[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2010191236A - 動き検出装置とこれを有する撮像装置、交換レンズ、カメラシステム、カメラ本体 - Google Patents

動き検出装置とこれを有する撮像装置、交換レンズ、カメラシステム、カメラ本体 Download PDF

Info

Publication number
JP2010191236A
JP2010191236A JP2009036170A JP2009036170A JP2010191236A JP 2010191236 A JP2010191236 A JP 2010191236A JP 2009036170 A JP2009036170 A JP 2009036170A JP 2009036170 A JP2009036170 A JP 2009036170A JP 2010191236 A JP2010191236 A JP 2010191236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection signal
pass filter
motion
low pass
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009036170A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Ohara
正満 大原
Yasuo Amano
康生 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009036170A priority Critical patent/JP2010191236A/ja
Publication of JP2010191236A publication Critical patent/JP2010191236A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】直流成分除去の精度と撮影者が意図的に行うパンニングや流し撮りなどの構図変更後の収束特性を両立できる。
【解決手段】自身の動きに応じた振幅及び周波数を有する検出信号を出力する動き検出手段100と、前記検出信号の高周波数成分を除去するロー・パス・フィルター307と、前記検出信号から前記ロー・パス・フィルター307の出力を減算する減算器と、前記検出信号に基づいて手ぶれ以外の動きの開始及び終了を示す報知信号を生成する報知信号生成部205と、前記報知信号に基づいて、前記手ぶれ以外の動きの開始から終了までの期間は、前記ロー・パス・フィルター307の出力を所定の値に固定し、前記手ぶれ以外の動きの終了以降は、前記ロー・パス・フィルター307の出力を解放するとともに、前記ロー・パス・フィルター307のカットオフ周波数を高周波数から低周波数へ段階的に変更する制御部306と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影者の手ぶれを検出する動き検出装置とこれを有する撮像装置、交換レンズ、カメラシステムに関し、特には、直流成分除去の精度と収束特性を両立した動き検出装置とこれを有する撮像装置、交換レンズ、カメラシステム、カメラ本体、カメラ本体に関するものである。
撮像装置の動きとして、撮影者の意図しない手ぶれと撮影者が意図的に行うパンニングや流し撮りなどの構図変更の動きがある。撮影者の意図しない手ぶれを検出する手ぶれ検出装置とこれを有する撮像装置が実用化されている。しかし、従来の手ぶれ検出装置とこれを有する撮像装置では、撮影者が意図的に行うパンニングや流し撮りなどの構図変更においても、これらを撮影者の意図しない手ぶれとして取り扱うので、撮影者に違和感を覚えさせることがあった。
この問題を解決した手ぶれ検出装置とこれを有する撮像装置が、特許文献1に開示されている。特許文献1によれば、動き検出信号の直流成分を抽出する手段と直流成分の過去の履歴を保存するメモリを有し、動き検出信号と直流成分の差分から構図変更の開始と終了を判定する。構図変更の終了時には、構図変更の開始時の直流成分を使用することで、構図変更の終了直後であっても高精度な手ぶれ検出を行うことができる。
特開2002−99013号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、動き検出信号の直流成分を抽出する手段と直流成分の過去の履歴を保存するメモリが必要である。本発明は、前記課題を解決し、直流成分除去の精度と撮影者が意図的に行うパンニングや流し撮りなどの構図変更後の収束特性を両立できるとともに、動き検出信号の直流成分を抽出する手段と直流成分の過去の履歴を保存するメモリも不要な手ぶれ検出装置とこれを有する撮像装置、交換レンズ、カメラシステム、カメラ本体を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の動き検出装置は、自身の動きに応じた振幅及び周波数を有する検出信号を出力する動き検出手段と、前記検出信号の高周波数成分を除去するロー・パス・フィルターと、前記検出信号から前記ロー・パス・フィルターの出力を減算する減算器と、前記検出信号に基づいて手ぶれ以外の動きの開始及び終了を示す報知信号を生成する報知信号生成部と、前記報知信号に基づいて、前記手ぶれ以外の動きの開始から終了までの期間は、前記ロー・パス・フィルターの出力を所定の値に固定し、前記手ぶれ以外の動きの終了以降は、前記ロー・パス・フィルターの出力を解放するとともに、前記ロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を高周波数から低周波数へ段階的に変更する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の動き検出装置は、自身の動きに応じた振幅及び周波数を有する検出信号を出力する動き検出手段と、前記検出信号の高周波数成分を除去する第1のロー・パス・フィルターと、前記検出信号の高周波数成分を除去する第2のロー・パス・フィルターと、前記検出信号から前記第1のロー・パス・フィルターの出力を減算する減算器と、前記第2のロー・パス・フィルターの出力と前記第1のロー・パス・フィルターの出力の差分が所定値よりも大きくなると、前記第1のロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を高周波数から低周波数へ段階的に変更する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の動き検出装置は、自身の動きに応じた振幅及び周波数を有する検出信号を出力する動き検出手段と、前記検出信号の高周波数成分を除去するロー・パス・フィルターと、前記検出信号から前記ロー・パス・フィルターの出力を減算する減算器と、自身の電源投入時及び/または初期化時に、前記ロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を高周波数から低周波数へ段階的に変更する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、前記いずれかの動き検出装置、を有する、ことを特徴とする。本発明の交換レンズは、前記いずれかの動き検出装置、を有する、ことを特徴とする。
また、本発明のカメラシステムは、自身の動きに応じた振幅及び周波数を有する検出信号を出力する動き検出手段と、第一の通信手段と、を有する交換レンズと、前記第一の通信手段と接続される第二の通信手段と、前記第二の通信手段と前記第一の通信手段を経由して前記検出信号を取得する動き取得手段と、前記動き取得手段が取得した前記検出信号の高周波数成分を除去するロー・パス・フィルターと、前記動き取得手段が取得した前記検出信号から前記ロー・パス・フィルターの出力を減算する減算器と、前記動き取得手段が取得した前記検出信号に基づいて手ぶれ以外の変化の開始と終了を報知する報知信号を生成する開始終了報知手段と、前記報知信号に基づいて、前記手ぶれ以外の動きの開始から終了までの期間は、前記ロー・パス・フィルターの出力を所定の値に固定し、前記手ぶれ以外の動きの終了以降は、前記ロー・パス・フィルターの出力を解放するとともに、前記ロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を高周波数から低周波数へ段階的に変更する制御部を有するカメラ本体により構成される。
また、本発明のカメラシステムは、自身の動きに応じた振幅及び周波数を有する検出信号を出力する動き検出手段と、第一の通信手段と、を有する交換レンズと、前記第一の通信手段と接続される第二の通信手段と、前記第二の通信手段と前記第一の通信手段を経由して前記検出信号を取得する動き取得手段と、前記動き取得手段が取得した前記検出信号の高周波数成分を除去する第1のロー・パス・フィルターと、前記動き取得手段が取得した前記検出信号の高周波数成分を除去する第2のロー・パス・フィルターと、前記動き取得手段が取得した前記検出信号から前記ロー・パス・フィルターの出力を減算する減算器と、前記第2のロー・パス・フィルターの出力と前記第1のロー・パス・フィルターの出力の差分が所定値よりも大きくなると、前記第1のロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を高周波数から低周波数へ段階的に変更する制御部を有するカメラ本体により構成される。
また、本発明のカメラシステムは、自身の動きに応じた振幅及び周波数を有する検出信号を出力する動き検出手段と、第一の通信手段と、を有する交換レンズと、前記第一の通信手段と接続される第二の通信手段と、前記第二の通信手段と前記第一の通信手段を経由して前記検出信号を取得する動き取得手段と、前記動き取得手段が取得した前記検出信号の高周波数成分を除去するロー・パス・フィルターと、前記動き取得手段が取得した前記検出信号から前記ロー・パス・フィルターの出力を減算する減算器と、自身の電源投入時及び/または初期化時に、前記ロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を高周波数から低周波数へ段階的に変更する制御部を有するカメラ本体により構成される。
また、本発明のカメラ本体は、前記いずれかのカメラシステムに使用可能なカメラ本体である。
以上のように、本発明によれば、検出信号bからカットオフ周波数の低いロー・パス・フィルターの出力を減算することによって直流成分を除去する構成としながら、撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行なっている期間はロー・パス・フィルターの出力をホールドし、その後ロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を高周波数から低周波数に段階的に変更するので、直流成分除去の精度と収束特性を両立できる。また、動き検出信号の直流成分を抽出する手段と直流成分の過去の履歴を保存するメモリも不要となるという効果を奏する。
(実施の形態)
(1 動き検出手段)
図1は、本発明の実施例である動き検出装置の構成を示すブロック図である。本発明の動き検出手段の一例であるジャイロ100は、撮像装置の動きを検出して動き検出信号aを出力する。ジャイロ100が撮像装置のヨー方向の動きとピッチ方向の動きを検出し、それらを混合して動き検出信号aを出力する場合は、図1のブロック図は一系統でよい。ジャイロ100が撮像装置のヨー方向の動きまたはピッチ方向の動きのいずれか一方のみを検出して動き検出信号aを出力する場合は、図1のブロック図は二系統必要になる。
ジャイロ100が出力する動き検出信号aは、アナログ信号処理LSI内200内のHPF201とBPF205に送られる。
(2.1 動き検知手段−アナログ信号処理−)
アナログ信号処理LSI200に送られた動き検出信号aは、HPF(ハイ・パス・フィルタ)201で低周波数成分を遮断され、AMP(増幅器)202で増幅された後、LPF(ロー・パス・フィルタ)203で高周波数成分を遮断される。
ジャイロ100が出力する動き検出信号aは温度変化や経時変化による直流ドリフトがあるので、HPF201でこれらの低周波数成分を遮断する。直流精度の高いジャイロを使用する場合は、HPF201を削除することができる。ジャイロ100が出力する動き検出信号aの振幅はデジタル信号処理LSI300内のADC(ADコンバータ)301の分解能に対して小さいので、AMP202で増幅する。撮影者の手ぶれの周波数成分は高々20Hz程度なので、LPF203でノイズとなる高周波数成分を遮断する。ノイズが問題とならない場合は、LPF203を削除することができる。
動き検出信号aの直流ドリフトによる低周波数成分をHPF201で遮断してからAMP202に入力しないとAMP202の出力が飽和することがある。一方、LPF203の挿入位置は、どこでも構わない。
以上のアナログ信号処理が施された動き検出信号aは、動き検出信号bとして、デジタル信号処理LSI300内のADC301に送られる。
(2.2 動き検知手段−デジタル信号処理−)
デジタル信号処理LSI300に送られた動き検出信号bは、ADC301でデジタル化され、HPF302で低周波数成分を遮断された後、積分器303で積分される。
入力の周波数が低いほど積分器303のゲインは高くなるので、積分器303の出力が飽和しないように、HPF302で低周波数成分を遮断することで低周波数のゲインを制限し飽和を防ぐ。積分器303は、ジャイロ100が出力する角速度信号である動き検出信号a、bを角度信号に変換する。
以上のデジタル信号処理が施された動き検出信号bは、動き検知信号cとして、出力端子400に送られる。
(2.3 動き検知手段−信号波形−)
図2は、動き検知手段の各部の信号波形を示す波形図である。横軸は時間、縦軸は電圧である。上段は動き検出信号aの信号波形、中段は動き検出信号bの信号波形、下段は動き検知信号cの信号波形である。
時刻t1までの期間は、すべての信号に撮影者の手ぶれによる微小な振動が観測される。時刻t1から時刻t2までの期間は、撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行ったので、動き検出信号aが大きく変化している。動き検出信号bは、AMP202の出力が飽和したために飽和している。動き検知信号cも、積分器303の出力が飽和したために飽和している。時刻t2以降の期間は、撮影者の意図的な構図変更が終了したので、動き検出信号aには時刻t1までと同様に撮影者の手ぶれによる微小な振動が観測される。動き検出信号bには、時刻t1から時刻t2までの期間でAMP202の出力が飽和した影響によって破線Aに示す直流ドリフトを伴った状態で撮影者の手ぶれによる微小な振動が観測される。動き検知信号cは、時刻t1から時刻t2までの期間で積分器303の出力が飽和したことと、動き検出信号bが破線Aに示す直流ドリフトを伴っていることの影響によって相当の期間が経過しないと時刻t1までの期間と同じ状態に復帰しない。
図2に示すように、動き検出手段と動き検知手段のみで動き検出装置を構成すると、撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行ったときに、相当の期間が経過しないと動き検知信号cが構図変更を行う前と同じ状態に復帰しない。
ここで、例えばHPF201の遮断周波数を高周波数側に設定しておけば、動き検知信号cが飽和状態から構図変更を行う前と同じ状態に復帰するまでの期間を短縮できるが、HPFの周波数特性の影響で、手ぶれとして検出したい数Hz程度の信号に対して、振幅の減衰・位相の変化という悪影響が生じ、精度良く手ぶれを検知できなくなる。
動き検出装置を有する撮像装置は、動き検知信号cで検出された撮影者の手ぶれを打ち消す方向に、光学系内の手ぶれ補正レンズ(群)または撮像素子を駆動することによって撮影者の手ぶれを補正する。動き検出装置を有する交換レンズは、動き検知信号cで検出された撮影者の手ぶれを打ち消す方向に、光学系内の手ぶれ補正レンズ(群)を駆動することによって撮影者の手ぶれを補正する。動き検出装置を有するカメラシステムは、動き検出信号cで検出された撮影者の手ぶれを打ち消す方向に、交換レンズの光学系内の手ぶれ補正レンズ(群)またはカメラ本体の撮像素子を駆動することによって撮影者の手ぶれを補正する。したがって、撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行ったときに、撮影者に違和感を覚えさせることがある。
(3. 開始終了報知手段)
再び図1を用いて、開始終了報知手段の処理について説明する。アナログ信号処理LSI200に送られた動き検出信号aは、BPF(バンド・パス・フィルタ)205で低周波数成分と高周波数成分を遮断され、AMP206で増幅される。ここで、BPF205の換わりに微分器やHPFを使用することもできる。
撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行ったときの動き検出信号aの周波数成分は、撮影者の手ぶれの周波数成分よりも低いので、手ぶれの周波数成分である高周波数成分をBPF205で遮断する。
次に、図3を用いて、動き検出信号aの低周波数成分をBPF205で遮断する理由について説明する。図3は、開始終了報知手段の各部の信号波形を示す波形図である。横軸は時間、縦軸は電圧である。上段は動き検出信号aの信号波形、下段は報知信号d(図1参照)の信号波形である。図3では、撮影者の手ぶれによる微小な振動は図示していない。
時刻t1から時刻t2までの期間で撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行ったので、図2と同様に動き検出信号aが大きく変化している。報知信号dは、BPF205の低周波数成分遮断機能によって動き検出信号aの変化点近傍(時刻t1の直後と時刻t2の直前)でインパルス状に変化する。報知信号dのインパルス状の変化を用いて、手ぶれ以外の変化の開始と終了を検出する。
以上のアナログ信号処理が施された報知信号dは、デジタル信号処理LSI300内のADC305に送られる。
(4.1 制御手段−全般−)
再び図1を用いて、制御手段の処理について説明する。デジタル信号処理LSI300に送られた報知信号dは、ADC305でデジタル化され、報知信号eとして、制御回路306に送られる。
制御回路306は、報知信号eから手ぶれ以外の変化の開始と終了を検出する。報知信号eから手ぶれ以外の変化の開始と終了を検出するには、報知信号eが第一の閾値を下回ると手ぶれ以外の動きの開始を検出し、報知信号eが第二の閾値を上回ると手ぶれ以外の動きの終了を検出するようにすればよい。また、報知信号eが第一の閾値を下回ると手ぶれ以外の変化の開始を検出し、報知信号eが所定の範囲に所定の時間が経過するまで留まると手ぶれ以外の変化の終了を検出するようにしてもよい。
制御回路306は、手ぶれ以外の変化の開始を検出すると、LPF(1)307の出力を固定する。制御回路306は、手ぶれ以外の変化の終了を検出すると、LPF(1)307の出力を解放するとともに、LPF(1)307のカットオフ周波数を高周波数から低周波数に段階的に変更する。LPF(1)307は、例えばIIR型LPFであって、制御回路306は、フィルター演算係数を変更することでLPF(1)307のカットオフ周波数を変更することができる。なお、LPF(1)307は、制御回路306によってカットオフ周波数を変更することができればよいので、IIR型1次LPFに限定されるわけではない。
(4.2 制御手段−直流成分除去手段−)
動き検知手段は、ADC301とHPF302の間に直流成分除去手段を備える。HPF201にてアナログ信号レベルで直流成分の除去が行われているが、アナログ回路の温度特性によるDCレベルの変動や、動き検出手段であるジャイロセンサ100の出力ドリフトが発生するため、積分演算を行う直前で、直流成分を除去する必要がある。直流成分除去手段は、LPF(1)307とLPF(2)308と減算器309を備える。LPF(1)307は、ADC301によってデジタル化された動き検出信号bの高周波数成分を遮断する。減算器309は、ADC301によってデジタル化された動き検出信号bからLPF(1)307の出力を減算する。減算器309の出力には、直流成分が除去された、ADC301によってデジタル化された動き検出信号bが得られる。LPF(2)308の出力は、制御回路306によってモニターされる。
図4は、LPF(1)307とLPF(2)308の特性を示す図である。図4(a)は、入力信号の周波数に対する減衰特性を示す図である。LPF(1)307は、LPF(2)308よりも低い周波数から入力信号の減衰が始まる。すなわち、LPF(1)307のカットオフ周波数は、LPF(2)308のカットオフ周波数よりも低い。したがって、LPF(1)307は、撮影者の手ぶれの周波数帯域において、LPF(2)308よりも入力信号を大きく減衰させる。ただし、前記のように、LPF(1)307のカットオフ周波数は、変更することができる。
図4(b)は、ADC301によってデジタル化された動き検出信号bとLPF(1)307の出力信号とLPF(2)308の出力信号を示す波形図である。ADC301によってデジタル化された動き検出信号bは、LPF(1)307とLPF(2)308の入力信号である。
横軸は時間、縦軸は電圧である。時刻t0に本発明の実施例である動き検出装置の電源が投入された。時刻t1から時刻t2までの期間で撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行ったので、動き検出信号が大きく変化している。LPF(1)307の出力は、カットオフ周波数が低いので、電源投入後(時刻t0)、ゆっくりと立ち上がり、動き検出信号が大きく変化した後(時刻t1から時刻t2)もゆっくりと収束する。一方、LPF(2)308の出力は、カットオフ周波数が高いので、電源投入後(時刻t0)、すぐに立ち上がり、動き検出信号が大きく変化した後(時刻t1から時刻t2)もすぐに収束する。
その反面、LPF(1)307の出力は、撮影者の手ぶれの周波数成分をほとんど含まないが、LPF(2)308の出力は、撮影者の手ぶれの周波数成分を一部含む。そうすると、ADC301によってデジタル化された動き検出信号bからLPF(2)308の出力を減算することによって直流成分を除去すると撮影者の手ぶれの周波数成分の一部も一緒に減算することになってしまう。その結果、精度よく手ぶれを検知できなくなってしまう。
以上の関係を図4(c)にまとめる。図4(c)はカットオフ周波数と手ぶれ検知精度と収束時間の関係を示す図である。図4から、ADC301によってデジタル化された動き検出信号bからカットオフ周波数の高いLPF(2)308の出力を減算することによって直流成分を除去すると、収束時間は速いが精度よく手ぶれを検知できないという問題がある。一方、ADC301によってデジタル化された動き検出信号bからカットオフ周波数の低いLPF(1)307の出力を減算することによって直流成分を除去すると、精度よく手ぶれを検知することはできるが収束時間が遅いという問題がある。
本発明の実施例である動き検出装置は、ADC301によってデジタル化された動き検出信号bからカットオフ周波数の低いLPF(1)307の出力を減算することによって直流成分を除去する構成としながら、LPF(1)307のカットオフ周波数を変更することでこの問題を解決した。
(4.3 制御手段−カットオフ周波数制御フロー−)
図5は、LPF(1)307のカットオフ周波数制御フローを示す図である。図5(a)は、カットオフ周波数制御フローを示すフローチャートであり、図5(b)は、動き検出信号(上段)とLPF(1)307(中段)の出力波形及びLPF(1)307のカットオフ周波数(下段)を示す図である。
制御回路306は、電源投入時か否かを判断する(S501)。電源投入時であると判断すると(S501でYes)、LPF(1)307のカットオフ周波数(fc)を高周波数から低周波数に段階的に変更する(S505)。なお、S501におけるS505への分岐は、電源投入時のみならず、本発明の実施例である動き検出装置の起動時やリセット時に行なっても構わない。
制御回路306がLPF(1)307のカットオフ周波数(fc)を高周波数から低周波数に段階的に変更する(S505)制御について、図5(b)を用いて説明する。
時刻t00において、本発明の実施例である動き検出装置の電源が投入された。制御回路306は、時刻t00から時刻t01の期間において、LPF(1)307のカットオフ周波数(fc)を最も高いカットオフ周波数であるfc1とする。時刻t00から時刻t01の期間においては、LPF(1)307のカットオフ周波数(fc)が最も高いので、LPF(1)307の出力は、最も速く安定するものの撮影者の手ぶれの周波数成分を最も多く含む。
制御回路306は、時刻t01から時刻t02の期間において、LPF(1)307のカットオフ周波数(fc)を二番目に高いカットオフ周波数であるfc2とする。時刻t01から時刻t02の期間においては、LPF(1)307のカットオフ周波数(fc)が二番目に高いので、LPF(1)307の出力は、やや速く安定するものの撮影者の手ぶれの周波数成分をやや多く含む。
制御回路306は、時刻t02から時刻t03の期間において、LPF(1)307のカットオフ周波数(fc)を三番目に高いカットオフ周波数であるfc3とする。時刻t02から時刻t03の期間においては、LPF(1)307のカットオフ周波数(fc)が三番目に高いので、LPF(1)307の出力は、やや遅く安定するものの撮影者の手ぶれの周波数成分をあまり含まない。
制御回路306は、時刻t03以降の期間において、LPF(1)307のカットオフ周波数(fc)を最も低いカットオフ周波数であるfc4とする。時刻t03以降の期間においては、LPF(1)307のカットオフ周波数(fc)が最も低いので、LPF(1)307の出力は、最も遅く安定するものの撮影者の手ぶれの周波数成分をほとんど含まない。
以上に説明したように、本発明の実施例である動き検出装置は、ADC301によってデジタル化された動き検出信号bからカットオフ周波数の低いLPF(1)307の出力を減算することによって直流成分を除去する構成としながら、LPF(1)307のカットオフ周波数を高周波数から低周波数に段階的に変更するので、直流成分除去の精度と収束特性を両立できる。また、動き検出信号の直流成分を抽出する手段と直流成分の過去の履歴を保存するメモリも不要となるという効果を奏する。
なお、時刻t00から時刻t01の期間、時刻t01から時刻t02の期間、時刻t02から時刻t03の期間の長さは、それぞれの期間のLPF(1)307のカットオフ周波数fc1、fc2、fc3の時定数を基準に決定すればよい。通常、カットオフ周波数が高ければ時定数は短くなるので、(時刻t00から時刻t01の期間)<(時刻t01から時刻t02の期間)<(時刻t02から時刻t03の期間)となる。図5(b)では、それぞれの期間の長さを略同じに描いているが、図面作成上の都合であり、実際には上記の通りである。
制御回路306が電源投入時ではないと判断すると(S501でNo)、撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行ったか否かを判断する(S502)。具体的には、開始終了報知手段が出力する報知信号eから手ぶれ以外の変化の開始を検出する。制御回路306が、開始終了報知手段が出力する報知信号eから手ぶれ以外の変化の開始を検出すると(S502でYes)、LPF(1)307の出力をホールドする(S504)。撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行なっている期間は、撮影者の手ぶれを補正する必要がないからである。
制御回路306が、開始終了報知手段が出力する報知信号eから手ぶれ以外の変化の終了を検出すると、LPF(1)307のカットオフ周波数(fc)を高周波数から低周波数に段階的に変更する(S505)。この制御は、制御回路306が電源投入時であると判断した場合(S501でYes)と同じであるので、説明を省略する。
以上に説明したように、本発明の実施例である動き検出装置は、ADC301によってデジタル化された動き検出信号bからカットオフ周波数の低いLPF(1)307の出力を減算することによって直流成分を除去する構成としながら、撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行なっている期間はLPF(1)307の出力をホールドし、その後LPF(1)307のカットオフ周波数を高周波数から低周波数に段階的に変更するので、直流成分除去の精度と収束特性を両立できる。また、動き検出信号の直流成分を抽出する手段と直流成分の過去の履歴を保存するメモリも不要となるという効果を奏する。
本発明の実施例である動き検出装置は、電源投入時や起動時、リセット時にLPF(1)307のカットオフ周波数を高周波数から低周波数に段階的に変更するので、電源投入時や起動時、リセット時から撮影者の手ぶれを補正することができるようになるまでの時間が短い。また、撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行なっている期間はLPF(1)307の出力をホールドし、その後LPF(1)307のカットオフ周波数を高周波数から低周波数に段階的に変更するので、手ぶれ以外の変化の終了から撮影者の手ぶれを補正することができるようになるまでの時間が短い。
なお、撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行なっている期間はLPF(1)307の出力をホールドし、その後LPF(1)307のカットオフ周波数を高周波数から低周波数に段階的に変更するとしたが、動き検出装置を有する撮像装置においては、制御回路306が、開始終了報知手段が出力する報知信号eから手ぶれ以外の変化の終了を検出した後も光学系内の手ぶれ補正レンズ(群)または撮像素子を所定の期間だけ保持する、すなわち、撮影者の手ぶれを打ち消す方向に光学系内の手ぶれ補正レンズ(群)または撮像素子を駆動しないようにすることが望ましい。前記所定の期間は、LPF(1)307のカットオフ周波数が最も高い時刻t00から時刻t01の期間に等しいか、それよりも長くするとよい。LPF(1)307のカットオフ周波数が高い期間は、LPF(1)307の出力に撮影者の手ぶれの周波数成分を最も多く含むので、精度よく手ぶれを検知できないからである。動き検出装置を有する交換レンズ、カメラシステムにおいても同様である。
(5. その他の実施の形態)
以上に説明した実施の形態では、制御回路306が、開始終了報知手段が出力する報知信号eから手ぶれ以外の変化の開始と終了を検出した。ここでは、LPF(2)308とLPF(1)307の出力の差分から異常な変化の開始を検出する構成について説明する。なお、LPF(2)308とLPF(1)308の出力の差分から異常な変化の開始を検出する構成は、開始終了報知手段と併用してもよいし、それぞれを単独で用いても構わない。
図6は、LPF(2)308とLPF(1)307の出力の差分から異常な変化の開始を検出するフローを説明する図である。制御回路306は、LPF(2)308とLPF(1)307の出力の差分を監視する。LPF(2)308とLPF(1)307の出力の差分が所定値よりも小さければ(S601でNo)、LPF(1)307のカットオフ周波数を制御しない。すなわち、LPF(1)307のカットオフ周波数は現状のままである。
一方、LPF(2)308とLPF(1)307の出力の差分が所定値に等しいか、所定値よりも大きければ(S601でYes)、LPF(1)307のカットオフ周波数を高周波数に変更する(S602)。ここでは、LPF(1)307のカットオフ周波数を図5(b)に示す最も高いカットオフ周波数であるfc1に変更するのではなく、図5(b)に示すやや高いカットオフ周波数であるfc2に変更するのが望ましい。開始終了報知手段が出力する報知信号eから手ぶれ以外の変化の開始と終了を検出する場合と比べて、LPF(2)308とLPF(1)307の出力の差分から異常な変化の開始を検出する構成では、所定値の設定にも依存するが、それほど大きくはない異常な変化の開始が検出されるからである。そのような場合に、LPF(1)307のカットオフ周波数を図5(b)に示す最も高いカットオフ周波数であるfc1に変更すると、かえって撮影者の手ぶれを補正することができるまでの時間が長くかかってしまう場合がある。
制御回路306は、LPF(1)307のカットオフ周波数を高周波数に変更(S602)した後、LPF(1)307のカットオフ周波数を所定時間毎に低周波数に変更する(S603)。ここでは、開始終了報知手段が出力する報知信号eから手ぶれ以外の変化の開始と終了を検出する場合と同様に、やや高いカットオフ周波数であるfc2から最も低いカットオフ周波数であるfc4まで段階的にカットオフ周波数を変更する。
以上に説明したように、本発明のその他の実施例である動き検出装置は、ADC301によってデジタル化された動き検出信号bからカットオフ周波数の低いLPF(1)307の出力を減算することによって直流成分を除去する構成としながら、LPF(2)308とLPF(1)307の出力の差分から異常な変化の開始を検出すると、LPF(1)307のカットオフ周波数を高周波数から低周波数に段階的に変更するので、直流成分除去の精度と収束特性を両立できる。
(6.その他)
(6.1 撮像装置)
本発明の動き検出装置を有する撮像装置では、動き検知信号で検出された撮影者の手ぶれを打ち消す方向に、光学系内の手ぶれ補正レンズ(群)または撮像素子を駆動することによって撮影者の手ぶれを補正する。
図7は、本発明の実施例であるデジタルスチルカメラのブロック図である。光学系501は、被写体の像をCCD502上に結像する。光学系501は、複数のレンズ群で構成されており、手ぶれ補正レンズ501aを含む。手ぶれ補正レンズ501aは、光学系501内で光軸501bと垂直な平面内を移動することによって、手ぶれによる撮像装置の動きを打ち消す働きを担う。
CCD502は、結像した被写体の画像信号を出力する。AFE(Analog Front End)503は、アナログ信号であるCCD502の出力する画像信号をデジタル信号である画像データに変換して、バス504を経由してSDRAM505に格納する。
信号処理LSI506は、CPU506a、信号処理部506b、本発明の動き検出手段であるジャイロ100以外の本発明の動き検出装置を含む動き検出部506cで構成されている。CPU506aは、デジタルスチルカメラ全体の制御を行う。信号処理部506bは、AFE503によってSDRAM505に格納された画像データを、LCD507での表示に適した表示データに変換してLCD507に出力する。シャッタ釦508の半押しによって合焦動作が開始され、全押しによって撮影が行われる。信号処理部506bは、SDRAM505に格納された画像データが、シャッタ釦508の全押しによって撮影された画像データであるときは、記録データに変換してメモリカード509に記録する。メモリカード509に記録された記録データは、信号処理部506bによって表示データに変換されてLCD507に表示される。
ジャイロ100から出力された動き検出信号は、信号処理LSI506内の動き検出部506cに送られる。動き検出部506cは、撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行ったときは所定の値に固定された動き検知信号をCPU506aに送る。CPU506aは、デジタルスチルカメラの動きを打ち消す方向に手ぶれ補正レンズ501aを動かすようレンズ駆動回路510に制御信号を送る。なお、手ぶれ補正レンズ501aを動かす代わりに、CCD502を動かすことによって、撮影者の手ぶれを補正してもよい。
(6.2 交換レンズ)
本発明の動き検出装置を有する交換レンズでは、動き検知信号で検出された撮影者の手ぶれを打ち消す方向に、光学系内の手ぶれ補正レンズ(群)を駆動することによって撮影者の手ぶれを補正する。
図8は、本発明の実施例である交換レンズの概略図である。交換レンズ600は、対物レンズ601、ズームレンズ602、絞り603、手ぶれ補正レンズ501a、フォーカスレンズ604を含む。信号処理LSI506は、本発明の動き検出手段であるジャイロ100以外の本発明の動き検出装置を含む動き検出部(図示せず)を有する。本発明の実施例である交換レンズの動作は、「6.1 撮像装置」の動作と同様であるので、説明を省略する。
(6.3 カメラシステム)
本発明のカメラシステムは、動き検出信号で検出された撮影者の手ぶれを打ち消す方向に、交換レンズの光学系内の手ぶれ補正レンズ(群)またはカメラ本体の撮像素子を駆動することによって撮影者の手ぶれを補正する。
図9は、本発明の実施例であるカメラシステムの概略図である。本発明の実施例であるカメラシステムは、交換レンズ600とカメラ本体700から構成される。
交換レンズ600は、対物レンズ601、ズームレンズ602、絞り603、手ぶれ補正レンズ501a、フォーカスレンズ604を含む。通信手段(1)605は、ジャイロ100から出力された動き検出信号をカメラ本体700に送るとともに、カメラ本体700から出力された制御信号をレンズ駆動回路510に送る。
カメラ本体700は、通信手段(2)701、信号処理LSI702、CCD502を含む。その他の撮影に必要となる構成要素については、説明を省略する。通信手段(2)701は、交換レンズ600から出力された動き検出信号を信号処理LSI702に送るとともに、信号処理LSI702から出力された制御信号を交換レンズ600に送る。信号処理LSI702は、通信手段(2)701を経由して交換レンズ600から送られた動き検出信号を取得する動き取得部(図示せず)と本発明の動き検出手段であるジャイロ100以外の本発明の動き検出装置を含む動き検出部(図示せず)を有する。本発明の実施例であるカメラシステムの動作は、通信手段(1)605、通信手段(2)701を経由する以外は「6.1 撮像装置」の動作と同様であるので、説明を省略する。なお、手ぶれ補正レンズ501aを動かす代わりに、CCD502を動かすことによって、撮影者の手ぶれを補正してもよい。
本発明によれば、動き検知信号の直流成分除去の精度と収束特性を両立できるので、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、カメラ機能付き携帯電話などの撮像装置、交換レンズ式カメラシステムのカメラシステム、交換レンズ、カメラ本体に適用して有用である。
本発明の実施例である動き検出装置の構成を示すブロック図 動き検知手段の各部の信号波形を示す波形図 開始終了報知手段の各部の信号波形を示す波形図 LPF(1)307とLPF(2)308の特性を示す図 LPF(1)307のカットオフ周波数制御フローを示す図 LPF(2)308とLPF(1)307の出力の差分から異常な変化の開始を検出するフローを説明する図 本発明の実施例であるデジタルスチルカメラのブロック図 本発明の実施例である交換レンズの概略図 本発明の実施例であるカメラシステムの概略図
100 ジャイロ
200 アナログ信号処理LSI
201 HPF
202 AMP
203 LPF
205 BPF
206 AMP
300 デジタル信号処理LSI
301 ADC
302 HPF
303 積分器
305 ADC
306 制御回路
307 LPF(1)
308 LPF(2)

Claims (9)

  1. 自身の動きに応じた振幅及び周波数を有する検出信号を出力する動き検出手段と、
    前記検出信号の高周波数成分を除去するロー・パス・フィルターと、
    前記検出信号から前記ロー・パス・フィルターの出力を減算する減算器と、
    前記検出信号に基づいて手ぶれ以外の動きの開始及び終了を示す報知信号を生成する報知信号生成部と、
    前記報知信号に基づいて、
    前記手ぶれ以外の動きの開始から終了までの期間は、前記ロー・パス・フィルターの出力を固定し、
    前記手ぶれ以外の動きの終了以降は、前記ロー・パス・フィルターの出力を解放するとともに、前記ロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を高周波数から低周波数へ段階的に変更する制御部と、
    を備えることを特徴とする動き検出装置。
  2. 自身の動きに応じた振幅及び周波数を有する検出信号を出力する動き検出手段と、
    前記検出信号の高周波数成分を除去する第1のロー・パス・フィルターと、
    前記検出信号の高周波数成分を除去する第2のロー・パス・フィルターと、
    前記検出信号から前記第1のロー・パス・フィルターの出力を減算する減算器と、
    前記第2のロー・パス・フィルターの出力と前記第1のロー・パス・フィルターの出力の差分が所定値よりも大きくなると、前記第1のロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を高周波数から低周波数へ段階的に変更する制御部と、
    を備えることを特徴とする動き検出装置。
  3. 自身の動きに応じた振幅及び周波数を有する検出信号を出力する動き検出手段と、
    前記検出信号の高周波数成分を除去するロー・パス・フィルターと、
    前記検出信号から前記ロー・パス・フィルターの出力を減算する減算器と、
    自身の電源投入時及び/または初期化時に、
    前記ロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を高周波数から低周波数へ段階的に変更する制御部と、
    を備えることを特徴とする動き検出装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の動き検出装置、
    を有する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の動き検出装置、
    を有する、
    ことを特徴とする交換レンズ。
  6. 自身の動きに応じた振幅及び周波数を有する検出信号を出力する動き検出手段と、
    第一の通信手段と、
    を有する交換レンズと、
    前記第一の通信手段と接続される第二の通信手段と、
    前記第二の通信手段と前記第一の通信手段を経由して前記検出信号を取得する動き取得手段と、
    前記動き取得手段が取得した前記検出信号の高周波数成分を除去するロー・パス・フィルターと、
    前記動き取得手段が取得した前記検出信号から前記ロー・パス・フィルターの出力を減算する減算器と、
    前記動き取得手段が取得した前記検出信号に基づいて手ぶれ以外の変化の開始と終了を報知する報知信号を生成する開始終了報知手段と、
    前記報知信号に基づいて、
    前記手ぶれ以外の動きの開始から終了までの期間は、前記ロー・パス・フィルターの出力を所定の値に固定し、
    前記手ぶれ以外の動きの終了以降は、前記ロー・パス・フィルターの出力を解放するとともに、前記ロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を高周波数から低周波数へ段階的に変更する制御部と、
    を有するカメラ本体と、
    より構成されるカメラシステム。
  7. 自身の動きに応じた振幅及び周波数を有する検出信号を出力する動き検出手段と、
    第一の通信手段と、
    を有する交換レンズと、
    前記第一の通信手段と接続される第二の通信手段と、
    前記第二の通信手段と前記第一の通信手段を経由して前記検出信号を取得する動き取得手段と、
    前記動き取得手段が取得した前記検出信号の高周波数成分を除去する第1のロー・パス・フィルターと、
    前記動き取得手段が取得した前記検出信号の高周波数成分を除去する第2のロー・パス・フィルターと、
    前記動き取得手段が取得した前記検出信号から前記第1のロー・パス・フィルターの出力を減算する減算器と、
    前記第2のロー・パス・フィルターの出力と前記第1のロー・パス・フィルターの出力の差分が所定値よりも大きくなると、前記第1のロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を高周波数から低周波数へ段階的に変更する制御部と、
    を有するカメラ本体と、
    より構成されるカメラシステム。
  8. 自身の動きに応じた振幅及び周波数を有する検出信号を出力する動き検出手段と、
    第一の通信手段と、
    を有する交換レンズと、
    前記第一の通信手段と接続される第二の通信手段と、
    前記第二の通信手段と前記第一の通信手段を経由して前記検出信号を取得する動き取得手段と、
    前記動き取得手段が取得した前記検出信号の高周波数成分を除去するロー・パス・フィルターと、
    前記動き取得手段が取得した前記検出信号から前記ロー・パス・フィルターの出力を減算する減算器と、
    自身の電源投入時及び/または初期化時に、
    前記ロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を高周波数から低周波数へ段階的に変更する制御部と、
    を有するカメラ本体と、
    より構成されるカメラシステム。
  9. 請求項6から請求項8のいずれかに記載のカメラシステムに使用可能なカメラ本体。
JP2009036170A 2009-02-19 2009-02-19 動き検出装置とこれを有する撮像装置、交換レンズ、カメラシステム、カメラ本体 Pending JP2010191236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009036170A JP2010191236A (ja) 2009-02-19 2009-02-19 動き検出装置とこれを有する撮像装置、交換レンズ、カメラシステム、カメラ本体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009036170A JP2010191236A (ja) 2009-02-19 2009-02-19 動き検出装置とこれを有する撮像装置、交換レンズ、カメラシステム、カメラ本体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010191236A true JP2010191236A (ja) 2010-09-02

Family

ID=42817328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009036170A Pending JP2010191236A (ja) 2009-02-19 2009-02-19 動き検出装置とこれを有する撮像装置、交換レンズ、カメラシステム、カメラ本体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010191236A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8923691B2 (en) 2012-01-30 2014-12-30 Panasonic Corporation Shake correcting device and imaging apparatus having shake correcting device
JP2015031779A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 キヤノン株式会社 像振れ補正装置およびその制御方法、レンズ鏡筒、光学機器、並びに撮像装置
JP2015125329A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 キヤノン株式会社 振れ補正装置、それを有する撮像装置、振れ補正方法、およびプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8923691B2 (en) 2012-01-30 2014-12-30 Panasonic Corporation Shake correcting device and imaging apparatus having shake correcting device
JP2015031779A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 キヤノン株式会社 像振れ補正装置およびその制御方法、レンズ鏡筒、光学機器、並びに撮像装置
JP2015125329A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 キヤノン株式会社 振れ補正装置、それを有する撮像装置、振れ補正方法、およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6150655B2 (ja) 像振れ補正装置およびその制御方法、レンズ鏡筒、光学機器、並びに撮像装置
US9626743B2 (en) Image stabilization apparatus, method of controlling the same, image capturing apparatus, lens apparatus, and storage medium
WO2009131054A1 (ja) 振動補正制御回路およびそれを搭載する撮像装置
JP2008310313A (ja) 動き検出装置、動き検出装置を備えた撮像装置、交換レンズおよびカメラシステム
JP4969509B2 (ja) 振動補正制御回路およびそれを搭載する撮像装置
US8451337B2 (en) Image stabilization control circuit
JP2007324929A (ja) 手振れ補正装置
JP2012058545A (ja) 撮像装置
JP2013178503A (ja) パンニング判定装置と、パンニング判定装置を備えたブレ補正装置と、ブレ補正装置またはパンニング判定装置を備えた撮像装置
JP2015105975A (ja) 像振れ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2010191236A (ja) 動き検出装置とこれを有する撮像装置、交換レンズ、カメラシステム、カメラ本体
JP4753065B2 (ja) 像振れ補正装置
JP4842991B2 (ja) 振動補正制御回路およびそれを搭載する撮像装置
JP2010273335A (ja) ぶれ補正装置とそれを備えた撮像装置
JP2010258494A (ja) 防振制御回路
JP2006215393A (ja) 像振れ補正装置
JP6165052B2 (ja) 振れ補正装置、それを有する撮像装置、振れ補正方法、およびプログラム
JP2012189924A (ja) 動き検出装置とこれを有する撮像装置、カメラシステム、カメラ本体及び交換レンズ
JP2011013555A (ja) ブレ補正装置及び光学機器
JP5123606B2 (ja) 防振制御回路
KR20040037605A (ko) 화상보정이 가능한 촬영장치 및 그의 제어방법
JP2015118147A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP6178573B2 (ja) 像ブレ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2009042544A (ja) 防振制御回路
JP2009265446A (ja) 振動補正制御回路およびそれを搭載する撮像装置