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JP2010157477A - Led点灯制御装置、その装置を用いた記録装置、及びled点灯制御方法 - Google Patents

Led点灯制御装置、その装置を用いた記録装置、及びled点灯制御方法 Download PDF

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JP2010157477A JP2009000387A JP2009000387A JP2010157477A JP 2010157477 A JP2010157477 A JP 2010157477A JP 2009000387 A JP2009000387 A JP 2009000387A JP 2009000387 A JP2009000387 A JP 2009000387A JP 2010157477 A JP2010157477 A JP 2010157477A
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啓二 原田
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Abstract

【課題】過電流や過電圧が発生しても誤動作が発生するこなく正確なLED点灯制御を行なうことである。
【解決手段】LEDの点灯を定電流制御する一方、LEDの点灯制御の誤動作を保護する保護回路を備えたLED点灯制御装置において、まず、LEDに流れた電流とLEDの端電圧を検出する。そして、その検出の結果に基づいて、保護回路により、入力されたイネーブル信号によりLEDに電流を供給する第1のトランジスタを駆動する定電流制御回路の動作をリセットするリセット信号を生成する。一方、第2のトランジスタによりLEDの点灯と消灯を制御するためのLED制御信号の状態遷移に従って、一定期間、パルス信号を出力し、ANDゲートによりパルス信号とリセット信号とのAND演算を行なう。そして、そのAND演算の結果得られるANDゲートからの出力信号に従って、定電流制御回路のリセット動作を制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明はLED点灯制御装置、その装置を用いた記録装置、及びLED点灯制御方法に関する。
バックブースト型DC/DCコンバータを用いたLED定電流駆動装置における従来の保護回路は、定電流駆動装置内における特定個所に流れる電流、或は特定個所における電圧を監視し、これらが異常な値を示したときに定電流動作を強制的に停止している。
例えば、特許文献1で開示されているように、マイコンを使って負荷の一端の電圧を監視し、それが既設定の閾値を超えた場合に定電流駆動動作を停止するのである。
また、特許文献2には印刷装置の操作部に設けられたLEDランプの点灯制御について開示されており、特に、印刷装置が省電力時におけるLED点灯制御について記載している。
特開2006−138574号公報(特願2006−138574号) 特開2006−263955号公報 特開2007―141321号公報
しかしながら上記従来例のような、LEDに並列接続したトランジスタを用いてLEDを点灯/消灯制御するLED定電流駆動装置では、トランジスタをオン/オフする毎に定電流駆動装置内に発生する過電流、過電圧を保護回路が誤検知してしまう恐れがある。
このような問題は、特許文献2あるいは特許文献3に開示された印刷装置のLED点灯制御において生じえる。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、過電流や過電圧が発生しても誤動作が発生するこなく正確なLED点灯制御がLED点灯制御装置、その装置を用いた記録装置、及びLED点灯制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のLED点灯制御装置は、以下のような構成からなる。
即ち、LEDの点灯を定電流制御するLED点灯制御装置であって、前記LEDへの電流の供給を制御する第1のトランジスタと、入力されたイネーブル信号により前記第1のトランジスタの駆動を制御する定電流制御回路と、入力されたLED制御信号により前記LEDの点灯を制御する第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタの制御によって前記LEDに流れた電流と前記LEDの端電圧を検出し、該検出の結果に基づいて、前記定電流制御回路の動作をリセットするリセット信号を出力する保護回路と、前記LEDの点灯と消灯を制御するために入力される前記LED制御信号の状態遷移に従って、一定期間、パルス信号を出力するマスク回路と、前記パルス信号と前記リセット信号とのAND演算を行なうANDゲートとを有し、前記ANDゲートからの出力信号に従って、前記定電流制御回路のリセット動作を制御することを特徴とする。
また他の発明によれば、上記構成のLED点灯制御装置を用いた記録装置を備える。
さらに他の発明によれば、LEDの点灯を定電流制御する一方、前記LEDの点灯制御の誤動作を保護する保護回路を備えたLED点灯制御装置のLED点灯制御方法であって、入力されたイネーブル信号により前記LEDへの電流の供給を制御する第1のトランジスタの制御によって前記LEDに流れる電流と前記LEDの端電圧を検出する検出工程と、前記検出工程における検出の結果に基づいて、前記保護回路により、前記LEDに電流を供給する前記第1のトランジスタを駆動する定電流制御回路の動作をリセットするリセット信号を生成するリセット信号の生成工程と、第2のトランジスタにより前記LEDの点灯と消灯を制御するために入力されるLED制御信号の状態遷移に従って、一定期間、パルス信号を出力するパルス信号の出力工程と、ANDゲートにより前記パルス信号と前記リセット信号とのAND演算を行ない、該AND演算の結果、得られる前記ANDゲートからの出力信号に従って、前記定電流制御回路のリセット動作を制御することを特徴とするLED点灯制御方法を備える。
従って本発明によれば、LED点灯/消灯制御において過電流や過電圧が発生しても保護回路により誤動作が発生することなく、正確なLED点灯制御が可能となるという効果がある。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。なお、既に説明した部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。さらに人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
<多機能記録装置の説明(図1A〜図1B)>
図1Aは本発明の代表的な実施例であり、主に記録部とスキャナ部で構成されている多機能記録装置101(以下、MFP)の記録部の概略構成を示す斜視図である。
この記録部にはインクジェットシリアルプリンタが、スキャナ部にはCCD方式のフラットヘッドスキャナが内蔵されている。
また、構造的には記録部の上部にスキャナ部が設置された構成となっている。スキャナ部には画像原稿を押えるための上蓋106が設けられている。上蓋106はヒンジ(不図示)により回動可能である。一方、記録部には記録後の記録媒体を装置外に排出する排紙部107、記録に用いる記録紙などの記録媒体を積載した給紙部108が備えられる。
図1Aに示すように、記録部は主に、ヘッドキャリッジ401、記録ヘッド402、インクタンク403〜406、シャフト407、搬送ローラ409、プラテン410、ヘッドキャリッジモータ(不図示)、搬送モータ(不図示)によって構成されている。
ヘッドキャリッジ401は、記録ヘッド402と、黒インクを収容したインクタンク403、シアンインクを収容したインクタンク404、マゼンタインクを収容したインクタンク405、イエロインクを収容したインクタンク406を搭載する。そして、ヘッドキャリッジ401を支えるシャフト407に沿って矢印B方向に移動しながら、インク液滴を記録紙408に吐出して記録を行なう。
記録動作時には、給紙部108内の一番上の記録紙408を搬送ローラ409と駆動モータを使って矢印Cが示すようにU字状に引き込む。記録紙408の先端が記録ヘッド402の下に到達すると同時にヘッドキャリッジ401は矢印B方向に往復移動し、記録紙408に記録ヘッド402からインク液滴を吐出して1走査分の記録を行う。その後、搬送ローラ409により1走査分に相当する長さ記録紙408を搬送し、再びヘッドキャリッジ401が走査し、記録を行う。この動作を繰り返し、記録が終了した後、記録紙408を排紙部107上に排紙し印刷動作完了となる。
図1BはMFP101の上面図である。
この図は、MFP101の開閉蓋を開いた状態を示している。
図1Bに示すように、上蓋106を持ち上げるとスキャナ部の構造を見ることができる。スキャナ部は主にスキャナキャリッジ201、シャフト202、原稿203を載置するガラス204、スキャナキャリッジ201を移動させるためのスキャナキャリッジモータ205によって構成されている。また、スキャナキヤリッジ201は光源、ミラー、レンズ、CCDなどで構成されるスキャナユニットを搭載し、スキャナキャリッジ201はシャフト202上を矢印A方向に移動し、原稿203の画像を光学的に読取る。
原稿203の画像を読取る場合は、MFP101の上蓋106を持ち上げ、読取対象の原稿203をガラス204の上に載置し、上蓋106を降ろし、操作部104を操作してMFPに読取指示を与える。
<多機能記録装置の制御構成(図2)>
図2は図1に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。
図2に示すように、コントローラ600は、MPU601、ROM602、特殊用途集積回路(ASIC)603、RAM604、システムバス605、A/D変換器606などで構成される。ここで、ROM602は後述する制御シーケンスに対応したプログラム、所要のテーブル、その他の固定データを格納する。ASIC603は、キャリッジモータM1の制御、搬送モータM2の制御、及び、記録ヘッド402の制御のための制御信号を生成する。RAM604は、画像データの展開領域やプログラム実行のための作業用領域等として用いられる。システムバス605は、MPU601、ASIC603、RAM604を相互に接続してデータの授受を行う。A/D変換器606は以下に説明するセンサ群からのアナログ信号を入力してA/D変換し、デジタル信号をMPU601に供給する。
また、図2において、610は画像データの供給源となるコンピュータ(或いは、画像読取り用のリーダやデジタルカメラなど)でありホスト装置と総称される。ホスト装置610とMFP101との間ではインタフェース(I/F)611を介して画像データ、コマンド、ステータス信号等を送受信する。この画像データは、例えば、ラスタ形式で入力される。
さらに、620はスイッチ群であり、電源スイッチ621、プリントスイッチ622、回復スイッチ623などから構成される。これらのスイッチ夫々には、その状態をユーザに知らせるためのLEDランプ621L、622L、623Lが設けられており、そのLEDランプの点灯/消灯を制御するためのLEDコントローラ607がコントローラ600には設けられている。
630は装置状態を検出するためのセンサ群であり、位置センサ631、温度センサ632等から構成される。
さらに、640はキャリッジ2を矢印A方向に往復走査させるためのキャリッジモータM1を駆動させるキャリッジモータドライバ、642は記録媒体Pを搬送するための搬送モータM2を駆動させる搬送モータドライバである。
ASIC603は、記録ヘッド402による記録走査の際に、RAM604の記憶領域に直接アクセスしながら記録ヘッドに対して記録素子(吐出用のヒータ)を駆動するためのデータを転送する。
次に、以上の構成の記録装置に用いられるLEDコントローラについて説明する。
図3はLEDコントローラ607の構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、LED114に電流を供給して駆動するトランジスタ110は定電流制御回路105の出力に応じて電源VMをスイッチングし、断続的に次段回路へ電力を供給する。従って、トランジスタ(第1のトランジスタ)110は電流制御用のトランジスタとしての役割を果たす。ショットキーバリアダイオード(SBD)116はトランジスタ110がオフしているときに次段回路に電力を回生供給する。チョークコイル(L)112はトランジスタ110を介して電源から供給される電力を一時的に蓄え、コンデンサ(C)113はトランジスタ110によるスイッチング動作により生じる脈動電流を平滑する。トランジスタ111はイネーブル信号LED_CONTの出力に応じてLED114を点灯/消灯制御し、LED114を点灯するときはオフとなり、消灯するときにオンとなる。従って、トランジスタ(第2のトランジスタ)111はLED点灯制御用のトランジスタとしての役割を果たす。
定電流制御回路105はイネーブル信号ENBの出力に応じて電流検出抵抗(Rs)115の端電圧fが一定になるようトランジスタ110を制御する。電流計104はトランジスタ110に流れる電流を測定し、その結果を保護回路102に伝える。
保護回路102は電流計104の電流測定結果と電流検出抵抗(Rs)115の端電圧fとを監視する。そして、マスク回路101の出力cが非アクティブ状態であり、且つ保護回路102の内部に設定された基準電圧(Vref)を超えた場合はリセット信号cを出力して、定電流制御回路105の動作を強制的に停止するよう動作(リセット動作)する。マスク回路101は入力されたLED制御信号LED_CONTを監視し、LED制御信号LED_CONTの信号レベルがHからL、あるいはLからHに状態遷移したことを検知すると、出力信号cを一定期間アクティブにして出力する。なお、LED制御信号LED_CONTにおいて、Hは点灯を指示し、Lは消灯を指示する。
図4は図3に示すLEDコントローラの各部の信号波形を示すタイムチャートである。
図4に示すように、t=T1において入力されたイネーブル信号ENBの信号レベルがHになると、定電流制御回路105が動作を開始し、電流検出抵抗(Rs)の端電圧fが一定電圧になるまでトランジスタ110をオンし続ける。つまり、トランジスタ(第1のトランジスタ)110はイネーブル信号ENBにより制御される。図4では、トランジスタ110の出力電圧波形をe、チョークコイル(L)112に流れる電流をx、LED114に流れる電流をy、トランジスタ111に流れる電流をzとして示している。
時刻t=T1では、LED制御信号LED_CONTの信号レベルがLであるため、トランジスタ110がオンすることでチョークコイル(L)112→トランジスタ111→電流検出抵抗(Rs)の経路で電流が流れる。このため、チョークコイル(L)112に流れる電流xと、トランジスタ111に流れる電流zと、電流検出抵抗(Rs)115の端電圧fとはt=T1〜T2の区間で徐々に上昇していく。
次に、t=T2において、電流検出抵抗(Rs)115の端電圧fが定電流制御回路105内にある基準電圧(Vref)に達すると定電流制御回路105はトランジスタ110を一定期間オフにする。この間、チョークコイル(L)112に蓄えられたエネルギーはショットキーバリアダイオード(SBD)116を介してトランジスタ111と電流検出抵抗(Rs)115に回生される。その一定期間が過ぎ、電流検出抵抗(Rs)115の端電圧fが基準電圧(Vref)を下回ると定電流制御回路105はトランジスタ110を再びオンする。
このように、定電流制御回路105は電流検出抵抗(Rs)115の端電圧fを監視しながら一定周期でトランジスタ110のオン、オフを繰り返し、電流検出抵抗(Rs)に流れる電流を“Vref/Rs”に制御する。このことは、トランジスタ110の出力電圧波形eが図4にt=T2以降、オンオフを繰り返していることとして示されている。
このとき、チョークコイル(L)112には図4のxに示すようにリップル電流が生じるが、このリップル成分はコンデンサ(C)113に流れるため、次段にあるLED114やトランジスタ111に流れる電流yやzには伝播しない。
次に、LED114を点灯するときの動作を図4を参照して説明する。
LEDを点灯するには、t=T3において、LED制御信号LED_CONTの信号レベルをHにする。これにより、t=T4において、トランジスタ111に流れていた電流zがゼロに落ち、LED114に電流yが流れはじめる。つまり、トランジスタ(第2のトランジスタ)111はLED制御信号LED_CONTにより制御される。このとき、コンデンサ(C)113の端子間電圧が(Vce2+Vref)から(Vf+Vref)まで上昇する。このため、t=T4における電流xが示すように、コンデンサ(C)113にはスパイク状の充電電流がトランジスタ110→チョークコイル(L)112の経路を介して流れる。これにより、保護回路102は、図4に示されているように、このスパイク状の充電電流を過電流として検出することになる。
また、トランジスタ111がオフした直後、LEDに114流れる電流yはゼロであるが、コンデンサ(C)113の端子間電圧の上昇に伴い、電流検出抵抗(Rs)115に流れる電流は“Vref/Rs”になるまで徐々に増加する。このため、t=T4で電流検出抵抗(Rs)115の端電圧fは一旦ゼロに落ち、その後、t=T5において基準電圧Vrefに等しくなるまで徐々に増加する。つまり、保護回路102は、図4に示されているように、基準電圧Vrefとの比較で、t=T4〜T5の区間に低電圧(基準電圧Vrefよりも低い)を検出することになる。
一方、マスク回路101はLED制御信号LED_CONTの信号レベルがLからHに状態遷移したことを検出し、t=T3〜T6の期間に、図4に示されているように信号cの出力レベルがHとなるパルス信号を出力する。これにより、この期間、リセット信号dの状態に係わらず、AND演算の結果、ANDゲート103のゲートは閉じられる。言い換えると、リセット信号が定電流制御回路105に入力されず、無効になる。上述のように、コンデンサ(C)113の充電電流によるトランジスタ110電流の急激な上昇や、電流検出抵抗(Rs)115の端子間電圧fの一時的な下落によって保護回路102がアクティブ状態になることがある。しかしながら、そのようになったとしても、保護回路102がアクティブとなった場合に出力されるリセット信号が、定電流制御回路105に達することはない。即ち、保護回路からの出力信号が、マスク回路101とAND回路によって遮断され、その結果定電流制御回路によるLEDの電流制御はそのまま継続されることになる。
同様に、LED114を消灯するときの動作をさらに図4を参照して説明する。
まず、t=T7において、LED114を消灯するにはLED制御信号LED_CONTの信号レベルをLにする。これにより、トランジスタ111はオンになり、t=T8では電流zが流れ始め、LED114は端子間電圧がVceまで下落するためLED114の電流yはゼロに落ちる。このとき、コンデンサ(C)113の端子間電圧が(Vf+Vref)から(Vce2+Vref)に下がる間、電流検出抵抗(Rs)115の端電圧fは一旦、t=T8においてVfだけ上がる。その後、t=T9において基準電圧Vrefに等しくなるまで徐々に減少する。つまり、保護回路102は、基準電圧Vrefとの比較で、図4に示されているように、t=T8〜T9の区間に過電圧(基準電圧Vrefよりも高い)を検出することになる。
一方、マスク回路101はLED制御信号LED_CONTの信号レベルがHからLに状態遷移したことを検出し、図4に示されているように、t=T7〜T10の期間に信号cのレベルがHとなるパルス信号を出力する。これにより、この期間、リセット信号dの状態に係わらず、AND演算の結果、ANDゲート103のゲートは閉じられる。言い換えると、リセット信号は無効になる。上述のように、電流検出抵抗(Rs)115の端子間電圧fの一時的な上昇によって保護回路102がアクティブ状態になることがある。しかしながら、そのようになったとしても、保護回路102の出力は定電流制御回路105に達することはなく、マスクされる。
従って以上説明した実施例に従えば、LEDの点灯/消灯時にコンデンサの充電電流によるトランジスタ電流の急激な上昇や電流検出抵抗の端子間電圧の一時的な変動によって保護回路がアクティブ状態になっても、その状態が定電流制御回路に及ぶことはない。このように、保護回路の誤動作が発生しても定電流制御回路は正常に動作し、正常なLED点灯制御を行なうことができる。
なお、以上の実施例では、記録装置の各スイッチあるいは読取部が備える光源に設けられたLEDランプの点灯制御について説明したが本発明はこれによって限定されるものではない。記録装置にはスイッチ以外にもLEDが設けられる場所がある。例えば、インクタンクにもその正確な装着有無を検出するためにLEDが設けられることもあるし、操作パネルのLCDにもそのバックライトとしてLEDが用いられることがある。このようなLEDに対しても上述のLED点灯制御は適用可能である。
また、以上の実施例において、記録装置に適用される記録ヘッドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さらにインクタンクに収容される液体はインクであるとして説明したが、その収容物はインクに限定されるものではない。
さらに、以上の実施例は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体等)を備えている。そのため、その熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
さらに加えて、本発明のインクジェット記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力装置として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
本発明の代表的な実施例であるり多機能記録装置(MFP)101の記録部の概略構成を示す斜視図である。 MFP101の上面図である。 記録装置の制御回路の構成を示すブロック図である。 LEDコントローラの構成を示すブロック図である。 図3に示すLEDコントローラの各部の信号波形を示すタイムチャートである。
402 記録ヘッド
101 マスク回路
102 保護回路
103 ANDゲート
104 電流計
105 定電流制御回路
110 (電流制御用)トランジスタ
111 (LED点灯制御用)トランジスタ
112 チョークコイル(L)
113 コンデンサ(C)
114 LED
115 電流検出抵抗(Rs)
116 ショットキーバリアダイオード(SBD)

Claims (8)

  1. LEDの点灯を定電流制御するLED点灯制御装置であって、
    前記LEDへの電流の供給を制御する第1のトランジスタと、
    入力されたイネーブル信号により前記第1のトランジスタの駆動を制御する定電流制御回路と、
    入力されたLED制御信号により前記LEDの点灯を制御する第2のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタの制御によって前記LEDに流れた電流と前記LEDの端電圧を検出し、該検出の結果に基づいて、前記定電流制御回路の動作をリセットするリセット信号を出力する保護回路と、
    前記LEDの点灯と消灯を制御するために入力される前記LED制御信号の状態遷移に従って、一定期間、パルス信号を出力するマスク回路と、
    前記パルス信号と前記リセット信号とのAND演算を行なうANDゲートとを有し、
    前記ANDゲートからの出力信号に従って、前記定電流制御回路のリセット動作を制御することを特徴とするLED点灯制御装置。
  2. 前記マスク回路は、前記LED制御信号がLEDの点灯を指示する状態からLEDの消灯を指示する状態に遷移した場合と、前記LED制御信号がLEDの消灯を指示する状態からLEDの点灯を指示する状態に遷移した場合とに、前記パルス信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のLED点灯制御装置。
  3. 前記パルス信号により、前記保護回路から出力される前記リセット信号を無効にすることを特徴とする請求項2に記載のLED点灯制御装置。
  4. 前記保護回路は、設定された基準電圧と前記LEDの端電圧との比較により、低電圧或は過電圧の検出を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のLED点灯制御装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のLED点灯制御装置を用いた記録装置。
  6. 前記LEDは前記記録装置のスイッチの状態をユーザに知らせるためのランプとして用いられることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記LEDは前記記録装置が備える読取部における光源として用いられることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  8. LEDの点灯を定電流制御する一方、前記LEDの点灯制御の誤動作を保護する保護回路を備えたLED点灯制御装置のLED点灯制御方法であって、
    入力されたイネーブル信号により前記LEDへの電流の供給を制御する第1のトランジスタの制御によって前記LEDに流れる電流と前記LEDの端電圧を検出する検出工程と、
    前記検出工程における検出の結果に基づいて、前記保護回路により、前記LEDに電流を供給する前記第1のトランジスタを駆動する定電流制御回路の動作をリセットするリセット信号を生成するリセット信号の生成工程と、
    第2のトランジスタにより前記LEDの点灯と消灯を制御するために入力されるLED制御信号の状態遷移に従って、一定期間、パルス信号を出力するパルス信号の出力工程と、
    ANDゲートにより前記パルス信号と前記リセット信号とのAND演算を行ない、該AND演算の結果、得られる前記ANDゲートからの出力信号に従って、前記定電流制御回路のリセット動作を制御することを特徴とするLED点灯制御方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013065528A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Toshiba Lighting & Technology Corp Led点灯装置およびled照明装置
JP2013222416A (ja) * 2012-04-19 2013-10-28 Nec Infrontia Corp リセット装置およびリセット動作制御方法
JP2014230296A (ja) * 2013-05-17 2014-12-08 ローム株式会社 発光装置の制御回路、それを用いた発光装置および電子機器
JP2018510481A (ja) * 2015-03-30 2018-04-12 フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ 絶縁ドライバ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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