JP2010129261A - 操作ボタンの照明構造およびこれを備えたコントロールユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】点光源を使用しても、操作ボタンの設計自由度を制限することなく、操作ボタンに対する照明ムラを抑えることができる操作ボタンの照明構造およびこれを備えたコントロールユニットを提供する。
【解決手段】コントロールユニット1において操作ボタン3の照明構造は、基板4と、複数の点光源5とを備えている。各点光源5は、基板4の裏面4bにおいてタクトスイッチ6の下側に設置されている。基板4の表面4aには、タクトスイッチ6の周辺部分に、照明用貫通穴7が設けられている。そして、各点光源5が点灯すると、各点光源5から発せられた光5Lは、基板4の各照明用貫通穴7を通って表面4a側に漏出し、各操作ボタン3のノブ32の上部32aを照らす。
【選択図】図2
【解決手段】コントロールユニット1において操作ボタン3の照明構造は、基板4と、複数の点光源5とを備えている。各点光源5は、基板4の裏面4bにおいてタクトスイッチ6の下側に設置されている。基板4の表面4aには、タクトスイッチ6の周辺部分に、照明用貫通穴7が設けられている。そして、各点光源5が点灯すると、各点光源5から発せられた光5Lは、基板4の各照明用貫通穴7を通って表面4a側に漏出し、各操作ボタン3のノブ32の上部32aを照らす。
【選択図】図2
Description
本件発明は、例えば、車両のオーディオシステムやナビゲーションシステムを操作するのに用いられる操作ボタンの照明構造およびこれを備えたコントロールユニットに関する。
従来より、車両には、オーディオシステム、空調システム、ナビゲーションシステム等を操作するために、特許文献1にも記載されているようなコントロールユニット1が設けられている。このコントロールユニット1は、一般的に、ベース3と、複数の操作ボタン10と、基板4とを備えている。
ベース3の表面(上面)には、複数の収容部3aが設けられている。各収容部3a内には、操作ボタン10が収容されて保持されている。各操作ボタン10は、下面が開口した筒状に形成されている。各操作ボタン10のノブ12の上面には、透光性を有する表示部12a、12bが形成されている。
また、コントロールユニット1には、操作ボタン10の照明構造が設けられている。この操作ボタン10の照明構造は、基板4と、複数のLEDのような点光源6、7とを備えている。基板4は、複数の操作ボタン10の下方に配置されてベース3に固定されている。各点光源6、7は、基板4の表面(上面)に設置されている。
以上のように構成されている操作ボタン10の照明構造では、各点光源6、7が点灯すると、各点光源6、7から発せられた光が操作ボタン10の表示部12a、12bを照らす。これにより、乗員は、夜間でも操作ボタン10を容易に認識することができる。しかしながら、この操作ボタン10の照明構造では、点光源6、7を使用しているために、表示部12a、12bを均一に照らすことが難しく、照明ムラが生じてしまう。
そのため、第1の解決方法としては、図8に示すように、操作ボタン101のノブ102を2色成形で構成する方法がある。具体的には、ノブ102を、透光性の表示部121aを有するスモーク材121と、その裏側に形成した乳白材122(拡散材)とから構成する。これにより、乳白材122に点光源110の光があたると、この光は拡散されてスモーク材121を均一に照らすので、照明ムラが抑えられる。
また、第2の解決方法としては、図9に示すように、操作ボタン201のノブ202を、透光性の表示部202aを有するスモーク材から構成し、このノブ202の下側に拡散パネル203を配置する。これにより、拡散パネル203に点光源110の光があたると、この光は拡散されてノブ202を均一に照らすので、照明ムラが抑えられる。
特開2007−280780号公報
しかしながら、上記の2つの解決方法では、操作ボタンに対する照明ムラを抑えるために、操作ボタン101のノブ102の下側部分を拡散材122で形成したり、操作ボタン201内に拡散パネル203を配置しなければならない。したがって、操作ボタンの設計自由度が制限されてしまう問題があった。
本件発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、点光源を使用しても、操作ボタンの設計自由度を制限することなく、操作ボタンに対する照明ムラを抑えることができる操作ボタンの照明構造およびこれを備えたコントロールユニットを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本件発明の請求項1に記載の操作ボタンの照明構造では、下面が開口した筒状に形成されて上部が透光性を有している操作ボタンの下方に配置される基板と、前記操作ボタンの上部を照らすための点光源とを備えている操作ボタンの照明構造であって、前記点光源は前記基板の裏側に配置され、前記基板の表面には、前記点光源から発せられた光を通して当該基板の表面に漏出させて前記操作ボタンの上部にあてる照明用貫通穴が設けられていることを特徴としている。
また、本件発明の請求項2に記載の操作ボタンの照明構造では、請求項1に記載の操作ボタンの照明構造において、前記基板は、その表裏面に回路が形成された両面基板であって、当該基板の裏面に前記光源が設置され、当該基板の表面に前記照明用貫通穴が設けられていることを特徴としている。
また、本件発明の請求項3に記載の操作ボタンの照明構造では、請求項1に記載の操作ボタンの照明構造において、前記基板の下側には別の基板が配置され、双方の基板は、表面に回路が形成された片面基板であって、下側基板の表面に前記点光源が設置され、上側基板の表面に前記照明用貫通穴が設けられていることを特徴としている。
また、本件発明の請求項4に記載の操作ボタンの照明構造では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の操作ボタンの照明構造において、複数の前記操作ボタンが隣接する場合には、隣接している2つの操作ボタンの境界部分に前記点光源を1つ配置して、当該1つの点光源によって前記隣接している2つの操作ボタンの上部を照らすように構成したことを特徴としている。
また、本件発明の請求項5に記載のコントロールユニットでは、ベースの表面に設けられた複数の収容部の各々に操作ボタンが収容されて保持され、これらの操作ボタンの下方に配置された基板と、この基板に設置される複数の点光源とからなる操作ボタンの照明構造を備えているコントロールユニットにおいて、前記操作ボタンの照明構造を、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の操作ボタンの照明構造によって構成したことを特徴としている。
本件発明の請求項1に記載の操作ボタンの照明構造では、基板の裏側に点光源を配置し、基板の表面に照明用貫通穴を設けた。これにより、操作ボタンは点光源により間接照明される。したがって、操作ボタンの上部の下側部分を拡散材で形成したり、操作ボタン内に拡散パネルを配置しなくても、操作ボタンの上部を均一に照らすことが可能になる。よって、請求項1に記載の操作ボタンの照明構造は、点光源を使用しても、操作ボタンの設計自由度を制限することなく、操作ボタンに対する照明ムラを抑えることができる。
また、本件発明の請求項2に記載の操作ボタンの照明構造では、基板が両面基板であり、この両面基板の裏面に光源を設置し、表面に照明用貫通穴を設けた。したがって、請求項2に記載の操作ボタンの照明構造は、1枚の基板を用いて操作ボタンの上部を均一に照らすことが可能になるので、薄型化を図ることができる。
また、本件発明の請求項3に記載の操作ボタンの照明構造では、2枚の基板を上下に配置して、下側基板の表面に点光源を設置し、上側基板の表面に照明用貫通穴を設けた。したがって、照明用貫通穴と点光源とが上下に離れて配置されるので、点光源から発せられる光を照明用貫通穴に通しやすくなる。よって、請求項3に記載の操作ボタンの照明構造は、操作ボタンの照明機能を向上させることができる。
また、本件発明の請求項4に記載の操作ボタンの照明構造では、複数の操作ボタンが隣接する場合には、隣接している2つの操作ボタンの境界部分に点光源を1つ配置して、1つの点光源が、隣接している2つの操作ボタンの上部を照らすようにした。これにより、隣接している2つの操作ボタンの上部を2つの点光源で照らす必要がないので、点光源の設置数が抑えられる。よって、請求項4に記載の操作ボタンの照明構造は、低コスト化を図ることができる。
また、本件発明の請求項5に記載のコントロールユニットでは、本件発明の請求項1に記載の操作ボタンの照明構造を用いたので、点光源を使用しても、操作ボタンの設計自由度を制限することなく、操作ボタンに対する照明ムラを抑えることができる。さらに、請求項5に記載のコントロールユニットは、請求項2〜請求項4に記載の操作ボタンの照明構造が有する各効果も併せて得ることができる。
以下、本件発明の実施の形態を図にしたがって説明する。
第1の実施の形態:
図1は、本件発明の第1の実施の形態を示すコントロールユニット1の斜視図である。このコントロールユニット1は、車両のオーディオシステムを操作するために用いられるものである。このコントロールユニット1は、ベース2と、複数の操作ボタン3と、基板4および複数のLED等の点光源5(図2参照)とを備えている。
図1は、本件発明の第1の実施の形態を示すコントロールユニット1の斜視図である。このコントロールユニット1は、車両のオーディオシステムを操作するために用いられるものである。このコントロールユニット1は、ベース2と、複数の操作ボタン3と、基板4および複数のLED等の点光源5(図2参照)とを備えている。
まず、ベース2について説明する。このベース2は樹脂で形成されている。ベース2の表面(上面)には、収容ユニット21、22が上下に並んで形成されている。上側の収容ユニット21は、複数の収容部23から構成されている。この複数の収容部23は、横1列に隣接して配置されている。また、下側の収容ユニット22も、複数の収容部23から構成されている。この複数の収容部23は、横2列に隣接して配置されている。各収容部23は、図2に示すように、四角形の筒状に形成されており、上下面が開口されている。
次に、操作ボタン3について説明する。この操作ボタン3はプッシュ式の操作ボタンである。図2に示すように、この操作ボタン3は樹脂で形成されており、スライダー部31と、ノブ32とを備えている。
スライダー部31は、収容部23内に上下動可能に保持されている。このスライダー部31は、非透光性の樹脂により縦断面凸字状の筒状に形成されており、上下面が開口されている。また、スライダー部31の下面側には、押しピン33が設けられている。
ノブ32は、スライダー部31の上部に装着されている。このノブ32は、スライダー部31の上面側の開口部を塞ぐように蓋状に形成されている。また、ノブ32の上部32aの表面には、図1にも示すように、FM・AM、DISC等の操作ボタン3の機能を示す表示部32bが設けられている。この表示部32bは、ノブ32をスモーク材で形成することにより透光性を有している。これについて具体的に説明すると、ノブ32は、透光製の樹脂をノブの形状に形成した後に、表示部32b以外の部分をスモーク処理して形成されている。そのため、表示部32b以外の部分が非透光性を有し、表示部32bが透光性を有している。
一方、図2に示すように、基板4は、複数の操作ボタン3の下方に配置されてベース2に固定されている。この基板4は、表面4aと裏面4bとに回路が形成された両面基板である。基板4の表面4aには、複数のタクトスイッチ6(弾性スイッチ)が設けられている。各タクトスイッチ6は、各操作ボタン3内で押しピン33の下側に配置されている。
以上のように構成されているコントロールユニット1は、乗員の指によって各操作ボタン3のノブ32が押されると、スライダー部31が下方へ移動して、押しピン33がタクトスイッチ6を押す。これにより、各操作ボタン3に割り当てられた機能が動作する。そして、乗員の指がノブ32から離れると、タクトスイッチ6が元の形に戻ることにより操作ボタン3が元の位置まで押し上げられる。
次に、操作ボタン3の照明構造について説明する。操作ボタン3の照明構造は、基板4と、複数の点光源5とを備えている。本実施の形態では、各点光源5が基板4の裏面4bにおいてタクトスイッチ6の下側に設置されている。
また、基板4の表面4aには、複数の照明用貫通穴7が設けられている。各照明用貫通穴7は、図3に示すように、タクトスイッチ6(点光源5)の周辺部分でタクトスイッチ6の左右側に配置されている。
以上のように構成されている操作ボタン3の照明構造では、各点光源5が点灯すると、図2に示すように、各点光源5から発せられた光5Lは、基板4の各照明用貫通穴7を通って表面4a側に漏出し、各操作ボタン3のノブ32の上部32aを照らす。これにより、乗員は、夜間でも操作ボタン3の表示部32bを容易に認識することができる。
このように、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造では、従来の操作ボタンの照明構造と異なり、点光源5を用いて操作ボタン3を間接照明している。したがって、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造では、従来の操作ボタンの照明構造のように、操作ボタン3の上部32aの下側部分を拡散材で形成したり、操作ボタン3内に拡散パネルを配置したりしなくても、操作ボタン3の上部32aを均一に照らすことが可能になる。よって、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造は、点光源5を使用しても、操作ボタン3の設計自由度を制限することなく、操作ボタン3に対する照明ムラを抑えることができる。
さらに、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造では、1枚の基板4を用いて操作ボタン3の上部32aを均一に照らすことが可能になる。よって、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造は、薄型化を図ることもできる。
また、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造では、点光源5を基板4の裏面4b側に設置したことにより、タクトスイッチ6の設置位置が従来の操作ボタンの照明構造のように点光源5で制限されてしまうことがない。よって、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造は、タクトスイッチ6を基板4の表面4aで最適な位置に設置することができる。
また、本実施の形態のコントロールユニット1は、上記で説明した本実施の形態の操作ボタン3の照明構造が有する効果と同じ効果を得ることができる。
第2の実施の形態:
図4は、本件発明の第2の実施の形態を示すコントロールユニット51の斜視図である。なお、本実施の形態において第1の実施の形態のコントロールユニット1と同様な部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。本実施の形態のコントロールユニット51に適用されている操作ボタン3の照明構造は、2枚の基板41、42と、複数の点光源5とを備えている。
図4は、本件発明の第2の実施の形態を示すコントロールユニット51の斜視図である。なお、本実施の形態において第1の実施の形態のコントロールユニット1と同様な部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。本実施の形態のコントロールユニット51に適用されている操作ボタン3の照明構造は、2枚の基板41、42と、複数の点光源5とを備えている。
2枚の基板41、42は、複数の操作ボタン3の下方で上下に配置されてベース2に固定されている。また、2枚の基板41、42は、それぞれ表面41a、42aに回路が形成された片面基板である。下側基板42の表面42aには、複数の点光源5が設置されている。各点光源5は、各タクトスイッチ6の下方となる位置に配置されている。
また、上側基板41の表面41aには、複数の照明用貫通穴7が設けられている。各照明用貫通穴7は、図5にも示すように、タクトスイッチ6の周辺部分でタクトスイッチ6の左右側に配置されている。
以上のように構成されている操作ボタン3の照明構造では、各点光源5が点灯すると、各点光源5から発せられた光5Lは、上側基板41の各照明用貫通穴7を通って表面41a側に漏出し、各操作ボタン3のノブ32の上部32aを照らす。これにより、乗員は、夜間でも操作ボタン3の表示部32bを容易に認識することができる。
このように、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造は、第1の実施の形態の操作ボタン3の照明構造と同様に操作ボタン3を間接照明するので、点光源5を使用しても、操作ボタン3の設計自由度を制限することなく、操作ボタン3に対する照明ムラを抑えることができる。
また、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造では、第1の実施の形態の操作ボタン3の照明構造と異なり、照明用貫通穴7と点光源5とが上下に離れて配置されるので、第1の実施の形態の操作ボタン3の照明構造に比べて、点光源5から発せられる光5Lを照明用貫通穴7に通しやすくなる。よって、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造は、操作ボタン3の照明機能を向上させることができる。
さらに、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造では、点光源5を上側基板41の裏側に設置したことにより、第1の実施の形態の操作ボタン3の照明構造と同様に、タクトスイッチ6の設置位置が点光源5によって制限されない。よって、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造は、タクトスイッチ6を上側基板41の表面41aで最適な位置に設置することができる。
また、本実施の形態のコントロールユニット51は、上記で説明した本実施の形態の操作ボタン3の照明構造が有する効果と同じ効果を得ることができる。
第3の実施の形態:
図6は、本件発明の第3の実施の形態を示すコントロールユニット61の斜視図である。なお、本実施の形態において第1の実施の形態のコントロールユニット1と同様な部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。本実施の形態のコントロールユニット61に適用されている操作ボタン3の照明構造は、基板43と、複数の点光源5とを備えている。
図6は、本件発明の第3の実施の形態を示すコントロールユニット61の斜視図である。なお、本実施の形態において第1の実施の形態のコントロールユニット1と同様な部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。本実施の形態のコントロールユニット61に適用されている操作ボタン3の照明構造は、基板43と、複数の点光源5とを備えている。
基板43は、複数の操作ボタン3の下方に配置されてベース2に固定されている。この基板43は、表面43aと裏面43bとに回路が形成された両面基板である。複数の点光源5は基板43の裏面43bに設置されている。具体的には、各点光源5は、基板43の裏面43bにおいて、隣接している2つの操作ボタン3、3の境界部分に設置されている。
また、基板43の表面43aには、複数の照明用貫通穴67が設けられている。各照明用貫通穴67は、各点光源5の周囲に配置されている。
また、基板43の表面43aには、複数の照明用貫通穴67が設けられている。各照明用貫通穴67は、各点光源5の周囲に配置されている。
以上のように構成されている操作ボタン3の照明構造では、各点光源5が点灯すると、各点光源5から発せられた光5Lは、基板43の各照明用貫通穴67を通って表面43a側に漏出し、各操作ボタン3のノブ32の上部32aを照らす。これにより、乗員は、夜間でも、操作ボタン3の表示部32bを容易に認識することができる。
このように、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造は、第1の実施の形態や第2の実施の形態の操作ボタン3の照明構造と同様に操作ボタン3を間接照明するので、点光源5を使用しても、操作ボタン3の設計自由度を制限することなく、操作ボタン3に対する照明ムラを抑えることができる。
また、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造では、1枚の基板43を用いて操作ボタン3の上部32aを均一に照らすことが可能になる。よって、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造は、薄型化を図ることもできる。
さらに、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造では、複数の操作ボタン3が隣接する場合に、隣接している2つの操作ボタン3、3の境界部分に点光源5を1つ配置して、1つの点光源5が、隣接している2つの操作ボタン3、3の上部32a、32aを照らすようにした。これにより、隣接している2つの操作ボタンの上部を2つの点光源で照らす必要がないので、点光源5の設置数が抑えられる。よって、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造では、低コスト化を図ることもできる。
さらに、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造では、第1の実施の形態の操作ボタン3の照明構造と同様に、点光源5を基板43の裏面43b側に設置したので、タクトスイッチ6を基板43の表面4aで最適な位置に設置することもできる。
また、本実施の形態のコントロールユニット61は、上記で説明した本実施の形態の操作ボタン3の照明構造が有する効果と同じ効果を得ることができる。
第4の実施の形態:
図7は、本件発明の第4の実施の形態を示すコントロールユニット71の斜視図である。なお、本実施の形態において第1の実施の形態のコントロールユニット1と同様な部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。本実施の形態のコントロールユニット71に適用されている操作ボタン3の照明構造は、2枚の基板44、45と、複数の点光源5とを備えている。
図7は、本件発明の第4の実施の形態を示すコントロールユニット71の斜視図である。なお、本実施の形態において第1の実施の形態のコントロールユニット1と同様な部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。本実施の形態のコントロールユニット71に適用されている操作ボタン3の照明構造は、2枚の基板44、45と、複数の点光源5とを備えている。
2枚の基板44、45は、複数の操作ボタン3の下方で上下に配置されてベース2に固定されている。また、2枚の基板44、45は、それぞれ表面44a、45aに回路が形成された片面基板である。下側基板45の表面45aには、複数の点光源5が設置されている。具体的には、各点光源5は、下側基板45の表面45aにおいて、隣接している2つの操作ボタン3、3の境界部分に設置されている。
また、上側基板44の表面44aには、複数の照明用貫通穴67が設けられている。各照明用貫通穴67は、各点光源5の周囲に配置されている。
以上のように構成されている操作ボタン3の照明構造では、各点光源5が点灯すると、各点光源5から発せられた光5Lは、上側基板44の各照明用貫通穴67を通って表面44a側に漏出し、各操作ボタン3のノブ32の上部32aを照らす。これにより、乗員は、夜間でも、操作ボタン3の表示部32bを容易に認識することができる。
このように、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造は、第1の実施の形態〜第3の実施の形態の操作ボタン3の照明構造と同様に操作ボタン3を間接照明するので、点光源5を使用しても、操作ボタン3の設計自由度を制限することなく、操作ボタン3に対する照明ムラを抑えることができる。
さらに、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造では、第3の実施の形態の操作ボタン3の照明構造と異なり、照明用貫通穴67と点光源5とが上下に離れて配置されるので、第3の実施の形態の操作ボタン3の照明構造に比べて、点光源5から発せられる光5Lを照明用貫通穴67に通しやすくなる。よって、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造は、操作ボタン3の照明機能を向上させることができる。
さらに、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造では、複数の操作ボタン3が隣接する場合に、第3の実施の形態と同様に、1つの点光源5が、隣接している2つの操作ボタン3、3の上部32a、32aを照らすようにしたので、点光源5の設置数が抑えられ、低コスト化を図ることができる。
また、本実施の形態の操作ボタン3の照明構造では、第2の実施の形態の操作ボタン3の照明構造と同様に、点光源5を下側基板45の表面45aに設置したので、タクトスイッチ6を上側基板44の表面44aで最適な位置に設置することができる。
また、本実施の形態のコントロールユニット71は、上記で説明した本実施の形態の操作ボタン3の照明構造が有する効果と同じ効果を得ることができる。
以上、本件発明にかかる実施の形態を例示したが、これらの実施の形態は本件発明の内容を限定するものではない。また、本件発明の請求項の範囲を逸脱しない範囲であれば、各種の変更等は可能である。
例えば、点光源5の設置位置や輝度、照明用貫通穴7、67の設置位置や大きさ等は、点光源5から発せられる光5Lが操作ボタン3の上部32aにあたる範囲で任意に設定して良い。
また、第1の実施の形態や第3の実施の形態の操作ボタン3の照明構造のように、基板の枚数が1枚の場合には、基板4、43の裏側に反射板を配置しても良い。これにより、点光源5から発せられた光5Lを、反射板で上方に反射させることで、この光5Lを照明用貫通穴7、67に通しやすくなるので、操作ボタンの照明機能を向上させることができる。さらに、この反射板を、第2の実施の形態や第4の実施の形態で使用されている下側基板42、45よりも薄く形成すれば、薄型化も図ることができる。
また、第2の実施の形態や第4の実施の形態の操作ボタン3の照明構造で使用されている下側基板42、45の表面42a、45aに反射処理を施すようにしても良い。この場合も、点光源5から発せられた光5Lを照明用貫通穴7、67に通しやすくなるので、操作ボタンの照明機能を向上させることができる。
また、実施の形態では、タクトスイッチ6を使用した操作ボタン3の照明構造について説明したが、ラバーコンタクトスイッチを使用した操作ボタン、シーソ型や回転型の操作ボタン、スイッチを使用しない操作ボタン等の照明構造について本件発明を適用しても、実施の形態で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
以上説明したように本件発明の操作ボタンの照明構造およびコントロールユニットは、点光源を使用しても、操作ボタンの設計自由度を制限することなく、操作ボタンに対する照明ムラを抑えることができる。したがって、本件発明の操作ボタンの照明構造およびコントロールユニットを、これらの技術分野で十分に利用することができる。
1 コントロールユニット
2 ベース
3 操作ボタン
4 基板
4a 基板の表面
4b 基板の裏面
5 点光源
7 照明用貫通穴
23 収容部
32a ノブの上部
32b 表示部
41 上側基板
41a 上側基板の表面
42a 下側基板
43 基板
43a 基板の表面
43b 基板の裏面
44 上側基板
44a 上側基板の表面
45 下側基板
45a 下側基板の表面
51 コントロールユニット
61 コントロールユニット
67 照明用貫通穴
71 コントロールユニット
2 ベース
3 操作ボタン
4 基板
4a 基板の表面
4b 基板の裏面
5 点光源
7 照明用貫通穴
23 収容部
32a ノブの上部
32b 表示部
41 上側基板
41a 上側基板の表面
42a 下側基板
43 基板
43a 基板の表面
43b 基板の裏面
44 上側基板
44a 上側基板の表面
45 下側基板
45a 下側基板の表面
51 コントロールユニット
61 コントロールユニット
67 照明用貫通穴
71 コントロールユニット
Claims (5)
- 下面が開口した筒状に形成されて上部が透光性を有している操作ボタンの下方に配置される基板と、前記操作ボタンの上部を照らすための点光源とを備えている操作ボタンの照明構造であって、
前記点光源は前記基板の裏側に配置され、前記基板の表面には、前記点光源から発せられた光を通して当該基板の表面に漏出させて前記操作ボタンの上部にあてる照明用貫通穴が設けられていることを特徴とする操作ボタンの照明構造。 - 請求項1に記載の操作ボタンの照明構造において、
前記基板は、その表裏面に回路が形成された両面基板であって、当該基板の裏面に前記光源が設置され、当該基板の表面に前記照明用貫通穴が設けられていることを特徴とする操作ボタンの照明構造。 - 請求項1に記載の操作ボタンの照明構造において、
前記基板の下側には別の基板が配置され、双方の基板は、表面に回路が形成された片面基板であって、下側基板の表面に前記点光源が設置され、上側基板の表面に前記照明用貫通穴が設けられていることを特徴とする操作ボタンの照明構造。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の操作ボタンの照明構造において、
複数の前記操作ボタンが隣接する場合には、隣接している2つの操作ボタンの境界部分に前記点光源を1つ配置して、当該1つの点光源によって前記隣接している2つの操作ボタンの上部を照らすように構成したことを特徴とする操作ボタンの照明構造。 - ベースの表面に設けられた複数の収容部の各々に操作ボタンが収容されて保持され、これらの操作ボタンの下方に配置された基板と、この基板に設置される複数の点光源とからなる操作ボタンの照明構造を備えているコントロールユニットにおいて、
前記操作ボタンの照明構造を、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の操作ボタンの照明構造によって構成したことを特徴とするコントロールユニット。
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2008
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