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JP2010113331A - 光電気アセンブリ - Google Patents

光電気アセンブリ Download PDF

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JP2010113331A
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photoelectric
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主鉉 柳
Mitsuki Hirano
光樹 平野
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剛真 牛渡
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Abstract

【課題】部品点数が少なく、構成が簡素で、組み立てが容易で、小型の光電気アセンブリを提供する。
【解決手段】切欠部2を有するリジッド基板3と、切欠部2を覆うようにリジッド基板3に積層されたフレキシブル基板4と、フレキシブル基板4の切欠部2内の面に実装された光電気素子5と、光電気素子5に臨み光電気素子5の実装箇所の裏面に設けられた光反射素子6と、光反射素子6に臨みフレキシブル基板4の裏面に沿わせて設けられた光伝送路7とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、部品点数が少なく、構成が簡素で、組み立てが容易で、小型の光電気アセンブリに関する。
電気的な信号処理を行う情報機器に対して光伝送路を接続し、外部機器との情報交換を光信号で行う場合、情報機器と光伝送路との間に、電気と光の相互信号変換を行うインタフェースが必要となる。また、情報機器の内部において、複数の電気回路基板間を光伝送路で接続して光通信するためには、電気回路基板に信号変換インタフェースを接続する必要がある。
図9に示した従来の信号変換インタフェースに用いる光電気アセンブリ101は、リジッド基板102にフレキシブル基板用コネクタ103が実装され、そのフレキシブル基板用コネクタ103にフレキシブル基板104が挿入され、フレキシブル基板104には光IC等の光電気素子105が実装され、この光電気素子105に光伝送路106からの光を導くために、リジッド基板102とフレキシブル基板104との隙間に光伝送路106が挿入され、その光伝送路106が接着剤107でリジッド基板に固定されている。光電気素子105は、発光面又は受光面がフレキシブル基板面を向いているため、フレキシブル基板104の裏面側にミラー108が設けられ、光電気素子105からの光が光伝送路106に反射され、光伝送路106からの光が光電気素子105に反射される。リジッド基板102は、図示しない情報機器のリジッド基板用コネクタに挿入される。光電気素子105は密閉樹脂層109で周囲を覆われて封止される。
特開2002−116326号公報
図9に示した光電気アセンブリ101は、部品点数が多く、構成が複雑で、組み立ても容易でないため、コストが高い。
この光電気アセンブリ101は、リジッド基板102が情報機器のリジッド基板用コネクタに挿入され、リジッド基板102上のフレキシブル基板用コネクタ103にフレキシブル基板104が挿入されるという構造のため、長さ(図示左右方向)が長い。また、この光電気アセンブリ101は、リジッド基板102、接着剤107、光伝送路106、フレキシブル基板104、密閉樹脂層109が積み上げられた構造のため、高さが高い。このように、従来の光電気アセンブリ101は、長さが長く、高さが高いため、情報機器内のスペースを大きく占める。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、部品点数が少なく、構成が簡素で、組み立てが容易で、小型の光電気アセンブリを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、切欠部を有するリジッド基板と、上記切欠部を覆うように上記リジッド基板に積層されたフレキシブル基板と、該フレキシブル基板の上記切欠部内の面に実装された光電気素子と、該光電気素子に臨み該光電気素子の実装箇所の裏面に設けられた光反射素子と、該光反射素子に臨み上記フレキシブル基板の裏面に沿わせて設けられた光伝送路とを備えたものである。
上記フレキシブル基板は、上記光電気素子が表面実装される電気配線用銅層と、該電気配線用銅層を支持する基台樹脂層と、上記光伝送路となるポリマ層とを有してもよい。
上記フレキシブル基板は、上記光電気素子が表面実装される電気配線用銅層と、該電気配線用銅層を支持する基台樹脂層と、上記光伝送路となる光ファイバを位置決めする光ファイバ位置決め用銅層とを有してもよい。
上記切欠部内に、上記光電気素子を密閉する密閉樹脂層を備えてもよい。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)部品点数が少ない。
(2)構成が簡素である。
(3)組み立てが容易である。
(4)小型である。
本発明の一実施形態を示す光電気アセンブリの図である。(a)は部分透視側面図、(b)は上面図である。 (a)は本発明の一実施形態を示す図1のフレキシブル基板の側断面図、(b)は本発明の他の実施形態を示す図1のフレキシブル基板の側断面図である。 本発明の他の実施形態を示す光電気アセンブリの透視斜視図である。 図3の光電気アセンブリに用いられるフレキシブル基板の下面側から見た斜視図である。 (a)は、図3の光電気アセンブリにおけるフレキシブル基板と光ファイバの部分拡大断面図、(b)は(a)と同じ部分の下面図である。 図3の光電気アセンブリにおけるフレキシブル基板と光ファイバとプリズムの部分拡大側断面図である。 本発明の他の実施形態を示す光電気アセンブリの部分拡大側断面図である。 (a)、(b)は、本発明の他の実施形態を示す光電気アセンブリの部分透視側面図である。 従来の光電気アセンブリの側面図である。 本発明の他の実施形態を示す光電気アセンブリの図である。(a)は部分透視側面図、(b)は上面図である。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1(a)は、本発明に係る光電気アセンブリの側面図であり、一部が透視して描かれている。図1(b)は、光電気アセンブリの上面図である。
本発明に係る光電気アセンブリ1は、切欠部2を有するリジッド基板3と、切欠部2を覆うようにリジッド基板3に積層されたフレキシブル基板4と、フレキシブル基板4の切欠部2内の面に実装された光電気素子5と、光電気素子5に臨み光電気素子5の実装箇所の裏面に設けられた光反射素子6と、光反射素子6に臨みフレキシブル基板4の裏面に沿わせて設けられた光伝送路7とを備えたものである。
リジッド基板3は、図9に示したリジッド基板102と同様に情報機器のリジッド基板用コネクタに挿入されるエッジ(図示せず)を備えている。切欠部2は、リジッド基板3の一端から上面視矩形状に形成されている。このため、リジッド基板3は、上面視コ字状を呈する。
フレキシブル基板4は、切欠部2を含みリジッド基板3の全面を覆うように設けられている。フレキシブル基板4の上面は配線パターン(図示せず)となる電気配線用銅層である。リジッド基板3の配線パターン(図示せず)とフレキシブル基板4の配線パターンは、相互にスルホールを圧着することにより導通されている。切欠部2内には、フレキシブル基板4に光電気素子5を実装するための配線パターン(図示せず)が形成されている。
光電気素子5は、表面実装型の光電気素子5であり、発光面又は受光面がフレキシブル基板面を向いている。フレキシブル基板4は、光電気素子5が使用する光波長において透明である。
フレキシブル基板4には、構造の異なる以下の2種類がある。
図2(a)に示したフレキシブル基板4aは、光電気素子5が表面実装される電気配線用銅層21と、電気配線用銅層21を支持する基台樹脂層22と、光伝送路7となるポリマ層23とを有する。ポリマ層23は、クラッド層とコア層を有することによって光導波路を形成するものである。このポリマ層23に45°斜面を有するV溝が形成され、その45°斜面が光反射素子6となっている。基台樹脂層22は、例えば、ポリイミドからなる。
図2(b)に示したフレキシブル基板4bは、光電気素子5が表面実装される電気配線用銅層21と、電気配線用銅層21を支持する基台樹脂層22と、光伝送路7となる光ファイバ24を位置決めする光ファイバ位置決め用銅層25とを有する。また、フレキシブル基板4bを用いる光電気アセンブリ1は、光反射素子6としてプリズム26を備え、フレキシブル基板4bにはプリズム位置決め用銅層が形成されるとよい。
図1(a)及び図1(b)に示されるように、本発明に係る光電気アセンブリ1は、切欠部2内に、光電気素子5を密閉する密閉樹脂層8を備える。
本発明に係る光電気アセンブリ1は、従来の光電気アセンブリに比べて次のような効果を奏する。
光電気アセンブリ1は、フレキシブル基板4がリジッド基板3に積層され、リジッド基板3の配線パターンとフレキシブル基板4の配線パターンがスルホールの圧着により導通されている。このため、リジッド基板上にフレキシブル基板用コネクタが必要なくなり、部品点数が少なく、構成が簡素で、組み立てが容易となる。また、フレキシブル基板用コネクタが無いことで、長さが短くなると共に高さが低くなって小型となる。
光電気アセンブリ1は、リジッド基板3が切欠部2を有し、フレキシブル基板4が切欠部2を覆うようにリジッド基板3に積層され、光電気素子5がフレキシブル基板4の切欠部2内の面に実装されるので、光電気素子5の高さがリジッド基板3の高さ(厚さ)より低ければ、光電気素子5がリジッド基板3の高さ方向に突き出さない。さらに、光電気素子5を封止する密閉樹脂層8がリジッド基板3の高さ方向に突き出さない。光電気素子5の高さがリジッド基板3の高さ(厚さ)より高い場合でも、光電気素子5がリジッド基板3の高さ方向に突き出る量が少なくできる。よって、光電気アセンブリ1は、従来より高さが低くなって小型となる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
図3に示されるように、リジッド基板3にはIC9が実装されている。リジッド基板3に積層されたフレキシブル基板4には、切欠部2内の面に光電気素子5が実装されている。リジッド基板3の配線パターンとフレキシブル基板4の配線パターンが導通されているので、光電気素子5とIC9との間で電気信号を伝送することができる。
光電気素子5の裏側(フレキシブル基板4の下面)にはプリズム26が取り付けられている。光電気素子5の下面には、複数個の発光面又は受光面Sが一列に形成されている。プリズム26の反射面(光反射素子6)はこれら発光面又は受光面Sに対して45°の傾斜角で臨んでいる。フレキシブル基板4の下面には、光反射素子6に端面を臨ませた複数本の光ファイバ24が取り付けられている。
図4に示されるように、フレキシブル基板4の下面には、光ファイバ24を位置決めする光ファイバ位置決め用銅層25と、プリズム26を位置決めするプリズム位置決め用銅層27と、フレキシブル基板4の上面と下面のパターン合わせに用いる基点28とが設けられる。なお、図3との対応関係を明確にするため、切欠部2の輪郭が破線で示されている。
基点28は、フレキシブル基板4の下面においては、光ファイバ位置決め用銅層25、プリズム位置決め用銅層27を配置する基準となり、フレキシブル基板4の上面においては、電気配線用銅層21のパターン、例えば、光電気素子5の端子との接合部パターンを配置する基準となる。基点28は、光ファイバ位置決め用銅層25やプリズム位置決め用銅層27と一括して印刷するとよい。
図5(a)に示されるように、フレキシブル基板4に印刷することにより形成される光ファイバ位置決め用銅層25は、所定の層厚を有することにより、段差を形成することができる。光ファイバ位置決め用銅層25により2本の平行な直線パターン25a,25bを形成し、これら直線パターン25a,25b間に光ファイバ24を配置すると、光ファイバ24は、前述の段差の間に入ることになり、フレキシブル基板4と直線パターン25a,25bに対して3箇所の点Pで接触し、いわゆる3点支持により位置が安定して決定される。光ファイバ位置決め用銅層25により複数(3本以上)の直線パターンを形成すると、複数の光ファイバ24をそれぞれ平行に、かつ、個々の光ファイバ24の中心を目標とする中心位置に位置合わせすることができる。光ファイバ24の位置合わせは、光ファイバ24が光ファイバ位置決め用銅層25の段差に当たるようにするだけでできるので、容易である。
図6に示されるように、フレキシブル基板4に印刷することにより形成されるプリズム位置決め用銅層27は、所定の層厚を有することにより、段差を形成することができる。フレキシブル基板4の上面に実装される光電気素子5に入出射する光と光ファイバ24に入出射する光の光路Cを正しく形成するためには、プリズム26の位置(光ファイバに対する長手方向位置、光ファイバに対する角度、発光面又は受光面Sの並び方向に対する角度など)を正確に決める必要がある。プリズム位置決め用銅層27は、プリズム26の上面(長方形とする)が嵌り込むように、下面視長方形で、光ファイバ位置決め用銅層25から所定の距離に光ファイバ位置決め用銅層25に対して直角となるよう形成される。これにより、プリズム26の位置合わせは、プリズム26がプリズム位置決め用銅層27の段差に当たるようにするだけでできるので、容易である。
図5(b)に示されるように、光ファイバ位置決め用銅層25及びプリズム位置決め用銅層27が光電気素子5の位置、光電気素子5の端子5aの位置に対して精度よく配置されているため、光ファイバ24、プリズム26(図5では省略してある)が精度よく位置決めできる。また、光ファイバ位置決め用銅層25は、光ファイバ24の長手方向に対して直角な部分を有することにより、光ファイバ24の端面の位置決めにも使用される。
銅層21,25,27のパターンは、寸法公差を±0.01mm程度、好ましくは±0.005mm程度で製造することができる。よって、図3〜図6で説明した位置決めは、簡単にできるだけでなく、大変精度の良いものとなる。
光ファイバ24は、フレキシブル基板4に対して、パッシブ実装した後、透明接着剤でポッティングして実装してもよい。光電気素子5は、フレキシブル基板4に対して、画像認識で実装した後、透明接着剤でポッティングして実装してもよい。
図7に示されるように、光反射素子6は、光ファイバ24を45°カットして形成することができる。フレキシブル基板4bは、図2(b)に示したものと同じフレキシブル基板4bである。ただし、光ファイバ24が1本のみの場合は、光ファイバ24に対して45°に形成した光反射素子6をフレキシブル基板4bに対して45°に取り付けるのは難しい。なぜなら、図5(a)のような光ファイバ24の位置決めができても、光ファイバ24が軸回転することによる光反射素子6のずれを防げないからである。しかし、光ファイバ24が複数本の場合は、複数本の光ファイバ24を一体化したリボン光ファイバを用いることにより、軸回転することによる光反射素子6のずれをなくすことができる。
図8(a)に示した光電気アセンブリ1は、切欠部2を有するリジッド基板3と、切欠部2を覆うようにリジッド基板3に積層されたフレキシブル基板4と、フレキシブル基板4の切欠部2内の面に実装された光電気素子5と、光電気素子5に臨み光電気素子5の実装箇所の裏面に設けられた光反射素子6と、光反射素子6に臨みフレキシブル基板4の裏面に沿わせて設けられた光伝送路7とを備えたものである。光伝送路7はポリマ層23又は光ファイバ24からなり、光反射素子6はポリマ層23のV溝、プリズム26、光ファイバ24の45°カットなどからなる。
図8(b)に示した光電気アセンブリ1は、図8(a)に示した光電気アセンブリ1のフレキシブル基板4の下面に切欠部2を有するリジッド基板3を設けたものである。2枚のリジッド基板3でフレキシブル基板4を挟む構造となるため、熱膨張や応力のバランスが上下面で均等になり、反りを防止することができる。さらに、上下両面の切欠部2に密閉樹脂層8を形成することで、フレキシブル基板4と光伝送路7との接合部が強化される。
図8(a)、図8(b)に示した光電気アセンブリ1では、密閉樹脂層8が切欠部2全体を埋めている。
図10に示されるように、本発明に係る光電気アセンブリ31は、周囲が閉じた切欠部32を有するリジッド基板3と、切欠部32を覆うようにリジッド基板3に積層されたフレキシブル基板4と、フレキシブル基板4の切欠部32内の面に実装された光電気素子5と、光電気素子5に臨み光電気素子5の実装箇所の裏面に設けられた光反射素子6と、光反射素子6に臨みフレキシブル基板4の裏面に沿わせて設けられた光伝送路7とを備えたものである。
切欠部32は、図1の切欠部2とは異なり、周囲が閉じている。このため、切欠部32は、フレキシブル基板4上の全周にわたり、リジッド基板3の厚さ分の壁を形成している。
切欠部32内に、光電気素子5を密閉する密閉樹脂層8を形成するために、流動性のある充填材を光電気素子5の周囲に流し込んだとき、切欠部32がフレキシブル基板4上の全周にわたり、リジッド基板3の厚さ分の壁となっているので、充填材が外に流れ出さない。これにより、光電気アセンブリ31の組み立てがいっそう容易になると共に、充填材の流出による外観不具合の発生が防止される。
1 光電気アセンブリ
2 切欠部
3 リジッド基板
4 フレキシブル基板
5 光電気素子
6 光反射素子
7 光伝送路
8 密閉樹脂層
21 電気配線用銅層
22 基台樹脂層
23 ポリマ層
24 光ファイバ
25 光ファイバ位置決め用銅層
26 プリズム
27 プリズム位置決め用銅層
28 基点

Claims (4)

  1. 切欠部を有するリジッド基板と、上記切欠部を覆うように上記リジッド基板に積層されたフレキシブル基板と、該フレキシブル基板の上記切欠部内の面に実装された光電気素子と、該光電気素子に臨み該光電気素子の実装箇所の裏面に設けられた光反射素子と、該光反射素子に臨み上記フレキシブル基板の裏面に沿わせて設けられた光伝送路とを備えたことを特徴とする光電気アセンブリ。
  2. 上記フレキシブル基板は、上記光電気素子が表面実装される電気配線用銅層と、該電気配線用銅層を支持する基台樹脂層と、上記光伝送路となるポリマ層とを有することを特徴とする請求項1記載の光電気アセンブリ。
  3. 上記フレキシブル基板は、上記光電気素子が表面実装される電気配線用銅層と、該電気配線用銅層を支持する基台樹脂層と、上記光伝送路となる光ファイバを位置決めする光ファイバ位置決め用銅層とを有することを特徴とする請求項1記載の光電気アセンブリ。
  4. 上記切欠部内に、上記光電気素子を密閉する密閉樹脂層を備えたことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の光電気アセンブリ。
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