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JP2010199304A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

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JP2010199304A
JP2010199304A JP2009042639A JP2009042639A JP2010199304A JP 2010199304 A JP2010199304 A JP 2010199304A JP 2009042639 A JP2009042639 A JP 2009042639A JP 2009042639 A JP2009042639 A JP 2009042639A JP 2010199304 A JP2010199304 A JP 2010199304A
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Japan
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oxide film
teos
film
semiconductor device
trench
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JP2009042639A
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Ken Maikuma
健 毎熊
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【目的】層間絶縁膜内の電荷による電界への影響を緩和して、素子のリーク電流の減少と耐圧の向上を図ることができる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】層間絶縁膜をSiH4とN2Oから形成される堆積酸化膜2aとTEOSとO2から形成されるTEOS酸化膜2bとの二層の複合膜とすることで、TEOS酸化膜2b中の電荷5による電界への影響を堆積酸化膜2aで緩和できて、素子のリーク電流が低減され、耐圧が向上する。その結果、良品率を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、トレンチによる素子分離領域を有する半導体装置の製造方法に関する。特に半導体基板上に形成される層間絶縁膜の形成方法に関する。
トレンチによる素子分離領域を有する半導体装置において、素子領域(活性領域)の一部の形成(拡散領域など)が終了した段階でトレンチを形成する場合、トレンチ形成のためのエッチングマスクである酸化膜は、すでに作り込んでいるデバイスの拡散領域などに影響を及ぼさないように、熱処理温度を900℃以下にする必要がある。
また、半導体装置においては、半導体基板に形成される各種素子とその上部の金属配線間を電気的に絶縁するため、層間絶縁膜が形成される。
図3は、従来の半導体装置の層間絶縁膜を形成する工程図であり、同図(a)〜同図(c)は工程順に示す製造工程断面図である。
まず、同図(a)に示すように、素子分離酸化膜3(LOCOS)と図示しない素子の拡散領域を形成した半導体基板1にTEOS(テトラエチルオルソシリケート)とO2からなる熱減圧CVD酸化膜であるTEOS酸化膜2cを堆積する。このTEOS酸化膜2cは、減圧CVD装置中、650℃〜750℃の温度の酸素雰囲気で、有機系のTEOS(テトラエチルオルソシリケート)ソースガスの分解および化学反応により形成され、TEOSをソースガスとして形成されたSiO2膜である。
次に、同図(b)に示すように、素子間絶縁分離用のトレンチエッチング処理をTEOS酸化膜2cをエッチングマスクとして行い素子分離トレンチ4を形成する。この際、エッチング後のTEOS酸化膜2cの膜厚は堆積後の半分以下まで減少する。
次に、同図(c)に示すように、TEOSとO2からなる熱減圧CVD酸化膜であるTEOS酸化膜2dで素子分離トレンチ4内を充填する。そのとき、トレンチ内部から素子表面上のTEOS酸化膜2cにかけてTEOS酸化膜2dが形成され、TEOS酸化膜2cとTEOS酸化膜2dを併せた二層からなる層間絶縁膜が形成される。
また、特許文献1には、SOI構造の半導体基板の半導体島領域内に機能領域(活性領域)を形成した後に、高アスペクト比のトレンチにLP−TEOS酸化膜を充填し、アニール処理を施して誘電体分離構造を形成する場合に、前記半導体島領域の電気的特性に悪影響を及ぼさず且つ前記LP−TEOS膜にクラックを生じさせないようにするためのアニール処理条件(温度と時間)が開示されている。
特開2007−27557号公報
しかし、前記のTEOS酸化膜2c、2dの二層からなる層間絶縁膜では膜中に電荷(CやHなど)が存在し、この電荷が電界へ影響を及ぼし、層間絶縁膜直下に形成される素子のリーク電流を増大させ、耐圧が低下する。
尚、前記の特許文献1には、層間絶縁膜内の正電荷による電界への影響を緩和する方策として、SiH4とN2Oから形成される堆積酸化膜とTEOSとO2から形成されるTEOS酸化膜との二層の複合膜を形成することについては記載されていない。
この発明の目的は、前記の課題を解決して、層間絶縁膜内の電荷による電界への影響を緩和して、素子のリーク電流の減少と耐圧の向上を図ることができる半導体装置の製造方法を提供する。
前記の目的を達成するために、特許請求の範囲の請求項1記載の発明によれば、半導体基板内にトレンチによる素子分離領域を有し、前記半導体基板上に層間絶縁膜を有する半導体装置の製造方法において、減圧CVD法を用いて900℃以下の減圧雰囲気中でSiH4とN2Oを反応させて前記半導体基板上に第1酸化膜を形成し該第1酸化膜を開口する工程と、前記開口された堆積酸化膜をエッチングマスクとして前記半導体基板に前記トレンチを形成する工程と、減圧CVD法を用いて800℃以下の酸素雰囲気で有機系のTEOS(テトラエチルオルソシリケート)ソースガスの分解および化学反応により形成される第2酸化膜で前記トレンチ内を充填し前記半導体基板上に形成された前記第1酸化膜上を被覆し該第1酸化膜と前記第2酸化膜で2層の層間絶縁膜を形成する工程と、を有する製造方法とする。
また、特許請求の範囲の請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、前記900℃以下の温度が780℃〜900℃であり、前記800℃以下の温度が650℃〜750℃である製造方法とする。
また、特許請求の範囲の請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明において、前記第1酸化膜が堆積酸化膜であり、前記第2酸化膜がTEOS酸化膜である製造方法とする。
この発明によると、層間絶縁膜をSiH4とN2Oから形成される堆積酸化膜2aとTEOSとO2から形成されるTEOS酸化膜2bとの二層の複合膜とすることで、TEOS酸化膜2b中の電荷5による電界への影響を堆積酸化膜2aで緩和できて、素子のリーク電流が低減され、耐圧が向上する。その結果、良品率を向上させることができる。
この発明の第1実施例の半導体装置の製造方法を示し、(a)〜(c)は工程順に示した要部製造工程断面図 本発明の層間絶縁膜を適用した200V定格のダイオードの耐圧分布を示す図 従来の半導体装置の層間絶縁膜を形成する工程図であり、(a)〜(c)は工程順に示す製造工程断面図 本発明を適用した高耐圧PMOSの要部断面図である。
実施の形態を以下の実施例で説明する。
図1は、この発明の第1実施例の半導体装置の製造方法を示し、同図(a)〜同図(c)は工程順に示した要部製造工程断面図である。この工程は、層間絶縁膜の形成工程を示す。
まず、同図(a)に示すように、素子分離酸化膜3と図示しない素子の拡散領域が形成されたシリコンからなる半導体基板1にSiH4とN2Oからなる熱減圧CVD法による堆積酸化膜2aを400nm程度形成する。尚、ここで便宜的に呼ぶ堆積酸化膜2aとは、780℃〜900℃で減圧雰囲気中(0.1〜1Torr)でSiH4ガスとN2Oガスをソースガスとして反応させて半導体基板1上に堆積して形成したSiO2膜(SiOx(x=1〜2)膜の場合もある)のことである。その化学反応式の一例はつぎの通りである。
SiH4+4N2O=SiO2(堆積酸化膜2a)+2H2O+4N2・・・式1
次に、堆積酸化膜2aの上に図示しないレジストを塗布し、現像処理によりトレンチエッチングする箇所のみレジストを除去する。その後、CF4,CHF3,Arの混合ガスにより堆積酸化膜2aをエッチングする。次に、同図(b)に示すように、図示しないレジストを除去し、開口しない部分に残った堆積酸化膜2aをマスクにして、SF6,SiF4,O2の混合ガスを用いて半導体基板をエッチングする。このトレンチ4形成後の堆積酸化膜2aの膜厚は100nmとなる。
次に、同図(c)に示すように、TEOSとO2からなる熱減圧CVD法によるTEOS酸化膜2bで素子分離トレンチ4内を充填する。このとき、このTEOS酸化膜2bはトレンチ4からデバイスが形成された半導体基板上の堆積酸化膜2a上にかけて被覆する。その厚さは1μm程度である。このTEOS酸化膜2bは、減圧CVD装置中(0.1〜1Torr)、800℃以下(好ましくは、650℃〜750℃)の温度で、有機系のTEOSガスとO2ガスを混合した上で装置内に導入し、TEOSソースガスの分解および化学反応により形成されたSiO2膜である。
層間絶縁膜をSiH4とN2Oから形成される堆積酸化膜2aとTEOSとO2から形成されるTEOS酸化膜2bとの二層の複合膜とすることで、TEOS酸化膜2b中の電荷5による電界への影響を堆積酸化膜2aで緩和できて、素子のリーク電流が低減され、耐圧が向上する。
図2は、図4に示す本発明の層間絶縁膜を適用した200V定格の高耐圧PMOSの耐圧分布を示す図である。
図4は、高耐圧PMOSの要部断面図である。p型支持基板11に酸化膜12を介してn型基板13を張り合わせ、該n型基板13にn型ウェル14とp型オフセット15を備え、n型ウェル14の表面層にp+型ソース16、p型オフセット15の表面層にp+型ドレイン17を備える。n型ウェル14内にはさらにn+型コンタクト18を備え、n+型コンタクト18とp+型ソース16とにソース配線19が接続されている。また、p+型ドレイン17にはドレイン配線20が接続されている。p+型ソース16とn型基板13の間のn型ウェル14上にゲート酸化膜21を介してゲート電極22が形成されている。ゲート電極22は、フィールド酸化膜23上に延長されp型オフセット15の端部を覆うように形成されている。素子分離トレンチ4は、この高耐圧PMOSを囲むように配置され、図1に示したようにTEOS酸化膜2bが充填されている。素子分離トレンチ4の上には、TEOS酸化膜2bを介してソース配線19が配置されている。ソース配線19上には層間絶縁膜24を介してドレイン配線20が配置されている。
評価方法は、p型支持基板11、分離トレンチ4に挟まれた領域およびドレイン配線20を接地し、ソース配線層19に電圧を印加していきリーク電流が100μAになったところの電圧を耐圧(破壊電圧)とした。縦軸は頻度(%)であり横軸は耐圧(V)である。この頻度は一枚のウェハから取れるチップ数を分母とし(例えば1000個)、ある耐圧(例えば130Vとか220Vとか)が発生するチップ数を分子とし、%で表した。本発明の層間絶縁膜を適用することで、耐圧選別規格である210V程度以上の耐圧に殆どのチップは分布しており、従来に比べて耐圧を高くすることができる。その結果、良品率を大幅に向上させることができる。
1 半導体基板
2a 堆積酸化膜
2b、2c、2d TEOS酸化膜
3 素子分離酸化膜
4 素子分離トレンチ
5 電荷

Claims (3)

  1. 半導体基板内にトレンチによる素子分離領域を有し、前記半導体基板上に層間絶縁膜を有する半導体装置の製造方法において、
    減圧CVD法を用いて900℃以下の減圧雰囲気中でSiH4とN2Oを反応させて前記半導体基板上に第1酸化膜を形成し該第1酸化膜を開口する工程と、
    前記開口された堆積酸化膜をエッチングマスクとして前記半導体基板に前記トレンチを形成する工程と、
    減圧CVD法を用いて800℃以下の酸素雰囲気で有機系のTEOS(テトラエチルオルソシリケート)ソースガスの分解および化学反応により形成される第2酸化膜で前記トレンチ内を充填し前記半導体基板上に形成された前記第1酸化膜上を被覆し該第1酸化膜と前記第2酸化膜で2層の層間絶縁膜を形成する工程と、
    を有することを特徴する半導体装置の製造方法。
  2. 前記900℃以下の温度が780℃〜900℃であり、前記800℃以下の温度が650℃〜750℃であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1酸化膜が堆積酸化膜であり、前記第2酸化膜がTEOS酸化膜であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
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JP2022107025A (ja) * 2019-02-25 2022-07-20 株式会社東芝 半導体装置

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