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JP2010179467A - 転写材切断装置及び画像形成装置 - Google Patents

転写材切断装置及び画像形成装置 Download PDF

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JP2010179467A JP2009022240A JP2009022240A JP2010179467A JP 2010179467 A JP2010179467 A JP 2010179467A JP 2009022240 A JP2009022240 A JP 2009022240A JP 2009022240 A JP2009022240 A JP 2009022240A JP 2010179467 A JP2010179467 A JP 2010179467A
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Abstract

【課題】切断刃の清掃を行うためクリーニング部材を配置するに際して、クリーニング部材が容易に摩耗したりクリーニング部材による回転負荷の増加により駆動性能を低下させない。
【解決手段】固定刃110に沿って移動可能なシャトル部材120に取り付けられシャトル部材120の移動と連動して回転する内側ローラ190で回転駆動される移動回転刃130を備え、用紙にインクを塗布して画像を形成する画像形成部の下流側に配置された転写材切断装置において、移動回転刃130を清掃するクリーニング部材240を用紙の切断領域外であって、内側ローラ190によるシャトル部材120の移動と移動回転刃130の回転の連動が生じない非切断領域に配置し、非切断領域には移動回転刃130と同軸の外側ローラ200を回転駆動させる駆動ローラ220を設け、移動回転刃130をクリーニング部材240に接触させた状態で回転させる。
【選択図】図5

Description

本発明は転写材切断装置及び画像形成装置に係り、特に固定刃と移動可能なシャトル部材に取り付けられ、前記シャトル部材の移動と連動して回転する第1の回転駆動手段で回転される移動回転刃を備えて構成され、転写材にインクを塗布して画像を形成する画像形成部の下流側に配置された転写材切断装置及びこの転写材切断装置を備えた画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置があり、このような画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される転写材、例えば記録用紙に対して吐出して、画像形成を行うものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置とがある。
また、画像形成装置には、画像形成を行った転写材を切断する転写材切断装置が装備されたものや、インクによる画像形成装置内の汚れを清掃する清掃装置を備えるものがある。
転写材切断装置について説明する。図10は従来の転写材切断装置を示す斜視図である。転写材切断装置300は、固定刃310とこの固定刃310に沿って移動するシャトル部材320に取り付けられた移動回転刃330とで転写材である用紙を切断する。シャトル部材320は、駆動プーリ340と従動プーリ350に巻き掛けられた無端状のワイヤ360に接続されており、ワイヤ360は従動プーリ350を駆動するカッターモータ370の正逆回転により往復動し、シャトル部材320は図中矢印の方向に往復動駆動される。また、カッターモータ370の駆動停止は、センサ380,390によりシャトル部材320の位置を検知することにより制御される。
また、転写材切断装置と清掃装置とを備えた画像形成装置として、以下のものがある。特許文献1には、縁なし印刷を行うことを目的とした画像形成装置において、画像を書き込む前側(上流)に転写材切断装置を備え、転写材の外形輪郭より内側を四角く切断して搬送、画像を形成するものであり、ベルトの清掃手段を有するものが記載されている。
また、特許文献2には、感光感圧記録媒体とこれに含まれる粘着成分を溶かすことができる溶剤を含んだクリーニングテープとが連続的に形成されたテープ状体が収納されたカセットが画像形成装置に装着され、切断手段であるローラカッターの切断位置にクリーニングテープがあるときにクリーニングテープがローラカッターで切断されるようになっており、ローラカッターに付着した粘着成分が溶剤に溶かされてローラカッターのクリーニングが行われるものが記載されている。
特許文献3には、用紙搬送路中の搬送ローラをクリーニングするためのロール状のクリーニングシートを収納したクリーニングカートリッジが設けられ、クリーニング完了後には、シートカッターによってシートを切断し、そのシートが取り除かれずに本体内に残っているときにはコピーを禁止するものが記載されている。
特許文献4には、印刷用紙を排紙方向及び給紙方向に移動させて、ギザローラ部分のクリーニングを行い、次に、印刷用紙の先端部分をカッター押えが挟んだ状態で、印刷用紙を給紙方向に移動させて、カッター押えのクリーニングを行い、更に、印刷用紙の先端部分を短冊状に切断して、カッターの刃部のクリーニングを行うものが記載されている。
ところで、画像形成装置において、インクが転写材に塗布され、このインクが未乾燥状態で転写材を切断装置で切断する場合があり、この場合未乾燥インクが切断刃に付着してしまって転写材を汚したり、切断性能を悪化させたりすることがある。これに対処して切断刃に切断刃にクリーニング部材を接触させ清掃することが考えられるが、このようにクリーニング部材を常時切断刃に接触させると、クリーニング部材の耐久性や、クリーニング部材の接触による回転負荷増による駆動性能の悪化が懸念される。
そこで本発明は、切断刃の清掃を行うためクリーニング部材を配置するに際して、クリーニング部材が容易に摩耗したりクリーニング部材による回転負荷の増加により駆動性能を低下させたりすることがない転写材切断装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、固定刃と、前記固定刃に沿って移動可能なシャトル部材に取り付けられ前記シャトル部材の移動と連動して回転する第1の回転駆動手段で回転駆動される移動回転刃とを備えて構成され、転写材搬送部で搬送される転写材にインクを塗布して画像を形成する画像形成部の下流側に配置された転写材切断装置において、前記移動回転刃を清掃するクリーニング部材を転写材切断範囲外であって、前記第1の回転手段による前記シャトル部材の移動と移動回転刃の回転の連動が生じない領域に配置すると共に、当該領域には前記クリーニング部材が当接した状態で前記移動回転刃を回転させる前記第1の回転手段とは異なる第2の回転駆動手段を配置することを特徴とする転写材切断装置である。
請求項2の発明は、請求項1記載の転写材切断装置において、前記第2の回転手段は、移動回転刃の軸に設けた回転部材と、駆動ローラ部材とで構成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2記載の転写材切断装置において、前記移動回転刃に前記第2の回転手段による回転動作と逆方向の回転動作を防止する回転負荷手段を設けることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか記載の転写材切断装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明に係る転写材切断装置及び画像形成装置によれば、クリーニング部材により切断刃を清掃するので、縁なし印刷時又は、ジャム処理のため移動回転刃が印刷面(インク塗布面)と接触して起こるインク付着による画像汚れや、切断不良の発生を防止できる他、クリーニング部材は、切断範囲外においてクリーニング時のみ回転刃に接触するようにしたので、クリーニング部材の寿命を延長することができると共に移動回転刃の回転負荷の増加による駆動性能の低下を防止することができる。
実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 実施例に係る転写材切断装置を示す斜視図である。 実施例に係る転写材切断装置による転写紙の切断状態を示す斜視図である。 実施例に係る転写材切断装置の要部を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。 実施例に係る転写材切断装置を示す斜視図である。 実施例に係る転写材切断装置の動作を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は回転刃を示す模式図、(d)は回転刃の駆動状態を示す模式図である。 実施例に係る転写材切断装置の作動を示すフローチャートである。 実施例に係る転写材切断装置による用紙の切断状態を示す模式図である。 実施例に係る転写材切断装置による用紙の他の切断状態を示す模式図である。 従来の転写材切断装置による転写紙の切断状態を示す斜視図である。
画像形成装置はインクを転写材に塗布して画像形成を行うものであり、以下の転写材切断装置を備えている。転写材切断装置は固定刃と、前記固定刃に沿って移動可能なシャトル部材に取り付けられ、前記シャトル部材の移動と連動して回転する第1の回転駆動手段で回転駆動される移動回転刃とを備えて構成されている。転写材切断装置は、転写材搬送部で搬送される転写材にインクを塗布して画像を形成する画像形成部の下流側に配置されている。そして、前記移動回転刃を清掃するクリーニング部材は転写材切断範囲外であって、前記第1の回転手段による前記シャトル部材の移動と移動回転刃の回転の連動が生じない領域に配置され、且つ、当該領域には前記クリーニング部材が当接した状態で前記移動回転刃を回転させる前記第1の回転手段とは異なる第2の回転駆動手段が配置される。また、前記第2の回転手段は、移動回転刃の軸に設けた回転部材と、駆動ローラ部材とで構成されており、前記移動回転刃に前記第2の回転手段による回転動作と逆方向の回転動作を防止する回転負荷手段が設けられている。
以下実施例に係る画像形成装置について説明する。図1は画像形成装置の概略構成を示す断面図である。この画像形成装置は、装置本体1の筐体内に、用紙を搬送しながら画像を形成するための画像形成部2及び用紙を搬送するための副走査搬送部3等を有し、装置本体1の底部に設けた給紙カセットを含む給紙部4から用紙5を1枚ずつ給紙して、副走査搬送部3によって用紙5を画像形成部2に対向する位置で搬送しながら、画像形成部2によって用紙5に液滴を吐出して所要の画像を形成(記録)した後、画像が記録された用紙5を排紙搬送部7を通じて装置本体1の上面に形成した排紙トレイ8上に排紙する。
また、この画像形成装置は、画像形成部2で形成する画像データ(印刷データ)の入力系として、装置本体1の上部で排紙トレイ8の上方には画像を読み取るための画像読取部(スキャナ部)11を備えている。この画像読取部11は、照明光源13とミラー14とを含む走査光学系15と、ミラー16、17を含む走査光学系18とが移動して、コンタクトガラス12上に載置された原稿の画像の読み取りを行い、走査された原稿画像がレンズ19の後方に配置した画像読取り素子20で画像信号として読み込まれ、読み込まれた画像信号はデジタル化され画像処理され、画像処理した印刷データを印刷することができる。
ここで、この画像形成装置の画像形成部2は、キャリッジガイド21にキャリッジ23を主走査方向に移動可能に保持し、図示していない主走査モータで駆動プーリと従動プーリ間に架け渡したタイミングベルトを介して主走査方向に移動走査する。
そして、このキャリッジ23上には、それぞれブラック(K)インクを吐出する2個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッドと、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクを吐出するそれぞれ1個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド(色を区別しないとき及び総称して「記録ヘッド24」という。)の計5個の液滴吐出ヘッドを搭載し、キャリッジ23を主走査方向に移動させ、副走査搬送部3によって用紙5を用紙搬送方向(副走査方向)に送りながら記録ヘッド24から液滴を吐出させて画像形成を行うシャトル型としている。
また、キャリッジ23には各記録ヘッド24に所要の色の記録液を供給するためにサブタンク25を搭載している。一方、装置本体1の前面からカートリッジ装着部26Aに、ブラック(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した記録液カートリッジである各色のインクカートリッジ26を着脱自在に装着でき、各色のインクカートリッジ26から各色のサブタンク25に図示しないチューブを介してインク(記録液)を補充供給する。なお、ブラックインクは1つのインクカートリッジ26から2つのサブタンク25に供給する構成としている。
なお、記録ヘッド24としては、インク流路内(圧力発生室)のインクを加圧する圧力発生手段(アクチュエータ手段)として圧電素子を用いてインク流路の壁面を形成する振動板を変形させてインク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させるいわゆるピエゾ型のもの、或いは、発熱抵抗体を用いてインク流路内でインクを加熱して気泡を発生させることによる圧力でインク滴を吐出させるいわゆるサーマル型のもの、インク流路の壁面を形成する振動板と電極とを対向配置し、振動板と電極との間に発生させる静電力によって振動板を変形させることで、インク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させる静電型のものなどを用いることができる。
副走査搬送部3は、下方から給紙された用紙5を略90度搬送方向を転換させて画像形成部2に対向させて搬送するための、駆動ローラである搬送ローラ32とテンションローラである従動ローラ33間に架け渡した無端状の搬送ベルト31と、この搬送ベルト31の表面を帯電させるために高圧電源から交番電圧である高電圧が印加される帯電手段である帯電ローラ34と、用紙5を搬送ローラ32に対向する位置で搬送ベルト31に押し付ける加圧コロ36、37と、画像形成部2によって画像が形成された用紙5の上面側を押えるガイド板38と、画像が形成された用紙5を搬送ベルト31から分離するための分離爪39とを備えている。
給紙部4は、装置本体1に抜き差し可能で、多数枚の用紙5を積載して収納する収容手段である給紙カセット41と、給紙カセット41内の用紙5を1枚ずつ分離して送り出すための給紙コロ42及びフリクションパッド43と、給紙される用紙5をレジストするレジストローラ対44とを有している。
また、この給紙部4は、多数枚の用紙5を積載して収容するための手差しトレイ46及び手差しトレイ46から1枚ずつ用紙5を給紙するための手差しコロ47と、装置本体1の下側にオプションで装着される給紙カセットや両面ユニットから給紙される用紙5を搬送するための縦搬送コロ48を備えている。給紙コロ42、レジストローラ対44、手差しコロ47、縦搬送コロ48などの副走査搬送部3へ用紙5を給送するための部材は図示しない電磁クラッチを介してHB型ステッピングモータからなる給紙モータ(駆動手段)49によって回転駆動される。
排紙搬送部7は、副走査搬送部3の分離爪39で分離された用紙5を搬送する3個の搬送ローラ71a、71b(区別しないときは「搬送ローラ71」という。)及びこれに対向する拍車72a、72b(同じく「拍車72」という。)と、用紙5を反転してフェイスダウンで排紙トレイ8へ送り出すための反転ローラ対77及び反転排紙ローラ対78とを備えている。
また、1枚手差し給紙を行うために、装置本体1の一側部側に、1枚手差し給紙トレイ141を装置本体1に対して開閉可能(開倒可能)に設け、1枚手差しを行うときには1枚手差し給紙トレイ81を仮想線図示の位置に開倒する。この1枚手差し給紙トレイ81からの手差し給紙される用紙5は、ガイド板の上面でガイドされてそのまま副走査搬送部3の搬送ローラ32と加圧コロ36との間に直線的に差し込むことができる。
一方、画像形成が行われた用紙5をフェイスアップでストレートに排紙するため、装置本体1の他側部側にストレート排紙トレイ82を開閉可能(開倒可能)に設けている。このストレート排紙トレイ82を開く(開倒)ことで、排紙搬送部7から送り出される用紙5を直線的にストレート排紙トレイ82に排紙することができる。
次に転写材切断装置100について説明する。図2は実施例に係る転写材切断装置の外観を示す斜視図、図3は実施例に係る転写材切断装置の内部構造を示す斜視図、図4は実施例に係る転写材切断装置の要部を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図、図5は実施例に係る転写材切断装置の要部を示す斜視図、図6は実施例に係る転写材切断装置の回転駆動刃の清掃の状態を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は回転刃を示す模式図、(d)は回転刃の駆動状態を示す模式図である。
転写材切断装置100は、図1及び図2に示すように、画像形成部2と排紙搬送部7との間に配置される。転写材切断装置100は、フレーム105に配置された固定刃110と、この固定刃110に沿って移動するシャトル部材に配置された移動回転刃130とを備え、用紙5を切断する。シャトル部材120は、駆動プーリ140と従動プーリ150の間の移動領域c(図2、図5参照)を移動し、用紙5の幅よりやや広い切断領域aにおいて用紙5を切断する。移動領域cのうち駆動プーリ140側には、用紙を切断しない非切断領域bが設定されている。
前記固定刃110は、板金で略コ字状に形成されたフレーム105の下側に配置された板状の部材である。前記シャトル部材120は、図3に示すように、駆動プーリ140と従動プーリ150に巻き掛けられた無端状のワイヤ160に接続されている。ワイヤ160は駆動プーリ140を駆動するカッターモータ170の正逆回転によりシャトル部材120は、移動領域cを往復駆動される。また、カッターモータ170の駆動停止は、駆動プーリ140及び従動プーリ150の内側に配置された2つのセンサ261,262(駆動プーリ140側をセンサ261、従動プーリ150をセンサ262とする:図3参照)によりシャトル部材120の位置を検知することにより制御される。
図4及び図5に示すように、シャトル部材120の内部には、軸部材180が回転自在に軸支されている。また、軸部材180の一端はシャトル部材120から突出するように配置されている。軸部材180には、シャトル部材120内に円形刃を備えた移動回転刃130が配置されている。移動回転刃130は、軸部材180に回転方向には固定状態且つ軸に沿ってスライド可能状態として配置される、また、軸部材180のシャトル部材120側に、前記フレーム105の内壁に接触してシャトル部材120の移動により回転する内側ローラ190が配置されている。この内側ローラ190が回転することにより軸部材180が回転駆動され、移動回転刃130を前記切断領域a内で回転駆動する第1回転手段としての機能をなす。軸部材180には、移動回転刃130の位置決めを行うEリング211、摩擦板212、移動回転刃130を固定刃110側に押圧するスプリング213が配置されている。更に、軸部材180のうちシャトル部材120から突出した部分には外側ローラ200が配置されている。
また、転写材切断装置100には、移動回転刃130が非切断領域bに移動したとき、移動回転刃130の清掃を行うクリーニング部材240が配置されている他、前記クリーニング部材が当接した状態で前記外側ローラ200に接触する駆動ローラ220が配置されている。クリーニング部材240は、図示していないステー部材を介してフレーム105に配置されている。また駆動ローラ220は、図示しない駆動ローラモータにより回転駆動される。外側ローラ200及び駆動ローラ220は、移動回転刃130を非切断領域bにおいて移動回転刃130を回転駆動する第2の回転手段をなす。
更に、非切断領域bにおいて、フレーム105には切欠部106が形成されている他、固定刃110には刃切欠部111が形成されている。これにより、シャトル部材120が非切断領域bに配置されたとき、内側ローラ190はフレーム105に接触しないようになり、従って移動回転刃130が回転駆動されないようになる。また、非切断領域bにおいて、移動回転刃130は固定刃110に接触しないようになる。以上の構成により、シャトル部材120がフレーム105に沿って移動領域cを移動するとき、切断領域aにおいて、移動回転刃130は内側ローラ190で回転駆動され、固定刃110の間に用紙5を挟んで用紙5を切断する一方、非切断領域bにおいて移動回転刃130は、内側ローラ190で回転駆動さることなく且つ固定刃110に接触しない状態となる。そして、非切断領域bにおいて、移動回転刃130は、図6(a)に示すように、スプリング213に付勢されEリング211に当接する。また、この状態で摩擦板212は、前記移動回転刃130に外側ローラ200による回転動作とは逆方向の回転動作を防止する回転負荷手段として作用する。
前記クリーニング部材240は、移動回転刃130に付着したインクを拭うのに適した弾性を備えた部材で構成されており、本体部241に溝部242が形成されて構成されている。図6(c)に示すように、溝部242に移動回転刃130が入り込むことにより、移動回転刃130に付着したインクが除去される。除去された排インク250はクリーニング部材240の側面を垂れて図示していない吸収シートに吸収される。
次に転写材切断装置100の動作について説明する。図7は実施例に係る転写材切断装置の作動を示すフローチャートである。初期状態において、シャトル部材120は、ホームポジションであるフレーム105の従動プーリ150側の端部に配置されている。上位装置から用紙5の切断の指令があると、カッターモータ170が正転しシャトル部材120を従動プーリ150側から駆動プーリ140側に移動する(ステップST1)。シャトル部材120が移動領域c中の切断領域aを移動してセンサ262で検出されると(ステップST2のYES)と、カッターモータ170は停止される(ステップST3)。この状態でシャトル部材120は非切断領域bに位置する。前記切断領域aにおいて、移動回転刃130は、スプリング213で付勢され固定刃110と接触して用紙5が切断される。シャトル部材120は非切断領域bに配置された状態で、移動回転刃130は固定刃110の刃切欠部111に位置し、内側ローラ190は切欠部106に位置すると共に、外側ローラ200は駆動ローラ220に接触した状態となる。このとき、外側ローラ200は、フレーム105の切欠部106に配置されるから、回転駆動力は発生せず、また移動回転刃130は、固定刃110の刃切欠部111に位置するので固定刃110とは接触しない状態となる。また、移動回転刃130は、スプリング213でEリング211に押し付けられた状態となり、移動回転刃130には摩擦板212で制動力が付与される。
そして、で駆動ローラモータが駆動され(ステップST4)、駆動ローラ220、外側ローラ200を介して移動回転刃130が所定時間、例えば20秒間駆動されると(図6(d)参照)、移動回転刃130がクリーニング部材240の溝部242に嵌合した状態で回転し、移動回転刃130に付着したインクが除去される。このように、所定時間、駆動ローラ220を回転させた後、シャトル部材120を矢印X方向(図5参照)にカッターモータ170で移動されると、移動回転刃130もスライドし、移動回転刃130とクリーニング部材240の間に溜まった排インク250は、クリーニング部材240でふき取られ移動回転刃130のクリーニングは完了する。
カッターモータ170が逆転駆動され(ステップST5)、シャトル部材120は切断領域aを逆行してホームポジションに向かい、駆動ローラ220側のセンサ261がシャトル部材120を検出すると(ステップST6のYES)、カッターモータ170が停止され(ステップST7)、シャトル部材120はホームポジションに停止する。
ここで、シャトル部材120をホームポジションに戻すためカッターモータ170を逆回転させたとき、移動回転刃130はクリーニング部材240と接触することにより逆回転しようとするが、上記摩擦板212の負荷により回転が抑えられ、インクを飛散させることがない。仮に移動回転刃130がクリーニング部材240との接触により回転した場合には、移動回転刃130とクリーニング部材240と間に溜まった排インク240が移動回転刃130に付着したままの状態となりクリーニング性能が落ちることになるが、本例ではこのような事態を防止することができる。
本例に係る転写材切断装置100は、以下のモードで転写材を切断することができる。1のモードは、一度に印刷した1枚の大判サイズの用紙を切断して2枚の半分サイズのものとする場合に適用される。即ち、図8に示すように、A4横サイズの2枚の用紙271,272を2枚連続して印刷する場合、A3縦サイズの用紙270を給紙し用紙の中央で切断するのである。
第2のモードは、ジャム等で用紙が画像形成機械内で停止した場合に適用される。即ち、用紙を切断して用紙の除去性を良好にする。
第3のモードは、用紙の先、後端に縁なし印刷を行う場合に適用される。図9に示すように長尺紙290の印刷範囲280に印刷を行い、その後指定された用紙サイズに用紙を切断するのである。
以上説明したように、本例によれば、インクが付着した用紙5を切断したときにも、印刷画像を汚したり切断性能を悪化させたりすることを防止でき、縁なし印刷時又は、ジャム処理のため移動回転刃が印刷面(インク塗布面)と接触して起こるインク付着による画像汚れ又は、切断不良を防止することができる。
また、クリーニング部材には、非切断領域bにおけるクリーニング時だけ移動回転刃が接触するので、クリーニング部材の耐久性が向上し、クリーニング部材による切断時間のバラツキがなくなる。また、カッターモータを逆回転させてシャトル部材を戻すとき、非切断領域において、移動回転刃は所定時間(距離)だけ回転が停止されるのでクリーニング性能が向上する。
また、本例によれば、移動回転刃を回転させるのに特別な駆動源を必要とせず、簡単な構成で回転させることができるので、低コスト化を図ることができる。また、本例によれば、摩擦板を設け、移動回転刃に回転負荷を与えているので、移動回転刃の無駄な回転を防止でき、インクによる汚染を防止することができる。
1…装置本体
2…画像形成部
3…副走査搬送部
4…給紙部
5…用紙
7…排紙搬送部
8…排紙トレイ
11…画像読取部(スキャナ部)
12…コンタクトガラス
13…照明光源
14…ミラー
15…走査光学系
16、17…ミラー
18…走査光学系
19…レンズ
20…素子
21…キャリッジガイド
23…キャリッジ
24…記録ヘッド
25…サブタンク
26…インクカートリッジ
26A…カートリッジ装着部
31…搬送ベルト
32…搬送ローラ
33…従動ローラ
34…帯電ローラ
36、37…加圧コロ
38…ガイド板
39…分離爪
41…給紙カセット
42…給紙コロ
43…フリクションパッド
44…レジストローラ対
46…手差しトレイ
47…手差しコロ
48…縦搬送コロ
49…給紙モータ(駆動手段)
71…搬送ローラ
71a、71b…搬送ローラ
72…拍車
72a、72b…拍車
77…反転ローラ対
78…反転排紙ローラ対
81…給紙トレイ
82…ストレート排紙トレイ
100…転写材切断装置
105…フレーム
106…切欠部
110…固定刃
111…刃切欠部
120…シャトル部材
130…移動回転刃
140…駆動プーリ
141…給紙トレイ
150…従動プーリ
160…ワイヤ
170…カッターモータ
180…軸部材
190…内側ローラ
200…外側ローラ
211…Eリング
212…摩擦板
213…スプリング
220…駆動ローラ
240…クリーニング部材
241…本体部
242…溝部
250…排インク
261,262…センサ
270…用紙
271,272…用紙
280…印刷範囲
290…長尺紙

特開2008−36991公報 特開平11−226892号公報 特開平5−204206号公報 特開2003−72054

Claims (4)

  1. 固定刃と、前記固定刃に沿って移動可能なシャトル部材に取り付けられ前記シャトル部材の移動と連動して回転する第1の回転駆動手段で回転駆動される移動回転刃とを備えて構成され、転写材にインクを塗布して画像を形成する画像形成部の下流側に配置された転写材切断装置において、
    前記移動回転刃を清掃するクリーニング部材を転写材切断範囲外であって、前記第1の回転手段による前記シャトル部材の移動と移動回転刃の回転の連動が生じない領域に配置すると共に、当該領域には前記クリーニング部材が当接した状態で前記移動回転刃を回転させる前記第1の回転手段とは異なる第2の回転駆動手段を配置することを特徴とする転写材切断装置。
  2. 前記第2の回転手段は、移動回転刃の軸に設けた回転部材と、駆動ローラ部材とで構成されていることを特徴とする請求項1記載の転写材切断装置。
  3. 前記移動回転刃に前記第2の回転手段による回転動作と逆方向の回転動作を防止する回転負荷手段を設けることを特徴とする請求項2記載の転写材切断装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか記載の転写材切断装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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