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JP2010103370A - 電子制御装置 - Google Patents

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JP2010103370A
JP2010103370A JP2008274792A JP2008274792A JP2010103370A JP 2010103370 A JP2010103370 A JP 2010103370A JP 2008274792 A JP2008274792 A JP 2008274792A JP 2008274792 A JP2008274792 A JP 2008274792A JP 2010103370 A JP2010103370 A JP 2010103370A
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Kyohei Takeuchi
京平 竹内
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Abstract

【課題】電子制御装置において、発熱部品から発生する熱を外部に放熱可能であると共に、発熱部品にかかるストレスを低減させ、さらに構成部材の個々に対する寸法精度の要求レベルを低減させる
【解決手段】 発熱部品3が実装されるプリント基板2と、該プリント基板2を収容する筐体4とを備える電子制御装置であって、上記発熱部品3に接触する発熱部品接触領域R1と上記筐体4に接触する筐体接触領域R2とを有すると共に上記プリント基板2に対してプレスフィット接続され、上記発熱部品3から発生する熱を上記筐体4に伝熱するプレスフィット部品5を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、発熱部品が実装されたプリント基板と、該プリント基板を収容する筐体とを備える電子制御装置に関するものである。
例えば四輪自動車や二輪自動車には、CPU(Central Processing Unit)やデバイスドライバ等の発熱部品が実装されたプリント基板と、該プリント基板を収容する筐体とを備え、四輪自動車や二輪自動車の搭載装置の電子制御を行う電子制御装置が設置されている。
このような電子制御装置では、プリント基板に実装された発熱部品を含む各種部品の良好な動作環境を得るために、発熱部品から発生する熱を外部に放熱する必要がある。
例えば、特許文献1には、筐体(シールドケース)の一部で内部に向けて突出された筒状の突出部を形成し、当該突出部をプリント基板上の発熱部品に当接させることによって、発熱部品から発生する熱を筐体に逃がす方法が開示されている。
また、特許文献2には、発熱部品を放熱部材を介して筐体(カバー)に接続し、筐体に固定された放熱部材を介して発熱部品から発生する熱を筐体に逃がす方法が開示されている(例えば、特許文献2の図6参照)。
また、特許文献3及び特許文献4には、発熱部品が実装されるプリント基板の領域に開口(貫通孔)を形成し、筐体の一部で内部に向けて突出された突出部を直接あるいはヒートシンクを介して発熱部品に接続することによって、発熱部品から発生する熱を筐体に逃がす方法が開示されている。
特開平10−190263号公報 特開2006−86536号公報 特開2003−115681号公報 特開2006−294754号公報
しかしながら、特許文献1〜4のように、発熱部品に対して、筐体の一部、筐体に固定された放熱部材、あるいは筐体に固定されたヒートシンクが当接する場合には、電子制御装置の組立ての際に、筐体、放熱部材あるいはヒートシンクを介して発熱部品が押圧され、発熱部品にストレスがかかる。
また、例えば筐体の一部を発熱部品に直接当接させる場合には、発熱部品のストレス軽減や効率的な伝熱のために、発熱部品に筐体の一部を正確に当接させる必要がある。このため、電子制御装置の構成部材に高い寸法精度が要求される。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、電子制御装置において、発熱部品から発生する熱を外部に放熱可能であると共に、発熱部品にかかるストレスを低減させ、さらに構成部材の個々に対する寸法精度の要求レベルを低減させることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、発熱部品が実装されるプリント基板と、該プリント基板を収容する筐体とを備える電子制御装置であって、上記発熱部品に接触する発熱部品接触領域と上記筐体に接触する筐体接触領域とを有すると共に上記プリント基板あるいは上記筐体に対してプレスフィット接続され、上記発熱部品から発生する熱を上記筐体に伝熱するプレスフィット部品を備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記プレスフィット部品が、第1の端部と上記第2の端部とが上記プリント基板あるいは上記筐体に対してプレスフィット接続されると共に、上記第1の端部と上記第2の端部との間に上記発熱部品接触領域及び上記筐体接触領域を有するという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記発熱部品接触領域が熱伝導材を介して上記発熱部品と接触しているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3のいずれかの発明において、上記筐体接触領域が熱伝導材を介して上記筐体と接触しているという構成を採用する。
第5の発明は、上記第1〜第4いずれかの発明において、上記発熱部品接触領域が上記発熱部品の全幅において上記発熱部品と接触しているという構成を採用する。
なお、本発明において「接触」とは、物と物とが直接触れることによって接続されている状態のみを示す意味ではなく、物と物とが他の物を介して接続されている状態を含むものとする。
本発明によれば、プレスフィット部品によって発熱部品から発生する熱が筐体に伝熱される。このため、発熱部品から発生する熱を外部に放熱することが可能となる。
また、プレスフィット部品は、プリント基板あるいは筐体に対してプレスフィット接続されている。このため、プリント基板あるいは筐体に対してプレスフィット部品を接続方向に移動させることができる。
つまり、本発明によれば、プレスフィット部品の接続方向の位置を任意に調節することができ、熱を伝達するためのプレスフィット部品を発熱部品及び筐体に確実に接触することができる。このため、電子制御装置の構成部材の寸法精度が高くなくとも発熱部品から発生する熱を筐体に伝熱させることができる。よって、電子制御装置の構成部材の個々に対する寸法精度の要求レベルを低減させることが可能となる。
また、電子制御装置を組み立てる際に、プレスフィット部品に接続方向から力が加わった場合であっても、プレスフィット部品がプリント基板あるいは筐体に対してプレスフィット接続されているため、加わる力に応じてプレスフィット部品が移動し、発熱部品にストレスがかかることを抑制することができる。
したがって、本発明によれば、電子制御装置において、発熱部品から発生する熱を外部に放熱可能であると共に、発熱部品にかかるストレスを低減させ、さらに構成部材の個々に対する寸法精度の要求レベルを低減させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る電子制御装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態の電子制御装置1の一部を模式的に示した断面図である。この図に示すように電子制御装置1は、プリント基板2と、発熱部品3と、筐体4と、プレスフィットバスバー5(プレスフィット部品)とを備えている。
プリント基板2は、配線パターンが形成された多層配線基板であり、CPU(Central Processing Unit)やデバイスドライバといった発熱部品3を含む複数の電子部品が実装されている。
また、プリント基板2は、プレスフィットバスバー5を設置するための複数のスルーホール21を備えている。
発熱部品3は、上述のようにCPU(Central Processing Unit)やデバイスドライバといった通電されることによって発熱する部品であり、複数のリード3aによってプリント基板2と電気的及び物理的に接続されている。
筐体4は、プリント基板2を内部に収容するものであり、筐体4とプリント基板2との位置関係を固定する不図示の支持機構を有している。
そして、このような支持機構によってプリント基板2が支持されることによって、プリント基板2の部品実装面(表裏面)と筐体4とが一定距離離間された状態となる。
なお、筐体4は、亜鉛、アルミニウム、銅等の金属材料をプレス加工、切削加工、あるいはダイカスティングすることによって形成される。
そして、本実施形態の電子制御装置1は、発熱部品3からプリント基板2に伝熱された熱をプリント基板2から筐体4に伝熱するプレスフィットバスバー5を備えている。
プレスフィットバスバー5は、銅やステンレス鋼等の熱伝達率の高い材料によって形成された部材であり、図2の拡大斜視図に示すように、一方の端部5a(第1の端部)と他方の端部5b(第2の端部)とにプリント基板2とプレスフィット接続するための接触部5cを有している。この接触部5cは、プリント基板2のスルーホール21よりも僅かに幅広く形状設定され、径方向への伸縮が可能とされた部位である。そしてプレスフィットバスバー5は、接触部5cがプリント基板2のスルーホール21に圧入されることによってプリント基板2に対してプレスフィット接続される。
また、プレスフィットバスバー5は、一方の端部5aと他方の端部5bとの間が折り曲げられており、この一方の端部5aと他方の端部5bとの間に、発熱部品3に接触する発熱部品接触領域R1と筐体4に接触する筐体接触領域R2とを有している。なお、本実施形態の電子制御装置1においては、プレスフィットバスバー5は、プレスフィットバスバー5の中央に配置される1つの発熱部品接触領域R1と、該発熱部品接触領域R1を挟む2つの筐体接触領域R2とを有している。
なお、発熱部品接触領域R1が確実に発熱部品3と接触し、筐体接触領域R2が確実に筐体4と接触するように、発熱部品3と筐体4との間に配置されていない状態でのプレスフィットバスバー5の発熱部品接触領域R1から筐体接触領域R2までの高さ距離は、発熱部品3から筐体4までの離間距離よりも僅かに長いことが好ましい。なお、このような場合には、プレスフィットバスバー5は、発熱部品3と筐体4との間に配置された場合に発熱部品3及び筐体4に対してストレスがかからないように柔軟性を有するように形成される。
また、発熱部品接触領域R1は、図2に示すように、発熱部品3の全幅において発熱部品3と接触している。
なお、例えばプレスフィットバスバー5を幅広に形状設定し、発熱部品の上面全てに発熱部品接触領域R1が接触するようにしても良い。
このようなプレスフィットバスバー5は、プリント基板2に対してプレスフィット接続されていることから、力を加えてプリント基板2の厚さ方向(プレスフィットバスバー5の接続方向)に移動させることで、プリント基板2に対して位置調節を行うことができる。そして、接触部5cは、図3に示すように、プレスフィットバスバー5のプリント基板2に対する位置調整範囲を確保するために、プリント基板2の厚さ距離よりも長く形成されている。
なお、図3等においては、接触部5cがいわゆるアイレッド型とされているが、シグマ型、M型あるいは丸型等の他の型とされていても構わない。
このような構成を有する電子制御装置1においては、発熱部品3から発生する熱は、プレスフィットバスバー5を介して筐体4に伝熱されて放熱される。
以上のような本実施形態の電子制御装置1によれば、プレスフィットバスバー5によって発熱部品3から発生する熱が筐体4に伝熱される。このため、発熱部品3から発生する熱を外部に放熱することが可能となる。
また、プレスフィットバスバー5は、プリント基板2に対してプレスフィット接続されている。このため、プリント基板2に対してプレスフィットバスバー5を接続方向に移動させることができる。
つまり、本実施形態の電子制御装置1によれば、プレスフィットバスバー5の接続方向の位置を任意に調節することができ、熱を伝達するためのプレスフィットバスバー5を発熱部品3に確実に接触することができる。このため、電子制御装置1の構成部材の寸法精度が高くなくとも発熱部品3から発生する熱を筐体4に伝熱させることができる。よって、電子制御装置1の構成部材の個々に対する寸法精度の要求レベルを低減させることが可能となる。
また、電子制御装置1を組み立てる際に、プレスフィットバスバー5に接続方向から力が加わった場合であっても、プレスフィットバスバー5がプリント基板2に対してプレスフィット接続されているため、加わる力に応じてプレスフィットバスバー5が移動し、発熱部品3にストレスがかかることを抑制することができる。
したがって、本実施形態の電子制御装置1によれば、発熱部品3から発生する熱を外部に放熱可能であると共に、発熱部品3にかかるストレスを低減させ、さらに構成部材の個々に対する寸法精度の要求レベルを低減させることが可能となる。
また、本実施形態の電子制御装置1によれば、プレスフィットバスバー5の発熱部品接触領域R1が発熱部品3の全幅において発熱部品3と接触する。
このため、発熱部品3の全幅からプレスフィットバスバー5に熱が移動され、効率的な放熱を行うことが可能となる。
なお、本実施形態の電子制御装置1においては、図4に示すように、プレスフィットバスバー5の発熱部品接触領域R1を、シリコンゲル、グリスあるいは伝熱シート等の柔軟な熱伝導材6を介して発熱部品3と接触し、筐体接触領域R2を同様に柔軟な熱伝導材6を介して筐体4と接触しても良い。
このような構成を採用することによって、柔軟な熱伝導材6の変形によって筐体4から発熱部品3への力を吸収し、発熱部品3にかかるストレスをより低減させることが可能となる。
また、本実施形態の電子制御装置1においては、図5に示すように、プリント基板2
に開口2aを形成し、プレスフィットバスバー5の一部を開口2aを通過させ、発熱部品接触領域R1をプリント基板2側(下方側)から発熱部品に接触させても良い。
このような構成を採用することによって、例えば発熱部品3の上方側にプレスフィットバスバー5の設置スペースが確保できない場合であっても、プレスフィットバスバー5を設置することが可能となる。
また、本実施形態の電子制御装置1においては、図6に示すように、図5に示す構成に加えて、さらにプレスフィットバスバー5の発熱部品接触領域R1を、シリコンゲル、グリスあるいは伝熱シート等の柔軟な熱伝導材6を介して発熱部品3と接触し、筐体接触領域R2を同様に柔軟な熱伝導材6を介して筐体4と接触しても良い。
このような構成を採用することによって、柔軟な熱伝導材6の変形によって筐体4から発熱部品3への力を吸収し、発熱部品3にかかるストレスをより低減させることが可能となる。
また、本実施形態の電子制御装置1においては、図7に示すようにプリント基板2に発熱部品3から発生する熱を発熱部品3の実装面と反対側の面に伝熱する伝熱経路2b(熱伝導材)を形成し、発熱部品3の実装面と反対側の面にプレスフィットバスバー5の発熱部品接触領域R1を当接させても良い。すなわち、プレスフィットバスバー5の発熱部品接触領域R1を、プリント基板2に形成された伝熱経路2bを介して発熱部品3と接触させるようにしても良い。
このような構成を採用することによって、プリント基板2に蓄積される熱を低減させることも可能となる。
図4,6,7に示すように、本実施形態の電子制御装置1においては、発熱部品接触領域R1が熱伝導材を介して発熱部品3と接触しても良い。また、筐体接触領域R2も熱伝導材を介して筐体4と接触することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図8は、本実施形態の電子制御装置1Aの一部を模式的に示した断面図である。この図に示すように、本実施形態の電子制御装置1Aにおいては、プレスフィットバスバー5がプリント基板2ではなく筐体4にプレスフィット接続されている。
より詳細には、筐体4にプレスフィットバスバー5の接触部5cを挿入する挿入孔4aが形成されており、当該挿入孔4aにプレスフィットバスバー5の接触部5cが圧入されることによってプレスフィットバスバー5が筐体4に対してプレスフィット接続される。
このような構成を有する本実施形態の電子制御装置1Aによれば、電子制御装置1Aを組み立てる際に、プレスフィットバスバー5に接続方向から力が加わった場合であっても、プレスフィットバスバー5が筐体4に対してプレスフィット接続されているため、加わる力に応じてプレスフィットバスバー5が移動し、発熱部品3にストレスがかかることを抑制することができる。
したがって、本実施形態の電子制御装置1Aによれば、上記第1実施形態の電子制御装置1と同様に、発熱部品3から発生する熱を外部に放熱可能であると共に、発熱部品3にかかるストレスを低減させ、さらに構成部材の個々に対する寸法精度の要求レベルを低減させることが可能となる。
なお、本実施形態の電子制御装置1Aにおいては、図9に示すように、プレスフィットバスバー5の発熱部品接触領域R1を、シリコンゲル、グリスあるいは伝熱シート等の柔軟な熱伝導材6を介して発熱部品3と接触し、筐体接触領域R2を同様に柔軟な熱伝導材6を介して筐体4と接触しても良い。
このような構成を採用することによって、柔軟な熱伝導材6の変形によって筐体4から発熱部品3への力を吸収し、発熱部品3にかかるストレスをより低減させることが可能となる。
また、本実施形態の電子制御装置1においては、図10に示すように、プリント基板2
に開口2aを形成し、プレスフィットバスバー5の一部を開口2aを通過させ、発熱部品接触領域R1をプリント基板2側(下方側)から発熱部品に接触しても良い。
このような構成を採用することによって、例えば発熱部品3の上方側にプレスフィットバスバー5の設置スペースが確保できない場合であっても、プレスフィットバスバー5を設置することが可能となる。
また、本実施形態の電子制御装置1Aにおいては、図11に示すように、図10に示す構成に加えて、さらにプレスフィットバスバー5の発熱部品接触領域R1を、シリコンゲル、グリスあるいは伝熱シート等の柔軟な熱伝導材6を介して発熱部品3と接触し、筐体接触領域R2を同様に柔軟な熱伝導材6を介して筐体4と接触しても良い。
このような構成を採用することによって、柔軟な熱伝導材6の変形によって筐体4から発熱部品3への力を吸収し、発熱部品3にかかるストレスをより低減させることが可能となる。
また、本実施形態の電子制御装置1Aにおいては、図12に示すようにプリント基板2に発熱部品3から発生する熱を発熱部品3の実装面と反対側の面に伝熱する伝熱経路2b(熱伝導材)を形成し、発熱部品3の実装面と反対側の面にプレスフィットバスバー5の発熱部品接触領域R1を当接させても良い。すなわち、プレスフィットバスバー5の発熱部品接触領域R1を、プリント基板2に形成された伝熱経路2bを介して発熱部品3と接触するようにしても良い。
このような構成を採用することによって、プリント基板2に蓄積される熱を低減させることも可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る電子制御装置の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、本発明のプレスフィット部品として、一方の端部5aと他方の端部5bとの間が折り曲げられたバスバーであるプレスフィットバスバー5を用いる構成を採用した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、発熱部品接触領域R1と筐体に接触する筐体接触領域R2とを有してさらにプリント基板2あるいは筐体4に対してプレスフィット接続される部材であればプレスフィット部品として用いることができる。
例えば、発熱部品接触領域R1の幅と筐体接触領域R2との幅が異なっていても良い。また、発熱部品接触領域R1が平面視で円形や楕円形であっても良い。また、発熱部品接触領域R1の形成材料と筐体接触領域R2との形成材料とが異なっていても良い。また、さらに多数の接触部5cを備えてプリント基板2あるいは筐体4に対してプレスフィット接触する構成を採用しても良い。
また、上記実施形態においては、単一のプレスフィット部品5を備える構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のプレスフィット部品5を備える構成を採用することもできる。
例えば、プリント基板2に複数の発熱部品3が実装されている場合には、各発熱部品3に対してプレスフィット部品5を設置することによって複数のプレスフィット部品5を備えるようにしても良い。
また、単位部の発熱部品3に対して複数のプレスフィット部品5を設置するようにしても良い。
本発明の第1実施形態における電子制御装置の一部を模式的に示した断面図である。 本発明の第1実施形態における電子制御装置が備えるプレスフィットバスバーの拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態における電子制御装置が備えるプレスフィットバスバーが有する接触部の拡大断面図である。 本発明の第1実施形態における電子制御装置の変形例であり、発熱部品接触領域が柔軟な熱伝導材を介して発熱部品と接触され、筐体接触領域が柔軟な熱伝導材を介して筐体と接触された構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態における電子制御装置の変形例であり、プリント基板に開口を形成し、プレスフィットバスバーの一部を開口を通過させ、発熱部品接触領域をプリント基板側から発熱部品に接触した構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態における電子制御装置の変形例であり、図5に示す構成に加えて、発熱部品接触領域が柔軟な熱伝導材を介して発熱部品と接触し、筐体接触領域が柔軟な熱伝導材を介して筐体と接触した構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態における電子制御装置の変形例であり、プリント基板伝熱経路を形成し、発熱部品の実装面と反対側の面にプレスフィットバスバーの発熱部品接触領域を当接した構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態における電子制御装置の一部を模式的に示した断面図である。 本発明の第2実施形態における電子制御装置の変形例であり、発熱部品接触領域が柔軟な熱伝導材を介して発熱部品と接触し、筐体接触領域が柔軟な熱伝導材を介して筐体と接触した構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態における電子制御装置の変形例であり、プリント基板に開口を形成し、プレスフィットバスバーの一部を開口を通過させ、発熱部品接触領域をプリント基板側から発熱部品に接触した構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態における電子制御装置の変形例であり、図10に示す構成に加えて、発熱部品接触領域が柔軟な熱伝導材を介して発熱部品と接触し、筐体接触領域が柔軟な熱伝導材を介して筐体と接触した構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態における電子制御装置の変形例であり、プリント基板伝熱経路を形成し、発熱部品の実装面と反対側の面にプレスフィットバスバーの発熱部品接触領域を当接した構成を示す断面図である。
符号の説明
1,1A……電子制御装置、2……プリント基板、2a……開口、2b……伝熱経路(熱伝導材)、3……発熱部品、4……筐体、4a……挿入孔、5……プレスフィットバスバー(プレスフィット部品)、5a……端部(第1の端部)、5b……端部(第2の端部)、5c……接触部、6……柔軟な熱伝導材、R1……発熱部品接触領域、R2……筐体接触領域

Claims (5)

  1. 発熱部品が実装されるプリント基板と、該プリント基板を収容する筐体とを備える電子制御装置であって、
    前記発熱部品に接触する発熱部品接触領域と前記筐体に接触する筐体接触領域とを有すると共に前記プリント基板あるいは前記筐体に対してプレスフィット接続され、前記発熱部品から発生する熱を前記筐体に伝熱するプレスフィット部品を備えることを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記プレスフィット部品は、第1の端部と前記第2の端部とが前記プリント基板あるいは前記筐体に対してプレスフィット接続されると共に、前記第1の端部と前記第2の端部との間に前記発熱部品接触領域及び前記筐体接触領域を有することを特徴とする請求項1記載の電子制御装置。
  3. 前記発熱部品接触領域が熱伝導材を介して前記発熱部品と接触していることを特徴とする請求項1または2記載の電子制御装置。
  4. 前記筐体接触領域が熱伝導材を介して前記筐体と接触していることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の電子制御装置。
  5. 前記発熱部品接触領域が前記発熱部品の全幅において前記発熱部品と接触していることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の電子制御装置。




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