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JP2010166851A - 作物の収量予測方法及びその装置 - Google Patents

作物の収量予測方法及びその装置 Download PDF

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JP2010166851A JP2009012091A JP2009012091A JP2010166851A JP 2010166851 A JP2010166851 A JP 2010166851A JP 2009012091 A JP2009012091 A JP 2009012091A JP 2009012091 A JP2009012091 A JP 2009012091A JP 2010166851 A JP2010166851 A JP 2010166851A
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千春 本郷
Katsuhisa Niwa
勝久 丹羽
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ZUKOSHA KK
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Abstract

【課題】作物の収穫前に収量ないし収穫量を予測し、農業生産の効率化,作物の生産や流通のコスト、肥料コストの低減を図る。
【解決手段】衛星データなどのリモートセンシングデータから得た対象地域の可視域,近赤外域の光反射率及びNDVI,又はGNDVIから甜菜の根収量を例えば5段階評価で予測する。一方、甜菜の葉茎部の可視光反射率から糖分率を例えば5段階で評価する。次に、以上のようにして得た根収量と糖分率から糖量を計算する。この方法によれば、7月の時点で衛星データ等から根収量や糖量の多少を相対的に予測することができる。また、10月に根収量調査を行って実測値を得れば、7月に予測した根収量の相対値から絶対値を得ることができ、その年の甜菜の価格,更には収穫高を知ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、衛星などによって取得したリモートセンシングデータ,GIS(Geographic Information System、地理情報システム)などの地理空間データ(以下「GISデータ」という),気象データ、土壌データなどを利用した作物の収量予測方法及びその装置に関する。
リモートセンシングを利用した作物の栽培支援手法としては、例えば、下記特許文献1に記載された「植物の活力度評価方法」がある。これは、植物の活力度を航空機や衛星などによるリモートセンシングにより評価する際の評価精度の向上を目的とし、森林樹木、果樹、農作物など対象植物の活力度評価のために、
(1)現地で実際に対象植物の陽葉の分光特性データを測定する現地調査を行い、それを基準データとしてデータベース化し、(2)データベースにおける基準データの検索を行って、分光特性データの収集グランドトゥルースを行い、前記現地データの処理を行って樹勢情報などを算出し、(3)その算出結果から最適RSデータ及び解析手法を検討して、リモートセンシングにより森林樹木などの植物の活力度を評価することを特徴とするものである。このようなリモートセンシングデータから求めた活力度ないし植生指数を使って農作物の収量等を導きだす研究は、他にも多数報告されている。
特開2002−360070公報
ところで、作物の収穫前に収穫量や収穫時期をある程度予測ないし推定(以下「予測」と総称する)することができれば、収穫時に必要な労働者数,運搬用燃料,梱包資材数量,収穫用設備などの手当てを無駄なく行って生産や流通などの効率化を図ることができ、コストも低減されて極めて好都合である。例えば、
a,最適な栽培管理を行うことで高品質・高収量の作物を栽培し、その生育状況を予測することで適期収穫を実現する,
b,少ない台数の輸送手段で効率的に集荷する,
c.コントラクター(生産組織)による収穫用大型機械の使用順序を効率的に決定する,
といったことが可能になる。
また、作物によっては、その利用配分を効率的に決定することも重要である。例えば、甜菜(てん菜,テンサイ,ビート,シュガービート,砂糖大根など多数の表し方があるが、本明細書では「甜菜」と表現する。)を砂糖用原料のみならずバイオ燃料用原料としても利用する場合の効率的な配分を行うなどである。更に、施肥管理の基礎情報として利用することもできる。しかしながら、上述した背景技術では、収穫前に収穫量を予測することはできない。
本発明は、以上のような点に着目したもので、その目的は、作物の収穫前に収量ないし収穫量を予測することである。他の目的は、農業生産の効率化を図ることである。更に他の目的は、作物の生産や流通のコストを効果的に低減することである。更に他の目的は、作物利用の効率的な配分を行なうことである。更に他の目的は、作物の効率的な施肥管理を行なうことである。
前記目的を達成するため、本発明は、収穫前に作物の収量を予測する作物の収量予測方法であって、リモートセンシングデータから得た前記作物の光反射率,NDVI,又はGNDVIから糖量を予測するステップ,を含むことを特徴とする。他の収量予測方法は、リモートセンシングデータから得た前記作物の光反射率,NDVI,又はGNDVIから収量を予測するステップ,前記光反射率から作物の糖分率を予測するステップ,前記ステップによって得られた根収量と糖分率から糖量を計算するステップ,を含むことを特徴とする。
他の収量予測方法は、対象地域の過去の土壌タイプ別の平均収量データ又は全体の収量データと、土壌タイプ別又は全体の気象要因の関係を示すデータを取得するステップ,目的変数を作物の収量又は糖分率とし、説明変数を、気象要因とするか、もしくは、土壌パラメータと気象要因として、重回帰分析を行うステップ,重回帰分析の結果を利用して土壌タイプ別の収量を予測するステップ,を含むことを特徴とする。
更に他の発明は、収穫前に作物の収量または糖分率を予測する作物の収量予測方法であって、対象地域の過去の土壌タイプ別の平均収量又は全体の収量データと、気象要因の関係を示すデータを取得するステップ,目的変数を作物の収量または糖分率とし、説明変数を、気象要因とするか、もしくは、土壌パラメータと気象要因として、重回帰分析を行うステップ,重回帰分析の結果を利用して土壌タイプ別又は全体の収量を予測するステップ,リモートセンシングデータから作物の光反射率,NDVI,又はGNDVIを取得し、土壌タイプ別又は全体で集計するステップ,前記ステップで予測した土壌タイプ別又は全体の収量を、土壌タイプ別又は全体で集計した光反射率,NDVI,GNDVIの集計データに応じて圃場1筆単位で傾斜配分することで、収量の予測値に変換するステップ,を含むことを特徴とする。
本発明の作物の収量予測装置は、収穫前に作物の収量を予測する作物の収量予測装置であって、リモートセンシングデータ,地理空間データ,気象データ,作物の過去の収量データが格納されているデータメモリ,請求項1〜3のいずれかに記載の収量予測方法を実行するための収量予測プログラムが格納されているプログラムメモリ,前記データメモリに格納されているデータを参照しながら、前記プログラムメモリに格納されている収量予測プログラムを実行することで、作物の収量を予測する演算処理部,を含むことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、衛星データなどのリモートセンシングデータや気象データなどを利用して作物の収穫前に収量ないし収穫量を予測することができるので、農業生産の効率化を図るとともに、作物の生産や流通のコスト、肥料コストを効果的に低減し、更には作物利用の効率的な配分を行なうことができる。
本発明の実施例1における根収量と糖量の予測値と実測値の関係を示すグラフである。 実施例1の手法の手順を示す流れ図である。 実施例1で得た根収量,糖分率,糖量の一例を圃場単位で示す図である。 実施例1で得た根収量,糖量の一例を営農集団単位で示す図である。 本発明の実施例2における土壌タイプ別の根収量の年次変化を示すグラフである。 実施例2における気象データと根収量の関係を示すグラフである。 実施例2における土壌タイプの根収量の予測値と実測値の関係を示すグラフである。 実施例2の手法の手順を示す流れ図である。 実施例2における年次別の根収量の予測値と実測値の関係を示すグラフである。 実施例3の手法の手順を示す流れ図である。 実施例3における根収量の予測値と実測値の関係を示すグラフと、営農集団単位の根収量順位を示す図である。 実施例4の構成を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。なお、いずれの実施例も、北海道帯広地方の甜菜の場合を例として説明する。甜菜は、春先に植え付けられて秋に収穫され、生産地近くの製糖工場で根に貯まる糖分が取り出され、砂糖が生産される。
最初に、図1〜図3を参照しながら、本発明の実施例1を説明する。この実施例は、衛星データを利用して、甜菜の収穫前にその根収量や糖量を予測しようとするものである。衛星データには甜菜の葉の情報しか含まれていないが、根部と葉茎部の関係,葉茎部と衛星データとの関係から、根の部分を調べることができる。取得できる衛星データとしては、以下のものがある。なお、衛星データはアナログデータであるが、実際には、デジタルデータ(例えば256階調の8ビットデータ)に変換してデジタル的に反射率などの演算処理を行なっている。
(1)葉茎部の可視光域における光の反射率は、甜菜葉茎部に含まれる窒素含有量と関係がある。甜菜葉茎部に含まれる窒素含有量は甜菜根中に含まれる糖量に関係している。例えば、3段階で評価すると、
a,反射率低:根部は高糖分で、葉茎部の窒素は少量である。
b,反射率中:根部は中糖分で、葉茎部の窒素は中量である。
c,反射率高:根部は低糖分で、葉茎部の窒素は多量である。
(2)葉茎部の可視光域における光の反射率は、甜菜の根収量(根重ともいう。以下「根収量」と称する)に関係する。具体的には、
a,反射率低:根収量は多い。
b,反射率中:根収量は中程度である。
c,反射率高:根収量は少ない。
(3)葉茎部の近赤外域における光の反射率は、同じく甜菜の根収量に関係する。
a,反射率低:根収量は少ない。
b,反射率中:根収量は中程度である。
c,反射率高:根収量は多い。
(4)NDVI(植性指数)は、根収量に関係する。なお、NDVIは、植物の緑葉が青色と赤色の波長の光を吸収し、近赤外領域の波長の光を反射する性質に関係する指数で、赤色の反射光強度をR,近赤外の反射光強度をIRとしたとき、NDVI=(IR−R)/(IR+R)で表される。具体的には、
a,NDVI小:根収量は少ない。
b,NDVI中:根収量は中程度である。
c,NDVI大:根収量は多い。
なお、NDVIは、前記(2)と(3)を一緒に考慮したものであると考えることができ、前記赤色の反射光強度Rが前記(2)に対応し、前記近赤外の反射光強度IRが前記(3)に対応する。同様の指数としてGNDVIがある。これは、緑色の反射光強度をGとしたとき、GNDVI=(IR−G)/(IR+G)で表される指数である。
2006年7月27日のスポット衛星画像データから可視域(緑及び赤の波長域)の反射光強度,近赤外域の反射光強度,中間赤外(短波長赤外ともいう)域の反射光強度,NDVI,GNDVIをそれぞれ求めた。そして、これらを説明変数とし、根収量を目的変数として重回帰分析を行った。そして、求められた重回帰式(最適変数:Band2,GNDVI)から根収量を予測し、同年の実測根収量と比較した。その結果を示すと、図1(A)のようになる。同図中、横軸は実測値,縦軸は予測値である。また、図中の斜線は、予測値と実測値の一致点を表す。これに対して、10群クロスバリデーションによる検証を行った結果、予測誤差は7.3t/haという結果が得られた。また、同図に示すように、サンプル点は、いずれもグラフGA(1:1の線)を挟んで位置しており、Band2,GNDVIからの根収量がよく予測できていることがわかる。このGNDVIをNDVIと置き換えても類似した結果が得られる場合がある。
図1(B)には、糖量の予測例が示されている。例えば、葉茎部の可視光反射率から糖分率が求められるので、これと前記図1(A)の根収量から糖量を計算することができる。図1(B)は、同じく、2006年7月27日のスポット衛星画像データに基づいて計算した糖量の予測値と、同年の実際の糖量の実測値と比較したもので、重回帰分析(最適変数:Band1,4,GNDVI)で求められた予測式から糖量を予測し、10群クロスバリデーションによる検証を行った結果、予測誤差が0.88t/haという結果が得られた。
一方、甜菜は、根部に含まれる糖分の濃度によって価格が異なる。例えば、以下の表1のようになっており、根収量が同じであれば、糖分率が高いほど価格も高い。なお、表1に示す計算式はある年の一例であり、計算式の係数は毎年変化する。
Figure 2010166851
この表において該当する糖分率の計算式に根収量の値を代入することで、甜菜の価格(生産者価格)が決まり、更には作付面積から個々の圃場全体としての収穫量が決まり、収穫高を知ることができる。ある大きさが確保された根部を比較した場合、糖分率が低いということは、甜菜の根に含まれている糖分が少なく、残りかすや水分が多いことから、輸送や加工のコストがかかる割には収穫される砂糖の量が少ないことになる。糖分率が高いということは、反対に効率的で砂糖の収量も多いことになる。
以上の手法を流れ図としてまとめると、図2(A)に示すようになる。まず、葉茎部の可視光や近赤外光の反射率,NDVI,又はGNDVIから根収量を例えば5段階評価で予測する(ステップS10)。一方、葉茎部の可視光反射率から糖分率を予測する(ステップS12)。この場合も、例えば5段階で評価する。次に、以上のようにして得た根収量と糖分率から糖量を計算する(ステップS14)。なお、同図(B)に示すように、葉茎部の可視光や近赤外光の光反射率から、直接糖量を予測するようにする方法もある(ステップS16)。この場合の具体的な計算式の一例を示すと、次のとおりである。
Y=0.107×Band3−4.6432 ただしY:糖量,Band3:近赤外域における光反射率である。
この方法によれば、7月の時点で衛星データから根収量や糖量の多少を相対的に予測することができ、その年の速報値として提供することができる。また、10月に根収量や糖分の調査を行って実測値を得れば、7月に予測した根収量の相対値から絶対値を得ることができ、その年の甜菜の収穫高,更には価格を知ることができる。
図3(A)は、7月時点における圃場単位の根収量の予測値を地図上に示したもので、5段階で根収量の多少が示されている。例えば、営農集団F10の圃場H10の根収量は2段階のレベル,圃場H12の根収量は4段階のレベルであるという具合である。同様に、図3(B)には、7月時点における糖分率の予測値を5段階で地図上に示したものである。例えば、営農集団F10の圃場H10の糖分率は2段階のレベル,圃場H12の根収量は5段階のレベルであるという具合である。これら図3(A)及び(B)のデータから糖量の予測値を相対的に求めることができ、更に前記表1に従って相対的な価格を求めることができる。図3(C)は、このようにして得られた圃場単位の糖量を相対的に示したものである。例えば、営農集団F10の圃場H10,H12の糖量はいずれも2段階のレベル,営農集団F20の圃場H20の糖量は3段階のレベルである。他の圃場についても図示のとおりである。図4(A)は根収量の多少を営農集団単位で相対的に示したものであり、同図(B)は糖量の多少を営農集団単位で相対的に示したものである。この図4のデータをその年の速報値として提供することで、効率的な収穫計画の立案などに役立てることができる。
次に、図5〜図8を参照しながら、本発明の実施例2について説明する。本実施例は、土壌データと気象官署等の気象データから、甜菜の収穫前に根収量を予測しようとするものである。この方法は、天候などの理由で衛星画像が得られない場合の補完手法であり、土壌タイプ別の平均的な根収量又は全体の根収量を収穫2ヶ月以上前の段階で得ることができる。
まず、対象となる地域(例えば市区町村)の過去のデータを集積した既存の甜菜収量データベースから、図5や図6に示す解析結果データを取得する。図5に示すデータは、褐色低地土,黒ボク土(下層土:河成堆積物),黒ボク土,多湿黒ボク土の4つの土壌タイプについて、1990年から2006年までの平均根収量の推移を示すデータである。図6は、過去の土壌タイプ別の根収量と気象要因との関係を示すデータであり、(A)は平均全天日射量と根収量との関係,(B)は日平均気温と根収量との関係,(C)は積算降水量と根収量との関係をそれぞれ示している。一方、対象地域がいずれの土壌に該当するかは、当該地域において実際に調査することで知ることができる。
土壌タイプが特定されれば、図5及び図6のデータを利用して根収量を予測することができる。具体的には、目的変数を根収量とし、説明変数を全天日射量,日平均気温,積算降水量とする重回帰分析を行なう。
1990年〜2004年の根収量から2005年及び2006年の土壌タイプ別根収量を予測する場合について、一例を示すと、次のようになる。
(1)褐色低地土,黒ボク土(下層土:河成堆積物),黒ボク土については、
a,目的変数を、y:根収量(1990〜2004年)とし、
b,説明変数を、r:全天日射量,t:日平均気温,p1:√(積算降水量−250)
(2)多湿黒ボク土については、
a,目的変数を、y:根収量(1990〜2004年)とし、
b,説明変数を、r:全天日射量、t:日平均気温、p2:√(積算降水量−230)とする。
そして、重回帰分析を行い根収量を予測する重回帰式を、以下のように土壌タイプ別に求める。なお、Rは決定係数ないし寄与率と呼ばれ、総平方和の中で、回帰式で説明される部分の割合をさす。つまり、原データと傾向線がどのくらい一致しているかを表す0≦R≦1の指数であり、「1」に近いほど信頼できると判断する。また、RMSEは平均二乗誤差である。
(1)褐色低地土
y=3.22×r+2.31×t−0.087×p1−20.9
=0.81
RMSE=3.24t/ha
(2)黒ボク土(下層土:河成堆積物)
y=3.19×r+2.11×t−0.061×p1−20.3
=0.73
RMSE=3.46t/ha
(3)黒ボク土
y=3.86×r+3.11×t−45.5
=0.70
RMSE=3.53t/ha
(4)多湿黒ボク土
y=4.11×r+2.31×t−0.028×p2−41.7
=0.79
RMSE=2.99t/ha
以上のような土壌タイプ別の重回帰式から、対象年次の土壌タイプ別の根収量を予測することができる。2005年及び2006年の土壌タイプ別の根収量を予測し、実測した根収量と対比したところ、図7のグラフのようになり、予測値としては十分に満足できる結果が得られている。
以上の手法を流れ図としてまとめると、図8(A)に示すようになる。まず、データベースから、過去の土壌タイプ別の平均根収量のデータと、過去の土壌タイプ別の気象要因と根収量との関係のデータを取得する(ステップS20)。次に、目的変数を根収量,説明変数を全天日射量などの気象要因とする重回帰分析を行い、重回帰式を得る(ステップS22)。そして、求めた重回帰式を利用して収量予測式を作成し、根収量を予測する(ステップS24)。
なお、上述した図8(A)の手法は土壌別に根収量を予測する手法であるが、その変形例として、土壌−250mメッシュ気象結合モデルを作成する予測方法がある。土壌パラメータと1997年〜2002年の250mメッシュ気象データから甜菜の根収量を予測する式の一例を示すと、
根収量=−1.28×(土壌パラメータ)+1.69×(4月中旬〜5月上旬の日射量)
+0.055×(4月下旬〜6月下旬の積算気温)−7.51
+0.055×(4月下旬〜6月下旬の積算気温)
+1.69×(4月中旬〜5月上旬の日射量)
−1.28×(土壌パラメータ)
−7.51
=0.61
となる。式中、土壌パラメータは、上述した褐色低地土などの土壌タイプ別に決定される係数である。この場合、図8(A)のステップS22の代わりに、同図(B)に示すステップS26を行なうことで、上述した予測式が得られる。この予測式による予測値と2003年〜2006年の実測値との関係を示すと、図9に示すようになり、予測値と実測値の一致点を表すグラフを中心とした分布となっている。
本実施例によれば、前記実施例のような圃場単位の詳細な情報を得ることはできないが、雨天や曇天などのために対象地域の衛星画像を撮影することができない場合の補完として、対象地域の土壌タイプ別根収量予測値を7月の段階で提供することができ、効率的な収穫計画の立案や加工工場における搬入計画の立案に役立てることができる。
次に、図10を参照しながら、本発明の実施例3について説明する。本実施例は、前記実施例1と実施例2を組み合わせたものである。上述した実施例1の衛星データを利用する手法は、5段階評価のような相対的な根収量の多少の予測を行なうものであり、根収量の予測値を得るためには、実際の根収量の調査データが必要となる。一方、実施例2の土壌データと気象データを利用する手法は、収穫前に根収量の予測値を得ることができるものの、土壌タイプ別又は全体の予測値であり、圃場や営農集団単位での予測値を求めることはできない。
そこで、本実施例では、
(1)まず、前記実施例2の方法を用いて、7月の段階で土壌タイプ別又は全体の根収量を予測する。
(2)次に、(1)で得た根収量の予測値を用いて、前記実施例1の方法を用いて得た相対的な根収量の多少を絶対値に変換する。
という手順で根収量の絶対値を得る。
具体的には、図10の流れ図に示すように、まず、データベースから、土壌タイプ別の平均根収量データ又は全体の根収量データと、気象要因の関係とを示すデータを取得する(ステップS50)。次に、前記根収量データ,気象要因データ,それらの関係を示すデータなどの各種データをGIS上に一元化ないし統合する(ステップS52)。
次に、目的変数を根収量または糖分率とし、説明変数を、気象要因とするか、もしくは、土壌パラメータと気象要因として、重回帰分析を行う(ステップS54)。そして、その重回帰分析により求めた重回帰式から収量推定式を作成し、土壌タイプ別又は全体の根収量を予測して予測値を得る(ステップS56)。
次に、前記ステップS52で一元化した衛星データから圃場区画GISデータ(地理情報システムデータ)を使って、圃場1筆単位の衛星データのデジタル値又はリモートセンシングデータのデジタル値を抽出し、圃場の可視域,近赤外域の光反射率,NDVI,又はGNDVIを取得する(ステップS58)。得た可視域,近赤外域の光反射率,NDVI,又はGNDVIは、各土壌タイプ別又は全体で集計する(ステップS60)。そして、前記ステップS56で得た各土壌タイプ別又は全体の予測根収量と、前記ステップS60で得た各土壌タイプ別又は全体の可視域,近赤外域の光反射率,NDVI,又はGNDVIの集計データとを利用して、圃場1筆単位で傾斜配分し、光反射率,NDVI,又はGNDVIを根収量予測値に変換する(ステップS62)。その後、変換した根収量予測値を、営農集団単位や圃場単位で表示する(ステップS64)。
一例を示すと、まず、過去の平均根収量データと気象データを取得する。表2には、過去の平均根収量データの一例が示されている。
Figure 2010166851
この例は、対象地域全体を対象として、1990年から2005年までの根収量データ,気象データから2006年を「58.6t/ha」と予測したものの、実際の報告根収量は「58.4t/ha」であり、両者の差が約0.3%であったことを示している。気象データとしては、過去の日射量,気温,降水量などが該当する。一方、例えば、7月の衛星データから各圃場の可視域,近赤外域の光反射率,NDVI,又はGNDVIを計算し、その中央値を、前記表2で求めた根収量の予測値「58.6t/ha」に置き換える。そして、可視域,近赤外域の光反射率,NDVI,GNDVIの大小に応じて根収量の予測値を衛星画像の画素単位であって、圃場1筆単位で傾斜配分する。
図11(A)には、以上のようにして求めた根収量の予測値と、実際に収穫された根収量との関係が示されており、予測値が極めて良好に実測値を表していることが分かる。図11(B)には、以上のようにして得た根収量の予測値と各営農集団のGIS(Geographic Information System)データを利用し、傾斜配分して予測した根収量の予測値を営農集団単位で平均して根収量の順位付けを行なったものである。このように、本実施例によれば、7月の時点で、営農集団単位や圃場単位で根収量の予測値を知ることができ、その年のおおよその収穫量の値を知ることができる。
次に、図12を参照しながら、本発明の実施例4について説明する。本実施例は、上述した実施例1〜3で示した収量予測手法を行なうための装置で、コンピュータシステムによって実現した例である。収量予測装置は、CPUを中心とした演算処理部100,キーボードやマウスなどの入力部102,ディスプレイやプリンタなどの出力部104,前記演算処理部100で実行されるプログラムを格納したプログラムメモリ110,演算処理に当たって必要なデータを格納したり、演算結果を格納するデータメモリ120を備えている。プログラムメモリ110及びデータメモリ120は、例えばハードディスクなどによって構成されている。
プログラムメモリ110には、上述した図2,図8,図10に示した処理を行なうための収量予測プログラム112が格納されている。また、データメモリ120には、上述した衛星データやNDVIなどのリモートセンシングデータ122,GISデータなどの地理空間データ124,気温などの気象データ126,過去の収量データ128などが必要に応じて格納される。なお、それらのデータがアナログの場合には、デジタルデータに変換される。
本実施例によれば、データメモリ120に格納されているデータを参照しながら、プログラムメモリ110に格納されている収量予測プログラム112が演算処理部100で実行される。
(1)実施例1の場合は、リモートセンシングデータ122である光反射率,NDVI,又はGNDVIのデータを利用して、図2に示した収量の予測,糖分率の予測,糖量の演算が行なわれる。
(2)実施例2の場合は、過去の収量データ128である土壌タイプ別又は全体の平均根収量データと、気象データ126である土壌タイプ別の気象要因のデータを利用して、図8に示した重回帰分析,根収量の予測の演算が行なわれる。
(3)実施例3の場合は、前記実施例2に加えて、リモートセンシングデータ122である光反射率,NDVI,又はGNDVIを利用して、図10に示した集計処理,集計データに基づく根収量の予測値変換の処理が行なわれる。
以上の実施例1〜3のいずれかにより求めた甜菜の根収量の予測値は、例えば、以下のように利用される。
(1)収穫時期の人員や資材等がどの程度必要かのおおよその目安を立てることができる。
(2)予測される根収量が低いときは、肥料の種類や量を調整することで、根収量の向上を図る。
(3)砂糖の生産とバイオエタノールの生産の配分割合を調整することができる。
(4)コントラクター(生産組織)による収穫用大型機械の使用順序を効率的に決定することができる。
(5)翌年以降の栽培時の施肥指針策定に利用でき、最適な根収量、糖分率、糖量を確保することができる。
(6)肥料コスト削減のために利用することができる。
例えば、北海道における甜菜糖の生産量は約64万トンであり、国内産砂糖の3/4を占める。しかしその価格は国外産と比較して2.8倍も高く、農林水産省策定の「新たな砂糖・甘味資源作物政策大綱」では、甜菜生産及び甜菜糖製造にかかるコストの削減が求められている。生産費の約22%を占める肥料費の削減は生産コスト低減と糖分向上に、糖分品質の事前把握による原料集荷計画を策定することは輸送費の低減に、それぞれ効果的であると考えられているが、そのために必要な収穫時のデータは生産者ごとに集計されており、技術的に必要とされる個々の圃場や地点では得られていない。特に、大規模畑作地帯では、これらのデータを網羅するためには、先端技術を活用した農業空間情報の収集と蓄積が必須である。
衛星,気象,GIS等の先端技術情報を、生産環境,営農,流通を貫く立体的な流れのある形で活用し、生産地域全体の糖分品質を高位平準化させるための効率的な甜菜栽培支援システムを構築することにより、生産費や原料費のコスト低減,効率的な原料出荷計画の策定が可能となり、運用中の小麦適期収穫支援システムと一元化して情報の共有と多目的利用を行うことで、運用コスト低減型の汎用性の高いシステムの構築の実現が期待される。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例は、甜菜に対して本発明を適用したものであるが、他の作物に対しても同様に適用可能である。また、国内のみならず外国で栽培されている作物についても、同様に適用可能である。
(2)前記実施例に示した数式や数値も一例であり、実状に即して変更してよい。
(3)前記実施例では、リモートセンシングデータとして衛星データを利用する場合を説明したが、航空機や産業用無人ヘリコプターなどにセンサを搭載してセンシング・観測・撮影して得た画像などの各種のセンシングデータを利用してよい。地理空間データも、GISデータが代表的なものであるが、それに限定されるものではない。なお、GISデータには、数値地図,行政界データ,営農集団境界データ,圃場区画データなどの様々な種類のデータが該当する。また、GISデータには、圃場地形,肥沃度,農薬散布量,土壌成分,収量履歴などのデータが付加されている。
(4)データの形態も、ラスタデータ,ベクタデータのいずれでもよく、アナログ,デジタルなど、いずれの態様であってもよい。
(5)前記実施例では、可視光や近赤外光の反射率を利用した場合を説明したが、他の帯域の光反射率を利用することを妨げるものではない。また、光反射率には放射輝度値も含まれる。
本発明によれば、気象データや土壌データから収穫の2ヶ月以上前に市町村単位,営農集団単位などで収穫量を予測でき、気象データや衛星データから収穫の2ヶ月以上前に圃場1筆単位,営農集団単位などで収穫量を予測できるので、農業生産の効率化,作物の生産や流通のコストないし肥料コストの低減を図ることができ、農業全般に適用できる。
F10〜F40:営農集団
H10〜H40:圃場
100:演算処理部
102:入力部
104:出力部
110:プログラムメモリ
112:収量予測プログラム
120:データメモリ
122:リモートセンシングデータ
124:地理空間データ
126:気象データ
128:過去の収量データ

Claims (5)

  1. 収穫前に作物の収量を予測する作物の収量予測方法であって、
    リモートセンシングデータから得た前記作物の光反射率,NDVI,又はGNDVIから糖量を予測するステップ,
    を含むことを特徴とする作物の収量予測方法。
  2. 収穫前に作物の収量を予測する作物の収量予測方法であって、
    リモートセンシングデータから得た前記作物の光反射率,NDVI,又はGNDVIから収量を予測するステップ,
    前記光反射率から作物の糖分率を予測するステップ,
    前記ステップによって得られた根収量と糖分率から糖量を計算するステップ,
    を含むことを特徴とする作物の収量予測方法。
  3. 収穫前に作物の収量を予測する作物の収量予測方法であって、
    対象地域の過去の土壌タイプ別の平均収量のデータと、土壌タイプ別の気象要因の関係を示すデータを取得するステップ,
    目的変数を作物の収量又は糖分率とし、説明変数を、気象要因とするか、もしくは、土壌パラメータと気象要因として、重回帰分析を行うステップ,
    重回帰分析の結果を利用して土壌タイプ別の収量を予測するステップ,
    を含むことを特徴とする作物の収量予測方法。
  4. 収穫前に作物の収量または糖分率を予測する作物の収量予測方法であって、
    対象地域の過去の土壌タイプ別の平均収量又は全体の収量データと、気象要因の関係を示すデータを取得するステップ,
    目的変数を作物の収量または糖分率とし、説明変数を、気象要因とするか、もしくは、土壌パラメータと気象要因として、重回帰分析を行うステップ,
    重回帰分析の結果を利用して土壌タイプ別又は全体の収量を予測するステップ,
    リモートセンシングデータから作物の光反射率,NDVI,又はGNDVIを取得し、土壌タイプ別又は全体で集計するステップ,
    前記ステップで予測した土壌タイプ別又は全体の収量を、土壌タイプ別又は全体で集計した光反射率,NDVI,又はGNDVIの集計データに応じて圃場1筆単位で傾斜配分することで、収量の予測値に変換するステップ,
    を含むことを特徴とする作物の収量予測方法。
  5. 収穫前に作物の収量を予測する作物の収量予測装置であって、
    リモートセンシングデータ,地理空間データ,気象データ,作物の過去の収量データが格納されているデータメモリ,
    請求項1〜3のいずれかに記載の収量予測方法を実行するための収量予測プログラムが格納されているプログラムメモリ,
    前記データメモリに格納されているデータを参照しながら、前記プログラムメモリに格納されている収量予測プログラムを実行することで、作物の収量を予測する演算処理部,
    を含むことを特徴とする作物の収量予測装置。
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