JP2010113881A - Discharge lamp - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、ショートアーク型放電ランプに関する。例えば、液晶ディスプレイ装置やDMD(デジタルミラーデバイス)を用いたDLP(デジタルライトプロセッサ)などのプロジェクター装置用の光源であるショートアーク型放電ランプに関する。 The present invention relates to a short arc type discharge lamp. For example, the present invention relates to a short arc type discharge lamp which is a light source for a projector device such as a liquid crystal display device or a DLP (digital light processor) using a DMD (digital mirror device).
データプロジェクタ等の投射用光源には、高照度、高輝度、高演色が求められると共に、光源自体の小型化が望まれている。これらの要望に応えるために、データプロジェクタ用の光源として、発光管内に水銀を封入した、或いは、種々の発光用金属のハロゲン化物を封入したショートアーク型放電ランプが適用されている。 Projection light sources such as data projectors are required to have high illuminance, high luminance, and high color rendering, and the light source itself is desired to be miniaturized. In order to meet these demands, as a light source for a data projector, a short arc type discharge lamp in which mercury is sealed in an arc tube or various light emitting metal halides are applied.
図9は、従来の放電ランプの全体の構成を示し、図10は、図9の放電ランプにおける電極の断面図である。
放電ランプは、発光管90、封止部91、92、電極93、94、コイル部95、96、金属箔97、98、外部導線99、100から構成される。発光管90および封止部91、92には石英ガラス、電極93、94にはタングステン、コイル部95、96にも同じくタングステン、金属箔97、98にはモリブデン箔、外部導線99、100にはモリブデンが用いられる。発光管90内には、放電媒体として水銀、ハロゲン化金属などの発光金属が封入され、さらに、始動性を改善するためにアルゴンなどの希ガスが封入される。
FIG. 9 shows the overall configuration of a conventional discharge lamp, and FIG. 10 is a cross-sectional view of electrodes in the discharge lamp of FIG.
The discharge lamp includes an
上記の放電ランプは、外部導線99、100間に所定の電圧を印加することにより、一対の電極93、94間にアーク放電が発生し、水銀やハロゲン化金属に固有の発光が得られる。この種の放電ランプは、電極間距離が極めて短く、始動時に大電流が流れるため、電極変形や、電極構成物質の蒸発による発光管の黒化が発生し易く、長寿命化が困難であった。これに対して、電極構造を改良することによりランプ寿命を改善する試みがなされている。
In the above discharge lamp, when a predetermined voltage is applied between the
例えば、特許文献1に開示された放電ランプは、電極軸部931と、それよりも太径で電極軸部931と一体的に形成された放電部932とで構成された電極93を備えている。電極93は、円柱状の電極材料を削り出すこと等によって容易に形成される。放電部932の後方には、電極軸部931を取り巻くようにしてコイルが装着されている。コイル95は、純タングステンからなり、例えばスポット溶接等により電極軸部931に固定されている。電極94も、電極93と同様に電極軸部941と放電部942とで構成されている。
For example, the discharge lamp disclosed in Patent Document 1 includes an
同文献記載の技術によれば、太径の放電部932の熱容量が大きく、放電部932の熱伝導性が良いので、比較的大きな電流が流れた場合であっても、電極93の過剰昇温を抑制する効果がある。また、コイル95は、電極軸部931の放熱性を高めて過剰昇温を抑制し、電極軸部931の細りや折れを防止する効果がある、とされている。
According to the technique described in the same document, since the heat capacity of the large-
この種のショートアーク型放電ランプは、始動時において、コイル部95、96がグロー放電によって加熱されてコイル部95、96の温度上昇が速やかに行われることにより、グロー放電からアーク放電に速やかに移行する。しかし、図10の電極は、このグロー放電とアーク放電によって加熱され高温状態になったコイル部95、96の熱が電極軸部931、941に直に伝わって電極軸部931、941の温度を過剰に上昇させることにより、電極軸部931、941に曲がりが生じるという問題があった。
In this type of short arc type discharge lamp, the
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、放電ランプの始動時に高温になったコイル部の熱が電極軸部に直に伝わって電極軸部の温度が過剰に上昇することを防止して、電極軸部に曲がりが生じないようにすることにある。 The present invention has been made in view of the circumstances as described above. The purpose of the present invention is to directly transfer the heat of the coil portion, which has become a high temperature at the start of the discharge lamp, to the electrode shaft portion, so that the temperature of the electrode shaft portion can be improved. It is to prevent the electrode shaft portion from being bent by preventing the electrode from rising excessively.
請求項1記載の放電ランプは、発光管と、前記発光管の両端に形成された封止部と、前記封止部で保持されて前記発光管内に互いに離間して対向して配置された一対の電極と、前記電極の中心軸に沿って伸びるようにして前記電極に装着されたコイル部と、を備えた放電ランプにおいて、
前記電極は、電極軸部と、前記電極軸部の先端に一体的に形成された前記電極軸部よりも太い電極本体部と、で構成され、前記コイル部が、前記電極軸部から離間した状態で前記電極軸部の側面を包囲するように配置されて、前記電極本体部のみに固定された、というものである。
The discharge lamp according to claim 1 is a pair of an arc tube, a sealing portion formed at both ends of the arc tube, and a pair of electrodes that are held by the sealing portion and are opposed to each other in the arc tube. A discharge lamp comprising: an electrode of the first electrode; and a coil portion attached to the electrode so as to extend along a central axis of the electrode.
The electrode includes an electrode shaft portion, and an electrode main body portion thicker than the electrode shaft portion integrally formed at the tip of the electrode shaft portion, and the coil portion is separated from the electrode shaft portion. It is arranged so as to surround the side surface of the electrode shaft portion in a state, and is fixed only to the electrode main body portion.
請求項2記載の放電ランプは、請求項1記載の放電ランプにおいて、前記コイル部の先端部が、前記電極本体部の後方側に形成された平坦面に固定されている、というものである。 A discharge lamp according to a second aspect is the discharge lamp according to the first aspect, wherein a tip portion of the coil portion is fixed to a flat surface formed on a rear side of the electrode main body portion.
請求項3記載の放電ランプは、請求項1記載の放電ランプにおいて、前記コイル部が、前記電極軸部から離間して前記電極軸部の側面を包囲するように配置された内側コイル部と、当該内側コイル部の外側を包囲するように配置された外側コイル部とで構成される、というものである。 The discharge lamp according to claim 3 is the discharge lamp according to claim 1, wherein the coil portion is disposed so as to be separated from the electrode shaft portion and surround a side surface of the electrode shaft portion; It is comprised with the outer side coil part arrange | positioned so that the outer side of the said inner side coil part may be surrounded.
本発明の放電ランプは、電極軸部と、前記電極軸部の先端に一体的に形成された前記電極軸部よりも太い電極本体部とで構成される電極を備え、前記コイル部が前記電極軸部から離間した状態で前記電極軸部の側面を包囲するように配置されて前記電極本体部のみに固定されている。
そのため、放電ランプの始動時においてコイル部が加熱された高温状態になったときに、コイル部の熱が電極軸部よりも太い電極本体部に伝えられてコイル部の熱が電極軸部に直に伝わることがないため、電極軸部の温度上昇を抑制することができる。したがって、電極軸部に曲がりが生じることを確実に防止することができる。
The discharge lamp of the present invention includes an electrode including an electrode shaft portion and an electrode main body portion thicker than the electrode shaft portion integrally formed at the tip of the electrode shaft portion, and the coil portion is the electrode. It arrange | positions so that the side surface of the said electrode axial part may be surrounded in the state spaced apart from the axial part, and is being fixed only to the said electrode main-body part.
Therefore, when the coil part is heated to a high temperature state when the discharge lamp is started, the heat of the coil part is transferred to the electrode body part thicker than the electrode shaft part, and the heat of the coil part is directly applied to the electrode shaft part. Therefore, the temperature rise of the electrode shaft portion can be suppressed. Therefore, it is possible to reliably prevent the electrode shaft portion from being bent.
図1は、本発明の放電ランプの全体の構成を示す。図2は、本発明の放電ランプにおける電極の実施例の断面図である。図2(a)は電極の正面図、図2(b)は電極の長手方向の断面図を示す。
図1に示すように、放電ランプは、発光管10、封止部11、12、電極13、14、コイル部15、16、金属箔17、18、外部リード19、20を備える。発光管10内の放電空間10Aには、放電媒体として水銀が0.15mg/mm3以上封入され、始動性を改善するためにアルゴンガス等の希ガスが定常時において13kPa(パスカル)の圧力となるように封入され、さらに、発光管10内の放電空間10Aにおいてハロゲンサイクルを行うための例えば臭素などのハロゲンガスが、定常時において10−6〜10−2μmol/mm3となるように封入されている。なお、放電空間10Aには、放電媒体としてハロゲン化金属を封入しても良い。
FIG. 1 shows the overall configuration of the discharge lamp of the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view of an embodiment of an electrode in the discharge lamp of the present invention. 2A is a front view of the electrode, and FIG. 2B is a sectional view in the longitudinal direction of the electrode.
As shown in FIG. 1, the discharge lamp includes an
発光管10は、概ね球状に形成されており、内部に球形または楕円形の放電空間10Aが形成されている。発光管10は、放電空間10Aから放出される光を透過させ、尚且つ、放電ランプの点灯時に高温となっても熱変形等が生じない必要があるため、例えば石英ガラス等で構成されている。発光管10の夫々の端部には、棒状の封止部11、12が一体的に連続して形成される。封止部11、12は、それぞれモリブデンからなる金属箔17、18が埋設されることによって、気密に封止されている。電極13、14は、一端がそれぞれ金属箔17、18に接続され、他端が発光管10内の放電空間10Aに臨出している。電極13、14は、例えば0.8〜1.5mmの距離を隔てて対向して配置される。
The
電極13は、円柱状の電極軸部131と、それよりも太く電極軸部131と一体的に形成された電極本体部132とで構成される。電極軸部131は、外径が0.4mm、全長が5mm、電極本体部132は、最大外径が2mm、全長が1.5mmである。電極軸部131の外径は、電極本体部132の最大外径部における外径に対して20〜70%の範囲とされていることが望ましい。詳しくは後述するが、電極軸部131の外径がこの範囲を満たすことにより、電極本体部132から電極軸部131への熱伝達が効率良く阻害され、電極軸部131の温度上昇を抑制することができる。なお、電極13は、純度が4N以上の円柱状のタングステン材料を切削することによって所望の形状に形成される。これにより、放電空間10Aに突出した電極軸部131および電極本体部132から放電空間10A内に放出される不純物量を低減することができる。また、セラミック等で構成される成形型を使用することにより形成しても良い。電極14についても同様に、円柱状の電極軸部141と、それよりも太く電極軸部141と一体的に形成された電極本体部142とで構成される。
The
図2に示すように、電極本体部132は、根本側から順に、コイル被装着部133、縮径部134、135、136を備えている。コイル被装着部133は、電極軸部131に直交する方向に広がる、コイル部を固定するための平坦面133Aを有した円柱状に形成されている。コイル被装着部133の先端側には、それぞれ電極先端側に向かうに従い徐々に縮径する円錐台状の縮径部134、135、136が形成されている。電極本体部132をこのような構成とすることにより、電極本体部132の容積を十分に確保するとともに、一対の電極13,14間に形成される放電アークから出射される光が電極本体部132によって遮られることがなく、放電ランプの光出射効率が高いものとなる。電極本体部132の最先端に形成された縮径部136は、対向する電極13,14間で形成される放電アークを保持する。電極14の電極本体部についても同様に、根本側から順に、円柱状のコイル被装着部と、縮径部とを備える。
As shown in FIG. 2, the electrode
コイル部15は、例えばφ0.2mmのタングステン線を螺旋状に巻回することにより、コイル全長が1mm、コイル外径が2mm、コイル内径が1.6mm、各々の巻線間のピッチが0.2mmとなるように形成されたものである。図2の例では、コイル部15の外径が電極本体部132の最大外径部(コイル被装着部133)の外径と概ね同じである。また、コイル部15は、純度が4N以上のタングステン線で構成される。コイル部15を高純度のタングステン線で構成することにより、発光管10の放電空間10Aに露出するコイル部15から放出される不純物量が低減される。コイル部15は、電極軸部131の側面を包囲するとともに、電極軸部131から所定距離を隔てて電極軸部131と平行に伸びる姿勢で配置され、その先端面がコイル被装着部133における平坦面133Aに、例えばスポット溶接等によって固定される。
また、コイル部15は、図2の例では、コイル部15の各々の巻回部に接する平面が円柱状のコイル被装着部133と同一平面となるように配置される。コイル部15は、互いに離間して電極軸部131と平行に伸びる2つの仮想平面で電極本体部132の最大外径部(コイル被装着部133)を挟んだとき、当該2つの仮想平面で挟まれた領域の内側に配置されていても良い。このようにコイル部15を配置すれば、電極軸部131とコイル部15との合計幅を小さくすることができるという利点があり、特に発光管10の内容積が小さい場合に有益である。例えば、電極軸部131がφ0.5mmであり、コイル部15を構成するタングステン線がφ0.2mmである場合は、電極軸部131とコイル部15との合計幅が0.9mmとなる。
コイル部15は、コイル被装着部133の平坦面133Aのみに固定されて所謂片持ちの状態であるが、コイル部15の剛性によって電極軸部131と接触することがない。コイル部15と電極軸部131との離間距離は、10μm〜1mmの範囲であることが好ましい。コイル部16は、コイル部15と同様にして、電極14の電極軸部141から所定距離を隔てて配置されて電極本体部142に固定されている。
For example, the
In addition, in the example of FIG. 2, the
The
なお、コイル部15における全ての巻線部151が電極軸部131から離間している必要はなく、巻線部151の一部が電極軸部131に接触していても良い。すなわち、コイル部15と電極軸部131とが離間するという意味は、図2のようにコイル部15における全ての巻線部151が電極軸部131から離間しているものと、図示はしないがコイル部15における巻線部151の少なくとも一部が電極軸部131から離間しているものとの双方を含む。
Note that it is not necessary for all the winding
外部リード19,20は、一端がそれぞれ金属箔17,18に接続され、他端がそれぞれの封止部11,12から外部に突出している。外部リード19,20は、金属箔17,18と同様にモリブデンで構成される。外部リード19,20に所定の電圧を印加することにより、放電空間10A内に対向配置された電極13,14間にアーク放電が発生し、放電媒体である水銀が蒸発して所定の水銀蒸気圧となることにより、水銀固有の波長の光が放出される。外部リード19,20間に印加される電圧は、例えば50〜150V(ボルト)の交流電圧であり、ランプ電流は1〜7A(アンペア)であり、点灯時の放電空間10Aにおける水銀蒸気圧は150気圧以上である。
One end of each of the external leads 19 and 20 is connected to the metal foils 17 and 18, and the other end protrudes from the sealing
上記の放電ランプの始動時の動作について説明する。放電の第1段階は、電極13,14に付着した水銀を起点とする水銀アーク放電である。この水銀アーク放電は、電極に付着した水銀が電極から吹き飛ばされるまで持続する。ただし、水銀アーク放電では電極は熱電子放出に十分な温度まで加熱されない。
放電の第2段階は、グロー放電である。このグロー放電時には、希ガス及び水銀の陽イオンの衝突により電極が加熱され、特に電極13に装着されたコイル部15の表面の凹凸が加熱され易いため、コイル部15が高温状態となる。電極本体部132がコイル部15からの熱伝達を受けて熱電子を放出することが可能な温度にまで加熱されると、電極本体部132に形成された縮径部136を起点とするアーク放電に移行する。
The operation at the start of the discharge lamp will be described. The first stage of discharge is mercury arc discharge starting from mercury adhering to the
The second stage of discharge is glow discharge. During this glow discharge, the electrode is heated by the collision of rare gas and mercury cations, and in particular, the irregularities on the surface of the
本発明の放電ランプは、グロー放電時にコイル部15が加熱されてコイル部15が高温になったとしても、コイル部15の熱が直に電極本体部132に伝わるため、電極軸部131がコイル部15からの熱伝達により直に加熱されることが無い。言い換えると、コイル部15と電極軸部131とが離間していることにより、コイル部15から電極軸部131に至るまでの熱の伝達経路長が長くなる。しかも、電極軸部131が電極本体部132に比べて細いため、電極本体部132と電極軸部131との境界部にヒートダムが形成される。以上により、コイル部15から電極軸部131への熱伝達が抑制されるため、電極軸部131の温度が過剰に高くなることがない。したがって、本発明の放電ランプは、電極軸部131に曲がりが生じることを確実に防止することができる。
In the discharge lamp of the present invention, even if the
図3は、本発明の放電ランプにおける電極の他の実施例の断面図である。図3に示す電極13は、電極軸部131と、電極本体部132と、で構成される。電極本体部132は、コイル被装着部133と、縮径部134、135、136とを備えている。図3の電極は、コイル部15と電極本体部132との接続構造を除けば、図2の電極と同じ構造である。図3のコイル部15の外径は、電極本体部132の外径よりも大きい。図3の電極13は、コイル部15の先端の巻線部15Aが、円柱状のコイル被装着部133の径方向の側面133Bを包囲するように配置されるとともに、例えばスポット溶接等によりコイル被装着部133の側面133Bに固定されている。
FIG. 3 is a cross-sectional view of another embodiment of the electrode in the discharge lamp of the present invention. The
図4は、本発明の放電ランプにおける電極の他の実施例の断面図である。図4に示す電極13は、電極軸部131と、電極本体部132と、で構成されている。電極本体部132は、コイル被装着部133と、縮径部134、135、136と、を備えている。図4の電極は、コイル部15と電極本体部132との接続構造を除けば、図2の電極と同じ構造である。図4の電極は、コイル部15の最先端の巻線部15Aが、円柱状のコイル被装着部133の径方向の側面133Bを包囲するように配置されるとともに、例えばスポット溶接等により側面133Bに固定され、尚且つ、巻線部15Aに続く巻線部15Bが、コイル被装着部133の平坦面133Aに巻線部15Aと同様にしてスポット溶接により固定されている。
FIG. 4 is a cross-sectional view of another embodiment of the electrode in the discharge lamp of the present invention. The
図5は、本発明の放電ランプにおける電極の他の実施例の断面図である。図5(a)は電極の正面図、図5(b)は電極の長手方向の断面図である。図5の電極53は、電極軸部531と、電極本体部532とで構成されている。電極軸部531は、電極本体部532側から順に、第1電極軸部531Aと、電極本体部532から遠ざかるに従い徐々に外径が縮小する縮径部531Bと、第1電極軸部531Aよりも外径の細い第2電極軸部531Cと、で構成されている。電極本体部532は、図2に示すものと同様に、コイル被装着部533と、縮径部534、535、536と、を備えている。コイル被装着部533は、電極軸部531に直交する方向に広がる、コイル部15を固定するための平坦面533Aを備えた円柱状に形成されている。コイル部15は、電極軸部531の側面を包囲して電極軸部531から所定距離を隔てて電極軸部531と平行に伸びる姿勢で配置され、その先端部がコイル被装着部533の平坦面533Aに例えばスポット溶接等によって固定される。図5の例では、コイル部15は、コイル部15の各々の巻線部に接する平面が円柱状のコイル被装着部533と同一平面となっている。コイル部15は、図2の電極と同様に、互いに離間して電極軸部531と平行に伸びる2つの仮想平面で電極本体部532の最大外径部(コイル被装着部533)を挟んだとき、当該2つの仮想平面で挟まれた領域の内側に配置されることが好ましい。なお、図示は省略するが、図5の電極において、図3の電極と同様に、コイル装着部533の径方向の側面を包囲するようにコイル部15を配置して、コイル装着部533の側面にコイル部15をスポット溶接等により固定しても良い。
FIG. 5 is a cross-sectional view of another embodiment of the electrode in the discharge lamp of the present invention. FIG. 5A is a front view of the electrode, and FIG. 5B is a cross-sectional view in the longitudinal direction of the electrode. The
図5の電極は、電極本体部532と第1電極軸部531Aとの境界部分と、第1電極軸部531Aと縮径部531Bとの境界部分とのそれぞれにヒートダムが形成される。したがって、図5の実施例の電極は、2箇所のヒートダムが形成されて、コイル部15から第2電極軸部531Cに熱が伝達され難くなることから、更に第2電極軸部531Cの温度上昇を抑制することができる。
In the electrode of FIG. 5, a heat dam is formed at each of a boundary portion between the electrode
図6は、本発明の放電ランプにおける電極の他の実施例の断面図である。図6の電極63は、電極軸部631と、それよりも太く電極軸部631と一体的に形成された電極本体部632と、で構成されている。電極本体部632は、根本側から順に、コイル被装着部633と、縮径部634、635、636とを備えている。コイル被装着部633は、電極軸部631に直交する方向に広がる円柱状に形成されている。コイル被装着部633の先端側には、それぞれ電極先端側に向かうに従い徐々に縮径する円錐台状の縮径部634、635、636が形成されている。
FIG. 6 is a cross-sectional view of another embodiment of the electrode in the discharge lamp of the present invention. The
コイル部15は、コイル被装着部633の側面を包囲するとともに、コイル被装着部633の大部分から所定の距離を隔てて電極軸部631と平行に伸びる姿勢で配置され、最先端側の巻線15Aのみがコイル被装着部633の先端部の側面に、例えばスポット溶接等により固定される。なお、コイル部15の先端側における複数の巻線部がコイル被装着部633の側面に溶接されていても良い。図6の電極63は、コイル被装着部633と電極軸部631との境界部分にヒートダムが形成され、コイル被装着部633から電極軸部631への熱伝達が阻害されるため、電極軸部631の温度上昇が抑制される。
The
図7は、本発明の放電ランプにおける電極の他の実施例の断面図である。図7の電極73は、電極軸部131と、電極本体部132と、で構成されている。電極本体部132は、コイル被装着部133と、縮径部134、135、136と、を備えている。コイル被装着部133は、コイル部75を固定するための平坦面133Aを有した円柱状に形成されている。図7の電極は、コイル部75の構造を除けば図2の電極と同じ構造である。
コイル部75は、内側コイル751と、内側コイル751の外側に巻回された外側コイル752とで構成される2層巻構造である。内側コイル751は、電極軸部131の側面を包囲するとともに、電極軸部131から所定の距離を隔てて電極軸部131と平行に伸びる姿勢で配置され、先端側の巻線751Aがコイル被装着部133の平坦面133Aに、例えばスポット溶接等により固定される。外側コイル752は、内側コイル751を包囲するように配置され、先端側の巻線752Aが内側コイル751と同様にして平坦面133Aに溶接されている。ただし、内側コイル751、外側コイル752の何れか一方のみを平坦面133Aに固定しても良い。コイル部75の2層巻構造を形成するにあたっては、1本のタングステン線を重畳して巻回すること、或いは、独立した2本のタングステン線を個別に巻回すこと、の何れの方法を採用しても良い。なお、図7のコイル部75は、2層巻であるが、3層巻以上としても良い。
FIG. 7 is a cross-sectional view of another embodiment of the electrode in the discharge lamp of the present invention. The
The
図8は、本発明の放電ランプにおける電極の他の実施例の断面図である。図8の電極83は、電極軸部531と、電極本体部532とで構成されている。電極軸部531は、電極本体部532側から順に、第1電極軸部531Aと、電極本体部532から遠ざかるに従い徐々に外径が縮小する縮径部531Bと、第1電極軸部531Aよりも外径の細い第2電極軸部531Cと、で構成されている。電極本体部532は、図5に示すものと同様に、コイル被装着部533と、縮径部534、535、536と、を備えている。コイル被装着部533は、電極軸部531に直交する方向に広がる、コイル部15を固定するための平坦面533Aを備える。図8の電極83は、コイル部85の構造を除けば図5の電極と同じである。
コイル部85は、内側コイル851と、内側コイル851の外側に巻回された外側コイル852とで構成される2層巻構造である。内側コイル851は、第1電極軸部531Aの側面を包囲するとともに、第1電極軸部531Aから所定の距離を隔てて第1電極軸部531Aと平行に伸びる姿勢で配置され、先端側の巻線851Aがコイル被装着部533の平坦面533Aに、例えばスポット溶接等により固定される。外側コイル852は、内側コイル851を包囲するように配置され、先端側の巻線852Aが内側コイル851と同様にして平坦面533Aに溶接されている。
FIG. 8 is a cross-sectional view of another embodiment of the electrode in the discharge lamp of the present invention. The
The
以上のように、本発明の放電ランプは、始動初期のグロー放電とアーク放電時にコイル部が加熱されて高温になったとしても、コイル部が電極本体部のみに装着され、電極軸部から離間しているため、コイル部の熱が電極軸部に直に伝わることがないため、電極軸部の温度上昇を抑制することができ、したがって、電極軸部に曲がりが生じることを確実に防止することができる、という効果がある。 As described above, in the discharge lamp of the present invention, even when the coil portion is heated during the initial start-up glow discharge and arc discharge, the coil portion is attached only to the electrode main body portion and separated from the electrode shaft portion. Therefore, since the heat of the coil portion is not directly transmitted to the electrode shaft portion, it is possible to suppress the temperature rise of the electrode shaft portion, and thus reliably prevent the electrode shaft portion from being bent. There is an effect that can be.
10 発光管
11,12 封止部
13,14 電極
131 電極軸部
132 電極本体部
133 コイル被装着部
134,135,136 縮径部
15,16 コイル部
17,18 金属箔
19,20 外部リード
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記電極は、電極軸部と、前記電極軸部の先端に一体的に形成された前記電極軸部よりも太い電極本体部と、で構成され、
前記コイル部が、前記電極軸部から離間した状態で前記電極軸部の側面を包囲するように配置されて、前記電極本体部のみに固定されたことを特徴とする放電ランプ。 An arc tube, a sealing portion formed at both ends of the arc tube, a pair of electrodes that are held by the sealing portion and are spaced apart from each other in the arc tube, and a central axis of the electrode In a discharge lamp comprising a coil portion attached to the electrode so as to extend along
The electrode is composed of an electrode shaft portion, and an electrode main body portion thicker than the electrode shaft portion formed integrally with the tip of the electrode shaft portion,
The discharge lamp, wherein the coil portion is disposed so as to surround a side surface of the electrode shaft portion in a state of being separated from the electrode shaft portion, and is fixed only to the electrode main body portion.
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