[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2010131457A - 超弾性歯内療法用器具、その製造方法および装置 - Google Patents

超弾性歯内療法用器具、その製造方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010131457A
JP2010131457A JP2010060930A JP2010060930A JP2010131457A JP 2010131457 A JP2010131457 A JP 2010131457A JP 2010060930 A JP2010060930 A JP 2010060930A JP 2010060930 A JP2010060930 A JP 2010060930A JP 2010131457 A JP2010131457 A JP 2010131457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superelastic
file
twisting
endodontic
superelastic material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010060930A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5162611B2 (ja
Inventor
Farrokh Farzin-Nia
− ニア、ファロク ファルジン
William Otsen
オトセン、ウイリアム
Gary Garman
ガーマン、ゲアリイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ormco Corp
Original Assignee
Ormco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ormco Corp filed Critical Ormco Corp
Publication of JP2010131457A publication Critical patent/JP2010131457A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5162611B2 publication Critical patent/JP5162611B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B19/00Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group
    • B24B19/02Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group for grinding grooves, e.g. on shafts, in casings, in tubes, homokinetic joint elements
    • B24B19/022Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group for grinding grooves, e.g. on shafts, in casings, in tubes, homokinetic joint elements for helicoidal grooves
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C5/00Filling or capping teeth
    • A61C5/40Implements for surgical treatment of the roots or nerves of the teeth; Nerve needles; Methods or instruments for medication of the roots
    • A61C5/42Files for root canals; Handgrips or guiding means therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B19/00Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group
    • B24B19/02Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group for grinding grooves, e.g. on shafts, in casings, in tubes, homokinetic joint elements
    • B24B19/04Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group for grinding grooves, e.g. on shafts, in casings, in tubes, homokinetic joint elements for fluting drill shanks
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C2201/00Material properties
    • A61C2201/007Material properties using shape memory effect

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

【課題】捻りおよび研削技術を使用して、やすりなどの多種多様な超弾性歯内療法器具を製造する方法の提供
【解決手段】長手方向の軸線を有し、超弾性材料から形成された素材の塑性変形によって形成される歯内療法用器具が提供される。この器具は、素材の超弾性材料をオーステナイト相に変態させるステップと、長手方向軸線を中心に素材をねじり、螺旋形の刃先を有する器具を形成するステップと、ねじられた素材に熱処理を施して、前記器具の超弾性特性を最適化するステップとによって形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は概ね超弾性歯内療法器具、および特にやすりやリーマなどの器具、およびこのような器具を製造する方法および装置に関する。
この数年、根管やすりなどの歯内療法器具は、炭素鋼またはステンレス鋼の棒またはワイヤの研削とねじり(捻り)を同時に実行して製造してきた。特に、鋼のワイヤ素材を、最初に、正方形、三角形または菱形などの所望の断面形状、および適切なサイズおよびテーパに研削する。次に、研削した素材を一方端で把持し、ばねを装填した顎部を素材の研削部分に接触させる。把持した端から素材を回転するにつれ、顎部をその端部から軸方向即ち軸線方向に離してゆく。したがって、顎部は回転する素材を捻り、素材に螺旋形の溝を形成する。素材の縦方向の研削縁は、やすりに螺旋形の切削縁を形成する。顎部の軸方向の速度、捻る速度およびばねの力を制御して、所望の螺旋形状を獲得する。
ニッケル・チタン合金などの超弾性材料の出現とともに、歯内療法器具の製造業者は、現在では、はるかに可撓性が高い歯内療法根管やすりを形成することができる。これは、根管治療にやすりを使用する間、歯内治療医を大いに補助する。しかし、超弾性材料を使用すると、加えた力を解放した後、材料が元の形状に戻る傾向があるため、重大な製造上の懸念を幾つか生じる。超弾性材料で製造するやすり素材は、概して、炭素鋼およびステンレス鋼のやすりの製造に使用する従来の捻り方法に、このように反応する。さらに、超弾性やすり素材に、溝形成手順中に捻りすぎるなど、過度の応力を加えると、材料は破損する。このような理由から、歯内療法用やすりの現在の製造業者は、素材に捻り力をかけずに、超弾性素材に直接、螺旋形の輪郭を研削する方法をとる。このように直接研削する方法は、時間および費用がかかる。最終製品に形成できる断面形状の多様性も制限する。
以上の背景に留意すると、捻りおよび研削技術を使用して、やすりなどの多種多様な超弾性歯内療法器具を製造する方法を提供することが望ましい。要するに、超弾性材料の利点と、製造を単純化し、多種多様な断面を生産できる捻りおよび研削手順の利点とを維持すると有利である。
本発明は、従来の鋼のやすりと比較すると捻り撓み性および曲げ撓み性が向上し、先行技術の超弾性やすり生産技術に対して改良されたプロセス即ち方法で製造される、超弾性歯内療法器具、好ましくはやすりまたはリーマを提供する。概して、本発明は、超弾性歯内療法器具のプレフォームまたは素材を研削し、次に材料に過度の応力を加えて破損することなく、塑性変形で捻る、つまり捻った形状を維持することができるプロセスを提供する。
本発明の独特のプロセスは、少なくとも捻る前、好ましくは捻り操作の前およびその最中に、器具の素材を超弾性材料のオーステナイト相に維持することを含む。素材をオーステナイト相に維持するには、素材を特定の超弾性材料のオーステナイト完了温度(Af)に維持することが好ましい。素材は、超弾性材料の作業温度範囲Twに維持することが、より好ましい。多種多様な超弾性合金について、この範囲は200°F(93℃)〜400°F(204℃)である。素材の材料は、捻り操作中に加える応力によって、オーステナイト相からマルテンサイト相に転換する。応力で誘発されたマルテンサイト変態を経験する材料は、捻り中に塑性変形し、したがって捻りプロセスの完了後も溝付きの輪郭が維持される。例えばやすり素材を予備研削できるので、従来は鋼材料で獲得していたような多くの異なる横断面形状を有する超弾性歯内療法用やすりを製造することが可能である。
本発明の別の態様では、超弾性素材のオーステナイト完了温度Afまで温度を上昇させるのは、周囲の加熱、誘導加熱、ジュール加熱、または放射加熱、または加熱した液体への浸漬など、幾つかの異なる方法で達成することができる。例えば、周囲加熱は炉内で達成でき、誘導加熱は、捻り操作中に素材を囲む誘導加熱コイルを使用する。
加熱した液体に浸漬すると、素材を迅速かつ制御された方法で加熱できるようにすることができる。加熱液体は、油または塩溶液、または特定の超弾性材料のAfより下、またはその近くで沸騰しない他の液体でよい。溝形成装置は、概して、液体を含む容器の上に設け、やすり素材などの器具の素材を保持して回転する回転動作機構、やすり素材の研削部分を受ける掴み機構、および回転速度に比例する速度でやすり素材の縦軸即ち軸長手方向軸線に沿って掴み機構を移動させる直線または軸方向即ち軸線方向運動機構を含む。この代替加熱法によると、捻り操作は、加熱液体に浸漬した素材の研削部分で実行することが好ましい。捻りプロセスが完了した後、所望の物理的特性を達成するため、溝付きの超弾性やすりを、その後の焼き鈍しまたは熱処理操作にかけることができる。
本発明の追加の目的および利点は、好ましい実施形態に関する以下の詳細な説明を、図面と組み合わせて検討することにより、当業者にはより容易に明白になる。
本発明による超弾性やすりの製造に使用する1タイプの装置の概略斜視図である。 図1の装置で形成したやすりの側面図である。 図1Aの線1B−1Bで切り取った拡大断面図である。 やすり素材の長さに沿って平坦な表面を形成する1つの装置の概略側面図である。 図2または図6の装置を使用して仕上げたやすりまたはやすり素材の縦軸即ち長手方向軸線に垂直な横断面図である。 図2または図6の装置を使用して仕上げたやすりまたはやすり素材の縦軸に垂直な横断面図である。 図2または図6の装置を使用して仕上げたやすりまたはやすり素材の縦軸に垂直な横断面図である。 図2または図6の装置を使用して仕上げたやすりまたはやすり素材の縦軸に垂直な横断面図である。 やすり素材の長さに沿って凹状の表面を形成する、図2と同様の装置の概略側面図である。 図3の装置を使用し、やすり素材に形成した凹状表面を示す仕上げたやすりまたはやすり素材の縦軸に垂直な横断面図である。 図3の装置を使用し、やすり素材に形成した凹状表面を示す仕上げたやすりまたはやすり素材の縦軸に垂直な横断面図である。 図3の装置を使用し、やすり素材に形成した凹状表面を示す仕上げたやすりまたはやすり素材の縦軸に垂直な横断面図である。 菱形のやすり先端の詳細図である。 幾つかのやすり素材の長さに沿って平坦な表面を形成する別の装置の斜視図である。 超弾性ワイヤの直線化に使用する装置の斜視図である。 加熱液体と組み合わせて本発明の超弾性やすりを製造するのに使用する別のタイプの装置の概略立面図である。 図7に示した装置の底面図である。
超弾性材料は通常、大きく変形した後に元の形状に戻る金属合金である。ニッケル・チタン(NiTi)などの超弾性合金は、ステンレス鋼などの従来の材料より数倍の歪みに塑性変形せずに耐えることができる。さらに、超弾性材料は概ね、常温で捻った後、約6%回復するが、ステンレス鋼は、捻り後の1〜2%しか回復しない。通常、超弾性合金は、応力で誘発されたマルテンサイト変態を受け、これは形状記憶特性を与える。形状記憶および超弾性は、化学量論的なNiTi、例えば50.8原子パーセントのTiおよび49.2原子パーセントのNiなど、ほぼ等原子比のNi−Ti、Ni−Ti−Cu、Ni−Ti−NbおよびNi−Ti−Fe合金、さらにベータ相のチタンまたは他のTi系合金に見られる。種々の化学量論的比率の適切なニッケル・チタン合金の例が、米国特許第5,044,947号(ニッケル・チタン銅合金)、および発明者がSachdevaその他で「NiTiNb Alloy Processing Method and Articles Formed Thereby」と題した米国特許出願第08/221,638号および第08/454,016号(ニッケル・チタン・ニオブ合金)で開示されている。米国特許第5,044,947号および前述した出願の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の歯内療法用器具に使用する特定の合金組成は重要ではない。本発明は、超弾性特徴を呈する多くの材料を使用できるからである。参照により全体として本明細書に組み込まれる米国特許第5,429,501号は、超弾性で形状記憶のベータ相チタンを開示する。ベータ相チタンを形成するには、金属チタンをモリブデン、クロム、ジルコン、錫、バナジウム、鉄またはニオブと合金にすることができる。Cu−Zu合金などの他の組成も超弾性であることが知られ、本発明に使用するのに適している。本発明に使用するのに適した別の材料は、カリフォルニア州ArcadiaのUnitek Corp.が矯正ワイヤ用にNITANOLという商標名で販売しているものなど、マルテンサイト結晶組織を有する加工硬化したニッケル・チタンである。
超弾性材料は、材料が永久変形できる温度範囲を有する。この範囲は、作業温度範囲Twとして知られる。超弾性ワイヤを作業温度範囲Twの温度まで加熱すると、ワイヤは永久変形し、したがってワイヤを冷却しても、変形した形状が維持される。通常、超弾性ワイヤはコイル状に梱包されており、研削および捻りの前に直線にするとよい。ワイヤ8を直線にする1つの方法は、図6に示すようなマンドレル160にワイヤを巻き付ける。次に、マンドレル160を炉に入れ、ワイヤ8をTwまで加熱する。次に、ワイヤ8を冷却し、マンドレルから外して、湾曲した端部をトリミングする。
超弾性合金は、オーステナイト変態温度即ちオーステナイト完了温度Af、つまり材料が約100%オーステナイトである温度より下にある場合、マルテンサイト相である。これらの合金は、マルテンサイト相で応力を受けると、変形形状を維持する。しかし、Afより上まで加熱すると、形状記憶特性が、変形した材料を元の変形前の形状に戻す。本発明では、人体に使用中に器具がオーステナイト相であるよう、約37℃(つまり体温)より低いAfの温度を有する合金を使用することが好ましい。
超弾性材料を捻る即ちねじると、材料は応力で誘発されたマルテンサイト相を形成することがある。というのは、オーステナイトを変形するより、マルテンサイトに応力を誘発し、変形するのに必要なエネルギーの方が小さいからである。やすりのプレフォームを室温で変形し、マルテンサイト相の塑性変形を誘発するのに十分な歪みがない場合、捻り力即ちねじり力を解放すると、ワイヤは元の形状に跳ね返る。捻る前、または捻る間にTwの範囲内に加熱し、超弾性材料を永久変形することも可能である。典型的な超弾性材料は、200°F(93℃)〜400°F(204℃)のTw範囲を有する。本発明によりプレフォームまたは素材を永久変形するもう一つの方法は、急速な捻りステップ即ちねじり段階を実行し、材料が応力で誘発されるマルテンサイトを形成する温度まで、内部摩擦によって超弾性材料を加熱することである。
本明細書では、形状記憶合金および超弾性材料または合金という用語、または同様の用語は、それぞれ形状記憶および/または超弾性特性を有する適切な合金組成全部を含むものとする。さらに、超弾性という用語は、ステンレス鋼が塑性変形せずに耐えられる歪みの少なくとも2倍の歪みに耐える材料の能力を意味するものとする。形状記憶という用語は、温度を使用することにより、ワイヤが元の状態に戻る能力を意味するものとする。菱形または偏菱形という用語は、4つの主な辺を有し、ほぼ平行四辺形である、つまり4つの等しい辺を含み、直角の内角がない幾何学的形状を定義するものとする。
本発明のやすりおよびやすり形成プロセスは、1つの好ましい実施形態では、図1に示す装置10のような装置で実現される。捻る前に、やすりのプレフォームまたは素材を、図2、図3または図5に示す装置の1つで、長さ、横断面およびテーパなど、所望の形状に研削する。
図2を参照すると、円筒形の超弾性の棒またはワイヤ8を研削して、やすりのプレフォームまたは素材12を形成し、その後、これを捻って螺旋溝があるやすり11を形成する。円筒形の棒またはワイヤ8を、コレット52に装着し、これを、矢印55aおよび55bで示すような反対方向に水平方向で選択的に回転可能な台54に固定する。棒8をコレット52に装着したら、研削ホィール50を下げて、棒8に接触させる。次に、台54を図2で見て水平方向右側に前進させ、平坦な表面101が棒8の片側に研削されるよう、コレット52および棒8を軸方向即ち軸線方向に移動させる。このような平面、つまり平坦な表面が棒の作業長さに沿って1つ形成されたら(図1A参照)、研削ホィールを垂直に持ち上げ、台54を初期またはホーム位置へと軸方向で左側に移動させ、研削ホィール50が部分的に検索された棒の作業長さの内端の上部分と整列するようにする。次に、コレット52を所定の角度だけ中心軸即ち中心軸線を中心に割出しするが、その大きさは完成したやすりに望ましい溝の数によって決まる。溝が2、3および4本のやすりでは、それぞれ180°、120°および90°の割出し回転角度を使用する。一連の角度(例えば60°、120°、60°)だけコレットを回転して、偏菱形の断面を有するやすりのプレフォームを獲得することも可能である。次に、研削ホィール50を棒8の望ましい接触深さまで下げてから、台54を右側に移動させ、棒8が研削ホィール50を軸方向に通過するようにし、やすりの素材の第2の平坦な表面を研削する。やすりの素材に平面が全て研削されるまで、以上のプロセスを繰り返す。
記載のように、コレット52が棒8を割出しする角度を変化させることにより、概ね図2Aから図2Cに示す3つ以上の頂点103を有するやすり素材を形成することが可能である。予備研削したやすり素材の頂点103は、捻って永久的に螺旋形の溝を切ると、螺旋溝付きやすりの刃先を形成する。通常、歯内療法用やすりは、3つまたは4つの頂点または螺旋形の刃先103を含む。
図2Aに示すように正方形の横断面を有するやすり素材を形成するため、棒8は、各平坦表面101を研削した後、90°で割出しする。3つの頂点および三角形の横断面を有するやすり素材を形成するには、棒を、(図2Bに示すように)各平坦表面を形成した後、120°で割出しする。本発明の方法を用いて、偏菱形の横断面(図2C)を有するやすりを形成することも可能である。これは、第1平坦表面101c1を研削し、図2Cで見て時計回りに棒を60°割送って即ち割出して第2平坦表面101c2を研削し、図2Cで見て時計回りに棒を120°割送って第3平坦表面101c3を研削し、図2Cで見て時計回りに棒を60°割送って第4平坦表面101c4を研削することによって達成される。図2Aから図2Cでそれぞれ示す正方形、三角形および偏菱形のプレフォームを製造するのに、ホィールの初期切削深さを変更する必要はない。しかし、図2Dに示すような長方形の断面を有するプレフォームを製造するには、平坦な各側面を形成する前に、初期切削深さを調節するか、対向する刃先対を研削した後、調節することができる。例えば、図2Dで見られるように、第1平坦側部101d1を研削し、棒8を90°割送って初期切削深さを小さくし、第2平坦側部101d2を研削し、次に棒8を90°割出しして初期切削深さを側部101d1の切削に使用する深さまで大きくし、第3平坦側部101d3を研削し、次に棒8を90°割出しして、初期切削深さを側部101d2の切削に使用する深さまで小さくし、第4側部101d4を切削する。平坦な側部101d1を研削し、棒を180°割出しして平坦な側部101d4を研削し、棒を90°割出しして初期切削深さを小さくして平坦な側部101d2を研削し、最後に棒を180°割出しして最後の平坦な側部101d3を研削することも可能である。
研削ホィールの表面および/または割出し角度を変化させることにより、種々の異なる断面形状を形成することが可能である。例えば、表面が図3に示すよう凸状になるよう、研削ホィール50の表面を窪ませることにより、図2A、図2Bおよび図2Cに示す表面101の平坦な表面ではなく、図3A、図3Bおよび図3Cに示す凹状の形状を有する研削表面105を形成することが可能である。研削ホィール50の表面が凸状である場合、頂点107の角度A(図3A)は、同じ割出し角度および辺の数を有するやすりの場合、研削ホィール50の表面が平坦(図2)である場合の頂点103の角度A’(図2A)より鋭角である。角度Aがより鋭角になり、刃先が鋭くなると、頂点の材料の量が少なくなるので、その刃先は弱くなる。したがって、図2Aから図2Cに示す頂点は、使用可能な刃先を維持し、使用寿命を長くするため、より頑丈である。
円筒形の棒8を研削する別の装置を、図5に示す。図5は、多数の棒8の縦軸即ち長手方向軸線を横断して移動し、棒に平坦な表面を研削する広い研削ホィール120を示す。円筒形の棒8を支え122に載せる。棒8は平行に配置され、ほぼ支え122の全幅に沿って延在する。平行な棒8は、反対側の矢印128aおよび128bによって示すように、支え122の長さに沿って移動可能な保持器124によって保持される。可動保持器124は、棒8の端部分上に延在して棒を支え122に固定し、研削中に棒の回転を防止する側方突起124aを含む。棒8を側方突起124aと支え122との間に保持したら、研削ホィール120が支え122の幅全体で前後に移動し、各棒8の作業長さ全体に平坦な表面を研削する。通常、研削ホィール120は、各棒上を2回移動するが、1回は突起124aから離れ、1回は突起124aに向かって移動する。研削中、ホィール120は棒上を直線上に移動するか、8の字またはジグザグ・パターンで移動することができる。研削ホィールは、毎分3,000から8,000表面フィート(914〜2438m)の速度、好ましくは毎分約5,000表面フィート(1524m)で回転するANSI規格C−601Vホィールなど、多孔質ホィールであることが好ましい。材料は、毎分約50から100線フィート(15.2〜30.5m)の供給速度でホィールの下を通過する。
第1平坦側部を研削した後、可動保持器124を支え122に対して並進させる。保持器124の側方突起124aは、棒8に接触したままであり、したがって矢印128a、128bで示す方向に保持器が移動すると、各棒が棒8の縦軸を中心に所定の角度だけ回転する。回転が終了すると、第2平坦表面を棒の作業長さ全体で研削する。やすり11の所望の断面に応じて、棒8は通常、1回または複数回、回転させ、研削する。
超弾性やすり素材を所望の断面輪郭のプレフォーム形状まで研削した後、これは、熱エネルギーまたは摩擦エネルギー、あるいはその組合せを使用した捻り操作の前、その間、およびその後、周囲温度より高い温度まで加熱することが好ましい。この温度は、特定の超弾性材料のオーステナイト完了温度Afより高いことが好ましく、材料の作業温度範囲Twほど高くてもよい。
加熱プロセスは、誘導コイル、放射加熱要素または電極を設けてジュール熱を提供することにより、コレット14内のワイヤ・プレフォームを外部から加熱することができる。プレフォームを加熱する温度は、使用する特定の合金によって決まる。200°F(93℃)〜400°F(204℃)の温度が典型的と想定される。あるいは、外部熱源からの熱を与えず、内部摩擦がやすりを加熱するよう、急速に捻って加熱することができる。
やすりのプレフォームが形成されたら、図1に示すような装置で捻るか、加熱して捻る。図1に示す捻り装置10は、水平軸を中心に回転する駆動ヘッド9を含む。駆動ヘッド9からはコレット14が延在し、これは予備形成して研削したやすり素材12の近端または内端を、その縦軸即ち長手方向軸線を中心に回転させるために円周方向に把持するか固定する。やすり素材12の遠端または外端部分は、対向する顎部20、22によって固定され、これは台28に装着され、それはコレットがやすり素材12を回転させて捻るにつれ、(図1で見て水平な)やすり素材の縦軸に平行に、所定の速度でコレット14から離れる。少なくとも一方の顎部は、ばねまたは空気シリンダ16を含み、したがって一定の力で対向する顎部に押しつけることができる。各顎部は、保護剤の層24、26を含み、これは展性であり、やすり素材12の作業温度に耐えることができる。真鍮は、適切であることが知られている材料の1つである。その後、各やすりを形成するにつれ、顎部20、22には引取リールなどのソース32、34からの細片29、30から、新しい保護剤の層24、26を設ける。保護剤の層は、任意選択で加熱要素25、27と接触することができ、これはジュール熱の電気加熱プロセス、放射または誘導加熱などの任意の適切なプロセスで加熱するか、蒸気または油などの加熱流体を供給することができる。
完成したやすりの超弾性特性を最適にするため、捻ったやすりを加熱処理することが、不可欠ではないが望ましい。熱処理は、空気が循環する任意の炉で実行することができる。ジュール加熱を提供する放射加熱要素または電極を、捻り後の熱処理に使用することができる。
通常、やすりは19〜30mmと変化する種々の作業長さで作成する。このようなやすりの製造において通常制御する特定の変数を、表1および表2に示す。表1および表2では、変数AおよびBは、刃先からそれぞれ16.00mmおよび3.0mmの横断面の最小厚さを表す。変数CおよびDは、刃先からそれぞれ16.00mmおよび3.0mmの横断面の最大厚さを示す。
表1は、捻った偏菱形やすりの特性を述べる。偏菱形やすりの縦断面を見ると、菱形の長軸による長い溝153と、菱形の短軸による小さい溝151とが交互にある。表1で、「溝密着限界」の列は2つの値を含む。最初の値は、菱形の短軸の捻りによって生じる小さい溝151の許容可能な最小長さである。第2の値は、菱形の長軸の捻りによって生じる大きい溝153の許容可能な最小長さである。同様に、「溝疎限界」と題した列は2つの値を含む。最初の値は、菱形の短軸の捻りによって生じる小さい溝151の許容可能な最大長さである。第2の値は、菱形の長軸の捻りによって生じる大きい溝153の許容可能な最大長さである。表1では、最大Tとラベルされた列は、やすりの遠位先端で捻っていない部分の許容可能な最大長さを表す。表2では、Lの値は棒の研削部分の長さである。
次に図7を参照すると、超弾性歯内療法用やすり素材202を溝付きの超弾性やすりに形成する装置200が図示されている。やすり素材202は、装置200で溝を付ける前に、上述による方法などで研削してある。装置200は、概ね、図1の装置10に類似した線形または軸線方向運動機構206に操作可能な状態で接続された回転運動機構204を備える。各機構204、206は、記載の目的のため、やすり素材202に接続される。回転運動機構204および線形運動機構206は、歯内療法用やすりに螺旋形溝を形成するため、当技術分野で知られている従来の機構でよい。各機構204、206は、適切な電気モータ210によって操作される。歯車伝動装置212が従来の方法でモータ210の出力部210aと線形運動機構206の間に接続され、モータ210の回転運動を線形運動に変換する。歯車伝動装置212は、単純さのために、単に2つの歯車212a、212bを含むよう図示されているが、歯車212a、212bの間に遊び歯車を使用してもよいころが理解される。このような遊び歯車は、従来、材料の供給速度を設定するため使用されている。回転運動機構204を線形運動機構206に接続するため、一般に支持板220を設ける。支持板220は、記載の理由のため、装置200を上下させるのに使用する機構(図示せず)の装着板としても働くことができる。
回転運動機構204は、さらに、モータ210の出力軸210aに直接結合できる回転軸222を備える。超弾性やすり素材202の近端を保持するため、従来のコレット224を設ける。超弾性やすり素材202は、さらに、研削部分または作業長さが、図8で最もよく図示されているように、ばねを装填した1対の掴み具226、228の間に保持される。掴み具は、掴み具支持体230の相対的下端230aに保持される。掴み具支持体230は、従来のバイアス付与機構を有し、掴み具227、228を所望の締付け力で互いに向かって押しやることが好ましい。さらに、掴み具支持体230は、相対的上端230bで回転するため、螺旋ねじ軸232を保持する。螺旋ねじ軸232は、歯車伝動装置212の歯車部材212aの内ねじでも保持され、したがって、モータ210で歯車伝動装置212を作動させると、歯車部材212aが回転し、螺旋ねじ軸232も回転する。これによって、軸232が縦軸即ち長手方向軸線に沿って直線上に移動し、掴み具支持体230および掴み具226、228を、予備研削した超弾性やすり素材202の長さに沿って移動させる。
本発明の1つの態様によると、容器236に含まれる加熱液体234が、捻りおよび溝付け操作の間、やすり素材202の研削部分を受ける。加熱液体媒質234は、例えば、塩溶液または油などの他の適切な液体を備えることができる。選択される液体は、沸点が特定の超弾性材料のAf温度より高いか、Twよりさらに高いことが好ましい。現在、液体234の適切な使用温度は約500℃以上であると予期される。この場合も、液体は選択された使用温度で沸騰することが好ましい。液体234は、電気加熱要素238または加熱ジャケットなど、任意の従来の方法で加熱することができる。
図7および図8に示す装置200の操作を説明するため、予期される一例は、概ね上述したように超弾性合金で形成し、偏菱形の断面で形成した研削やすり素材202を、コレット224に入れる。次に、掴み具226、228をコレット224に隣接したやすり素材202の研削近端の周囲に配置する。これで、装置200を、約500℃の温度に加熱した塩溶液で構成された加熱液体に向けて下げることができる。素材は、研削部分が加熱液体234中に浸漬されるまで下げねばならない。約5秒後、線形または軸線方向運動機構206を約6インチ(15.2cm)/分の速度で下降させ、溝形成作業を実行する。素材202の回転は、所望の数の捻りを形成する相当の速度で、機構204によって実行することができる。掴み具226、228が研削やすり素材202の相対的下先端に到達すると、溝形成作業は終了し、装置200を加熱液体234から持ち上げ、コレット224から外すことができる。次に適宜、完成したやすりの急冷または熱処理を実行することができる。
合金の組成が異なると、形状記憶特徴、変態温度(Af)、弾性率、および作業温度範囲Twが異なることが理解される。本発明の教示に基づき、使用する材料の特定の特性に基づき、加熱、捻りおよび熱処理ステップを調節することは、当業者の技術に入る。
本発明を種々の実施形態の説明により例示し、これらの実施形態を詳細に述べてきたが、添付の請求の範囲をこれらの詳細に限定またはいかなる意味でも制限することは、出願人の意図ではない。当業者には追加の利点および変形が容易に明白である。したがって、本発明は、より広い態様において、図示し、述べてきたような特定の詳細、代表的装置および方法に制限されるものではない。本明細書は、現在知られている限り、本発明を実行する好ましい方法に沿った記述である。しかし、本発明自体は、添付の請求の範囲によってのみ規定される。
Figure 2010131457
Figure 2010131457

Claims (12)

  1. 長手方向の軸線を有し、超弾性材料から形成された素材の塑性変形によって形成される歯内療法用器具であって、
    素材の超弾性材料をオーステナイト相に変態させるステップと、
    長手方向軸線を中心に素材をねじり、螺旋形の刃先を有する器具を形成するステップと、
    前記ねじられた素材に熱処理を施して、前記器具の超弾性特性を最適化するステップとによって形成される器具。
  2. 素材の超弾性材料をオーステナイト相に変態させるステップが、前記素材を前記超弾性材料の作業温度範囲Twに加熱するステップを含む、請求項1に記載の歯内療法用器具。
  3. 前記作業温度範囲Twが約200°F(93℃)〜400°F(204℃)である、請求項2に記載の歯内療法用器具。
  4. ねじり中に内部摩擦によって素材を加熱する、請求項1に記載の歯内療法用器具。
  5. 前記超弾性材料をマルテンサイト相に変態させるステップを更に含む、請求項1に記載の歯内療法用器具。
  6. ねじり中に前記超弾性材料がマルテンサイト相に変態する、請求項5に記載の歯内療法用器具。
  7. 超弾性材料を備え、長手方向軸線および作業長さに沿って長手方向の縁を規定する頂点を備えた所定の横断面を有する、予備形成したワイヤ素材から歯内療法用やすりを形成する方法であって、
    素材の超弾性材料をオーステナイト相に変態させるステップと、
    長手方向軸線を中心に素材をねじり、前記素材を螺旋形に永久変形させ、螺旋形の刃先を有する器具を形成するステップと、
    前記ねじられた素材に熱処理を施して、前記器具の超弾性特性を最適化するステップとを含む方法。
  8. ねじりステップの前に、方法がさらに、やすりの作業長さとほぼ等しい距離だけ、やすりの外側に沿って少なくとも1つの細長い表面を研削するステップを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 素材の超弾性材料をオーステナイト相に変態させるステップが、前記素材を前記超弾性材料の作業温度範囲Twに加熱するステップを含む、請求項7に記載の方法。
  10. 前記作業温度範囲Twが約200°F(93℃)〜400°F(204℃)である、請求項9に記載の方法。
  11. 前記超弾性材料をマルテンサイト相に変態させるステップを更に含む、請求項7に記載の方法。
  12. ねじり中に前記超弾性材料がマルテンサイト相に変態する、請求項11に記載の方法。
JP2010060930A 1998-01-27 2010-03-17 超弾性歯内療法用器具、その製造方法および装置 Expired - Lifetime JP5162611B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/014,139 US6149501A (en) 1997-09-26 1998-01-27 Superelastic endodontic instrument, method of manufacture, and apparatus therefor
US09/014,139 1998-01-27

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000528226A Division JP4540024B2 (ja) 1998-01-27 1999-01-15 超弾性歯内療法用器具、その製造方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010131457A true JP2010131457A (ja) 2010-06-17
JP5162611B2 JP5162611B2 (ja) 2013-03-13

Family

ID=21763778

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000528226A Expired - Lifetime JP4540024B2 (ja) 1998-01-27 1999-01-15 超弾性歯内療法用器具、その製造方法および装置
JP2010060930A Expired - Lifetime JP5162611B2 (ja) 1998-01-27 2010-03-17 超弾性歯内療法用器具、その製造方法および装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000528226A Expired - Lifetime JP4540024B2 (ja) 1998-01-27 1999-01-15 超弾性歯内療法用器具、その製造方法および装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6149501A (ja)
EP (2) EP2272460B1 (ja)
JP (2) JP4540024B2 (ja)
AU (1) AU2230299A (ja)
CO (1) CO4840516A1 (ja)
TW (1) TW462883B (ja)
WO (1) WO1999037235A2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013511338A (ja) * 2009-11-17 2013-04-04 ジョンソン,ウィリアム・ビー 耐疲労性の向上したニチノール器具
JP2018531709A (ja) * 2010-12-16 2018-11-01 エフケージー デンタイア エスエー 歯根管を研削する歯内治療用器具
JP2022061401A (ja) * 2020-10-06 2022-04-18 マニー株式会社 歯科用ファイル

Families Citing this family (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7249414B2 (en) 1999-09-10 2007-07-31 Micro Mega, S.A. Method for making a root canal instrument
FR2798277B1 (fr) * 1999-09-10 2002-04-19 Micro Mega Sa Instrument canalaire du type alesoir dentaire et procedes de realisation
US7094055B2 (en) 2001-05-30 2006-08-22 Steven Senia Endodontic reamer and a method for manufacturing endodontic reamers and files
US6966774B2 (en) * 2001-08-16 2005-11-22 Cloudland Institute, Llc. Endodontic instrument having notched cutting surfaces
US6783438B2 (en) 2002-04-18 2004-08-31 Ormco Corporation Method of manufacturing an endodontic instrument
US7779542B2 (en) 2002-04-18 2010-08-24 Ormco Corporation Method of manufacturing a dental instrument
DE10233030B3 (de) * 2002-07-20 2004-02-19 Gebr. Brasseler Gmbh & Co. Kg Wurzelkanalinstrument
US20060265858A1 (en) * 2002-08-15 2006-11-30 Mcspadden John T Endodontic instrument having notched cutting surfaces
US20080213720A1 (en) * 2003-05-13 2008-09-04 Ultradent Products, Inc. Endodontic instruments manufactured using chemical milling
US6968619B2 (en) * 2003-05-13 2005-11-29 Ultradent Products, Inc. Method for manufacturing endodontic instruments
JP4186713B2 (ja) * 2003-05-29 2008-11-26 マニー株式会社 根管治療器具及び製造方法
EP1734884B1 (en) 2004-03-16 2021-06-16 Guidance Endodontics, LLC Endodontic files
JP4247346B2 (ja) * 2004-03-30 2009-04-02 マニー株式会社 治療器具用の断面角形先細棒の研削方法及び治療器具
EP3058891B1 (en) 2004-06-08 2019-11-06 Gold Standard Instruments, LLC Dental instruments comprising titanium
DE102004029065A1 (de) 2004-06-16 2006-01-26 Siemens Ag Kurbelwellensynchrone ERfassung analoger Signale
US20060008766A1 (en) * 2004-07-09 2006-01-12 Fischer Dan E Dental instruments made from super-elastic alloys
JP4621851B2 (ja) * 2004-11-29 2011-01-26 マニー株式会社 根管治療器具
FR2886837B1 (fr) 2005-06-14 2008-04-11 Micro Mega Int Mfg Sa Ebauche pour la fabrication d'un instrument endodontique et procede pour la fabrication dudit instrument
US7648599B2 (en) * 2005-09-13 2010-01-19 Sportswire, LLC Method of preparing nickel titanium alloy for use in manufacturing instruments with improved fatigue resistance
WO2007053761A2 (en) * 2005-11-01 2007-05-10 Discus Dental Impressions, Inc. Endodontic instruments
US20070119813A1 (en) * 2005-11-28 2007-05-31 Texas Instruments Incorporated Gate patterning method for semiconductor processing
US8413330B2 (en) * 2008-03-13 2013-04-09 William B. Johnson Longitudinally ground file having increased resistance to torsional and cyclic fatigue failure
JP2012501762A (ja) * 2008-09-09 2012-01-26 マーク・エス・ファーバー 歯内治療用器具および製造方法
US8911573B2 (en) 2009-11-20 2014-12-16 D & S Dental, Llc Medical instrument with modified memory and flexibility properties and method
US20110159458A1 (en) * 2009-11-20 2011-06-30 Heath Derek E Endodontic Instrument With Modified Memory and Flexibility Properties and Method
US9005377B2 (en) 2009-11-20 2015-04-14 D & S Dental, Llc Method of modifying a physical property of an endodontic instrument
US10196713B2 (en) 2009-11-20 2019-02-05 Dentsply Sirona Inc. Medical instrument with modified memory and flexibility properties and method
US8644978B1 (en) 2010-01-20 2014-02-04 D & S Dental, Llc Machining apparatus and method of making endodontic instruments
US8916009B2 (en) 2011-05-06 2014-12-23 Dentsply International Inc. Endodontic instruments and methods of manufacturing thereof
EP2568917A1 (en) 2010-05-10 2013-03-20 Dentsply International Inc. Endodontic rotary instruments made of shape memory alloys in their martensitic state and manufacturing methods thereof
US8685184B2 (en) * 2010-08-24 2014-04-01 Ormco Corporation Shape setting a shape memory alloy dental arch
IL216587A (en) * 2011-11-24 2014-09-30 Medic Nrg Ltd Endodontic cutter with outer spiral thread
JP5870659B2 (ja) * 2011-12-05 2016-03-01 ニプロ株式会社 穿刺針の製造方法と穿刺針
US20180142377A1 (en) * 2016-11-21 2018-05-24 Dentsply International Inc. Medical Instrument Made of Monocrystalline Shape Memory Alloys and Manufacturing Methods
WO2013138760A1 (en) * 2012-03-15 2013-09-19 Dentsply International, Inc. Medical instrument made of mono-crystalline shape memory alloys and manufacturing methods
EP3010439B1 (en) 2013-06-20 2019-03-20 DENTSPLY SIRONA Inc. Endodontic instruments
WO2016040416A1 (en) * 2014-09-09 2016-03-17 Gold Standard Instruments, LLC Method for forming an endodontic instrument or device
US11033358B2 (en) 2015-09-23 2021-06-15 Coltène/Whaledent Ag Method for producing blanks for endodontic instruments
EP3156163B1 (de) 2015-09-23 2022-03-16 Coltène/Whaledent GmbH + Co. KG Verfahren zur herstellung von rohlingen für endodontische instrumente sowie derartige rohlinge
US10543060B2 (en) 2015-12-03 2020-01-28 Ormco Corporation Fluted endodontic file
AU2017248568B2 (en) 2016-10-22 2023-09-21 Kerr Corporation Variable Heat-Treat Endodontic File
EP3375557B1 (en) 2017-03-15 2023-08-23 Coltène/Whaledent GmbH + Co. KG Method for producing blanks for endodontic instruments, and such blanks
USD842474S1 (en) 2017-10-20 2019-03-05 Ormco Corporation Endodontic file
JP7503958B2 (ja) * 2020-08-07 2024-06-21 マニー株式会社 歯科用ファイル
CN113400144B (zh) * 2021-04-21 2023-03-07 桐乡市三精自动化科技有限公司 一种制具部件

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917341A (ja) * 1982-07-15 1984-01-28 株式会社松谷製作所 Hフアイル類の製造方法
JPS60129042A (ja) * 1983-12-15 1985-07-10 株式会社松谷製作所 歯科用リ−マ又はフアイルの製造方法
JPS60138513U (ja) * 1984-02-23 1985-09-13 株式会社 松谷製作所 歯科用根管切削具
JPS6051904B2 (ja) * 1981-09-07 1985-11-16 セイコーエプソン株式会社 歯列矯正部材
JPH03212267A (ja) * 1990-01-12 1991-09-17 B Johnson William 歯内治療的に準備された歯根管に充填材料を適用する際に使用される改良器具
JPH04292174A (ja) * 1990-12-18 1992-10-16 Advanced Cardiovascular Syst Inc 超弾性案内部材
JPH0856961A (ja) * 1994-04-28 1996-03-05 Leonard Stephen Buchanan 歯科治療システム
JPH08173456A (ja) * 1994-12-27 1996-07-09 Matsutani Seisakusho Co Ltd 根管治療器具の製造方法及び根管治療器具
JPH08280711A (ja) * 1995-04-11 1996-10-29 Furukawa Electric Co Ltd:The 歯列矯正器具
WO1996033668A1 (en) * 1995-04-26 1996-10-31 Heath Derek E Endodontic instrument and procedure
JPH08322854A (ja) * 1995-03-24 1996-12-10 Maillefer Instr Sa 歯根管中ぐり用器具一式
WO1996039092A1 (en) * 1995-06-06 1996-12-12 Heath Derek E Set of endodontic instruments

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4443193A (en) * 1983-02-08 1984-04-17 Roane James B Endodontic instrument
DE3429277C2 (de) * 1984-08-08 1994-02-17 Matsutani Seisakusho Räum- oder Fräswerkzeug zum Räumen oder Fräsen eines Zahnwurzelkanals sowie Verfahren und Vorrichtung für die Fertigung eines solchen Räum- oder Fräswerkzeugs
JPH0818080B2 (ja) * 1986-08-07 1996-02-28 日立金属株式会社 捩り加工方法
US5044947A (en) * 1990-06-29 1991-09-03 Ormco Corporation Orthodontic archwire and method of moving teeth
US5106298A (en) * 1991-04-03 1992-04-21 Heath Derek E Endodontic dental instrument
US5527205A (en) * 1991-11-05 1996-06-18 Tulsa Dental Products, L.L.C. Method of fabricating an endodontic instrument
US5302129A (en) * 1991-11-19 1994-04-12 Heath Derek E Endodontic procedure and instrument
US5429501A (en) * 1994-03-28 1995-07-04 Ormco Corporation Orthodontic coil springs and methods
DE19522033A1 (de) * 1995-06-17 1996-12-19 Hilti Ag Verfahren zur Herstellung von Drehbohrwerkzeugen
US5984679A (en) * 1997-09-26 1999-11-16 Ormco Corporation Method of manufacturing superelastic endodontic files and files made therefrom

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6051904B2 (ja) * 1981-09-07 1985-11-16 セイコーエプソン株式会社 歯列矯正部材
JPS5917341A (ja) * 1982-07-15 1984-01-28 株式会社松谷製作所 Hフアイル類の製造方法
JPS60129042A (ja) * 1983-12-15 1985-07-10 株式会社松谷製作所 歯科用リ−マ又はフアイルの製造方法
JPS60138513U (ja) * 1984-02-23 1985-09-13 株式会社 松谷製作所 歯科用根管切削具
JPH03212267A (ja) * 1990-01-12 1991-09-17 B Johnson William 歯内治療的に準備された歯根管に充填材料を適用する際に使用される改良器具
JPH04292174A (ja) * 1990-12-18 1992-10-16 Advanced Cardiovascular Syst Inc 超弾性案内部材
JPH0856961A (ja) * 1994-04-28 1996-03-05 Leonard Stephen Buchanan 歯科治療システム
JPH08173456A (ja) * 1994-12-27 1996-07-09 Matsutani Seisakusho Co Ltd 根管治療器具の製造方法及び根管治療器具
JPH08322854A (ja) * 1995-03-24 1996-12-10 Maillefer Instr Sa 歯根管中ぐり用器具一式
JPH08280711A (ja) * 1995-04-11 1996-10-29 Furukawa Electric Co Ltd:The 歯列矯正器具
WO1996033668A1 (en) * 1995-04-26 1996-10-31 Heath Derek E Endodontic instrument and procedure
WO1996039092A1 (en) * 1995-06-06 1996-12-12 Heath Derek E Set of endodontic instruments

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
大塚 和弘 外6名, 形状記憶合金, JPN6009038828, 7 June 1984 (1984-06-07), JP, pages 36 - 162, ISSN: 0002384045 *

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013511338A (ja) * 2009-11-17 2013-04-04 ジョンソン,ウィリアム・ビー 耐疲労性の向上したニチノール器具
JP2018531709A (ja) * 2010-12-16 2018-11-01 エフケージー デンタイア エスエー 歯根管を研削する歯内治療用器具
JP2022061401A (ja) * 2020-10-06 2022-04-18 マニー株式会社 歯科用ファイル
JP7370952B2 (ja) 2020-10-06 2023-10-30 マニー株式会社 歯科用ファイル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002500919A (ja) 2002-01-15
EP2272460A2 (en) 2011-01-12
WO1999037235A3 (en) 2000-06-22
TW462883B (en) 2001-11-11
EP2272460A3 (en) 2012-12-26
JP5162611B2 (ja) 2013-03-13
WO1999037235A2 (en) 1999-07-29
CO4840516A1 (es) 1999-09-27
JP4540024B2 (ja) 2010-09-08
EP2272460B1 (en) 2018-10-24
US6149501A (en) 2000-11-21
EP1051125A2 (en) 2000-11-15
EP1051125A4 (en) 2004-10-27
AU2230299A (en) 1999-08-09
EP1051125B1 (en) 2018-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5162611B2 (ja) 超弾性歯内療法用器具、その製造方法および装置
US5984679A (en) Method of manufacturing superelastic endodontic files and files made therefrom
US6783438B2 (en) Method of manufacturing an endodontic instrument
CN104114123B (zh) 根管器械及其制造方法
EP1759656B1 (en) Method of manufacturing a dental instrument
US20100233648A1 (en) Endodontic instrument and method of manufacturing
JP2010115534A (ja) 歯内療法器具の製造方法
JP2012501762A5 (ja)
EP1237668A1 (en) Barbed endodontic instrument

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120829

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120903

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121001

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term