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JP2010169522A - 静電容量型検出装置及びそれを用いた加速度・角速度検出装置 - Google Patents

静電容量型検出装置及びそれを用いた加速度・角速度検出装置 Download PDF

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JP2010169522A
JP2010169522A JP2009012000A JP2009012000A JP2010169522A JP 2010169522 A JP2010169522 A JP 2010169522A JP 2009012000 A JP2009012000 A JP 2009012000A JP 2009012000 A JP2009012000 A JP 2009012000A JP 2010169522 A JP2010169522 A JP 2010169522A
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vibrator
axis
detection device
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capacitance
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Makoto Kataoka
誠 片岡
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Asahi Kasei Electronics Co Ltd
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Asahi Kasei Electronics Co Ltd
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Abstract

【課題】静電容量型のセンサ部の容量変化を検出電圧に変換するCV変換回路を備え、SN比の改善と感度の向上を図るとともに、小型化を図るようにすること。
【解決手段】センサ部を構成する変位可能な振動子を挟むようにして設けられた少なくとも一対の検出用電極を有する容量素子と、振動子の電圧を高周波電圧に変調する変調手段とを備え、容量素子の検出用電極側をCV変換回路の入力部に接続する。CV変換回路は、容量素子の検出用電極に接続される演算増幅器82を備えているとともに、振動子の電位を高周波電圧に変調する高周波電圧印加回路(クロック発生回路)80とを備えている。
【選択図】図8

Description

本発明は、静電容量型検出装置及びそれを用いた加速度・角速度検出装置に関し、より詳細には、静電容量型のセンサ部と、そのセンサ部の容量変化を検出電圧に変換する容量・電圧(CV)変換回路とを備えた静電容量型検出装置及びそれを用いた加速度・角速度検出装置に関する。
従来からの静電容量型MEMS(micro electro mechanical systems)を用いた加速度・角速度検出装置は、加速度及び角速度を同時に検出する信号処理回路を備え、2つの反転振動させた振動子を用いて、加速度を同相、角速度を逆相の出力として分離して検出する方式で、CV変換は振動子の電位を差動対の入力に繋いだものである。
この種の加速度・角速度検出装置は、例えば、特許文献1に開示されているように、一対の振動子を互いに直交するXY軸方向に変位可能に基板上に支持するとともに、X軸方向に振動させ、各振動子のY軸方向の変位をコンデンサの容量変化によって検出することにより、基板に作用するY軸方向の加速度とXY軸に直交するZ軸回りの角速度とを同時に検出するものである。
図1は、従来の静電容量型MEMSを用いた加速度・角速度検出装置を説明するための構成図で、上述した特許文献1の概略構成図である。
第1及び第2時分割タイミングT1,T2では、電圧印加回路11により、極性が反転する第1電圧信号V1がコンデンサC1,C2の両端に印加されるとともに、第1電圧信号V1と同相の第2電圧信号V2がコンデンサC3,C4の両端に印加される。したがって、第1時分割タイミングT1と第2時分割タイミングT2とでチャージアンプ12から出力される一組の電圧信号は、その差により、2つの振動子のY軸方向における反対向きの変位を互いに打ち消しあって、2つの振動子のY軸方向における同じ向きの変位のみを表すことになる。そして、サンプルホールド回路14a,14bは、第1及び第2時分割タイミングT1,T2にて、チャージアンプ12からの電圧信号をそれぞれサンプルホールドする。なお、符号13は、サンプルホールド回路14a乃至14dを制御するサンプリングタイミング制御回路を示している。
2つの振動子のY軸方向における同じ向きの変位は、基板10に作用するY軸方向の加速度である。したがって、サンプルホールド回路14a、14bにそれぞれサンプルホールドされた各電圧信号の差は、基板10に作用するY軸方向の加速度の大きさを表すことになる。そして、演算器15が、前記サンプルホールドされた各電圧信号の差を演算して出力するので、この演算器15から前記加速度の大きさを表す出力電圧が取り出される。
また、第3及び第4時分割タイミングでは、電圧印加回路11により、極性が反転する第1電圧信号V1がコンデンサC1,C2の両端に印加されるとともに、第1電圧信号V1と逆相の第2電圧信号V2がコンデンサC3,C4の両端に印加される。したがって、第3時分割タイミングT3と第4時分割タイミングT4とでチャージアンプ12から出力される一組の電圧信号は、その差により、2つの振動子のY軸方向における同じ向きの変位を互いに打ち消しあって、2つの振動子のY軸方向における反対向きの変位のみを表すことになる。そして、サンプルホールド回路14c,14dは、第3及び第4時分割タイミングT3,T4にて、チャージアンプ12からの電圧信号をそれぞれサンプルホールドする。
2つの振動子のY軸方向における反対向きの変位は、基板10に作用するZ軸回りの角速度である。したがって、サンプルホールド回路14c,14dにそれぞれサンプルホールドされた各電圧信号の差は、基板10に作用するZ軸回りの角速度の大きさを表すことになる。そして、演算器16が、前記サンプルホールドされた各電圧信号の差を演算して出力するので、この演算器16から加速度の大きさを表す出力電圧が取り出される。
このように、単一のチャージアンプ12のみを用いるだけで、加速度及び角速度を同時に検出できるので、加速度・角速度検出装置が簡単な構成で実現される。
図2は、図1を勘案した本発明と対比するための従来例1を示す構成図である。センサ部21を構成する容量素子C1と容量素子C2の接続点が演算増幅器22の非反転入力端子に接続され、反転入力端子にはVrefが印加されている。また、非反転入力端子と出力端子間には抵抗Rと容量素子CFBが並列に接続されている。センサ部21の一方の容量素子C1には、スイッチング素子SW1,SW2が接続可能とされ、他方の容量素子C2にはスイッチング素子SW3,SW4が接続可能とされていて、スイッチング素子SW1とSW3は連動して、信号Φ1がセンサ部21の容量素子C1に供給され、また、スイッチング素子SW2とSW4とは連動して、信号Φ1とは逆位相の信号Φ2がセンサ部21の容量素子C2に供給される。つまり、信号Φ1と信号Φ2によってVoutの極性を切り換えて変調をかける。このときのVoutは以下のようになる。
Figure 2010169522
図3は、本発明と対比するための従来例2を示す構成図である。演算増幅器32の非反転入力端子とGND間には容量素子Csが接続され、反転入力端子にはVrefが印加されている。また、非反転入力端子と出力端子間には抵抗Rと容量素子CFBが並列に接続されている。
容量素子Csに蓄積される電荷量は、Q=Cs・Vrefで、加速度・角速度が加わりCsが変化すると、Q=(Cs+ΔC)・Vrefとなる。S1点で電荷バランスが保たれるので、CFBに−ΔC・Vrefのチャージが誘起される。Csの変化に比例して、
Figure 2010169522
の出力が得られる。
また、加速度・角速度を検出するための静電容量型のセンサ部と、スイッチトキャパシタ回路を用いてCV変換率を変更できるCV変換回路とを備えた加速度センサは、例えば、特許文献2に開示されている。この種の加速度センサは、コンデンサの容量を現す値を所定のCV変換率で電圧に変換して出力するCV変換回路内の測定対象の可変容量コンデンサに、少なくとも2個のスイッチを接続してスイッチトキャパシタ回路を構成させ、CV変換率が、スイッチトキャパシタ回路の等価抵抗値と抵抗回路の抵抗値との比に従って決定されるように構成されたものである。
特開2004−28869号公報 特開平10−170544号公報 特開2002−31644号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載のもの、あるいは図2に示した従来例1のものは、加速度を同時に取ると、角速度のSNは下がるという問題がある。これは、振動子の電位が1/2VDD(AGND)基準となるため振動子の駆動力が弱く、また、サンプリングが必須でノイズが折り返すことによる。また、振動子側を差動対につなぐと1軸方向しか原理的に検出できないという問題がある。これは、2軸間でチャージが混同するためである。
つまり、従来の加速度・角速度同時測定用のCV変換方式では、特許文献1、あるいは図2に示した従来例1のように、振動子の電位が、1/2・VDDとなり、駆動力が取れないという問題がある(角速度成分:コリオリ力は振動子の振幅に比例する)。振動子の電位をVmassとし、駆動電極の電位をVdrive=VDC+VAC(VAC:振動子の共振周波数(Fr)の成分)とし、駆動電極と振動子間の容量をC(F)とし、駆動電極と振動子間の距離をd(m)とすると、振動子にかかる駆動力(クーロン力)の大きさは、
Figure 2010169522
実効的な共振周波数(Fr)でかかる成分を取り出すと、
Figure 2010169522
となる。
VmassのDCレベルを1/2・VDDに調整した場合と、GNDにした場合で駆動力を比較すると、
(1)Vmass=1/2・VDDの場合、VDC=3/4・VDD(1/4・VDD)、VAC=1/4・VDD・sin(2πFr・T)で駆動力は最大となり、
(2)Vmass=GNDにすると、VDC=1/2・VDD、VAC=1/2・VDD・sin(2πFr・T)で駆動力は最大となる。
比較すると、((1/2)−(3/4))・1/4:(0−1/2)・1/2=1:4である。振動子の電位を1/2・VDDにとった場合は、GND、あるいはVDDにする場合と比較し、駆動力は1/4となる。
また、図3に示した従来例2のような回路では、Fc=1/(2πRCFB)のHPF(ハイパスフィルタ)となるため、変調をかけないと加速度成分(DC成分)は取れないという問題がある。
また、特許文献2に記載のものについても、加速度のSNが下がるという問題がある。これは、スイッチトキャパシタ回路を等価抵抗とみなし、加速度成分に対し変調がかからない構成となっているため、演算増幅器の1/fノイズをそのまま取り込んでしまうためである。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、静電容量型のセンサ部と、そのセンサ部の容量変化を検出電圧に変換する容量・電圧(CV)変換回路とを備え、SN比の改善と感度の向上を図るとともに、小型化を図るようにした静電容量型検出装置及びそれを用いた加速度・角速度検出装置を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、静電容量型のセンサ部と、該センサ部からの容量変化を検出電圧に変換するCV変換回路とを備えた静電容量型検出装置において、前記センサ部を構成する変位可能な振動子を挟むようにして設けられた少なくとも一対の検出用電極を有する容量素子と、前記振動子の電圧を高周波電圧に変調する変調手段とを備え、前記容量素子の検出用電極側を前記CV変換回路の入力部に接続することを特徴とする。(図8,図10)
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記CV変換回路が、前記容量素子の前記検出用電極に接続される演算増幅器(82)を備えているとともに、前記振動子の電位を高周波電圧に変調する高周波電圧の印加回路(80)とを有することを特徴とする。(図8)
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記センサ部が、基板上に支持されて互いに直交するXYZ軸方向に変位可能な振動子と、該振動子をZ軸方向に振動させる一対の駆動用電極を有する駆動部と、前記振動子を挟むように上下に設けられ、前記振動子のX軸方向への変位に対して容量変化を互いに逆方向へ増減させる一対の第1(Cs1,Cs6)及び第2の容量素子(Cs2,Cs7)と、前記振動子を挟むように上下に設けられ、前記振動子のY軸方向への変位に対して容量変化を互いに逆方向へ増減させる一対の第3(Cs3,Cs8)及び第4の容量素子(Cs4,Cs9)と、前記振動子を挟むように上下に設けられているとともに、前記駆動用電極を取り囲むように配置され、前記振動子のZ軸方向への変位に対する容量変化を検出する一対の第5の容量素子(Cs5,Cs10)とを備えることを特徴とする。(図7A)
また、請求項4に記載の発明は、請求項1,2又は3に記載の静電容量型検出装置を用い、前記振動子に作用するXYZ軸方向の加速度と、XY軸回りの角速度を検出することを特徴とする加速度・角速度検出装置である。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記CV変換回路が、XYZ軸用CV変換回路を有し、該XYZ軸用CV変換回路の各々に接続された復調回路と、該復調回路の各々に接続されたXYZ軸の加速度信号を出力するローパスフィルタと、前記XYZ軸用CV変換回路の各々に直接接続されたXY軸の角速度信号を出力するローパスフィルタとを備えることを特徴とする。(図10)
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記CV変換回路のZ軸用CV変換回路と、前記センサ部と、前記同期検波回路に接続された発振回路とを備えることを特徴とする。(図10)
本発明によれば、センサ部を構成する変位可能な振動子を挟むようにして設けられた少なくとも一対の検出用電極を有する容量素子と、振動子の電圧を高周波電圧に変調する変調手段とを備え、容量素子の検出用電極側をCV変換回路の入力部に接続するようにしているので、容量検出式MEMSの加速度及び角速度を別周波数の成分として検出することができる。また、振動子1個で加速度及び角速度の、それぞれ2軸以上の同時測定が可能である。
また、加速度出力が高周波に変調されるため、DCに復調する回路を検出段に配置しているので、加速度に対して高いSNが得られる。
また、角速度出力に対しても振動子の電位が自由に選べるため駆動力が稼げ、感度が向上するという効果がある。
また、1つの振動子と回路の組み合わせで加速度と角速度が同時にそれぞれ2軸以上測定できるため検出装置の小型化が可能である。
従来の静電容量型MEMSを用いた加速度・角速度検出装置を説明するための構成図である。 図1を勘案した本発明と対比するための従来例1を示す構成図である。 本発明と対比するための従来例2を示す構成図である。 (a)乃至(c)は、本発明の静電容量型検出装置を説明するためのセンサ構造(センサ部)を示す図である。 (a),(b)は、図4に示したセンサ部による加速度検出の原理を説明するための図である。 (a),(b)は、図4に示したセンサ部による角速度検出の原理を説明するための図である。 本発明の静電容量型検出装置に用いられるセンサ構造を説明するための概略図である。 本発明と比較のための従来のセンサ構造を説明するための概略図である。 本発明に係る加速度・角速度検出装置におけるCV変換回路のCV変換方式について説明するための回路図である。 (a),(b)は図8における角速度成分と加速度成分の出力波形を示す図である。 図8のCV変換回路を用いた加速度・角速度検出装置を説明するための構成ブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図4(a)乃至(c)は、本発明の静電容量型検出装置を説明するためのセンサ構造(センサ部)を示す図である。なお、このセンサ部は、加速度・角速度検出装置の5軸のセンサ部として用いることができる。
本発明におけるセンサ部は、振動子を挟んで10つの静電容量素子から構成されている。すなわち、センサ部は、図4(b)に示すように、Si層51の中央部において、X軸方向に設けられた振動子52a,52bと、Y軸方向に設けられた振動子53a,53bと、X軸及びY軸の交差部に設けられた振動子54と一体的に設けられ、この振動子54が梁55を介してSi層51に固定されている。
また、このSi層51の上面には、図4(a)に示すように、ガラス層41上に検出用電極と駆動用電極が設けられている。つまり、X軸方向に設けられた振動子52a,52bに対向するように、X軸検出用電極42a,42bと、Y軸方向に設けられた振動子53a,53bに対向するように、Y軸検出用電極43a,43bと、X軸及びY軸の交差部に設けられた振動子54に対向するように、駆動用電極45が設けられ、この駆動用電極45の周辺を囲むようにしてZ軸検出用電極44が設けられている。
また、同様に、Si層51の下面には、図4(c)に示すように、ガラス層61上に検出用電極と駆動用電極が設けられている。つまり、X軸方向に設けられた振動子52a,52bに対向するように、X軸検出用電極62a,62bと、Y軸方向に設けられた振動子53a,53bに対向するように、Y軸検出用電極63a,63bと、X軸及びY軸の交差部に設けられた振動子54に対向するように、駆動用電極65が設けられ、この駆動用電極65の周辺を囲むようにしてZ軸検出用電極64が設けられている。
このような構造により、X軸検出用電極42a,42bとX軸方向に設けられた振動子52a,52bとにより静電容量素子C1,C2が構成され、X軸検出用電極62a,62bとX軸方向に設けられた振動子52a,52bとにより静電容量素子C6,C7が構成される。また、Y軸検出用電極43a,43bとY軸方向に設けられた振動子53a,53bとにより静電容量素子C3,C4が構成され、Y軸検出用電極63a,63bとY軸方向に設けられた振動子53a,53bとにより静電容量素子C8,C9が構成される。さらに、Z軸検出用電極44とX軸及びY軸の交差部に設けられた振動子54とにより静電容量素子C5が構成され、Z軸検出用電極64とX軸及びY軸の交差部に設けられた振動子54とにより静電容量素子C10が構成される。
図5(a),(b)は、図4(a)乃至(c)に示したセンサ部による加速度検出の原理を説明するための図で、加速度(Fx=ma)が振動子の質量と加速度に比例したDC出力であることを示している。
図5(a)に示されているように、X軸方向に設けられた振動子52a,54,52bが、駆動用電極45及び65によって駆動され、例えば、振動子52a側が下方に傾き、振動子52b側が上方に傾くように振動すると、X軸検出用電極42aと振動子52aとの間が広がり、X軸検出用電極42bと振動子52bとの間が狭まるようになり、X軸方向の加速度Fxを示すDC出力(Vx)が(C1+C7)−(C2+C6)に比例した値となる。
また、図5(b)に示されているように、Z軸方向に設けられた振動子54が、駆動用電極45及び65によって駆動され、例えば、振動子54が下方に傾くように振動すると、Z軸検出用電極44と振動子54との間が広がり、Z軸検出用電極64と振動子54との間が狭まるようになり、Z軸方向の加速度Fzを示すDC出力(Vz)がC5−C10に比例した値となる。
図6(a),(b)は、図4(a)乃至(c)に示したセンサ部による角速度検出の原理を説明するための図で、角速度(Fx=2mυ・Ωy)がコリオリ力に同期したAC出力であることを示している。なお、コリオリ力は、速度、角速度と直交する向きに発生する力である。
図6(a)に示されているように、X軸方向に設けられた振動子52a,54,52bが、駆動用電極45及び65によって、そのクーロン力により振動子を共振周波数(Fr)で駆動すると、振動子は上下に振動してυが発生する。また、図6(b)に示されているように、振動子52a側及び52b側が各々上下に振動すると、角速度Fxを示すAC出力(Vx)がC1−C2に比例した値になる。
図7Aは、本発明の静電容量型検出装置に用いられるセンサ構造を説明するための概略図で、図7Bは、本発明と比較のための従来のセンサ構造を説明するための概略図である。なお、図7Aには、図示していないが、振動子71上下には、図4(a),(b)と同様に、Z軸検出用電極及び駆動用電極が設けられている。
このような構造により、X軸検出用電極72a1,72b1とX軸方向に設けられた振動子71とによりそれぞれ静電容量素子Cs1,Cs2が構成され、裏側のX軸検出用電極と振動子71とによりそれぞれ静電容量素子Cs6,Cs7が構成される。また、Y軸検出用電極73a1,73b1と振動子71とによりそれぞれ静電容量素子Cs3,Cs4が構成され、裏側のY軸検出用電極と振動子71とによりそれぞれ静電容量素子Cs8,Cs9が構成される。さらに、Z軸検出用電極74と振動子71とにより静電容量素子Cs5が構成され、裏側のZ軸検出用電極と振動子71とにより静電容量素子Cs10が構成される。
これに対して、従来のセンサ部は、図7Bに示すように、振動子701上にX軸検出用電極702a,702bとY軸検出用電極703a,703bが設けられている。振動子701をICに繋ぐと、全てのキャパシタのチャージが混同し、X軸の変化及びY軸の変化は区別できない。
しかしながら、図7Aに示すように、本発明に用いるセンサ構造によれば、振動子71の上にX軸検出用電極72a1,72b1とY軸検出用電極73a1,73b1が設けられており、振動子側を接地し、X軸検出用電極72a1,72b1及びY軸検出用電極73a1,73b1をそれぞれICに繋いで、X軸検出用電極72a1,72b1からの出力に基づいてX軸のCV変換を行い、Y軸検出用電極73a1,73b1から出力に基づいてY軸のCV変換を行ないようにしている。このように、振動子71と対向する検出用電極72a1,72b1及び73a1,73b1をそれぞれICと繋げば、1つの振動子で多軸の加速度及び角速度成分が検出可能となる。
つまり、本発明の加速度・角速度検出装置に用いられるセンサ部は、基板上に支持されて互いに直交するXYZ軸方向に変位可能な振動子71と、この振動子71をZ軸方向に振動させる一対の駆動用電極を有する駆動部と、振動子71を挟むように上下に設けられ、振動子71のX軸方向への変位に対して容量変化を互いに逆方向へ増減させる一対の第1の容量素子Cs1,Cs6及び第2の容量素子Cs2,cs7と、振動子71を挟むように上下に設けられ、振動子71のY軸方向への変位に対して容量変化を互いに逆方向へ増減させる一対の第3の容量素子Cs3,Cs8及び第4の容量素子Cs4,Cs9と、振動子71を挟むように上下に設けられているとともに、駆動用電極を取り囲むように配置され、振動子71のZ軸方向への変位に対する容量変化を検出する一対の第5の容量素子Cs5,Cs10とを備えている。
このように、本発明の加速度・角速度検出装置における静電容量型のセンサ部(後述する図10の102)は、このセンサ部102を構成する変位可能な振動子71を挟むようにして設けられた少なくとも一対の検出用電極72a1,72a2を有する容量素子Cs1,Cs6と、センサ部102の検出電圧に変調をかける変調部とを備え、容量素子Cs1,Cs6の検出用電極72a1,72a2側をCV変換回路(後述する図10の103)の入力部に接続するように構成されている。
X軸方向のCV変換は、X軸検出用電極72a1,72b1をCV変換回路103の入力部に接続して行い、Y軸方向のCV変換は、Y軸検出用電極73a1,73b1をCV変換回路103の入力部に接続して行われる。
このような構成により、振動子71に作用するXYZ軸方向の加速度と、XY軸回りの角速度を検出することができる。
図8は、本発明に係る加速度・角速度検出装置におけるCV変換回路のCV変換方式について説明するための回路図で、図2に示した従来例1におけるCV変換方式との相違は、振動子の電位を回路の電源電圧によらずに調整できるようにした点である。また図3に示した従来例2におけるCV変換回路との相違は、加速度を検出できるように構成した点である。
このCV変換回路は、容量素子の検出用電極に接続される演算増幅器82を備えているとともに、振動子の電位を高周波電圧に変調する高周波電圧印加回路(クロック発生回路)80とを備えている。
センサ部81の出力に対して振動子の電圧をクロック周波数で変調をかけた場合、演算増幅器82の出力の差分は、
Vout1−Vout2=(C1−C2)/CFB・(1/2・VDD−VCLK)となる。
CLKは振動子にかける電圧で、回路の動作電圧に制限されないためDCレベル、振幅とも自由に決定できる。
C1、C2の加速度による容量変化をC1off、C2off、コリオリ力による容量変化をC1Fr、C2Frとおくと、
加速度に対応する出力は、(C1off−C2off)/CFB・(VCLK)、
角速度に対応する出力は、(C1Fr−C2Fr)/CFB・(1/2・VDD)で表され、それぞれ別周波数の成分として検出が可能である。
また、振動子の電位に変調がかかる場合においても、Fr以外の周波数成分は無視できるため、VCLKのDCレベルをGNDに調整することで駆動力は従来例1に対して4倍に向上させることができる。
図9は、図8における角速度成分と加速度成分の出力波形を示す図である。
図10は、図8のCV変換回路を用いた加速度・角速度検出装置を説明するための構成ブロック図である。
発振回路101は、センサ部102の駆動用電極に駆動信号を供給するとともに、同期検波回路107に基準信号を供給するものである。センサ部102は、図7Aに示したような構成を有するものである。CV変換回路103は、センサ部102からの出力信号に基づいて容量変化を検出電圧に変換し、加速度及び角速度の信号を出力するものである。このCV変換回路103における具体的なCV変換方式及び回路図は、図8に示したとおりである。
復調回路104は、CV変換回路103からのクロック周波数に変調された加速度成分に対し、もとのDCの成分に復調をかけるものである。
ローパスフィルタ(LPF)105a,105b,105cは、復調回路104を介してCV変換回路103からの加速度及び角速度信号からAC成分をカットオフしてそれぞれ加速度成分Ax,Ay,Azを出力するものである。同期検波回路107は、CV変換回路103からのAC信号をDC信号に復調するものである。ローパスフィルタ(LPF)108a,108bは、同期検波回路107からのDC成分に基づいて、それぞれ角速度成分Ωy,Ωxを出力するものである。
つまり、CV変換回路103は、XYZ軸用CV変換回路を有し、このXYZ軸用CV変換回路の各々に接続された復調回路104と、この復調回路104の各々に接続されたXYZ軸の加速度信号を出力するローパスフィルタ105a,105b,105cと、同期検波回路107を介してXYZ軸用CV変換回路の各々に直接接続されたXY軸の角速度信号を出力するローパスフィルタ108a,108bとを備えている。また、CV変換回路103のZ軸用CV変換回路と、センサ部102と、同期検波回路107に接続された発振回路101を備えている。
このような構成により、容量検出式MEMSの加速度及び角速度の同時検出用の信号処理が可能である。また、振動子1個で加速度及び角速度を別周波数の成分として分離することができる。
なお、上述した実施例では振動子のDC電位を0Vとしたが、それに限定されるものではなく、VDD、あるいは昇圧回路と併用し、さらに高いDC電位に調整することも好適である。
10 基板
11 電圧印加回路
12 チャージアンプ
13 サンプリングタイミング制御回路
14a,14b,14c,14d サンプルホールド回路
15,16 演算器
21 センサ部
22,32 演算増幅器
41 ガラス層
42a,42b,62a,62b X軸検出用電極
43a,43b,63a,63b Y軸検出用電極
44,64 Z軸検出用電極
45,65 駆動用電極
51 Si層
52a,52b,53a,53b,54 振動子
55 梁
71 振動子
72a1,72b1 X軸検出用電極
73a1,73b1 Y軸検出用電極
74 Z軸検出用電極
75 駆動用電極
80 高周波電圧印加回路
81 センサ部
82 演算増幅器
101 発振回路
102 センサ部
103 CV変換回路
104 復調回路
105a,105b,105c ローパスフィルタ(LPF)
107 同期検波回路(復調回路)
108a,108b ローパスフィルタ(LPF)
701 振動子
702a,702b X軸検出用電極
703a,703b Y軸検出用電極

Claims (6)

  1. 静電容量型のセンサ部と、該センサ部からの容量変化を検出電圧に変換するCV変換回路とを備えた静電容量型検出装置において、
    前記センサ部を構成する変位可能な振動子を挟むようにして設けられた少なくとも一対の検出用電極を有する容量素子と、
    前記振動子の電圧を高周波電圧に変調する変調手段とを備え、
    前記容量素子の検出用電極側を前記CV変換回路の入力部に接続することを特徴とする静電容量型検出装置。
  2. 前記CV変換回路が、前記容量素子の前記検出用電極に接続される演算増幅器を備えているとともに、前記振動子の電位を高周波電圧に変調する高周波電圧の印加回路とを有することを特徴とする請求項1に記載の静電容量型検出装置。
  3. 前記センサ部が、
    基板上に支持されて互いに直交するXYZ軸方向に変位可能な振動子と、
    該振動子をZ軸方向に振動させる一対の駆動用電極を有する駆動部と、
    前記振動子を挟むように上下に設けられ、前記振動子のX軸方向への変位に対して容量変化を互いに逆方向へ増減させる一対の第1及び第2の容量素子と、
    前記振動子を挟むように上下に設けられ、前記振動子のY軸方向への変位に対して容量変化を互いに逆方向へ増減させる一対の第3及び第4の容量素子と、
    前記振動子を挟むように上下に設けられているとともに、前記駆動用電極を取り囲むように配置され、前記振動子のZ軸方向への変位に対する容量変化を検出する一対の第5の容量素子とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の静電容量型検出装置。
  4. 請求項1,2又は3に記載の静電容量型検出装置を用い、前記振動子に作用するXYZ軸方向の加速度と、XY軸回りの角速度を検出することを特徴とする加速度・角速度検出装置。
  5. 前記CV変換回路が、XYZ軸用CV変換回路を有し、該XYZ軸用CV変換回路の各々に接続された復調回路と、該復調回路の各々に接続されたXYZ軸の加速度信号を出力するローパスフィルタと、前記XYZ軸用CV変換回路の各々に直接接続されたXY軸の角速度信号を出力するローパスフィルタとを備えることを特徴とする請求項4に記載の加速度・角速度検出装置。
  6. 前記CV変換回路のZ軸用CV変換回路と、前記センサ部と、前記同期検波回路に接続された発振回路とを備えることを特徴とする請求項5に記載の加速度・角速度検出装置。
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