよう前記撮影手段を制御する撮影制御手段と、
前記複数の画像の動きを解析する動き解析手段と、
該動きの解析結果に基づいて、前記複数の画像を合成して合成画像を生成する合成手段とを備えた撮影装置の制御方法であって、
前記撮影手段を用いての前記複数の画像の取得時に、前記複数の画像のそれぞれに飽和領域が存在しないように前記撮影手段の露出を設定することを特徴とするものである。
複数の画像を時間的に連続させて順次取得するよう前記撮影手段を制御する撮影制御手段と、
前記複数の画像の動きを解析する動き解析手段と、
該動きの解析結果に基づいて、前記複数の画像を合成して合成画像を生成する合成手段とを備えた撮影装置の制御方法であって、
前記撮影手段を用いての前記複数の画像の取得時に、前記複数の画像のそれぞれに飽和領域が存在しないように前記撮影手段の露出を設定することを特徴とするものである。
なお、本発明による撮影装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
本発明によれば、複数の画像のそれぞれに飽和領域が存在しないように撮影手段の露出が設定されて、複数の画像が時間的に連続して取得され、複数の画像の動き解析結果に基づいて、複数の画像が合成されて合成画像が生成される。これにより、複数の画像には飽和領域が存在しなくなるため、合成画像上において飽和領域と非飽和領域とが重なることがなくなり、その結果、飽和領域の多重化を防止することができる。
また、動きの解析結果に基づいて複数の画像のそれぞれから動体を検出し、複数の画像のそれぞれにおける動体の位置が略一致するように複数の画像を合成して合成画像を生成することにより、精度よく動体が静止し、背景が流れた画像を得ることができる。
また、複数の画像の各画素が最高輝度未満となるように露出を制御することにより、飽和領域の発生を確実に防止することができる。
ここで、飽和領域が存在しないように露出を設定した場合、複数の画像は露出アンダーとなって明るさが不足する。このため、合成画像の明るさを補正することにより、飽和領域の多重化を防止しつつも、所望とする明るさを有する合成画像を取得することができる。
また、合成画像においては動きが小さい領域は静止した状態となるため、飽和領域が存在しても合成画像において多重化は生じない。このため、複数の画像における動きが小さい領域以外の領域に飽和領域が存在しないように露出を設定することにより、露出設定のための演算量を低減することができる。
また、露出が制限値となっても飽和領域の存在を解消できない場合には、複数の画像の取得を停止することにより、多重化が生じる状況での複数の画像の取得および合成画像の生成を行うことによる無駄な処理を防止することができる。
この場合、複数の画像の生成が停止されたことを通知することにより、撮影者は流し撮りを行っても合成画像が生成されないことを事前に知ることができるため、撮影場所を変更する等の措置を執ることによりして、画像に飽和領域が存在しないようにすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1および図2は本発明の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラ1の外観を示す図である。図1および図2に示すように、このデジタルカメラ1の上部には、レリーズボタン2、電源ボタン3およびズームレバー4が備えられている。
レリーズボタン2は、2段階の押下により2種類の動作を指示できる構造となっている。例えば、自動露出調整機能(AE:Auto Exposure)、自動焦点調節機能(AF:Auto Focus)を利用した撮影では、デジタルカメラ1は、レリーズボタン2が軽く押下される第1の押下操作(半押しともいう)がなされたときに、露出調整、焦点合わせ等の撮影準備を行う。その状態で、レリーズボタン2が強く押下される第2の押下操作(全押しともいう)がなされると、デジタルカメラ1は露光を開始し、露光により得られた1画面分の画像データを記録メディアに記録する。
デジタルカメラ1の背面には、液晶等のモニタ5、撮影モード等の設定に利用されるモードダイヤル6、および後各種操作ボタン8が備えられている。なお、本実施形態においては、撮影を行う撮影モード、および記録メディアに記録された画像をモニタ5に再生する再生モード等を設定可能とされている。また、撮影モードとしては通常の撮影を行うための通常撮影モードの他、流し撮りを行うための流し撮りモードが設定可能とされている。
次いで、デジタルカメラ1の内部構成について説明する。図3は本発明の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラの内部構成を示す概略ブロック図である。図3に示すように本実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラ1は、撮像系9を有する。
撮像系9は、被写体にピントを合わせるためのフォーカスレンズ10aおよびズーム機能を実現するためのズームレンズ10bからなる撮影レンズ10を有する。各々のレンズは、モータとモータドライバとからなるフォーカスレンズ駆動部11およびズームレンズ駆動部12によって光軸方向に移動可能である。フォーカスレンズ駆動部11は、後述するAF処理部28からの指示に基づいて、ズームレンズ駆動部12はズームレバー4の操作に応じたCPU40からの指示に基づいて、各々のレンズの移動を制御する。
絞り14は、複数の絞り羽根からなる。絞り駆動部15は、ステッピングモータ等小型のモータで、AE処理部29から出力される絞り値データに応じて、絞りの開口サイズが目的に適ったサイズになるように絞り羽根の位置を調整する。
シャッタ16はメカニカルシャッタであり、シャッタ駆動部17によって駆動される。シャッタ駆動部17は、レリーズボタンの押下により発生する信号と、AE処理部29から出力されるシャッタスピードデータとに応じて、シャッタ16の開閉の制御を行う。
シャッタ16の後方には撮像素子18を有している。本実施形態においては、CMOSタイプの撮像素子18を用いるものとする。撮像素子18は、多数の受光素子を2次元的に配列した光電面を有しており、撮影レンズ10等の光学系を通過した被写体光がこの光電面に結像し、光電変換される。光電面の前方には、各画素に光を集光するためのマイクロレンズアレイと、R,G,B各色のフィルタが規則的に配列されたカラーフィルタアレイとが配置されている。撮像素子18は、撮像素子制御部19から供給される読み出し信号に同期して、画素毎に蓄積された電荷を1画素ずつアナログ撮影信号として出力する。なお、各画素において電荷を蓄積する時間、すなわち露光時間は、撮像素子制御部19から与えられる電子シャッタ駆動信号によって決定される。この露光時間は、後述するAE処理部29により設定される。また、撮像素子18は撮像素子制御部19により、あらかじめ定められた大きさのアナログ撮像信号が得られるようにゲインが調整されている。
撮像素子18から読み出されたアナログ撮影信号は、アナログフロントエンド(AFE)20に入力される。AFE20は、アナログ信号のノイズを除去する相関2重サンプリング回路(CDS)と、アナログ信号のゲインを調節するオートゲインコントローラ(AGC)と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ(ADC)とからなる。このデジタル信号に変換された画像データは、画素毎にR,G,Bの濃度値を持つRAWデータである。
タイミングジェネレータ21は、同期信号を発生させるものであり、このタイミング信号をシャッタ駆動部17、撮像素子制御部19、およびAFE20に供給することにより、レリーズボタンの操作、シャッタ16の開閉、撮像素子18からの電荷の読み出し、およびAFE20の処理の同期をとっている。なお、撮像素子18からの電荷の読み出し速度の最高値(最高電荷読み出し時間)は、撮像素子18およびタイミングジェネレータ21の仕様によりあらかじめ定められている。
また、デジタルカメラ1は撮影時において必要なときに発光されるフラッシュ24を有する。フラッシュ24は、発光制御部23によりその発光が制御される。
また、デジタルカメラ1は、AFE20が出力した画像データをデータバス41を介して他の処理部に転送する画像入力コントローラ25、および画像入力コントローラ25から転送された画像データを一時記憶するフレームメモリ26を備える。
フレームメモリ26は、画像データに対して後述の各種処理を行う際に使用する作業用メモリであり、例えば、一定周期のバスクロック信号に同期してデータ転送を行うSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が使用される。
表示制御部27は、フレームメモリ26に格納された画像データをスルー画像としてモニタ5に表示させたり、再生モード時に記録メディア34に保存されている画像をモニタ5に表示させたりするためのものである。なお、スルー画像は、撮影モードが選択されている間、タイミングジェネレータ21が発生する同期信号に同期して、所定時間間隔で撮像系9により撮影される。
AF処理部28およびAE処理部29は、プレ画像に基づいて撮影条件を決定する。このプレ画像とは、レリーズボタンが半押しされることによって発生する半押し信号を検出したCPU40が撮像素子18にプレ撮影を実行させた結果、フレームメモリ26に格納された画像データにより表される画像である。
AF処理部28は、プレ画像に基づいてフォーカスレンズ10aの合焦位置を検出する。合焦位置の検出方式としては、例えば、所望とする被写体にピントが合った状態では画像のコントラストが高くなるという特徴を利用して合焦位置を検出するTTL方式を用いる。
AE処理部29は、プレ画像に基づいて被写体輝度を測定し、測定した被写体輝度に基づいて絞り値およびシャッタスピードを露出設定値として設定して出力する(AE処理)。具体的には図4に示すようにプレ画像を8×8の64の測光領域に分割し、各領域の明るさおよびあらかじめ定められて内部メモリ35に記憶されたプログラム線図に基づいて、シャッタスピードおよび絞り値を設定する。なお、シャッタスピードが撮像素子18の露光時間に相当する。
ここで、本実施形態によるデジタルカメラ1においては、通常撮影モードに設定されている場合には、1回のレリーズボタンの全押し操作により1回の露光による撮影を行う。一方、流し撮りモードに設定されている場合には、通常1回の露光により撮影を行うところを、複数回に分割して露光を行い、複数回の露光にそれぞれ対応する複数の画像を取得する。なお、複数の画像は後述するように合成されて合成画像が生成される。このため、流し撮りモードでは、AE処理部29は、プレ画像に基づいて設定したシャッタスピード、すなわち露光時間(T0とする)に基づいて、分割後の1回分の露光時間(T1とする)および露光回数nを算出する。なお、以降の説明においては、露光時間T1を設定する前の露光時間T0を設定する処理、すなわち通常撮影モードによる露光時間T0を設定する処理を第1のAE処理、第1のAE処理の後、流し撮りモードによる複数の画像を取得するための露光時間T1を設定する処理を第2のAE処理と称する。なお、第2のAE処理には第1のAE処理も含まれる。
なお、本実施形態においては、AE処理部29は第1のAE処理を行った後、第2のAE処理においては、後述する内部メモリ35に記憶された、露光時間T0と露光時間T1および露光回数nとを関連づけたテーブルを参照して、露光時間T0から露光時間T1および露光回数nを設定する。なお、撮像素子18が最高で毎秒300フレームの分の電荷を読み出すことが可能なものである場合、最高電荷読み出し時間は1/300秒であるため、露光時間T1の最小値は1/300秒となる。
ここで、撮像素子18の最高読み出し時間とは、撮像素子18の露光が開始されてから露光が終了した後、その間の露光により発生した電荷を読み出すために必要な時間の最短値を意味する。このため、撮像素子18の露光時間が最高読み出し時間よりも短い場合、撮像素子18からの電荷の読み出しを連続させることができないが、撮像素子18の露光時間が最高読み出し時間以上の場合、撮像素子18からの電荷の読み出しを連続させることができる。
また、通常撮影モードによる撮影時においては、AE処理部29が設定したシャッタスピードによりシャッタ16が開放して撮像素子18がシャッタスピードに対応する露光時間T0露光される。一方、流し撮りモードによる撮影時においては、レリーズボタンの押下後、設定された露光回数nの撮影が行われるまでの間シャッタ16は開放とされ、その間、設定された露光時間T1の間隔により撮像素子18から繰り返し電荷が読み出される。
図5は通常撮影モード時における1回の撮影によるシャッタスピードすなわち露光時間を示す図、図6は流し撮りモード時における1回の撮影による露光時間を示す図である。図5に示すように、分割しての撮影を行わない場合の露光時間T0が1/7.5秒である場合、露光時間T1が1/60であるとすると、流し撮りモード時においては図6に示すように露光時間T1が1/60秒の露光が8回行われることとなる。
なお、流し撮りモード時における1回の撮影による露光時間T1は露光時間T0よりも短いため、流し撮りモード時における1回の撮影により取得される画像の明るさを、露光時間T0の1回の撮影により取得される画像の明るさと一致させるためには、絞り値を大きくする必要がある。このため、本実施形態においては、流し撮りモード時においては、第2のAE処理により、露光時間T1とともに、1回の撮影の絞り値を設定する。なお、絞り値を設定することなく、第1のAE処理により設定された絞り値をそのまま用いるようにしてもよい。
AWB処理部30は、撮影時のホワイトバランスを自動調整する(AWB処理)。
画像処理部31は、本画像の画像データに対して、明るさ補正、階調補正、シャープネス補正、および色補正等の画質補正処理、並びにRAWデータを輝度信号であるYデータと、青色色差信号であるCbデータおよび赤色色差信号であるCrデータとからなるYCデータに変換するYC処理を行う。この本画像とは、レリーズボタンが全押しされることによって実行される本撮影により撮像素子18から取り込まれ、AFE20、画像入力コントローラ25経由でフレームメモリ26に格納された画像データにより表される画像である。
圧縮/伸長処理部32は、画像処理部31によって処理が行われた本画像の画像データに対して、例えば、JPEG等の圧縮形式で圧縮処理を行い、画像ファイルを生成する。この画像ファイルには、Exifフォーマット等に基づいて、撮影日時等の付帯情報が格納されたタグが付加される。
メディア制御部33は、不図示のメディアスロットルに着脱自在にセットされた記録メディア34にアクセスして、画像ファイルの書き込みと読み込みの制御を行う。
内部メモリ35は、デジタルカメラ1において設定される各種定数、ルックアップテーブル、およびCPU40が実行するプログラム等を記憶する。
また、デジタルカメラ1は、動き解析部36および合成部37を備える。
動き解析部36は、画像の動きを解析する。具体的には、流し撮りモードによる撮影により取得された複数の画像において1つの基準画像を設定し、基準画像および他の画像間の対応する画素の移動方向および移動量を求め、移動方向および移動量に基づいて基準画像における画素がどのように移動しているかを解析する。例えば、流し撮りモードの撮影により図7に示すように3つの画像G1〜G3が取得された場合において、基準画像を画像G1とすると、基準画像G1における自動車に対応する部分の画素の移動量は非常に小さいため、動き解析部36は基準画像G1における自動車に対応する領域の画素の動きが小さいとの解析結果を出力する。なお、動きが小さいか否かの判断は、移動量が所定のしきい値より小さいか否かを判定することにより行えばよい。一方、基準画像G1における背景の家は大きく移動しているため、動き解析部36は基準画像G1における自動車に対応する領域以外の領域の画素の動きが大きいとの解析結果を出力する。
なお、本撮影の前においては、連続して取得される2つのスルー画像間において、動きの解析を行うようにしてもよい。
合成部37は、動き解析部36による解析結果に基づいて、流し撮りモードの撮影により取得された複数の画像を合成する。具体的には、複数の画像における動きの小さい領域の位置が同じ位置になるように重ね合わせることにより合成して、合成画像を生成する。例えば、複数の画像において中央の領域の動きが小さければ、中央の領域の位置が同じ意位置になるように複数の画像を重ね合わせることにより合成画像を生成する。なお、合成は、複数の画像について動きが小さい領域の位置の位置合わせを行った後に、複数の画像間の対応する画素値の平均値を算出することにより行えばよい。ここで、位置合わせは、複数の画像から1つの基準画像を選択し、基準画像に含まれる動きが小さい領域の位置に他の画像における動きが小さい領域の位置が一致するように、他の画像を回転、拡大縮小等、変形することにより行えばよい。
なお、動き解析部36による解析結果に基づいて、複数の画像の動きが小さい領域を動体として検出し、動体の位置が同じ位置になるように複数の画像を重ね合わせることにより合成して合成画像を生成するようにしてもよい。
これにより、図7に示すように3つの画像G1〜G3から生成された合成画像G0は、図8に示すように自動車が静止し、背景の家が流れたものとなる。ここで、図8においては背景の家の画像が流されている状態を横方向の線により表すものとする。
なお、流し撮りモード時において、第1のAE処理により設定した絞り値を用いて撮影を行う場合には、単純に複数の画像間の対応する画素の画素値を加算することにより合成画像を生成するようにしてもよい。
ところで、流し撮りモードにより取得される合成画像の背景は、複数の画像が重ね合わせられたものとなる。このため、複数の画像のそれぞれに、画素値が最大値となるために、画素値が飽和している飽和領域が含まれると、撮影順に飽和領域の位置が移動するため、各画像における飽和領域の位置が異なるものとなる。このように飽和領域の位置が異なると、合成画像においては各画像における飽和領域と非飽和領域とが重なる部分が存在することとなる。ここで画素値が飽和するとは、例えば本実施形態によるデジタルカメラ1により取得される画像の各画素の画素値がRGB各色8ビットの分解能を有する場合、RGBの各値が256となることをいう。
しかしながら、各画像における飽和領域と非飽和領域とが重なると、飽和領域が滑らかに流れず、合成画像上に飽和領域と非飽和領域とが交互に現れるため、飽和領域が間を空けて存在することとなり、その結果、飽和領域が多重化してしまう。
例えば、図9に示すように流し撮りモードにより取得された3つの画像G11〜G13の家の窓の部分において太陽の光が反射していると、その部分が飽和領域となる。このように飽和領域が含まれる3つの画像G11〜G13を合成すると、図10に示すように、合成画像G10の背景に3つの飽和領域が現れてしまうため、飽和領域が多重化してしまう。
このため、本実施形態においては、本撮影の前に、流し撮りモード時に設定された1回の露光時間T1により再度のプレ撮影を行い、再度のプレ撮影により取得されたプレ画像に飽和領域が存在するか否かを判定する。飽和領域が存在しない場合には、設定された露光時間T1により撮影を行う。飽和領域が存在する場合には、AE処理部29は、再度取得されたプレ画像を用いて、露出がアンダーとなるように第2のAE処理を再度行い、露光時間T1および露光回数nを再度設定する。そして、飽和領域が存在しない露光時間T1が設定されるまで、再度のプレ撮影および露光時間T1の設定を繰り返す。なお、再度の第2のAE処理には、第1のAE処理は含まれない。
また、合成画像においては動きが小さい被写体は静止した状態となるため、その被写体上に飽和領域が存在しても合成画像において多重化は生じない。このため、スルー画像撮影時から動き解析部36により動きの解析を行い、プレ画像に飽和領域が存在するか否かの判定を、プレ画像における動きが小さい領域以外の領域においてのみ行うようにしてもよい。例えば、図11に示すようにプレ画像を64の領域に分割してAE処理を行う場合においては、動きが小さい自動車が存在する領域以外の領域(斜線で示す)において、飽和領域が存在するか否かを判定すればよい。
また、流し撮りモード時においては、静止させるように撮影する被写体は画角の中心にあることが多い。このため、AE処理のために分割した複数の領域のうち、中央の所定範囲にある領域を動きが小さい領域として用いてもよい。
なお、露光時間T1の設定を繰り返すことにより、露光時間T1は短くなっていくが、撮像素子18からの電荷の読み出しを連続させるためには、撮像素子18の最高電荷読み出し時間以上には露光時間T1を短くすることができない。このため、本実施形態においては、最高電荷読み出し時間に対応する時間に露光時間T1を設定しても飽和領域の存在を解消できない場合には、CPU40は、合成画像における飽和領域の多重化の発生を回避できないことから、流し撮りモードを停止する。また、CPU40は、流し撮りモードの停止とともに、流し撮りができない旨の通知をモニタ5に表示するよう表示制御部27に指示を行う。
また、露光時間T1の設定を繰り返すことにより、複数の画像1つ当たりの明るさは暗くなる。このため、本実施形態においては、画像処理部31において合成画像に対して明るさ補正処理を行うことにより、合成画像の明るさを適切なものとすることができる。
CPU40は、レリーズボタン2、操作ボタン8およびAE処理部29等の各種処理部からの信号に応じてデジタルカメラ1の本体各部を制御する。
データバス41は、各種処理部、フレームメモリ26およびCPU40等に接続されており、画像データおよび各種指示等のやり取りを行う。
次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。図12は本実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、本発明は流し撮りモードにおける撮影の処理に特徴を有するため、以下に説明する実施形態においては、流し撮りモードが設定されている場合の処理について説明する。
CPU40はレリーズボタン2が半押しされたか否かを監視しており(ステップST1)、レリーズボタン2が半押しされると、撮像系9がプレ撮影を行い(ステップST2)、AE処理部29がプレ撮影により取得されたプレ画像を用いて第2のAE処理を行う(ステップST3)。そしてCPU40は第2のAE処理により設定された露光時間T1による再度のプレ撮影を行い(ステップST4)、これにより取得されたプレ画像に飽和領域が含まれるか否かを判定する(ステップST5)。
ステップST5が肯定されると、CPU40は、現在設定されている露光時間T1からさらに露出アンダーとなる露光時間を設定できるか否かを判定する(ステップST6)。具体的には、現在設定されている露光時間T1が、撮像装置18における最速電荷読み出し時間となっているか否かを判定する。ステップST6が否定されると、これ以上の露出アンダーとなる撮影を行うことができないため、流し撮りモードにより取得される複数の画像に飽和領域が存在することを避けることができない。したがって、CPU40は流し撮りモードを停止するとともに(ステップST7)、モニタ5に流し撮りモードを停止する旨の表示を行い(ステップST8)、処理を終了する。
一方、ステップST6が肯定されると、CPU40は露出がアンダーとなるようにAE処理部29に指示を行い(ステップST9)。これによりステップST4に戻り、AE処理部29が第2のAE処理を再度行い、ステップST4以降の処理を繰り返す。なお、再度の第2のAE処理には第1のAE処理は含まれない。
ステップST5が否定されると、CPU40はレリーズボタン2が全押しされたか否かの監視を開始し(ステップST10)、ステップST10が肯定されると本撮影を行い、複数の画像を取得する(ステップST11)。次いで、動き解析部36が本撮影により取得された複数の画像の動きを解析し(ステップST12)、合成部37が動きの解析結果に基づいて複数の画像を重ね合わせることにより合成画像を生成する(ステップST13)。さらに画像処理部31が合成画像に対して明るさ補正を含む画像処理を行う(ステップST14)。そして、圧縮/伸長処理部32が、画像処理が施された合成画像の画像データから画像ファイルを生成し(ステップST15)、メディア制御部33が画像ファイルを記録メディア34に記録し(ステップST16)、処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、流し撮りモード時に取得される複数の画像のそれぞれに飽和領域が存在しないように露光時間T1を設定するようにしたため、複数の画像には飽和領域が存在しなくなり、その結果、合成画像上において飽和領域と非飽和領域とが重なることがなくなり、これにより、飽和領域の多重化を防止することができる。
ここで、飽和領域が存在しないように露出を設定した場合、複数の画像は露出アンダーとなって明るさが不足する。このため、合成画像の明るさを補正することにより、飽和領域の多重化を防止しつつも、所望とする明るさを有する合成画像を得ることができる。
また、合成画像においては動きが小さい領域は静止した状態となるため、飽和領域が存在しても合成画像において多重化は生じない。このため、複数の画像における動きが小さい領域以外の領域に飽和領域が存在しないように露出を設定することにより、露出設定のための演算量を低減することができる。
また、飽和領域が存在しないようにするための露出の設定値、すなわちシャッタスピードが最高電荷読み出し時間となっても飽和領域の存在を解消できない場合には、流し撮りモードを停止して複数の画像の取得を停止することにより、多重化が生じる状況での複数の画像の取得および合成画像の生成を行うことによる無駄な処理を防止することができる。
この場合、複数の画像の生成が停止された旨の表示をモニタ5に行うことにより、撮影者は流し撮りを行っても合成画像が生成されないことを事前に知ることができるため、撮影場所を変更する等の措置を執ることにより、画像に飽和領域が存在しないようにすることができる。
なお、上記実施形態においては、合成画像の明るさを補正しているが、第2のAE処理により設定される露光時間T1により撮影を行っても、絞り値およびアナログ信号のゲインを調整することにより、複数の画像のそれぞれの明るさが低下することを防止できる。このため、絞り値およびゲインの調整により複数の画像のそれぞれの明るさを適切に保つことできる場合、画像処理部31において合成画像に対して明るさ補正処理を行わなくてもよい。
また、上記実施形態においては、露出アンダーに設定できない場合には、流し撮りモードを停止して処理を終了しているが、通常撮影モードに変更するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ1について説明したが、コンピュータを、上記のAE処理部29、動き解析部36および合成部37に対応する手段として機能させ、図12に示すような処理を行わせるプログラムも本発明の実施形態の1つである。また、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も本発明の実施形態の1つである。
1 デジタルカメラ
5 モニタ
9 撮像系
10 撮影レンズ
11 フォーカスレンズ駆動部
23 発光制御部
24 フラッシュ
28 AF処理部
29 AE処理部
36 動き解析部
37 合成部
40 CPU
5 モニタ
9 撮像系
10 撮影レンズ
11 フォーカスレンズ駆動部
23 発光制御部
24 フラッシュ
28 AF処理部
29 AE処理部
36 動き解析部
37 合成部
40 CPU
Claims (10)
- 撮影により画像を取得する撮影手段と、
複数の画像を時間的に連続させて順次取得するよう前記撮影手段を制御する撮影制御手段と、
前記複数の画像の動きを解析する動き解析手段と、
該動きの解析結果に基づいて、前記複数の画像を合成して合成画像を生成する合成手段と、
前記撮影手段を用いての前記複数の画像の取得時に、前記複数の画像のそれぞれに飽和領域が存在しないように前記撮影手段の露出を設定する露出処理手段とを備えたことを特徴とする撮影装置。 - 前記合成手段は、前記動きの解析結果に基づいて前記複数の画像のそれぞれから動体を検出し、該複数の画像のそれぞれにおける前記動体の位置が略一致するように前記複数の画像を合成して合成画像を生成する手段であることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
- 前記露出処理手段は、前記複数の画像の各画素値が、最高輝度未満となるように前記撮影手段の露出を制御する手段であることを特徴とする請求項1または2記載の撮影装置。
- 前記複数の画像の取得前に前記露出を制御するためのプレ画像を取得し、該プレ画像に基づいて前記複数の画像の取得時の露出を設定し、該設定した露出により前記プレ画像を再度取得し、該プレ画像に前記飽和領域が存在するか否かを判定し、該判定が否定されるまで前記露出の設定および前記再度のプレ画像の取得を繰り返すよう、前記撮影制御手段および前記露出処理手段を制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の撮影装置。
- 前記合成画像の明るさを補正する明るさ補正手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の撮影装置。
- 前記露出処理手段は、前記動きの解析結果に基づいて、前記複数の画像における動きが小さい領域以外の領域に前記飽和領域が存在しないように前記撮影手段の露出を設定する手段であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の撮影装置。
- 前記撮影制御手段は、前記露出処理手段が設定する露出が制限値となっても前記飽和領域の存在を解消できない場合、前記複数の画像の取得を停止する手段であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の撮影装置。
- 前記複数の画像の取得が停止されたことを通知する通知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項7記載の撮影装置。
- 撮影により画像を取得する撮影手段と、
複数の画像を時間的に連続させて順次取得するよう前記撮影手段を制御する撮影制御手段と、
前記複数の画像の動きを解析する動き解析手段と、
該動きの解析結果に基づいて、前記複数の画像を合成して合成画像を生成する合成手段とを備えた撮影装置の制御方法であって、
前記撮影手段を用いての前記複数の画像の取得時に、前記複数の画像のそれぞれに飽和領域が存在しないように前記撮影手段の露出を設定することを特徴とする撮影装置の制御方法。 - 撮影により画像を取得する撮影手段と、
複数の画像を時間的に連続させて順次取得するよう前記撮影手段を制御する撮影制御手段と、
前記複数の画像の動きを解析する動き解析手段と、
該動きの解析結果に基づいて、前記複数の画像を合成して合成画像を生成する合成手段とを備えた撮影装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記撮影手段を用いての前記複数の画像の取得時に、前記複数の画像のそれぞれに飽和領域が存在しないように前記撮影手段の露出を設定する手順をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008311870A JP2010136239A (ja) | 2008-12-08 | 2008-12-08 | 撮影装置および撮影装置の制御方法並びにプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008311870A JP2010136239A (ja) | 2008-12-08 | 2008-12-08 | 撮影装置および撮影装置の制御方法並びにプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010136239A true JP2010136239A (ja) | 2010-06-17 |
Family
ID=42347041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008311870A Withdrawn JP2010136239A (ja) | 2008-12-08 | 2008-12-08 | 撮影装置および撮影装置の制御方法並びにプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010136239A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015141487A1 (ja) * | 2014-03-18 | 2015-09-24 | ソニー株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム |
JP2017041736A (ja) * | 2015-08-19 | 2017-02-23 | オリンパス株式会社 | 撮像装置、撮像方法 |
-
2008
- 2008-12-08 JP JP2008311870A patent/JP2010136239A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015141487A1 (ja) * | 2014-03-18 | 2015-09-24 | ソニー株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム |
JPWO2015141487A1 (ja) * | 2014-03-18 | 2017-04-06 | ソニー株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム |
US10567671B2 (en) | 2014-03-18 | 2020-02-18 | Sony Corporation | Image processing apparatus and image processing method |
JP2017041736A (ja) * | 2015-08-19 | 2017-02-23 | オリンパス株式会社 | 撮像装置、撮像方法 |
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