JP2010185434A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】排気通路に設けられた選択還元型NOx触媒でのアンモニアスリップをより適切に抑制する。
【解決手段】本発明の内燃機関の排気浄化装置1は、排気通路14のうちの、途中で分岐されて形成された2つの分岐排気通路14Bの一方に位置付けられた、アンモニア存在下でNOx浄化能を発揮する第1選択還元型NOx触媒32と、2つの分岐排気通路14Bの他方に位置付けられた、同様にNOx浄化能を発揮する第2選択還元型NOx触媒34と、これらNOx触媒32、34に対してアンモニアを供給するアンモニア供給手段と、これらNOx触媒32、34への排気ガス流入量を調節する排気ガス流入量調節手段とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の内燃機関の排気浄化装置1は、排気通路14のうちの、途中で分岐されて形成された2つの分岐排気通路14Bの一方に位置付けられた、アンモニア存在下でNOx浄化能を発揮する第1選択還元型NOx触媒32と、2つの分岐排気通路14Bの他方に位置付けられた、同様にNOx浄化能を発揮する第2選択還元型NOx触媒34と、これらNOx触媒32、34に対してアンモニアを供給するアンモニア供給手段と、これらNOx触媒32、34への排気ガス流入量を調節する排気ガス流入量調節手段とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、アンモニア存在下でNOx浄化能を発揮する選択還元型NOx触媒を、排気系に備える、内燃機関の排気浄化装置に関する。
一般に、ディーゼル機関等の内燃機関の排気系に配置される排気浄化装置として、排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を浄化するためのNOx触媒を含む排気浄化装置が知られている。このNOx触媒としては様々なタイプのものが知られているが、その中で、還元剤の添加によりNOxを還元除去する選択還元型NOx触媒(SCR: Selective Catalytic Reduction)(以下、SCR触媒)が公知である。還元剤としては尿素が知られており、通常は尿素水(尿素水溶液)が触媒上流側の排気ガス中に噴射供給される。排気ガスや触媒からの受熱により尿素水からアンモニアが発生され、これにより、還元剤としてのアンモニアがSCR触媒に実質的に供給される。そして、このアンモニアによりSCR触媒上でNOxが還元される。
このようなSCR触媒を備えた排気浄化装置では、例えば、当該SCR触媒上流側に、排気ガス中の粒子状物質(PM)を捕集するためにパティキュレートフィルタが配設される。捕集したPMがパティキュレートフィルタ内に堆積するような場合、それによってこのパティキュレートフィルタでの排気抵抗が増大するので、例えば、PM堆積量に応じてパティキュレートフィルタは昇温されて強制再生される。これに伴い、パティキュレートフィルタを通過した高温の排気ガスがSCR触媒に導入される。
他方、SCR触媒には還元剤としてのアンモニアが吸着されるが、SCR触媒に吸着可能なアンモニア量はSCR触媒の温度によって異なる。具体的には、SCR触媒で吸着可能なアンモニア量は、SCR触媒の温度が高温になるほど少なくなるという傾向にある。それ故、SCR触媒に高温の排気ガスが導入されて、SCR触媒が高温になるほど、SCR触媒に添加供給されたアンモニアのうちの、余剰のアンモニアが、SCR触媒を通過し易くなり、いわゆるアンモニアスリップが生じ易い。
これに対して、パティキュレートフィルタの上記のような強制再生時にSCR触媒でのアンモニアスリップを抑制するように創案された排気浄化装置が、特許文献1で提案されている。特許文献1の排気浄化装置では、SCR触媒にアンモニアの供給を行っているときに、昇温することによるパティキュレートフィルタの強制再生を開始する場合には、SCR触媒へのアンモニア供給が中止されるようにアンモニア供給手段は制御される。
ところで、SCR触媒へ導入される排気ガスの温度は、機関運転状態に応じても変化する。例えば、車両に搭載された内燃機関では、加速時において、定常走行時に比べて、排気ガスの温度が上昇する。しかし、このような定常走行から加速への移行は、運転者の意思に基づくので不規則に生じ、短時間に生じることが多い。それ故、上記特許文献1に記載の如き制御では、このような場合には適切にアンモニアスリップを抑制することができない。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みて創案されたものであり、その目的は、排気通路に設けられたSCR触媒でのアンモニアスリップをより適切に抑制することにある。
かかる目的を達成するため、本発明は、排気通路のうちの、途中で分岐されて形成された2つの分岐排気通路の一方に位置付けられた、アンモニア存在下でNOx浄化能を発揮する第1選択還元型NOx触媒と、2つの分岐排気通路の他方に位置付けられた、アンモニア存在下でNOx浄化能を発揮する第2選択還元型NOx触媒と、第1選択還元型NOx触媒および第2選択還元型NOx触媒に対してアンモニアを供給するアンモニア供給手段と、第1選択還元型NOx触媒への排気ガス流入量および第2選択還元型NOx触媒への排気ガス流入量を調節する排気ガス流入量調節手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置を提供する。
排気ガス流入量調節手段は、排気ガスの温度が所定温度よりも高いとき、第2選択還元型NOx触媒への排気ガス流入量を、第1選択還元型NOx触媒への排気ガス流入量よりも多くし、排気ガスの温度が所定温度以下のとき、第2選択還元型NOx触媒への排気ガス流入量を、第1選択還元型NOx触媒への排気ガス流入量よりも少なくするとよい。
アンモニア供給手段は、排気ガスの温度が所定温度よりも高いとき、排気ガスの温度が該所定温度よりも高いときの第2選択還元型NOx触媒のアンモニア最大吸着量に応じた量のアンモニアを供給するとよい。また、アンモニア供給手段は、排気ガスの温度が所定温度以下のとき、排気ガスの温度が該所定温度以下のときの第1選択還元型NOx触媒のアンモニア最大吸着量に応じた量のアンモニアを供給するとよい。
好ましくは、アンモニア供給手段は、排気ガスの温度が所定温度以下のとき、第1選択還元型NOx触媒のアンモニア吸着量が第1目標吸着量になるようにアンモニアを供給し、排気ガスの温度が所定温度よりも高いとき、第2選択還元型NOx触媒のアンモニア吸着量が、第1目標吸着量よりも少ない第2目標吸着量になるようにアンモニアを供給する。
以下に、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置(以下、排気浄化装置)を、実施形態に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る実施形態の排気浄化装置1が適用された内燃機関10の概略的なシステム図である。内燃機関10は、自動車に搭載された圧縮着火式内燃機関すなわちディーゼル機関であり、図1では、機関本体10´から延出した、その排気系の一部が誇張して表されている(吸気系および機関内部機構等は省略されている)。内燃機関10の排気管(排気マニホールドを含み得る。)12によって区画形成された排気通路14は、途中で分岐されて形成された2つの分岐排気通路を含んでいる。2つの分岐排気通路は、さらに下流側で合流する。ここでは、2つの分岐排気通路に分かれる分岐部Bから上流側の排気通路を上流側排気通路14Uと称し、2つの分岐排気通路の一方を第1分岐排気通路14B1(図1中上側に位置)と称し、その他方を第2分岐排気通路14B2と称し、さらに、2つの分岐排気通路14Bが合流する合流部Mから下流側の排気通路を下流側排気通路14Dと称する。
上流側排気通路14Uには、第1触媒コンバータ16と、第2触媒コンバータ18とが設けられている。排気通路14が分岐部Bで分岐することで形成された2つの分岐排気通路14Bの一方には第3触媒コンバータ20が、その他方には第4触媒コンバータ22が設けられている。そして、下流側排気通路14Dには、第5触媒コンバータ24が設けられている。つまり、第3触媒コンバータ20および第4触媒コンバータ22が並列に設けられている点を除いて、これら第1から第5の触媒コンバータ16、18、20、22、24は排気通路14に上流側から順に直列に配置されている。
第1触媒コンバータ16内には、排気ガス中の未燃成分(特にHC)を酸化して浄化する酸化触媒28が配置されている。また、第2触媒コンバータ18内には、排気ガス中の粒子状物質(PM)を捕集して燃焼除去するDPR(Diesel Particulate Reduction)触媒30が配置されている。また、第3触媒コンバータ20内および第4触媒コンバータ22内には、それぞれ、排気ガス中のNOxを還元して浄化するNOx浄化能を有する触媒としてのSCR触媒32、34が配置されている。さらに、第5触媒コンバータ24内には、SCR触媒32、34を通過したアンモニアを処理するための酸化触媒36が配置されている。なお、SCR触媒32、34の両者の区別を容易にするべく、第3触媒コンバータ20のSCR触媒32を第1SCR触媒と称し、第4触媒コンバータ22のSCR触媒34を第2SCR触媒と称する。なお、本実施形態では、1つの触媒コンバータ内に、1つの触媒(フィルタを含む。)を配置したが、2つ以上の複数の触媒が同一の触媒コンバータ内に配置されてもよい。しかし、複数の触媒の相対的な位置関係が、本実施形態での複数の触媒の相対的な位置関係と同じあるいは同様であるとよい。
そして、第1、第2SCR触媒32、34とDPR触媒30との間、ここでは特にDPR触媒30下流側かつ分岐部B上流側の間に、第1、第2SCR触媒32、34にアンモニアを添加供給可能にするべく、還元剤としての尿素を選択的に添加するための尿素添加弁40が設けられている。尿素は尿素水の形で使用される。尿素添加弁40には、これに尿素水を供給するために、尿素水供給管42によって区画形成された尿素水供給通路44を介して、尿素水を貯留する尿素水タンク46が接続される。そして、尿素水タンク46から尿素水を尿素添加弁40に向けて圧送するべくポンプ48が設けられている。ただし、還元剤としての尿素水の尿素濃度は、寒冷地等でのその凍結を抑制するために、32.5重量%であるとよい。
なお、ここでは、尿素添加弁40、尿素水供給通路44、尿素水タンク46、ポンプ48を含んで尿素供給装置50が構成されている。ただし、尿素供給装置は、第1SCR触媒32に対する尿素添加弁と、第2SCR触媒34に対する尿素添加弁との2つの弁を備えることもできる。この場合、各尿素添加弁は、対応するSCR触媒が配置された分岐排気通路であって対応するSCR触媒上流側の排気通路に臨んで設けられるとよい。
ここでは尿素添加弁40から添加された尿素水は、排気通路14に設けられた分散板52を介して、第1SCR触媒32や第2SCR触媒34に添加供給される。分散板52は、添加尿素水を適切に満遍なく排気ガスに分散させるべく設けられる。なお、分散板52は設けられなくてもよい。また、分散板は、上記の如く尿素添加弁が対応するSCR触媒毎に設けられる場合、対応する尿素添加弁下流側の、第3触媒コンバータ20の入口部あるいはその近傍や、第4触媒コンバータ22の入口部あるいはその近傍にそれぞれ設けられるとよい。
選択還元型NOx触媒すなわちSCR触媒32、34は、ここでは、同じ構成を有する。本実施形態では、第1、第2SCR触媒32、34は、Si、O、Alを主成分とすると共にFeイオンを含むゼオライトから構成されている。第1、第2SCR触媒32、34は、その触媒温度が活性温度域(NOx浄化温度域)にあり、かつ、尿素供給装置50から尿素が添加されているときに(添加尿素(尿素水)の化学反応により生成するアンモニアの存在下で)NOxを還元浄化する。上記の如く尿素は尿素水として供給され、排気通路14の熱で加水分解および熱分解される(CO(NH2)2→NH3+HOCN、HOCN+H2O→NH3+CO2)。この結果、アンモニアが生成される。すなわち、尿素(尿素水)が第1、第2SCR触媒32、34に向けて添加供給されると、第1、第2SCR触媒32、34上にアンモニアが供給される。このアンモニアが第1、第2SCR触媒32、34上でNOxと反応して、NOxが還元される。なお、第1、第2SCR触媒32、34としては、アルミナからなる基材の表面にバナジウム触媒(V2O5)を担持させたもの等が他に使用され得、本発明は種々のSCR触媒を許容する。なお、第1SCR触媒32と、第2SCR触媒34とは、異なる構成を備えてもよい。
ディーゼルパティキュレートフィルタ(Diesel Particulate Filter;DPF)の一種であるDPR触媒30は、フィルタ構造体であると共にその表面に貴金属を担持するものである。つまり、DPR触媒30は、フィルタで捕集した粒子状物質(PM)を、貴金属の触媒作用を利用して連続的に酸化(燃焼)させる連続再生式の触媒である。
酸化触媒28と、酸化触媒36とはここでは同じ構成を有する。それら酸化触媒28、36は、ハニカム構造体に白金(Pt)等の貴金属を担持させたものである。なお、酸化触媒28と、酸化触媒36とは、このような構成とは異なる構成を備えてもよく、また、それぞれ異なる構成を備えてもよい。酸化触媒36は、上記したように、SCR触媒32、34を漏れでたアンモニアを酸化して浄化処理するために設けられる。
ここでは排気通路14には、上流側から順に、酸化触媒28、DPR触媒30およびSCR触媒32、34、酸化触媒36が配列されているが、これらの配列順序はこれに限られない。しかし、SCR触媒32、34は、並列に設けられ、酸化触媒36はSCR触媒32、34下流側に配置されるとよい。また、DPFとしてDPR触媒30が設けられることに限られず、他のタイプのDPFが使用可能である。具体的には、DPFは、フィルタ構造体としてのみ構成され、内燃機関の連続作動時間が所定時間を越えた時期あるいはDPF前後の差圧が所定値以上になった時期に、例えば燃料噴射時期を遅らせて後燃えを生じさせることで、捕集した粒子状物質が酸化燃焼されて再生が図られるフィルタであってもよい。ただし、このようなDPFの所定時期での再生は、DPR触媒30に対しても適用され得る。
本実施形態では、分岐部Bと第1SCR触媒32との間に第1弁60が配置され、分岐部Bと第2SCR触媒34との間に第2弁62が配置されている。第1弁60および第2弁62はそれぞれ対応するアクチュエータ64、66と組み合わされている。ただし、第1弁60および第2弁62は組み合わされて単一の弁とされてもよい。この場合、単一の弁は分岐部Bに設けられ得る。この単一の弁は三方弁であり得る。なお、第5触媒コンバータ24下流側の排気通路には、マフラー(消音器)68が設けられている。
尿素供給装置50を備えた内燃機関10全体の制御を司る制御手段としての電子制御ユニット(ECU)70が設けられる。ECU70は、CPU、ROM、RAM、入出力ポート、および記憶装置等を含むものである。ECU70は、各種センサ類を用いて得られた検出値等に基づいて、所望の内燃機関制御が実行されるように、不図示の燃料噴射弁等を制御する。またECU70は、尿素水添加量や尿素水添加時期を制御すべく、添加弁40、ポンプ48を制御する。さらに、ECU70は、第1SCR触媒32への排気ガス流入量および第2SCR触媒34への排気ガス流入量を調節するように、第1弁60および第2弁62の開度を制御する。
ECU70に接続されるセンサ類には、内燃機関10の機関回転速度を検出するための回転速度センサ72や、機関負荷を検出するための負荷センサ74の他、排気ガスの温度を検出するための排気温センサ76、78や、排気ガス中のNOx濃度を検出することを可能にするNOxセンサ80、82、84が含まれる。回転速度センサ72は、内燃機関10のクランク角を検出するためのクランク角センサであり得る。負荷センサ74は、吸気圧センサ、エアフローメーター、アクセル開度センサであり得る。排気温センサ(以下、第1排気温センサ)76は、分岐部B上流側の排気通路、ここでは、特にDPR触媒30下流側かつ分岐部B上流側の排気通路に設けられるが、他の箇所に設けられてもよい。また、排気温センサ(以下、第2排気温センサ)78は、合流部M下流側の排気通路、ここでは特に酸化触媒36下流側の排気通路に設けられるが、他の箇所に設けられてもよい。また、NOxセンサ(以下、第1NOxセンサ)80は、分岐部B上流側の排気通路、ここでは特にDPR触媒30下流側かつ分岐部B上流側の排気通路に設けられるが、他の箇所に設けられてもよい。また、NOxセンサ(以下、第2NOxセンサ)82は、第1分岐排気通路14B1のうちの酸化触媒32下流側の排気通路に設けられるが、他の箇所に設けられてもよい。さらに、NOxセンサ(以下、第3NOxセンサ)84は、酸化触媒36下流側の排気通路に設けられているが、他の箇所に設けられてもよい。なお、ここでのNOxセンサ、特に第3NOxセンサ84は、NOxのみならず、アンモニアにも反応するように構成されている。
なお、ここでは、SCR触媒32、34に対してアンモニアを供給するアンモニア供給手段は、尿素水供給装置50、特にその制御手段としてのECU70の一部を含んで構成される。第1SCR触媒32および第2SCR触媒のそれぞれへの排気ガス流入量を調節する排気ガス流入量調節手段は、第1弁60、第2弁62と、アクチュエータ64、66と、ECU70の一部とを含んで構成される。また、排気ガスの温度が所定温度よりも高いか否かを判定する排気温判定手段は、排気温センサ76、78と、ECU70の一部とを含んで構成される。
このような構成を備える内燃機関での尿素水添加供給制御および排気ガス分配制御に関して、以下に説明する。
尿素水添加供給制御における尿素水添加の実行・停止は、SCR触媒の温度、ここでは排気ガスの温度に基づいて推定される第1SCR触媒32の温度に応じて制御される。具体的には、第1SCR触媒32の温度が所定温度域の温度、ここでは第1所定温度よりも高い温度域の温度であるとき、尿素水添加が実行され、第1SCR触媒32の温度がその所定温度域の温度でないとき、尿素水添加が停止される。また、尿素水添加が実行されるとき、その添加量は、排気ガスの温度が高いとき(ここでは第2所定温度よりも高いとき)は、排気ガスの温度が相対的に低いとき(ここでは第2所定温度以下のとき)に比べて、少なくなるように調節される。なお、排気ガスの温度は、両SCR触媒32、34、特に第1SCR触媒32の温度と実質的に対応関係にあるとみなすことができる。
排気ガス分配制御は、第1弁60の開度および第2弁62の開度を調節することによって行われる。これら弁60、62の開度は、排気ガスの温度に応じて調節制御される。具体的には、排気ガスの温度が低いとき(ここでは第2所定温度以下のとき)、第1弁60が開かれ、第2弁62が閉じられる。これに対して、排気ガスの温度が相対的に高いとき(ここでは第2所定温度よりも高いとき)、第1弁60が閉じられ、第2弁62が開かれる。
このような尿素水添加供給制御および排気ガス分配制御は、SCR触媒の特性を考慮したものである。図2は、SCR触媒の温度と、SCR触媒へのアンモニア最大吸着量との関係を示す概念的なグラフである。SCR触媒の温度が高くなるほど、そのSCR触媒でのアンモニア吸着量は減少する。図2に示す例では、SCR触媒の温度が200℃のとき吸着可能な量のアンモニアを、SCR触媒の温度が300℃のときにも同様にSCR触媒に添加すると、アンモニア供給量はアンモニア最大吸着量を超える。それ故、SCR触媒の温度に基づいて、SCR触媒へのアンモニア供給量を調節することが必要とされる。なお、ここでは、制御応答性および容易性を考慮して、SCR触媒の温度そのものではなく、このSCR触媒の温度と実質的に対応関係にある排気ガスの温度に基づいてアンモニア添加供給量の制御が行われる。
しかし、単にSCR触媒へのアンモニア供給量を調節するだけでは、排気ガスの急激な温度上昇への対応に限界がある。例えば、SCR触媒が200℃にあるようなときにアンモニアを、その最大吸着量に近い量、添加している場合を想定する。このような場合に、運転者がアクセルペダルを急に踏み込むと、排気ガスの温度の急激な上昇が生じる。この段階で、アンモニア添加が抑制されても、それまでにSCR触媒に吸着されているアンモニアの存在により、SCR触媒ではアンモニアスリップが生じることになる。このようなアンモニアスリップを抑制するように、本実施形態では、2つのSCR触媒を並列に配置し、排気ガスの温度とSCR触媒の温度との対応関係を考慮して、それらSCR触媒へのアンモニア添加供給量およびそれらSCR触媒への排気ガス流入量を制御する。
以下に、本実施形態での尿素水添加供給制御および排気ガス分配制御に関して、図3のフローチャートに基づいて説明する。ただし、図3のフローは、所定時間毎に繰り返される。ただし、ここで説明される制御は、本発明の一例を示すものであり、種々の修正および変更が許容される。
ECU70は、まず、ステップS301でSCR触媒の温度(図3中「SCR温度」)が、第1所定温度以上か否かを判定する。ここで対象とされるSCR触媒は、第1SCR触媒32でも第2SCR触媒34でもよいが、ここでは第1SCR触媒32とされる。ただし、第1弁60が閉じられている場合には、対象とされるSCR触媒は、第2SCR触媒34とされる。また、第1所定温度は、SCR触媒で、NOx浄化能が適切に発揮されるか否かで定められる。第1所定温度は種々設定され得るが、ここでは例えば200℃とされる。ただし、ステップS301でのこのような判定は、第1、第2SCR触媒32、34の温度がNOx浄化温度域の温度か否かを判断するための他の判定に置き換えられ得る。なお、本実施形態では、内燃機関10の起動時には、第1弁60および第2弁62は開いた状態にある。
第1SCR触媒32の温度は、ここでは推定することで求められる。具体的には、ECU70が、排気温センサ76、78からの出力信号に基づいて検出された排気温度に基づき、予め実験により定められて記憶保存するデータを検索して、第1SCR触媒32の温度を推定する。なお推定方法はこのような例に限られない。第1SCR触媒32の温度は、第1SCR触媒32に埋設した温度センサを用いて直接的に検出されてもよい。あるいは、第1SCR触媒32の温度は、回転速度センサ72や負荷センサ74からの出力信号に基づいて定まる機関運転状態に基づいて推定されてもよい。なお、第2SCR触媒の温度も同様にして求められ得る。
一般に、機関始動時等には排気ガスの温度が低く、第1、第2SCR触媒32、34の両温度も低い。それ故、そのような場合には、SCR触媒の温度が第1所定温度よりも低いので、ステップS301で否定判定される。
ステップS301で否定判定されることで至るステップS303では、第1、第2SCR触媒32、34の暖機を促進するために、第1弁60および第2弁62が共に開かれて(既に開いている場合には開いた状態に維持されて)、そして、両SCR触媒32、34へのアンモニア供給量が零にされる。アンモニアスリップを抑制しつつ、SCR触媒を第1所定温度にまで暖めるためである。なお、2つのSCR触媒32、34のうちの一方、ここでは排気ガスの温度が相対的に低いときに主として用いられる第1SCR触媒32を、より早期にNOx浄化に用いるように、ステップS303では、第1弁60のみが開かれて、第2弁62が閉じられてもよく、あるいは、第1弁60の開度が第2弁62の開度よりも相対的に大きくされてもよい。こうして該ルーチンは終了する。
次回以降のルーチンのステップS301で、SCR触媒の温度が第1所定温度以上であれば、肯定判定される。この場合、次ぐ、ステップS305で、排気ガスの温度(図3中「排気温度」)が第2所定温度よりも高いか否かが判定される。上記の如く、SCR触媒は、それ自体の温度に応じて異なるアンモニア吸着特性を発揮する。そして、ここでは、SCR触媒は、排気ガスの温度が実質的に第2所定温度である場合を基準に、相対的に、アンモニア吸着能力の高い状態と、アンモニア吸着能力の低い状態とを有すると、みなされる。排気ガスの温度とSCR触媒の温度とは、時間差を無視すれば、概ね対応関係にある。それ故、ここでは、SCR触媒の温度が用いられるが如く、排気ガスの温度が用いられる。なお、SCR触媒の温度そのものが検出(あるいは推定)されて、そのSCR触媒の温度が第2所定温度と比較されることが、ステップS305で行われてもよい。ただし、第2所定温度は、上記第1所定温度よりも高い温度であり、種々設定され得るが、ここでは、例えば260℃とされる。好ましくは、第2所定温度は、第1SCR触媒32のアンモニア最大吸着量に基づいて定められる。
なお、ステップS305で用いられる排気ガスの温度は、第1排気温センサ76と第2排気温センサ78を用いて検出される。これは、より適切にSCR触媒の温度と排気ガスの温度とを関連付けるためである。ただし、両排気温センサ76、78のいずれか一方のみが用いられてもよい。
ステップS305で、排気ガスの温度が第2所定温度以下である場合、否定判定される。この場合、次ぐステップS307で、第1弁60が開かれ、第2弁62が閉じられ、アンモニアが供給される。このときのアンモニア添加供給量は、排気ガスの温度が第2所定温度以下であって、第1SCR触媒32がアンモニア吸着能力の高い状態にあるとみなされるので、後述するステップS309での場合に比べて、多くされる。具体的には、相対的に多いアンモニア供給量を実現するためのデータ(マップ化されたデータであり得る。)が予め実験等に基づいて定められて記憶されている。第1NOxセンサ80からの出力信号に基づいて検出される排気ガス中のNOx濃度(あるいはこのNOx濃度と関係のあるNOx量)で、そのデータを検索することで、尿素水添加量や添加時期が定められる。そして、これらに基づいて尿素添加弁40やポンプ48が制御される。こうして第1SCR触媒32に供給されるアンモニアの量は、排気ガスの温度が第2所定温度以下のときの第1SCR触媒32のアンモニア最大吸着量に応じた量とされる。そして、第1SCR触媒32のアンモニア吸着量が第1目標吸着量(制御上の目標吸着アンモニア量)に近づくように(なるように)、第1SCR触媒32にアンモニアは供給される。この第1目標吸着量は、第1SCR触媒32のアンモニア最大吸着量以下の量であるとよい。なお、第1SCR触媒32からのNOxの漏れや、第1SCR触媒32でのアンモニアスリップをよリ適切に抑制するように、第2NOxセンサ82および第3NOxセンサ84からの出力信号に基づいて、そのような尿素水添加量や添加時期は導き出される過程であるいは導き出されてから補正され得る。また、上記の如く求められる第1SCR触媒32の温度にも基づいて、そのような尿素水添加量や添加時期は調節され得る。
なお、このステップS307では、上記データをNOx濃度で検索して尿素水添加量等を得るが、他の種々の演算により尿素水添加量等が求められてもよい。また、NOxセンサは上記の如く3つ用いられることに限定されず、これらのいずれか1つあるいは任意の組み合わせのNOxセンサが用いられてもよい。また、アンモニア供給量を調節するために、機関回転速度や機関負荷をも考慮して尿素水添加量等が定められてもよく、あるいは、機関回転速度や機関負荷のみに基づいて尿素水添加量等が定められてもよい。
他方、次回以降のルーチンにおいて、ステップS305で、排気ガスの温度が第2所定温度よりも高い場合には、肯定判定される。この場合、次ぐ、ステップS309で、第1弁60が閉じられ、第2弁62が開かれ、アンモニアの添加供給が継続される。こうして、第2SCR触媒34に排気ガスが流入するようになる。このように、ここでは、第2SCR触媒34は、SCR触媒の温度が高温になる場合に用いられる触媒とされる。
このときのアンモニア添加供給量は、上記の如く、ステップS307での場合に比べて、少なくされる。これは、排気ガスの温度が第2所定温度より高いので、SCR触媒がアンモニア吸着能力の低い状態になる(あるいはある)とみなされるからである。そして、第2SCR触媒34に供給されるアンモニアの量は、排気ガスの温度が第2所定温度よりも高いときの第2SCR触媒34のアンモニア最大吸着量に応じた量とされる。そして、第2SCR触媒34のアンモニア吸着量が、上記第1目標吸着量よりも少ない第2目標吸着量(制御上の目標吸着アンモニア量)に近づくように(なるように)、第2SCR触媒34にアンモニアは供給される。この第2目標吸着量は、ここでは第2SCR触媒32のアンモニア最大吸着量以下の量とされる。このため、それまでに使用されていても第2SCR触媒34のアンモニア吸着量が上記第1目標吸着量よりも少ない第2目標吸着量あるいはこの第2目標吸着量よりも少ない量にされている。それ故、第2SCR触媒34からのアンモニアスリップは適切に抑制される。
なお、ステップS309に至る場合の、尿素水供給装置50からの尿素水添加量や添加時期は、予め実験等に基づいて定められて記憶されている、相対的に少ないアンモニア供給量を実現するためのデータ(マップ化されたデータであり得る。)を、第1NOxセンサ80からの出力信号に基づいて検出される排気ガス中のNOx濃度(あるいはこのNOx濃度と関係のあるNOx量)で検索することで定められる。そして、これらに基づいて尿素添加弁40やポンプ48が制御される。なお、第2SCR触媒34からのNOxの漏れや、第2SCR触媒34でのアンモニアスリップをよリ適切に抑制するように、第2NOxセンサ82および第3NOxセンサ84からの出力信号に基づいて、そのような尿素水添加量や添加時期は導き出される過程であるいは導き出されてから補正される。また、上記した第1SCR触媒32の温度の求め方と同様にして求められる第2SCR触媒34の温度にも基づいて、そのような尿素水添加量や添加時期は調節されてもよい。ただし、ステップS307に関して上述したように、種々の変更や修正が、ステップS309に至る場合の尿素水添加制御でも許容される。
他方、ステップS309に至った場合の尿素水添加供給制御および排気ガス分配制御が行われている場合のあるルーチンのステップS305で、排気ガスの温度が第2所定温度以下であるとして否定判定されると、上記の如くステップS307でのそれら制御が行われる。
このように、本実施形態では、並列に設けられた2つのSCR触媒への排気ガス流入量が、2つのSCR触媒の温度と実質的に対応関係にあるとみなすことができる排気ガスの温度に基づいて調節される。特に、ここでは、排気ガスの温度に基づいて、2つのSCR触媒が使い分けられる。これに加えて、それらSCR触媒へのアンモニア添加供給量が同様に調節される。そして、一方のSCR触媒に対する目標吸着アンモニア量は、他方のSCR触媒に対する目標吸着アンモニア量よりも少なくされる。したがって、アンモニアスリップを適切に抑制しつつ、NOx浄化を適切に行うことができる。
以上、本発明を上記実施形態およびその変形例等に基づいて説明したが、本発明に係る、このような上記実施形態の態様等は、矛盾が生じない限りにおいて、部分的に又は全体的に組み合わせることが可能である。また、本発明は圧縮着火式内燃機関以外の内燃機関にも適用可能であり、例えば火花点火式内燃機関にも適用可能である。
以上、本発明を実施形態等に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されない。本発明には、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が含まれる。したがって本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
10 内燃機関
14 排気通路
14U 上流側排気通路
14B1 第1分岐排気通路
14B2 第2分岐排気通路
14D 下流側排気通路
28 酸化触媒
30 DPR触媒
32 第1SCR触媒
34 第2SCR触媒
36 酸化触媒
40 尿素添加弁
44 尿素水供給通路
46 尿素水タンク
48 ポンプ
50 尿素水供給装置
60 第1弁
62 第2弁
76 第1排気温センサ
78 第2排気温センサ
80 第1NOxセンサ
82 第2NOxセンサ
84 第3NOxセンサ
B 分岐部
14 排気通路
14U 上流側排気通路
14B1 第1分岐排気通路
14B2 第2分岐排気通路
14D 下流側排気通路
28 酸化触媒
30 DPR触媒
32 第1SCR触媒
34 第2SCR触媒
36 酸化触媒
40 尿素添加弁
44 尿素水供給通路
46 尿素水タンク
48 ポンプ
50 尿素水供給装置
60 第1弁
62 第2弁
76 第1排気温センサ
78 第2排気温センサ
80 第1NOxセンサ
82 第2NOxセンサ
84 第3NOxセンサ
B 分岐部
Claims (5)
- 排気通路のうちの、途中で分岐されて形成された2つの分岐排気通路の一方に位置付けられた、アンモニア存在下でNOx浄化能を発揮する第1選択還元型NOx触媒と、
前記2つの分岐排気通路の他方に位置付けられた、アンモニア存在下でNOx浄化能を発揮する第2選択還元型NOx触媒と、
前記第1選択還元型NOx触媒および前記第2選択還元型NOx触媒に対してアンモニアを供給するアンモニア供給手段と、
前記第1選択還元型NOx触媒への排気ガス流入量および前記第2選択還元型NOx触媒への排気ガス流入量を調節する排気ガス流入量調節手段と
を備えていることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記排気ガス流入量調節手段は、
排気ガスの温度が所定温度よりも高いとき、前記第2選択還元型NOx触媒への排気ガス流入量を、前記第1選択還元型NOx触媒への排気ガス流入量よりも多くし、
排気ガスの温度が前記所定温度以下のとき、前記第2選択還元型NOx触媒への排気ガス流入量を、前記第1選択還元型NOx触媒への排気ガス流入量よりも少なくすることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記アンモニア供給手段は、排気ガスの温度が所定温度よりも高いとき、排気ガスの温度が該所定温度よりも高いときの前記第2選択還元型NOx触媒のアンモニア最大吸着量に応じた量のアンモニアを供給することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記アンモニア供給手段は、排気ガスの温度が前記所定温度以下のとき、排気ガスの温度が該所定温度以下のときの前記第1選択還元型NOx触媒のアンモニア最大吸着量に応じた量のアンモニアを供給することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記アンモニア供給手段は、
排気ガスの温度が前記所定温度以下のとき、前記第1選択還元型NOx触媒のアンモニア吸着量が第1目標吸着量になるようにアンモニアを供給し、
排気ガスの温度が前記所定温度よりも高いとき、前記第2選択還元型NOx触媒のアンモニア吸着量が、前記第1目標吸着量よりも少ない第2目標吸着量になるようにアンモニアを供給することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
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---|---|---|---|
JP2009031593A JP2010185434A (ja) | 2009-02-13 | 2009-02-13 | 内燃機関の排気浄化装置 |
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JP2009031593A JP2010185434A (ja) | 2009-02-13 | 2009-02-13 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010185434A true JP2010185434A (ja) | 2010-08-26 |
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Family Applications (1)
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JP2009031593A Pending JP2010185434A (ja) | 2009-02-13 | 2009-02-13 | 内燃機関の排気浄化装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010185434A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013221466A (ja) * | 2012-04-18 | 2013-10-28 | Ihi Corp | 脱硝装置および脱硝方法 |
US9140164B2 (en) | 2011-11-28 | 2015-09-22 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Exhaust gas purification device for internal combustion engine |
JP2021148123A (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-27 | プーレム ゲー・エム・ベー・ハーPurem GmbH | 内燃機関の排ガス装置用の排ガス処理システム、およびこのような排ガス処理システムを運転するための方法 |
CN115111037A (zh) * | 2022-07-06 | 2022-09-27 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种后处理系统及其控制方法、装置、车辆及存储介质 |
-
2009
- 2009-02-13 JP JP2009031593A patent/JP2010185434A/ja active Pending
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