JP2010128318A - 投影光学系及び画像投影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高性能且つコンパクト、大口径比であっても明るい画像を広画角で投影面上に拡大投影できる投影光学系を提供する。
【解決手段】DMD2によって形成された画像を投影面上に拡大投影する投影光学系1であって、投影面側から順に、全体として負の屈折力を有する第1のレンズ群3と、全体として正の屈折力を有する第2のレンズ群4とを備え、第2のレンズ群4が、少なくとも絞り5と、この絞り5からDMD2側に向かって、負の第1のレンズL7と、負の第2のレンズL8及び正の第3のレンズL9を貼り合わせた貼合せレンズと、正の第4のレンズL10とを、この順で含み、第1のレンズL7の両面S1,S2が凹面とされ、第2のレンズL8の第1のレンズL7と対向する側の面S3が凹面とされている。
【選択図】図1
【解決手段】DMD2によって形成された画像を投影面上に拡大投影する投影光学系1であって、投影面側から順に、全体として負の屈折力を有する第1のレンズ群3と、全体として正の屈折力を有する第2のレンズ群4とを備え、第2のレンズ群4が、少なくとも絞り5と、この絞り5からDMD2側に向かって、負の第1のレンズL7と、負の第2のレンズL8及び正の第3のレンズL9を貼り合わせた貼合せレンズと、正の第4のレンズL10とを、この順で含み、第1のレンズL7の両面S1,S2が凹面とされ、第2のレンズL8の第1のレンズL7と対向する側の面S3が凹面とされている。
【選択図】図1
Description
本発明は、反射型の空間光変調素子によって形成された画像を投影面上に拡大投影する投影光学系、並びにそのような投影光学系を備えた画像投影装置に関する。
画像投影装置であるプロジェクタには、液晶方式とDLP(デジタル・ライト・プロセッシング:登録商標)方式とがある。このうち、DLP方式は、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス:登録商標)と呼ばれる反射型の空間光変調素子を使用している。
DMDは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて、ねじれ軸周りに±12゜の角度範囲で傾きを変えることができる微小な鏡(マイクロミラー)をCMOS半導体デバイス上に多数並べて形成したものであり、各ミラーの傾きを画像信号に応じて切り換えながら、光源からの光の反射方向を制御し、各ミラーからの反射光の有無(ON/OFF)によって画像を表示可能としている。
また、DLP方式のプロジェクタは、このようなDMDによって形成された画像をスクリーンなどの投影面上に拡大投影する投影光学系を備えている。この投影光学系は、プロジェクタの小型化及び薄型化を図るために、よりコンパクトでレンズ径が小さいものが求められている(例えば、特許文献1〜3を参照。)。
しかしながら、DLP方式のプロジェクタにおいて、例えば投影光学系がテレセントリック光学系である場合には、DMDの前面にフィールドレンズなどを配置する必要があり、更に大口径となるために、コストアップの要因ともなっている。
一方、投影光学系が非テレセントリック光学系である場合には、フィールドレンズが不要となるものの、DMDに照明光を入射させる照明光学系の影響を受けないようにするためには、バックフォーカスをある程度長くする必要がある。しかしながら、バックフォーカスが長くするほど、良好な光学性能を得るためのレンズ設計が難しくなる。
特開2003−121736号公報
特開2003−315675号公報
特開2000−275729号公報
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、高性能且つコンパクト、大口径比であっても明るい画像を広画角で投影面上に拡大投影できる投影光学系、並びに、そのような投影光学系を備えることによって、高解像度で明るい画像を投影できるコンパクトな画像投影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る投影光学系は、反射型の空間光変調素子によって形成された画像を投影面上に拡大投影するものであって、投影面側から順に、全体として負の屈折力を有する第1のレンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2のレンズ群とを備え、第2のレンズ群が、少なくとも絞りと、この絞りから空間光変調素子側に向かって、負の第1のレンズと、負の第2のレンズ及び正の第3のレンズを貼り合わせた貼合せレンズと、正の第4のレンズとを、この順で含み、第1のレンズの両面が凹面とされ、第2のレンズの第1のレンズと対向する側の面が凹面とされていることを特徴とする。
本発明に係る投影光学系では、第2のレンズ群が、少なくとも絞りと、この絞りから空間光変調素子側に向かって、負の第1のレンズと、負の第2のレンズ及び正の第3のレンズを貼り合わせた貼合せレンズと、正の第4のレンズとを、この順で含み、第1のレンズの両面が凹面とされ、第2のレンズの第1のレンズと対向する側の面が凹面とされていることによって、バックフォーカスが長くなる場合でも、収差を効果的に補正することができ、大口径比であっても光の利用効率が高い明るい画像を広画角で投影面上に拡大投影することができ、しかもレンズ径を小さくして全体をコンパクトに設計することができる。
以上のように、本発明よれば、高性能且つコンパクト、大口径比であっても明るい画像を広画角で投影面上に拡大投影できる投影光学系、並びにそのような投影光学系を備えることによって、高解像度で明るい画像を投影できるコンパクトな画像投影装置を提供することが可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示されるレンズデータ等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示されるレンズデータ等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
(投影光学系)
先ず、本発明の実施形態として図1に示す投影光学系1について説明する。
この投影光学系1は、図1に示すように、反射型の空間光変調素子としてDMD2を用い、このDMD2によって形成された画像をスクリーンなどの投影面上に拡大投影するものである。
先ず、本発明の実施形態として図1に示す投影光学系1について説明する。
この投影光学系1は、図1に示すように、反射型の空間光変調素子としてDMD2を用い、このDMD2によって形成された画像をスクリーンなどの投影面上に拡大投影するものである。
具体的に、この投影光学系1は、投影面側から順に、全体として負の屈折力を有する第1のレンズ群3と、全体として正の屈折力を有する第2のレンズ群4とを備え、これら第1及び第2のレンズ群3,4を構成する各レンズL1〜L10が互いの光軸Pを一致させた状態で配置された構造を有している。また、第2のレンズ群4を構成するレンズL6とレンズL7との間には、絞り5が配置されており、DMD2の前面には、カバーガラス6が設けられている。
なお、本実施形態では、投影面側から順に、負のレンズL1と、負のレンズL2と、正のレンズL3とを含む3枚のレンズL1〜L3から第1のレンズ群3が構成され、正のレンズL4と、正のレンズL5と、負のレンズL6と、負のレンズL7と、負のレンズL8と、正のレンズL9と、正のレンズL10とを含む7枚のレンズL1〜L3から第2のレンズ群4が構成されている。また、レンズL5及びレンズL6と、レンズL8及びレンズL9とが、それぞれ貼合せレンズを構成している。
本発明を適用した投影光学系1は、第2のレンズ群4が、少なくとも絞り5と、この絞り5からDMD2側に向かって、負の第1のレンズL7と、負の第2のレンズL8及び正の第3のレンズL9を貼り合わせた貼合せレンズと、正の第4のレンズL10とを、この順で含み、第1のレンズL7の両面S1,S2が凹面とされ、第2のレンズL8の第1のレンズL7と対向する側の面S3が凹面とされていることを特徴とする。
特に、本発明では、第1のレンズL7の両面S1,S2が凹面であることと、第1のレンズL7と第2のレンズL8との対向する面S2,S3が互いに凹面となることで、その間が空気レンズ(凸レンズ)のように作用することを特徴としている。
ここで、投影光学系1が非テレセントリック光学系である場合には、フィールドレンズを無くすことができる。この場合、DMD2に照明光を入射させる照明光学系の影響を受けないようにするためには、バックフォーカスBFをある程度長くする必要があるものの、本発明を適用した投影光学系1では、このようなバックフォーカスBFが長くなる場合であっても、上記構成を採用することにより、収差を効果的に補正することができ、大口径比(具体的には、Fナンバーが1.8以上)であっても、光の利用効率が高い明るい画像を広画角で投影面上に拡大投影することができ、しかもレンズ径を小さくして全体をコンパクトに設計することができる。
また、本発明において、絞り5の直後に位置する第1のレンズL7は、投影面側の面S1における曲率半径をr1[mm]とし、それとは反対側の面S2における曲率半径をr2[mm]としたときに、下記式(1)の関係を満足することが好ましい。
(r2+r1)/(r2−r1)>−0.5 …(1)
(r2+r1)/(r2−r1)>−0.5 …(1)
上記式(1)で表される(r2+r1)/(r2−r1)は、シェイプファクタと呼ばれるものであり、このシェイプファクタが上記式(1)の下限を下回ると、球面収差や、非点収差、コマフレアなどが増大するため好ましくない。
また、本発明は、全系の焦点距離をfW[mm]とし、第1のレンズ群3の合成焦点距離をf1[mm]とし、第2のレンズ群4の合成焦点距離をf2としたときに、下記式(2),(3)の関係を満足することが好ましい。
−2.0>f1/fW>−16.7 …(2)
3.0>f2/fW>0.5 …(3)
−2.0>f1/fW>−16.7 …(2)
3.0>f2/fW>0.5 …(3)
本発明では、上記式(2),(3)の範囲を外れた場合に、球面収差や、非点収差、コマフレアなどが増大するため好ましくない。
また、本発明は、全系の焦点距離をfW[mm]とし、第1のレンズL7の焦点距離をfg[mm]としたときに、下記式(4)の関係を満足することが好ましい。
fg/fW>−2.2 …(4)
fg/fW>−2.2 …(4)
本発明では、上記式(4)の下限を下回った場合に、コマフレアなどが増大するため好ましくない。
また、本発明は、全系の焦点距離をfW[mm]とし、全系のバックフォーカスBFを空気換算でBF[mm]としたときに、下記式(5)の関係を満足することが好ましい。
BF>0.9×fW …(5)
BF>0.9×fW …(5)
本発明では、上記式(5)の関係を満足することによって、上述した照明光学系からの照明光をDMD2に確実に入射させると共に、DMD2で変調して反射された反射光を上記投影光学系1を構成する各レンズL1〜L10に確実に入射させることができ、一方、不要な光は各レンズL1〜L10に入射させることなく、光の利用効率が高い明るい画像を広画角で投影面上に拡大投影することができる。更に、上述した照明光学系との干渉も小さくすることができる。
以上のように、本発明によれば、高性能且つコンパクト、大口径比であっても明るい画像を広画角で投影面上に拡大投影できる投影光学系1を提供することが可能である。
なお、本発明は、上記投影光学系1の構成に必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記第1のレンズ群3については、全体として負の屈折力を有する構成であれば、レンズの形状やその組み合わせ及び枚数について適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記第1のレンズ群3については、全体として負の屈折力を有する構成であれば、レンズの形状やその組み合わせ及び枚数について適宜変更して実施することが可能である。
また、上記第2のレンズ群4については、絞り5からDMD2側に向かって、負の第1のレンズL7と、負の第2のレンズL8及び正の第3のレンズL9を貼り合わせた貼合せレンズ(全体として正)と、正の第4のレンズL10とを、この順で含む構成となっているが、更に収差を効果的に補正するため、第4のレンズL10の後に、正のレンズを追加することも可能である。
また、上記第2のレンズ群4は、第1のレンズ群3と絞り5との間に、投影面側から順に、正のレンズL4と、正のレンズL5及び負のレンズL6の貼合せレンズ(全体として正)とを含む構成となっているが、こちらのレンズの形状やその組み合わせ及び枚数についても、全体として正の屈折力を有する範囲で、適宜変更して実施することが可能である。
また、本発明では、上記第1のレンズL7に非球面レンズを採用することも可能であるが、非球面レンズを使用しない場合には、上記投影光学系1を安価な構成とすることが可能である。
(画像投影装置)
次に、本発明を適用した画像投影装置の一例として、図2に示すDLP方式のプロジェクタ50について説明する。
このプロジェクタ50は、図2に示すように、光源であるランプ51と、ランプ51から出射された光を集光して照明光を形成する照明光学系52と、照明光を変調して反射することにより画像信号に応じた画像を形成する反射型の空間光変調素子であるDMD53と、画像を投影面であるスクリーン55上に拡大投影する投影光学系54とを備えている。
次に、本発明を適用した画像投影装置の一例として、図2に示すDLP方式のプロジェクタ50について説明する。
このプロジェクタ50は、図2に示すように、光源であるランプ51と、ランプ51から出射された光を集光して照明光を形成する照明光学系52と、照明光を変調して反射することにより画像信号に応じた画像を形成する反射型の空間光変調素子であるDMD53と、画像を投影面であるスクリーン55上に拡大投影する投影光学系54とを備えている。
また、ランプ51と照明光学系52との間には、ランプ51から出射された光を波長の異なる複数の色光に分離するカラーフィルタを周方向に配置して回転駆動される回転フィルタであるカラーホイール56と、カラーホイール56の各フィルタを通過した色光を照明光学系52へと導く導光部材であるロッドインテグレータ57とが配置されている。
なお、このプロジェクタ50は、照明光学系52が非テレセントリック光学系、投影光学系54が非テレセントリック光学系であり、フィールドレンズを使用しない構成となっている。
そして、本発明を適用したプロジェクタ50では、投影光学系54として、上記本発明を適用した投影光学系1を用いることによって、高解像度で明るい画像を投影することが可能であり、さらに装置全体の小型化及び薄型化を図ることが可能となっている。
以下、実施例により本発明の効果をより明らかなものとする。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
(実施例1)
実施例1の設計データに基づく投影光学系の構成を図3に示す。また、実施例1に示す投影光学系の設計データについては、以下の表1に示すとおりである。
実施例1の設計データに基づく投影光学系の構成を図3に示す。また、実施例1に示す投影光学系の設計データについては、以下の表1に示すとおりである。
なお、表1中の「面番号i(iは自然数を表す。)」は、投影光学系を構成する各レンズのうち、最も投影面側に位置するレンズのレンズ面を1番目として、DMD側に向かうに従い順次増加するレンズ面の番号を示している。また、表1中において、「R」は、各面番号に対応したレンズ面の曲率半径[mm](但し、Rの値が∞(INFINITY)となる面は、その面が平面であることを示す。)、「D」は、投影面側からi番目のレンズ面とi+1番目のレンズ面との軸上面間隔[mm]、「Nd」は各レンズの屈折率、「Vd」は各レンズのアッベ数を示している。
また、表1中において、第1のレンズ群の合成焦点距離f1[mm]、第2のレンズ群の合成焦点距離f2[mm]、全系の焦点距離fW[mm]、全系のバックフォーカスBF(空気換算)[mm]、第1のレンズの投影面側の面における曲率半径r1[mm]及びそれとは反対側の面における曲率半径r2[mm]、第1のレンズの焦点距離をfg[mm]の各値と、「f1/fW」、「f2/fW」、「シェイプファクタ[(r2+r1)/(r2−r1)]」、「fg/fW」、及び「BF/fW」の各条件とを示す。(なお、以下に示す表2,3,・・・,14,15についても同様である。)
以上のように構成される実施例1の投影光学系による球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を図3に示し、横収差図を図4に示す。
なお、球面収差図は、波長632nm(実線で示す。)、波長517nm(1点鎖線で示す。)、波長454nm(2点鎖線で示す。)の各波長における球面収差を示している。
非点収差図は、各波長におけるサジタル光線(符号S1〜S3を付す。)及びタンジェンシャル光線(符号T1〜3で付す。)に対する非点収差を示している。
歪曲収差図は、各波長における歪曲収差(ディストーション)を示している。
横収差図は、各波長の相対像高0.00/0.25/0.50/0.75/1.00におけるコマ収差を示している。(なお、以下に示す図5,6,・・・,31,32についても同様である。)
非点収差図は、各波長におけるサジタル光線(符号S1〜S3を付す。)及びタンジェンシャル光線(符号T1〜3で付す。)に対する非点収差を示している。
歪曲収差図は、各波長における歪曲収差(ディストーション)を示している。
横収差図は、各波長の相対像高0.00/0.25/0.50/0.75/1.00におけるコマ収差を示している。(なお、以下に示す図5,6,・・・,31,32についても同様である。)
実施例1の投影光学系は、表1に示すように、上記本発明の条件を満たすものである。そして、この実施例1の投影光学系については、図3及び図4に示すように、各収差が良好に補正されていることがわかる。
(実施例2)
実施例2の設計データに基づく投影光学系の構成を図5に示す。また、実施例2に示す投影光学系の設計データについては、以下の表2に示すとおりである。
実施例2の設計データに基づく投影光学系の構成を図5に示す。また、実施例2に示す投影光学系の設計データについては、以下の表2に示すとおりである。
以上のように構成される実施例2の投影光学系による球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を図5に示し、横収差図を図6に示す。
実施例2の投影光学系は、表2に示すように、上記本発明の条件を満たすものである。そして、この実施例2の投影光学系については、図5及び図6に示すように、各収差が良好に補正されていることがわかる。
(実施例3)
実施例3の設計データに基づく投影光学系の構成を図7に示す。また、実施例3に示す投影光学系の設計データについては、以下の表3に示すとおりである。
実施例3の設計データに基づく投影光学系の構成を図7に示す。また、実施例3に示す投影光学系の設計データについては、以下の表3に示すとおりである。
以上のように構成される実施例3の投影光学系による球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を図7に示し、横収差図を図8に示す。
実施例3の投影光学系は、表3に示すように、上記本発明の条件を満たすものである。そして、この実施例3の投影光学系については、図7及び図8に示すように、各収差が良好に補正されていることがわかる。
(実施例4)
実施例4の設計データに基づく投影光学系の構成を図9に示す。また、実施例4に示す投影光学系の設計データについては、以下の表4に示すとおりである。
実施例4の設計データに基づく投影光学系の構成を図9に示す。また、実施例4に示す投影光学系の設計データについては、以下の表4に示すとおりである。
以上のように構成される実施例4の投影光学系による球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を図9に示し、横収差図を図10に示す。
実施例4の投影光学系は、表4に示すように、上記本発明の条件を満たすものである。そして、この実施例4の投影光学系については、図9及び図10に示すように、各収差が良好に補正されていることがわかる。
(実施例5)
実施例5の設計データに基づく投影光学系の構成を図11に示す。また、実施例5に示す投影光学系の設計データについては、以下の表5に示すとおりである。
実施例5の設計データに基づく投影光学系の構成を図11に示す。また、実施例5に示す投影光学系の設計データについては、以下の表5に示すとおりである。
以上のように構成される実施例5の投影光学系による球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を図11に示し、横収差図を図12に示す。
実施例5の投影光学系は、表5に示すように、上記本発明の条件を満たすものである。そして、この実施例5の投影光学系については、図11及び図12に示すように、各収差が良好に補正されていることがわかる。
(実施例6)
実施例6の設計データに基づく投影光学系の構成を図13に示す。また、実施例6に示す投影光学系の設計データについては、以下の表6に示すとおりである。
実施例6の設計データに基づく投影光学系の構成を図13に示す。また、実施例6に示す投影光学系の設計データについては、以下の表6に示すとおりである。
以上のように構成される実施例6の投影光学系による球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を図13に示し、横収差図を図14に示す。
実施例6の投影光学系は、表6に示すように、上記本発明の条件を満たすものである。そして、この実施例6の投影光学系については、図13及び図14に示すように、各収差が良好に補正されていることがわかる。
(実施例7)
実施例7の設計データに基づく投影光学系の構成を図15に示す。また、実施例7に示す投影光学系の設計データについては、以下の表7に示すとおりである。
実施例7の設計データに基づく投影光学系の構成を図15に示す。また、実施例7に示す投影光学系の設計データについては、以下の表7に示すとおりである。
以上のように構成される実施例7の投影光学系による球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を図15に示し、横収差図を図16に示す。
実施例7の投影光学系は、表7に示すように、上記本発明の条件を満たすものである。そして、この実施例7の投影光学系については、図15及び図16に示すように、各収差が良好に補正されていることがわかる。
(実施例8)
実施例8の設計データに基づく投影光学系の構成を図17に示す。また、実施例8に示す投影光学系の設計データについては、以下の表8に示すとおりである。
実施例8の設計データに基づく投影光学系の構成を図17に示す。また、実施例8に示す投影光学系の設計データについては、以下の表8に示すとおりである。
以上のように構成される実施例8の投影光学系による球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を図17に示し、横収差図を図18に示す。
実施例8の投影光学系は、表8に示すように、上記本発明の条件を満たすものである。そして、この実施例8の投影光学系については、図17及び図18に示すように、各収差が良好に補正されていることがわかる。
(実施例9)
実施例9の設計データに基づく投影光学系の構成を図19に示す。また、実施例9に示す投影光学系の設計データについては、以下の表9に示すとおりである。
実施例9の設計データに基づく投影光学系の構成を図19に示す。また、実施例9に示す投影光学系の設計データについては、以下の表9に示すとおりである。
以上のように構成される実施例9の投影光学系による球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を図19に示し、横収差図を図20に示す。
実施例9の投影光学系は、表9に示すように、上記本発明の条件を満たすものである。そして、この実施例9の投影光学系については、図19及び図20に示すように、各収差が良好に補正されていることがわかる。
(実施例10)
実施例10の設計データに基づく投影光学系の構成を図21に示す。また、実施例10に示す投影光学系の設計データについては、以下の表10に示すとおりである。
実施例10の設計データに基づく投影光学系の構成を図21に示す。また、実施例10に示す投影光学系の設計データについては、以下の表10に示すとおりである。
以上のように構成される実施例10の投影光学系による球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を図21に示し、横収差図を図22に示す。
実施例10の投影光学系は、表10に示すように、上記本発明の条件を満たすものである。そして、この実施例10の投影光学系については、図21及び図22に示すように、各収差が良好に補正されていることがわかる。
(実施例11)
実施例11の設計データに基づく投影光学系の構成を図23に示す。また、実施例11に示す投影光学系の設計データについては、以下の表11に示すとおりである。
実施例11の設計データに基づく投影光学系の構成を図23に示す。また、実施例11に示す投影光学系の設計データについては、以下の表11に示すとおりである。
以上のように構成される実施例11の投影光学系による球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を図23に示し、横収差図を図24に示す。
実施例11の投影光学系は、表11に示すように、上記本発明の条件を満たすものである。そして、この実施例11の投影光学系については、図23及び図24に示すように、各収差が良好に補正されていることがわかる。
(実施例12)
実施例12の設計データに基づく投影光学系の構成を図25に示す。また、実施例2に示す投影光学系の設計データについては、以下の表12に示すとおりである。
実施例12の設計データに基づく投影光学系の構成を図25に示す。また、実施例2に示す投影光学系の設計データについては、以下の表12に示すとおりである。
以上のように構成される実施例12の投影光学系による球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を図25に示し、横収差図を図26に示す。
実施例12の投影光学系は、表12に示すように、上記本発明の条件を満たすものである。そして、この実施例2の投影光学系については、図25及び図26に示すように、各収差が良好に補正されていることがわかる。
(実施例13)
実施例13の設計データに基づく投影光学系の構成を図27に示す。また、実施例13に示す投影光学系の設計データについては、以下の表13に示すとおりである。
実施例13の設計データに基づく投影光学系の構成を図27に示す。また、実施例13に示す投影光学系の設計データについては、以下の表13に示すとおりである。
以上のように構成される実施例13の投影光学系による球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を図27に示し、横収差図を図28に示す。
実施例3の投影光学系は、表13に示すように、上記本発明の条件を満たすものである。そして、この実施例13の投影光学系については、図27及び図28に示すように、各収差が良好に補正されていることがわかる。
(実施例14)
実施例14の設計データに基づく投影光学系の構成を図29に示す。また、実施例14に示す投影光学系の設計データについては、以下の表14に示すとおりである。
実施例14の設計データに基づく投影光学系の構成を図29に示す。また、実施例14に示す投影光学系の設計データについては、以下の表14に示すとおりである。
以上のように構成される実施例14の投影光学系による球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を図29に示し、横収差図を図30に示す。
実施例14の投影光学系は、表14に示すように、上記本発明の条件を満たすものである。そして、この実施例14の投影光学系については、図29及び図30に示すように、各収差が良好に補正されていることがわかる。
(実施例15)
実施例15の設計データに基づく投影光学系の構成を図31に示す。また、実施例15に示す投影光学系の設計データについては、以下の表15に示すとおりである。
実施例15の設計データに基づく投影光学系の構成を図31に示す。また、実施例15に示す投影光学系の設計データについては、以下の表15に示すとおりである。
また、実施例15の投影光学系では、非球面レンズ(面番号13)を用いており、その非球面係数は以下のとおりである。
コーニック係数K:2.4655
A:−4.8×10−5
B:−2.8×10−7
C:4.0×10−9
D:−4.0×10−11
コーニック係数K:2.4655
A:−4.8×10−5
B:−2.8×10−7
C:4.0×10−9
D:−4.0×10−11
なお、非球面式Zは、以下のとおりである。
以上のように構成される実施例15の投影光学系による球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を図31に示し、横収差図を図32に示す。
実施例15の投影光学系は、表15に示すように、上記本発明の条件を満たすものである。そして、この実施例15の投影光学系については、図31及び図32に示すように、各収差が良好に補正されていることがわかる。
1…投影光学系 2…DMD(反射型の空間光変調素子) 3…第1のレンズ群 4……第2のレンズ群 5…絞り 6…カバーガラス 50…プロジェクタ(画像投影装置) 51…ランプ(光源) 52…照明光学系 53…DMD(反射型の空間光変調素子) 54…投影光学系 55…スクリーン(投影面) 56…カラーホイール(回転フィルタ) 57…ロッドインテグレータ(導光部材)
Claims (6)
- 反射型の空間光変調素子によって形成された画像を投影面上に拡大投影する投影光学系であって、
前記投影面側から順に、全体として負の屈折力を有する第1のレンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2のレンズ群とを備え、
前記第2のレンズ群は、少なくとも絞りと、この絞りから前記空間光変調素子側に向かって、負の第1のレンズと、負の第2のレンズ及び正の第3のレンズを貼り合わせた貼合せレンズと、正の第4のレンズとを、この順で含み、
前記第1のレンズは、両面が凹面とされ、
前記第2のレンズは、前記第1のレンズと対向する側の面が凹面とされていることを特徴とする投影光学系。 - 前記第1のレンズは、前記投影面側の面における曲率半径をr1[mm]とし、それとは反対側の面における曲率半径をr2[mm]としたときに、
(r2+r1)/(r2−r1)>−0.5
の関係を満足することを特徴とする請求項1に記載の投射光学系。 - 全系の焦点距離をfW[mm]とし、前記第1のレンズ群の合成焦点距離をf1[mm]とし、前記第2のレンズ群の合成焦点距離をf2としたときに、
−2.0>f1/fW>−16.7
3.0>f2/fW>0.5
の関係を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の投射光学系。 - 全系の焦点距離をfW[mm]とし、前記第1のレンズの焦点距離をfg[mm]としたときに、
fg/fW>−2.2
の関係を満足することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の投射光学系。 - 全系の焦点距離をfW[mm]とし、全系のバックフォーカスを空気換算でBF[mm]としたときに、
BF>0.9×fW
の関係を満足することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の投射光学系。 - 光源と、
前記光源から出射された光を集光して照明光を形成する照明光学系と、
前記照明光を変調して反射することにより画像信号に応じた画像を形成する反射型の空間光変調素子と、
前記画像を投影面上に拡大投影する投影光学系とを備え、
前記投影光学系として、請求項1〜5の何れか一項に記載の投影光学系を用いることを特徴とする画像投影装置。
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- 2008-11-28 JP JP2008304633A patent/JP2010128318A/ja active Pending
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