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JP2010171080A - サーボ制御システム及び作業機械 - Google Patents

サーボ制御システム及び作業機械 Download PDF

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JP2010171080A
JP2010171080A JP2009010261A JP2009010261A JP2010171080A JP 2010171080 A JP2010171080 A JP 2010171080A JP 2009010261 A JP2009010261 A JP 2009010261A JP 2009010261 A JP2009010261 A JP 2009010261A JP 2010171080 A JP2010171080 A JP 2010171080A
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servo control
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Hideaki Yuasa
英昭 湯浅
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

【課題】コントロールユニット内の温度を均一化して、冷却効率を向上できるサーボ制御システムを提供する。
【解決手段】サーボ制御システムは、直流電力を交流電力に変換して交流電動機を駆動するためのインバータユニットを含むドライバユニット62〜66と、ドライバユニット62〜66を制御するためのコントロールユニット600とを備えるサーボ制御システム1において、コントロールユニット600は、密閉構造からなる筐体と、筐体内に設けられた電子部品と、筐体内に設けられ筐体内の空気を攪拌するためのファンとを備える。コントロールユニット600の筐体内にファンにより、密閉構造の筐体内に気流を発生させ、筐体内の空気を攪拌することができる。これにより、筐体内の温度勾配が解消されるので、筐体内の冷却効率が向上する。従って、高温による電子部品の異常動作を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーボ制御システム及び作業機械に関するものである。
従来より、モータを駆動するためのインバータユニットやコンバータユニット等のドライバユニットを複数搭載したサーボ制御システムが知られている。例えば、特許文献1には、交流電力を直流電力に変換するコンバータユニットと、サーボモータを駆動するサーボアンプユニットとを備えるサーボドライブ装置が記載されている。このサーボドライブ装置では、コンバータユニット及びサーボアンプユニットに指令信号を発するマスターユニットが設けられている。
特開2005−261120号公報
従来のサーボ制御システムは、インバータユニットやコンバータユニットといった各ドライバユニットをコントロールするためのコントロールユニットを備えている。コントロールユニットは、各ユニットの制御のためのCPU等を含む電子部品を有している。この電子部品を正常に動作させるためには、コントロールユニット内部の温度が一定範囲内にあることが必要である。一方、コントロールユニットでは、電子部品等の防水及び防塵のため、密閉構造が採用される。密閉構造では、コントロールユニット内で発生した熱が外部に放熱され難い。コントロールユニット内において部分的に高熱になるような温度勾配が生じると、電子部品の動作に支障をきたす。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、コントロールユニット内の温度を均一化して、冷却効率を向上できるサーボ制御システム及び作業機械を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のサーボ制御システムは、直流電力を交流電力に変換して交流電動機を駆動するためのインバータユニットを含む1又は複数のドライバユニットと、ドライバユニットを制御するためのコントロールユニットとを備えるサーボ制御システムにおいて、コントロールユニットは、密閉構造からなる筐体と、筐体内に設けられた電子部品と、筐体内に設けられ筐体内の空気を攪拌するための第1のファンとを備えることを特徴とする。
本発明のサーボ制御システムでは、コントロールユニットの筐体内にファンが設けられているので、密閉構造の筐体内に気流を発生させ、筐体内の空気を攪拌することができる。これにより、筐体内の温度勾配が解消されるので、筐体内の冷却効率が向上する。従って、高温による電子部品の異常動作を防止できる。
また、サーボ制御システムは、複数のドライバユニットを備え、電子部品は、複数のドライバユニットのそれぞれに対応して設けられ当該ドライバユニットを制御するための複数のCPUを含み、第1のファンは、複数のCPUのそれぞれに対応して、当該CPUに向かう気流を発生するように複数設けられていることを特徴としてもよい。
複数のドライバユニットを備えるサーボ制御システムでは、ドライバユニットを制御するためのCPUが、複数のドライバユニットのそれぞれに対応して複数設けられている場合がある。この場合には、第1のファンが発生する気流がCPUに向かうように、複数のCPUのそれぞれに対応して第1のファンが設けられることにより、CPUから発生する熱により熱せられた空気を効率よく攪拌することが可能となる。
また、サーボ制御システムでは、複数のドライバユニットに対応する複数のCPUは、同一基板に実装されることを特徴としてもよい。この場合には、複数のCPUをケーブル配線ではなく、基板上に形成されたパターン配線により接続することが可能になるので、信頼性を向上することができる。
また、サーボ制御システムでは、複数のドライバユニットは、直方体状の外観を有すると共に、第1の方向に並べられて固定されており、コントロールユニットの筐体は、直方体状の外観を有すると共に、複数のドライバユニットの上面を覆うように、複数のドライバユニット上に設けられており、CPUは、筐体内において第1の方向に配列されており、第1のファンは、第1の方向に直交する第2の方向に気流を発生させるように設けられていることを特徴としてもよい。
サーボ制御システムでは、複数のドライバユニットが第1の方向に配列されており、コントロールユニットのCPUは、ドライバユニットの配列に対応するように、筐体内に配列されている。さらに、第1のファンはそれぞれ、各CPUに対して第2の方向に気流を発生させるように設けられているので、CPUから発生する熱により熱せられた空気を一層効率よく攪拌することが可能となる。
また、サーボ制御システムでは、コントロールユニットは、CPUの温度を測定するための温度センサを更に備え、第1のファンは、温度センサにより測定された温度に基づいて制御されることが好ましい。
この場合には、CPUが高温になっていないときには、ファンを停止させるような制御を行うことができる。よって、ファンの寿命が向上する。
また、サーボ制御システムでは、コントロールユニットは、電子部品に電力を供給するための電源ユニットと、電源ユニットに向かう気流を発生するように筐体内に設けられた第2のファンとを更に備えることを特徴としてもよい。
コントロールユニットは、電子部品に安定した電流及び電圧を供給可能な電源ユニットを備えている。この場合には、電源ユニットに向かう気流を発生できるファンが設けられることにより、電源ユニットから発せられた熱により熱せられた空気を拡散することが可能となる。
また、本発明の作業機械は、直流電力を交流電力に変換して交流電動機を駆動するためのインバータユニットを含む1又は複数のドライバユニットと、ドライバユニットを制御するためのコントロールユニットとを含むサーボ制御システムを備え、コントロールユニットは、密閉構造からなる筐体と、筐体内に設けられた電子部品と、筐体内に設けられ筐体内の空気を攪拌するための第1のファンとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、コントロールユニット内の温度を均一化して、冷却効率を向上できるサーボ制御システム及び作業機械を提供することが可能となる。
サーボ制御システムの外観を示す斜視図である。 コントロールユニットの筐体内の上断面図、側面図及び側断面図である。 コントロールユニットの筐体内の側面図及び側断面図である。 サーボ制御システムが適用されたフォークリフトの外観を示す図及びこのフォークリフトが備えるサーボ制御システムの概略構成図である。 サーボ制御システムが適用されたリフティングマグネット車両の外観を示す斜視図である。 リフティングマグネット車両の電気系統や油圧系統といった内部構成を示すブロック図である。 蓄電手段の概略構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明によるサーボ制御システムの実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、サーボ制御システム1の外観を示す斜視図である。サーボ制御システム1は、略直方体状の外観を有しており、コントロールユニット600と、ドライバユニット62〜66とを備えている。ドライバユニット62〜66は、例えば昇降圧コンバータユニット62と、インバータユニット63〜66とから構成される。
ドライバユニット62〜66は、それぞれ奥行き方向に長い直方体状の外観の金属容器を有する。これらのドライバユニット62〜66は、金属製の上面が開いた板状台座67内に横方向(第1の方向)に並んで設置されている。ドライバユニット62〜66はそれぞれ、ボルトにより板状台座67に固定されている。そして、これらのドライバユニット62〜66の上に、ドライバユニット62〜66の上面を覆うように上蓋としてのコントロールユニット底板61bが設けられており、コントロールユニット底板61b上にコントロールユニット600が載置されている。更にコントロールユニット600の上面には空冷のためのヒートシンク68が取り付けられている。ドライバユニット62〜66の上面側は、コントロールユニット底板61bによって密閉されている。
昇降圧コンバータユニット62は、昇降圧コンバータを構成するための電気回路及びモジュール等を収容しており、電気的な入力端及び出力端を有する。昇降圧コンバータユニット62の出力端には、例えば蓄電のためのバッテリを接続することができる。この場合には、昇降圧コンバータユニット62は、バッテリの充放電を制御する。
インバータユニット63〜66は、インバータを構成するための電気回路及びモジュール等を収容しており、それぞれ電気的な入力端及び出力端を有する。インバータユニット63〜66の出力端には、例えば、磁石がロータ内部に埋め込まれたIPM(Interior Permanent Magnetic)モータによって構成される交流電動機を接続することができる。インバータユニット63〜66は、直流電力を交流電力に変換して交流電動機を駆動する。交流電動機は、インバータユニット63〜66から出力されるPWM(PulseWidth Modulation)制御信号により交流駆動される。
コントロールユニット600は、ドライバユニット62〜66を制御するためのコントローラを収容している。コントローラは、CPU(CentralProcessing Unit)及び内部メモリを含む演算処理装置や電子回路を有しており、内部メモリに格納された駆動制御用のプログラムをCPUが実行することにより実現される。
また、コントロールユニット600には冷却用配管608が内蔵されている。同様に、昇降圧コンバータユニット62には冷却用配管62aが、インバータユニット63〜66には冷却用配管63a〜66aが、それぞれ内蔵されている。
次に、図2及び図3を用いて、コントロールユニット600を詳細に説明する。図2(a)は、コントロールユニット600の平面断面図、図2(b)は、図2(a)のI−I線に沿う側断面図、図2(c)は、図2(a)のII−II線に沿う側断面図、及び図2(d)は、図2(a)のIII−III線に沿う側断面図である。図3(a)は、図2(a)のIV−IV線に沿う側断面図、図3(b)は、コントロールユニット600を図3(a)と同方向から見た側面図である。
コントロールユニット600は、筐体容器601a及び筐体カバー601bからなる筐体601を有し、コントローラの電子回路等が、この筐体601内に収容されている。
コントロールユニット600の筐体601は、直方体状の外観を有すると共に、ドライバユニット62〜66の上面を覆うように、複数のドライバユニット上に設けられている。また、筐体601は、略長方形状の平面形状を有する底面上に、略直方体状の内空間を有する。この内空間は外気と遮断されており、コントロールユニット600の筐体601は、密閉構造となっている。なお、複数のドライバユニットが配列された方向(第1の方向)は、コントロールユニット600の短手方向と一致しており、この方向は、図2(a)の紙面上下方向に相当する。また、複数のドライバユニットが配列された方向(第1の方向)に直交する方向(第2の方向)は、コントロールユニット600の長手方向と一致しており、この方向は、図2(a)の紙面左右方向に相当する。
筐体601内の底面上には、長方形の平面形状を有するカードプレート602が設けられている。カードプレート602は、カードプレート602の長手方向及び短手方向をそれぞれコントロールユニット600の長手方向及び短手方向と一致させて配置されている。カードプレート602には、略長方形の平面形状の開口が設けられている。
カードプレート602の開口内には、この開口と略同形状の上面形状を有すると共に、略直方体の外観形状を有するヒートシンク603が筐体601内の底面上に設けられている。ヒートシンク603は、筐体601内に設けられる電子部品を冷却するためのものであり、冷却用配管608が、ヒートシンク603に接して設けられている。ヒートシンク603は、冷却用配管608を循環する液体により冷却される。この液体は、例えば水である。なお、図2(b)及び図2(c)並びに図3(a)では、図が煩雑になることを避けるため、図2(a)における冷却用配管608の図示を省略した。
ヒートシンク603上には、略長方形の平面形状を有するコントロールカード604が設けられている。コントロールカード604は、種々の電子部品を実装するための基板である。コントロールカード604上には、電子部品の1種としてCPU605が設けられている。CPU605は、熱伝導シート612を介してヒートシンク603と接しており、コントロールカード604におけるCPU605が実装された面は、ヒートシンク603側に向けられている。そして、複数のCPU605は、コントロールカード604に形成されたパターン配線によって接続され、通信を行っている。さらに、コントロールカード604におけるCPU605の実装面と反対側の面には、電磁弁等へ電気信号を生成する電気接点等の電気部品(図示しない)が複数配置されている。
コントロールカード604に実装された電子部品の入出力部は、コネクタ607に接続されており、例えばドライバユニット62〜66を動作させるための命令信号や電子部品からの出力信号等は、コネクタ607を介して入出力される。コネクタ607は、例えばサーボ制御システム1を制御するための制御部(図示せず)と配線接続される。
コネクタ607は、筐体601の側面における凹状窪み部分に設けられており、この窪み部分は、パッキン616により覆われている。パッキン616は、筐体カバー601bを介してパッキン押さえ部材617により覆われている。パッキン616により、コネクタ607の防水及び防塵が実現される。
昇降圧コンバータユニット62及びインバータユニット63〜66を制御するために、CPU605は、昇降圧コンバータユニット62及びインバータユニット63〜66毎に複数設けられており、コントロールユニット600の短手方向に配列されている。CPU605は、非常に多くのトランジスタにより構成される電子部品であるので、CPU605の発熱量は非常に大きい。また、CPU605が正常動作するためには、CPU605は、所定の範囲の温度雰囲気に置かれる必要がある。CPU605は、熱伝導シート612を介してヒートシンク603に接しているので、CPU605で発生した熱の一部をヒートシンク603により吸収して、CPU605を冷却することができる。
カードプレート602上には、複数のファン606aがコントロールユニット600の短手方向に配列されている。複数のファン606aはそれぞれ、矢印fに示されるような各CPU605に向かう気流を発生するような向きにされて、CPU605毎に設けられている。ファン606aにより発生する気流の向きは、コントロールユニット600の長手方向に沿う。これにより、CPU605で発生した熱により熱せられた空気を攪拌することができるので、筐体内の温度勾配が解消される。従って、筐体内の冷却効率が向上し、高温による電子部品の異常動作を防止できる。
コントロールカード604におけるCPU605近傍には、温度センサユニット615がCPU605毎に設けられている。温度センサユニット615は、温度センサとファン制御部から構成されている。ここで、CPU605の下面はヒートシンク603により冷却されるが、上面はコントロールカード604に接触されているので、CPU605はコントロールカード604へも熱伝導する。そして、コントロールカード604の上面には電気接点等の電気部品が実装されている。このため、コントロールカード604の上側に熱がこもる。従って、温度センサは、コントロールカード604の上面に配置されている。温度センサは、CPU605近傍の温度を検出する。ファン制御部とファン606aとは配線(図示せず)により接続されており、ファン制御部は、検出された温度に基づいて、例えば予め定められた閾値と温度検出値とを比較して、ファン606aを制御する。例えば、CPU605の近傍の温度がCPU605を正常動作させるための温度として十分低い場合には、ファン制御部は、ファン606aを停止させるように制御する。これにより、ファンの寿命を向上させることができる。
筐体601内の底面上には、長方形の上面形状を有するカードプレート613が設けられている。このカードプレート613は、カードプレート602から見て冷却用配管608が設けられた方向と反対側の筐体601内側面に近接して設けられており、カードプレート613の長手方向は、コントロールユニット600の短手方向に一致している。
カードプレート613上には、略長方形の上面形状を有する電源カード609が設けられている。電源カード609上には、2個の電源IC(電源ユニット)610が電源カードの長手方向に沿って配列されて設けられている。各電源IC610には、電源ICを空冷するためのヒートシンク611が設けられている。また、筐体601の内側面に接して熱伝導プレート614が設けられており、電源IC610及びヒートシンク611は、熱伝導プレート614と面接触している。このため、電源IC610で発生した熱の一部を放熱することが可能となる。
カードプレート613上には、2個のファン606bがカードプレート613の短手方向に配列されて設けられている。ファン606bは共に、矢印fに示される方向の気流を発生するような向きに設けられており、この気流は、電源IC610に向かう。これにより、電源IC610で発生した熱により熱せられた空気を攪拌することができるので、筐体内の温度勾配が解消される。従って、局部的な高温部が生じることがなくなるので、高温部に実装される電気部品の寿命を長くすることができる。
以上説明したように、本実施形態のサーボ制御システム1では、コントロールユニット600の筐体601内にファン606a、606bが設けられているので、密閉構造の筐体601内に気流を発生させ、筐体内の空気を攪拌することができる。これにより、筐体内の温度勾配が解消される。従って、高温によるCPU605等の電子部品の異常動作を防止できる。
また、複数のCPUがケーブル配線によって接続されていると、ケーブル配線の損傷による信頼性の低下が懸念される。しかしながら、本実施形態では、一つのコントロールカード604に複数のCPUが備えられ、コントロールカード604に形成されたパターン配線によって接続されている。これにより、配線の損傷がなくサーボ制御システム1の信頼性を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、サーボ制御システム1が昇降圧コンバータユニット62、インバータユニット63〜66とコントロールユニット600とが一体となった構成となっているが、必ずしも一体として構成する必要はなく、昇降圧コンバータユニット62、インバータユニット63〜66と分離した状態でコントロールユニット600を構成してもよい。
さらに、本実施形態では、コントロールカード604とヒートシンク603との間に複数のCPUを設けた例を示したが、CPUは一つでも本発明の効果を得ることができる。
続いて、本発明に係るサーボ制御システムを種々の作業機械に適用した例について説明する。図4(a)は、サーボ制御システムが適用されたフォークリフトの外観を示す図である。図4(a)に示すように、作業機械としてのフォークリフト1Aは、その車体後方に重りをつけることにより当該車体のバランスをとるように構成された、いわゆるカウンタ式のフォークリフトである。
フォークリフト1Aは、運転者が乗り込んで着座するための運転席30、フォーク32、車輪34,38等を有して構成されている。フォーク32は、荷物を昇降させるためのものであり、このフォーク32は、運転席30より前方側に設けられている。車輪34,38は、運転席30より前方と後方とに2つずつ配置されており、運転席30よりも後方に配置された車輪38は、操舵用の車輪である。一方、運転席30よりも前方に配置された車輪34は、駆動輪である。
図4(b)は、フォークリフト1Aが搭載しているサーボ制御システム1aの概略構成図である。サーボ制御システム1aは、インバータユニット65,66を有しており、インバータユニット65,66は、それぞれバッテリ19からの直流電力により駆動される。インバータユニット65は、直流電力を交流電力に変換して荷役モータ35を駆動する。一方、インバータユニット66は、走行モータ36を駆動する。荷役モータ35は、フォーク32を昇降させるためのモータであり、走行モータ36は、車輪34を駆動するためのモータである。図4(b)に示すように、フォークリフト1Aに本発明のサーボ制御システムを適用する場合には、2個のインバータユニット65,66によりサーボ制御システム1aが構成されることとしてもよい。フォークリフト1Aに本発明に係るサーボ制御システム1を適用することで、電気部品及びファンの寿命が長くなるので、フォークリフト1Aが備えるコントロールユニットの不具合を減少させることができ、作業効率を向上させることができる。
図5は、本発明のサーボ制御システムが適用された作業機械の一例として、リフティングマグネット車両1Bの外観を示す斜視図である。図5に示すように、リフティングマグネット車両1Bは、無限軌道を含む走行機構2と、走行機構2の上部に旋回機構3を介して回動自在に搭載された旋回体4とを備えている。旋回体4には、ブーム5と、ブーム5の先端にリンク接続されたアーム6と、アーム6の先端にリンク接続されたリフティングマグネット7とが取り付けられている。リフティングマグネット7は、鋼材などの吊荷Gを磁力により吸着して捕獲するための設備である。ブーム5、アーム6、及びリフティングマグネット7は、それぞれブームシリンダ8、アームシリンダ9、及びバケットシリンダ10によって油圧駆動される。また、旋回体4には、リフティングマグネット7の位置や励磁動作および釈放動作を操作する操作者を収容するための運転室4aや、油圧を発生するためのエンジン11といった動力源が設けられている。エンジン11は、例えばディーゼルエンジンで構成される。
図6は、リフティングマグネット車両1Bの電気系統や油圧系統といった内部構成を示すブロック図である。なお、図2では、機械的に動力を伝達する系統を二重線で、油圧系統を太い実線で、電気系統を細い実線でそれぞれ示している。また、図7は、図6における蓄電手段120の概略構成を示す図である。
図6に示すように、リフティングマグネット車両1Bは電動発電機12および減速機13を備えており、エンジン11及び電動発電機12の回転軸は、共に減速機13の入力軸に接続されることにより互いに連結されている。エンジン11の負荷が大きいときには、電動発電機12が自身の駆動力によりエンジン11の駆動力を補助(アシスト)し、電動発電機12の駆動力が減速機13の出力軸を経てメインポンプ14に伝達される。一方、エンジン11の負荷が小さいときには、エンジン11の駆動力が減速機13を経て電動発電機12に伝達されることにより、電動発電機12が発電を行う。電動発電機12は、例えば、磁石がロータ内部に埋め込まれたIPMモータによって構成される。電動発電機12の駆動と発電との切り替えは、リフティングマグネット車両1Bにおける電気系統の駆動制御を行うコントローラ(図示せず)により、エンジン11の負荷等に応じて行われる。
減速機13の出力軸にはメインポンプ14が接続されており、メインポンプ14には高圧油圧ラインを介して各種の油圧系を制御するためのコントロールバルブ(図示せず)が接続されている。
電動発電機12の電気的な端子には、インバータ回路(インバータユニット)65の一端が接続されている。インバータ回路65の他端には、蓄電手段120が接続されている。蓄電手段120は、図7に示すように、例えばDCバス110といった直流配線により構成される一定電圧蓄電部と、昇降圧コンバータ62と、例えば蓄電池であるバッテリ19により構成される変動電圧蓄電部を備えている。即ち、インバータ回路65の入力端は、DCバス110を介して昇降圧コンバータ100の入力端に接続されることとなる。昇降圧コンバータ100の出力端には、バッテリ19が接続されている。
インバータ回路65は、コントローラからの指令に基づき、電動発電機12の運転制御を行う。すなわち、インバータ回路65が電動発電機12を力行運転させる際には、必要な電力をバッテリ19と昇降圧コンバータ100からDCバス110を介して電動発電機12に供給する。また、電動発電機12を回生運転させる際には、電動発電機12により発電された電力をDCバス110及び昇降圧コンバータ100を介してバッテリ19に充電する。なお、昇降圧コンバータ100の昇圧動作と降圧動作の切替制御は、DCバス電圧値、バッテリ電圧値、及びバッテリ電流値に基づき、コントローラによって行われる。
蓄電手段120には、インバータ回路76を介してリフティングマグネット7が接続されている。リフティングマグネット7は、金属物を磁気的に吸着させるための磁力を発生する電磁石を含んでおり、インバータ回路64を介してDCバス110から電力が供給される。インバータ回路64は、コントローラからの指令に基づき、電磁石をオンにする際には、リフティングマグネット7へ要求された電力をDCバス110より供給する。また、電磁石をオフにする場合には、回生された電力をDCバス110に供給する。
更に、蓄電手段120には、インバータ回路66を介して旋回用電動機21が接続されている。旋回用電動機21は、旋回体4を旋回させる旋回機構3の動力源である。
旋回用電動機21が力行運転を行う際には、旋回用電動機21の回転駆動力の回転力により旋回体4が加減速制御され回転運動を行う。また、旋回体4の慣性回転により、旋回用電動機21に伝達され、回生電力を発生させる。旋回用電動機21は、PWM制御信号によりインバータ回路66によって交流駆動される。旋回用電動機21としては、例えば、磁石埋込型のIPMモータが好適である。
更に、蓄電手段120には、インバータ回路63を介して水冷ポンプ22が接続されている。水冷ポンプ22は、インバータ回路63により交流駆動される。
なお、蓄電手段120には、インバータ回路63〜66を介して、水冷ポンプ22、リフティングマグネット7、電動発電機12、及び旋回用電動機21が接続されているので、電動発電機12で発電された電力がリフティングマグネット7又は旋回用電動機21に直接的に供給される場合もあり、リフティングマグネット7で回生された電力が電動発電機12又は旋回用電動機21に供給される場合もあり、さらに、旋回用電動機21で回生された電力が電動発電機12又はリフティングマグネット7に供給される場合もある。リフティングマグネット7に本発明に係るサーボ制御システム1を適用することで、電気部品及びファンの寿命が長くなるので、リフティングマグネット7が備えるコントロールユニットの不具合を減少させることができ、作業効率を向上させることができる。
さらに、ショベルやホイルローダ、クレーン、トラック等の作業機械にも本発明のサーボ制御システム1を適用することができる。
1…サーボ制御システム、1A…フォークリフト(作業機械)、1B…リフティングマグネット車両(作業機械)、62〜66…ドライバユニット、600…コントロールユニット、601…筐体、602…カードプレート、603…ヒートシンク、604…コントロールカード、606a、606b…ファン、607…コネクタ、608…冷却用配管、609…電源カード、610…電源IC、611…ヒートシンク、612…熱伝導シート、613…カードプレート、614…熱伝導プレート、615…温度センサユニット。

Claims (7)

  1. 直流電力を交流電力に変換して交流電動機を駆動するためのインバータユニットを含む1又は複数のドライバユニットと、該ドライバユニットを制御するためのコントロールユニットとを備えるサーボ制御システムにおいて、
    前記コントロールユニットは、
    密閉構造からなる筐体と、
    前記筐体内に設けられた電子部品と、
    前記筐体内に設けられ前記筐体内の空気を攪拌するための第1のファンと
    を備えることを特徴とするサーボ制御システム。
  2. 複数のドライバユニットを備え、
    前記電子部品は、前記ドライバユニットのそれぞれに対応して設けられ当該ドライバユニットを制御するための複数のCPUを含み、
    前記第1のファンは、前記複数のCPUのそれぞれに対応して、当該CPUに向かう気流を発生するように複数設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーボ制御システム。
  3. 前記複数のドライバユニットに対応する前記複数のCPUは、同一基板に実装されることを特徴とする請求項2に記載のサーボ制御システム。
  4. 前記複数のドライバユニットは、直方体状の外観を有すると共に、第1の方向に並べられて固定されており、
    前記コントロールユニットの筐体は、直方体状の外観を有すると共に、前記複数のドライバユニットの上面を覆うように、前記複数のドライバユニット上に設けられており、
    前記CPUは、前記筐体内において前記第1の方向に配列されており、
    前記第1のファンは、前記第1の方向に直交する第2の方向に気流を発生させるように設けられている
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のサーボ制御システム。
  5. 前記コントロールユニットは、前記CPUの温度を測定するための温度センサを更に備え、
    前記第1のファンは、前記温度センサにより測定された温度に基づいて制御されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のサーボ制御システム。
  6. 前記コントロールユニットは、
    前記電子部品に電力を供給するための電源ユニットと、
    前記電源ユニットに向かう気流を発生するように前記筐体内に設けられた前記第2のファンと
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のサーボ制御システム。
  7. 直流電力を交流電力に変換して交流電動機を駆動するためのインバータユニットを含む1又は複数のドライバユニットと、該ドライバユニットを制御するためのコントロールユニットとを含むサーボ制御システムを備え、
    前記コントロールユニットは、密閉構造からなる筐体と、前記筐体内に設けられた電子部品と、前記筐体内に設けられ前記筐体内の空気を攪拌するための第1のファンとを備えること
    を特徴とする作業機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013188008A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 電力変換装置及び作業機械
JP2015129982A (ja) * 2014-01-06 2015-07-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 自動販売機

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